JP3596040B2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、例えば、ホストコンピューターから供給されるデータを特定のフォーマットにより変換して、磁気テープに記録し、または再生されたデータをホストコンピューターに供給する磁気記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より審議中の、記録に関するアメリカ標準規格ANSI DD−1フォーマット(ANSI X3B5)がある。このフォーマットは、カセットテープにデータを記録するのみでなく、コンピューターペリフェラルに適するように、ファイル管理のためのデータ構造や、エラーレートを向上させるための誤り検出方法について詳細に規定したものである。
【0003】
このDD−1フォーマットのデータレコーダは、インタフェースユニットを介して、ホストコンピューターとSCSIインタフェースで接続されている。このインタフェースユニットは、ホストコンピューターにより磁気テープデバイスであると認識されるために、ファイルフォーマットをテープ上に作成し、その上でデータのやりとりを行うフォーマッターの機能を搭載している。
【0004】
この発明の出願人は、このDD−1フォーマットに対応するコンピュータペリフェラルに適したデータレコーダ等に実現可能なテープフォーマットを独自に開発している。このテープフォーマットでは、物理的テープ開始位置(以下、「PBOT」という。)から10メートルのダミー領域を経た位置を論理的テープ開始位置(以下、「LBOT」という。)とし、LBOTの位置から所定の助走区間を設けた後に、ロードしたテープがテープフォーマットとして有効か否かを判定するためのボリュームセット情報テーブル(以下、「VSIT」という。)を設けている。VSITは、テープ全体を管理するもので、1つのVSITは100IDの領域を有しいる。
【0005】
VSITは、物理的なテープ位置を示す物理的トラックセットIDを有しているので、この物理的トラックセットIDからテープの終了位置を知るようにしていた。なお、1トラックセットIDは4トラックである。データレコーダは、ホストコンピュータから供給されたデータをデータバッファに一旦保持する。そして、このようなフォーマットに基づいて、データバッファに保持したデータをすべてテープ上に記録する際に、テープの終了位置が来ないかどうかを監視していた。ここで、テープの終了位置がきたら、記録を中断して、ホストコンピュータに対して、エラー信号を返すようにしていた。
【0006】
ただし、データレコーダはデータバッファに保持されているデータはすべて記録する必要があるので、このテープフォーマットではテープの終了位置は実際のテープの物理的な終了位置よりも15メートル手前の論理的なテープ終了位置に設定するようにしている。
【0007】
例えば、オープンリールの磁気テープなどでは、この論理的テープ終了位置(以下、「LEOT」という。)に銀のシールを貼っておくことにより、この位置を通過すると上述したLEOTの処理を開始するようにしていた。しかし、ヘリカルスキャンの磁気テープの場合には、磁気テープがカセットに覆われているため、磁気テープにシールを貼ることが難しく、しかも、この位置が外から見えないため、このようなシールを貼ることによるLEOTの検出はできない。
【0008】
また、磁気テープのカセットの窓からリールに巻かれたテープの量を見ることにより、おおよそのテープ巻き量がわかる。しかし、同じサイズのカセットでも巻いてあるテープの量が異なる場合がある。例えば、D−1のディジタルVTRに使用するMサイズのカセットでも、225メートル、400メートル、604メートルと3種類もあるために、カセットサイズからはその巻き量は判断することができない。そして、カセットのテープ巻き量はメーカー独自の量であるため、メーカーにより異なる場合がある。
【0009】
また、データレコーダに設けられたテープ巻き量検出計からテープ巻き量を得て、この値に基づいてLEOTを設定することもできる。このテープ巻き量検出計は、ソフト的に処理されていて、例えば、テープが一定速度で走行しているときに、送り側と巻き取り側のリールの回転数を検出し、カセットに設けられた穴が示すテープ厚さを検出することにより、テープの巻き取り半径を計算により求め、巻き取り量を推定するものである。しかし、テープの巻き取り状態に多少の隙間が生じるため、このテープ巻き量検出計のテープ巻き量にはかなりの誤差がある。例えば、同じカセットのテープをかけたときでも、その値はマイナス15パーセント〜0パーセントの範囲でばらつきが発生する。
【0010】
ところが、LEOTを正確に検出することができないと、データバッファに保持されているデータをすべて記録することができなくなる。しかも、テープを初期化する度にこの値が変わることにより記録容量が変わったり、同じ巻き量のはずのテープ同士をコピーする際にも記録容量差が発生すると、コピーすることができなくなるという事態が発生する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来の磁気記録再生装置においては、テープの終了位置は実際のテープの物理的な終了位置よりも15メートル手前のLEOTに設定するようにしていたが、カセットサイズが同じでもテープ長は異なり、しかもメーカーによっても異なり、さらにも、テープ巻き量検出計のテープ巻き量にはかなりの誤差があるため、LEOTを正確に検出することは困難であり、LEOTが正確に検出されないと、記録容量が変わってしまうという不都合があった。
【0012】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、カセットの種類によらずにテープのLEOTを正確に検出することができる磁気記録再生装置の提供を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の磁気記録再生装置は、図1乃至図33に示す如く、データ供給源3から供給されるデータを特定のフォーマットにより変換して、磁気テープに記録し、磁気テープに記録されたデータを再生してデータ供給源3に供給する磁気記録再生装置において、予め複数種類の磁気テープの長さを記憶するテープ長記憶手段9と、磁気テープの長さを計測するテープ長計測手段8とを備え、テープ長計測手段8により計測された磁気テープの長さがテープ長記憶手段9に記憶された磁気テープの長さと異なるときは、テープ長計測手段8により計測された磁気テープの長さから所定長さを引いた位置をテープ終了位置とし、テープ長計測手段8により計測された磁気テープの長さがテープ長記憶手段9に記憶された複数種類の磁気テープのうちのいずれかの長さと同じときは、同じ長さのテープの長さから所定長さを引いた位置をテープ終了位置とするものであって、テープ長記憶手段9に記憶された磁気テープの長さは所定の範囲を有し、テープ長計測手段8により計測された磁気テープの長さが所定の範囲外のときは、テープ長計測手段8により計測された磁気テープの長さから所定長さを引いた位置をテープ終了位置とし、テープ長計測手段8により計測された磁気テープの長さが所定の範囲内のときは、所定の範囲内の長さのテープの長さから所定長さを引いた位置をテープ終了位置とするようにしたものである。
【0015】
また、本発明の磁気記録再生装置は、図1乃至図34に示す如く、上述において、テープ長記憶手段9に記憶された磁気テープの長さは所定の範囲を有し、テープ長計測手段8により計測された磁気テープの長さが所定の範囲外のときは、テープ長計測手段8により計測された磁気テープの長さから所定長さを引いた位置をテープ終了位置とし、テープ長計測手段8により計測された磁気テープの長さが所定の範囲内のときは、所定の範囲内の長さのテープの長さから所定長さを引いた位置をテープ終了位置とするようにしたものである。
【0016】
また、本発明の磁気記録再生装置は、図1乃至図34に示す如く、上述において、データ供給源3から供給されるデータをデータバッファ5を介して磁気テープに記録し、磁気テープに記録されたデータを再生してデータバッファ5を介してデータ供給源3に供給する磁気記録再生装置において、テープ終了位置は、磁気テープの長さから少なくともデータバッファ5に記憶されたデータを記録することができる長さ分だけ引いた位置とするものである。
【0017】
【作用】
本発明によれば、テープ長計測手段8により計測された磁気テープの長さがテープ長記憶手段9に記憶された磁気テープの長さと異なるときは、テープ長計測手段8により計測された磁気テープの長さから所定長さを引いた位置をテープ終了位置とし、テープ長計測手段8により計測された磁気テープの長さがテープ長記憶手段9に記憶された複数種類の磁気テープのうちのいずれかの長さと同じときは、同じ長さのテープの長さから所定長さを引いた位置をテープ終了位置とするものであって、テープ長計測手段8により計測された磁気テープの長さが所定の範囲外のときは、テープ長計測手段8により計測された磁気テープの長さから所定長さを引いた位置をテープ終了位置とし、テープ長計測手段8により計測された磁気テープの長さが所定の範囲内のときは、所定の範囲内の長さのテープの長さから所定長さを引いた位置をテープ終了位置とするようにしたので、テープ長計測手段8を用いて予めわかっているテープ長の磁気テープとわかっていないテープ長の磁気テープとを区別して、簡単な構成で正確にテープ終了位置を検出することができると共に、テープ長計測手段8により計測された値の誤差によるばらつきを抑えて正確にテープ終了位置を検出することができる。
【0019】
また、本発明によれば、上述において、テープ長計測手段8により計測された磁気テープの長さが所定の範囲外のときは、テープ長計測手段8により計測された磁気テープの長さから所定長さを引いた位置をテープ終了位置とし、テープ長計測手段8により計測された磁気テープの長さが所定の範囲内のときは、所定の範囲内の長さのテープの長さから所定長さを引いた位置をテープ終了位置とするので、テープ長計測手段8により計測された値の誤差によるばらつきを抑えて正確にテープ終了位置を検出することができる。
【0020】
また、本発明によれば、上述において、テープ終了位置は、磁気テープの長さから少なくともデータバッファ5に記憶されたデータを記録することができる長さ分だけ引いた位置とするので、データバッファ5に保持されたデータは記録することができるので、エラーの発生を防止することができる。
【0021】
【実施例】
図1は、本発明による磁気記録再生装置の一実施例の制御部の構成を示すブロック図である。本発明の磁気記録再生装置は、本出願人が独自に開発した記録フォーマットであるテープフォーマットを用いている。このテープフォーマットは、DD−1フォーマットに対応するコンピュータペリフェラルに適したデータレコーダ等に実現可能であり、この例においては、特に、テープの初期化の際に、テープフォーマットに基づいて設けられた管理情報にテープ終了位置を記録するときのテープ終了位置の検出を容易にするものである。
【0022】
図1に示すように、テープフォーマットのデータレコーダ1はホストコンピュータ3とを、SCSIフォーマッター2で接続している。ホストコンピュータ3は、SCSIフォーマッター2を介してデータレコーダ1にテープストリーマとしてデータの読み書きを指示する。ホストコンピュータ3は、ハードディスク4を内蔵している。
【0023】
SCSIフォーマッター2は、データレコーダ1をMTなどのテープストリーマのようにコントロールするテープストリームエミュレーションを備えたインタフェース装置である。このSCSIフォーマッター2は、テープフォーマットをテープ上に作成し、その上でデータのやりとりを行うフォーマッターの機能を搭載している。
【0024】
SCSIフォーマッター2は、ホストコンピュータ3から転送されたデータをテープフォーマットに変換し、データレコーダ1を制御するものである。SCSIフォーマッター2は、ホストコンピュータ3からデータレコーダ1にデータを供給する際またはデータレコーダ1からホストコンピュータ3にデータを供給する際に、データラインとしてのSCSI−2およびDATA I/Oを介して一時的にデータを保持するデータバッファ5を有する。
【0025】
SCSIフォーマッター2において、CPU7はホストコンピュータ3からのコマンドをコントロールラインを介して受け取り、インタフェース全体をコントロールする制御部である。また、CPU7はホストコンピュータ3からのコマンドを受け、コントロールラインを介してデータレコーダ1の制御を行うものである。フラッシュメモリ6は、ファームウエアを蓄えるもので、アップデートモードによりホストコンピュータ3から新たなファームウエアを転送して蓄積することができる。そして、この発明の実施例においては、特に、テープ巻き量データベース9を有していて、予め複数の磁気テープのテープ長さとそのテープに対応するLEOTの値を記憶している。
【0026】
データレコーダ1は、磁気テープを走行させるモータ、リール等の磁気テープ走行系と、変調回路、復調回路、磁気テープに対して信号の記録再生を行う記録再生ヘッド等の記録再生系とを有している。データレコーダ1は、リールの回転数とリールの巻き系を計測することによりテープの巻き量を計測するテープ巻き量計8を有している。このテープ巻き量検出計は、ソフト的に処理されていて、例えば、キャプスタンの回転によりテープが一定速度で走行していると検出したときに、送り側と巻き取り側のリールの回転数をリールFGにより検出し、カセットに設けられた穴が示すテープ厚さを検出することにより、テープの巻き取り半径を計算により求め、巻き取り量を推定するものである。また、SCSIフォーマッター2に設けたテープ巻き量データベース9をデータレコーダ1に設けるようにしてもよい。
【0027】
図3に、本発明による磁気記録再生装置の一実施例の磁気テープ上のフォーマットおよびトラックを示す。図3Aにおいて、磁気テープ30の先頭からダミー領域31を経てVSIT32が設けられている。VSIT32は、磁気テープ30がテープフォーマットとして有効か否かを判定するものである。VSIT32からダミー領域33を経てDIT34が設けられている。
【0028】
DIT34はユーザデータ領域36に書かれたデータの区切りを示すテープマークの位置および個数の管理を行う。DIT34からダミー領域36を経てユーザデータ領域36が設けられている。ユーザデータ領域36の終端部にはデータの終了位置を示すEOD37が設けれている。図3Bにおいて、磁気テープ30上に斜め方向に記録されたトラックには、ユーザデータ39とユーザデータ39の属性を示すサブコード38が設けられている。
【0029】
このようなSCSIフォーマッターおよびデータレコーダに用いられるテープフォーマットの詳細を以下に示す。なお、このテープフォーマットに規定されていない仕様は、アメリカ標準規格ANSI X3.175−1990に従うものとする。
【0030】
図4に、テープフォーマットの磁気テープ上の論理的なフォーマットを示す。記録領域は、論理的テープ開始位置(以下、「LBOT」という。)と、論理的テープ終了位置(以下、「LEOT」という。)の間の領域をいう。LBOTは、物理的テープ開始位置(以下、「PBOT」という。)から10メートルのところを指す。LEOTは、物理的テープ終了位置(以下、「PEOT」という。)の15メートル手前を指す。PBOTもPEOTも物理的なテープの開始点、終了点を示す。
【0031】
PBOTからLBOTの間と、LEOTからPEOTの間は、無効領域であり、それ以外のLBOTからLEOTまでを記録領域と呼ぶ。LBOTの位置からランアップ領域44を経てVSIT40が設けられている。VSIT40の後にマージン47とランアップ領域45を経てDIT41が設けられている。DIT41の後にマージン48とランアップ領域46を経てユーザデータ領域42が設けられている。ユーザデータ領域42の後にEOT近似位置(以下、「NEOT」という。)からLEOTまでを事実上テープ終了領域43という。この場合、テープの互換性の上で、無効領域でのデータ(ヘリカルデータ、コントロールデータ、およびアノテーションデータ)は意味が無いものである。ここでは、たとえ、何らかのデータが存在したとしても、有効なデータとはみなさないし、物理トラックセットIDもしくはその他のデータが存在しなくともよいものである。
【0032】
図5に示すように、記録領域には、有効データ領域と無効データ領域とがあるが、有効データ領域では、物理トラックセットIDが連続して単調増加している。有効データ領域は、データトラックをロックさせるまでの助走エリアであるランプエリア、テープの管理情報に対するテーブルのエリアであるテーブル、ユーザデータが記録されるユーザデータの3タイプがある。
【0033】
無効データ領域には、テーブルなどを更新するときに、その後ろにある有効データを消去しないための余裕を持たせるための余裕領域56、57がある。LBOTのトラックセットIDである6976IDより後ろ側で、ランアップエリア53として最低1024トラックセットID以上開けたところから、ボリュームセット情報テーブル50(以下、「VSIT」という。)が始まる。そのVSIT50のトラックセットIDを、8000IDとする。VSIT50は100IDずつ7個書かれているので、700IDを占めている。
【0034】
VSIT50に続いて、8700IDから余裕領域56(1.5m),ランアップエリア54として最低1024トラックセットID以上開けたところからディレクトリィ情報テーブル51(以下、「DIT」という。)がある。DIT51は100IDずつ7個書かれているので、700IDを占めている。
【0035】
DIT51に続いて、余裕領域57(1.5m),ランアップエリア55として最低1024トラックセットID以上開けたところから、ユーザデータエリア52が始まる。そして、図4で示すように、EOT近似位置NEOTで記録データエリア52が終わる。
【0036】
図5において、NEOTとLEOTの間の事実上テープ終了位置領域は、テープが終了するための操作に必要な領域に充てている。この量については、インプリメントに依存する。
【0037】
図6に、テープフォーマットの論理トラックを示す。始めの4バイトは、予約領域60で(11111111)16で埋められる。サブコードデータ61の内容は、それぞれのデータタイプに対して、後述する図14、18、20、22、24、25、26、27、28、29に示す。すべてのサブコードをまとめたものを図30に示す。サブコードのそれぞれのそれぞれのデータの規定は図30に示す。サブコードのパラメータは、図31、32、33に示す。
【0038】
図6において、サブコードデータ61は、100バイトのサブコード65、66、67を3回繰り返して書く。3回書いた残りは、パディング領域68(168バイト)であり、データは不定である。図14、18、20、22、24、25、26、27、28、29において、チェックサム(W24)の計算範囲はW0からW23までである。4バイトから1ワード単位で計算する。
【0039】
図14、18、20、22、24、25、26、27、28、29において、W2の最上位ビット「B」は、ブロック動作可能フラグである。「0」のとき、動作不可−W2,W3,W4のパラメータは無効である。「1」のとき、動作可能−内容はまだ決まっていない。W6の最上位ビット「A」はアペンドファイルポインターで、アペンドした最初のトラックセットIDに対してこのフラグを立てる。
【0040】
図24、25、26、27において、W7の最上位ビット「W」は、ライトリトライカウンタ動作可能フラグである。「0」のとき、動作不可−W7のライトリトライカウンタは、(0)16にセットする。「1」のとき、動作可能−このトラックに対して、ライトリトライが起こったとき、W7のライトリトライカウンタをインクリメントする。W8〜W23は予約ワードで「0」で埋める。
【0041】
また、図6に戻ると、ユーザデータ62はユーザの有効データであり、「32768バイト」までのデータを記録することができる。パディングデータ63は、ユーザデータ62のサイズが「32768バイト」未満の場合の残りのユーザデータ領域62の残りの部分をいい、データは不定である。ガービッジ64は「2868バイト」であり、予約されたエリアであるがデータは不定である。
【0042】
次に、図7において管理テーブルについて説明する。ボリューム情報テーブルVSIT70は、図7に示すように、管理テーブルのデータの信頼性を上げるため、100トラックセットIDのVSITを3回以上7回まで繰り返して書き込む。
【0043】
VSITテーブル71(1トラックセットID)は、図示しないEODまたはダミートラック72(78トラックセットID)により終了する。ダミートラック72での終了の場合は、ダミーデータトラック72が16トラックセットID以上続いている場合に終了とみなす。繰り返すデータは、サブコードを含めて同じデータを使う。ライトリトライカウンタが有効なときはこれを除く。
【0044】
VSITテーブル71は、図13に示す。VSITテーブルのサブコードは、図14に示す。図13において、W44は、物理ボリューム(テープ)のデータエリアの最初の物理トラックセットID番号である。
【0045】
W45は、物理ボリューム(テープ)のデータエリアの最後の物理トラックセットID番号である。これは、ユーザエリアのEODの物理トラックセットIDになる。W62はVITの数である。W65は、VITの先頭の物理トラックセットIDである。
【0046】
図7に戻って、アップデートテーブルUT73(1トラックセットID)は図21に示す。アップデートテーブルのサブコードは図22に示す。このアップデートテーブルは、付属するテーブルが更新中であるかどうかを示すテーブルである。例えば、アップデートテーブルは、テープのロード時には「1」を示し、アンロード時には「0」を示すようにしてもよい。図21においては、W0:Update statusは、(00000000)16:更新済、(FFFFFFFF)16:更新中である。
【0047】
図7に戻って、チェックサムトラック75(1トラックセットID)は、図23に示す。計算範囲は、VSITおよびUT領域である論理トラックにおけるユーザデータの領域のみを、計算の対象とする。4バイトから1ワードを計算の対象とする。
【0048】
図8において、DIT80について説明する。DIT80は図8に示すように、管理テーブルのデータの信頼性を上げるため、100トラックセットIDのDITを3回以上7回まで繰り返して書き込む。DITテーブル81は、図示しないEODまたはダミートラックにより終了する。ダミートラックでの終了の場合は、ダミーデータトラックが16トラックセットID以上続いている場合に終了とみなす。繰り返すデータは、サブコード含めて同じデータを使う。ライトリトライカウンタが有効なときはこれを除く。
【0049】
図8において、ボリューム情報テーブル81(以下、「VIT」という。)は、図15および図16に示す。図16において、W255にはオーバーライトカウンター、W256にはイニシャライズナンバーがそれぞれ設けられている。VITのサブコードは、図18に示す。VITには、図15において、W4〜W43に示すボリュームラベル、およびW44に示す物理ボリューム(テープ)のこのテーブルが管理しているボリュームのデータエリア領域の最初の物理トラックセットID番号が設けられている。
【0050】
図15において、同様に、W45に示す物理ボリューム(テープ)のこのテーブルが管理しているボリュームのデータエリア領域のデータの最後の物理トラックセットID番号が設けられていて、EODの位置を示す。
【0051】
W62は、ファイル情報テーブル(以下、「FIT」という。)に登録されているテープマークの数である。W63は、ファイル情報テーブルFITが使っているトラックセットの数である。
【0052】
W64は、1番目のUITのタイプを示す。1番目は、は図8に示すように、明記されたUITを指す。typeは、(00000000)16のときUITは使われない。(00000000)16〜(7FFFFFFF)16は、reserved、(80000000)16〜(FFFFFFFF)16は、ベンダーユニークである。
【0053】
図8において示す、3トラックのバッドスポットテーブルは、図17に示すように、バッドスポット物理トラックセットID番号が書かれている。サブコードは、図18に示すようにVITのサブテーブルとして、VITと同じものを使っている。このバッドスポットテーブルは、無効データの領域を示す情報を含む管理情報としてのテーブルである。したがって、図8に示すように、テープ先頭の管理情報(DIT)全体を含むものである。バッドスポットテーブルは、ライトリトライ動作や、アペンドライト動作などで生じた論理的に無効なデータを管理するテーブルである。
【0054】
図9に示すように、ある「A」というデータの論理トラックセットID「N」と同じ論理トラックセットID「N」を持った「B」というデータをその後に書くとき、読み出しを無効にするべきデータ「A」をバッドスポット、つまり無効データという。バッドスポットテーブルには、このバッドスポットの先頭の論理トラックセットID「N」と最終の論理トラックセットID「N+1」が記録されている。
【0055】
図17において示すように、バッドスポットテーブルには、無効データ領域の最初の物理トラックセットID番号を設ける。最上位ビット「U」は無効になった原因を示す。この場合、エラーにより無効になった場合、(1)16をセットし、エラー以外に無効になった場合、(0)16をセットする。同様に、無効データ領域の最後の物理トラックセットID番号を設ける。
【0056】
ファイル情報テーブルを図19に示す。ファイル情報テーブルのサブコードを図20に示す。図19に示すように、ファイル情報テーブルは、テープマークの物理トラックセットID番号、テープマークの絶対ブロック番号をそれぞれ設けている。
【0057】
図8に戻って、アップデートテーブルUT86(1トラックセットID)は図21に示す。アップデートテーブルUTのサブコードは、図22に示す。このアップデートテーブルは、付属するテーブルが更新中であるかどうかを示すテーブルである。アップデートステータスは、(00000000)16:更新済、(FFFFFFFF)16:更新中である。
【0058】
図8において、UIT84(64トラックセットID)は、ユーザ情報テーブルである。ユーザが情報を管理する上で使われるデータのための領域である。ユーザ情報テーブルUITのサブコードは図28に示す。図8に戻って、チェックサムトラック87(1トラックセットID)は、図23に示す。チェックサムトラックのサブコードは、図29に示す。計算範囲は、VIT,バッドスポット,FITおよびUT領域である。論理トラックにおけるユーザデータの領域のみを、計算の対象とする。4バイトから1ワード単位で計算する。
【0059】
次に、データの扱いに対する順序は、図10に示すように、バイトシリアルの順番にする。32ビットのデータのときにはLSBからMSBへの順序で行う。つまり、W0からW3への順序で行う。16ビットのデータのときにもLSBからMSBへの順序で行う。つまり、W0からW1への順序で行う。また、図8において示した管理テーブルにおけるダミー領域85としてのリザーブエリア(68トラックセットID)は、すべて(0)16で埋める。管理テーブルの領域ではライトリトライは行わない。
【0060】
つぎに、図6において示したユーザデータトラックについて説明する。ユーザデータトラックは、「32768バイト」までのユーザデータが、ユーザデータエリアに記録することができるトラックである。データトラックには、図11に示すように、C1,C2の積符号によるエラー訂正がかけられている。ユーザデータのサブコードは図24に示す。図24において、W22にオーバーライトカウンター,W23にイニシャライズナンバーがそれぞれ設けられている。
【0061】
図12に、テープフォーマットのヘリカルデータトラックを示す。図12において、テープの進行方向に対してヘッドの進行方向は斜め方向となり、ヘリカルデータトラック121はヘッドの進行方向と同じ斜め方向に形成される。ヘリカルデータトラック121は、下方向から上方向にLSBからMSBへの順序に形成される。テープ120の上端および下端には、注記を記録するアノテーショントラック122、123が形成される。下端のアノテーショントラック123の上にはコントロールトラック124が形成される。コントロールトラック124は、同期信号およびトラックセットIDが記録される。
【0062】
テープマークトラックは、隣合った2つのファイルのセパレータとして使われる。テープマークは1トラックセットを使う。トラックのユーザデータの領域は不定である。テープマークのサブコードは図25に示す。
【0063】
EODは、記録データの終了を示すトラックである。終了を示すとき、EODは16トラックセットID以上連続していなければならない。トラックのユーザデータの領域は不定である。EODのサブコードは、図26に示す。
【0064】
ダミートラックは、連続した制御トラックが必要な場合に、領域を埋めるときに用いられる。トラックのユーザデータの領域は不定である。ダミートラックのサブコードは、図27に示す。
【0065】
このようなテープフォーマットのLEOTを設定する方法として、例えば、以下のような方法がある。この発明の実施例では、予めわかっているテープの巻き量を量子化したテープ巻き量データベース9をデータレコーダ1の内部に設け、テープ巻き量計8の値が予めわかっているテープのテープ巻き量の値からマイナス15パーセント〜0パーセントの範囲内であるときには、予めわかっているテープの巻き量であると判断して、そのテープに対応したLEOTの値を設定する。また、テープ巻き量計8の値が予めわかっているテープのテープ巻き量の値からマイナス15パーセント〜0パーセントの範囲外であるときには、テープ巻き量計8の値から15メートルを引いた値をLEOTとして設定する。
【0066】
図2に、この発明の磁気記録再生装置の一実施例の動作示すフローチャートをを示す。図2において、スタートして、ステップS1で巻き量計からテープ長Lを得る。ステップS2でテープ長Lが102メートル以上122メートル未満の範囲内かどうかを判断する。範囲外であれば、ステップS3でテープ長Lが191メートル以上226メートル未満の範囲内かどうかを判断する。範囲外であれば、ステップS4でテープ長Lが340メートル以上401メートル未満の範囲内かどうかを判断する。範囲外であれば、ステップS5でテープ長Lが513メートル以上605メートル未満の範囲内かどうかを判断する。範囲外であれば、ステップS6でテープ長Lが1130メートル以上1331メートル未満の範囲内かどうかを判断する。範囲外であれば、S7でデータベース以外のテープであると判断する。ステップS8でテープ長Lマイナス15メートルの位置にLEOTを設定する。ステップS9でVSITにLEOTを記録する。
【0067】
ステップS2でテープ長Lが102メートル以上122メートル未満の範囲内であれば、ステップS10で121メートルテープであると認識し、ステップS11で106メートルの位置にLEOTを設定する。ステップS3でテープ長Lが191メートル以上226メートル未満の範囲内であれば、ステップS12で225メートルテープであると認識し、ステップS13で210メートルの位置にLEOTを設定する。ステップS4でテープ長Lが340メートル以上401メートル未満の範囲内であれば、ステップS14で400メートルテープであると認識し、S15で385メートルの位置にLEOTを設定する。ステップS5でテープ長Lが513メートル以上605メートル未満の範囲内であれば、ステップS16で604メートルテープであると認識し、ステップS17で689メートルの位置にLEOTを設定する。ステップS6でテープ長Lが1130メートル以上1331メートル未満の範囲内であれば、ステップS18で1330メートルテープであると認識し、ステップS19で1315メートルの位置にLEOTを設定する。ステップS11〜ステップS19でLEOTを設定したら、ステップS9でVSITにLEOTを記録する。
【0068】
上例において、LEOTの値は、フォーマット初期化の際に、VSITの特定の領域に書き込まれる。テープのロード時において、VSITをデータレコーダ1が書き込み、そのテープのLEOTの位置を物理的IDとして記憶し、以後、データの書き込み時にこのLEOTの値を超えないかどうかを監視する。テープのアンロード時においては、VSITにLEOTを書き込まない。フォーマット初期化の際に、設定されたLEOTの値を、次回に初期化するまで使用する。この場合の1メートル当たりの物理的IDは、522.87ID/mである。
【0069】
上例によれば、テープ長計測手段としてのテープ巻き量計8により計測された磁気テープの長さがテープ長記憶手段としてのテープ巻き量データベース9に記憶された磁気テープの長さと異なるときは、テープ長計測手段としてのテープ巻き量計8により計測された磁気テープの長さから所定長さを引いた位置をテープ終了位置とし、テープ長計測手段としてのテープ巻き量計8により計測された磁気テープの長さがテープ長記憶手段としてのテープ巻き量データベース9に記憶された複数種類の磁気テープのうちのいずれかの長さと同じときは、同じ長さのテープの長さから所定長さを引いた位置をテープ終了位置とするようにしたので、テープ長計測手段としてのテープ巻き量計8を用いて予めわかっているテープ長の磁気テープとわかっていないテープ長の磁気テープとを区別して、簡単な構成で正確にテープ終了位置を検出することができる。
【0070】
また、上例によれば、上述において、テープの終了位置を磁気テープのフォーマットに記録するようにしたので、次回に磁気テープを使用するときに、テープの終了位置を超えないかどうかを監視することができる。
【0071】
また、上例によれば、上述において、テープ長計測手段としてのテープ巻き量計8により計測された磁気テープの長さが所定の範囲外のときは、テープ長計測手段としてのテープ巻き量計8により計測された磁気テープの長さから所定長さを引いた位置をテープ終了位置とし、テープ長計測手段としてのテープ巻き量計8により計測された磁気テープの長さが所定の範囲内のときは、所定の範囲内の長さのテープの長さから所定長さを引いた位置をテープ終了位置とするので、テープ長計測手段としてのテープ巻き量計8により計測された値の誤差によるばらつきを抑えて正確にテープ終了位置を検出することができる。
【0072】
また、上例によれば、上述において、テープ終了位置は、磁気テープの長さから少なくともデータバッファ5に記憶されたデータを記録することができる長さ分だけ引いた位置とするので、データバッファ5に保持されたデータは記録することができるので、エラーの発生を防止することができる。
【0073】
上例において、SCSIフォーマッター2は上例のものに限るものではなく、このテープフォーマットに対応するユーザ情報管理テーブルであれば他のものでもよい。また、テープフォーマットはID−1フォーマットに対応するデータレコーダやストリーマであればどのようなものでも実現することができるので、ID−1フォーマットを採用するデータレコーダのすべてのインタフェースに応用することができる。
【0074】
また、データレコーダにおける物理IDに対応するような、一定のIDの連続性が判定できるものであれば、他のシーケンシャルデバイスとしての、8ミリテープ、ディジタルオーディオテープ(DAT)、通常のカセットテープ(QIC)等のテープ装置を使用して画像データのデータベースなど大量データを扱うアプリケーションにおいて、テープ上にユーザ情報管理テーブルを設けるときにも応用することができる。
【0075】
また、データレコーダに対してデータを書き込むシステムとしての可変レートバッファにおいて、このテープフォーマットに変換する機能を設けることにより、上例のSCSIフォーマッター2に替えることができる。
【0076】
また、VMEバスを介してインタフェース部にデータが転送され、データレコーダでID−1フォーマットで記録されるようなラック型のVMEバスにおいて、DTFフォーマットに変換する機能を設けることにより、上例のSCSIフォーマッター2に替えることができる。
【0077】
また、上例において、テープをローディングしたときに、このフォーマットに基づいて作成されるテープ先頭部分のDITに設けられた無効データの領域を示す情報としてのバッドスポットを含む管理情報を読み出し、書き込みの度に管理情報を更新するようにしても良い。
【0078】
このように、磁気テープのロードと同時にヘッダーであるVSIT,DITを読み出して磁気テープ上のディレクトリィ情報により、ホストコンピュータからのデータを磁気テープに書き込み、若しくはテープ上のデータを読み出し、ホストコンピュータに送り返し、アンロード時には、最新の管理情報をDITに書き込み、磁気テープをイジェクトするようにしてもよい。
【0079】
イジェクトまえにそれまでの最新のオーバーライトカウンターとイニシャライズナンバーの値をDITの中の1パラメータとして保存し、そして、つぎにロードする場合に、DITを読み取ると同時に、その磁気テープに書き込む際に使うオーバーライトカウンターとイニシャライズナンバーをメモリに設定するようにしてもよい。
【0080】
【発明の効果】
本発明によれば、テープ長計測手段により計測された磁気テープの長さがテープ長記憶手段に記憶された磁気テープの長さと異なるときは、テープ長計測手段により計測された磁気テープの長さから所定長さを引いた位置をテープ終了位置とし、テープ長計測手段により計測された磁気テープの長さがテープ長記憶手段に記憶された複数種類の磁気テープのうちのいずれかの長さと同じときは、同じ長さのテープの長さから所定長さを引いた位置をテープ終了位置とするものであって、テープ長計測手段により計測された磁気テープの長さが所定の範囲外のときは、テープ長計測手段により計測された磁気テープの長さから所定長さを引いた位置をテープ終了位置とし、テープ長計測手段により計測された磁気テープの長さが所定の範囲内のときは、所定の範囲内の長さのテープの長さから所定長さを引いた位置をテープ終了位置とするようにしたので、テープ長計測手段を用いて予めわかっているテープ長の磁気テープとわかっていないテープ長の磁気テープとを区別して、簡単な構成で正確にテープ終了位置を検出することができると共に、テープ長計測手段により計測された値の誤差によるばらつきを抑えて正確にテープ終了位置を検出することができる。
【0082】
また、本発明によれば、上述において、テープ長計測手段により計測された磁気テープの長さが所定の範囲外のときは、テープ長計測手段により計測された磁気テープの長さから所定長さを引いた位置をテープ終了位置とし、テープ長計測手段により計測された磁気テープの長さが所定の範囲内のときは、所定の範囲内の長さのテープの長さから所定長さを引いた位置をテープ終了位置とするので、テープ長計測手段により計測された値の誤差によるばらつきを抑えて正確にテープ終了位置を検出することができる。
【0083】
また、本発明によれば、上述において、テープ終了位置は、磁気テープの長さから少なくともデータバッファに記憶されたデータを記録することができる長さ分だけ引いた位置とするので、データバッファに保持されたデータは記録することができるので、エラーの発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気記録再生装置の一実施例のブロック図である。
【図2】本発明の磁気記録再生装置の一実施例の動作を示すフローチャートである。
【図3】本発明の磁気記録再生装置の一実施例の磁気テープ上のフォーマットおよびトラックを示す図であり、図3Aは磁気テープ上のフォーマット、図3Bはトラックを示すものである。
【図4】テープフォーマットの磁気テープ上の論理的なデータフォーマットを示す図である。
【図5】テープフォーマットのテーブル位置を示す論理的なデータフォーマットを示す図である。
【図6】テープフォーマットの論理トラッを示す図である。
【図7】テープフォーマットのVSITの構成を示す図である。
【図8】テープフォーマットのDITの構成を示す図である。
【図9】テープフォーマットのバッドスポットを示す図である。
【図10】テープフォーマットのデータ扱いの順序を示す図である。
【図11】テープフォーマットのエラー訂正を示す図である。
【図12】テープフォーマットのヘリカルデータトラックを示す図である。
【図13】テープフォーマットのVSITテーブルを示す図である。
【図14】テープフォーマットのVSITのサブコードを示す図である。
【図15】テープフォーマットのVITテーブルを示す図である。
【図16】テープフォーマットのVITテーブルを示す図である。
【図17】テープフォーマットのVITテーブル(バッドスポットテーブル)を示す図である。
【図18】テープフォーマットのVITのサブコードを示す図である。
【図19】テープフォーマットのファイル情報テーブルを示す図である。
【図20】テープフォーマットのファイル情報テーブルのサブコードを示す図である。
【図21】テープフォーマットのアップデートテーブルを示す図である。
【図22】テープフォーマットのアップデートテーブルのサブコードを示す図である。
【図23】テープフォーマットのチェックサムデータを示す図である。
【図24】テープフォーマットのユーザデータのサブコードを示す図である。
【図25】テープフォーマットのテープマークのサブコードを示す図である。
【図26】テープフォーマットのEODのサブコードを示す図である。
【図27】テープフォーマットのダミートラックのサブコードを示す図である。
【図28】テープフォーマットのユーザ情報のサブコードを示す図である。
【図29】テープフォーマットのチェックサムトラックのサブコードを示す図である。
【図30】テープフォーマットのサブコードを示す図である。
【図31】テープフォーマットのサブコードのパラメータを示す図である。
【図32】テープフォーマットのサブコードのパラメータを示す図である。
【図33】テープフォーマットのサブコードのパラメータを示す図である。
【符号の説明】
1 データレコーダ
2 SCSIフォーマッター
3 ホストコンピュータ
4 ハードディスク
5 データバッファ
6 フラッシュメモリ
7 CPU
8 テープ巻き量計
9 テープ巻き量データベース
Claims (2)
- データ供給源から供給されるデータを特定のフォーマットにより変換して、磁気テープに記録し、上記磁気テープに記録されたデータを再生して上記データ供給源に供給する磁気記録再生装置において、
予め複数種類の上記磁気テープの長さを記憶するテープ長記憶手段と、
上記磁気テープの長さを計測するテープ長計測手段とを備え、
上記テープ長計測手段により計測された上記磁気テープの長さが上記テープ長記憶手段に記憶された上記磁気テープの長さと異なるときは、上記テープ長計測手段により計測された上記磁気テープの長さから所定長さを引いた位置をテープ終了位置とし、
上記テープ長計測手段により計測された上記磁気テープの長さが上記テープ長記憶手段に記憶された複数種類の上記磁気テープのうちのいずれかの長さと同じときは、同じ長さの上記テープの長さから上記所定長さを引いた位置をテープ終了位置とするものであって、
上記テープ長記憶手段に記憶された上記磁気テープの長さは所定の範囲を有し、
上記テープ長計測手段により計測された上記磁気テープの長さが上記所定の範囲外のときは、上記テープ長計測手段により計測された上記磁気テープの長さから所定長さを引いた位置をテープ終了位置とし、
上記テープ長計測手段により計測された上記磁気テープの長さが上記所定の範囲内のときは、上記所定の範囲内の長さの上記テープの長さから上記所定長さを引いた位置をテープ終了位置とするようにしたことを特徴とする磁気記録再生装置。 - 請求項1記載の磁気記録再生装置において、
上記データ供給源から供給されるデータをデータバッファを介して上記磁気テープに記録し、上記磁気テープに記録されたデータを再生して上記データバッファを介して上記データ供給源に供給する上記磁気記録再生装置において、上記テープ終了位置は、上記磁気テープの長さから少なくとも上記データバッファに記憶されたデータを記録することができる長さ分だけ引いた位置とすることを特徴とする磁気記録再生装置。
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