JP3596044B2 - 被印字媒体の切断装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、サーマルヘッド等の印字部及びプラテンと、テープ搬送手段とを備え、予め入力されたデータに応じて文字や図形等の画像をテープ状の被印字媒体に印字するための印字テープ作成装置に設けた被印字媒体の切断装置の構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
本出願人は、先に特開平4−89359号公報において、レセプタータイプのラベル表示等のための印字テープ作成装置を提案した。この装置は、被印字媒体である印字用のテープとインクリボンとを格納したカセットケースを、印字テープ作成装置におけるカセット収納部に着脱自在に装着できるように構成し、該カセット収納部には、サーマルヘッドを備えた印字部と、該印字部に対して接離するローラ状のプラテンと、前記インクリボンの巻取り手段等を備え、印字テープ作成装置に予め入力したデータに基づいてカセットケースからテープを適宜速度で引き出される途中において、当該テープに文字列等の画像を印字するものであり、印字済のテープを所定の長さに切断するための切断装置を備えていた。
【0003】
そして、このテープ切断装置は、被印字媒体とインクリボンとを収納したテープカセットケースにおける、印字済の被印字媒体の出口面を切断刃の刃先の受け面となし、この受け面に沿って通過するテープ状の被印字媒体を切断刃にていわゆる押し切りするタイプのものであって、印字テープ作成装置に設けた回動操作レバーにて回動する支持部材に前記切断刃を装着し、この支持部材は印字テープ作成装置に突設した回動支軸に対して着脱自在な構成であった。
【0004】
この構成によれば、前記切断刃を押し付けることによって受け面に凹凸ができても、消耗品としてのカセットケースを交換すれば良く、他方、切断刃の切れ味が劣化したとき、前記支持部材と一体的に切断刃を、当該切断刃に使用者の指が触れることなく交換するため、特殊な構造のカッタアタッチメントを使用して前記回動支軸から抜き取るというものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記先行技術によれば、使用済の切断刃と支持部材とを、前記カッタアタッチメントと一緒に廃棄すれば、安全であるが、新しい切断刃と支持部材とを、前記回動支軸に装着した後、取り出したカッタアタッチメントを次回の交換時まで保管しておかなければならず、このカッタアタッチメントを失えば、切断刃の交換時に指を怪我する危険がある。また、切断刃の刃先を受ける受け台をカセットケースと一体的にしたものあるので、この受け台を任意の時に交換できないという不便さもあった。
【0006】
本願発明は、前記の問題を解決すべくなされたものであって、交換作業が安全で且つ至極容易にできるようにした印字テープ作成装置におけるテープ状の被印字媒体の切断装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、請求項1に記載の発明の被印字媒体の切断装置は、印字テープ作成装置における印字部にインクリボンとテープ状の被印字媒体を搬送させた後の印字済みの被印字媒体の切断装置であって、被印字媒体が通過する時対面する受け面を備えた俎部材と、前記被印字媒体を俎部材の受け面に押圧して切断するための切断刃が装着された回動部材とを、前記俎部材から一体的に突出する回動支持部材を介して連設し、前記回動部材には、操作レバー等の駆動部に着脱自在に係合する連動噛み合い部を形成する一方、前記俎部材には前記印字テープ作成装置への装着部を備えたものである。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の被印字媒体の切断装置において、前記俎部材に対する回動部材の回動範囲を、前記受け面において被印字媒体の移動方向に沿った範囲内に切断刃の刃先が位置するように制限するための回動範囲規制手段を設けたものである。
【0009】
請求項3記載の発明は、請求項1または請求項2記載の被印字媒体の切断装置において、前記回動部材には、前記切断刃の広幅面のうちの一面と他面とで押圧挟持するための挟持手段を設けると共に、前記切断刃を回動自在で且つ抜け不能にするための突起を設け、前記切断刃には前記突起が嵌る取付け穴を設けたものである。
【0010】
【実施例】
次に、本発明を具体化した実施例について説明する。図1は印字テープ作成装置1の概
略平面図、図2はカセットケース4の斜視図、図3はカセットケース4からテープケース12を取り除いた状態の平面図をそれぞれ示し、印字テープ作成装置1における下ケース2に嵌合する上ケース3の上面一側には、後述するカセットケース4を着脱自在に収納するための収容部5を覆うカバー体6が開閉自在に設けられている。上下ケース3,2及びカバー体6は共に合成樹脂製の射出成形品である。また、上ケース3の上面には、文字等を入力するためのキーボード部7、各種操作用スイッチパネル8、及び入力された文字や操作指示を表示するための液晶等の表示部9等が配置され、上下ケース3,2間には機械的機構部及び図示しないが制御のためのマイクロコンピュータ等が内蔵されている。
【0011】
次に、被印字媒体の一例としてのテープ10の搬送手段及び印字部の構成について説明すると、図1に示すように、収容部5には、後述するカセットケース4内のリボン巻取りスプール13の内径部に嵌合するリボン駆動カム軸30と、カセットケース4におけるテープ送りローラ14の内径部に嵌合するテープ駆動カム軸31とが各々立設され、テープ駆動モータの回転力は、フレームの下面に配列されたギヤ列(図示しない)を介して、リボン駆動カム軸30及びテープ駆動カム軸31に伝達される。
【0012】
また、インクリボン11を介してテープ10に印字するためのサーマルヘッドからなる印字部32と、該サーマルヘッドにおける発熱素子に接離するプラテン33及び、前記テープ送りローラ14に押圧する押圧ローラ34とが備えられたプラテンホルダ35とが対峙して収容部5内に配置され、このプラテンホルダ35を回動させるプラテン用作動レバー36は、収容部5の箇所に上下回動可能に配置され、前記カセットケース4の収納部5を覆うようにカバー体6を閉じるとき、当該カバー体6の内面に突設した押圧部37にてプラテン用作動レバー36が押圧され、プラテンホルダ35を介してプラテン33が印字部32における発熱素子の表面に押圧され、ほぼ同時に押圧ローラ34がテープ送りローラ14の表面に押圧され、前記収納部5内に載置されたカセットケース4からテープ10を送り出しながら印字されるように構成されている。
【0013】
反対に、カバー体6が開くとき、図示しないバネの付勢力にて、プラテンホルダ35は、それに取付けられたプラテン33が印字部32から離間し、押圧ローラ34がテープ送りローラ14の表面から離間する方向に回動するように構成されている。
【0014】
そして、収容部5に隣接して上下ケース3,2の一側には、前記送り出されたテープ10を幅方向に切断するため、後述する構成の切断装置38が設けられている。
【0015】
なお、図2〜図4に示すように、合成樹脂製のカセットケース4には、インクリボン11が収納されており、このカセットケース4に対して、印字用のテープ10を収納したテープケース12を着脱自在に装着できる構成であって、カセットケース4の上面は開放されている。本実施例におけるレセプタタイプのテープ10は、インクリボン11と対面する表面に印字され、テープ10の裏面側には接着剤層が予め塗布され、この接着剤層に離型テープを仮接着している。
【0016】
カセットケース4におけるインクリボン11の収納部の上面及びテープ送りローラ14の上面を一体的に覆うためのカバー板15が着脱自在に装着されている。
【0017】
前記収納部内のインクリボン巻き元リールから引き出されたインクリボン11は、印字部32を取り囲む外壁4bに穿設された一方の放出口に放出された後、印字部32の箇所でテープ10と略平行状に添設され、テープ送りローラ14近傍の入口を介してリボン巻取りスプール13に巻回されている。
【0018】
テープケース12が上方から嵌まるケースの収容部4cは、前記インクリボン11の収納部の外周に配置され、この収容部4cに連設して、上面開放状のガイド溝24が収納部の外周に沿って形成されている。このガイド溝24に沿って前記テープケース12から引き出されたテープ10が、印字部32の箇所でインクリボン11の外面(広幅面)に添設するのであり、テープ10を印字部32に搬送する経路としてのガイド溝24のうち、インクリボン11の放出口の近傍では、テープ10の幅面及び上下の長手縁が、カセットケース4の着脱作業時にプラテンホルダ35等の他の部材に接触(干渉)しないように、カセットケース4の外壁4a及び前記カバー板15の先端部15aにて覆われ、保護されている。
【0019】
図4に示すように、合成樹脂製のテープケース12は、平面視略円筒状のテープ巻回収納部25と、この巻回収納部25から前記ガイド溝24に連通するように、前記収納部の外周の一部を囲むガイド溝部26とからなり、巻回収納部25からテープ10を搬送する経路の一部としてのガイド溝部26は、前記巻回収納部25から前記ガイド溝24の始端までの区間が上面開放状に形成されている。
【0020】
このように、ガイド溝24または/ガイド溝部26の上面を開放するように構成することにより、テープケース12を交換したとき、前記ガイド溝24箇所又は/及びガイド溝部26の箇所にて使用者が指でテープ10を摘んで、当該テープ10の先端をインクリボン11の放出口に向かって搬送し易いようにしている。
【0021】
そして、巻回収納部25内には、テープ10の終端を接着テープ等により接合したテープリールが、回動自在に配置され、巻回収納部25の上面を覆うための透明板製の円板状のテープキャップ29の下面の係合突起が、テープリールの係合溝に着脱自在に嵌合し、テープキャップ29の上面には、使用者が指で摘んで回す摘み29bが一体的に突設されている。このように構成された巻き戻し手段により、テープケース12をカセットケース4から取り外すのに先立って、テープ10を巻回収納部25方向に巻き戻すことができる。また、1回印字した箇所に重ね印字するに際しても、印字部32を通過したテープ10の先端を元の位置に戻す作業を至極簡単に実行できるように構成する。
【0022】
なお、カセットケース4には、これに搭載されるインクリボン11のインクの色、印字用のテープ10の色や紙質等の種類等により予め位置設定された6個の穴状の被検出部41を備え、前記収容部5に設けたリミットスイッチ等の検出部42にて検出できるよう構成されている。
【0023】
この場合、テープケース12に下向きに突出させた突起状被検出部43を、前記穴状の被検出部41に嵌合するようにして、カセットケース4に対して取り替えたテープケース12内のテープ10の色等を判別できるようにしている。
【0024】
さらに、図2に示すように、前記テープ送りローラ14の中央部を小径に、その上下の案内部を大径になるように形成し、テープ送りローラ14の近傍には、カセットケース4にテープ出口44を設け、該テープ出口44から、前記小径の中央部に向かって滑り台45を突出させる。この滑り台45の表面は、前記大径の案内部の外周面よりも内側(半径内側)に位置するように設定されており、これにて、テープ10の先端(自由端)が巻き癖にてカールしていても、テープ出口44に円滑に導かれるようになっている。また、滑り台45の基部側表面には、テープ10の先端縁が当接する当接段部46を形成しておき、カセットケース4から引き出されるテープ10の先端の位置を規定するようになっている。
【0025】
次に、図1、図5〜図8を参照しながら切断装置38の構成について説明する。本実施例の切断装置38は、テープ10が図5の矢印B方向に通過するとき対面する受け面50aを備えた俎部材50と、前記テープ10を俎部材50の受け面50aに押圧して、いわゆる押し切り切断するための切断刃52が装着された回動部材51とからなり、この回動部材51を駆動部の一例としての操作レバー53にて所定角度だけ使用者が回動させるように構成されている。
【0026】
前記俎部材50には、テープ形成装置1のフレーム54に着脱自在に装着するための装着部が設けられている。その実施例として、図6に示すように、俎部材50には、下面に開放する装着穴54が形成されており、下ケース3の一側に切欠き形成されたテープ排出口55近傍にてフレーム56から上向きに突出する取付け片56aが、前記装着穴54に着脱自在に嵌まるように構成されている。
【0027】
図6及び図7に示すように、俎部材50における受け面50aの下端近傍から突出するように連設された断面コ字状の回動支持部材57の上下片57a,57bには、ほぼ筒状の回動部材51における上下ボス部58a,58bが回動自在に被嵌する受け穴59a,59bが穿設されており、俎部材50と回動部材51とを回動支持部材57を介して1セットを形成するように構成されいている。
【0028】
そして、回動部材51には、前記上下ボス部58a,58bの内径部に上下に貫通する支持孔60が設けられ、前記俎部材50に回動支持部材57を回動自在に装着した状態(1セットの状態)で、前記取付け片56aの近傍にて平行状に突出する支持軸61に対して回動部材51が回動可能に装着できるようにしている。
【0029】
また、図6〜図8に示すように、回動部材51の外周一側には、前記切断刃52の広幅面のうちの一面と他面とで押圧挟持するための挟持手段を設ける。この挟持手段の1実施例として、回動部材51の外周一側の上下長手方向の上下部位には、前記切断刃52の表面上下部位を支持するための上下対のカバー板62,62を設け、該一対のカバー板62,62間の部位には、弾性片持ち梁的な押圧台63を設け、該押圧台63の表面には、切断刃52の長手方向中央部に穿設した取付け穴64が回転自在に嵌まる丸軸状の突起65を一体的に突設する。これにより、切断刃52の背中側を押圧台63と上下カバー板62,26との隙間に押し込むと、切断刃52の中央部裏面を押圧台63にて弾性的に押圧し、当該切断刃52の表面側の上下部位が両カバー板62,26の内面に押しつけられ、且つ突起65を介して切断刃52が不用意に抜け出されないようになっている。
【0030】
一方、図6に示すように、前記支持台62における突起65の箇所を中心にして切断刃52が回動可能となり、当該切断刃52の刃先で俎部材50の受け面50a表面に位置するテープ10を押し切りするとき、切断刃52の刃先がテープ10ひいては受け面50aの表面と平行状に沿い刃先が片当たりせず、ほぼ均等に当接可能となるように構成されている。
【0031】
そして、前記回動部材51の外周一側には、前記操作レバー53の基部に形成させた扇状のギヤ部66に対して噛み合い係合する連動噛み合い部としての連動ギヤ部67を形成する。このとき、回動軸68を中心にして回動する操作レバー53におけるギヤ部66の長手方向が、前記支持軸61の軸線と平行状に形成されているので、前記連動ギヤ部67の長手方向もギヤ部66の長手方向と平行状であって、1セットとして俎部材50を取付け片56aに、回動部材51の支持孔60を支持軸61にそれぞれ上方から装着するとき、連動ギヤ部67が前記扇状のギヤ部66の上端縁からスムーズに嵌入係合できるものである。なお、前記1セットを抜き取るときも同じくスムーズに実行できる。
【0032】
また、回動支持部材57における上片57aの突設したストッパー片69と、回動部材51の上端面に突設した係止片70とは、回動部材51に装着された切断刃52が受け面50aから離反するように回動したときに、一定角度以上にならないように規制するものであり、且つ、前記俎部材50に対する回動部材51の回動範囲を、受け面50aにおいて前記テープ10の移動方向に沿った幅寸法(L)の範囲内に切断刃52の刃先が位置するように制限している。
【0033】
なお、この回動範囲規制手段は、回動部材51の外周面側に突設した連動ギヤ部67の端縁または係止片(図示せず)が回動支持部材57の任意の端面に当接することにより実現するようにしても良い。
【0034】
この構成により、印字テープ作成装置1に装着するカセットケース4におけるインクリボン11の色とテープケース12内のテープ10の色とを任意に組合せ設定して、印字作業を終了すると、図5に示す矢印B方向にテープ10における印字済みの箇所が、切断刃52の刃先と俎部材50の受け面50との隙間を通過してテープ排出口55から放出される。
【0035】
ここで、使用者は操作レバー53を図5の矢印C方向に回動すると、ギヤ部66と連動ギヤ部67との噛み合いにより、回動部材51が矢印D方向に回動し、切断刃52の刃先が受け面50a表面に位置するテープ10を押し切り切断するのである。
【0036】
そして、前記切断刃52の切れ味が鈍ると、俎部材50と、切断刃52付きの回動部材51との1セットを交換する。
【0037】
この場合、前述したように、回動部材51は、俎部材50の一側に連設した回動支持部材57を介して連設されており、俎部材50が装着される取付け片56aおよび回動部材51が装着される支持軸61は、それぞれ平行状で且つ上端が自由端であるので、前記1セットとして至極簡単に抜き出し新品のセットと交換することができる。なお、俎部材50の一側上端部位に摘み片71を形成しておけば、一層抜き取りなどの交換作業が容易になる。
【0038】
そして、回動支持部材57に装着された状態の回動部材51の回動範囲、ひいては切断刃52の回動移動範囲は、前記ストッパー片69と係止片70等とによる回動範囲規制手段により、前記受け面50aのうちテープ10の移動方向に沿った範囲内に切断刃52の刃先が位置するように制限されるから、たとえ、俎部材50の受け面50aと直角方向の両側面を指で摘んで装着・抜き取りを行っても、指が切断刃52の刃先に触れることがなく、安全である。
【0039】
なお、前記操作レバー53に代えて、駆動モータ等の駆動部におけるギヤ部に、前記回動部材の連動ギヤ部67を噛み合わせ係合させるようにしても良い。
【0040】
また、俎部材50に連設する回動支持部材57の剛性が高く、回動部材51の回動時に変形し難いものである場合には、支持軸61を省略しても良い。
【0041】
また、本発明の被印字媒体(テープ)の切断装置は、インクリボン11とテープ10とを内蔵して上下両面を覆ったカセットケース4を使用する印字テープ作成装置に対しても適用できるし、ラミネートタイプの被印字媒体、つまり、印字部において、インクリボンを介して透明のテープの裏面に鏡文字を印字した後、当該印字された面に両面接着テープを貼着し、このラミネートタイプの被印字媒体を所定の長さに切断する場合にも、前記と同様に適用できることはいうまでもない。
【0042】
【発明の作用・効果】
以上に説明したように、請求項1に記載の発明の被印字媒体の切断装置は、印字テープ作成装置における印字部にインクリボンとテープ状の被印字媒体を搬送させた後の印字済みの被印字媒体の切断装置であって、被印字媒体が通過する時対面する受け面を備えた俎部材と、前記被印字媒体を俎部材の受け面に押圧して切断するための切断刃が装着された回動部材とを、前記俎部材から一体的に突出する回動支持部材を介して連設し、前記回動部材には、操作レバー等の駆動部に着脱自在に係合する連動噛み合い部を形成する一方、前記俎部材には前記印字テープ作成装置への装着部を備えたものである。
【0043】
この構成によれば、切断刃を備えた回動部材を、操作レバー等の駆動部を介して回動すると、当該回動部材の回動に応じて、切断刃の刃先が俎部材における受け面に接近して、該受け面を通過するテープ状の被印字媒体を押し切りすることができる。そして、俎部材と回動部材とは、回動支持部材を介して連設されて、1セットを構成するものであり、少なくとも俎部材の装着部をテープ作成装置から着脱するだけで、前記1セット全体を交換することができる。
【0044】
従って、被印字媒体の切れ味が悪くなれば、前記1セットを任意に交換することができるから、常時被印字媒体の切断を効率良く綺麗に行えるという効果を奏する。また、俎部材の箇所をもって交換作業を実行できるので、切断刃に指が触れて怪我するという危険も防止することができるという効果を奏する。
【0045】
また、請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の被印字媒体の切断装置における前記俎部材に対する回動部材の回動範囲を、前記受け面において被印字媒体の移動方向に沿った範囲内に切断刃の刃先が位置するように制限するための回動範囲規制手段を設けたものであるから、前記1セットの交換時や、テープ状の被印字媒体をテープ作成装置に装着するとき等において、使用者の指が俎部材における受け面内に入り込まず、従って切断刃の刃先に指が触れないので、安全性が向上するという効果を奏する。
【0046】
さらに、請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2記載の被印字媒体の切断装置において、前記回動部材には、前記切断刃の広幅面のうちの一面と他面とで押圧挟持するための挟持手段を設けると共に、前記切断刃を回動自在で且つ抜け不能にするための突起を設け、前記切断刃には前記突起が嵌る取付け穴を設けたものであるから、回動部材に対して切断刃が不用意に抜け出さず、且つ切断刃の刃先を受け面に押しつけるとき、前記突起箇所を中心に回動して、刃先全体が均等に受け面に当接し、テープ状の被印字媒体を一挙に綺麗に切断することができるという効果を奏するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の印字テープ作成装置の平面図である。
【図2】テープケースを収容したカセットケースの斜視図である。
【図3】テープケースを外したカセットケースの平面図である。
【図4】テープケースの平面図である。
【図5】切断装置の平面図である。
【図6】図5のVI−VI線矢視拡大断面図である。
【図7】切断装置の各部品の斜視図である。
【図8】図7の VIII −VIII線矢視で示す回動部材の断面図である。
【符号の説明】
1 印字テープ作成装置
4 カセットケース
10 被印字媒体としてのテープ
38 切断装置
50 俎部材
50a 受け面
51 回動部材
52 切断刃
53 操作レバー
54 装着孔
56a 取付け片
57 回動支持部材
60 支持孔
61 支持軸
62 カバー板
63 押圧台
65 突起
66 ギヤ部
67 連動ギヤ部
69 ストッパー片
70 係止片

Claims (3)

  1. 印字テープ作成装置における印字部にインクリボンとテープ状の被印字媒体を搬送させた後の印字済みの被印字媒体の切断装置であって、被印字媒体が通過する時対面する受け面を備えた俎部材と、前記被印字媒体を俎部材の受け面に押圧して切断するための切断刃が装着された回動部材とを、前記俎部材から一体的に突出する回動支持部材を介して連設し、前記回動部材には、操作レバー等の駆動部に着脱自在に係合する連動噛み合い部を形成する一方、前記俎部材には前記印字テープ作成装置への装着部を備えたことを特徴とする被印字媒体の切断装置。
  2. 前記俎部材に対する回動部材の回動範囲を、前記受け面において被印字媒体の移動方向に沿った範囲内に切断刃の刃先が位置するように制限するための回動範囲規制手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の被印字媒体の切断装置。
  3. 前記回動部材には、前記切断刃の広幅面のうちの一面と他面とで押圧挟持するための挟持手段を設けると共に、前記切断刃を回動自在で且つ抜け不能にするための突起を設け、前記切断刃には前記突起が嵌る取付け穴を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の被印字媒体の切断装置。
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