JP2009505262A - 電流制限回路 - Google Patents

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Abstract

本発明は、出力端子(out)において、高電流注入に基づき、大きな電流増加を検出および迅速に制限するための回路装置に関する。特に、駆動回路(40)によって、低抵抗素子(R0)を通して制御され、電流オーバーシュートが通過する、ゲート制御式スイッチングデバイス(P0)は、本発明の回路によって代替的に駆動され、一方で、その制御端子が高注入電流によって充電される。よって、正の傾斜を有する急な前部インパルスによって生成された大きな電圧増加が、キャパシタ(C)によって検出され、ゲート端子(GateN)に伝達されると、本発明の回路は、駆動回路(40)をバイパスし、一方で、トランジスタ(P3)から発せられた著しい電流ピークを、ゲート制御式スイッチングデバイス(P0)のゲート端子(GateP)に向けて注入し、これに対して、キャパシタ(C)は、ゲート端子(GateN)を通して非常にゆっくりと放電する。注入電流ピークをもたらす電流増幅は、大きな電流ミラー比を有する電流ミラー(P4+P5,P3)の使用を通してつくられ、ダイオード(D0,D1)の存在によって強化される。静止モードにおいて、すなわち、負の傾斜を有する急な前部インパルスにより生成された大きな電圧減少が、キャパシタ(C)によって検出され、ゲート端子(GateN)に伝達されると、トランジスタ(P4)は、ダイオード(D1)を通して流れる電流を供給する電流源(CS3)により短絡され、これにより、電流ミラー(P4+P5,P3)は、ずっと低い電流ミラー比を有する電流ミラー(P5,P3)によって仮想的に置き換えられる。その結果、減衰電流源(CS2)の低電流は、電流ミラー(P3,P5)によりミラーリングされる、より低い電流を減衰するのに十分であり、次いで、駆動回路(40)が、スイッチングデバイス(P0)の制御を引き継ぐことを可能にする。最後に、この回路装置は、単方向に動作し、一方で、ゲート制御式スイッチングデバイス(P0)を通して、大きな電流増加を制限するが、大きな電流減少は制限しない。

Description

本発明は、電流制限回路に関し、特に、スイッチングデバイスの制御端子への高電流注入に基づき、過剰な電流オーバーシュートを検知および制限することが可能な非常に高速な回路に関する。この回路は、単方向とされ、一方で、電流増加を制限するが、電流減少は制限しない。
例えば携帯電話、PDA(persona digital assistant)、携帯型パーソナルコンピュータ、カムコーダー、デジタルカメラまたはMP3プレイヤーなどの携帯型および移動体デバイスは、代替の電源が利用可能とされてないときはいつでも、動作用バッテリによって電力を供給される必要がある。このような動作モードに使用される回路は、バッテリをデバイスから切り離し、例えば0.1〜0.5Ωの範囲内の低い抵抗Rを示す、可制御スイッチングデバイスから成る。この回路は、バッテリ充電回路も兼ねることができるため、デバイスがバッテリによる供給を受けている間、同じ端子でいつでも、壁プラグアダプタなどのDC電源に接続することが可能である。この例では、可制御スイッチングデバイスは、低オームモードのままであり、これにより、DC電源(例えば6V)とバッテリ(例えば3.6V)の間に存在する電圧ギャップが、結果として、可制御スイッチングデバイスを通してバッテリに向けて流れる電流オーバーシュート(例えば、典型的には〜5A:(6V−3.6V)/0.5Ωまたはずっと大きい)を生じる。可制御スイッチングデバイスは、通常、この電流を最小化(例えば1Aに)することが可能な駆動回路によって制御されるが、それでも、この制限は、低速な電流調整のプロセスに基づいており、このプロセスは、典型的には、電流オーバーシュートを検出するために必要な時間と、可制御スイッチングデバイスを充電し、よってオフにするために必要とされる時間とで共有される、数マイクロ秒を費やす。その上、バッテリがデバイスに供給を行う際の逆方向モードから、壁プラグアダプタがバッテリを充電する際の順方向モードへの遷移は、典型的には、壁プラグアダプタ接続の時間定数に対応する5V/μsの傾斜で発生する。よって、これらのオーバーシュートを適時に減少させることに存する解決策は、技術的に不可能であることが分かるが、これらの時間制限された電流オーバーシュートは、バッテリの正常な挙動を危険にさらすことがあり、バッテリの寿命を減少させる。
従って、本発明の目的は、ゲート制御されたスイッチングデバイスを通したどのような電流変化も、非常に迅速に検出および制限するための、バッテリ充電回路用の電流制限回路装置を提供することである。安全性を向上するために、電流制限回路は、単方向にされ、一方で、電流増加を制限するが、電流減少は制限しないように構成される。
この目的は、請求項1に記載の可変電流増幅回路装置、請求項13に記載の電流制限回路装置、請求項17に記載のバッテリ充電回路装置および請求項18に記載の方法と、によって達成される。
よって、電流制限回路は、可変電流増幅回路と、低い抵抗を有する抵抗素子を通して駆動手段によって制御されるゲート制御式スイッチング手段と、を備える。可変電流増幅回路の出力は、ゲート制御式スイッチング手段の制御端子に接続され、これにより、可変電流増幅回路が、後者を制御することを可能にする。抵抗素子により、この制御は、可変電流増幅回路の出力での高電流注入に関して有効となる。
さらに、可変電流増幅回路は、その入力端子に、容量性素子を備えた検出ステージを含み、これにより、電流変化に対応する電圧変化を迅速に検出および伝達し、このステージの後に、変化に従うトランジスタのバイアス電圧およびバイアス電圧に制御される電流を、静止値に調整するための調整ステージと、異なる電流ミラー比を有する電流ミラーの可変負荷に基づき、これにより、電圧増加が検出された場合にのみ、ゲート制御式スイッチング手段の制御端子に高電流を注入する可変増幅ステージと、が続く。トランジスタのゲートは、検出ステージの出力端子に接続されており、これにより、検出ステージは、非常にゆっくりと放電し、よって、駆動手段が、ゲート制御式スイッチング手段を通して電流を制御する前に十分な時間を持つことを可能にする。可変増幅ステージによって処理されるべき電流は、保護抵抗器と直列のダイオードを通過する間、指数関数的に増加することができる。よって、可変増幅ステージによって注入されるべき電流は、ずっと高くなり、結果として、制御端子を充電し、ゲート制御式スイッチング手段をスイッチオフする時間をより短くする。
さらに、可変電流増幅回路は、ゲート制御式スイッチング手段の制御端子に注入されていない、増幅された電流を減衰する、その出力に接続された減衰電流源を有する。その電流減衰能力は低く、よって、駆動手段の動作を無効にしないことを可能にする。これにより、電流制限回路は、単方向で動作して、より高い安全要件を満たし、一方で、増加電流を制限するが、減少電流は制限しない。
加えて、電流制限回路は、バッテリ充電回路に結合することができ、これにより、電源手段からバッテリに向けて、ゲート制御式スイッチング手段を通して流れるどのような電流オーバーシュートも制限する。
さらなる有利な実施形態は、従属請求項に記載されている。
発明を実施するための形態
本発明を、これより、添付の図面を参照して、好適な実施形態に基づき説明する。
以下において、図4aおよび図4bに示されるような第1の好適な実施形態をより良く説明するために、まず、それぞれ図1、図2、および図3に示されるような、電流制限回路に結合された、チャージアンドプレイ(charge-and-play)モードにあるバッテリ充電回路の概略ブロック図と、一定の負荷を通して線形電流をブーストする電流制限回路と、一定の負荷を通して非線形電流をブーストする電流制限回路と、が紹介される。
図1において、端子inおよびoutを介して可変電流増幅回路200に結合されたバッテリ充電回路は、DC電源100およびアクセサリ110を接続可能な端子CHGと、バッテリ10を接続可能な端子BATと、両方の端子の間に結合され、駆動回路40の動作を妨げないために十分に低い抵抗R0を有する抵抗素子30を通して駆動回路40によって制御される、ゲート制御式スイッチングデバイス20と、を含む。アクセサリ110は、バッテリ10により供給を受けるために端子CHGに接続されたUSBプラグとすることができる。接続された状態の間、DC電源100は、バッテリ10を充電するために同一の端子CHGを共有することもでき、これにより、端子CHGから端子BATに向けた電流オーバーシュートを生成する。
図2は、電流制限回路を示しており、ここで、ゲート制御式スイッチングデバイスP0と、抵抗素子30とが、図1のブロック20および30に対応している。可変電流増幅回路200は、概略的に、検出、調整および増幅の3つのステージを備える。検出ステージは、キャパシタCが、どのような電圧変化も、この電圧変化が、第1の電流(例えば10μA)を制御するNチャンネルトランジスタN1のゲート端子GateNに伝達され、これにより、結果として第1の電流の電流変化を生じる前に、検出することを可能にする。調整ステージは、ゲート端子GateNのバイアス電圧が、静止モードでの値に調整されることを可能にする。よって、第1の電流は、まず、2つのPチャンネルトランジスタ電流ミラーP1,P2によって、電流ミラー内の各トランジスタのアスペクト比(W/L、ただしWおよびLはそれぞれチャンネル幅および長さ)により決定される電流ミラー比(例えば0.1)で、次に、2つのNチャンネルトランジスタ電流ミラーN2,N3によって、例えば同一の電流ミラー比(例えば0.1)で、ミラーリングされる。ミラーリングされた第1の電流(例えば10μA×0.1×0.1=0.1μA)は、次いで、電流源CS1により供給される基準電流(例えば100nA)と比較される。比較結果は、次いで、ゲート電圧GateNと、N1を通る電流とを調整する。
増幅ステージは、1を超えるアスペクト比を有する電流ミラーを通して第1の電流を増幅する。第1の電流は、大きな電流ミラー比、例えば40を有するPチャンネルトランジスタ電流ミラーP1,P3によってミラーリングされて、第1の電流の増幅が強化され、例えば10μA×40=400μAとなる。
静止モードでは、2つのPチャンネルトランジスタ電流ミラーP1,P3によってミラーリングされた、増幅された第1の電流、例えば400μAは、電流源CS2の減衰電流、例えば450μAを補償するには不十分であり、よって、分岐GateP,outが、ゲート制御式スイッチングデバイスP0の同通モードを強化する低電流、例えば50μAにより減衰される。図1のDC電源100が、端子CHGに接続された後に、正の電圧変化dV/dtが、キャパシタCによって検出された場合、ゲート端子GateNでのバイアス電圧が、立ち上がり電圧V(CHG)によって突如プルアップされ、これに対して、低い抵抗を有する抵抗器として動作するゲート制御式スイッチングデバイスP0を、電流オーバーシュートが突如通過する。正の変化は、次いで、バイアス電圧によって、第1の電流に伝達され、第1の電流は、例えば40の大きな電流ミラー比を有するPチャンネルトランジスタ電流ミラーP1,P3によって増幅される前に、例えば10μAから、最大で25μAまで上昇する。結果として生じる電流は、高い電流ピーク、例えば25μA×40=1000μAとなり、これは、電流源CS2の減衰電流能力、例えば450μAを超える。過剰な電流ピークは、出力端子outを通して注入され、また、非常に高いため、抵抗素子R0が開回路として動作する。よって、ゲート端子GatePは、この過剰な電流によって充電され、一方で、ゲート制御式スイッチングデバイスP0を通した電流増加を止める。
キャパシタCの放電にかかる時間は、ゲート端子GateNの高い抵抗に対するその依存のために長いので、バイアス電圧によって駆動される第1の電流は、その静止値(例えば10μA)までゆっくりと戻る。Pチャンネルトランジスタ電流ミラー(P1,P3)を通して、ミラーリングされた第1の電流は、その静止値、例えば400μAへと逆戻りし、再び、電流源CS2、例えば450μAによって無効にされる。よって、低い減衰電流、例えば50μAが、再び、端子GatePから出力端子outに向けて循環し、一方で、ゲート制御式スイッチングデバイスP0のゲートを、ゲート端子GatePにおいてゆっくりと放電する。結果として、ゲート制御式スイッチングデバイスP0を通して流れる電流も、ゆっくりと増加する。この遅さは、駆動回路40が、電流制限を引き継ぐために十分な時間を得ることを可能にする。しかし、負の電圧変化dV/dtがキャパシタCによって検出された場合、ゲート端子GateNでのバイアス電圧は、減少する電圧V(CHG)によって突如プルダウンされ、第1の電流の減少をもたらす。増幅ステージにかかわらず、電流源CS2、例えば450μAの減衰電流能力は、ゲート制御式スイッチングデバイスP0のゲートを、ゲート端子GatePで放電し続けて、導通モードを強化するために、十分に重要となり、同じものにより、ゲート制御スイッチングデバイスP0をスイッチオフできない駆動回路40を無効にする。
一定の負荷すなわち電流ミラーP1,P3を通して、R1を通過する第1の電流、線形電流をブーストする、このような電流制限回路は、いくつかの欠点、すなわち、静止モードにおける最後の抵抗器P3での大きな電流消費、例えば400μAと、ゲート制御式スイッチングデバイスP0のゲートをゆっくり充電する、制限された電流注入比、例えば500μAから1mAへの電流ピークと、安全上の理由から、ゲート制御式スイッチングデバイスP0を急速に不活性化することによって制限することが重要である電流減少を、制限しないその能力と、を有する。最後に、この回路により、1μsの間に3Aの電流オーバーシュートを得ることができる。
この回路は、図3で示されるように改善することができ、ここで、トランジスタN1のソースを接地する抵抗素子R1、例えば100kΩが、ダイオードD0などの非線形抵抗に置き換えられており、ダイオードD0は、直列の抵抗素子R2、例えば10kΩによって破裂から保護されている。図3は、よって、一定の負荷を通して非線形電流をブーストする電流制限回路を示している。正の電圧変化dV/dtが、キャパシタCによって検出された際、ゲート端子GateNでのバイアス電圧が、立ち上がり電圧V(CHG)によって、突如プルアップされる。バイアス電圧に接続されて、ソース電位も増加し、一方で、ダイオードD0を通して流れる第1の電流を指数関数的に増加させる。抵抗素子R2で制限され、電流増加は、このように100μAに達して、4mAの電流ピークをもたらすことができ、この電流ピークは、増幅ステージから出力されて、ゲート制御式スイッチングデバイスP0のゲートの充電を加速させる。この改善により、電流増加が止まり0に戻る前に、電流オーバーシュートを、1μsの間に0.8Aに減少させることができる。次いで、ゲート制御式スイッチングデバイスP0を通る電流は、ゆっくりと増加する。それでも、この回路は、なおも、静止モードにおける最後のトランジスタP3での大きな電流消費(例えば400μA)、および電流減少を制限しないその能力の、2つの欠点を示す。
この回路は、図4aに示されるように、さらに改善することができ、ここで、本発明の第1の好適な実施形態が、示されており、可変負荷を通して非線形電流をブーストする電流制限回路に存している。両方の回路の比較は、検出および調整ステージは変更されていないこと、分岐N1,R2,D0は、同じバイアス電圧で駆動され、よって同じ電流、例えば10μAが通過する、分岐N4,R3,D1において複製されていること、負荷P1は、例えば15μAを有する電流源CS3と並列に接続されたP4と直列の負荷P5に変更されていること、減衰電流源CS2は、ここで、ずっと低い電流減衰能力、例えば20μAを有すること、トランジスタP3は、前の、例えば1/40の比率よりもかなり小さいアスペクト比W/Lを有すること、を明らかにする。静止モードにおいて、トランジスタP5を通して流れる電流、例えば10μAは、電流源CS3が提供できる15μAによって補償されるために十分に低い。よって、トランジスタN4の負荷が、トランジスタP5と電流源CS3とで形成され、トランジスタP4は、後者により短絡される。その結果、電流が、電流ミラーP3,P5によって、電流ミラー比、例えば1で増幅され、この電流ミラー比は、前の電流ミラーP1,P3の電流ミラー比、例えば40よりもずっと低い。減衰電流源CS2、例えば20μAは、よって、低い増幅された電流を補償することができ、その低い電流減衰能力は、駆動回路40の動作を妨げない。正の電圧変化dV/dtが、キャパシタCによって検出されると、ゲート端子GateNにおいて、ゲートでのバイアス電圧が増加し、トランジスタN1およびN4のそれぞれにおいて、約120μAの電流ピークを有する非線形の電流増加がある。トランジスタP5を通して流れる電流、例えば120μAは、もはや、電流源CS3が供給できる15μAによって補償され得ない。よって、後者は、ここで、トランジスタP4によってバイパスされたとみなすことができ、これにより、電流ミラーP3,P5が、ずっと大きな電流ミラー比100を有する電流ミラーP3,P4+P5によって電気的に置き換えられる。よって、増幅された電流100×120μA=12mAは、電流源CS2の電流減衰能力を大きく超え、ゲート制御式スイッチングデバイスのゲートを、非常に迅速に充電する。負の電圧変化dV/dtが、キャパシタCによって検出されると、ゲート端子GateNでのバイアス電圧が減少し、トランジスタN1およびN4のそれぞれにおいて、非線形の電流減少があり、これは、電流ミラーP3,P5によってミラーリングされる。減衰電流源CS2は、その低い電流減衰能力のために、ミラーリングされた電流によって全体的に補償され、ゲート制御式スイッチングデバイスのゲートを放電する電流を、それ以上減衰しない。駆動回路40の動作は無効にされず、よって、このような回路は、単方向で動作し、一方で、非常に高速な電流の増加を制限し、非常に高速な電流の減少は防がない。
本発明の第1の好適な実施形態の性能を、より良く説明するために、図4bは、200nsの間(期間IIを参照)の、20μAの減衰電流源CS2による0.3Aの電流オーバーシュートのシミュレーション結果を示しており、ここで、期間Iは、ゲート制御式スイッチングデバイスP0の逆モードに、期間IIは、壁プラグアダプタの差し込みに続くオーバーシュートに、期間IIIは、ゲート制御式スイッチングデバイスP0のOFF状態に、期間IVは、バイアス電圧調整プロセスに、期間Vは、ゲート制御式スイッチングデバイスP0の順方向モードに、それぞれ対応している。
第1の好適な実施形態に従い述べられたような本発明は、全ての構成要素の極性を反転して、第2の好適な実施形態に延長することができ、これにより、第2の好適な実施形態に、負の急な前部(rapid front)を有する大きな電流増加を検出および制限させることが可能であることに留意されたい。
要約すると、出力端子outにおいて、高電流注入に基づき、大きな電流増加を検出および制限するための回路装置が、説明された。特に、駆動回路40によって、低抵抗素子R0を通して制御され、電流オーバーシュートが通過する、ゲート制御式スイッチングデバイスP0は、本発明の回路によって代替的に駆動され、一方で、その制御端子が高注入電流によって充電される。よって、正の傾斜を有する急な前部インパルスによって生成された大きな電圧増加が、キャパシタCによって検出され、ゲート端子GateNに伝達されると、本発明の回路は、駆動回路40をバイパスし、一方で、トランジスタP3から発せられた著しい電流ピークを、ゲート制御式スイッチングデバイスP0のゲート端子GatePに向けて注入し、これに対して、キャパシタCは、ゲート端子GateNを通して非常にゆっくりと放電する。注入電流ピークをもたらす電流増幅は、大きな電流ミラー比を有する電流ミラーP4+P5,P3の使用を通してつくられ、ダイオードD0,D1の存在によって強化される。静止モードにおいて、すなわち、負の傾斜を有する急な前部インパルスにより生成された大きな電圧減少が、キャパシタCによって検出され、ゲート端子GateNに伝達されると、トランジスタP4は、ダイオードD1を通して流れる電流を供給する電流源CS3により短絡され、これにより、電流ミラーP4+P5,P3は、ずっと低い電流ミラー比を有する電流ミラーP5,P3によって仮想的に置き換えられる。その結果、減衰電流源CS2の低電流は、電流ミラーP3,P5によりミラーリングされる、より低い電流を減衰するのに十分であり、次いで、駆動回路40が、スイッチングデバイスP0の制御を引き継ぐことを可能にする。最後に、この回路装置は、単方向に動作し、一方で、ゲート制御式スイッチングデバイスP0を通して、大きな電流増加を制限するが、大きな電流減少は制限しない。
最後だが重要なこととして、用語「備える(“comprises” or “comprising”)」は、特許請求の範囲を含む明細書で使用される際、述べられた特性、手段、ステップまたは構成要素の存在の規定を意図するが、1つまたは複数の他の特性、手段、ステップ、構成要素またはそれらのグループの存在または追加を除外しないことに留意すべきである。さらに、請求項において、要素に先行する「1つの(“a” or “an”)」という語は、そのような要素の複数の存在を除外しない。さらにまた、どの参照符号も、特許請求の範囲を限定しない。
図1は、本発明の原理に従う電流制限回路に結合された、チャージアンドプレイ(charge-and-play)モードにあるバッテリ充電回路の概略ブロック図を示している。 図2は、一定の負荷を通して線形電流をブーストする電流制限回路を示している。 図3は、一定の負荷を通して非線形電流をブーストする電流制限回路を示している。 図4aは、本発明の第1の好適な実施形態に係る、可変負荷を通して非線形電流をブーストする電流制限回路を示している。 図4bは、本発明の第1の好適な実施形態に係る、200nsの間(期間IIを参照)の、20μAの減衰電流源による0.3Aの電流オーバーシュートのシミュレーション結果を示している。

Claims (18)

  1. 電流を可変的に増幅するための可変電流増幅回路装置であって、
    −入力端子と、出力端子と、
    −前記入力端子に結合された入力を有する、電圧変化を検出するための検出ステージであって、前記電圧変化は、第1の電流を制御する第1のトランジスタの第1の制御端子において伝達され、結果として前記第1の電流の電流変化を発生させる、検出ステージと、
    −前記第1の制御端子におけるバイアス電圧および前記バイアス電圧に制御される前記第1の電流を、第1および第2の静止値にそれぞれ調整するための調整ステージであって、前記第1の静止値は、前記電圧変化に従わない電圧値であり、前記第2の静止値は、前記電流変化に従わない電流値である、調整ステージと、
    −第1の電流ミラーと、第2の電流ミラーとの、代替の装置に基づき、第2の電流を可変的に増幅するための可変増幅ステージと、
    を備え、
    −前記第1の電流ミラーと、第2の電流ミラーとは、少なくとも2つのトランジスタを含み、
    −前記第2の電流は、前記第1の電流の複製であり、
    −前記第2の電流ミラーは、前記第1の電流ミラーよりもずっと大きい電流ミラー比を有し、
    −前記第2の電流ミラーによって増幅された前記第2の電流は、前記出力端子を通して、前記第1の電流が前記第2の静止値に調整されるまで注入される、
    ことを特徴とする可変電流増幅回路装置。
  2. 前記検出ステージは、容量素子を備える、ことを特徴とする請求項1に記載の可変電流増幅回路装置。
  3. 前記第2の電流は、第2のトランジスタによって制御される、ことを特徴とする請求項2に記載の可変電流増幅回路装置。
  4. 前記第1の電流ミラーおよび前記第2の電流ミラーは、前記第2のトランジスタの負荷を形成する、ことを特徴とする請求項3に記載の可変電流増幅回路装置。
  5. 前記電流変化は、指数関数的である、ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の可変電流増幅回路装置。
  6. 前記第1および第2の電流のそれぞれは、ダイオードを通して流れる、ことを特徴とする請求項5に記載の可変電流増幅回路装置。
  7. 前記ダイオードは、抵抗素子と直列である、ことを特徴とする請求項6に記載の可変電流増幅回路装置。
  8. 前記第1の電流ミラーおよび前記第2の電流ミラーは、共通のトランジスタを共有し、残りのトランジスタは、直列に接続される、ことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の可変電流増幅回路装置。
  9. 第3の電流源は、前記第2の電流ミラーの前記残りのトランジスタのうちの1つと並列に接続され、前記第3の電流源は、前記第1の電流ミラーによってミラーリングされるべき前記第2の電流を供給する、ことを特徴とする請求項8に記載の可変電流増幅回路装置。
  10. 第2の電流源が、前記出力端子において、前記共通のトランジスタと直列に接続され、前記第2の電流源は、前記第2の静止値に近い、低い電流減衰能力を有し、前記第1の電流ミラーによってミラーリングされた前記第2の電流を減衰する、ことを特徴とする請求項9に記載の可変電流増幅回路装置。
  11. 前記トランジスタは、酸化金属半導体電界効果トランジスタ(MOSFET)である、ことを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の可変電流増幅回路装置。
  12. 前記第1および第2のトランジスタは、前記共通のトランジスタおよび前記残りのトランジスタとは異なる極性を有する、ことを特徴とする請求項11に記載の可変電流増幅回路装置。
  13. 電流増加を制限するための電流制限回路装置であって、
    −請求項1乃至請求項12のいずれかに記載の可変電流増幅回路装置と、
    −第3の電流が通過し、第1の端子と、第2の端子と、第2の制御端子と、を有し、前記第1の端子は、前記入力端子に接続され、前記第2の制御端子は、前記出力端子に接続されている、ゲート制御式スイッチング手段と、
    −抵抗素子を通して、前記ゲート制御式スイッチング手段を制御するための駆動手段と、を少なくとも備え、
    前記抵抗素子は、前記第2の電流ミラーによって増幅された前記第2の電流が前記出力端子を通して注入された際に、前記駆動手段の動作に影響を与えないために十分に小さく、かつ無限とみなされる抵抗値を有し、前記出力電流は、前記ゲート制御式スイッチング手段を横切る前記電圧変化に応じ、前記第2の制御端子を充電して、前記第3の電流の増加を止める、
    ことを特徴とする電流制限回路装置。
  14. 前記ゲート制御式スイッチング手段は、双方向性のスイッチング手段である、ことを特徴とする請求項13に記載の電流制限回路装置。
  15. 前記ゲート制御式スイッチング手段は、パワー酸化金属半導体電界効果トランジスタ(Power MOSFET)、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)、バイポーラ接合トランジスタ(BJT)、または他の任意の可制御半導体スイッチングデバイスである、ことを特徴とする請求項13または請求項14に記載の電流制限回路装置。
  16. 前記ゲート制御式スイッチング手段は、前記共通のトランジスタおよび前記残りのトランジスタの極性と同じ極性を有する、ことを特徴とする請求項15に記載の電流制限回路装置。
  17. チャージアンドプレイ(charge-and-play)モードで動作するバッテリを充電するためのバッテリ充電回路装置であって、
    −請求項13乃至請求項16に記載の電流制限回路装置を少なくとも備え、
    −前記第1の端子に接続されたデバイスに供給を行うバッテリが、前記第2の端子に接続され、
    −電源手段が、次いで、前記第1の端子に接続されて、前記バッテリを充電し、前記接続された電源手段は、前記バッテリとの間に電圧差がある場合、前記電圧変化を生成する、
    ことを特徴とするバッテリ充電回路装置。
  18. 電流増加を検出および制限する方法であって、
    −第1の電流を制御する第1の制御端子における電圧変化を検出するステップと、
    −前記電圧変化に従う前記第1の制御端子におけるバイアス電圧の、前記電圧変化に従わない値である静止値への調整を開始するステップと、
    −前記第1の電流を第2の電流に複製するステップと、
    −前記第2の電流を可変的に増幅し、一方で、第1の電流ミラー、または、前記第1の電流ミラーよりもずっと大きな電流ミラー比を有する第2の電流ミラーを通して、代替的に、前記第2の電流をミラーリングするステップと、
    −前記第2の電流ミラーによってミラーリングされた前記第2の電流を、ゲート制御式スイッチング手段が接続された出力端子に向けて注入し、前記ゲート制御式スイッチング手段を通して、電流増加を止めるステップと、
    を少なくとも備え、前記注入ステップは、前記バイアス電圧が、前記静止値に戻ると終了する、ことを特徴とする方法。
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