JP3597178B2 - 無線回線割り当て制御方法、複数方式共用システム及び制御装置 - Google Patents

無線回線割り当て制御方法、複数方式共用システム及び制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3597178B2
JP3597178B2 JP2002152902A JP2002152902A JP3597178B2 JP 3597178 B2 JP3597178 B2 JP 3597178B2 JP 2002152902 A JP2002152902 A JP 2002152902A JP 2002152902 A JP2002152902 A JP 2002152902A JP 3597178 B2 JP3597178 B2 JP 3597178B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mobile station
wireless
control device
shared
line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002152902A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003348647A (ja
Inventor
聖悟 原野
憲哉 仲井間
昭宏 前原
昌史 増田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Docomo Inc
Original Assignee
NTT Docomo Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTT Docomo Inc filed Critical NTT Docomo Inc
Priority to JP2002152902A priority Critical patent/JP3597178B2/ja
Publication of JP2003348647A publication Critical patent/JP2003348647A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3597178B2 publication Critical patent/JP3597178B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数方式共用システム、無線回線割り当て制御方法及び制御装置に係り、より詳しくは、複数の方式システムの各々に基づく通信を行うための無線回線の割り当て制御を行う各方式システム毎の制御装置と、複数の方式システムの各々に基づく通信を行うことが可能な共用移動局と、一の方式システムに基づく通信のみを行うことが可能な各方式システム毎の専用移動局とを含んで構成された複数方式共用システム、当該複数方式共用システムにて各制御装置が共用移動局に無線回線を割り当てる際の無線回線割り当て制御方法、及び当該複数方式共用システムを構成する制御装置に関する。
【0002】
また、本発明は、1つの方式システムにおける複数の周波数帯域の各々について、当該周波数帯域で通信可能な移動局に対し無線回線を割り当てる無線回線の割り当て制御を行う各周波数帯域毎の制御装置と、複数の周波数帯域で通信可能な共用移動局と、1つの周波数帯域でのみ通信可能な各周波数帯域毎の専用移動局とを含んで構成された移動通信システムにて、各制御装置が前記共用移動局に無線回線を割り当てる際の無線回線割り当て制御方法に関する。更に、本発明は、制御装置について、各周波数帯域毎の制御装置でなく、複数の周波数帯域を制御対象とする制御装置が設けられている場合にも適用される。
【0003】
【従来の技術】
複数の移動通信システム(本明細書では「方式システム」という)の代表的な例として、現在日本で商用サービスされているディジタル自動車電話方式(Personal Digital Cellular:PDC)における800MHz帯域システムと1500MHz帯域システムとがある。PDCの運用形態としては、800MHzシステムと1500MHzシステムとを別システムとして独立に運用する形態が一般的であったが、2つのシステムの各周波数帯を使用可能な移動局(以下「共用移動局」という)を導入した上で、それらの移動局を2つのシステムに振り分け、待ち受け中および通信開始時に2つのシステムに分散配置させることで、トラヒックや処理負荷を2つのシステムに分散させることにより、加入者容量の拡大を図ることを目的とした複数方式システムの共用方式が考えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、共用方式を実施した場合、各システムにおいて、専用移動局(800MHz帯域システムの周波数帯域のみを使用可能な移動局、または1500MHz帯域システムの周波数帯域のみを使用可能な移動局)と共用移動局とが混在することとなり、共用移動局が両システムヘの接続が可能であるのに対し、専用移動局は一つのシステムにのみ接続が制限されるため、各システムの容量および各システムに振り分けられた共用移動局の数によっては、共用移動局の回線使用によって、専用移動局が使用可能な回線が圧迫され、共用移動局の呼損率と比較して専用移動局の呼損率が著しく上昇するおそれがある。
【0005】
本発明は、上記課題を解決するために成されたものであり、共用移動局の呼損率と比較して専用移動局の呼損率が上昇することを防止することができる複数方式共用システム、無線回線割り当て制御方法及び制御装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するために、本発明に係る無線回線割り当て制御方法は、複数の方式システムの各々に基づく通信を行うための無線回線の割り当て制御を行う各方式システム毎の制御装置と、複数の方式システムの各々に基づく通信を行うことが可能な共用移動局と、一の方式システムに基づく通信のみを行うことが可能な各方式システム毎の専用移動局とを含んで構成された複数方式共用システムにて、各制御装置が前記共用移動局に無線回線を割り当てる際の無線回線割り当て制御方法であって、各制御装置は、前記共用移動局への無線回線の割り当てを要求され且つ自装置が無線回線の割り当てを試みる最終候補の制御装置でない場合、所定条件に基づいて無線回線の割り当て可否を判定し、当該判定結果に基づいて無線回線の割り当てを制御し、前記共用移動局への無線回線の割り当てを要求され且つ自装置が無線回線の割り当てを試みる最終候補の制御装置である場合、無線回線の割り当て可否判定を回避し、前記共用移動局への無線回線の割り当てを行うことを特徴とする。
【0011】
本発明に係る無線回線割り当て制御方法では、各制御装置は、共用移動局への無線回線の割り当てを要求され且つ自装置が無線回線の割り当てを試みる最終候補の制御装置でない場合に、所定条件に基づいて無線回線の割り当て可否を判定し、当該判定結果に基づいて無線回線の割り当てを制御する。このように、単に共用移動局への無線回線割り当て要求に応じて無条件に割り当てるのではなく、共用移動局への割り当て可否を判定した上で当該判定結果に基づいて無線回線の割り当てを制御することにより、共用移動機の回線使用によって、専用移動機が使用可能な回線が圧迫され、共用移動局の呼損率と比較して専用移動局の呼損率が上昇することを防止することができる。
【0012】
その一方で、共用移動局への無線回線の割り当てを要求され且つ自装置が無線回線の割り当てを試みる最終候補の制御装置である場合には、無線回線の割り当て可否判定を回避し、共用移動局への無線回線の割り当てを行う。これにより、共用移動局についても著しい呼損率の上昇を防止することができ、専用移動局を使用するユーザおよび共用移動局を使用するユーザの双方に対し、可能な限り同等の接続品質を提供することができる。
【0013】
なお、上記発明は、複数方式共用システムに係る発明、制御装置に係る発明としても記述することができる。即ち、本発明に係る複数方式共用システムは、複数の方式システムの各々に基づく通信を行うための無線回線の割り当て制御を行う各方式システム毎の制御装置と、複数の方式システムの各々に基づく通信を行うことが可能な共用移動局と、一の方式システムに基づく通信のみを行うことが可能な各方式システム毎の専用移動局とを含んで構成された複数方式共用システムであって、各制御装置が、前記共用移動局への無線回線の割り当て要求を当該共用移動局から受信する受信手段と、所定条件に基づいて無線回線の割り当て可否を判定する割り当て可否判定手段と、前記共用移動局への無線回線の割り当てを行う割り当て手段と、前記共用移動局への無線回線の割り当て要求を受信し且つ自装置が無線回線の割り当てを試みる最終候補の制御装置でない場合、前記割り当て可否判定手段により無線回線の割り当て可否を判定し、前記割り当て手段により当該判定結果に基づいて無線回線を割り当てるよう制御し、前記共用移動局への無線回線の割り当て要求を受信し且つ自装置が無線回線の割り当てを試みる最終候補の制御装置である場合、前記割り当て可否判定手段による無線回線の割り当て可否判定を回避し、前記割り当て手段により無線回線の割り当てを行うよう制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0014】
また、本発明に係る制御装置は、複数の方式システムの各々に基づく通信を行うことが可能な共用移動局と、一の方式システムに基づく通信のみを行うことが可能な各方式システム毎の専用移動局とともに複数方式共用システムを構成し、複数の方式システムのうち所定の一の方式システムに基づく通信を行うための無線回線の割り当て制御を行う制御装置であって、前記共用移動局への無線回線の割り当て要求を当該共用移動局から受信する受信手段と、所定条件に基づいて無線回線の割り当て可否を判定する割り当て可否判定手段と、前記共用移動局への無線回線の割り当てを行う割り当て手段と、前記共用移動局への無線回線の割り当て要求を受信し且つ自装置が無線回線の割り当てを試みる最終候補の制御装置でない場合、前記割り当て可否判定手段により無線回線の割り当て可否を判定し、前記割り当て手段により当該判定結果に基づいて無線回線を割り当てるよう制御し、前記共用移動局への無線回線の割り当て要求を受信し且つ自装置が無線回線の割り当てを試みる最終候補の制御装置である場合、前記割り当て可否判定手段による無線回線の割り当て可否判定を回避し、前記割り当て手段により無線回線の割り当てを行うよう制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0015】
ところで、ある制御装置が最終候補の制御装置であるか否かの判定は、当該制御装置(自装置)が行ってもよいし、共用移動局から割り当て要求を受信した制御装置(呼を受け付けた制御装置)が行ってもよいし、共用移動局が行ってもよい。これら3パターンについて、無線回線割り当て制御方法に係る発明及び複数方式共用システムに係る発明として、以下のように記述することができる。
【0016】
ある制御装置が最終候補の制御装置であるか否かの判定を当該制御装置が行う態様は、以下のように記述できる。即ち、本発明に係る無線回線割り当て制御方法では、無線回線の割り当て要求には、前記共用移動局の通信可能な方式システム情報が含まれており、各制御装置は、当該共用移動局の通信可能な方式システム情報に基づいて、自装置が無線回線の割り当てを試みる最終候補の制御装置であるか否かを判定することを特徴とする。また、本発明に係る複数方式共用システムでは、無線回線の割り当て要求には、前記共用移動局の通信可能な方式システム情報が含まれており、各制御装置が、当該共用移動局の通信可能な方式システム情報に基づいて、自装置が無線回線の割り当てを試みる最終候補の制御装置であるか否かを判定する第1の最終候補判定手段をさらに備えたことを特徴とする。
【0017】
ある制御装置が最終候補の制御装置であるか否かの判定を、共用移動局から割り当て要求を受信した制御装置が行う態様は、以下のように記述できる。即ち、本発明に係る無線回線割り当て制御方法では、共用移動局は、当該共用移動局の通信可能な方式システム情報を含む割り当て要求を出力し、前記割り当て要求を受信した一の制御装置は、所定条件に基づいて無線回線の割り当て可否を判定し、当該判定結果が割り当て不可の場合、前記共用移動局の通信可能な方式システム情報に基づいて、他の候補となる制御装置が無線回線の割り当てを試みる最終候補の制御装置であるか否かを判定し、当該最終候補の判定情報を前記割り当て要求に付加して、他の候補となる制御装置へ出力することを特徴とする。また、本発明に係る複数方式共用システムでは、共用移動局が、当該共用移動局の通信可能な方式システム情報を含む割り当て要求を出力し、前記制御装置が、前記割り当て可否判定手段により割り当て不可と判定された場合、前記共用移動局の通信可能な方式システム情報に基づいて、他の候補となる制御装置が無線回線の割り当てを試みる最終候補の制御装置であるか否かを判定する第2の最終候補判定手段と、当該最終候補の判定情報を前記割り当て要求に付加して、他の候補となる制御装置へ出力する要求出力手段と、をさらに備えたことを特徴とする。
【0018】
ある制御装置が最終候補の制御装置であるか否かの判定を、共用移動局が行う態様は、以下のように記述できる。即ち、本発明に係る無線回線割り当て制御方法では、無線回線の割り当て要求を受信した一の制御装置は、所定条件に基づいて無線回線の割り当て可否を判定し、当該判定結果が割り当て不可の場合、当該判定結果を前記共用移動局へ通知し、当該共用移動局は、自局の通信可能な方式システム情報に基づいて、他の候補となる制御装置が無線回線の割り当てを試みる最終候補の制御装置であるか否かを判定し、当該最終候補の判定情報を前記割り当て要求に付加して、他の候補となる制御装置へ出力することを特徴とする。また、本発明に係る複数方式共用システムでは、前記制御装置が、前記割り当て可否判定手段により割り当て不可と判定された場合、当該判定結果を前記共用移動局へ通知する通知手段をさらに備え、前記共用移動局が、自局の通信可能な方式システム情報に基づいて、他の候補となる制御装置が無線回線の割り当てを試みる最終候補の制御装置であるか否かを判定する候補判定手段と、当該最終候補の判定情報を前記割り当て要求に付加して、他の候補となる制御装置へ出力する出力手段とをさらに備えたことを特徴とする。
【0019】
ところで、各制御装置における無線回線の割り当て可否判定については、以下のような態様を採用することができる。
【0020】
即ち、本発明では、各制御装置は、無線回線の割り当て可否の判定において、自装置の制御下の無線ゾーン内における全無線回線数に対する全移動局が使用中の無線回線数の割合を表す全移動局の回線使用率を、第1のしきい値と比較し、全移動局の回線使用率が第1のしきい値よりも低い場合に割り当て可能と判定し、全移動局の回線使用率が第1のしきい値以上の場合に割り当て不可と判定することを特徴とする。
【0021】
また、本発明では、各制御装置は、無線回線の割り当て可否の判定において、自装置の制御下の無線ゾーン内における全無線回線数に対する共用移動局が使用中の無線回線数の割合を表す共用移動局の回線使用率を、第2のしきい値と比較し、共用移動局の回線使用率が第2のしきい値よりも低い場合に割り当て可能と判定し、共用移動局の回線使用率が第2のしきい値以上の場合に割り当て不可と判定することを特徴とする。
【0022】
また、本発明では、各制御装置は、無線回線の割り当て可否の判定において、自装置の制御下の無線ゾーン内における全無線回線数に対する全移動局が使用中の無線回線数の割合を表す全移動局の回線使用率を第1のしきい値と比較するとともに、全無線回線数に対する共用移動局が使用中の無線回線数の割合を表す共用移動局の回線使用率を第2のしきい値と比較し、全移動局の回線使用率が第1のしきい値よりも低く且つ共用移動局の回線使用率が第2のしきい値よりも低い場合に割り当て可能と判定し、全移動局の回線使用率が第1のしきい値以上であるか又は共用移動局の回線使用率が第2のしきい値以上である場合に割り当て不可と判定することを特徴とする。
【0023】
また、本発明では、各制御装置は、無線回線の割り当て可否の判定において、自装置の制御下の無線ゾーン内における全無線回線数に対する全移動局が使用中の無線回線数の割合を表す全移動局の回線使用率を第1のしきい値と比較するとともに、全無線回線数に対する共用移動局が使用中の無線回線数の割合を表す共用移動局の回線使用率を第2のしきい値と比較し、全移動局の回線使用率が第1のしきい値よりも低いか又は共用移動局の回線使用率が第2のしきい値よりも低い場合に割り当て可能と判定し、全移動局の回線使用率が第1のしきい値以上であり且つ共用移動局の回線使用率が第2のしきい値以上である場合に割り当て不可と判定することを特徴とする。
【0024】
また、本発明では、各制御装置は、無線回線の割り当て可否の判定において、自装置の制御下の無線ゾーン内における一定時間内での専用移動局からの無線回線割り当て要求数に対する専用移動局への無線回線の割り当て失敗数の割合を表す専用移動局の呼損率を、第3のしきい値と比較し、専用移動局の呼損率が第3のしきい値よりも低い場合に割り当て可能と判定し、専用移動局の呼損率が第3のしきい値以上の場合に割り当て不可と判定することを特徴とする。
【0025】
また、本発明では、各制御装置は、無線回線の割り当て可否の判定において、自装置の制御下の無線ゾーン内における一定時間内での専用移動局からの無線回線割り当て要求数に対する専用移動局への無線回線の割り当て失敗数の割合を表す専用移動局の呼損率を、前記無線ゾーン内における一定時間内での共用移動局からの無線回線割り当て要求数に対する共用移動局への無線回線の割り当て失敗数の割合を表す共用移動局の呼損率と比較し、専用移動局の呼損率が共用移動局の呼損率以下の場合に割り当て可能と判定し、専用移動局の呼損率が共用移動局の呼損率よりも高い場合に割り当て不可と判定することを特徴とする。
【0026】
ところで、本発明は、前述した無線回線割り当て制御方法と同様の原理で、1つの方式システムにおける複数の周波数帯域の各々について、当該周波数帯域で通信可能な移動局に対し無線回線を割り当てる際にも、適用することができ、同様の作用・効果を得ることができる。
【0027】
即ち、請求項12に記載した無線回線割り当て制御方法は、1つの方式システムにおける複数の周波数帯域の各々について、当該周波数帯域で通信可能な移動局に対し無線回線を割り当てる無線回線の割り当て制御を行う制御装置と、複数の周波数帯域で通信可能な共用移動局と、1つの周波数帯域でのみ通信可能な各周波数帯域毎の専用移動局とを含んで構成された移動通信システムにて、前記制御装置が前記共用移動局に無線回線を割り当てる際の無線回線割り当て制御方法であって、前記制御装置は、前記共用移動局への無線回線の割り当てを要求された場合、所定条件に基づいて無線回線の割り当て可否を判定し、当該判定結果に基づいて無線回線の割り当てを制御することを特徴とする。
【0028】
ここで、各周波数帯域毎に制御装置が存在する場合について、請求項13のように記述することができる。即ち、請求項13に記載した無線回線割り当て制御方法は、1つの方式システムにおける複数の周波数帯域の各々について、当該周波数帯域で通信可能な移動局に対し無線回線を割り当てる無線回線の割り当て制御を行う各周波数帯域毎の制御装置と、複数の周波数帯域で通信可能な共用移動局と、1つの周波数帯域でのみ通信可能な各周波数帯域毎の専用移動局とを含んで構成された移動通信システムにて、各制御装置が前記共用移動局に無線回線を割り当てる際の無線回線割り当て制御方法であって、各制御装置は、前記共用移動局への無線回線の割り当てを要求された場合、所定条件に基づいて無線回線の割り当て可否を判定し、当該判定結果に基づいて無線回線の割り当てを制御することを特徴とする。
【0029】
即ち、本発明に係る無線回線割り当て制御方法は、1つの方式システムにおける複数の周波数帯域の各々について、当該周波数帯域で通信可能な移動局に対し無線回線を割り当てる無線回線の割り当て制御を行う各周波数帯域毎の制御装置と、複数の周波数帯域で通信可能な共用移動局と、1つの周波数帯域でのみ通信可能な各周波数帯域毎の専用移動局とを含んで構成された移動通信システムにて、各制御装置が前記共用移動局に無線回線を割り当てる際の無線回線割り当て制御方法であって、各制御装置は、前記共用移動局への無線回線の割り当てを要求され且つ自装置が無線回線の割り当てを試みる最終候補の制御装置でない場合、所定条件に基づいて無線回線の割り当て可否を判定し、当該判定結果に基づいて無線回線の割り当てを制御し、前記共用移動局への無線回線の割り当てを要求され且つ自装置が無線回線の割り当てを試みる最終候補の制御装置である場合、無線回線の割り当て可否判定を回避し、前記共用移動局への無線回線の割り当てを行うことを特徴とする。
【0030】
また、本発明に係る無線回線割り当て制御方法では、無線回線の割り当て要求には、前記共用移動局の通信可能な周波数帯域情報が含まれており、各制御装置は、当該共用移動局の通信可能な周波数帯域情報に基づいて、自装置が無線回線の割り当てを試みる最終候補の制御装置であるか否かを判定することを特徴とする。
【0031】
また、本発明に係る無線回線割り当て制御方法では、共用移動局は、当該共用移動局の通信可能な周波数帯域情報を含む割り当て要求を出力し、前記割り当て要求を受信した一の制御装置は、所定条件に基づいて無線回線の割り当て可否を判定し、当該判定結果が割り当て不可の場合、前記共用移動局の通信可能な周波数帯域情報に基づいて、他の候補となる制御装置が無線回線の割り当てを試みる最終候補の制御装置であるか否かを判定し、当該最終候補の判定情報を前記割り当て要求に付加して、他の候補となる制御装置へ出力することを特徴とする。
【0032】
また、本発明に係る無線回線割り当て制御方法では、無線回線の割り当て要求を受信した一の制御装置は、所定条件に基づいて無線回線の割り当て可否を判定し、当該判定結果が割り当て不可の場合、当該判定結果を前記共用移動局へ通知し、当該共用移動局は、自局の通信可能な周波数帯域情報に基づいて、他の候補となる制御装置が無線回線の割り当てを試みる最終候補の制御装置であるか否かを判定し、当該最終候補の判定情報を前記割り当て要求に付加して、他の候補となる制御装置へ出力することを特徴とする。
【0033】
ところで、各制御装置における無線回線の割り当て可否判定については、以下のような態様を採用することができる。
【0034】
即ち、本発明では、前記制御装置は、無線回線の割り当て可否の判定において、自装置の制御対象の周波数帯域における全無線回線数に対する全移動局が使用中の無線回線数の割合を表す全移動局の回線使用率を、第1のしきい値と比較し、全移動局の回線使用率が第1のしきい値よりも低い場合に割り当て可能と判定し、全移動局の回線使用率が第1のしきい値以上の場合に割り当て不可と判定することを特徴とする。
【0035】
また、本発明では、前記制御装置は、無線回線の割り当て可否の判定において、自装置の制御対象の周波数帯域における全無線回線数に対する共用移動局が使用中の無線回線数の割合を表す共用移動局の回線使用率を、第2のしきい値と比較し、共用移動局の回線使用率が第2のしきい値よりも低い場合に割り当て可能と判定し、共用移動局の回線使用率が第2のしきい値以上の場合に割り当て不可と判定することを特徴とする。
【0036】
また、本発明では、前記制御装置は、無線回線の割り当て可否の判定において、自装置の制御対象の周波数帯域における全無線回線数に対する全移動局が使用中の無線回線数の割合を表す全移動局の回線使用率を、第1のしきい値と比較するとともに、全無線回線数に対する共用移動局が使用中の無線回線数の割合を表す共用移動局の回線使用率を、第2のしきい値と比較し、全移動局の回線使用率が第1のしきい値よりも低く且つ共用移動局の回線使用率が第2のしきい値よりも低い場合に割り当て可能と判定し、全移動局の回線使用率が第1のしきい値以上であるか又は共用移動局の回線使用率が第2のしきい値以上である場合に割り当て不可と判定することを特徴とする。
【0037】
また、本発明では、前記制御装置は、無線回線の割り当て可否の判定において、自装置の制御対象の周波数帯域における全無線回線数に対する全移動局が使用中の無線回線数の割合を表す全移動局の回線使用率を、第1のしきい値と比較するとともに、全無線回線数に対する共用移動局が使用中の無線回線数の割合を表す共用移動局の回線使用率を、第2のしきい値と比較し、全移動局の回線使用率が第1のしきい値よりも低いか又は共用移動局の回線使用率が第2のしきい値よりも低い場合に割り当て可能と判定し、全移動局の回線使用率が第1のしきい値以上であり且つ共用移動局の回線使用率が第2のしきい値以上である場合に割り当て不可と判定することを特徴とする。
【0038】
また、本発明では、前記制御装置は、無線回線の割り当て可否の判定において、自装置の制御対象の周波数帯域における一定時間内での専用移動局からの無線回線割り当て要求数に対する専用移動局への無線回線の割り当て失敗数の割合を表す専用移動局の呼損率を、第3のしきい値と比較し、専用移動局の呼損率が第3のしきい値よりも低い場合に割り当て可能と判定し、専用移動局の呼損率が第3のしきい値以上の場合に割り当て不可と判定することを特徴とする。
【0039】
また、本発明では、前記制御装置は、無線回線の割り当て可否の判定において、自装置の制御対象の周波数帯域における一定時間内での専用移動局からの無線回線割り当て要求数に対する専用移動局への無線回線の割り当て失敗数の割合を表す専用移動局の呼損率を、前記無線ゾーン内における一定時間内での共用移動局からの無線回線割り当て要求数に対する共用移動局への無線回線の割り当て失敗数の割合を表す共用移動局の呼損率と比較し、専用移動局の呼損率が共用移動局の呼損率以下の場合に割り当て可能と判定し、専用移動局の呼損率が共用移動局の呼損率よりも高い場合に割り当て不可と判定することを特徴とする。
【0040】
上記のように本発明は、複数の方式システムの各々に基づく通信を行うための移動局への無線回線の割り当て制御のみならず、1つの方式システムにおける複数の周波数帯域の各々について、当該周波数帯域で通信可能な移動局に対し無線回線を割り当てる際にも、適用することができる。
【0041】
また、本発明は、各方式システムへの無線回線割り当て可否の判定に限定されず、各方式システムにおける複数の周波数帯域の各々について、当該周波数帯域で通信可能な移動局に対し無線回線を割り当てる際の割り当て可否の判定にも適用することができる。このように本発明は、汎用性が非常に高く有効な技術といえる。
【0042】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、本発明に係る実施の形態について説明する。
【0043】
[本実施形態の構成例]
図1には、本実施形態における複数方式共用システム100の構成図を示す。この図1に示すように、複数方式共用システム100には2つの方式システム(システムA、B)が共存している。システムAについては、当該システムAを制御する無線回線制御局102がコアネットワーク101に接続され、無線基地局103が無線回線制御局102に接続されている。無線基地局103によって形成される無線ゾーン104内には、システムAでのみ通信可能な専用移動局105と、システムA、Bの各々で通信可能な共用移動局106とが存在している。システムBについては、当該システムBを制御する無線回線制御局107がコアネットワーク101に接続され、無線基地局108が無線回線制御局107に接続されている。無線基地局108によって形成される無線ゾーン109内には、システムBでのみ通信可能な専用移動局110と、システムA、Bの各々で通信可能な共用移動局106とが存在している。なお、無線回線制御局102、107が、本発明に係る制御装置に相当する。
【0044】
図2には、無線回線制御局102の構成図を示す。この図2に示すように、無線回線制御局102は、コアネットワーク101との信号の送受信を行うためにコアネットワーク101に接続された送受信部201と、無線基地局103、専用移動局105及び共用移動局106との信号の送受信を行うために無線基地局103に接続された送受信部202と、無線回線使用率に関するしきい値や呼損率に関するしきい値を含む多数の情報を記憶した情報記憶部204と、これらの各構成部の動作を制御及び監視する制御部203とを含んで構成されている。制御部203は、例えば、無線回線の管理、無線回線割り当ての要求回数、無線回線割り当ての成功回数および失敗回数のカウント等を行い、それらの情報を情報記憶部204に格納するとともに、後述の無線回線の割り当て制御等を行う。なお、無線回線制御局107の構成も図2と同様である。
【0045】
[無線回線割り当て処理の一例]
以下、本実施形態における無線回線割り当てに関する処理を説明する。図3には、システムAにて待ち受け中の共用移動局106が無線回線の割り当てを要求してから、割り当てられる無線回線が決定するまでの流れを示す。
【0046】
この図3に示すように、まず、共用移動局106は、システムAの無線回線制御局102に対して、無線基地局103を介して無線回線割り当ての要求信号を送信する(S01)。無線回線制御局102は、共用移動局106から無線回線割り当ての要求信号を受信すると、まず自局(無線回線制御局102自身)が共用移動局106により通信可能なシステムのうちの最終候補システムであるか否かを判定する(S02)。このとき無線回線制御局102は、例えば、無線回線割り当ての要求信号に含まれた共用移動局106の通信可能なシステム情報を参照し、当該要求信号が他の無線回線制御局からの転送でなく共用移動局106から直接受信したという事実より、システムA以外にシステムBが候補システムとして残っていると判断し、自局は最終候補システムでないと判定する。
【0047】
自局は最終候補システムでないと判定した場合、共用移動局106への無線回線の割り当て可否を判定する(S03)。この割り当て可否判定処理としては、後述する図4〜図9のさまざまな処理を採用することができる。処理内容は後述する。
【0048】
S03の割り当て可否判定処理において無線回線の割り当て可能と判定された場合(S04で肯定判定の場合)、割り当てるべき回線の選択を試み、空き回線が存在するか否かを確認し(S06)、空き回線が存在する場合は、選択された空き回線を共用移動局106に割り当てる処理を行う(S08)。なお、S02で自局が最終候補システムの場合は、割り当て可否判定処理(S03)を回避する流れを採用する。この利点は後述する。
【0049】
一方、S03の割り当て可否判定処理において無線回線の割り当て不可と判定された場合(S04で否定判定の場合)又はS06で空き回線が存在しない場合は、システムAの回線を共用移動局106に割り当てることは不可能と判断できるため、他の候補システム(システムB)の回線の割り当てを行うべく、無線回線制御局102は、コアネットワーク101を介してシステムBの無線回線制御局107に対して当該共用移動局106への無線回線割り当ての要求信号を送信する(S05、S07)。
【0050】
なお、システムA以外に候補システムが存在しない場合は、図示を省略したが、割り当て可否判定処理(S03)を回避して、割り当てるべき回線の選択を試み、空き回線が存在するか否かを確認する(S06)。空き回線が存在する場合は、選択された空き回線を共用移動局106に割り当てる処理を行い(S08)、空き回線が存在しない場合は、共用移動局106に無線回線割り当てができない旨を通知して(S16に相当)、図3の処理を終了する。
【0051】
無線回線制御局107は、無線回線制御局102から無線回線割り当ての要求信号を受信すると、まず自局(無線回線制御局107自身)が共用移動局106により通信可能なシステムのうちの最終候補システムであるか否かを判定する(S09)。このとき無線回線制御局107は、例えば、無線回線割り当ての要求信号に含まれた共用移動局106の通信可能なシステム情報(ここではシステムA、B)を参照し、当該要求信号がシステムAの無線回線制御局102から受信したという事実より、自局のシステムB以外に候補システムは残っていないと判断できるため、自局は最終候補システムであると判定する。なお、共用移動局106の通信可能なシステム情報については、無線回線制御局102が、S05又はS07で無線回線制御局107に無線回線割り当ての要求信号を送信する前にシステムAの情報を削除し、システムBの情報のみを残すよう動作させてもよい。
【0052】
S09で自局は最終候補システムであると判定した場合、割り当て可否判定処理(S10)を回避して、割り当てるべき回線の選択を試み、空き回線が存在するか否かを確認し(S12)、空き回線が存在する場合は、空き回線が存在する旨の応答を無線回線制御局102に送信し(S13)、無線回線制御局102が、選択された空き回線を共用移動局106に割り当てる処理を行う(S14)。一方、S12で空き回線が存在しない場合、システムBの回線を共用移動局106に割り当てることは不可能と判断できるため、無線回線制御局107は、空き回線が存在しない旨の応答を無線回線制御局102に送信する(S15)。この応答を受けた無線回線制御局102は、共用移動局106に無線回線割り当てができない旨を通知して(S16)、図3の処理を終了する。
【0053】
一方、S09でシステムBが最終候補システムでなく他の候補システム(例えばシステムC)が存在する場合、上述した無線回線制御局102での処理と同様に、無線回線の割り当て可否判定処理を行う(S10)。判定処理の結果、割り当て可能と判定された場合(S11で肯定判定の場合)、割り当てるべき回線の選択を試み、空き回線が存在するか否かを確認し(S12)、空き回線が存在する場合は、空き回線が存在する旨の応答を無線回線制御局102に送信し(S13)、無線回線制御局102が、選択された空き回線を共用移動局106に割り当てる処理を行う(S14)。ただし、S10の判定処理の結果、割り当て不可能と判定された場合(S11で否定判定の場合)又はS12で空き回線が存在しない場合は、システムBの回線を共用移動局106に割り当てることは不可能と判断できるため、無線回線制御局107は、システムCの回線の割り当てを行うべく、コアネットワーク101を介してシステムCの無線回線制御局に対して共用移動局106への無線回線割り当ての要求信号を送信する。
【0054】
そして、最終的に、割り当て可能な回線が有った時点で、そのシステムの無線回線制御局がシステムAの無線回線制御局102へ通知して(S13に相当)、当該無線回線制御局102が回線を割り当てる(S14に相当)。一方、最終的に、割り当て可能な回線が無かった場合は、最後のシステムがシステムAの無線回線制御局102に空き回線無しを通知し(S15に相当)、当該無線回線制御局102が共用移動局106に回線割り当てができない旨を通知して(S16に相当)、図3の処理を終了する。
【0055】
以上のような図3の処理により、共用移動局106からの無線回線割り当て要求に基づき各システムに対して順番に、空き回線が探索され共用移動局106に割り当てられることとなる。
【0056】
[割り当て可否判定処理に関する各種の実施態様]
ところで、本発明は、空き回線を単に共用移動局106に割り当てるのではなく、S03、S10で、後述の割り当て可否判定処理を行い、その判定結果に基づいて共用移動局106への割り当てを制御することを特徴とする。以下、図4〜図9を用いて割り当て可否判定処理のさまざまな態様を説明する。
【0057】
図4の処理例では、全移動局の回線使用率を所定の第1のしきい値と比較し、全移動局の回線使用率が当該第1のしきい値よりも低いか否かを判定する(S41)。ここで、全移動局の回線使用率とは、無線ゾーン内における全無線回線数に対する全移動局で使用中の回線数の割合である。そして、S41で全移動局の回線使用率が第1のしきい値よりも低い場合は、無線回線の割り当て可能と判定し(S42)、全移動局の回線使用率が第1のしきい値以上の場合は、無線回線の割り当て不可と判定する(S43)。このような判定処理を行うことにより、共用移動局106に対して相対的に専用移動局105等が無線回線を確保する確率が高まり、専用移動局105等の呼損率の上昇を防止することができる。
【0058】
図5の処理例では、共用移動局の回線使用率を所定の第2のしきい値と比較し、共用移動局の回線使用率が当該第2のしきい値よりも低いか否かを判定する(S51)。ここで、共用移動局の回線使用率とは、無線ゾーン内における全無線回線数に対する、共用移動局が使用中の回線数の割合である。そして、S51で共用移動局の回線使用率が第2のしきい値よりも低い場合は、無線回線の割り当て可能と判定し(S52)、共用移動局の回線使用率が第2のしきい値以上の場合は、無線回線の割り当て不可と判定する(S53)。このような判定処理を行うことにより、共用移動局106に対して相対的に専用移動局105等が無線回線を確保する確率が高まり、専用移動局105等の呼損率の上昇を防止することができる。
【0059】
図6の処理例では、まず全移動局の回線使用率を所定の第1のしきい値と比較し、全移動局の回線使用率が当該第1のしきい値よりも低いか否かを判定する(S61)。ここで、全移動局の回線使用率とは、無線ゾーン内における全無線回線数に対する全移動局で使用中の回線数の割合である。S61で全移動局の回線使用率が第1のしきい値よりも低い場合は、S62へ進み、共用移動局の回線使用率を所定の第2のしきい値と比較し、共用移動局の回線使用率が当該第2のしきい値よりも低いか否かを判定する。ここで、共用移動局の回線使用率とは、無線ゾーン内における全無線回線数に対する、共用移動局が使用中の回線数の割合である。S62で共用移動局の回線使用率が第2のしきい値よりも低い場合は、無線回線の割り当て可能と判定する(S63)。
【0060】
一方、S61で全移動局の回線使用率が第1のしきい値以上の場合、又はS62で共用移動局の回線使用率が第2のしきい値以上の場合は、無線回線の割り当て不可と判定する(S64)。このような判定処理を行うことにより、全移動局の回線使用率が第1のしきい値よりも低く且つ共用移動局の回線使用率が第2のしきい値よりも低い場合に、無線回線の割り当て可能と判定され、全移動局の回線使用率が第1のしきい値以上の場合又は共用移動局の回線使用率が第2のしきい値以上の場合に、無線回線の割り当て不可と判定されることとなり、共用移動局106に対して相対的に専用移動局105等が無線回線を確保する確率が高まり、専用移動局105等の呼損率の上昇を防止することができる。
【0061】
図7の処理例では、まず全移動局の回線使用率を所定の第1のしきい値と比較し、全移動局の回線使用率が当該第1のしきい値よりも低いか否かを判定する(S71)。ここで、全移動局の回線使用率とは、無線ゾーン内における全無線回線数に対する全移動局で使用中の回線数の割合である。S71で全移動局の回線使用率が第1のしきい値よりも低い場合は、S73へ進み、無線回線の割り当て可能と判定する。一方、S71で全移動局の回線使用率が第1のしきい値以上の場合は、S72へ進み、共用移動局の回線使用率を所定の第2のしきい値と比較し、共用移動局の回線使用率が当該第2のしきい値よりも低いか否かを判定する。ここで、共用移動局の回線使用率とは、無線ゾーン内における全無線回線数に対する、共用移動局が使用中の回線数の割合である。S72で、共用移動局の回線使用率が第2のしきい値よりも低い場合は、無線回線の割り当て可能と判定する(S73)。
【0062】
また、S72で共用移動局の回線使用率が第2のしきい値以上の場合は、無線回線の割り当て不可と判定する(S74)。このような判定処理を行うことにより、全移動局の回線使用率が第1のしきい値よりも低いか又は共用移動局の回線使用率が第2のしきい値よりも低い場合に、無線回線の割り当て可能と判定され、全移動局の回線使用率が第1のしきい値以上であり且つ共用移動局の回線使用率が第2のしきい値以上の場合に、無線回線の割り当て不可と判定されることとなり、共用移動局106に対して相対的に専用移動局105等が無線回線を確保する確率が高まり、専用移動局105等の呼損率の上昇を防止することができる。
【0063】
図8の処理例では、専用移動局の呼損率を所定の第3のしきい値と比較し、専用移動局の呼損率が当該第3のしきい値よりも低いか否かを判定する(S81)。ここで、専用移動局の呼損率とは、無線ゾーン内における一定時間内での専用移動局からの無線回線の割り当て要求数に対する専用移動局への無線回線割り当ての失敗回数の割合である。そして、S81で専用移動局の呼損率が第3のしきい値よりも低い場合は、無線回線の割り当て可能と判定し(S82)、専用移動局の呼損率が第3のしきい値以上の場合は、無線回線の割り当て不可と判定する(S83)。このような判定処理を行うことにより、専用移動局の呼損率が許容された一定値以下に収まるようになり、専用移動局の呼損率上昇を防止することができる。
【0064】
図9の処理例では、専用移動局の呼損率と共用移動局の呼損率とを比較し、専用移動局の呼損率が共用移動局の呼損率以下であるか否かを判定する(S91)。ここで、専用移動局の呼損率とは、無線ゾーン内における一定時間内での専用移動局からの無線回線の割り当て要求数に対する専用移動局への無線回線割り当ての失敗回数の割合であり、共用移動局の呼損率とは、無線ゾーン内における一定時間内での共用移動局からの無線回線の割り当て要求数に対する共用移動局への無線回線割り当ての失敗回数の割合である。S91で専用移動局の呼損率が共用移動局の呼損率以下である場合に無線回線の割り当て可能と判定し(S92)、専用移動局の呼損率が共用移動局の呼損率よりも高い場合に無線回線の割り当て不可と判定する(S93)。このような判定処理を行うことにより、専用移動局の呼損率が共用移動局の呼損率以下となり、専用移動局と共用移動局の接続品質を可能な限り同等に保つことができる。
【0065】
以上のような図3の無線回線割り当て処理及び図4〜図9の判定処理により、無線ゾーン内における回線使用率または呼損率に応じて、共用移動局に対する回線割り当ての可否を決定するため、共用移動機の回線使用により専用移動機が使用可能である回線が圧迫され、共用移動局の呼損率と比較して専用移動局の呼損率が上昇することを防止することができる。
【0066】
また、共用移動局への無線回線割り当てを試みる最終候補システム(図3でのシステムB)においては、割り当て可否判定処理(図3のS10)を回避して専用移動局と同様に空き無線回線を割り当てるため、共用移動局についても著しい呼損率の上昇を防止することができ、専用移動局を使用するユーザ、および共用移動局を使用するユーザに対し、可能な限り同等の接続品質を提供することができる。
【0067】
[無線回線割り当て処理に関する別の実施態様]
ところで、図3の無線回線割り当て処理については、図10、図11のような別の処理態様を採用することができる。以下、これらの処理を図面に沿って説明する。
【0068】
図10の処理例は、最初に共用移動局106から要求を受けた無線回線制御局102が無線回線の割り当てをとりまとめる態様である。即ち、無線回線制御局102が自局での無線回線の割り当て不可と判定し他のシステム(システムB)の無線回線制御局107に無線回線割り当て要求を送信するに際し、事前に当該相手方(システムB)が最終候補システムか否かを判定し、最終候補システムの場合には、システムBが最終候補システムであることを告知する情報(最終候補情報)を無線回線割り当て要求に付加して送信する態様である。
【0069】
即ち、図10に示すように、まず、共用移動局106は、システムAの無線回線制御局102に対して、無線基地局103を介して無線回線割り当ての要求信号を送信する(S21)。無線回線制御局102は、共用移動局106から無線回線割り当ての要求信号を受信する。ここで図示は省略したが、無線回線制御局102は、まず自局(無線回線制御局102自身)が共用移動局106により通信可能なシステムのうちの最終候補システムであるか否かを判定する。このとき例えば、無線回線割り当ての要求信号に含まれた共用移動局106の通信可能なシステム情報を参照し、当該要求信号が他の無線回線制御局からの転送でなく共用移動局106から直接受信したという事実より、システムA以外にシステムBが候補システムとして残っていると判断し、自局は最終候補システムでないと判定することができる。
【0070】
そして、無線回線制御局102は、前述のような割り当て可否判定処理を行う(S22)。この割り当て可否判定処理において無線回線の割り当て可能と判定された場合(S23で肯定判定の場合)、割り当てるべき回線の選択を試み、空き回線が存在するか否かを確認し(S24)、空き回線が存在する場合は、選択された空き回線を共用移動局106に割り当てる処理を行う(S25)。
【0071】
一方、S22の割り当て可否判定処理において無線回線の割り当て不可と判定された場合(S23で否定判定の場合)又はS24で空き回線が存在しない場合は、システムAの回線を共用移動局106に割り当てることは不可能と判断できるため、他の候補システム(システムB)の回線の割り当てを行うべく、無線回線制御局102は、システムBが共用移動局106により通信可能なシステムのうちの最終候補システムであるか否かを判定する(S26)。このとき無線回線制御局102は、例えば、無線回線割り当ての要求信号に含まれた共用移動局106の通信可能なシステム情報(システムAとB)を参照することで、システムBが最終候補システムであると判断し、送信相手のシステムBが最終候補システムであることを告知する情報(最終候補情報)を無線回線割り当て要求に付加して(S27)、コアネットワーク101を介してシステムBの無線回線制御局107へ割り当て要求信号を送信する(S28)。
【0072】
なお、システムA以外に候補システムが存在しない場合は、図示を省略したが、割り当て可否判定処理(S22)を回避して、割り当てるべき回線の選択を試み、空き回線が存在するか否かを確認する(S24)。空き回線が存在する場合は、選択された空き回線を共用移動局106に割り当てる処理を行い(S25)、空き回線が存在しない場合は、共用移動局106に無線回線割り当てができない旨を通知して(S36に相当)、図10の処理を終了する。
【0073】
さて、無線回線制御局107は、無線回線制御局102から割り当て要求信号を受信すると、まず自局(無線回線制御局107自身)が最終候補システムであるか否かを、要求信号に最終候補情報が付加されているか否かによって判定する(S29)。このとき無線回線制御局107は、上記の最終候補情報が割り当て要求信号に含まれているため、当該最終候補情報によって自局は最終候補システムであることを認識する。
【0074】
S29で自局は最終候補システムであると判定した場合、割り当て可否判定処理(S30)を回避して、割り当てるべき回線の選択を試み、空き回線が存在するか否かを確認し(S32)、空き回線が存在する場合は、空き回線が存在する旨の応答を無線回線制御局102に送信し(S33)、無線回線制御局102が、選択された空き回線を共用移動局106に割り当てる処理を行う(S34)。一方、S32で空き回線が存在しない場合、システムBの回線を共用移動局106に割り当てることは不可能と判断できるため、無線回線制御局107は、空き回線が存在しない旨の応答を無線回線制御局102に送信する(S35)。この応答を受けた無線回線制御局102は、無線回線を割り当てる候補システムが尽きたため、共用移動局106に無線回線割り当てができない旨を通知して(S36)、図10の処理を終了する。
【0075】
一方、S29でシステムBが最終候補システムでなく他の候補システム(例えばシステムC)が存在する場合、上述した無線回線制御局102での処理と同様に、無線回線の割り当て可否判定処理を行う(S30)。判定処理の結果、割り当て可能と判定された場合(S31で肯定判定の場合)、割り当てるべき回線の選択を試み、空き回線が存在するか否かを確認し(S32)、空き回線が存在する場合は、空き回線が存在する旨の応答を無線回線制御局102に送信し(S33)、無線回線制御局102が、選択された空き回線を共用移動局106に割り当てる処理を行う(S34)。ただし、S30の判定処理の結果、割り当て不可能と判定された場合(S31で否定判定の場合)又はS32で空き回線が存在しない場合は、システムBの回線を共用移動局106に割り当てることは不可能と判断できるため、無線回線制御局107は、空き回線が存在しない旨の応答を無線回線制御局102に送信する(S35)。そして、無線回線制御局102は、S35で空き回線が存在しない旨の応答を受信した後、システムCを相手の候補システムとしてS26〜S28と同様の処理を行い、システムCの無線回線制御局がS29〜S33、S35と同様の処理を行う。
【0076】
そして、最終的には無線回線制御局102は、割り当て可能な回線が有った時点で当該選択された空き回線を共用移動局106に割り当てる処理を行う(S34に相当)。一方、最終的に、割り当て可能な回線が無かった場合、無線回線制御局102は、共用移動局106に無線回線割り当てができない旨を通知して(S36に相当)、図10の処理を終了する。
【0077】
以上のような図10の処理により、共用移動局106からの無線回線割り当て要求に基づき各システムに対して順番に、空き回線が探索され共用移動局106に割り当てられることとなる。
【0078】
次の図11の処理例は、システムAにて接続不可であった場合に、システムBでの接続を試みる制御を、共用移動局106が自律的に、システムBの無線回線制御局107へ無線回線割り当て要求を送信することによって行う態様である。
【0079】
即ち、図11に示すように、まず、共用移動局106は、システムAの無線回線制御局102に対して、無線基地局103を介して無線回線割り当ての要求信号を送信する(S101)。無線回線制御局102は、共用移動局106から無線回線割り当ての要求信号を受信すると、前述のような割り当て可否判定処理を行う(S102)。この割り当て可否判定処理において無線回線の割り当て可能と判定された場合(S103で肯定判定の場合)、割り当てるべき回線の選択を試み、空き回線が存在するか否かを確認し(S104)、空き回線が存在する場合は、選択された空き回線を共用移動局106に割り当てる処理を行う(S105)。
【0080】
一方、S102の割り当て可否判定処理において無線回線の割り当て不可と判定された場合(S103で否定判定の場合)又はS104で空き回線が存在しない場合は、システムAの回線を共用移動局106に割り当てることは不可能と判断できるため、無線回線制御局102は共用移動局106に無線回線割り当てができない旨を通知する(S106)。
【0081】
なお、システムA以外に候補システムが存在しない場合は、図示を省略したが、割り当て可否判定処理(S102)を回避して、割り当てるべき回線の選択を試み、空き回線が存在するか否かを確認する(S104)。空き回線が存在する場合は、選択された空き回線を共用移動局106に割り当てる処理を行い(S105)、空き回線が存在しない場合は、共用移動局106に無線回線割り当てができない旨を通知して(S115に相当)、図11の処理を終了する。
【0082】
さて、S106での通知を受けた共用移動局106は、自局が通信可能なシステムのうち次のシステム(システムB)が最終候補システムであるか否かを判定する(S107)。このとき共用移動局106は、自局の通信可能なシステム情報(システムAとB)を参照することで、システムBが最終候補システムであると判断し、送信相手のシステムBが最終候補システムであることを告知する情報(最終候補情報)を無線回線割り当て要求に付加して(S108)、システムBの無線回線制御局107へ割り当て要求信号を送信する(S109)。
【0083】
無線回線制御局107は、共用移動局106から割り当て要求信号を受信すると、まず自局(無線回線制御局107自身)が最終候補システムであるか否かを、要求信号に最終候補情報が付加されているか否かによって判定する(S110)。このとき無線回線制御局107は、上記の最終候補情報が割り当て要求信号に含まれているため、当該最終候補情報によって自局は最終候補システムであることを認識する。
【0084】
S110で自局は最終候補システムであると判定した場合、割り当て可否判定処理(S111)を回避して、割り当てるべき回線の選択を試みて空き回線が存在するか否かを確認し(S113)、空き回線が存在する場合は、当該無線回線制御局107が、選択された空き回線を共用移動局106に割り当てる処理を行う(S114)。一方、S113で空き回線が存在しない場合、システムBの回線を共用移動局106に割り当てることは不可能と判断でき、無線回線を割り当てる候補システムが尽きたため、無線回線制御局107は、共用移動局106に無線回線割り当てができない旨を通知して(S115)、図11の処理を終了する。
【0085】
一方、S110でシステムBが最終候補システムでなく他の候補システム(例えばシステムC)が存在する場合、上述した無線回線制御局102での処理と同様に、無線回線の割り当て可否判定処理を行う(S111)。判定処理の結果、割り当て可能と判定された場合(S112で肯定判定の場合)、割り当てるべき回線の選択を試み、空き回線が存在するか否かを確認し(S113)、空き回線が存在する場合は、当該無線回線制御局107が、選択された空き回線を共用移動局106に割り当てる処理を行う(S114)。ただし、S111の判定処理の結果、割り当て不可能と判定された場合(S112で否定判定の場合)又はS113で空き回線が存在しない場合は、システムBの回線を共用移動局106に割り当てることは不可能と判断できるため、無線回線制御局107は、空き回線が存在しない旨の応答を共用移動局106に送信する。そして、共用移動局106は、システムBの空き回線が存在しない旨の応答を受信した後、システムCを相手の候補システムとしてS107〜S109と同様の処理を行い、システムCの無線回線制御局がS110〜S115と同様の処理を行う。
【0086】
そして、最終的に、割り当て可能な回線が有った時点で、そのシステムの無線回線制御局が空き回線を共用移動局106に割り当てる処理を行う(S113に相当)。一方、最終的に、割り当て可能な回線が無かった場合、共用移動局106は、無線回線割り当てを中止し、図11の処理を終了する。
【0087】
以上のような図11の処理により、共用移動局106からの無線回線割り当て要求に基づき各システムに対して順番に、空き回線が探索され共用移動局106に割り当てられることとなる。
【0088】
ところで、上記の各実施形態での無線回線割り当て制御方法は、1つの方式システムにおける複数の周波数帯域の各々について、当該周波数帯域で通信可能な移動局に対し無線回線を割り当てる際にも、適用することができ、同様の作用・効果を得ることができる。
【0089】
また、図4〜図9の判定処理は、各方式システムへの無線回線割り当て可否の判定に限定されず、各方式システムにおける複数の周波数帯域の各々について、当該周波数帯域で通信可能な移動局に対し無線回線を割り当てる際にも、適用することができ、同様の作用・効果を得ることができる。
【0090】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、各方式システムでは、無線ゾーン内における回線使用率、または呼損率に応じて、共用移動局に対する回線割り当ての可否を決定するため、共用移動機の回線使用により専用移動機が使用可能である回線が圧迫され、共用移動局の呼損率と比較して専用移動局の呼損率が上昇することを防止することができる。
【0091】
また、共用移動局への無線回線割り当てを試みる最終候補の方式システムにおいては、専用移動局と同様に空き無線回線を割り当てるため、共用移動局についても著しい呼損率の上昇を防止することができ、専用移動局を使用するユーザ、および共用移動局を使用するユーザに対し、可能な限り同等の接続品質を提供することができる。
【0092】
また、本発明は、複数の方式システムの各々に基づく通信を行うための移動局への無線回線の割り当て制御のみならず、1つの方式システムにおける複数の周波数帯域の各々について、当該周波数帯域で通信可能な移動局に対し無線回線を割り当てる際にも、適用することができる。
【0093】
また、本発明は、各方式システムへの無線回線割り当て可否の判定に限定されず、各方式システムにおける複数の周波数帯域の各々について、当該周波数帯域で通信可能な移動局に対し無線回線を割り当てる際の割り当て可否の判定にも適用することができる。このように本発明は、汎用性が非常に高く有効な技術といえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施形態に係る複数方式共用システムの構成図である。
【図2】無線回線制御局の構成図である。
【図3】無線回線割り当てに関する処理の第1の例を示す図である。
【図4】割り当て可否判定処理の第1の例を示す流れ図である。
【図5】割り当て可否判定処理の第2の例を示す流れ図である。
【図6】割り当て可否判定処理の第3の例を示す流れ図である。
【図7】割り当て可否判定処理の第4の例を示す流れ図である。
【図8】割り当て可否判定処理の第5の例を示す流れ図である。
【図9】割り当て可否判定処理の第6の例を示す流れ図である。
【図10】
無線回線割り当てに関する処理の第2の例を示す図である。
【図11】
無線回線割り当てに関する処理の第3の例を示す図である。
【符号の説明】
100…複数方式共用システム、101…コアネットワーク、102、107…無線回線制御局、103、108…無線基地局、104、109…無線ゾーン、105、110…専用移動局、106…共用移動局、201、202…送受信部、203…制御部、204…情報記憶部。

Claims (25)

  1. 複数の方式システムの各々に基づく通信を行うための無線回線の割り当て制御を行う各方式システム毎の制御装置と、複数の方式システムの各々に基づく通信を行うことが可能な共用移動局と、一の方式システムに基づく通信のみを行うことが可能な各方式システム毎の専用移動局とを含んで構成された複数方式共用システムにて、各制御装置が前記共用移動局に無線回線を割り当てる際の無線回線割り当て制御方法であって、
    各制御装置は、
    前記共用移動局への無線回線の割り当てを要求され且つ自装置が無線回線の割り当てを試みる最終候補の制御装置でない場合、所定条件に基づいて無線回線の割り当て可否を判定し、当該判定結果に基づいて無線回線の割り当てを制御し、
    前記共用移動局への無線回線の割り当てを要求され且つ自装置が無線回線の割り当てを試みる最終候補の制御装置である場合、無線回線の割り当て可否判定を回避し、前記共用移動局への無線回線の割り当てを行う、
    ことを特徴とする無線回線割り当て制御方法。
  2. 無線回線の割り当て要求には、前記共用移動局の通信可能な方式システム情報が含まれており、
    各制御装置は、当該共用移動局の通信可能な方式システム情報に基づいて、自装置が無線回線の割り当てを試みる最終候補の制御装置であるか否かを判定する、
    ことを特徴とする請求項記載の無線回線割り当て制御方法。
  3. 共用移動局は、当該共用移動局の通信可能な方式システム情報を含む割り当て要求を出力し、
    前記割り当て要求を受信した一の制御装置は、
    所定条件に基づいて無線回線の割り当て可否を判定し、
    当該判定結果が割り当て不可の場合、前記共用移動局の通信可能な方式システム情報に基づいて、他の候補となる制御装置が無線回線の割り当てを試みる最終候補の制御装置であるか否かを判定し、
    当該最終候補の判定情報を前記割り当て要求に付加して、他の候補となる制御装置へ出力する、
    ことを特徴とする請求項記載の無線回線割り当て制御方法。
  4. 無線回線の割り当て要求を受信した一の制御装置は、
    所定条件に基づいて無線回線の割り当て可否を判定し、
    当該判定結果が割り当て不可の場合、当該判定結果を前記共用移動局へ通知し、
    当該共用移動局は、
    自局の通信可能な方式システム情報に基づいて、他の候補となる制御装置が無線回線の割り当てを試みる最終候補の制御装置であるか否かを判定し、
    当該最終候補の判定情報を前記割り当て要求に付加して、他の候補となる制御装置へ出力する、
    ことを特徴とする請求項記載の無線回線割り当て制御方法。
  5. 各制御装置は、無線回線の割り当て可否の判定において、
    自装置の制御下の無線ゾーン内における全無線回線数に対する全移動局が使用中の無線回線数の割合を表す全移動局の回線使用率を、第1のしきい値と比較し、
    全移動局の回線使用率が第1のしきい値よりも低い場合に割り当て可能と判定し、
    全移動局の回線使用率が第1のしきい値以上の場合に割り当て不可と判定する、
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の無線回線割り当て制御方法。
  6. 各制御装置は、無線回線の割り当て可否の判定において、
    自装置の制御下の無線ゾーン内における全無線回線数に対する共用移動局が使用中の無線回線数の割合を表す共用移動局の回線使用率を、第2のしきい値と比較し、
    共用移動局の回線使用率が第2のしきい値よりも低い場合に割り当て可能と判定し、
    共用移動局の回線使用率が第2のしきい値以上の場合に割り当て不可と判定する、
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の無線回線割り当て制御方法。
  7. 各制御装置は、無線回線の割り当て可否の判定において、
    自装置の制御下の無線ゾーン内における全無線回線数に対する全移動局が使用中の無線回線数の割合を表す全移動局の回線使用率を第1のしきい値と比較するとともに、全無線回線数に対する共用移動局が使用中の無線回線数の割合を表す共用移動局の回線使用率を第2のしきい値と比較し、
    全移動局の回線使用率が第1のしきい値よりも低く且つ共用移動局の回線使用率が第2のしきい値よりも低い場合に割り当て可能と判定し、
    全移動局の回線使用率が第1のしきい値以上であるか又は共用移動局の回線使用率が第2のしきい値以上である場合に割り当て不可と判定する、
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の無線回線割り当て制御方法。
  8. 各制御装置は、無線回線の割り当て可否の判定において、
    自装置の制御下の無線ゾーン内における全無線回線数に対する全移動局が使用中の無線回線数の割合を表す全移動局の回線使用率を第1のしきい値と比較するとともに、全無線回線数に対する共用移動局が使用中の無線回線数の割合を表す共用移動局の回線使用率を第2のしきい値と比較し、
    全移動局の回線使用率が第1のしきい値よりも低いか又は共用移動局の回線使用率が第2のしきい値よりも低い場合に割り当て可能と判定し、
    全移動局の回線使用率が第1のしきい値以上であり且つ共用移動局の回線使用率が第2のしきい値以上である場合に割り当て不可と判定する、
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の無線回線割り当て制御方法。
  9. 各制御装置は、無線回線の割り当て可否の判定において、
    自装置の制御下の無線ゾーン内における一定時間内での専用移動局からの無線回線割り当て要求数に対する専用移動局への無線回線の割り当て失敗数の割合を表す専用移動局の呼損率を、第3のしきい値と比較し、
    専用移動局の呼損率が第3のしきい値よりも低い場合に割り当て可能と判定し、
    専用移動局の呼損率が第3のしきい値以上の場合に割り当て不可と判定する、
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の無線回線割り当て制御方法。
  10. 各制御装置は、無線回線の割り当て可否の判定において、
    自装置の制御下の無線ゾーン内における一定時間内での専用移動局からの無線回線割り当て要求数に対する専用移動局への無線回線の割り当て失敗数の割合を表す専用移動局の呼損率を、前記無線ゾーン内における一定時間内での共用移動局からの無線回線割り当て要求数に対する共用移動局への無線回線の割り当て失敗数の割合を表す共用移動局の呼損率と比較し、
    専用移動局の呼損率が共用移動局の呼損率以下の場合に割り当て可能と判定し、
    専用移動局の呼損率が共用移動局の呼損率よりも高い場合に割り当て不可と判定する、
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の無線回線割り当て制御方法。
  11. 1つの方式システムにおける複数の周波数帯域の各々について、当該周波数帯域で通信可能な移動局に対し無線回線を割り当てる無線回線の割り当て制御を行う各周波数帯域毎の制御装置と、複数の周波数帯域で通信可能な共用移動局と、1つの周波数帯域でのみ通信可能な各周波数帯域毎の専用移動局とを含んで構成された移動通信システムにて、各制御装置が前記共用移動局に無線回線を割り当てる際の無線回線割り当て制御方法であって、
    各制御装置は、
    前記共用移動局への無線回線の割り当てを要求され且つ自装置が無線回線の割り当てを試みる最終候補の制御装置でない場合、所定条件に基づいて無線回線の割り当て可否を判定し、当該判定結果に基づいて無線回線の割り当てを制御し、
    前記共用移動局への無線回線の割り当てを要求され且つ自装置が無線回線の割り当てを試みる最終候補の制御装置である場合、無線回線の割り当て可否判定を回避し、前記共用移動局への無線回線の割り当てを行う、
    ことを特徴とする無線回線割り当て制御方法。
  12. 無線回線の割り当て要求には、前記共用移動局の通信可能な周波数帯域情報が含まれており、
    各制御装置は、当該共用移動局の通信可能な周波数帯域情報に基づいて、自装置が無線回線の割り当てを試みる最終候補の制御装置であるか否かを判定する、
    ことを特徴とする請求項11記載の無線回線割り当て制御方法。
  13. 共用移動局は、当該共用移動局の通信可能な周波数帯域情報を含む割り当て要求を出力し、
    前記割り当て要求を受信した一の制御装置は、
    所定条件に基づいて無線回線の割り当て可否を判定し、
    当該判定結果が割り当て不可の場合、前記共用移動局の通信可能な周波数帯域情報に基づいて、他の候補となる制御装置が無線回線の割り当てを試みる最終候補の制御装置であるか否かを判定し、
    当該最終候補の判定情報を前記割り当て要求に付加して、他の候補となる制御装置へ出力する、
    ことを特徴とする請求項11記載の無線回線割り当て制御方法。
  14. 無線回線の割り当て要求を受信した一の制御装置は、
    所定条件に基づいて無線回線の割り当て可否を判定し、
    当該判定結果が割り当て不可の場合、当該判定結果を前記共用移動局へ通知し、
    当該共用移動局は、
    自局の通信可能な周波数帯域情報に基づいて、他の候補となる制御装置が無線回線の割り当てを試みる最終候補の制御装置であるか否かを判定し、
    当該最終候補の判定情報を前記割り当て要求に付加して、他の候補となる制御装置へ出力する、
    ことを特徴とする請求項11記載の無線回線割り当て制御方法。
  15. 前記制御装置は、無線回線の割り当て可否の判定において、
    自装置の制御対象の周波数帯域における全無線回線数に対する全移動局が使用中の無線回線数の割合を表す全移動局の回線使用率を、第1のしきい値と比較し、
    全移動局の回線使用率が第1のしきい値よりも低い場合に割り当て可能と判定し、
    全移動局の回線使用率が第1のしきい値以上の場合に割り当て不可と判定する、
    ことを特徴とする請求項11〜14の何れか1項に記載の無線回線割り当て制御方法。
  16. 前記制御装置は、無線回線の割り当て可否の判定において、
    自装置の制御対象の周波数帯域における全無線回線数に対する共用移動局が使用中の無線回線数の割合を表す共用移動局の回線使用率を、第2のしきい値と比較し、
    共用移動局の回線使用率が第2のしきい値よりも低い場合に割り当て可能と判定し、
    共用移動局の回線使用率が第2のしきい値以上の場合に割り当て不可と判定する、
    ことを特徴とする請求項11〜14の何れか1項に記載の無線回線割り当て制御方法。
  17. 前記制御装置は、無線回線の割り当て可否の判定において、
    自装置の制御対象の周波数帯域における全無線回線数に対する全移動局が使用中の無線回線数の割合を表す全移動局の回線使用率を、第1のしきい値と比較するとともに、全無線回線数に対する共用移動局が使用中の無線回線数の割合を表す共用移動局の回線使用率を、第2のしきい値と比較し、
    全移動局の回線使用率が第1のしきい値よりも低く且つ共用移動局の回線使用率が第2のしきい値よりも低い場合に割り当て可能と判定し、
    全移動局の回線使用率が第1のしきい値以上であるか又は共用移動局の回線使用率が第2のしきい値以上である場合に割り当て不可と判定する、
    ことを特徴とする請求項11〜14の何れか1項に記載の無線回線割り当て制御方法。
  18. 前記制御装置は、無線回線の割り当て可否の判定において、
    自装置の制御対象の周波数帯域における全無線回線数に対する全移動局が使用中の無線回線数の割合を表す全移動局の回線使用率を、第1のしきい値と比較するとともに、全無線回線数に対する共用移動局が使用中の無線回線数の割合を表す共用移動局の回線使用率を、第2のしきい値と比較し、
    全移動局の回線使用率が第1のしきい値よりも低いか又は共用移動局の回線使用率が第2のしきい値よりも低い場合に割り当て可能と判定し、
    全移動局の回線使用率が第1のしきい値以上であり且つ共用移動局の回線使用率が第2のしきい値以上である場合に割り当て不可と判定する、
    ことを特徴とする請求項11〜14の何れか1項に記載の無線回線割り当て制御方法。
  19. 前記制御装置は、無線回線の割り当て可否の判定において、
    自装置の制御対象の周波数帯域における一定時間内での専用移動局からの無線回線割り当て要求数に対する専用移動局への無線回線の割り当て失敗数の割合を表す専用移動局の呼損率を、第3のしきい値と比較し、
    専用移動局の呼損率が第3のしきい値よりも低い場合に割り当て可能と判定し、
    専用移動局の呼損率が第3のしきい値以上の場合に割り当て不可と判定する、
    ことを特徴とする請求項11〜14の何れか1項に記載の無線回線割り当て制御方法。
  20. 前記制御装置は、無線回線の割り当て可否の判定において、
    自装置の制御対象の周波数帯域における一定時間内での専用移動局からの無線回線割り当て要求数に対する専用移動局への無線回線の割り当て失敗数の割合を表す専用移動局の呼損率を、前記無線ゾーン内における一定時間内での共用移動局からの無線回線割り当て要求数に対する共用移動局への無線回線の割り当て失敗数の割合を表す共用移動局の呼損率と比較し、
    専用移動局の呼損率が共用移動局の呼損率以下の場合に割り当て可能と判定し、
    専用移動局の呼損率が共用移動局の呼損率よりも高い場合に割り当て不可と判定する、
    ことを特徴とする請求項11〜14の何れか1項に記載の無線回線割り当て制御方法。
  21. 複数の方式システムの各々に基づく通信を行うための無線回線の割り当て制御を行う各方式システム毎の制御装置と、複数の方式システムの各々に基づく通信を行うことが可能な共用移動局と、一の方式システムに基づく通信のみを行うことが可能な各方式システム毎の専用移動局とを含んで構成された複数方式共用システムであって、
    各制御装置が、
    前記共用移動局への無線回線の割り当て要求を当該共用移動局から受信する受信手段と、
    所定条件に基づいて無線回線の割り当て可否を判定する割り当て可否判定手段と、
    前記共用移動局への無線回線の割り当てを行う割り当て手段と、
    前記共用移動局への無線回線の割り当て要求を受信し且つ自装置が無線回線の割り当てを試みる最終候補の制御装置でない場合、前記割り当て可否判定手段により無線回線の割り当て可否を判定し、前記割り当て手段により当該判定結果に基づいて無線回線を割り当てるよう制御し、前記共用移動局への無線回線の割り当て要求を受信し且つ自装置が無線回線の割り当てを試みる最終候補の制御装置である場合、前記割り当て可否判定手段による無線回線の割り当て可否判定を回避し、前記割り当て手段により無線回線の割り当てを行うよう制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする複数方式共用システム。
  22. 無線回線の割り当て要求には、前記共用移動局の通信可能な方式システム情報が含まれており、
    各制御装置が、
    当該共用移動局の通信可能な方式システム情報に基づいて、自装置が無線回線の割り当てを試みる最終候補の制御装置であるか否かを判定する第1の最終候補判定手段をさらに備えた、
    ことを特徴とする請求項21記載の複数方式共用システム。
  23. 共用移動局が、当該共用移動局の通信可能な方式システム情報を含む割り当て要求を出力し、
    前記制御装置が、
    前記割り当て可否判定手段により割り当て不可と判定された場合、前記共用移動局の通信可能な方式システム情報に基づいて、他の候補となる制御装置が無線回線の割り当てを試みる最終候補の制御装置であるか否かを判定する第2の最終候補判定手段と、
    当該最終候補の判定情報を前記割り当て要求に付加して、他の候補となる制御装置へ出力する要求出力手段と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項21記載の複数方式共用システム。
  24. 前記制御装置が、
    前記割り当て可否判定手段により割り当て不可と判定された場合、当該判定結果を前記共用移動局へ通知する通知手段をさらに備え、
    前記共用移動局が、
    自局の通信可能な方式システム情報に基づいて、他の候補となる制御装置が無線回線の割り当てを試みる最終候補の制御装置であるか否かを判定する候補判定手段と、
    当該最終候補の判定情報を前記割り当て要求に付加して、他の候補となる制御装置へ出力する出力手段とをさらに備えた、
    ことを特徴とする請求項21記載の複数方式共用システム。
  25. 複数の方式システムの各々に基づく通信を行うことが可能な共用移動局と、一の方式システムに基づく通信のみを行うことが可能な各方式システム毎の専用移動局とともに複数方式共用システムを構成し、複数の方式システムのうち所定の一の方式システムに基づく通信を行うための無線回線の割り当て制御を行う制御装置であって、
    前記共用移動局への無線回線の割り当て要求を当該共用移動局から受信する受信手段と、
    所定条件に基づいて無線回線の割り当て可否を判定する割り当て可否判定手段と、
    前記共用移動局への無線回線の割り当てを行う割り当て手段と、
    前記共用移動局への無線回線の割り当て要求を受信し且つ自装置が無線回線の割り当てを試みる最終候補の制御装置でない場合、前記割り当て可否判定手段により無線回線の割り当て可否を判定し、前記割り当て手段により当該判定結果に基づいて無線回線を割り当てるよう制御し、前記共用移動局への無線回線の割り当て要求を受信し且つ自装置が無線回線の割り当てを試みる最終候補の制御装置である場合、前記割り当て可否判定手段による無線回線の割り当て可否判定を回避し、前記割り当て手段により無線回線の割り当てを行うよう制御する制御手段と、
    を備えた制御装置。
JP2002152902A 2002-05-27 2002-05-27 無線回線割り当て制御方法、複数方式共用システム及び制御装置 Expired - Fee Related JP3597178B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002152902A JP3597178B2 (ja) 2002-05-27 2002-05-27 無線回線割り当て制御方法、複数方式共用システム及び制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002152902A JP3597178B2 (ja) 2002-05-27 2002-05-27 無線回線割り当て制御方法、複数方式共用システム及び制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003348647A JP2003348647A (ja) 2003-12-05
JP3597178B2 true JP3597178B2 (ja) 2004-12-02

Family

ID=29770122

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002152902A Expired - Fee Related JP3597178B2 (ja) 2002-05-27 2002-05-27 無線回線割り当て制御方法、複数方式共用システム及び制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3597178B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8185120B2 (en) * 2010-03-26 2012-05-22 Microsoft Corporation Cellular service with improved service availability
JP5506898B2 (ja) * 2012-12-18 2014-05-28 三菱電機株式会社 周波数帯域割当装置および周波数帯域割当方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003348647A (ja) 2003-12-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU655329B2 (en) Method of assigning a control channel as a temporary voice/data channel in a radio communications system
US5526376A (en) Intelligent repeater interface
KR100970373B1 (ko) 데이터 종류에 따라 효과적으로 무선 리소스를 사용할 수있는 무선 기지국 장치
US20040244001A1 (en) Methods of allocating use of multiple resources in a system
WO1996022003A1 (fr) Systeme de telecommunications mobiles
JPH09271063A (ja) 無線チャネル割り当て方式
JP2006517773A (ja) ポイント対ポイント間サービスとポイント対マルチポイント間サービスとの間でワイヤレス送受信ユニット(wtru)機能を分散させる方法
WO1999031823A1 (fr) Procede d'attribution d'un canal radio pour une radiocommunication
US5512884A (en) User requested communication resource allocation
KR100601118B1 (ko) 패킷 데이터 서비스를 위한 무선 자원 할당 시스템 및무선 자원 할당 방법
KR20020057512A (ko) 무선 통신기기 및 이를 적용한 무선 통신시스템 및 그통신방법
US6163680A (en) Two way radio communication system and method for establishing communication
JPH07250382A (ja) 無線チャンネル選択方法および無線チャンネル選択システム
US5638055A (en) Communication resource allocation by interrupt status
JP2005229350A (ja) 基地局制御装置及びその周波数割当て方法
JP3624869B2 (ja) 呼接続システム
JP5270284B2 (ja) 中継装置およびバッファ量制御方法
JP3597178B2 (ja) 無線回線割り当て制御方法、複数方式共用システム及び制御装置
JP6168424B2 (ja) コントローラ及び基地局
JP2000350252A (ja) サービスチャネル割り当て方法
JPH09172674A (ja) 無線通信システム
JP2001086137A (ja) 無線通信システム
JP2629640B2 (ja) 無線回線制御装置
JP3109943B2 (ja) 移動通信装置
JP3058124B2 (ja) 移動体通信システムにおける通話チャネル割当方法および装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040520

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040531

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040722

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040831

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040907

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3597178

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080917

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080917

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090917

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090917

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100917

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110917

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120917

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130917

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees