JP3599138B2 - ジャーナルバックアップ方法及びシステム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はジャーナルバックアップ方法及びシステムに係り、特に、通信媒体を介して接続される計算機システム間における、ジャーナルのバックアップを取得するためのジャーナルバックアップ方法及びシステムに関する。
【0002】
詳しくは、計算機システムにおいて、更新トランザクション処理を行う際に発生した時のリカバリを目的として取得するジャーナルのバックアップを取得するためのジャーナルバックアップ方法及びシステムに関する。
【0003】
【従来の技術】
従来、データベース等に対する更新トランザクション処理を行う際に、障害が発生した時のリカバリを目的として、更新時に生成されるジャーナルデータを保持する外部記憶装置からジャーナルデータを取得するが、このとき、外部記憶装置がフル(FULL)になってしまうことや、外部記憶装置自身の障害の発生によりジャーナルが消失することがある。このような障害を防止するために、外部記憶装置内のジャーナルを読み出してジャーナルデータのバックアップを取得する方法が行われている。
【0004】
図11は、従来の外部記憶装置内のジャーナルのバックアップを行う例を示す。同図に示す計算機システムは、バックアップ装置10、外部記憶装置20、60、MT(磁気テープ)30、可搬媒体であるFD40及びリモート計算機50より構成される。外部記憶装置20、60は、磁気ディスク装置で実現され、外部記憶装置20は、更新トランザクション処理において発生したジャーナルデータが蓄積される。外部記憶装置60は、通信媒体を介して転送されたジャーナルデータを蓄積する。
【0005】
同図に示すバックアップ装置10は、外部記憶装置20内のジャーナルを読み出して、MT30やFD40に格納したり、通信媒体を介して接続されたリモート計算機50に取得したジャーナルデータを転送し、当該リモート計算機50は、転送されたジャーナルデータを外部記憶装置60に格納してジャーナルのバックアップを行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のデータベース等に対する更新トランザクション処理を行う際に障害が発生した場合のリカバリを目的として、バックアップ装置10が外部記憶装置20に格納されているジャーナルを読み出して、通信媒体を介して接続されたリモート計算機システム50にジャーナルを転送し、バックアップを取得する方法は、外部記憶装置20からジャーナルを読み出す際にI/Oアクセスに多大の時間を要するという問題がある。
【0007】
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、データベース等に対する更新トランザクションを行う際に、障害発生時のリカバリを目的として取得するジャーナルをリモートの計算機システムに効率的にバックアップ可能なジャーナルバックアップ方法及びシステムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
図1は、本発明の原理を説明するための図である。
本発明は、計算機システムにおける、データベースや記憶媒体の情報に対する更新トランザクション処理を行う際に、障害発生時のリカバリを目的として取得するジャーナルデータを通信媒体を介して接続されたリモート計算機システムにバックアップとして取得するジャーナルバックアップ方法において、
更新トランザクション処理時に計算機システム内のバッファジャーナルデータを取得して書き込み(ステップ1)、
バッファのジャーナルデータを転送元の外部記憶装置に書き込み、該転送元の外部記憶装置に書き込み済みとなった通番を記憶しておき(ステップ2)、
バッファまたは転送元の外部記憶装置からリモート計算機システムのバックアップ側に、該リモート計算機システムに転送済みでないジャーナルデータを転送し、転送済みの通番を記憶しておき(ステップ3)、
書き込み済みとなった通番と、バックアップ側へ転送済みの通番を比較して、該転送済みの通番より後で、該書き込み済みの通番よりも前の通番に対応するジャーナルデータを取得し(ステップ4)、
取得したジャーナルデータをリモート計算機システムのバックアップ側へ転送し、転送済みの通番を記憶し(ステップ5)、
転送されたジャーナルデータをリモート計算機システムのバックアップ側の記憶手段に格納する(ステップ6)。
【0010】
上記のステップ4において、ジャーナルデータを取得する際に、通番に転送済みの通番より後で、書込み済の通番よりも以前の通番に対応するジャーナルデータがバッファに存在しない場合にのみ、転送元の外部記憶装置より取得する。
また、バッファ内のジャーナルデータに転送済か未転送かを区別するためのフラグを付与し、当該フラグに基づいてバックアップ側に未転送であるジャーナルデータは消去しない。
【0011】
図2は、本発明の原理構成図である。
本発明は、計算機システム10における、データベース20や記憶媒体の情報に対する更新トランザクション処理を行う更新手段13と、障害発生時のリカバリを目的として取得するジャーナルデータを、通信媒体を介して接続されたリモート計算機システム40に転送する転送手段15と、該リモート計算機システム40において、転送された該ジャーナルデータを格納するジャーナル格納手段50とを有するジャーナルバックアップシステムであって、
更新手段13において取得されるジャーナルデータを書き込むバッファ12と、
計算機システム10に接続され、更新手段13において取得されるジャーナルデータを書き込む転送元外部記憶手段30と、
バッファ12中のジャーナルデータを取得して転送手段1516に渡すジャーナル取得手段と、を有し、
ジャーナル取得手段は
転送元外部記憶手段にジャーナルデータを書き込んだ通番を保持する第1の通番保持手段16と、
ジャーナル格納手段50に転送済みのジャーナルデータの通番を保持する第2の通番保持手段17と、
第1の通番保持手段16と、第2の通番保持手段17の通番を比較して、第2の通番保持手段17の通番より後で第1の通番保持手段16の通番より前の通番に対応する通番を選択する通番選択手段18と、
通番選択手段18により取得した通番に対応するジャーナルデータがバッファ12に存在する場合には、ジャーナルデータをバッファ12から取得し、バッファ12内に存在しない場合のみ転送元外部記憶手段30よりジャーナルデータを取得するジャーナル選択手段19を含む。
【0013】
また、本発明は、バッファ12内のジャーナルデータに転送済みか未転送かを区別するためのフラグを付与する手段と、
未転送である場合には、バッファ12に格納されているジャーナルデータを転送手段15による転送処理以前に消去しないジャーナル消去制限手段を更に有する。
このように、本発明は、計算機システム10の転送元外部記憶手段30にジャーナルデータを格納し、格納した当該ジャーナルデータの通番を記憶すると共に、システム内のバッファ12にもジャーナルデータを格納しておき、リモート計算機システム40のジャーナル格納手段50にジャーナルデータを転送した場合には、転送済のジャーナルデータに対応する通番を記憶しておく。ここで、転送手段14がリモート計算機システム40にジャーナルデータを転送する際に、記憶されている通番をチェックして、リモート計算機システム40に転送済みの通番以降で、かつ転送元外部記憶手段30への書込みが完了している通番までのジャーナルデータを判定する。判定の結果、当該ジャーナルデータがバッファ12にある場合には、バッファ12より当該ジャーナルデータを読み出して転送し、もし、当該ジャーナルデータがバッファ12に存在していなければ、転送元外部記憶手段30より読み出して転送する。
【0014】
このとき、転送元外部記憶手段30からジャーナルデータをなるべく読み出さない方がI/Oアクセス時間が短縮されるので、バッファ12に格納されているジャーナルデータはリモート計算機システム40に転送されるまで消去されない方が望ましい。従って、リモート計算機システム40に転送されたか否かを認識するためのフラグで管理することにより、リモート計算機システム40に転送されるまではバッファ12にジャーナルデータを保持することにより、転送元外部記憶手段30からのジャーナルデータの読み出しを行う必要が無くなる。また、転送が済んだことが認識された場合には、転送済のバッファのジャーナルデータは消去できるため、メモリに占めるデータの量は少なくて済む。
【0015】
計算機システムに接続される外部記憶装置に対するI/Oアクセスには多大の処理時間を要するので、計算機システム内のバッファにジャーナルデータを格納しておくことにより、アクセス時間が短縮される。
【0016】
【発明の実施の形態】
図3は、本発明のジャーナルバックアップシステムの構成を示す。同図に示すシステムは、更新トランザクション処理等を行う計算機システム10、当該計算機システム10に接続され、更新トランザクションにより更新されるデータベース20、磁気ディスク等の外部記憶媒体30、計算機システム10と通信媒体60で接続され、ジャーナルのバックアップを行うリモート計算機システム40、当該リモート計算機システム40に接続され、ジャーナルのバックアップを格納する外部記憶媒体50より構成される。
【0017】
計算機システム10は、更新トランザクション11、バッファ12、データ更新部13、ジャーナルファイル取得部14、ジャーナル送信部15、書込み済カウンタ16及び転送済カウンタ17より構成される。計算機システム10上では、更新トランザクション11が走行し、この更新トランザクション11のデータ更新の延長でデータ更新部13が実行される。
【0018】
データ更新部13は、データベース20の内容を更新すると共に、バッファ12にジャーナルデータ121を転送する。このとき、データ更新部13は、バッファ12をサイクリックに使用してジャーナルデータ121を取得する。なお、ジャーナルデータ121にはそれぞれ一意に通番が付与されている。
【0019】
また、計算機システム10のジャーナルファイル取得部14は、外部記憶装置30にジャーナルデータを書込み、ジャーナルデータ121の書込みが通番で何番まで完了したかを管理する書込み済カウンタ16に書き込んだジャーナルデータの通番を登録する。
【0020】
ジャーナル送信部15は、計算機システム10側で取得したジャーナルデータをリモート計算機システム40側に転送する。詳細は、図4に示すフローチャートと共に後述する。
書込み済カウンタ16は、外部記憶媒体30への書込みが通番で何番まで完了したかを通番で管理するカウンタである。
【0021】
転送済カウンタ17は、ジャーナル送信部15によって通信媒体60を介して接続されるリモート計算機システム40へのジャーナルデータの転送が何番の通番まで完了したかを管理するカウンタである。
外部記憶媒体30は、ジャーナルファイル取得部14によってジャーナルデータが格納されるジャーナルファイル31を有する。
【0022】
リモート計算機システム40は、計算機システム10のジャーナル送信部15から通信媒体60を介して転送されるジャーナルデータを受信し、外部記憶装置50に格納するジャーナル受信部41を実装する。
外部記憶装置50は、ジャーナル受信部41によってジャーナルデータが格納されるジャーナルファイル51を有する。
【0023】
図4は、本発明のジャーナル送信部の動作を示すフローチャートである。
ステップ101) 計算機システム10のジャーナル送信部15は、まず、外部記憶装置30へのジャーナル書込み通番が何番まで完了したかを管理する書込み済カウンタ16の通番とリモート計算機システム40に通番で何番までのジャーナルを転送したかを管理する転送済カウンタ17の通番とを見て、リモート計算機システム40へ転送していない通番、即ち、リモート計算機システム40側に転送済の通番以降で、かつ計算機システム10の外部記憶装置30への書込みが完了している通番までのシーケンシャルデータを判定する。書込み済カウンタ16の値が転送済カウンタ17より大きい場合(リモート計算機システム40側に未転送のジャーナルデータが存在する場合)には、ステップ102に移行し、そうでない場合は、ジャーナル転送が終了しているものとして、処理を終了する。
【0024】
ステップ102) リモート計算機システム40へ転送していない通番、即ち転送済の通番以降で、計算機システム10の外部記憶装置30への書込みが完了している通番までのジャーナルデータがあれば、このジャーナルデータがバッファ12に存在するかを判定する。存在する場合には、ステップ103に移行し、存在しない場合には、ステップ104に移行する。
【0025】
ステップ103) ジャーナルデータがバッファ12に存在する場合には、バッファ12のジャーナルデータをリモート計算機システム40に転送し、ステップ106に移行する。
ステップ104) ジャーナルデータがバッファ12に存在しない場合には、外部記憶装置30に書き込まれたジャーナルファイル31から、リモート計算機システム40側に未転送のジャーナルデータを読み込む。
【0026】
ステップ105) ジャーナル送信部15は、外部記憶装置30から読み込まれたジャーナルデータをリモート計算機システム40に転送する。
ステップ106) ジャーナル送信部15内の通信制御部(図示せず)において、リモート計算機システム40へのジャーナルデータの転送処理が正しく行われたかを判定し、正しく行われていない場合には、再度処理を行うべく、ステップ101の処理に移行する。
【0027】
ステップ107) ステップ106において転送処理が正しく行われた場合には、転送カウンタ17に転送されたジャーナルデータの通番を登録する。
このように、バッファ12にリモート計算機システム40に転送するジャーナルデータが存在する場合に、バッファ12にジャーナルデータをリモート計算機システム40に転送することにより、外部記憶装置30のジャーナルファイル31からのジャーナルデータの読み込みを少なくし、ジャーナルバックアップ取得処理のI/Oアクセス回数を削減して処理効率を向上させることが可能になる。
【0028】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面と共に説明する。
[例1]
図5、図6は、本発明の一実施例のジャーナルバックアップの第1の動作の例を説明するための図である。図5は、計算機システム10からジャーナル通番“7”のジャーナルをリモート計算機システム40に転送する前の状態を示し、図6は、当該ジャーナル通番“7”のジャーナルがリモート計算機システム40に転送された後の状態を示す。
【0029】
今、図5に示すように、計算機システム10のバッファ12には、ジャーナルデータ「7」、「8」、「9」、「10」がデータ更新部13により更新されたデータとして格納されている。そして、ジャーナルファイル取得部14により、バッファ12に格納されている通番「7」のジャーナルデータの外部記憶装置30のジャーナルファイル31の「7」への書込みが完了し、当該通番「7」が書込みカウンタに設定されている。また、このとき、リモート計算機システム40側に転送済となり、リモート計算機システム40に接続される外部記憶装置50のジャーナルファイル51に格納されているジャーナルデータは、通番「1」、「2」、「3」、「4」、「5」、「6」の各データである。
【0030】
上記のような状況において、ジャーナル送信部15が、未転送のジャーナルデータをリモート計算機システム40に転送する場合について説明する。
▲1▼ ジャーナル送信部15は、書込み済カウンタ16を参照して、現在最後に外部記憶装置30のジャーナルファイル31に格納されたジャーナルデータが通番「7」のデータであることを認識する。
【0031】
▲2▼ 次に、ジャーナル送信部15は、転送済カウンタ17を参照して、現在最後にリモート計算機システム40の外部記憶装置50のジャーナルファイル51に格納されたジャーナルデータが通番「6」のデータであることを認識する。
▲3▼ ここで、書込み済カウンタ16の通番「7」と転送済カウンタ17の通番「6」を比較すると、書込み済カウンタ16の通番の方が大きいため、ジャーナル送信部15は、リモート計算機システム40側にまだ転送していないジャーナルデータがあると判定する。
【0032】
▲4▼ これにより、ジャーナル送信部15は、バッファ12より通番「7」のジャーナルデータを読み出してリモート計算機システム40側に転送する。
▲5▼ リモート計算機システム40のジャーナル受信部41は、受信した通番「7」のジャーナルデータを外部記憶装置50のジャーナルファイル51に書き込む。
【0033】
▲6▼ ジャーナルデータの転送が終了すると、計算機システム10の転送済カウンタ17には、通番「7」が登録される。
その結果、図6に示すように転送済カウンタ17及びリモート計算機システム40の外部記憶装置50の内容が更新される。
【0034】
[例2]
図7、図8は、本発明の一実施例のジャーナルバックアップの第2の動作の例を説明するための図である。図7は、計算機システム10からジャーナル通番“7”のジャーナルをリモート計算機システム40に転送前の状態を示し、図8は、当該ジャーナル通番“7”のジャーナルをリモート計算機システム40に転送を完了した状態を示す。この例は、リモート計算機システム40に未転送のジャーナルがあり、かつバッファ12内にリモート計算機システム40側に転送すべきジャーナルが存在していない場合を示す。
【0035】
▲1▼ ジャーナル送信部15は、書込み済カウンタ16を参照して、現在、外部記憶装置30のジャーナルファイル31に格納されたジャーナルデータが通番「7」までのデータであることを認識する。
▲2▼ 次に、ジャーナル送信部15は、転送済カウンタ17を参照して、現在最後にリモート計算機システム40の外部記憶装置50のジャーナルファイル51に格納されたジャーナルデータが通番「6」までのデータであることを認識する。
【0036】
▲3▼ ここで、書込み済カウンタ16の値と転送済カウンタ17の通番を比較すると、書込み済カウンタ16の通番の方が大きいため、ジャーナル送信部15は、リモート計算機システム40側にまだ転送していないジャーナルデータがあると判定する。
【0037】
▲4▼ これにより、ジャーナル送信部15は、バッファ12において、未転送の通番「7」のジャーナルデータを検索するが、存在していないため、外部記憶装置30のジャーナルファイル31を検索して、通番「7」のジャーナルデータを読み出してリモート計算機システム40側に転送する。
【0038】
▲5▼ リモート計算機システム40のジャーナル受信部41は、受信した通番「7」のジャーナルデータを外部記憶装置50のジャーナルファイル51に書き込む。
▲6▼ これにより、計算機システム10の転送済カウンタ17には、通番「7」が登録される。
【0039】
その結果、図8に示すように転送済カウンタ17及び外部記憶装置50の内容が更新される。
なお、図7、図8に示す例は、計算機システム10のバッファ12内に書込み済の通番のジャーナルデータが存在しない場合の処理であり、バッファ12をクリアするタイミングとリモート計算機システム40の外部記憶装置50に転送するタイミングの違いによってバッファ12内に転送すべきジャーナルデータが消去された時に発生する処理である。
【0040】
従って、従来の技術と比較すると格段に外部記憶装置30をアクセスする回数は少なくなる。
また、外部記憶装置30を一切アクセスしないようにするために、バッファ12内のジャーナルデータに転送済か否かを示すフラグを付与する方法も考えられる。例えば、転送済フラグ(1=転送済、0=未転送)とし、未転送のデータがバッファ12に存在する以上は消去しないように設定することで解決できる。
【0041】
[例3]
図9、図10は、本発明の一実施例のジャーナルバックアップの第3の動作の例を説明するための図である。図9は、計算機システム10からジャーナル通番“2”、“3”、“4”のジャーナルがリモート計算機システム40側に未転送の状態を示し、図10は、当該ジャーナル通番“2”、“3”、“4”のジャーナルデータがリモート計算機システム40側に転送された後の状態を示す。この例は、バッファ12内にリモート計算機システム40側に転送すべきジャーナルが“3”、“4”の2つのみ存在している場合を示す。
【0042】
▲1▼ ジャーナル送信部15は、書込み済カウンタ16を参照して、現在、外部記憶装置30のジャーナルファイル31に格納されたジャーナルデータが通番「1」、「2」、「3」、「4」のジャーナルデータであることを認識する。
▲2▼ 次に、ジャーナル送信部15は、転送済カウンタ17を参照して、通番「1」のジャーナルデータは、既にリモート計算機システム40の外部記憶装置40に転送済であることを認識する。
【0043】
▲3▼ ここで、書込み済カウンタ16の通番と転送済カウンタ17の通番を比較すると、書込み済カウンタ16の通番の方が大きいため、ジャーナル送信部15は、リモート計算機システム40側にまだ転送していないジャーナルデータがあると判定する。つまり、書込み済カウンタ16の通番により転送すべきジャーナルデータは「2」、「3」、「4」の3件であることを認識する。
【0044】
▲4▼ これにより、ジャーナル送信部15は、バッファ12において、最初に通番「2」のジャーナルデータを検索するが、存在していないため、外部記憶装置30のジャーナルファイル31を検索して、通番「2」のジャーナルデータを読み出してリモート計算機システム40側に転送する。
【0045】
▲5▼ リモート計算機システム40のジャーナル受信部41は、受信した通番「2」のジャーナルデータを外部記憶装置50のジャーナルファイル51に書き込む。
▲6▼ 次に、ジャーナル送信部15は、バッファ12において、通番「3」及び「4」のジャーナルデータを検索したところ存在しているため、当該通番のジャーナルデータを読み出して、リモート計算機シスム40に転送する。これにより、ジャーナル受信部41は、受信したジャーナルデータを外部記憶装置50のジャーナルファイル51に書き込む。
【0046】
▲6▼ 最後のジャーナル送信部15は、計算機システム10の転送済カウンタ17には、通番「2」「3」、「4」を登録する。
その結果、図10に示すように転送済カウンタ17及び外部記憶装置50の内容が更新される。
【0047】
このように、書込み済カウンタ16に登録されている通番の中で、バッファ12に登録されていないジャーナルデータのみを外部記憶装置30より読み出してリモート計算機システム40の外部記憶装置50に転送することにより、外部記憶装置30をアクセスする回数を削減することができる。
【0048】
つまり、上記の実施例(例3)において、従来は、3件のジャーナルデータを取得するためには、転送元の外部記憶装置30を3回アクセスする必要があったが、本発明を適用することにより、1回のみのアクセスで済むことになる。
なお、本発明は、上記の実施例に限定されることなく、特許請求の範囲内で種々応用・変更が可能である。
【0049】
【発明の効果】
上述のように、本発明のジャーナルバックアップ方法及びシステムによれば、通信媒体を介して接続される計算機システム間におけるジャーナルのバックアップ取得処理において、外部記憶装置へのジャーナルの書込みが通番で何番まで完了したかを管理するカウンタとリモートの計算機システムに通番で何番までのジャーナルを転送したかを管理するカウンタAと、リモート計算機システムに通番で何番までのジャーナルを転送したかを管理するカウンタBとを設け、カウンタAの通番とカウンタBの通番とをみて、リモートの計算機システムへの転送済の通番以降で計算機システム側の外部記憶装置への書込みが完了している通番までのジャーナルデータを判定し、バッファ中に該当するジャーナルデータがあれば、バッファ中のジャーナルデータをリモートの計算機システムに転送する処理を行う。そして、バッファ中に未転送のジャーナルデータが存在していない場合に限って、転送元の外部記憶装置に格納されているジャーナルデータを転送する。これにより、計算機システム側の外部記憶装置のI/Oアクセス回数が削減され、リモート計算機システムへのジャーナルの転送処理効率が向上し、外部記憶装置のジャーナルとリモートの計算機システムに取得するジャーナルの内容が略一致することになる。
【0050】
従って、計算機システム側の外部記憶装置のフル(FULL)や障害発生によりジャーナルが消失した場合でもリモート計算機システムに外部記憶装置と略一致するジャーナルを保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明するための図である。
【図2】本発明の原理構成図である。
【図3】本発明のジャーナルバックアップシステムの構成図である。
【図4】本発明のジャーナル送信部の動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明の一実施例のジャーナルバックアップの第1の動作を説明するための図(その1)である。
【図6】本発明の一実施例のジャーナルバックアップの第1の動作を説明するための図(その2)である。
【図7】本発明の一実施例のジャーナルバックアップの第2の動作を説明するための図(その1)である。
【図8】本発明の一実施例のジャーナルバックアップの第2の動作を説明するための図(その2)である。
【図9】本発明の一実施例のジャーナルバックアップの第3の動作を説明するための図(その1)である。
【図10】本発明の一実施例のジャーナルバックアップの第3の動作を説明するための図(その2)である。
【図11】従来の外部記憶装置内のジャーナルのバックアップを行う例を示す図である。
【符号の説明】
10 計算機システム
11 更新トランザクション
12 バッファ
13 データ更新部,データ更新手段
14 ジャーナルファイル取得部
15 ジャーナル送信部,転送手段
16 書込み済カウンタ,第1の通番保持手段
17 転送済カウンタ,第2の通番保持手段
18 通番選択手段
19 ジャーナル選択手段
20 データベース
30 外部記憶装置,転送元外部記憶手段
31 ジャーナルファイル
40 リモート計算機システム
41 ジャーナル受信部
50 外部記憶装置,ジャーナル格納手段
51 ジャーナルファイル
60 通信媒体

Claims (5)

  1. 計算機システムにおける、データベースや記憶媒体の情報に対する更新トランザクション処理を行う際に、障害発生時のリカバリを目的として取得するジャーナルデータを通信媒体を介して接続されたリモート計算機システムにバックアップとして取得するジャーナルバックアップ方法において、
    更新トランザクション処理時に前記計算機システム内のバッファ前記ジャーナルデータを取得して書き込む第1のステップと、
    前記バッファの前記ジャーナルデータを転送元の外部記憶装置に書き込み、該転送元の外部記憶装置に書き込み済みとなった通番を記憶しておく第2のステップと、
    前記バッファまたは前記転送元の外部記憶装置から前記リモート計算機システムのバックアップ側に、該リモート計算機システムに転送済みでないジャーナルデータを転送し、転送済みの通番を記憶しておく第3のステップと、
    前記書き込み済みとなった通番と、前記バックアップ側へ転送済みの通番を比較して、該転送済みの通番より後で、該書き込み済みの通番よりも前の通番に対応するジャーナルデータを取得する第4のステップと、
    取得した前記ジャーナルデータを前記リモート計算機システムのバックアップ側へ転送し、転送済みの通番を記憶する第5のステップと、
    転送された前記ジャーナルデータを前記リモート計算機システムのバックアップ側の記憶手段に格納する第6のステップを行うことを特徴とするジャーナルバックアップ方法。
  2. 前記第4のステップにおいて、
    前記ジャーナルデータを取得する際に、転送済みの通番より後で、書込み済みの通番よりも以前の通番に対応するジャーナルデータが前記バッファに存在しない場合にのみ、前記転送元の外部記憶装置より取得する請求項記載のジャーナルバックアップ方法。
  3. 前記バッファ内のジャーナルデータに転送済みか未転送かを区別するためのフラグを付与し、
    未転送であるジャーナルデータは消去しない請求項1記載のジャーナルバックアップ方法。
  4. 計算機システムにおける、データベースや記憶媒体の情報に対する更新トランザクション処理を行う更新手段と、障害発生時のリカバリを目的として取得するジャーナルデータを、通信媒体を介して接続されたリモート計算機システムに転送する転送手段と、該リモート計算機システムにおいて、転送された該ジャーナルデータを格納するジャーナル格納手段とを有するジャーナルバックアップシステムであって、
    前記更新手段において取得される前記ジャーナルデータを書き込むバッファと、
    前記計算機システムに接続され、前記更新手段において取得される前記ジャーナルデータを書き込む転送元外部記憶手段と、
    前記バッファ中のジャーナルデータを取得して前記転送手段に渡すジャーナル取得手段と、を有し、
    前記ジャーナル取得手段は、
    前記転送元外部記憶手段に前記ジャーナルデータを書き込んだ通番を保持する第1の通番保持手段と、
    前記ジャーナル格納手段に転送済みのジャーナルデータの通番を保持する第2の通番保持手段と、
    前記第1の通番保持手段と、前記第2の通番保持手段の通番を比較して、前記第2の通番保持手段の通番より後で前記第1の通番保持手段の通番より前の通番に対応する通番を選択する通番選択手段と、
    前記通番選択手段により取得した通番に対応するジャーナルデータが前記バッファに存在する場合には、ジャーナルデータを前記バッファから取得し、前記バッファ内に存在しない場合のみ前記転送元外部記憶手段よりジャーナルデータを取得するジャーナル選択手段を含むことを特徴とするジャーナルバックアップシステム。
  5. 前記バッファ内のジャーナルデータに転送済みか未転送かを区別するためのフラグを付与する手段と、
    未転送である場合には、前記バッファに格納されているジャーナルデータを前記転送手段による転送処理以前に消去しないジャーナル消去制限手段を更に有する請求項記載のジャーナルバックアップシステム。
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