JP3596637B2 - 可調整電流源及びその制御方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、集積回路の分野におけるものであり、とりわけ、集積回路において有効な電流源回路を提供するものである。
【0002】
本出願は、米国における特許出願第08/359,927号、特許出願第08/360,229号、特許出願第08/359,397号、特許出願第08/359,926号及び、特許出願第08/360,227号に関連している。
【0003】
【従来の技術】
最新のデジタル集積回路、すなわち、周知の相補型金属酸化物半導体(CMOS)テクノロジに基づいて製作された集積回路の場合、集積回路内の多くの機能回路は、安定電流を伝導する電流源に依存している。こうした機能回路の例には、電圧調整器、差動増幅器、センス増幅器、電流ミラー、演算増幅器、レベル・シフト回路、及び、基準電圧回路が含まれる。こうした電流源は、一般に、電界効果トランジスタを利用し、電界効果トランジスタのゲートに基準電圧を印加する構成となっている。
【0004】
これらの回路は、通常、電流源によって制御されるほぼ一定の電流を利用する。しかし、本発明に関しては、製造される個々の集積回路の性能を保証する場合のように、状況が異なれば、電流源によって伝導される電流の値を異ならせるほうが望ましいということを確かめた。後述するように、対応する出力ドライバの制御のため、出力バッファに加えられる基準電圧を発生させる場合、電圧基準回路における低出力インピーダンスと電圧基準回路によって引き出される直流電流との間のトレード・オフを最適化するのが望ましい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明の目的は、可調整電流源を提供することにある。
【0006】
本発明のもう1つの目的は、電流を安定して細かく調整することが可能な可調整電流源を提供することにある。
【0007】
本発明のもう1つの目的は、ヒューズ・プログラミングによって、電流の永久選択が可能な可調整電流源を提供することにある。
【0008】
本発明の他の目的及び利点については、下記の図面に関する説明から、当該技術の通常の技能者にとって明らかになるであろう。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、集積回路で構成することが可能な可調整電流源を提供する。電流源は、追加脚を基準脚のトランジスタとの並列構成に切換え導入することができ、電流源トランジスタがミラー電流を伝導する、電流ミラーに基づくものである。並列トランジスタの切換え導入によって、有効ミラー比が変化し、電流源トランジスタによって伝導される電流が減少する。並列トランジスタの切換え導入は、ヒューズ・プログラミングまたは論理信号の制御下で実施することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
下記の説明から明らかになるように、本発明は、デジタル出力信号を発生する多様な集積回路において実施できることを意図したものである。こうした集積回路の例には、読み取り専用、プログラマブル読み取り専用、ランダム・アクセス(スタティックまたはダイナミック)、及び、FIFOタイプのメモリ回路、汎用またはプログラマブル・タイプのタイマ回路、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、マイクロコントローラ、及び、他の論理回路がある。メモリ回路は、電源電圧の低い集積回路(マイクロプロセッサのような)に対する出力データの供給によく用いられるものと予測されるので、解説を目的として、本発明の望ましい実施例については、メモリ集積回路の例について述べることにする。
【0011】
図1には、本発明の望ましい実施例が実施される、読み取り/書き込みメモリ10のブロック図が示されている。メモリ10には、メモリ・アレイ16をなすように配列された複数のメモリ・セルが含まれている。一般に、メモリ10は、Mビットのアドレスを受け、システム・クロック(「CLK」で表示)に同期して、Nビットのデータ量を出力する働きをする。整数M及びNは、設計者が所望のメモリ密度及びデータ経路サイズに基づいて選択される。メモリ・アレイ16の選択されたメモリ・セルは、従来のやり方で、後述するように、アドレス・レジスタ12、タイミング及び制御回路14、及び、アドレス・デコーダ17の動作によってアクセスされる。データ端末28によって、読み取り/書き込みメモリ10との間でのデータ通信が可能になり、この例では、データ端末28は、共通の入力/出力端末であるが、メモリ10において、独立した専用入力端末及び出力端末をその代りに用いることが可能であること勿論である。データは、読み取り回路要素19(当該技術における慣例通り、センス増幅器、バッファ回路要素等を含みうる)、出力バッファ21、及び、出力ドライバ20を介して、メモリ・アレイ16の選択されたメモリ・セルから読み取られ、逆に、入力ドライバ18及び書き込み回路要素17を介して、メモリ・アレイ16の選択されたメモリ・セルに書き込まれる。
【0012】
アドレス・レジスタ12には、A〜Aと表示された整数M個のアドレス入力が含まれている。当該技術において既知のように、アドレス入力によって、メモリ10にMビットのアドレスを加え、アドレス・レジスタ12に記憶することが可能になる。この例の場合、メモリ10が、同期タイプであり、アドレス入力Aにおけるアドレス値自体が、CLKを介してアドレス・レジスタ12に刻時され、CLKは、タイミング及び制御回路14からアドレス・レジスタ12に送られる。アドレスを記憶すると、アドレス・レジスタ12は、通常のやり方で、アドレス・デコーダ17を介して、そのアドレスをメモリ・アレイ16に加える。タイミング及び制御回路14は、例示のように、読み取り/書き込み許可(イネーブル)、出力許可、バースト・モード許可、チップ許可等の、当該技術において既知の各種制御及び/またはタイミング信号を表すことを意図した、一般化された1組の制御入力(CTRLで示す)を備えている。
【0013】
この例の場合、メモリ10は、電源端子Vccから電力を受け、また、基準電圧端子GNDも備えている。本発明の望ましい実施例によれば、メモリ10は、メモリ10の端子Vccに加えられる電圧より低い電源電圧による電力供給を受ける別の集積回路によって受けるために、データ端末28に出力データを生じる。例えば、メモリ10の端子Vccに印加される電源電圧は、(端子GNDにおける電圧に対して)公称で5ボルトとすることができるが、端末28においてメモリ10が提供するデータを受ける集積回路は、公称で3.3ボルトの電源電圧を有することが可能である。この条件を可能にするためには、データ端末28においてメモリ10の出力ドライバ20によって駆動される最大電圧は、この低いほうの電源電圧か、または、それに近い(すなわち、3.3ボルトまたはそれに近い)電圧として、下流の集積回路に対する損傷を回避しなければならない。さらに詳細に後述するように、本発明の望ましい実施例は、メモリ10の出力ドライバ20によって駆動される最大出力の高レベル電圧にこうした制限を設けることを意図したものである。
【0014】
メモリ・アレイ16は、所望の密度及びアーキテクチャに基づいて、サイズ及び構成が定められた標準メモリ記憶アレイである。一般に、アレイ16はアドレス・デコーダ17から復号化アドレス信号を受け、これに応じて所望の1つ以上のメモリ・セルをアクセスする。上述のように、制御信号の1つが、読み取り操作と書き込み操作のいずれを実施すべきか選択する。書き込み操作の場合、データ端末28に供給され、入力バッファ18を介して伝達される入力データは、書き込み回路要素21によって、選択されたメモリ・セルに供給される。逆に、読み取り操作の場合、選択されたメモリ・セルに記憶されているデータが、読み取り回路要素19によって出力バッファ21に供給される。次に、出力バッファ21は、データ端末28からデジタル出力データ信号を送り出すため、出力ドライバ20に対する制御信号を発生する。いずれにせよ、メモリ10の内部動作は、従来のやり方で、タイミング及び制御回路要素14によって制御される。
【0015】
本発明の望ましい実施例によれば、メモリ10には、さらに、出力バッファ・バイアス回路22が含まれる。出力バッファ・バイアス回路22によって、ラインVOHREFにバイアス電圧が発生し、出力バッファ21に供給され、出力バッファ21から供給される制御信号は出力ドライバ20によって駆動される、データ端末28における最大出力電圧を制限する。図1に示すように、また、さらに詳細に後述するように、本発明の望ましい実施例による出力バッファ・バイアス回路22は、メモリ・アクセス・サイクルのタイミングに基づき、タイミング及び制御回路要素14によって制御される。
【0016】
次に、図2を参照すると、本発明に基づく出力バッファ・バイアス回路22の構成及び出力バッファ21及び出力ドライバ20との連係が、さらに詳細に示されている。図2に示すように、出力バッファ・バイアス回路22には、その出力から調整された電圧VOHREFを送り出す、電圧基準及び調整器24が含まれている。出力バッファ・バイアス回路22には、また、さらに詳細に後述するように、タイミング及び制御回路要素14によってラインC50に発生したクロック信号の制御を受ける、バイアス電流源26も含まれている。バイアス電流源26は、ラインVOHREFにおける電圧発生時に電圧基準及び調整器24によって用いられる、バイアス電流iBIASを発生する。また、本発明のこの実施例によれば、電圧基準及び調整器24は、オフセット補償電流源28からオフセット補償電流iNULLを受ける。出力バッファ・バイアス回路22には、さらに、電圧VOHREFの設定に役立つVシフト回路30が含まれている。出力バッファ・バイアス回路22及びそのそれぞれの構成要素ブロックの詳細な構成及び動作については、さらに詳細に後述する。
【0017】
電圧VOHREFは、出力バッファ21のそれぞれに供給される。出力バッファ・バイアス回路22自体は、出力バッファ21のいくつかにサービスを行うが、多くの場合、出力バッファの数によっては、出力バッファ21の全てを制御するのに、単一の出力バッファ・バイアス回路22で十分である。各出力バッファ21は、読み取り回路19(図1参照)によって発生する相補データ入力DATA、DATA* を受ける。例えば、出力バッファ21は、相補データ入力DATA、DATA* (* は、論理補数を表す)を受ける。各出力バッファ21は、制御信号(出力バッファ21についてPU及びPDで示す)を対応する出力ドライバ20に供給する。各出力ドライバ20は、対応するデータ端末28を駆動する。図1に示すように、データ端末は、共通の入力/出力端末であるが、入力側(すなわち、データ入力バッファ等)は、見やすくするため、図2には示されていない。
【0018】
本発明のこの実施例における各出力バッファ21は、nチャネル・プッシュ・プル・ドライバとして実施される。特に、図2に詳細に示されている出力ドライバ20について言及すると(他の出力ドライバ20も同様に構成されているのは明らかである)、nチャネル・プル・アップ・トランジスタ32は、ドレインに対してVccのバイアスが加えられ、ソースは、データ端末28に接続される。nチャネル・プル・ダウン・トランジスタ34は、ドレインがデータ端末28に接続され、ソースには大地電位のバイアスがかけられる。出力ドライバ20には、また、当該技術における慣例に従って、静電放電保護装置(不図示)を含むのが望ましい。トランジスタ32、34のゲートは、出力バッファ21から、それぞれ、制御信号PU、PDを受ける。当該技術の通常の技能者には明らかなように、プル・アップ・トランジスタ32のドレインには、Vcc(例えば、公称で5ボルト)のバイアスが印加されるので、トランジスタ32のゲートに印加されるラインPUの電圧を適正に制御して、論理1を提示する際に、トランジスタ32がデータ端末28を駆動して達する最大電圧(VOH maximumと呼ばれる)が、限界(例えば、3.3ボルト)を超えないことを保証しなければならない。本発明の望ましい実施例に基づいて、この制限を実施する方法については、後述する。
【0019】
図2に示すように、nチャネル・プル・アップ・トランジスタ32の基板ノードには、データ端末28におけるそのソースに与えられる電圧ではなく、大地電位のバイアスをかけるのが望ましい。当該技術の通常の技能者には明らかなように、nチャネル・プル・アップ・トランジスタ32に関するこの基板ノード・バイアスは、ラッチ・アップに対する脆弱性を回避するのに望ましい。しかし、やはり明らかなように、トランジスタ32に関するこのバイアス条件によって、そのしきい値電圧が有効に上昇するので、出力ドライバ20によって駆動されるVOH maximumを制限するのは、いっそう困難になる。この困難さは、トランジスタ32をオンにするために、ラインPUを駆動しなければならない電圧が上昇するために生じる。本発明の望ましい実施例では、後述するように、トランジスタ32の基板ノードにバックバイアス(すなわち、そのソースの電圧以外の電圧)をかけることにより、この困難に対処する。
【0020】
出力バッファ
図2に示す出力バッファ21の構成について詳述するが、他の出力バッファ21も同様に構成されているのは明らかである。出力バッファ21は、それぞれのNAND機能素子40、42の入力においてデータ入力ラインDATA、DATA* を受ける。出力許可ラインOUTENが、やはり、NAND機能素子40、42のそれぞれの入力において受けられ、後述する出力許可機能が実施される。
【0021】
NAND機能素子の出力は、pチャネル・トランジスタ36及びnチャネル・トランジスタ38のゲートに加えられる。pチャネル・トランジスタ36は、そのソースに、出力バッファ・バイアス回路22によって発生する電圧VOHREFのバイアスがかけられ、そのドレインは、ラインPUに接続される。nチャネル・トランジスタ38は、そのドレインが、ラインPUに接続され、そのソースには、大地電位のバイアスが印加される。トランジスタ36、38自体は、NAND機能素子40によって供給される論理信号の論理的補数によってラインPUを駆動する、従来のCMOSインバータを形成している。しかし、ラインPUがトランジスタ36に駆動されて、達する高電圧は、出力バッファ・バイアス回路22によって発生する電圧VOHREFに制限される。ラインPUは、出力ドライバ20のnチャネル・プル・アップ・トランジスタ32のゲートに供給されるので、従って、電圧VOHREFは、プル・アップ・トランジスタ32の最大駆動電圧、すなわち、データ端末28jが駆動されて、達する電圧を制御することになる。
【0022】
下側では、NAND機能素子42の出力が、インバータ43の入力に加えられる(この場合、Vccによるバイアスが印加される)。インバータ43の出力によって、ラインPDが駆動され、nチャネル・プル・ダウン・トランジスタ34のゲートに加えられる。
【0023】
動作時、出力許可ラインOUTENが高論理レベルの場合、NAND機能素子40、42の状態は、データ入力ラインDATA、DATA* によって制御され、互いの論理的補数になる(データ入力ラインDATA、DATA* が、互いに論理的補数であるため)。ラインDATAが高論理レベルであれば、NAND機能素子40の出力における論理レベルが低になり、トランジスタ36がオンになるので、電圧VOHREFがラインPUを介してトランジスタ32のゲートに加えられ、データ端末28が駆動されて、高論理レベルになる(上述のように、VOHREFの電圧によって制限される)。この条件において、NAND機能素子42の出力は、高であり(データ・ラインDATA* は低)、インバータ43によって反転されると、出力ドライバ20のトランジスタ34はオフになる。他のデータ状態において、NAND機能素子40の出力が高になると(データ・ラインDATAは低)、トランジスタ38がオンになり、ラインPUが低にプル・ダウンされて、トランジスタ32がオフになる。又、NAND機能素子42の出力が、低になり、インバータ43がラインPDを駆動して高にし、トランジスタ34をオンにするので、データ端末28が低にプル・ダウンされる。出力許可ラインOUTENが低論理レベルの場合、NAND機能素子40、42の出力は、データ入力ラインDATA、DATA* によって加えられるデータ状態に関係なく、強制的に高になり、結果として、トランジスタ32、34は、両方とも、オフになり、データ端末28は、高インピーダンス状態に保たれる。
【0024】
上述のように、本発明のこの実施例におけるラインVOHREFの電圧によって、出力ドライバ20におけるnチャネル・プル・アップ・トランジスタ32に加えられる駆動が決まる。従って、本発明のこの実施例によれば、電圧VOHREFをプル・アップ・トランジスタ32のゲートに供給する場合に、出力バッファ21の構成は、最小限のトランジスタで実施され、迅速なスイッチングによって、データ端末28における高速遷移を可能にするので、とりわけ有効である。さらに、本発明のこの実施例によれば、VOH maximumを制限するのに、出力ドライバ20において、直列デバイスが不要になるが、こうした直列デバイスは、必然的に、出力ドライバ20のスイッチング速度を低下させ、静電放電及びラッチ・アップに対する脆弱性を導入することになる。さらに、本発明のこの実施例によれば、nチャネル・トランジスタ32に対するゲート駆動のブート・ストラップが不必要になるので、電圧のスルー及びバンプに影響されなくなる。
【0025】
次に、適正な電圧VOHREFを供給することによって、本発明のこの実施例におけるメモリ10が、論理的高レベルを、より低い電源電圧を有する集積回路によって受けられる最大安全レベルにすることが可能になる、出力バッファ・バイアス回路22の構成について、図2に示す出力バッファ・バイアス回路22の各回路機能に関連して、詳細に述べることにする。
【0026】
シフトを伴う電圧基準及び調整器
次に、図3を参照し、出力バッファ・バイアス回路22の他の構成要素と連携させて、電圧基準及び調整器24の構成及び動作を詳細に説明する。
【0027】
図3に示すように、電圧基準及び調整器24は、電流ミラー式に構成されている。pチャネル・トランジスタ44及び46は、それぞれ、ソースにVccのバイアスが加えられ、ゲートは互いに接続されている。この電流ミラーの基準脚において、トランジスタ44のドレインは、そのゲート、及び、nチャネル・トランジスタ48のドレインに接続されている。nチャネル・トランジスタ48のゲートは、Vccとアースとの間に直列に接続された抵抗器47,49より成る分圧器に接続されており、この場合トランジスタ48のゲートは、Vcc電源電圧の所望の一部(例えば、60%)を受ける抵抗器47及び49間の点に接続されている。代替案として、抵抗分圧器の各脚は、当初、ヒューズによって短絡された直列の抵抗器から構成することが可能であり、選択されたヒューズを開くことにより、トランジスタ48のゲートに加えられる電圧にプログラム機能を付与することが可能になる。
【0028】
トランジスタ48のソースは、バイアス電流源26に接続されている。この電流ミラーのミラー脚において、トランジスタ46のドレインは、出力ノードVOHREFにおいて、nチャネル・トランジスタ50のドレインに接続されている。トランジスタ50のゲートは、さらに詳細に後述するやり方で、Vシフト回路30を介してノードVOHREFに結合されている。nチャネル・トランジスタ50のソースは、基準脚のトランジスタ48のソースに、従って、バイアス電流源26に接続されている。上述のように、バイアス電流源26は、電圧基準及び調整器24の電流ミラーの基準脚とミラー脚とにおける電流の和(すなわち、トランジスタ48及び50を通る電流の和)である、電流iBIASを伝導する。電流iBIASは、主として、nチャネル・トランジスタ52により生ぜしめられ、このトランジスタ52のドレインはトランジスタ48及び50のソースに接続され、トランジスタ52のソースには、大地電位のバイアスがかけられ、トランジスタ52のゲートがバイアス基準回路54によって制御される。さらに詳細に後述するように、本発明の望ましい実施例によれば、電流iBIASをメモリ・アクセス・サイクルにおける所定の時点において減少せしめうるように電流iBIASを制御して(クロック信号C50の制御下で)、メモリ・アクセス・サイクルの異なる部分に対して電圧基準及び調整器24の出力インピーダンスを最適化するため、動的バイアス回路60も設けられている。
【0029】
本発明のこの望ましい実施例では、電圧VOHREFが出力ドライバ21におけるnチャネル・プル・アップ・トランジスタ32に加えられる(出力バッファ21を介して)ことを考慮して、Vシフト回路30は、電圧基準及び調整器24のミラー脚におけるnチャネル・トランジスタ50のゲートにバイアスをかけ、電圧VOHREFが、nチャネルしきい値電圧だけ、上方にシフトすることを保証する。このシフトの実施方法については、電圧基準及び調整器24の動作と共に、後述する。
【0030】
次に、メモリ・サイクルにおいて、出力データをデータ端末28から送り出すことになる時点における、電圧基準及び調整器24の動作について詳細に述べることにする。バイアス基準回路54が、nチャネル・トランジスタ52のゲートにバイアス電圧を印加して、電流ミラーを介して伝導されるiBIASの値を設定する。動的バイアス回路60は、この時点において、事実上にオフになる。抵抗器47、49によって発生され、基準電圧としてnチャネル・トランジスタ48のゲートに供給される、分圧電圧によって、トランジスタ48の導通度が決まり、従って、pチャネル・トランジスタ44のドレインにおけるバイアス条件が決まる。トランジスタ44によって伝導される電流は、ミラー脚のトランジスタ46によって鏡映され、従って、トランジスタ44によって伝導される電流の複数倍になる(後述する)。
【0031】
トランジスタ46、50のドレインにおける電圧VOHREFは、トランジスタ44、48のドレインにおける電圧、回路におけるトランジスタの相対的サイズ、及び、Vtシフト回路30の効果によって決まる。電流ミラー回路技術において周知のように、電圧基準及び調整器24の差動増幅器の効果を考慮して、トランジスタ50のゲート電圧は、トランジスタ50のゲートへのラインVOHREFにおける電圧のフィードバックによって、トランジスタ48のゲート電圧に整合しようとする。しかし、Vシフト回路30には、ダイオード接続したトランジスタ56が含まれており、そのゲートがVOHREFにおいてそのドレインに接続され、そのソースが、トランジスタ50のゲートに接続されて、ラインVOHREFとトランジスタ50のゲートとの間にしきい値電圧降下を生じさせるようになっている。トランジスタ56は、出力ドライバ20におけるnチャネル・プル・アップ・トランジスタ32と同様に、すなわち、同じか、または、同様のゲート長を備え、同じ基板ノード・バイアス(例えば、大地電位)がかかるように、構成されている。nチャネル・トランジスタ58は、そのドレインが、トランジスタ56のソースに接続され、そのゲートは、バイアス基準回路54の制御を受け、トランジスタ56を介して適正な電流の伝導が保証されるので、トランジスタ56の両端間に正確なしきい値電圧の降下が生じることになる。
【0032】
シフト回路30の結果として、ラインVOHREFにおける電圧は、出力ドライバ20のnチャネル・プル・アップ・トランジスタ32のしきい値電圧にほぼ整合するしきい値電圧値だけ、トランジスタ48のゲートにおける基準電圧から上昇される。電圧VOHREFが、出力ドライバ20におけるnチャネル・プル・アップ・トランジスタ32のゲートに印加されて、十分な高レベルの駆動が保証されることを考慮すると、この追加のしきい値電圧シフトは、必要になる。Vシフトは、電圧基準及び調整器24の出力インピーダンス、すなわち、出力バッファ21のスイッチングによって電圧VOHREFの揺らぎが生じる場合に、トランジスタ50を介して電流をシンクするインピーダンスを増大させないようにして、回路30によって実施される。又、回路30を設けることにより、電圧基準及び電圧調整器24に導入されるオフセット電圧を最小にし、これには全段を追加せずに、2つのトランジスタ56、58を追加するだけで済む。
【0033】
もちろん、出力ドライバ20の論理レベル高の駆動を制御するには、電圧基準及び調整器24によってラインVOHREFに生じる電圧を、出力バッファ21のプル・アップ・トランジスタ36のソース電圧を制御する望ましい手段に関連して上述した方法に取って代わる方法で適用しうる。例えば、ラインVOHREFに生じる電圧は、出力ドライバ20におけるプル・アップ・トランジスタと直列をなすトランジスタのゲートに直接印加することもできるし、あるいは、別の例では、ラインVOHREFに生じる電圧は、出力バッファ21におけるプル・アップ・トランジスタと直列をなすトランジスタのゲートに直接印加することも可能である。これらの代替事例のそれぞれにおいて、ラインVOHREFの基準電圧は、出力端子に加えられる駆動を制限する。しかし、こうした代替案の場合、当該技術の通常の技能者には明らかなように、ラインVOHREFにおける基準電圧の絶対レベルは、以上の説明において利用されたレベルからシフトしなければならない可能性がある。
【0034】
オフセット補償電流源
電圧基準及び調整器24は、その出力インピーダンスが極めて低いことが望ましく、このようにすれば、ラインVOHREFにおける電圧にあまり変動が生じないようにして、ラインVOHREFにかなりの電流を供給したり、あるいは、そこからかなりの電流をシンクすることが可能である。上述のように、ラインVOHREFにおける電圧は、最大出力の高レベル電圧VOH maximumを制御して、データ端末28における出力論理信号を受ける集積回路に損傷が生じないようにし、なおかつ、最大出力の駆動が得られるようにするので、ラインVOHREFにおける電圧は、調整されたレベルの近くで安定した状態にとどまることが重要である。
【0035】
従って、電圧基準及び調整器24の場合、トランジスタ46及び50の駆動能力、従って、トランジスタ・サイズ(すなわち、チャネル幅対チャネル長の比、W/L)は、かなり大きいことが望ましい。トランジスタ46、50のこの大きいサイズによって、電圧基準及び調整器24は、迅速に電流を供給する(Vccからトランジスタ46を介してラインVOHREFに)か、あるいは、電流をシンクする(ラインVOHREFからトランジスタ50、52を介してアースに)ことが可能になる。例えば、トランジスタ46のW/Lは、約1200、トランジスタ50のW/Lは、約600、及び、トランジスタ48のW/Lは、この例の場合、約300とすることが可能である。さらに、かなり大きいミラー比を得ることによって、ラインVOHREFにおいて得られる電流源電流を増大させることができるようにするには、トランジスタ46のW/Lは、トランジスタ44のW/Lより大きいことが望ましい。さらに、利得を大きくするには、トランジスタ48のW/Lは、トランジスタ44のW/Lより相当大きいことが望ましい。上記例の場合、トランジスタ44のW/Lは、約60にでき、この場合、電圧基準及び調整器24のミラー比は、約20になる。最大電流源電流isource maxは、下記のように求められる。
【数1】
Figure 0003596637
【0036】
上記例の場合、最大電流源電流isource maxは、iBIASの約20倍になる。電圧基準及び調整器24の最大シンク電流は、iBIASに等しくなるが、これは、バイアス電流源26によって制御される。本発明のこの実施例の場合、もちろん明らかなように、電流源電流は、出力ドライバ21におけるプル・アップ・トランジスタ32のターン・オンを制御するので、本発明のこの実施例にとってよりクリティカルなパラメータになる。
【0037】
しかし、電圧基準及び調整器24の基準脚及びミラー脚を通る電流は、互いに等しくないので、トランジスタ44、48のドレインにおけるノードと、トランジスタ46、50のドレインにおけるノードとの間に、オフセット電圧の生じる可能性がある。このオフセット電圧は、約300〜400mVであり、iBIASの増大につれて上昇する。
【0038】
さらに、トランジスタ48のW/Lは、トランジスタ44のW/Lよりかなり大きいので、また、トランジスタ44のダイオード構成のため(ゲートがドレインに結合)、トランジスタ44は、必要時に、トランジスタ48のドレイン(及び、トランジスタ44、46のゲート)における電圧を迅速に高にプル・アップすることができない。例えば、出力ドライバ21のいくつかが、それぞれのプル・アップ・トランジスタ32を同時にオンにする場合、ラインVOHREFにおける電圧を適正レベルに維持するには、電圧基準及び調整器24からのかなりの電流源電流が必要になる。トランジスタ46によって伝導されるほぼ全ての電流が、ラインVOHREFに送られるため、トランジスタ48は、電流源26が必要とする電流iBULKの大部分を一時的に供給することが要求されるので、この電流源電流によって、まず、ラインVOHREFの電圧がプル・ダウンされ、これによって、さらに、電圧基準及び調整器24の基準脚のトランジスタ44、48のドレインにおける電圧がプル・ダウンされる。しかし、トランジスタ44は、比較的サイズが小さいので(高ミラー比の場合)、単独では、そのドレインにおける電圧を迅速にプル・アップすることはできない。この電圧が低にとどまる場合、電流源電流の過渡的な要求が済むと、トランジスタ44及び46が、ゲートの低電圧によって大きくオンにされるので、電圧VOHREFは、その定常状態電圧をオーバシュートする。上述のように、電圧VOHREFがオーバシュートすると、電源電圧がもっと低い下流の集積回路に損傷を加える可能性がある。
【0039】
従って、本発明の望ましい実施例によれば、トランジスタ44、48のドレインにおいて電圧基準及び調整器24に電流iNULLを供給するため、オフセット補償電流源28が設けられる。バイアス電流源トランジスタ52のサイズは、電流ミラーを超えて電圧基準及び調整器24の基準脚に供給される追加電流iNULLを伝導するのに十分でなければならず、もちろん、この追加電流を伝導するため、トランジスタ52と並列に、追加トランジスタを設けることが可能である。電流iNULLは、トランジスタ48が伝導する単位チャネル幅当たりの電流とトランジスタ50が伝導する単位チャネル幅当たりの電流を等しくすることを意図しているので、オフセット電圧は発生せず、トランジスタ44に対するトランジスタ48の負荷は軽減され、必要時には、トランジスタ44及び48のドレインにおける電圧、従って、トランジスタ44、46のゲートにおける電圧を迅速に高にプル・アップすることが可能になる。従って、ラインVOHREFにおける電圧のオーバシュートが、阻止される。
【0040】
次に、図4を参照し、オフセット補償電流源28の構成について詳述する。本発明のこの特定の実施例の場合、オフセット補償電流源28は、実施に必要なトランジスタ数を最小限にとどめるため、バイアス電流源26におけるバイアス基準回路54によって制御される。もちろん、所望の場合、オフセット補償電流源は、それ自体のバイアス基準ネットワークを備えることも可能である。
【0041】
バイアス基準回路54はpチャネル・トランジスタ62を以って構成され、そのソースにはVccのバイアスが加えられ、そのゲートには、従来の電圧基準回路によって発生させ、メモリ10の他の部分で用いることが可能な、あるいは、1994年12月16日に出願された「Circuit for Providing a Compensated Bias Voltage」と題する米国特許出願第08/357,664号明細書に開示された補償バイアス電圧基準回路によって発生させるのが望ましい、基準電圧PVBIASによるバイアスが加えられる。nチャネル・トランジスタ64は、そのゲート及びドレインをトランジスタ62のドレインに接続して、ダイオード式に接続されている。トランジスタ62及び64のサイズの選択は、pチャネル・トランジスタ62が特定の電圧PVBIASに対して飽和状態にとどまることが保証されるように行われる。例えば、電圧PVBISが約2ボルトの場合、W/L比が約15のトランジスタ62及び64によって、トランジスタ62は飽和状態に維持されるが、ここで、Vccは、公称5ボルトである。トランジスタ62、64のドレインにおける共通ノードは、バイアス電流源26におけるトランジスタ52のゲート、及び、オフセット補償電流源28に加えられる基準電圧ISVRを供給する。
【0042】
電圧基準及び調整器24に伝導される大電流、並びに、温度に対して予測される製造処理上のパラメータ及び電源電圧の大変動のため、バイアス基準回路54の動作はできるだけ安定していることが望ましい。図4に示すバイアス基準回路54の構成によって、こうした安定性が得られる。上記例の場合、シミュレーション結果によれば、温度、製造処理上のパラメータ、及び、電源電圧の変動に関して、バイアス基準回路54を用いて、ノードISVRにおけるゲート電圧を設定することによって、バイアス電流源26におけるトランジスタ52が伝導する最大電流対最小電流の比は、約1.17になる。
【0043】
本発明のこの実施例によるオフセット補償電流源28は、基準脚に、pチャネル・トランジスタ66及びnチャネル・トランジスタ68が含まれる、電流ミラー回路によって実施される。トランジスタ66、68のソースには、それぞれ、Vcc及び大地電位のバイアスがかけられ、そのドレインは、互いに接続される。nチャネル・トランジスタ68のゲートは、バイアス基準回路54からノードISVRにおける基準電圧を受け、pチャネル・トランジスタ66のゲートは、典型的な電流ミラー式に、トランジスタ66、68の共通のドレイン・ノード、及び、ミラー脚におけるpチャネル・トランジスタ69のゲートに接続される。トランジスタ69は、ソースにVccのバイアスが加えられるので、そのドレイン電流によって、電流iNULLが得られる。トランジスタ66、69の相対サイズは、もちろん、ミラー比、従って、電流iNULLを決定することになるが、ミラー比は約5が一般的であり、約2.5mAの電流iNULLを生じることになる。上述のように、トランジスタ52が、この追加電流iNULLを伝導するのに十分な電流能力を備えなければならないので、このトランジスタ52と並列にnチャネル・トランジスタを設け、このnチャネル・トランジスタのゲートがラインISVRによって制御され、また、追加電流iNULLを整合するように伝導するため、このnチャネル・トランジスタがトランジスタ66、68、69のミラー回路のサイズと整合するサイズを有するようにすることが望ましい。
【0044】
次に、図5及び6を参照し、シミュレーションに基づいて、電圧基準及び調整器24の動作に対するオフセット補償電流源28の効果について、解説することにする。図5には、電流iNULLがゼロの場合の、換言すれば、あたかもオフセット補償電流源28が存在しないかのような場合の、電圧基準及び調整器24の動作が示されている。図5には、電圧基準及び調整器24の出力における電圧VOHREF、トランジスタ44、48の共通のドレイン・ノードにおける電圧V44、及び、データ端末28の1つにおける出力電圧DQが示されている。時間tは、全てのデータ端末28が低出力電圧を駆動している場合における、これらの電圧の定常状態の条件を表している。例えば、定常状態の場合、電圧VOHREFは、3.3ボルト(メモリ10から出力データを受ける集積回路の低いほうの電源電圧)とnチャネルしきい値電圧(出力ドライバ20のプル・アップ・トランジスタ32がnチャネル・デバイスであることを考慮して)との合計にするのが望ましい。時間tにおいて、データ端末28は、新しいデータ状態に切換わり始める。この例において、最悪の場合の状態は、全ての(例えば、18の)データ端末28が、低論理レベルから高論理レベルに切換わらなければならない場合である。図5に示すように、この切換えが、電圧DQの上昇開始によって示すように始まると、電圧VOHREF及びV44は、ラインVOHREFにおいて出力バッファ21がその電圧をプル・ダウンするのにかなり大きな電流源電流を必要とするために、降下する。トランジスタ50を通る電流は、ほぼゼロまで減少し(ミラー脚の全ての電流が出力バッファ21によって必要とされる)、トランジスタ48が強制的にほぼ全ての電流iBIASを伝導させられるので、電圧V44もこの時点で降下する。トランジスタ48によるこの追加伝導によって、さらに、ノードV44における電圧を降下する。時間tは、出力遷移端を表しており、電流源電流の要求が弱まり始め、ラインVOHREFの電圧が、電圧基準及び調整器24の働きによって上昇可能になる。しかし、上述のように、出力バッファ21が必要とする電流源電流を供給するのに十分な大きさのミラー比にするには、小サイズで、ダイオード構成のトランジスタ44が必要になるので、ノードV44における電圧は、かなりの時間にわたって低のままであり、時間t3まで上昇(緩やかな)を開始しない。ノードV44における電圧がその定常状態値未満のままであって、トランジスタ44及び46を強くオンにした状態に保っている限り、ラインVOHREFにおける電圧は、上昇が可能であり、実際、その定常状態値を可成りの量(Vos)だけ超えて、上昇する。所望の値を超えるVOHREFのこの上昇は、出力バッファ21及び出力ドライバ20を介して、データ端末28に反映される可能性があり、実際のところ、データ端末28に接続された低電源電圧の集積回路に損傷を加えるほどである。
【0045】
次に、図6を参照すると、図5に示すものと同じ条件のシミュレーションに基づいて、図5と同じタイム・スケールで、例えば、電流iNULLが、2.5mAの場合の、電圧基準及び調整器24の動作が示されている。前述のように、時間tにおいて生じる切換えによって、電圧VOHREF及びV44が降下する。しかし、トランジスタ44、48の共通のドレイン・ノードに供給される追加電流iNULLは、このノードにおける充電を補助し、結果として、電圧V44が上昇を開始する時間tは、初期切換え時間t後一層早く生じることになる。電圧V44は、この場合、極めて急速に上昇を開始するので、電圧VOHREFは、図5のiNULL=0の場合とほぼ同じだけその定常状態値をオーバシュートすることもないし、ほぼ同じ時間にわたって、オーバシュートすることもない。従って、データ端末28に接続された低電源電圧の集積回路に対する損傷は回避される。
【0046】
バイアス電流の動的制御
以上の説明から明らかなように、出力バッファ21及び出力ドライバ20がデータ端末28の状態を切換えている間は、電圧基準及び調整器24の出力インピーダンスは、できるだけ低いことが望ましい。この低出力インピーダンスにより、電圧VOHREFにあまり変動を加えずに、電圧基準及び調整器24がかなり大きな電流源電流及びシンク電流を生ぜしめるようにする。しかし、こうした低出力インピーダンスは、電圧基準及び調整器24を通る直流電流がかなりの量であることを必要とするので、定常状態の電力消費が大きくなり、これに対応して温度が上昇し、信頼性が低下し、システム電源に対する負荷が生じ、これらは、全て、望ましくない。
【0047】
次に、図7を参照し、メモリ・アクセス・サイクル内においてバイアス電流iBIASを制御する場合の、動的バイアス回路60の構成及び動作について、詳述することにする。動的バイアス回路60は、電圧基準及び調整器24に、それによって引き出される定常電流を減少させるためのオプション機能として設けられている。図7に示すように、動的バイアス回路60は、クロック信号C50を受け、インバータ71を介してnチャネル・トランジスタ72のゲートに加える。トランジスタ72は、そのドレインが、バイアス基準回路54の出力及び電流源トランジスタ52のゲートにおけるノードISVRに接続されている。トランジスタ72のソースは、nチャネル・トランジスタ74のドレインに接続され、nチャネル・トランジスタ74のゲートは、ノードISVRに接続され、ソースには、大地電位のバイアスが加えられる。
【0048】
動作時、クロック信号C50が高のままである限り、トランジスタ72は、オフになり、動的バイアス回路60は、トランジスタ52のゲート・バイアスにも、それによって伝導される電流iBIASの値にも影響しない。しかし、クロック信号C50が低の場合には、トランジスタ72がオンになり、トランジスタ72、74がノードISVRの電位を大地電位に向けて減少させるため、トランジスタ52のゲートにおける電圧が低下し、トランジスタ52が流す電流を減少させる。
【0049】
トランジスタ52のゲート・バイアスが動的バイアス回路60によって減少する程度は、当該技術の通常の技能者には明らかなように、バイアス基準回路54におけるトランジスタ64のサイズに対する、及び、トランジスタ52のサイズに対するトランジスタ74のサイズによって決まる。このサイズの決定は、トランジスタ74のゲート・ソース間電圧が、バイアス基準回路54におけるトランジスタ64のゲート・ソース間電圧と同じになることを考慮すれば、容易に決定することができる。しかし、オンになると、トランジスタ74のドレイン・ソース間電圧は、トランジスタ72のドレイン・ソース間電圧だけ、トランジスタ64のドレイン・ソース間電圧より低くなるが、これは、一般に、例えば、約100mVといったように、極めてわずかである。トランジスタ64、74が両方とも飽和状態の場合、これらのドレイン電流は、これらのドレイン・ソース間電圧によってあまり影響されることはなく、トランジスタ64、74自体は、トランジスタ72のオン時には、互いに並列であるとみなすことができる。トランジスタ52の電流は、トランジスタ64(トランジスタ72のオン時に、トランジスタ74と並列をなす)の電流を鏡映するので、クロック信号C50によって、電流iBIASが制御され、この結果、トランジスタ64とトランジスタ52との電流ミラー比が有効に変化する。
【0050】
例えば、電流iBIASを、出力の切換え中を除いて、その全値の50%まで減少する必要がある場合、この例の場合のように、トランジスタ64及び52のチャネル幅及びチャネル長が同じであれば、トランジスタ64及び74のチャネル幅及びチャネル長は同じになる。トランジスタ72がオフになると、電流iBIASは、バイアス基準回路54におけるトランジスタ64を通る電流i64に等しくなる。トランジスタ72がオンになると(クロック信号C50が低)、上述のように、トランジスタ64及び74は、実際上互いに並列になり、この例では、これらのチャネル幅が、トランジスタ52のほぼ2倍である。電流ミラー比は、従って、次式に応じて、1/2になる。
【数2】
Figure 0003596637
【0051】
ここで、W52、W64、W74は、トランジスタ52、64、74のチャネル幅である(チャネル長は等しいと仮定される)。W64+W74は、互いに並列をなすトランジスタ64及び74の有効チャネル幅である。従って、電流iBIASは、クロック信号C50が低である期間中は、1/2だけ減少する。
【0052】
次に、図8を参照し、メモリ・アクセス・サイクル内における、動的バイアス回路60の動作及びバイアス電流iBIASに対するその影響について、解説を行う。時間tは、定常状態において、先行サイクルの終了時におけるメモリ10の状態を表している。データ端末DQは、先行サイクルからの出力データ値DATAを供給する。この時点では出力の切換えが生じないので、クロックC50は低である。従って、トランジスタ72(図7)がインバータ71によってオンになり、トランジスタ74がバイアス基準回路54のトランジスタ64と並列になり、このため、トランジスタ52のミラー比が低下するので、電流iBIASは、その最大値の1/2になる。この結果、メモリ・アクセス・サイクルにおける出力切換えが予測されない期間に、従って、先行データ状態(すなわち、DATA)だけが維持されている間に、電圧基準及び調整器24によって引き出される電流iBIASが減少する。電圧基準及び調整器24の出力インピーダンスは、この期間中、比較的高くなりうるが、ラインVOHREFの電圧は、その正確な定常状態レベルに維持される。
【0054】
時間tにおいて、入力クロックCLKがアクティブになることによって、新しいメモリ・アクセス・サイクルが開始される。或いはまた、例えば、完全なスタティックメモリの場合、クロックCLKは、メモリのアドレスまたはデータ入力端子における遷移の検出によって発生するエッジ遷移検出パルスに対応することが可能である。クロック信号C50は、クロックCLKのリーディング・エッジ(前縁)に応答し、大事をとって、予測される最短のメモリ読み取りアクセス時間に達しない時間に相当する、選択された遅延の後にアクティブ状態になる。クロック信号が、時間tにおいてアクティブになると、トランジスタ72がインバータ71の働きでオフになる。従って、出力バッファ21及び出力ドライバ20がデータ端末28を新しいデータ状態(すなわち、DATA)に駆動し始める前に、トランジスタ52の電流ミラー比が、その最大値(この例の場合、1)に復元される。新しいデータ状態DATAの安定を確保するのに十分なもう1つの遅延時間の経過後、クロック信号C50は、図8のtに示す低に復帰する。この結果、再び、トランジスタ72がオンになるので、この例の場合、iBIASがその最大値の50%まで減少し、従って、電圧基準及び調整器24を介して引き出される直流電流が減少する。
【0054】
可調整バイアス電流源
次に、図9を参照し、本発明の代替実施例に基づくバイアス電流源26´について、詳述することにする。バイアス電流源26´は、上述の動的バイアス回路60の場合のようにクロック信号によって、あるいは、ヒューズのプログラミングによって電圧基準及び調整器24に対する電流iBIASの複数レベルの調整を制御可能にする。
【0055】
バイアス電流源26´には、バイアス基準回路54と、前述のように、電圧基準及び調整器24に接続された電流源トランジスタ52とが組み込まれている。さらに、図7に関して上述のように、トランジスタ72のオン時に、電流iBIASをその先行値の50%まで減少させるため、トランジスタ72及び74が設けられている。しかし、この場合には、トランジスタ72のゲートは、一方の入力でクロック信号C50を受け、もう一方の入力で、ノードFEN50* におけるヒューズ回路75の出力を受ける、NAND機能素子73によって制御される。
【0056】
ヒューズ回路75によって、トランジスタ72の状態が永久的にプログラム可能になる。こうしたプログラム能力は、iBIASの最適値がまだ決まっていない場合、メモリ10の設計及び製造の初期段階において用いることができる。さらに、メモリ10の製造における処理上の変動が、メモリ10の初期テストの後で、iBIASの最適値を設定するほうが望ましいほど広範囲にわたる場合には、iBIASの値をプログラム可能にすることも望ましい。例えば、メモリ10が、チャネル幅が極めて短くなるように処理されている場合、常にトランジスタ72をオン状態に維持するようにヒューズ回路75をプログラムすることによって、iBIASの値を減少させることが望ましい。さらに、ヒューズ回路75をプログラムして、所望の出力スルー・レートを選択することも可能である。
【0057】
ヒューズ回路75の構成は、いくつかある従来の方法のうちから任意の方法で実施することが可能である。図9の例では、Vccと、その出力からノードFEN50* を駆動するインバータ77の入力との間に、ヒューズ76が接続されているだけである。トランジスタ78及び79は、ソース/ドレイン経路がインバータ77の入力とアースとの間に接続されている。トランジスタ78のゲートは、リセット信号PORで電力を受けると、トランジスタ78が、メモリ10のパワー・アップと同時に、インバータ77の入力を大地電位にする。トランジスタ78のゲートは、ノードFEN50* におけるインバータ77の出力に現われる。動作時、ヒューズ76がそのままであれば、ノードFEN50* は、インバータ77の働きによって、低に保持される。ヒューズ76が開くと、ラインPORのパルスによって、インバータ77の入力が低にプル・ダウンされ、ノードFEN50* が高に駆動され、トランジスタ78がオンになって、この状態が維持される。
【0058】
動作時、クロック信号C50またはノードFEN50* が低であれば、NAND機能素子73の出力は、高になる。従って、ヒューズ76をとばして開かないと、ノードFEN50* は、低に保持され、NAND機能素子73の出力は高に維持され、トランジスタ72は無条件にオン状態に保たれる。ヒューズ76が開くと、上述の図8の場合のように、クロック信号C50によって、トランジスタ72の状態が制御される。
【0059】
もちろん、クロック信号C50ぬきで、メモリ10を実施できるように企図されているので、トランジスタ72の状態は、ヒューズ回路75のプログラムされた状態だけで決まることになる。
【0060】
本発明のこの代替実施例によるバイアス電流源26´には、前述のトランジスタ72、74と同様に、ノードISVRとアースとの間に直列に接続されたトランジスタ72´、74´も含まれている。トランジスタ72´のゲートは、同様に、クロック信号C67の状態、及び、ノードFEN67* を介してヒューズ回路75´に応答するNAND機能素子73´による制御を受ける。しかし、トランジスタ74´のサイズは、トランジスタ74のサイズと異なるように選択し、トランジスタ72´が、クロック信号C67またはヒューズ回路75´によってオンになると、電流iBIASは、その最大値の異なる分数値に選択されるようにする。例えば、トランジスタ74´のチャネル幅が、トランジスタ52及びバイアス基準回路54におけるトランジスタ64のチャネル幅の1/2である場合(同じチャネル長であると仮定して)、トランジスタ64、74´の並列組み合わせの有効チャネル幅は、トランジスタ52のチャネル幅の1.5倍になる。従って、トランジスタ74´がオンの場合のiBIASの値は、トランジスタ74´がオフの場合の、その最大値の2/3になる。
【0061】
もちろん、メモリ・サイクルの特定の時間に、電流iBIASの異なる値を永久にプログラムすなわちクロック入力するのが所望の場合、同様に、サイズの異なる他のトランジスタをバイアス電流源26´に用いるようにすることも可能である。さらに、例えば、トランジスタ72、72´を、両方とも、同時にオンにすることによって、電流iBIASをさらに減少させることも可能である。当該技術の通常の技能者に明らかなように、他の組み合わせによる電流の減少が可能である。
【0062】
従って、本発明のこの代替実施例によれば、バイアス電流iBIASの値は、電気テストによって求められる製造処理上のパラメータ、または、メモリ・サイクルの特定の時点に基づき、個々のメモリ回路に関する特定の設計に合わせて最適化することが可能である。この最適化によって、電圧基準及び調整器24に対する最大電流源及びシンク電流や最低出力インピーダンスと、電圧基準及び調整器24によって引き出される電流との間のトレード・オフが最適化される。さらに、この最適化において、所望の出力スルー・レートを選択することが可能である。
【0063】
可変出力V OH 制御
本発明のもう1つの代替実施例によれば、論理信号またはヒューズのプログラミング可能性によって、VOHREFの制限機能の選択可能性が得られる。本発明のこの実施例によれば、同じ設計のメモリが、全て、より小さな電源を利用した他の集積回路と組み合わせて用いるように指定できるとは限らないように考えられている。例えば、ある部分集合をなすメモリが、5.0ボルトのVOH maximumを有し、別の部分集合をなすメモリが、3.3ボルトのVOH maximumを有するようにすることができる。製造を容易にし、在庫管理を行うため、製造処理の可能性のある最後の段階で、5.0ボルトと3.3ボルトのいずれのVOH maximumにするかが決定される可能性がある場合には、どちらでも任意の方として用いるのに適した単一集積回路設計を施すのが望ましい。さらに、3.3ボルト動作に関する特定のメモリ・チップの適合性は、電流駆動のような製造処理上のパラメータによって決まる可能性があるので、VOHREF制限機能が使用許可になっても、メモリの中には、3.3ボルト動作仕様に合致せず、VOH maximumが5.0ボルトのメモリに関する動作仕様に合致するものもあり得る。この場合、電気テストの後で、VHOREF制限機能を選択できるのが望ましい。
【0064】
さらに、代替案では、VOHFEF制限機能を選択的に使用許可及び使用禁止にする、メモリ10の特定のテスト・モードを備えることが有効な場合がある。
【0065】
次に、図10を参照すると、電圧基準及び調整器124が、上述の電圧基準及び調整器24と同様に構成されているが、外部信号、特殊テスト・モード信号、または、ヒューズ回路のプログラミングによって使用禁止にすることが可能な、本発明の代替実施例が示されている。電圧基準及び調整器24と電圧基準及び調整器124とに共通の構成要素は、同じ参照番号で表示されており、図10の電圧基準及び調整器124に関して再度説明を行なわない。
【0066】
電圧基準及び調整器124には、前述の構成要素以外に、後述するNORゲート80の出力による指示に従って、VOHREF制限機能を使用禁止にすべき場合に、所定のノードを強制的にVccまたは大地電位にする、pチャネル・トランジスタ82、84、89及びnチャネル・トランジスタ86が含まれている。pチャネル・トランジスタ82、84、89は、それぞれ、そのソースにVccのバイアスがかけられ、そのゲートは、NORゲート80の出力から出力ライン信号LIMOFF* を受ける。トランジスタ82のドレインは、電圧基準及び調整器124の電流ミラーにおけるトランジスタ44、46のゲートに接続され、トランジスタ84のドレインは、電圧基準及び調整器124の出力におけるラインVOHREFに接続され、トランジスタ89のドレインは、バイアス基準回路54に対する入力に接続される。nチャネル・トランジスタ86は、そのドレインがバイアス電流源26におけるノードISVRに接続され、そのソースがアースに接続され、そのゲートが、信号LIMOFF* をインバータ85による反転後、受ける。本発明のこの実施例によれば、電圧PVBIASとバイアス基準回路54との間に、パス・ゲート88が設けられており、このゲートは信号LIMOFF* に基づいて、真値信号及び補数信号によって制御される。
【0067】
動作時、NOR機能素子80の出力におけるLIMOFF* が高論理レベルの場合、トランジスタ82、84、86、89は、全て、オフになり、パス・ゲート88がオンになる。この場合、電圧基準及び調整器124は、電圧基準及び調整器24に関して上述のように、ラインVOHREFにおける電圧を制限する働きをする。
【0068】
しかし、NOR機能素子80の出力におけるLIMOFF* が低論理レベルの場合、トランジスタ82、84、86、89は、全て、オンになり、パス・ゲート88がオフになる。この状態において、ラインVOHREFは、5.0ボルトにされ、従って、出力バッファ21に印加される(従って、出力ドライバ20におけるプル・アップ・トランジスタ32のゲートに印加される)ドレイン電圧は、低下したレベルに制限されない。電圧基準及び調整器124によって引き出される直流電流を最小限に抑えるため、所定のノードが、やはり、特定の電圧にされる。この例の場合、トランジスタ44、46のゲートは、トランジスタ82によってVccになり、この結果、電圧基準及び調整器124における基準脚及びミラー脚が両方ともオフになる。パス・ゲート88は、電圧PVBIASをバイアス基準回路54から切断し、トランジスタ89は、バイアス基準回路54に対する入力をVccにし、トランジスタ86は、ノードISVRを大地電位にするので、トランジスタ52及び58がオフになる。もちろん、NOR機能素子80の出力を、所望に応じて、オフセット補償電流源28、バイアス基準回路54等内のノードにも加えることが可能である。
【0069】
本発明のこの例の場合、NOR機能素子80は、3つの入力を受け、そのうちの高論理レベルである任意の1つによって、出力ライン信号LIMOFF* が低に駆動される。第1の入力は、例えば、タイミング及び制御回路要素14といった、メモリ10のいずれかの部分で発生することが可能な、論理信号DISであり、例えば、メモリ10に対して所定の組み合わせの入力または命令を加えることによって、論理信号DISがアクティブ状態にされるようにすることが可能である。ノードFDISにおけるNOR機能素子80の第2の入力は、ヒューズ回路90によって発生する。ヒューズ回路90は、ヒューズ回路75に関して上述のように構成されているので、ヒューズがそのままであれば、ノードFDISは、低論理レベルになり、ヒューズがとべば、高論理レベルになる。
【0070】
本発明のこの実施例によれば、特殊テスト・パッドTPによって、ウェーハ形態における(すなわち、パッケージング前の)電気テスト時に電圧基準及び調整器124の使用許可及び使用禁止を制御することも可能である。テスト・パッドTPは、NOR機能素子80の入力として受け入れられるノードTDISを駆動する、インバータ91の入力に接続される。トランジスタ92は、そのソース/ドレイン経路が、インバータ91の入力とアースとの間に接続され、そのゲートは、インバータ91の出力におけるノードTDISに接続される。トランジスタ93は、そのソース/ドレイン経路が、インバータ91の入力とアースとの間に接続され、そのゲートは、リセット信号PORの電力によって制御される。
【0071】
動作時、テスト・パッドTPがVccに保持されている場合、インバータ91によってノードTDISは低になる。しかし、テスト・パッドTPが開いたままか、あるいは、アースに接続されている場合、パワー・アップと同時に、トランジスタ93によって、インバータ91の入力が低にプル・ダウンされ、ノードTDISの論理レベルが高にされ、これがトランジスタ92の働きによって維持される。テスト・パッドTPは、従って、電気テスト時における電圧基準及び調整器124の使用許可及び使用禁止を制御できるように企図したものである。こうしたテスト結果に基づいて、テスト・パッドTPは、電圧基準及び調整器124を永久に使用許可状態にすべき場合には、Vccに対してワイヤ・ボンディングが可能であるし、あるいは、特定のメモリ10に関して、電圧基準及び調整器124を永久に使用禁止状態にすべき場合には、開いたままにすることが可能である(できれば、アースにハード配線する)。
【0072】
本発明による電圧基準及び調整器のVOH制限機能に関するこうした選択的使用許可及び使用禁止は、この機能を組み込んだ集積回路の製造管理を大幅に改善することを企図したものである。特に、製造処理において、最大VOH電圧の選択を電気テストの後に遅らせることによって、同じ設計で、異なる仕様限界に対応する集積回路の製造が可能になる。さらに、上述のように、ヒューズ・プログラミングを利用して、電圧基準及び調整器回路に入力電圧を供給する分圧器を調整し、所望の最大VOH電圧の追加のチューニングを可能にすることもできる。
【0073】
望ましい実施例に関連して、本発明の解説を行ってきたが、もちろん、この明細書及び図面を参照した当該技術の通常の技能者には、これらの実施例に対する修正及び代替案、すなわち、本発明の利点及び恩恵が得られる修正及び代替案が明らかになるように企図されている。こうした修正及び代替案は、特許請求の範囲の本発明の範囲内に含まれるものとする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の望ましい実施例による出力駆動回路要素を組み込んだメモリ集積回路のブロック形式による電気回路図である。
【図2】本発明の望ましい実施例による出力駆動回路要素のブロック形式による電気回路図である。
【図3】本発明の望ましい実施例による電圧基準及び調整器回路の電気回路図である。
【図4】本発明の望ましい実施例による電圧基準及び調整器回路に用いられるバイアス電流源の電気回路図である。
【図5】オフセット補償電流の存在しない場合における、本発明の望ましい実施例による電圧基準及び調整器回路の動作に関するタイミング・プロットである。
【図6】オフセット補償電流の存在する場合の図5と同様なタイミング・プロットである。
【図7】本発明の望ましい実施例による電圧基準及び調整器回路に用いられる動的バイアス制御回路の電気回路図である。
【図8】集積回路メモリにおける図7の回路の動作を示すタイミング図である。
【図9】プログラマブル・バイアス電流レベルを含む、本発明の代替実施例によるバイアス電流源の電気回路図である。
【図10】本発明の代替実施例による電圧基準及び調整器回路の電気回路図である。
【符号の説明】
10 メモリ
12 アドレス・レジスタ
14 タイミング及び制御回路
16 メモリ・アレイ
17 アドレス・デコーダ
18 入力ドライバ
19 読み取り回路要素
20 出力ドライバ
21 出力バッファ
22 出力バッファ・バイアス回路
24 電圧基準及び調整器
26 バイアス電流源
28 データ端末
28 オフセット補償電流源
30 Vシフト回路
32 プル・アップ・トランジスタ
34 プル・ダウン・トランジスタ
36 pチャネル・トランジスタ
38 nチャネル・トランジスタ
40 NAND機能素子
42 NAND機能素子
43 インバータ
44 pチャネル・トランジスタ
46 pチャネル・トランジスタ
47 レジスタ
48 nチャネル・トランジスタ
49 レジスタ
50 トランジスタ
52 nチャネル・トランジスタ
54 バイアス基準回路
56 トランジスタ
58 nチャネル・トランジスタ
60 動的バイアス回路
66 pチャネル・トランジスタ
68 nチャネル・トランジスタ
69 pチャネル・トランジスタ
71 インバータ
72 nチャネル・トランジスタ
74 nチャネル・トランジスタ
75 ヒューズ回路
76 ヒューズ
77 インバータ
78 トランジスタ
79 トランジスタ
80 NORゲート
82 pチャネル・トランジスタ
84 pチャネル・トランジスタ
86 トランジスタ
88 パス・ゲート
89 pチャネル・トランジスタ
90 ヒューズ回路
91 インバータ
93 トランジスタ
124 電圧基準及び調整器

Claims (14)

  1. 第1の電圧の点と共通ノードとの間に結合された負荷と、
    共通ノードと基準電圧の点との間に接続されたソース/ドレイン経路を備える第1のバイアス基準トランジスタであって、そのドレインにそのゲートが接続されている、当該第1のバイアス基準トランジスタと、
    電流出力ノードと基準電圧の点との間に接続されたソース/ドレイン経路を備える電流源トランジスタであって、共通ノードにそのゲートが接続されている、当該電流源トランジスタと、
    第1の選択信号に応答して、共通ノードと基準電圧の点との間に電流を伝導する第1の調整脚と
    を有していることを特徴とする集積回路用可調整電流源。
  2. 負荷が第2のバイアス基準トランジスタを有し、このトランジスタの導通路の第1の端部が第1の電圧の点に結合され、第2の端部が共通ノードに接続され、このトランジスタの制御電極がバイアス電圧を受けるようになっていることを特徴とする請求項1に記載の可調整電流源。
  3. 第2のバイアス基準トランジスタが電界効果トランジスタであることを特徴とする請求項2に記載の可調整電流源。
  4. 第2のバイアス基準トランジスタが、そのソースに第1の電圧によってバイアスが加えられ、そのゲートがバイアス電圧を受け、そのドレインが共通ノードに接続された、pチャネル電界効果トランジスタであることを特徴とする請求項3に記載の可調整電流源。
  5. 第1のバイアス基準トランジスタ及び電流源トランジスタが、nチャネル電界効果トランジスタであることを特徴とする請求項1に記載の可調整電流源。
  6. 第1の調整脚が、共通ノードと基準ノードの間に結合されたソース/ドレイン経路、及び、第1の選択信号を受ける制御電極を備える第1のスイッチング・トランジスタを有していることを特徴とする請求項1に記載の可調整電流源。
  7. 第1の調整脚が、さらに、第1のバイアス基準トランジスタ及び電流源トランジスタに対する第1の選択された電流導通能力を有する第1の導電性のトランジスタを備え、この第1の導電性のトランジスタのソース/ドレイン経路が第1のスイッチング・トランジスタのソース/ドレイン経路と直列に接続されており、この第1の導電性のトランジスタの制御電極にはこの第1の導電性のトランジスタが飽和状態になるようにバイアスがかけられることを特徴とする請求項6に記載の可調整電流源。
  8. 第1のスイッチング・トランジスタが、共通ノードに接続されたドレインと、ソースと、第1の選択信号を受けるためのゲートとを備えた電界効果トランジスタであり、
    第1の導電性のトランジスタが電界効果トランジスタであり、この電界効果トランジスタのドレインが第1のスイッチング・トランジスタのソースに接続され、この電界効果トランジスタのソースに基準電圧によるバイアスが印加され、この電界効果トランジスタのゲートが共通ノードに接続されていることを特徴とする請求項7に記載の可調整電流源。
  9. 第1のバイアス基準トランジスタ及び電流源トランジスタが、電界効果トランジスタであり、
    第1の導電性のトランジスタのサイズが、第1のバイアス基準トランジスタのサイズとほぼ同じであることを特徴とする請求項8に記載の可調整電流源。
  10. 可調整電流源が、さらに、第2の調整脚を有し、この第2の調整脚が、
    共通ノードに接続されたドレインと、ソースと、第2の選択信号を受けるためのゲートとを備えた電界効果型の第2のスイッチング・トランジスタと、
    第2のスイッチング・トランジスタのソースに接続されたドレインと、基準電圧によるバイアスが印加されるソースと、共通ノードに接続されたゲートとを備える電界効果型の第2の導電性のトランジスタと
    を有していることを特徴とする請求項8に記載の可調整電流源。
  11. 第2の導電性のトランジスタが、第1の導電性のトランジスタの第1の選択された電流導通能力とは異なる第2の選択された電流導通能力を有していることを特徴とする請求項10に記載の可調整電流源。
  12. さらに、第1の選択信号を選択された論理レベルに設定するためのヒューズ回路が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の可調整電流源。
  13. 第1の選択信号が論理信号であることを特徴とする請求項1に記載の可調整電流源。
  14. 電流ミラーの基準脚にバイアス電圧を印加し、電流ミラーの基準脚によって伝導する電流をこのバイアス電圧によって制御し、電流ミラーのミラー脚が、基準電流の電流ミラー比倍に相当するミラー電流を伝導するようにする工程と、
    電流ミラーの基準脚に並列に結合された第1の調整トランジスタをオンにして、電流ミラーのミラー比を低下させる工程と
    を有している、電流源によって伝導される電流の制御方法において、
    電流ミラーの基準脚が電界効果基準トランジスタを有し、電流ミラーのミラー脚が、共通ノードにおいて基準トランジスタのゲートに接続されたゲートを備える電界効果ミラー・トランジスタを有し、前記第1の調整トランジスタが、共通ノードと基準電圧の点との間で、スイッチング・トランジスタと直列に接続された電界効果トランジスタであり、前記第1の調整トランジスタが、共通ノードに接続されたゲートを備え、前記第1の調整トランジスタをオンにする前記工程が、前記スイッチング・トランジスタをオンにする工程を含むことを特徴とする、電流源によって伝導される電流の制御方法。
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