JPH09231508A - デマーキング機能を有するデータ記録システム及び方法 - Google Patents

デマーキング機能を有するデータ記録システム及び方法

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JPH09231508A
JPH09231508A JP9006886A JP688697A JPH09231508A JP H09231508 A JPH09231508 A JP H09231508A JP 9006886 A JP9006886 A JP 9006886A JP 688697 A JP688697 A JP 688697A JP H09231508 A JPH09231508 A JP H09231508A
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JP9006886A
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Lionel C Shih
ライオネル・シー・シフ
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Ampex Corp
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Publication date
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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ユーザデータブロックをテープ上に記録された
物理ブロックヘ再フォーマットし、所定サイズのユーザ
・データブロックを記録するテープ記録再生システムが
提供すること。 【解決手段】各物理ブロックは、一対の後続するらせん
トラック上にダブルフレームとして、好ましくは32ト
ラックで記録される。システムは物理ブロックが正確に
記録されたかどうかを確認する機能を有し、正確に記録
されない場合は、テープを止めたり、位置づけし直すこ
となしに物理ブロックの下流の書き替えを行う。次の物
理ブロックが記録されるまで、正確性の確認が行われな
い場合には、その書込まれた物理ブロックをデマーク
し、無効にした後に、欠陥の物理ブロックとその物理ブ
ロックが書込まれている下流の後続する物理ブロックと
を両方とも書き替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デマーキング機能
を有するデータ記録システム及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】金融
機関からオイル開発会社にわたる多数の産業に関連する
高性能コンピュータの販売レートが増え続ける中で、大
容量記憶装置の市場は成長している。
【0003】これら高性能なシステムの処理力およびそ
れらが発生するデータは、記憶装置の能力を越えて急速
に増加している。データ記憶及び急速な検索の問題は、
特に計算機指向アプリケーションにおいて発生され、
分、時間または日単位というよりむしろ秒単位でアクセ
スする必要がある巨大な量のデータを発生する。
【0004】磁気ディスクは、高速アクセスが可能なた
め、頻繁に使用されるファイルへの直接のアクセスに好
ましい媒体として既存している。しかしながら、1つの
ユニット当たりの記憶(メガバイト)は高コストであ
り、かつポリウムが限定されるために、磁気ディスクレ
コーダは非常に高価であり、よって大規模なデータを記
憶するには非実用的である。大容量データを記憶するに
は、磁気テープ技術における利点を有するテープベース
システムを選択することが好ましい。コストの問題に加
え、磁気テープは、少くとも量的な見地から他の媒体の
記憶密度を越える。なぜなら、テープは、たとえば磁気
ディスクより極めて薄い媒体であり、きつくパックする
ことができるからである。このような技術の一般論は、
1991年Meckler 出版によって発表された、S. Ranad
a による「質量記憶技術」に記述されている。
【0005】テープフォーマットは根本的に、テープ上
の信号を記録するために使用されるレコーディングパス
を意味する。データ記録および再生用に開発された多く
の異なる記録フォーマットがある。大容量システム用に
一般に使用されるフォーマットは、IBMの3480の
マルチトラックテープカートリッジフォーマットであ
り、このフォーマットではテープ転送は固定へッドを用
い、長手方向のトラックに沿ってデータを記録する。1
970年代の回転ヘッドらせん走査レコーダ以来、本来
はビデオレコーダ用に開発された技術は、データを記録
するために使用されてきた。らせん走査レコーダにおい
て、テープは、らせんパスに沿って速く回転するへッド
を通過し転送される。これにより、データは、テープ上
に斜めに記録される。長手方向のレコーダと比較する
と、らせん走査レコーダは高い記録密度を有し、与えら
れたデータ転送速度に対してテープ速度はより遅くな
る。
【0006】
【課題を解決するための手段、作用および効果】本発明
は、2つのハブと外側シェルを有するカセットテープを
使用するタイプのらせんレコーダに特に適する磁気記録
再生システムに関する。しかし、そのようならせんレコ
ーダまたはカセットの使用に制限されない。
【0007】しかし、このシステムによって使用される
単一の記録フォーマットのために、このデータ保全が危
険にさらされることなく、このカセットは、カセット中
のテープの長さに沿った多くの位置のどこにおいても、
このシステムで装着および取り外しかできる。
【0008】この機能のために、このシステムは、テー
プのサイズおよび長さの異なるカセットを使用すること
ができ、テープの装着および取り外しに先立ちテープを
巻き戻すことは必要がなくなる。
【0009】本明細書において開示されたシステムは特
に公文書の記録および大きいファイル・サーバを有して
いるネットワークコンピュータ装置にデータのバックア
ップを供給するために適している。従って、本明細書に
おいて開示されたシステムは、大きいコンピュータ・デ
ィスクドライブとこのシステムとディスクドライブ間で
頻繁に大きなデータの転送を行うために相互に通信する
ディスクドライブとを組み合わせて使用する近距離ライ
ン・ライブラリとして適している。
【0010】このシステムは、また、特に複数のディス
クドライブの貯蔵所としてのライブラリ機能に適してい
る。何千ものカセットではなく何百ものカセットの装着
および取り外しをロポットによって行うのに適してい
る。このシステムは、カセットの最大テープ長が165
×109 バイトのオーダの非常に高きな容量を有するカ
セットを使用するシステムに特に有利である。このシス
テムは、また、非常に大きなデータ転送速度を示す、す
なわち、15メガバイト/秒のオーダである。
【0011】本明細書に開示されたシステムは、テープ
カセットの使用に適している。このシステムは、そのよ
うなカセットを使用せずテープリールを使用するシステ
ムにおいては、明細書に述べられた利点および好ましい
特徴のすべてを有することはできない。明細書で開示さ
れるフォーマット及び機能は、広範囲にわたるレコーダ
に適用でき、磁気記録媒体に限られるものではない。こ
のシステムの好ましい多くの属性は、長手方向の記録シ
ステムのようならせんタイプ記録以外のタイプの記録に
も適用できる。このシステムの多くの見地によれば、ら
せんタイプ記録再生装置及びシステムに限定されない。
【0012】また、本明細書において記述される記録再
生システムとしてのこのシステムは、再生機能を有する
装置のみに使用することもできる。そのように限定され
た機能を有する装置は、記録再生の機能を有するこのシ
ステムの長所を制限することは当然である。そのような
限定され機能を有する装置は、この発明に照らして、十
分なコストの経済化が行われるとは限らない。
【0013】さらに、詳細に説明すると、本発明は、ホ
ストまたはユーザ・システムによって指定される所定の
サイズのデータのブロックを記録する記録フォーマット
を有する磁気記録再生システムに関する。また、このシ
ステムは、ユーザデータブロックをテープ上に記録され
る物理記録ブロックに再フォーマットし、この記録され
る物理ブロックはダブルフレームと呼ばれる。各ダブル
フレームは、一組の連続する好ましくは32のトラック
のらせんトラック上に記録される。各ダブルフレーム
は、ユーザ・データブロックデータでインタリーブされ
たシステムフォーマットデータを有し、そのシステムフ
ォーマットデータは、ダブルフレームを特定のタイプで
あると識別する。
【0014】システムフォーマットデータは、記録再生
動作を行うために、ユーザ・データブロックデータのサ
ーチ機能、データブロックを再生するために行うデータ
ブロックのアクセス、特定の位置に新たなデータを記録
する等の他の機能を含む重要な情報を提供する。
【0015】本発明の重要な見地によれば、このシステ
ムは、記録されたデータが正確に記録されることを保証
する。それは、記録されたデータをその直後に読み、デ
ータを解析し、それが確認基準をパスするか否かを決定
することによってなされる。このシステムは、下流の方
向に動くテープを止めることはなく、書込まれたデータ
が確認基準をパスするか否かを決定するために十分な時
間の間、データの物理ブロックをバッファにストアす
る。
【0016】もし、データの物理ブロックが不正確であ
ると決定されたならば、このシステムは、不正確な物理
ブロックの下流に位置づけられた他のダブルフレームに
物理ブロックを再書込みする。再書込みの基本概念によ
って、非常に高速動作の結果が得られる。その理由は、
テープは、書き直しのために不正確な物理ブロックの位
置でストップまたは再位置づけが行われないからであ
る。
【0017】本発明の他の重要な見地によれば、必然的
にデータが正確に記録されたか否かを決定するために記
録されたデータを読み出すための遅延時間が存在する
が、もしダブルフレーム中で物理ブロックの書込みの初
めに、たとえば、記録されたダブルフレーム当た32の
トラックの最初の部分の間に、書込みエラーが発生した
としたら、確認失敗は、すべての物理ブロックが記録さ
れる前に検出される。その後、このシステムは、次のダ
ブルフレーム位置で物理ブロックを書き直す。もし、確
認失敗が物理ブロックの書込みの間の後ろで発生する場
合は、書込みエラーは、ダブルフレームの終わりでーつ
以上のトラックで発生する、確認失敗は、次の物理ブロ
ックが次のダブルフレームに書かれているまでは確かめ
られない。
【0018】このシステムは、テープを再位置づけしな
いために、書かれた物理ブロックを無効にし、失敗した
物理ブロックおよび書かれた物理ブロックの下流にある
次の物理ブロックの両方を書き替える。
【0019】この方法においては、このシステムは、デ
マーキングプロセスによって、テープの再位置づけを必
要としない。このシステムは、再生の間、従属ダブルフ
レームが有効なデータを含むか否かを決定するために、
その従属ダブルフレームの下流にある2つのダブルフレ
ームを調べるだけでよい。
【0020】このシステムは、下流で書き直された最初
のダブルフレームを無視し、書き直されたダブルフレー
ムを使用する。そのようにすることによって、このシス
テムは、デマークされたダブルフレームを無視する。そ
のようなデマークされたダブルフレームは、最初の書込
みが正確であったか否かにかかわらず、必然的に書き直
されるべきであるからである。
【0021】本発明の一般的な目的は、カセットに含ま
れる磁気テープ上のらせん記録装置を有する改良された
システムを提供することにある。これは、非常に高容量
記録に寄与するフォーマットを利用してディジタルデー
タを記録する単一な構成であり、信頼できる記録再生、
テープ上に記録されるデータに信頼してサーチおよびア
クセスできる改良されたシステムである。
【0022】本発明の他の目的は、データを非常に高速
及び信頼できる方法で記録する改良されたテープ記録再
生システムを提供することにある。これによって、記録
テープのストップまたは再位置づけを行うことなく、不
正確であると分かったデータは書き直すか再記録され
る。
【0023】また、本発明の他の目的は、このシステム
がテープに書かれたデータが正確に記録されたかを決定
できるまで、バッファ手段にデータをストアできる機能
を有する改良されたテープ記録再生システムを提供す
る.ことにある。そこでは、このシステムは、もし下流
のデータが不正確であることが証明されれば、比較的に
小さいサイズのバッファ手段を用いたフォーマットによ
ってデータを書き直すことができる。
【0024】本発明のさらに他の目的は、再生の間、記
録されたデータを簡単に回復できる改良されたシステム
を提供することにある。このために、システムは、下流
に記録されたデータの制限された量のみを調べ、従属デ
ータが有効なのかどうかを確かめ、従属データが無効で
あるとき下流のデータを書き替える。
【0025】本発明の他の目的及び利点は、添付の図面
を参照し、次の実施例を読むことにより明白になる。
【0026】
【発明の実施の形態】システムの概要 本発明が特に回転へッドらせん走査テープ記録装置と関
連して記述される一方、たとえば、ディスクレコーダま
たは長手方向あるいは4倍タイプテープレコーダのよう
な他のタイプの記録装置にも、本発明は適用できる。さ
らに、本発明が電磁変換へッドの使用とともに磁気テー
プ上の情報の記録及び再生に関して記述される一方、本
発明は、同様に、光レコーダまたは適当な変換器及び記
録媒体を使用するレコーダに適用できる。
【0027】回転記録および/または再生へッドがどの
ような回転方向でも移動可能であり、そこでテープはパ
スからの出口の上方又は下方のいずれかのらせんのパス
に導かれ、また、テープはどの方向のらせんパスについ
て転送されてもよい状態の時、本発明はアレンジ可能で
あるということが同様に理解されるべきである。
【0028】本発明に開示されるシステムは、またデー
タ記憶周辺機器に言及する。そのデータ記憶周辺機器
は、高速度で、高密度ならせん走査テープ記録再生装置
である。その装置は、例えば、ANSIX3.1471988(ANS
IはAmerican National Standard Institute)およびAN
SIX3T9/8882 、リビジョン2.1(1989年1月3
日)のような知的周辺装置インタフェース(IPI)標
準によって形成されるマスタ/スレーブ環境において動
作するために設計される。
【0029】図1に示されるように、本システムはIP
I−3スレーブの機能性を提示する。
【0030】一般に20で示されるシステムは、制御下
のアドレス可能なエンティティであり、また、ホストシ
ステム24に常駐するIPIマスタ22に接続する。本
発明においては記述されない、IPIマスタ22は、シ
ステム20およびその機能に従って他のIPIスレーブ
の管理のために応答可能であり、IPIインタフェース
を制御するためにも応答可能である。
【0031】図2の機能ブロック図を参照すると、シス
テム20は、転送応答からの命令およびデータ、および
コンピュータインタフェースポート26に接続するホス
トシステム24(図1)にへのデータを受ける機能を有
する。また、システム20はロードされたテープを有す
るテープカセット30が挿入され、取り出されることを
通じてカセットインタフェース28を有する。
【0032】カセットがカセットインタフェース28に
挿入されるとき、システムはキャプスタンハブ上にカセ
ットを位置付けることにによって自動的にカセットをロ
ードする。その後、カセットからテープを取り出し、長
手方向の読出し/書込みへッド(図示せず)上にテープ
を通す。必要であれば、テープは回転読出し及び書込み
へッド上に通される。その回転読出し書込みへッドは、
トラック上のデータを記録し、トラックからのデータを
再生する。そのトラックは円筒形のガイドドラムについ
て転送されるのでテープを横切って斜めに延びる。回転
へッド及びテープガイドは、一般にスキャナと呼ばれる
アセンブリであり、それは機能的には32として示され
る。
【0033】スキャナ32およびカセットインタフェー
ス28の構造は、図2に示される。これらは本発明の一
部ではないが公知の技術である。スキャナは、軸で支え
られたドラムセクションの組を含み、そのうちの1つは
固定され、もう1つは回転可能である。回転可能なドラ
ムセクションは、その外周に直交に置かれた4つの読出
しヘッドおよび隣接して置かれた4つの書込みヘッドを
有する。読出しヘッドは、電子機械的ベンダ素子上に装
着され、トラックの側面にへッドを置かれ、再生中によ
り正確にトラックに追随できるようにおよび記録中書込
みヘッドによって記録されるトラックに隣接するトラッ
ク上にへッドを置くようにする。これによって、記録さ
れた後直ちにデータを得て、データが正確に記録された
ことを検査する。
【0034】スキャナの詳細は、AmpexD2VTR
マニュアルにおいて記述され、特に、本発明の先行技術
に関連する。
【0035】カセットを取り出すように命令されると、
同じカセット上にテープが通された場合、システムは、
らせんスキャナからテープを抜き取る。同様に、システ
ムは、長手方向のへッドからテープを抜き取り、カセッ
トインタフェース28から取り出されるカセットにテー
プを戻す。
【0036】本システムは、手動インタフェース34を
含む。前記手動インタフェース34はシステムに動力を
供給しシステムを構成するオペレータのために必要なス
イッチ及びインジケータを含み、同様に、制御及び指示
器を含む。その指示器は、手動で初期ロードし、カセッ
トを取り出すオペレータのために必要とされる。カセッ
トインタフェース28によって、テープカセットをシス
テム20に挿入したり取り出したりすることができる。
カセットインタフェースは、システムの前方に位置す
る。カセットインタフェース28は、Society of Motio
n Picture and Television Engineers(SMPTE)2
26M標準に指定されるような、小型中型および大型の
Dタイプテープカセットサイズを受け入れる機能を供給
する。
【0037】制御機能ブロック36はシステムの動作を
制御し、それはライン38を有する。ライン38は補助
インタフェースに接続するためのラインであり、前記補
助インタフェースは、診断テストシーケンスおよびあら
かじめ形成された自己診断を実施するために使用され
る。制御機能36は、フォーマット機能ブロック42に
接続される。フォーマット機能ブロック42は、コンピ
ュータインタフェースポートから受信したデータをフォ
ーマットし、エンコード及び次の記録ためのエンコード
機能ブロック44に送られる。同様に、再生中に復元デ
ータは、データをデコードするデコード機能ブロック4
6に印加される。前記デコード機能ブロック46は、コ
ンピュータインタフェースポート26を介してホストシ
ステム24に転送するためのフォーマット機能ブロック
42に復元データを印加する。ホストシステム24から
のシステム20によって受信された命令は、コンピュー
タインタフェースポート26を通して入力され、処理お
よび次の実施のための制御機能36に送られる。
【0038】システムの重要な見地によると、システム
はホストシステムにより形成された組織的データ構造に
おけるホストシステム24からのユーザデータを受け
る。また、本発明において開示されるシステムは、テー
プへの効果的な高速アクセスを可能にするフォーマット
を使用して、データをテープに記録しテープから再生す
る方法でユーザデータをフォーマットする。そしてそれ
は、非常に大きなデータ転送速度および非常に大きなデ
ータ容量を容易にする。ユーザデータを供給するホスト
システムと相互作用するシステムは図3を参照すること
によってより容易に理解することができる。図3におい
て、ユーザビュー構造がライン50の左側に示され、記
録媒体ビュー構造がライン50の右側に示されている。
【0039】最初にデータのユーザビューを参照する
と、ユーザまたはホストシステムは一般的にファイルセ
ットに含まれるデータを有しており、前記ファイルセッ
トは1つ以上のファイルセクション54を各々有する1
つ以上のファイル52を含んでもよい。ファイルセクシ
ョン54の各々は多数のデータブロック56を有しても
よく、前記多数のデータブロックは、ユーザまたはホス
トシステムによって決定されたサイズを有している。ま
た、そのデータブロックは記録するためのシステム20
によってフォーマットされる適当量のデータを含むこと
ができる。本システム20は、80個の8ビットバイト
のデータブロック56をサポートし、ほぼ100万バイ
トまでサポートする。システム20は、データブロック
56を受信し、それらを物理ブロック58に組織する。
前記物理ブロックは、1つ以上の区画60中に記録され
る。前記区画60はボリウムセットの一部であるポリウ
ム62に置かれる区画を有するテープ上に配置される。
しかしながら、各ポリウム62は単一のカセットを表
す。
【0040】ユーザデータの記録中に、ユーザデータブ
ロックは、システム20によって物理ブロックにフォー
マットされる。データブロックのサイズによって、物理
ブロックに含まれる多くのデータブロックが存在する。
ここでデータブロックのサイズは物理ブロックに含まれ
るデータ量を越えてはならない、即ち、完全なデータブ
ロックのみが、物理ブロックに含まれてもよく、データ
ブロックは1つ以上の物理ブロックを越えることはでき
ない。本システムは、物理ブロック中の1,199,840 バイ
トまでのユーザデータブロックデータをサポートする。
本システムのもう1つの見地によると、システム20に
よって記録されるユニットまたは物理ブロック58は、
所定のサイズになるシステムによって形成され、そのサ
イズは、ユニット中のシステムによって記録再生され
る。前記ユニットはダブルフレームとして形成される。
これから述べるように種々のタイプのダブルフレームが
あるなかで、ダブルサイズフレームのタイプは全て同じ
であり、記録中にスキャナ32によってらせん記録領域
上に記録される。各ダブルフレームは、一組の連続する
らせんトラックから成り、そのらせんトラックは好まし
くは32のらせんトラックを含んでいる。全ユーザデー
タブロック56は、物理ブロックにフォーマットされな
ければならず、ユーザデータブロックのサイズは形成さ
れたユーザであり、異なっていてもよいという事実が与
えられている。すると、物理ブロックに組み入れられる
全データブロックのデータ量は物理ブロックの1,19
9,840バイトには完全に達しないことは確実であ
る。そのような場合、システム20は、物理ブロックの
合計容量に達するように、物理ブロックにフィラーデー
タのバイトを詰め込む。
【0041】上述のフォーマットに関する記述をもと
に、物理ブロックは、7つの記録されたパラメータによ
って完全に形成される。前記7つの記録されたパラメー
タはフォーマット中のシステム20によって記録再生さ
れるユーザデータを識別するために使用される。これら
のパラメータは、ファイルセクション番号(FSN)、
第1のデータブロック番号(FDBN)、累積データブ
ロック番号(CDBN)、データブロック/バイト識別
子(DB/B)、指示データブロックチェックサム(D
CSE)、データブロックサイズ(DBS)及びトータ
ルバイトカウント(TBC)を含む。
【0042】上記に関して、ファイルセクション番号
は、データのファイルセクションを識別する。前記デー
タのファイルセクションは物理ブロックに置かれ、各フ
ァイルセクションは、多くの物理ブロックを測ることが
できる。
【0043】第1のデータブロック番号(FDBN)
は、記録されるファイルセクション中の物理ブロックの
第1のデータブロック番号の序数を識別する。累積デー
タブロック番号は、第1のデータブロックの序数あるい
は、第1のデータブロックからカウントする物理ブロッ
クの第1のユーザデータバイトを表す。データブロック
/バイトは単にデータがファイルに組み込まれたか否か
を参照する。システム20は、データの論理的境界なし
で記録されるデータの継続的な流れを有する計測レコー
ダとしても同様に使用することができるので、バイトの
所定番号の使用は、システムによっても同様にサポート
される。データブロックサイズは、ホストまたはユーザ
システム24によって形成され、また前述したように、
データブロックサイズは、物理ブロックの全容量1,199,
840 バイトまでのサイズになる。本システムにおいて、
物理ブロックは1つのサイズであって、データのダブル
フレームとして記録される物理ブロックデータを伴い、
32の連続するらせんトラック上のシステムによって記
録される。
【0044】システム20によって使用されるフォーマ
ットのもう1つの重要な見地によると、ユーザデータと
ともに記録されるタイプのダブルフレームを含めて、種
々の異なるタイプのダブルフレームが存在する。システ
ムが、記録プロセス中にテープの移動を伴いながらユー
ザデータを記録することは、システムの重要な属性であ
る。
【0045】システムは、テープによるシステムの書込
み中読出し識別基準に達しなかった物理ブロックの再記
録を阻止しない。むしろ、記録プロセス中の場合、記録
されたトラックは再生されて、そしてエラー分析の対象
になるとき受け入れられないことを判断する。システム
はテープ上の下流の同じ物理ブロックを記録し、識別失
敗が決定された早さに応じて、システムは、不正確な物
理ブロック及び次の物理ブロックを無効にし、書き直
す。つまり、システムは不正確な物理ブロック及びおそ
らく次の物理ブロックを再記録するのである。次の物理
ブロックは、前の物理ブロックがうまく記録される場合
に限って記録される。
【0046】さらに詳細に説明すると、フォーマットタ
イプ及びシステムによるダブルフレームの使用は7つの
タイプを含み、その各々は、ダブルフレームに関するフ
ォーマットデータを有する。前記フォーマットデータ
は、それがそのタイプのダブルフレームとして独自に識
別する。
【0047】前記7つのタイプは以下の7つのタイプか
ら成る。 (1)テープ上の区画の始めに使用されるBOMダブル
フレーム。 (2)物理ブロック形式、およびシステムフォーマット
情報におけるユーザデータを記録するために使用され
る、物理ブロックダブルフレーム(PBDF) (3)一時的および成功した記録端を識別するために使
用される、記録/一時的ダブルフレーム端(EOR/
T)。 (4)書込み失敗、すなわち、前に記録された物理ブロ
ックがエラーのためにチェックされ、識別基準を満たさ
なかったことを識別するために使用される、記録/エラ
ー(EOR/E)端。 (5)ファイルマークの成功した記録端を示す論理ファ
イルマークとして使用される、記録ダブルフレーム端
(EOR)。 (6)前の物理ブロックダブルフレームが識別基準に達
しなかったことを示すために使用される、デマークダブ
ルフレーム(DMDF)。 (7)特に、既存のデータにダメージを与えることを防
止するために、古い記録と新しい記録との間に要求され
るギャップにおいて、記録を開始するために使用され
る、アンブルダブルフレーム(AMDF)。このような
種々のタイプのダブルフレームを使用することで、以下
に記述されるように、システムの機能は非常に強力にな
る。
【0048】システムの機能ブロックの詳細な説明 図2の機能ブロックに関して本システムの概略を述べて
きたが、本システムは、図4に示される詳細な機能ブロ
ックに関連してより詳細に以下に述べる。
【0049】システム20は、指定されたアドレスでデ
ータをテープに記録または書込むことができる。そのア
ドレスはホストシステム24によって選択される。シス
テム20は、図2に示されるポート26のように、コン
ピュータインタフェースポートの1つを介してホストシ
ステム24からデータブロックを受け入れる。前記イン
タフェースポートは、インタフェースセレクタ機能70
ブロックに接続される。第2のコンピュータインタフェ
ースが選択的に供給される一方、セレクタインタフェー
ス機能ブロックは、データを複数のコンピュータインタ
フェースポートの1つを介してデータフォーマット機能
ブロック72に送る。このデータは、エンコード/デコ
ード機能ブロック74に印加される。データは、エンコ
ード/デコード機能ブロック74において、エラーが検
出され、次の再生動作中に訂正できるように、C1、C
2およびC3エラー訂正コードにエンコードされること
が望ましい。C1、C2およびC3エラー訂正コード
は、本発明において記述されない。しかし、上述の関連
出願の欄にある、1992年1月13日に、Kirk Handl
ey,Donald S.Rhines及びWilliam McCoy によって出願さ
れた、出願番号(3661)の「3直交インタリーブエ
ラー訂正システム」に十分に記述されている。この出願
は本発明に述べられる引例と特に関連している。
【0050】データフォーマット機能ブロック72は同
様に、物理ブロックデータのためのデータバッファを含
む。データバッファは、最低48のフォーマットされた
物理ブロックをバッファする機能を有する。データフォ
ーマット機能ブロック72は、アンダーランバッファお
よびオーバーランバッファが存在することを予測する方
法でバッファを管理する。データフォーマット機能ブロ
ック72は、データブロックのサイズによって、1つ以
上のデータブロックを受けいれる。そのデータブロック
のサイズは、ホストシステムによって指定され、80バ
イトから199,840バイトまで変動するできる。明
らかに、データブロックのサイズが大きければ大きいほ
ど、適合する物理ブロックは少なくなる。データフォー
マット機能72は、データブロックを固定サイズの物理
ブロックにフォーマットする。そして、データブロック
は、物理ブロック境界を測ることができないので、整数
のデータブロックだけが物理ブロックに含まれる。必要
に応じて、データフォーマット機能ブロック72は、物
理ブロックにフィルデータを挿入して所望の物理ブロッ
クフォーマットサイズにする。記録または書込み動作
中、データフォーマット機能72は、フォーマットされ
た物理ブロックをエンコード/デコード機能ブロック7
4へ転送する。しかし、エンコード/デコード機能ブロ
ック74が物理ブロックが正しくテープに書込まれたこ
とを示すまでの時間は、バッファ中の与えられた物理ブ
ロックを保持する。
【0051】読出しまたは再生動作中、データフォーマ
ット機能ブロック72は、エンコード/デコード機能ブ
ロック74からの物理ブロックを受け入れ、記録動作中
に物理ブロックに挿入されたフィルデータを破棄する。
データフォーマット機能ブロック72は、フォーマット
された物理ブロックからの最初のデータブロックを再構
成する。データフォーマット機能72は、物理ブロック
バッファを使用して、指定されたデータブロック番号ア
ドレスに対して正確な論理的位置付けをする。その後デ
ータフォーマット機能72は、データブロックをインタ
フェースセレクタ機能ブロック70へ転送する。
【0052】記録中、エンコードされたデータは、エン
コード/デコード機能ブロック74から書込み中読出し
機能ブロック76へ転送される。書込み中読出し機能ブ
ロック76は、容認できないエラー数が検出された場
合、システムが書き替えまたは再記録をサポートするこ
とを可能にする。書込み中読出し機能ブロック76は必
然的に、テープに書込まれたデータが確認基準をパスす
る場合、決定するために再生されるデータをデコードす
る。容認できないエラーレベルが検出される場合、書込
み中読出し機能ブロック76によって、最初のダブルフ
レームがテープに書き直される。システムは、再生中に
再生されたデータを転送するための読出しチャネル、テ
ープに記録するためのデータを転送するための書込みチ
ャネルを有する。
【0053】書込み中読出し機能ブロック76は、らせ
んトラックから読出されたデータを分析し、物理ブロッ
クか書き直される必要かあるか決定する。書込み動作
中、書込み中読出し機能ブロック76は、このエンコー
ド/デコード機能74からのエンコードされたデータを
受けいれる。それと同時に、読出しチャネル上のチャネ
ルフォーマット機能ブロック78からのエンコードされ
たデータ、および書込み中読出し機能ブロック76によ
ってバッファされたデータを受け入れる。ブロック76
は、データがテープに書込まれる時まで物理ブロックを
保持し、その後テープから読出され、分析されて確認基
準をパスするか決められる。書込み中読出し機能ブロッ
ク76は、テープ運動をではなく、書込み論理シーケン
スを中断することで書き替え動作を始め、最初のバッフ
ァされたデータを使用して、全物理ブロックを書き直
す。
【0054】書き直された物理ブロックが基準をパスし
な場合、うまく書込みまれるまで再度書き直される。し
かし、0と20ホストシステムによって調整可能な数
で、書き直しは最大で20まで試みられる。書込み中読
出し機能ブロック76は、書き替え試み閾値を増加し、
書込み動作が終わると永久書込みエラーが示される。読
出しまたは再生動作中、読出しチャネル上のチャネルフ
ォーマット機能ブロック78から受信したエンコードデ
ータが、読出しチャネル上のエンコード/デコード機能
ブロック74に直接転送されると、書込み中読出し機能
ブロック76は、無効になる。
【0055】書込み中読出し機能ブロックは、ステータ
ス情報からの制御情報を受け、ステータス情報をプロセ
ス制御機能ブロック84に転送する。
【0056】書込み中読出し機能ブロック76からのデ
ータは、チャネルフォーマット機能ブロック78に印加
される。チャネルフォーマット機能ブロック78はエン
コードされたデータを再フォーマットし、同期データを
加える。
【0057】その後、チャネルフォーマット機能ブロッ
ク78からのデータは、テープにシリアルデータを書込
むデータI/O機能ブロック80に印加される。データ
I/O機能ブロック80はまた、書き替え機能をサポー
トするために、テープからのシリアルデータを同時に読
出す。データI/O機能ブロック80は、シリアルデー
タをエンコードシリアルチャネルデータに再フォーマッ
トし、そのデータを書込み中読出し機能ブロック76へ
送信することによってこの動作を行う。書込み中読出し
機能ブロックは回復されたデータをデコードし、テープ
に書込まれたデータが受け入れられるか決定する。
【0058】書込み動作中、I/O機能ブロック80
は、書込みチャネル上のチャネルフォーマット機能ブロ
ック78からのエンコードシリアルデータ列受け入れ、
それと同時に、らせんスキャナからのデータを受け入
れ、そのデータを読出しチャネル上のチャネルフォーマ
ット機能78へ転送する。データI/O機能はラインを
等化し、同様にらせんスキャナサブシステムを供給す
る。らせんスキャナサブシステムは、記録増幅器、再生
予備増幅器、データ信号を書込みヘッドおよびチャネル
イコライザを含む。このチャネルイコライザはデータ信
号を書込みへッドヘ転送させ、読出しヘッドからデータ
信号を受け入れるために必要とされる。書込み及び読出
しヘッドの起動及び停止は、同様にデータI/O機能ブ
ロック80によって制御される。データI/O機能ブロ
ック80は書込み動作中に、読出しヘッドを起動し、書
込み中読出し及び書き替え機能をサポートする。読出し
及び書込み動作中に、データI/O機能80は、らせん
スキャナ読出しヘッドからのデータを受け入れ、読出し
チャネル上のチャネルフォーマット機能78へそのデー
タを転送する。回転可能なヘッドの回転およびテープの
転送は、通常の書込み及び読出し動作中にスキャナがテ
ープ転送の方向と反対に回転することで制御される。そ
して、スキャナ回転は制御情報を受け入れ、ステータス
情報を輸送制御機能90に転送する。
【0059】チャネルフォーマット機能ブロック78
は、読出しチャネル上のデータI/O機能80からのエ
ンコードシリアルデータを受ける一方で、書込みチャネ
ル上の書込み中読出し機能ブロック76からの書込み動
作中、エンコード並列データを受信する。チャネルフォ
ーマット機能ブロック78は同期シーケンスおよび他の
シーケンスを挿入する。チャネルフォーマット機能ブロ
ック78は並列データをシリアルデータ列に変換し、好
ましくは記録データスペクトルを有効に形づくるための
ミラ−二乗エンコードルールに従って、シリアルデータ
列をエンコードする。ミラ−二乗エンコードルールは、
当技術においては公知であり、本発明と同じ譲受人に譲
受された米国特許番号31,311においても同様に記
述されている。
【0060】チャネルフォーマット機能ブロック78
は、その後、エンコードシリアルデータ列を書込みチャ
ネル上のデータI/O機能ブロック80に転送する。読
出し及び書込み動作中に、チャネルフォーマット機能
は、書込みチャネル上のデータI/O機能ブロック80
からのエンコードシリアルデータ列を受信する。その
後、チャネルフォーマット機能ブロックはシリアルデー
タ列および必要な制御信号のためのライン等化を供給す
る。チャネルフォーマット機能は次にミラ−二乗チャネ
ルコードをNRZデータにデコードし、同期シーケンス
を検出する。チャネルフォーマット機能はそれから、シ
リアルデータ列を最初の並列データフォーマットに変換
する。チャネルフォーマット機能ブロックは、検出され
た同期シーケンスを使用して、テープフォーマットの構
成要素を識別し、並列データからの同期シーケンスおよ
び他のシーケンスを除去する。チャネルフォーマット機
能ブロックはそれから、エンコード並列データを読出し
チャネル上の書込み中読出し機能ブロック76へ転送す
る。チャネルフォーマット機能ブロックは、制御情報を
受信し、ステータス情報をプロセス制御機能84に転送
する。
【0061】基準発生器ブロック82は、タイミング制
御基準信号を供給し、システムのサーボ制御サブシステ
ムと共に流出するデータの制御をサポートする。プロセ
ス制御機能ブロック84は、エンコード/デコード機能
ブロック74、書込み中読出し機能ブロック76、チャ
ネルフォーマット機能ブロック78および基準発生器機
能ブロック82の全面的制御をする。プロセス制御機能
ブロック84は、制御情報を転送し、エンコード/デコ
ード機能ブロック74、書込み中読出し機能ブロック7
6、チャネルフォーマット機能ブロック78および転送
制御機能ブロック90からのステータス情報を受ける。
プロセス制御機能ブロック84は、同様に、命令を受
け、制御機能ブロック36に応答を転送する。
【0062】システム20は、アドレスを指定したホス
トシステムのテープからのデータの再生機能を有する。
テープを指定された位置に配置し、データI/O機能ブ
ロック82を介してテープからのデータの読出しを開始
することよって実施される。エンコードされたデータ
は、それからエンコード/デコード機能ブロック74に
よってデコードされ、エラーは、C1、C2およびC3
エラー訂正コードの機能の領域内で訂正される。エンコ
ード/デコード機能ブロック74のエラーレベル閾値が
閾値を越える場合は、システム20はデータを再度読出
す。デコードされた物理ブロックデータは、データフォ
ーマット機能72によって最初のデータブロックに再フ
ォーマットされ、そしてコンピュータインタフェースポ
ート26を横切ってホストシステム20に送られる。
【0063】システム20は、カセットインタフェース
28に挿入されるときのテープカセットを受ける機能を
有する。カセットハンドラ機能ブロック86は、テープ
カセットをシステムに入れて、物理的に、そのキャプス
タンハブの上にカセットを置く。テープハンドラ機能ブ
ロック87は、カセットテープを取り出し、長手方向読
出し/書込みへッド上及び回転可能な読出し/書込みへ
ッド上にテープを通す。前記長手方向読出し/書込みへ
ッド及び回転可能な読出し/書込みへッドは、それぞ
れ、長手方向トラック機能ブロック88及びデータI/
O機能ブロック80の領域内に置かれる。テープハンド
ラ機能ブロック87は、テープおよび回転可能なへッド
運動を保護するのために必要なサーボ制御サブシステム
を含む。テープハンドラ機能ブロック87は、読出し/
書込みへッド回転サーボサブシステムを含む。前記、読
出し/書込みへッド回転サーボサブシステムは、基準発
生器機能ブロック82により書込みされた基準へのへッ
ドドラムの運動を位相ロックする。
【0064】ヘッド回転サーボサブシステムは、らせん
スキャナを制御する。それは通常の書込み及び読出し動
作中の通常状態回転速度を維持する。前記ヘッド回転サ
ーボサブシステムは、読出し及び書込みヘッドに関し
て、読出し及び書込みへッドヘ送受信される信号が的確
に通信されるための回転位置情報を供給する。テープハ
ンドラ機能ブロック87は、テープの適当なテンション
を保つキャプスタン/リールモータサーボサブシステム
を含む。そしてそのサブシステムは、基準発生機能ブロ
ック82から受信された制御信号、および転送制御機能
ブロック90から受信した制御情報に基づいて、動的に
線形の状態にテープを配置する。
【0065】キャプスタンリールモータサーボは、以下
のように定義される種々のシステムスピードで、テープ
を動的に配置する。(1)予備ストリップスピード、
(2)シャトルスピード、(3)長手方向のサーチスピ
ード、(4)らせんサーチスピード、(5)書込みスピ
ード、(6)読出しスピード。キャプスタンリールモー
タサーボサブシステムは、異なるテープスピード間の変
化の制御する手段であり、テープの長さ、物理アドレス
及び論理アドレスデータに基づいく位置付けをサポート
する。テープハンドラ機能ブロック87は、テープをカ
セットから引き出すためのスレッド/非スレッドサーボ
サブシステムを含み、テープハンドラ機能ブロック87
は、同様に、テープをカセットに引き込む機能をサポー
トする。スレッド/非スレッドサーボサブシステムは、
テープ運動準備のために、テープを物理的にテープガイ
ドパスに配置する。スレッド/非スレッドサーボサブシ
ステムは、2つの物理テープパス構成、(1)ロード構
成(ここでテープは物理的に長手方向のヘッド上また
は、回転可能なヘッド上ではない所に配置される)、
(2)スレッド動作(ここでテープは物理的に長手方向
のヘッド上に配置され、スキャナの円筒形のテープガイ
ドのまわりに覆われる)をサポートする。テープハンド
ラ機能ブロック87は、トラックピッチの誤差を償うた
めに斜めのトラックに関する回転可能な読出しへッドの
側面の位置のサーボ制御を実施する。
【0066】カセットハンドラ機能ブロック86は、テ
ープカセットを受け入れ、物理的に配置し、取り出すの
に必要な電子機械サブシステムを含む。それは、カセッ
トインタフェースに挿入されたテープカセットの存在を
感知する。カセットハンドラ機能ブロック86は、テー
プカセットサイズを決定し、同様に、孔を有するテープ
カセットに基づいてテープカセット構成を識別する。テ
ープカセットを受けいれることによって、カセットハン
ドラ機能ブロックはカセットのふたをアンロックして開
け、テープカセットをキャプスタン/リールモータサー
ボサブシステムに置く。テープカセットを取り出す際に
は、カセットハンドラ機能ブロック86はカセットのふ
たを閉じてロックし、テープカセットをキャプスタンリ
ールモータサーボサブシステムから物理的に除去する。
カセットハンドラ機能ブロックは制御情報を受け、ステ
ータス情報を転送制御機能ブロック90へ転送する。
【0067】長手方向トラック機能ブロック88は、テ
ープの3つの長手方向のトラックに書込まれ、また、3
つの長手方向のトラックから読出される情報を処理す
る。長手方向トラック機能ブロック88は、種々の物理
及び論理アドレスパラメータのサーチを含めて、テープ
の動的な位置付けを容易にする長手方向のトラックから
の情報を供給する。本発明において包括的に説明される
ように、論理アドレスパラメータがテープ上に記録され
るデータに関するのに対して、物理アドレスパラメータ
はテープ上の離散的位置に関する。長手方向トラック機
能ブロック88は、3つの長手方向のトラックヘッドの
各々を別個にアクティブおよび非アクティブにする。長
手方向トラック機能ブロック88は、書込み動作やプレ
フォーマット動作の中に、長手方向サーボ制御トラック
におけるシステムフォーマット基準に従って必要な制御
情報を書込む。システム20は、テープが予備フォーマ
ットあるいは予備ストリップされた場合は、長手方向の
サーボ制御トラックにおかれた前に書かれた制御情報に
上書きすることはない。位置またはサーチ動作中に、長
手方向トラック機能ブロック88は、位置および速さフ
ィードバックのためのテープハンドラ機能ブロック87
への長手方向のサーボ制御トラック情報を供給する。そ
れは、ステータス情報から制御情報を受け、制御機能9
0にステータス情報を転送する。
【0068】テープ位置制御情報は、長手方向トラック
機能ブロック88によって長手方向のトラックに書込ま
れ、また、書込まれる。転送制御機能ブロック90は、
すべての動作中カセットおよびテープを全面的に制御
し、マニュアルインタフェース34は、システム20の
制御された手動動作のオペレータを供給するために用い
られる。転送制御機能ブロック90は、制御情報をデー
タI/O機能ブロック80、テープハンドラ機能ブロッ
ク87、カセットハンドラ機能ブロック86および長手
方向トラック機能ブロック88に転送し、データI/O
機能ブロック80、テープハンドラ機能ブロック87、
カセットハンドラ機能ブロック86および長手方向トラ
ック機能ブロック88制御情報を受信する。前記転送制
御機能ブロック90は、同様に、処理制御機能84から
の命令を受信し、また、応答を処理制御機能84に転送
する。転送制御機能ブロック90は、同様に、手動イン
タフェース34にインタフェースを供給する。転送制御
機能ブロック90は、フォーマット処理制御機能ブロッ
ク84を介して、命令をフォーマットし制御機能ブロッ
ク36へ転送する以外は、手動インタフェース34から
受信した命令に応答しいかなる動作も実施しない。
【0069】データパターン発生/確認機能ブロック9
4は、ダウンロードするデータブロックを発生および/
または受け入れるために供給される。通常、ダウンロー
ドするデータブロックブロックは、書込み動作をシュミ
レートするために、インタフェースセレクタ機能ブロッ
ク70、72、74、76、78および80を通して送
られる。機能ブロック94は、“ループバック”データ
ブロックを受け入れることができる。この“ループバッ
ク”データブロックは、システムを通して処理され、こ
の“ループバック”データブロックと最初のデータブロ
ックを比較して適確な動作を確認すめる。
【0070】制御機能ブロック36は、システム20を
全面的に制御する。制御機能ブロック36は、ホストシ
ステム20からの命令を受け入れることができる。ホス
トシステム20に応答を転送する。ホストシステム20
はコンピュータインタフェース26および/または補助
インタフェースに接続される。また、制御機能ブロック
36は、処理制御機能ブロック84および転送制御機能
ブロック90を介して、手動インタフェース34から命
令を受け、手動インタフェース34に的確な応答を転送
することができる。命令を受領する際は、制御機能ブロ
ック36は命令を判断し、命令を遂行するために必要な
機能を実施する。制御機能ブロック36は、同様に、イ
ンタフェースポート26のような各コンピュータインタ
フェースポートを有効および無効にすることができる。
制御機能ブロック36は同様に、ホストシステム20か
らの命令を並べることができる。そこでは命令が受信さ
れた順番で命令を処理する。制御機能ブロック36同様
に、システム分析用にアクセスされる不揮発性メモリ中
の、蓄積された使用可能な状態のヒストリデータを保持
する。
【0071】手動インタフェース34の機能は図6に示
される。図6は、システム20の前面に置かれるオペレ
ータ可視マニュアルインタフェースを示す。
【0072】手動インタフェース34は、手動準備/非
準備制御スイッチ100を含む。手動準備/非準備制御
スイッチ100は、準備モードの場合、システムはコン
ピュータインタフェースポート26を可動し、準備/非
準備制御を除いて、手動インタフェースを無効にする。
手動準備/非準備制御スイッチ100が非準備モードの
場合、システム20はコンピュータインタフェースポー
ト26を使用不可能にし、手動インタフェース制御を可
動し、補助インタフェースと交差する全ての命令を受け
入れる。制御スイッチ100は、状態を切り替えるため
の電力を必要としない。インタフェース34は、準備状
態表示ランプ102を含み、その準備状態表示ランプ1
O2はシステムが準備できているか、あるいは準備でき
ていないかを表示する。もう1つの表示ランプ104
は、カセットがシステム20においてロードされるとき
を表示する。書込み防止表示ランプ106は、テープカ
セットが書込みを防止されたか、およびカセットが書込
みを防止された場合オンであるかを表示する。注意表示
ランプ108は、検出が失敗した場合点灯する。さら
に、メッセージ表示110は、種々の動作状態および命
令を8つの英数字を表示できる。手動インタフェース3
4はまた、マニュアル非ロード選択制御112を含む。
そのマニュアル非ロード選択制御112は、オペレータ
が、インジケータ114、116、118および120
によって識別される4つのテープの1つを選択するため
のものである。BOT表示ランプ114は、操作モード
を示し、この操作モードにおいて、カセットはテープが
ロードされる前にテープの開始点に巻き戻される。EO
T表示ランプ116は、操作モードを示し、この操作モ
ードにおいて、テープは取り出される前にテープ終端ま
で巻かれる。システムゾーン表示ランプ118は、操作
モードを示し、この操作モードにおいて、テープは、テ
ープが止められてカセットが取り出されたところにもっ
とも近いシステムゾーンまで巻かれる。即刻取り出し表
示ランプ120は、操作モードを示し、この操作モード
において、所定の位置までテープを巻き戻さずにカセッ
トは取り出される。動作スイッチ112は、これらの4
つの操作モードをシーケンスし、取り出しスイッチ12
2を押すと、選択された動作モードによって的確なテー
プ位置でカセットは取り出されることになる。
【0073】システムフォーマット概要 各カセットのテープは、システムで利用されるとき、共
通の物理及び論理パラメータを有し、システムにおける
記録/再生操作を実行する上で関係している。図5を参
照すると、テープのフォーマットが示されており、各端
に位置づけられた透明なリーダ−130と、図に示すよ
うにBOTとして識別されるテープのはじめにあるセク
ションとを有する。テープセクションの始めの左部分1
32の右側には、磁気記録表面の始めを識別するテープ
マーク134(PBOT)の物理位置がある。
【0074】PBOT位置の後に、テープゾーン136
があり、そこにフォーマットが考慮されるデータが記録
される。PBOTゾーン136の後には、媒体マーク1
38(PBOM)の物理的始まりがあり、ボリウムフォ
ーマット情報110の記録がされる最初の位置を識別す
る。ボリウムフォーマット情報の後には、媒体マーク1
42(BOM)の始まりがあり、ユーザデータが記録さ
れるテープの領域を識別する。そこより後は、ユーザデ
ータのファイルが記録でき、図の144や146の様に
テープの実際の長さをカバーする。
【0075】図5の下部分には、テープの終わりに関す
る論理及び物理ブロックパラメータがあり、媒体マーク
148(EOM)の端、テープ上のユーザデータ記録を
停止しなければならない位置を識別する媒***置の物理
的終端150(PEOM)を有する。テープセクション
の終端152(EOT)が識別され、テープゾーンの終
端154を用いてテープのロード及びアンロードを行
う。テープ位置の物理的終端156(PEOT)は、磁
気テープの最後の部分を識別する。
【0076】テープは、カセット中のテープの長さに沿
って位置する1つ以上のシステムゾーン158を有す
る。そのシステムゾーンはカセットをテープの始めと終
わり以外の位置でロード及びアンロードするためにあ
る。システムが行う超高速度データを用いると、テープ
がシステムにロードされる時のテープの出し入れによ
り、テープに記録されたデータはダメージに弱いという
ことを理解する必要がある。そのシステムゾーンは、ユ
ーザデータが記録されないテープの長さを有し、それに
よりシステムは、ロード及びアンロードの間の転送によ
り定められたテープ・パスをスパンするシステムゾーン
を有するカセット内にテープを位置づけることができ
る。同様に、テープは、多数のより小さいボリウムに分
割されるボリウムを含み、ここではそれらを記録再生が
行われる区画と形成する。
【0077】広い意味で述べると、区画の使用によっ
て、非常に長いテープを効果的に多数の記録可能な領域
に分割し、記録/再生を所望通りに各区画で行うことが
でき、各区画においてユーザデータを含む情報データの
追加記録を、その従属区画の上流または下流に位置する
記録に影響を及ぼさずにサポートできる。テープの終わ
り近くには、媒体注意表示160(EMW)があり、そ
の前に媒体注意の早期終了またはEEW表示162があ
る。媒体注意の終わりにはダブルフレームの所定番号か
あり、その後に媒***置の終わり148があり、それら
は各区画のために計算されている。EEWは、ホストシ
ステム24によってセットされる。
【0078】区画どうしの関連は同様に図10に示さ
れ、多数の区画nを有する完全なテープを表し、各区画
は最後のダブルフレームのインタフェース内にある前の
区画の終わり(EOP)、及び次のダブルフレームであ
る次の区画の始まり(BOP)を識別するアドレスを有
する。各区画はEMW及びEOMの位置の識別を受け、
媒体注意の終わり(EOM)表示は好ましくは区画の終
わり前の3つのダブルフレームにあり、EMW警告位置
は好ましくは区画の終わり前の10のダブルフレームに
ある。
【0079】同様に、各区画内には、好ましくは情報の
ダブルフレーム25個から成るBOMゾーン143があ
り、その情報はその区画用のボリウムフォーマット情報
及びそのための同期化情報を有する。EEW及びEMW
マークは計算された位置にあり、区画内で行われるレコ
ーディング上に制約を与え、その区画内のレコーディン
グをシステムに終了させる。なぜなら、物理ブロックは
区画内で不完全に記録されることは不可能であり、した
がって一つの区画から別の区画へスパンすることはでき
ないからである。
【0080】テープに情報を記録するために使われるフ
ォーマットに関して、図7を参照すると、そこに示され
たテープはトラックのらせん記録領域170を有し、そ
れはテープの長さを斜めに横切って延び、そこで回転可
能なヘッドがユーザデータ及びシステムフォーマットデ
ータを含む情報データを、以下に記載するように記録/
再生する。同様に、3つの記録領域があり、その各々が
テープの長さに沿って長手方向に延びるトラックを有す
る。これらは、論理アドレストラック172、物理アド
レストラック174、およびサーボトラック176を含
む。論理アドレストラックは、物理ブロック、及びテー
プに記録されたユーザデータ・ブロックに関するアドレ
ス・データの記録に使われる。物理アドレストラック1
74は、他の情報同様にらせん領域に記録されたダブル
フレームを識別する記録データのためにあるが、しかし
論理的情報あるいはらせん領域に記録されたデータの識
別に関する情報の識別は行わない。非常に精巧なもので
あるにも関わらず、テープ・カウンタ機能に類推的に説
明することができる。サーボトラック176は、テープ
の位置と速度に関連するヘッドを制御するテープ・サー
ボシステムが使用するサーボ情報を記録するためのもの
であり、ディジタル的に記録された精巧なサーボ・マー
クを、ダブルフレーム及び各ダブルフレームの特定のサ
ブ部分の先頭を識別する情報と共に提供する。
【0081】システムゾーン システム20は、システムゾーンを使用して最大限のデ
ータの完全性を提供する。システムゾーンは、テープの
長さに沿った固定長領域であり、システムが使用するた
めに予約済みの規則的な間隔で起こる。
【0082】これらのゾーンの利用によりシステムは、
既述のように、テープのロード及びアンロードの操作の
際に起こるテープの出し入れ時、テープのロード及びア
ンロードを開始しないことを実現し、またユーザ・デー
タ領域を回避させるようサポートすることができる。ら
せんスキャナの周辺でテープをそのように出し入れする
と、延びたり、スキャナの回転ヘッドとのコンタクト制
御が不十分となることにより、記録領域に損傷を与える
可能性がある。テープの変形は一時的なので、取り出し
操作のすぐ後の領域上に記録されたデータが、テープが
元の形に戻るときに後に読み出すことができなくなると
いう損傷を受ける可能性がある。
【0083】この固定システムゾーンはそのような機械
の操作のためのものであり、らせん記録はゾーン内では
行われないが、ゾーン内の長手方向のトラックは記録さ
れる。システムが、カセットの各サイズのために固定位
置においてシステムゾーンの位置をサポートするのが好
ましく、従ってカセットを再び使用する際にバルク消磁
が後発する可能性があり、たとえば、システムゾーン
は、カセットを次に使用する際にテープに沿った同じ長
手方向に位置する。最短の商用テープの長さにはシステ
ムゾーンが全くないのに対し、より長いテープ容量を有
する大きいカセットには、いくつかのゾーンがある。小
型テープ・カセットは、2つの内部システムゾーンのよ
うな3つの記録セクションを有し、中型のカセットは6
つの記録セクションを有し、大型の11のシステムゾー
ンに分割された12の記録セクションを有するのが好ま
しい。各ゾーンの長さは約1メートルであると考えられ
るが、カセット内のテープの長さによって変化し得る。
【0084】システムゾーンには2つのサブゾーンがあ
り、その内の1つがロード操作ゾーン(LOZ)で、他
方はボリウムフォーマット情報ゾーン(VFI)であ
る。ロード操作ゾーンでは、らせんスキャナによるらせ
ん記録領域へのレコーディングは行われないが、長手方
向のトラックはゾーンに記録される。VFIゾーンは、
25個のVFI情報のダブルフレームを含むテープの先
頭(BOT)ゾーンの後に示されているものと同一であ
る。VFIゾーンが下流、あるいは各システムゾーンの
ロード操作ゾーンの順方向に位置づけられる理由は、カ
セットがシステム上のテープの先頭以外の位置にロード
されると、テープは操作のためのテープのフォーマット
のシステムするVFI情報を得るため順方向に移行する
ことができる。
【0085】このフォーマットはある程度の速度変動を
許容し、例えば0.2%のオーダーでは、速度はカセッ
トにおけるテープ量の機能であるため、異なる物理シス
テムの間の速度はかなり変化し得る。小型テープは、ロ
ード操作ゾーンは約225のダブルフレームから成るの
が望ましい。中型のカセットのロード操作ゾーンは約4
41のダブルフレームから成るのが望ましく、大型のカ
セットのロード操作ゾーンは約754のダブルフレーム
から成るのが望ましい。同様にシステムゾーンのVFI
における最終の2つのダブルフレームは、アンブルダブ
ルフレームに変換され、所望されれば記録の間隔をあけ
た追加タイプを提供できる。
【0086】VFIボリウムフォーマット・テーブルが
システムに記録されなければ、VFIゾーンの全25の
ダブルフレームは、アンブルダブルフレームとして記録
される。そのようなアンブルダブルフレームのサブエリ
アデータは、全てのらせんトラック上に記録され、VF
Iテーブル上に記録された情報の同じタイプを含むVF
1データから成る。VFTテーブルが記録されれば、2
5のダブルフレームは、物理ブロックダブルフレームと
して記録されるが、最後の2つはアンブルダブルフレー
ムに変換される。VFTにおける情報は、VFIゾーン
中の23あるいは25のダブルフレームの各物理ブロッ
クにおいて128回繰り返される。
【0087】システム区画 区画の始めは区画の物理的始めを示すテープ上の位置で
あり、BOMはボリウムにおける区画の論理的始めを識
別する記録されたエンティティである。1つのBOM
は、25の連続的に記録されたBOMダブルフレームを
構成する。BOMの最初のBOMダブルフレームの最初
のトラックがBOPである。
【0088】区画は、2つの区画グループによって形成
できる。各区画は異なるサイズおよび異なるカウントを
有する。各グループはいくつかの小さい区画を有し、そ
の後にいくつかの大きい区画あるいはまたはその反対で
あり、2つのグループのテープボリウム全域にわたる写
しが作られる。区画サイズはホストシステムには効果的
に透明である。なぜなら、ホストシステムは単に区画番
号によって区画にアクセスするだけなのでアクセスする
個々の区画のサイズは関係ないからである。区画情報は
図23、図24に示されるサブエリアデータのサブブロ
ック1に位置している。
【0089】システムにサポートされた区画には2つの
異なるサイズがあり、区画グループA及び区画グループ
Bと定義され、所定のサイズと区画数のカウントとを有
する。テープの区画化は、グループA中の特定の区画数
を最初に決め、その後にグループBが続き、それ以後グ
ループAとグループBはテープのボリウムが全部区画化
されるまで交互に区画を記録することによって行われ
る。ボリウム区画テーブルが利用されるときに、VFT
テーブルの形式に表すことができなければ、サブエリア
データのサブブロック1のボリウムフォーマット情報
は、ゼロにセットされる。
【0090】らせんサブエリアマトリクス 現システムの重要な面によれば、テープのらせん領域1
70に記録された、ディジタルあるいはらせんトラック
は、ユーザデータの物理ブロックを含み、また必要な操
作を行うためにシステムが使うシステムフォーマット情
報を含む。システムフォーマット情報は、各ダブルフレ
ームの全てのらせんトラック上に含まれるのが好ましい
が、情報をいくらか小さいトラック番号に書くことは可
能である。各物理ブロックは、32のらせんトラック上
のデータのダブルフレームとして書込まれるため、物理
ブロック及びシステムに関するシステムフォーマット情
報は各ダブルフレームのために32回記録される。各ら
せんトラックへの情報は、後に明白になるように、変更
されるが、システムフォーマット情報は常に現在の情報
である。システムフォーマット情報がらせんトラック上
に記録されたユーザデータとともにエンコードされるの
で、それは各トラックの全長さに沿ってユーザデータに
はさまれるということを同様に理解しなければならな
い。しかし、システムフォーマット情報は記録されたユ
ーザデータに関する少量の情報量を含む。
【0091】より詳細には図11及び12を参照する
と、図11は、データのバイトを表す各々の小さい四角
を有するデータのマトリクスを示している。各トラック
のデータは、示されるようにその領域のユーザデータを
含み、トラック上に書込まれた全データのバルクを占め
ている。マトリクスはまた、示されるように、192バ
イトのシステムフォーマット情報を有するサブエリアを
含む。その残りのデータは、C1タイプエラー訂正コー
ド・データおよびC2タイプエラー訂正データである。
C1及びC2領域は図示され、これらの領域は実際に図
11に示されるより大容量バイト番号からなる。ユーザ
データはC3タイプエラー訂正コードとともにエンコー
ドされる。
【0092】操作の間、データは、既述のようにバッフ
ァに書込まれ(図4のエンコード/デコード機能ブロッ
ク74)、バッファからのデータは、テープ上に記録す
るために読出される。データ中のサブエリアは、データ
の流れと同様にバッファに書込まれる一方、バッファか
ら読み出され、テープ・インクリメンタルの上へ書込ま
れ、それは記録される際、サブエリアの隣接したバイト
からの情報の各バイトをテープ上に必然的に一定の間隔
をあける。既述のように、エラー訂正コードは、上に参
考として引いたKirk Handley、Donald S. Rhines 及びWi
llam McCoyによる「3倍直交インタリーブエラー訂正シ
ステム」という題名の出願により分かりやすく説明され
ている。
【0093】192バイトのサブエリアが、図12に示
されるように構成され、その192バイトのサブエリア
は、それぞれ32バイトのデータを有する0から5の6
つのサブブロックを含む。サブブロック0、2及び4は
全く同じ情報をみ、その情報は図21、図22において
示され、書込まれる物理ブロックに関するデータを含
む。サブエリアのサブブロック番号1は、ボリウムフォ
ーマット情報を含み、この情報の内容は図23、図24
に示される。サブブロック3は、将来使用するために予
約される。そしてシステムは、現在はこれらの32バイ
トの情報を使用しない。サブブロック5は、記録された
ときのリアルタイムのタイムスタンプおよびベンダ情報
を含む。
【0094】図21、図22に示されるサブブロック
0、2および4において記録されたデータに関し、関連
するらせんトラックにおいて記録される物理ブロックに
関する物理ブロック情報を含む。その記録されたデータ
は、8ビットのバイトのバイト番号0にフォーマット識
別子(FID)を含み、その内容は図25に示されてい
る。図25に示されるように、このバイトは、テープが
予めフォーマットされているかどうかを指定する。予め
フォーマットされていた場合、このバイトは関連した情
報を有する物理アドレストラックおよびサーボトラック
を有する。
【0095】FIDバイトのビット5は、システムゾー
ンが可能であるか指定し、ビット4は、区画テーブルが
供給されるかどうかを指す。この点で、以下に述べるよ
うに区画テーブルは区画の配置に関連する情報およびテ
ープのために形成されたシステムゾーンを含む。それ
が、テープを2つのサイズの区画に区切ることが可能で
ある。この2つのサイズの区画は、区画の分割数および
各タイプの区画サイズの点から形成される。その一方
で、テープのはじめおよび各システムゾーンの直後に置
かれる区画テーブルを使用することで、多くの異なるサ
イズの区画が可能になり、指定された配置を有するシス
テムゾーンが可能になる。
【0096】図21、図22を参照すると、物理ブロッ
ク情報は、同様に、バイト番号1の情報を含む。バイト
番号1はゾーンタイプを識別し、そのゾーンが、情報ゾ
ーン、ボリウムフォーマット情報ゾーン、ロード動作ゾ
ーン、または予約ゾーンのどれであるかを識別する4つ
のビットを含む。ゾーンタイプが、情報ゾーンを識別し
た場合、バイト2につながるバイト1の他のビットは区
画を識別する。ゾーンタイプが情報ゾーンでない場合、
これらのビットは、区画グループBに含まれる物理ブロ
ックダブルフレームのタイプを形成する。
【0097】バイト1に接続するバイト2は、ゾーンが
情報ゾーンである場合、区画を識別し、さもなければ、
システムゾーンを識別する。バイト3−6は、記録され
るユーザデータのファイルセクション番号を指定する。
そしてバイト番号6−11は、記録されるらせんトラッ
クの第1のデータブロック番号、または計測レコーダか
ら記録されるようなデータの流れを指定し、論理的デー
タブロック境界をもたない。その後バイト番号はこれら
のフィールドに記録される。バイト12は、ビットを用
いてデータのバイトに逆らうようなデータブロックが関
連されるかどうか、データブロックブロックチェックサ
ム(チェックサムは計測アプリケーションからのデータ
のバイトの記録には使えない)が可能かどうかを指定す
る。
【0098】バイト12は、同様に、EMWフラグを含
む。そのEMWフラグは、記録されるダブルフレームが
テープ上の区画端の10のダブルフレームの領域内にあ
るときセットされる。バイト12のビット4−0及びバ
イト13およびバイト14は同様に、記録されるユーザ
データブロックのサイズを形成するデータを有する。バ
イト15、16および17は、物理ブロックダブルフレ
ーム中の全体のユーザデータバイトの合計カウントを指
定する。データブロックチェックサムバイトが含まれる
ようにデータブロックの記録が完了した場合、合計バイ
トカウントは、そのカウントにすべてのデータブロック
チェックサムバイトを含む。フィールドの領域は1から
1,199,840までである。
【0099】バイト18は、以下に記述されるように物
理ブロックシーケンスタグを含む。バイト番号19は、
物理ブロックの中で、記録される物理ブロックの正確性
識別の不足に際して物理ブロックを書き直すことがで
き、最大20の好ましいカウントで、容認され残ってい
るカウントを書き直すことができる。バイト20〜25
は、累積データブロック/バイト番号を指定する。累積
データブロック/バイト数は区画に記録されたすべての
ユーザデータブロックの合計カウントを表す。バイト2
6〜28は、物理アドレストラックに記録される絶対ダ
ブルフレーム番号を指定する。この絶対ダブルフレーム
番号は、そのタイプを無視されたダブルフレームまたは
その中に含まれた情報を識別する。
【0100】バイト29の4つのビットは、ダブルフレ
ームのタイプを指定し、それは1つだけである。バイト
29の他の4つのビットは、らせんトラックタイプを指
定し、それは、以前に記述されたダブルフレームの7つ
の異なるタイプの識別である。これら7つの異なるタイ
プは、図20に示され、ダブルフレームの記録方式の種
々の終端、媒体ダブルフレームの始め、デマーク、アン
ブル及びデータダブルフレームを含む。最後のバイト3
1は、変換される7つビットのサブエリアサブブロック
周期冗長チェック(CRC)情報を含む。
【0101】ボリウムフォーマット情報 サブエリアサブブロック1の32バイトに含まれるデー
タは、ボリウムフォーマット情報に関し、区画およびシ
ステムゾーンに関するデータを含む。
【0102】この情報は、各らせんトラック上に記録さ
れるサブエリアに含まれるので、その情報はらせん記録
領域において記録される。さらに、媒体の物理的始まり
及び各ロード動作ゾーンの後で、この情報を含むボリウ
ムフォーマット情報ゾーン、および前述したように、お
そらくはボリウムフォーマットテーブルが存在する。
【0103】図23、図24は、各らせんトラックのサ
ブエリアデータのサブブロック1に含まれるボリウムフ
ォーマット情報を示している。図23、図24を参照す
ると、バイト数0は、区画レイアウトオプションに与え
られた2ビットを有する。その区画レイアウトオプショ
ンは、システムゾーンがエンカウントされるときデータ
がどのように区画に書込まれるか指定する。この点で、
システムゾーンは区画の中央に発生し、これら2つのビ
ットは、システムゾーンの前後の区画の部分が扱われる
かどうかを識別することが理解されるべきである。区画
の不連続は、データ転送間の中断を生じさせることか理
解されるべきである。しかし、区画サイズまたはボリウ
ムは、現在のシステムゾーンによっては増やすことも減
らすこともできない。
【0104】パックオプションが選択される場合、第2
の区画は、常に第1の区画に対面して隣接する。パック
オプションが無効の場合、第2のビットは、拡張または
廃物オプションを指定する。拡張オプションは、前の区
画をシステムゾーンの始まりまで延ばし、システムゾー
ンの反対側で新しい区画を開始する。これは、記録中ま
たは予備フォーマッティング動作中に行われる。第2の
ビットは、同様に無駄オプションを指定することができ
る。無駄オプションにおいて、前の区画の終端の後、お
よびシステムゾーンの前のテープは、情報を記録するた
めに使用されず、区画はシステムゾーンの反対側で始ま
る。
【0105】バイト0およびバイト1の他の6つのビッ
トは、システムゾーンサイズを指定し、バイト2、3お
よび4はシステムゾーン間隔を指定する。ボリウムフォ
ーマットテーブルが使用されない場合、システムは、グ
ループAおよびグループBと定義された2つのサイズを
指定する。バイト5−7はそれらをカウントするバイト
番号8でグループAの区画のサイズを指定する。バイト
9〜11は、グループB区画のカウントを指定するバイ
ト12でグループBの区画サイズを指定する。
【0106】バイト13−18はベンダ識別子用に使用
され、連続のシステムを可能にする記録を供給する。連
続するシステムは、記録上、修理および/または訂正を
必要とする問題がある場合に、記録されたところで、他
のシステムから記録されたテープを再生させ、前のシス
テムを識別する。バイト19−21は最後のダブル「フ
レーム番号を指定する。この最後のダブルフレームの番
号は、媒体物理終端(PEOM)でのダブルフレームで
あり、記録するために使われてはならない。バイト22
は、最後の有効なシステムゾーンを指定する。バイト2
3およびバイト24の4つのビットは、区画グループA
物理ブロックダブルフレームタイプを指定するバイト2
4の他の4つのビットで最後の有効な区画を識別する。
バイト25〜30は、ボリウム識別子データを指定し、
バイト31はサブエリアサブブロックICRC反転デー
タを含む。
【0107】ボリウムフォーマットテーブル システム20は、テープの始まり、および各システムゾ
ーンの近くに位置するボリウムフォーマットテーブルを
供給する。ボリウムフォーマットテーブルは各区画の位
置およびシステムゾーンを指定するデータを供給し、シ
ステムゾーンはボリウムあるいはテープカセットに存在
する。ボリウムフォーマットテーブルを使用する際の長
所は、区画およびシステムの制約内のサイズのシステム
システムゾーンを確立することができる点であり、ま
た、もう1つは、区画の所定サイズの使用に限られない
という点である。区画の所定サイズは、サブエリアデー
タのサブブロック1のボリウムフォーマット情報におけ
るグループAおよびグループB区画によってサポートさ
れる。これは、システムの自在性及び使用に加え、ま
た、ホストシステムによって所望される区画及びシステ
ムシステムゾーンのサイズ及び位置への制約を強制しな
い。各システムゾーンの後およびテープのはじめのボリ
ウム区画テーブルの内容は、テープカセットがどのシス
テムゾーンでもロードされることを可能にし、システム
は、直ちに全テープ用の区画情報を得ることができる。
テーブルは、図26に示されるように構成される。
【0108】テーブルは、固定されたサイズ、1,12
5までエントリーできる9,004バイトであることが
好ましい。テーブルは図26に示されるように3つの部
分を有する。第1の部分はテーブルの有効テーブルエン
トリの番号を指定する。第2の部分は、9,000バイ
トを含み、最高1,125の8バイトテーブルエントリ
を含むために使用される。1,125未満のテーブルエ
ントリが使用される場合、使われないスペースはゼロで
満たされることが好ましい。第3部分は、2つのバイト
から成り、ここでは、区画テーブルチェックサムが供給
され、バイト毎に9、002バイトを加えることで生成
され、合計の相補をとり、チェックサムとして最少16
ビットを維持する。テーブルは、連続テープセクション
ではなく、ボリウムを重複しない1,124まで分割し
て使用することを可能にし、各テーブルエントリのため
に1つの8バイトセクションが存在する。テーブルにお
けるセクションエントリの順序は、テープの始めに関連
する各セクションの位置に基づいて確立される。例え
ば、第1のVFIゾーンのためのセクションエントリ
は、常にテーブルの第1のエントリであり、テーブルの
バイト2からバイト9までを占める。同様に、各テーブ
ルは最後のテープセクションエントリに続く1つのボリ
ウムエントリの終端を有する。セクションエントリに関
して、それらは、適用できるならテープセクションのタ
イプ、最初の位置および関連識別子を識別する。セクシ
ョンエントリのための定義は図27に説明される。セク
ションのためのダブルフレーム番号の開始は、そのセク
ションの第1のダブルフレームのダブルフレーム識別番
号を指定する。物理ブロックダブルフレームタイプは、
そのセクションで使用することができる、物理ブロック
ダブルフレームのタイプを特定する。バイト番号の4つ
のビットおよびバイト5に置かれる区画/システムゾー
ン識別子は、12ビットのフィールドを含み、それは、
ボリウムのシステムゾーンのための区画に連続の番号を
つける。バイト6の4つのビットは、テーブルエントリ
タイプを指定し、そのテーブルエントリタイプは、第1
のVFIゾーンの始まり、システムゾーンの始まり、区
画の始まり、または前の区画続き、のいずれかを含む。
ボリウムエントリの終端、即ちテーブルの最後のエント
リに関しては、図28に示される。
【0109】ボリウムエントリの終端には、最後の有効
なシステムゾーン識別子に関するデータ、ボリウムの最
後のダブルフレーム番号、最後の有効な区画番号、ボリ
ウムエントリの終わりであることを示すバイト部分を含
む。
【0110】ダブルフレームのタイプ 本明細書において開示されるシステムの重要な見地によ
ると、32のらせんトラックに記録される情報のダブル
フレームにフォーマットされるユーザ・データブロック
の記録および再生は前述のとおりである。システム20
は、特定タイプの各ダブルフレームの識別子を主に考慮
して、ダブルフレームの記録および再生を実行するため
に動作する。
【0111】前述のように、ダブルフレームには7つの
タイプがあり、それらは図20に示されている。ダブル
フレームのタイプは、物理ブロック情報の29バイトに
特定され(図21、図22参照)、各ダブルフレームの
各らせんトラックに記録されたシステムフォーマットデ
ータ中のサブエリアセクションのサブブロック0、2お
よび4に記録される。従って、記録された物理ブロック
またはダブルデータのフレームは、ダブルフレームの特
定タイプである。各タイプ用に単一に特定されたHTT
Yフィールドに加え、種々のタイプで異なるダブルフレ
ームのタイプにおいては他のフィールドが存在する。
【0112】図21、図22には種々のデータフィール
ドが示され、図21、図22において示されるフィール
ドは、データトラックタイプダブルフレーム用に適用で
きる。データトラックダブルフレームは0101に調整
されたそのHTTYフィールドを有し、ダブルフレーム
は、ユーザ情報および記録に関するシステムフォーマッ
ト情報を記録するために使用される。
【0113】ある区画で記録が実施されると、媒体ダブ
ルフレーム(BOMDF)の開始数が記録されシステム
を同期させる。BOMDFのほぼ2秒が記録されること
が好ましく、この理由により、25BOMダブルフレー
ムはこの領域において記録される。
【0114】記録が開始されると、追加記録(付加ダブ
ルフレームは、前に記録されたデータ端で既存の記録上
に記録される)のようなある種の状態において、アンブ
ルダブルフレームが書込まれる。サブエリアデータおよ
びエラー訂正コード・デー夕を除いて、らせんトラック
に書込まれたすべてのデータは、フィルパターンであ
り、ユーザデータはアンブルトラックには記録されな
い。
【0115】アンブルダブルフレームの他の重要な性質
によれば、アンブルダブルフレームが記録されるとき、
2つのダブルフレームが記録される。最初のダブルフレ
ームは、スキャナの記録ヘッドが最初の16トラック中
は駆動されないという特性を有する。これは、前に記録
されたダブルフレームと、ダブルフレームの幅のほぼ1
/2である第1のアンブルダブルフレームとの間のギャ
ップに起因する。このギャップは、システムが新しいデ
ータおよび前に記録された2つのダブルフレームを記録
することによって発生するトラッキングのミスアライン
メントの補償に有効である。前のデータが別の機械にお
いて記録される場合、許容範囲は、その機械とシステム
との間で異なってもよい。前記システムにおいて、現在
のテープ・カセットは配置され、ギャップの配置は、新
しいレコーディングが前のレコーディングの最後のダブ
ルフレームのいくつかをを破壊することを妨ぐ。記録さ
れたアンブルダブルフレームは、新しいレコーディング
の連続データ回復用の同期を得るために必要とされる新
しいレコーディング領域を供給する。以下に記述される
ように、本システムは、おそらく別の機械でもできるで
あろうレコーディングと現在のシステムを区別し、前の
レコーディングが同じテープロード中の同じ機械上でな
された場合、ギャップ追加タイプレコーディングおよび
アンブル・フレームを機能させることは不要である。ダ
ブルフレーム中の最後の16トラックまたは32トラッ
クのすべてがアンブルトラックタイプの場合、ダブルフ
レームは、アンブルダブルフレームである。
【0116】システムのレコーディングフォーマットは
一般に、テープが、テープに沿って連続的にらせんトラ
ックを記録すスキャナ・ヘッドを有して順方向に移動す
ることに影響をあたえる。そして、記録されるダブルフ
レームが不正確なために検出される場合、すなわち、ダ
ブルフレームが確認基準に合わない場合、ダブルフレー
ム下流に再記録される。これは、テープを止め、それを
ダブルフレームが不正確に記録され、不正確であると判
断されたダブルフレーム上で再記録する位置にテープを
戻すことと、対照的である。
【0117】実際に、システムは物理ブロックを読出
し、スキャナ上の読出しへッドが記録されたトラックデ
ータを読出すまでシステム・バッファのダブルフレーム
中に記録されたデータを維持する。その後、読出された
データは分析され正確かまたは不正確かが決定される。
読出されたデータは不正確であると検出された場合、十
分早く検出されれば、システムは再度ダブルフレームを
記録する。あるいは、前のダブルフレームが不正確で後
で不正確であることが検出された場合、現在書込まれて
いるダブルフレームに加えて前のダブルフレームが再度
記録される。前のダブルフレームが不正確であると検出
された場合、現在記録されているダブルフレームはデマ
ークダブルフレームに変換される、ここで、少なくとも
最後の12のらせんトラックがデマーク指示を有して供
給され、1011に調整されたHTTYフィールドを有
する。以下に記述されるように、データダブルフレーム
がデマークダブルフレームに変換されると、ダブルフレ
ームおよび前のダブルフレームは、最初のシーケンスに
従って書き直される。
【0118】システムは、同様に、記録端を利用して記
録動作が終わるマークを供給する。記録端は全く同じタ
イプの2つのダブルフレームから成り、また、記録ダブ
ルフレーム端には3つのタイプかある(EOR、EOR
/TおよびEOR/Eダブルフレーム)。EOR/Tダ
ブルフレームは、現在の区画の記録端を確認するために
使われるエンティティを表す。すでに記録されたテープ
上の上書きレコーディングにより、区画中にーつ以上の
EORダブルフレームがある場合、区画媒体の開始に最
も近いEORが有効であると認識される。
【0119】通常のEORは、2つの連続して記録され
たEORダブルフレームから成る。第1のEORダブル
フレームのファイルシステム数FSNフィールドは、最
後の物理ブロックのFSNあるいはダブルフレームと同
じ値を有する。両方のEOR/TダブルフレームのFD
BNは、最後の物理ブロックの最後の物理ブロック数よ
り大きいものになり、また、最後の物理ブロックが空き
の物理ブロックの場合、FDBNと等しいものになる。
第2のEORダブルフレームの全てのFSNフィールド
は、最後のファイルセクションのFSNの合計と等し
く、付加テープは記録されたカウントをマークする。第
2のEORダブルフレームのFDBNフィールドはすべ
てゼロに調整される。追加記録がある場合、3つのタイ
プのいずれのダブルフレームも新しい記録によって上書
きされ、新しい記録は、その後3つのタイプのうちの1
つである2つのEORダブルフレームを有して終わり、
異なる位置に配置されてもよい。
【0120】通常のEORダブルフレームに加えて、E
OR/Tまたは一時的記録端が書込まれてもよく、それ
は各トラックに位置づけられた2つの連続する記録され
たEOR/Tダブルフレームから成る。内部バッファか
らのデータ不足により記録動作が一時的に止められると
き、EOR/Tダブルフレームは自動的に、システム2
0によって記録される。両方のEOR/Tダブルフレー
ムのすべてのFSNフィールドは、最後の記録物理ブロ
ックと同じFSN値を有する。両方のEOR/Tダブル
フレームのFDBNは、最後の物理ブロックの最後の物
理ブロック数(数)より大きいものになるか、または、
最後の物理ブロックが空きの物理ブロックである場合
は、FDBNと等しいものになる。
【0121】最後のEORダブルフレーム・タイプは、
EOR/Eまたはエラー記録端であり、それは、2つの
連続して記録されたEOR/Eダブルフレームから成
る。このEORはシステムによって記録され、書込みが
失敗したことを検出し、また、記録動作はレコーダによ
って終了される。このシステムの固有の動作は、(書込
みを)失敗した物理ブロックダブルフレームとEOR/
Eダブルフレーム間に1つのデマークダブルフレームが
常に存在するという点である。全てのFSNおよび両方
のEOR/EダブルフレームのFSNおよびFDBNフ
ィールドは、書込み失敗に起因する物理ブロックのFS
NおよびFDBN値にセットされる。EORダブルフレ
ームのレコーディングにより、アンブルダブルフレーム
を使用する追加ギャップは、テープ上に記録されないギ
ャップを発生させない。
【0122】レコーデングおよび論理オーバーレコーデ
ィグダブルフレーム 物理ブロックまたはファイルマークが記録される場合、
システムは区画のBOMに追加することによって区画中
でデータブロックを読出す。すでに記録された物理ブロ
ックを含む区画のために、記録された領域において書込
みを始めることができ、これを上書きまたはオーバーレ
コーディングすると称する。オーバーレコーディング
は、下流または上書きの開始点の後方にあるすべての既
存の記録を無効にする。
【0123】前述のダブルフレームの7つのタイプの中
で、物理ブロックダブルフレームおよびEORダブルフ
レームが命令により記録される。ダブルフレームの他の
5つのタイプは、フォーマットプロセス中(たとえば、
BOMダブルフレーム)か、あるいは以下に述べるよう
にある種の状況が発生するとき、のいずれかの状況のと
き、システムによって自動的に記録される。
【0124】物理ブロックは、書込みまたはギャップ追
加が発生した場合、それぞれデマークダブルフレームお
よび/またはアンブルダブルフレームを有して散在させ
られる1つ以上の物理ブロックダブルフレームに記録さ
れる。デマークダブルフレームおよびアンブルダブルフ
レームは、物理的に記録され全く同じPTID、FSN
およびFDBN値を有する。記録がEOR/Eを伴って
終わらない場合、最後の物理ブロックダブルフレームが
有効な物理ブロックを含むと判断される。ファイルマー
クは、単にファイルセクション数(FSN)の増分とし
て、または明確に通常のEORとして記録される。追加
記録が実行されるとき、明確なファイルマーク記録は暗
黙なファイルマークに変換される。
【0125】記録フォーマットは、いくつかのダブルフ
レーム1−5を示す図9(a)を参照することでより簡
単に理解できる。このダブルフレーム1−5は失敗せず
に記録され、従ってその記録端は記録を終端させる2つ
のEORダブルフレームを有し、2つのEORダブルフ
レームは位置6および7として図示される。図9(a)
に示されるレコーディングに追加される追加ダブルフレ
ームがある場合、すなわち追加レコーディングは図9
(b)に示されるように、位置6および7のEORダブ
ルフレームは、物理ブロックダブルフレーム6および7
で上書きされ、また、レコーディングが成功に終わった
とき、追加EORダブルフレームは位置8および9に記
録され、その記録端を識別する。
【0126】図9(b)において示された追加記録は、
ダブルフレーム1〜5と6および7とが、同じシステム
によって記録され、また、らせんトラックの傾向に起因
する物理許容範囲は、隣接のダブルフレームの許容範囲
のように1つのダブルフレームにおいて同一であること
を要求する。したがって、追加レコーディングが前のダ
ブルフレームのトラックを破壊する機会はほとんどな
い。この場合、ダブルフレーム6の第1のトラックは、
ダブルフレーム5のトラック端のいずれにも上書きしな
い。
【0127】次のダブルフレームレコーディングが始ま
る前に、物理ブロックダブルフレームの書込み確認の失
敗が検出された場合、また、境界条件が存在しない場
合、同じ物理ブロックが次のダブルフレームで記録され
る。図9(c)、特にダブルフレーム5の書込み中をを
参照すると、ダブルフレームの書込みの初期の部分すな
わち早期検出、で書込み確認を失敗すると、同じダブル
フレーム5は次のダブルフレーム、この場合位置6で書
き直される。
【0128】書込み確認が後で検出された場合、(シス
テムが次のダブルフレーム6を記録しているまで確認さ
れない)ダブルフレーム5は書込みが不完全であるとい
う指示なしで記録される。しかしながら、位置5で書込
まれた物理ブロック5の書込み確認失敗により、位置6
の物理ブロック6がデマークされ、物理ブロック5つの
および6を含むバッファ情報が用いられ、位置7におけ
る物理ブロック5および位置8における物理ブロック6
を書き直す。物理ブロックの再検出または再生におい
て、書込み確認が達成される上述のような方法のため
に、目的の物理ブロックが有効であることを確認するた
めに、目的の物理ブロックの後の2つの連続する物理ブ
ロックを常に調べることが必要である。
【0129】前述したように、システム20はギャップ
追加を示し、それは図9(e)において示される。ギャ
ップ追加は、新旧の記録の間にギャップを設けて、新し
い記録が既存の記録にダメージを与えることを妨ぐ予防
方法として使用される。ギャップを用いないで、異なる
トラック曲率を有するレコーダによって、新しく記録さ
れる場合、新しい記録は、古い記録の上にオーバーラッ
プし、古い記録にダメージを与える。ギャップは、物理
ブロックまたはEORダブルフレームを記録する前に2
つのアンブルダブルフレームを古い記録に追加すること
によって供給される。2つのアンブルダブルフレームの
第1番目は、新たに記録された最後の16のトラックを
有し、前記16のトラックは以前に記録されたものは全
てそのまま残す。以前に記録された16のトラックは、
バッファゾーンまたは古い記録と新しい記録との間のギ
ャップになる。
【0130】システム20は、2つの方法、すなわち、
完全あるいは部分的上書きのうちの1つで前の記録に上
書きできる。完全上書きまたは部分的上書きかは、上書
きされる第1のデータブロックが物理ブロックダブルフ
レームのはじめにあるか否かによる。上書きされる第1
のデータブロックがそれを含む物理ブロックの第1のデ
ータブロックである場合は、全部の物理ブロックは、上
述の図9(b)に関して記述された方法で上書きされ
る。
【0131】しかしながら、上書きされる第1のデータ
ブロックがそれを含む物理ブロックの第1のデータブロ
ックでない場合は、物理ブロックは維持される。その後
第1のデータブロックのように所定のデータブロックを
有する物理ブロックを有して次のダブルフレームで上書
きが始まる。この概略は、図9(f)に示される。図9
(f)において、ダブルフレーム”n”はファイルセク
ション数”m”、第1のデータブロック・ナンバ−10
およびシステムによって計算される最後のデー夕ブロッ
ク・ナンバ−21から成る。ホストシステムがデータブ
ロック15で始まるデータブロックの書き直しを命令し
た場合、ダブルフレーム”n”にデータブロック15〜
21が記録されることが望ましい。したがって、ダブル
フレーム””n”は、おそらく有効なデータブロック数
10〜14を含んでいるので保持され、ダブルフレー
ム”n+1”は、第1のデータブロック・ナンバ−15
から始まって記録される。そしてダブルフレーム”n”
は、その領域内でデータブロック15〜35を有する。
【0132】非記録失敗検出 本発明において開示されるシステムは、消磁する必要な
く予め記録されたテープにデータを記録する機能を有す
る。この機能によって、テープの多くの位置が以前に記
録されたデータに上書きされたデータを有することが可
能になる。
【0133】ダブルフレームはテープに沿って所定の位
置で始まるので、最後の記録が実際に新しいデータを記
録しなかった場合、以前に記録されたダブルフレーム
は、後の記録の1部となる。言い換えると、データのレ
コーディング中に発生する非記録失敗があり、古い記録
が上書きされるときその非記録失敗が発生する場合、テ
ープ上に新しいデータが記録されない領域ができる。前
記非記録失敗が検出されない場合は、本システムは、再
生中に、無効の以前記録された古いデータを読出す。こ
のような非記録失敗は、記録チャネルの失敗、記録へッ
ドあるいは記録へッドの一時的なクロッギングの失敗を
含む種々の問題によって発生する。
【0134】本システムは、サブエリアマトリクスにお
いて記録されたデータの力によって、特に、サブエリア
マトリクス・データの物理ブロック情報フィールドによ
って非記録失敗が発生したかどうかを決める機能を有す
る。図21、図22を参照すると、バイト30は、周期
的冗長チェックデータを含み、そのデータは全物理ブロ
ック情報サブグループのために発生する(図11および
12参照)。また、前記周期的冗長チェックデータは、
完全ダブルフレーム数(ADFN)および累積データブ
ロック/バイト数(CDBN)の記録された物理ブロッ
ク情報における包含力によって、ユニークな内容を有す
る。これら両方の数はユーザデータの記録中増加するの
で、発生したCRCデータは各トラックに対し単一にな
る。
【0135】前述したように、本システムは、書込み中
読出し機能を有し、そのシステムにおいて読出しへッド
は記録動作中に記録されたばかりのデータを読出す。ス
キャナ上の読出しヘッドは、好ましくは、記録されたば
かりの隣接のトラックを読出す。
【0136】記録されるデータは、前述したように、正
確に確認を実行するためにバッファにも同様にストアさ
れる。従って、周期的冗長チェック・データは必然的バ
ッファ中に存在する。書込み中読出し操作中に取り戻さ
れたCRCデータは、バッファに書込まれたCRCデー
タと比較されてもよく、比較した結果同一の値を示さな
い場合、本システムは、非記録失敗が発生したと判断す
る。
【0137】また、サブエリアデータのサブブロック5
(図12参照)に置かれたタイムスタンプは、バッファ
に書込まれたCRCデータと比較されてもよく、比較し
た結果同一の値を示さない場合、本システムは、非記録
失敗が発生したと判断する。
【0138】また、サブエリアデータのサブブロック5
(図12参照)に置かれたタイムスタンプは、ダブルフ
レームが記録された特定の時間を記録するために使用さ
る。その時間は、ダブルフレームが記録された日付、時
間、分、秒も含まれる。この事について、本システム
は、1990年から始まって100年間分のそのよう情
報を供給する250Hz内部クロックを含んでいる。再
生中の回復の際に、ダブルフレームが記録された特定の
時間は、バッファに含まれるダブルフレームの特定の時
間と比較されてもよく、この時間が同一でない場合、シ
ステムは非記録失敗を示すデータを発生する。
【0139】その他として、チェック用に各物理ブロッ
クのCDBNを使用することか挙げられる。CDBNは
区画領域内で各物理ブロックと異なるので、非記録失敗
を検出する上で単一性を供給する。
【0140】サーボトラック 図7及び図8に示されたディジタルサーボトラックは、
12ビットフィールドから成る4つの異なるフィールド
を構成するデータを示した図17及び18のデー夕を含
む。その各々のフィールドは図18(a)、図18
(b)、図18(c)及び図18(d)に示される。1
つのフィールドは、各1対のトラック用のサーボトラッ
クに書込まれ、あるいは記録されるため、各々の2倍フ
レームはサーボトラックに沿って書込まれた16のフィ
ールドを有する。そのフィールドは、各1対のトラック
の位置に基づいて選択的にサーボトラックに書込まれ、
その位置は図19に示されている。より詳細には、図1
8(a)のフィールドは0番目と8番目以外の一対のト
ラックに書込まれ、図18(b)のフィールドは8番目
の一対のトラックに、図18(c)及び18(d)のフ
ィールドは交互に0番目の一対のトラックに書込まれ
る。
【0141】その各フィールドは、再生の際、テープが
早送りあるいは巻き戻し方向に動くときサーボ再生ヘッ
ドと一致する。そのフィールドは、そのフィールドの最
初の半分が後の半分に対して正反対であるデータから成
る。同様に、先頭サーボマーク識別子において左から移
行する位置は、終端サーボマーク識別子において右から
移行する位置と同じである。図18に示された様に4つ
のフィールド各々は、先頭サーボ・マーク識別子及び終
端サーボ・マーク識別子を含み、先頭及び終端サーボ・
マーク識別子の間にANSI同期ワードが位置してい
る。ANSI同期ワードは、再生時のテープ走行方向を
決定するためにも使われる。
【0142】サーボトラックに関して、その構成は、サ
ーチする方向に関係なく同じ回復時間を有し、そのAN
SI同期ワード中の移行はアナログサーボトラックで通
常起こるスパイクのピークに対し、等価なディジタルで
ある。図19に示される様に、各一対のトラックに1つ
サーボ・パルスがある。12ビットフィールドの先行及
び終端サーボ・マーク識別子セクションには、また、各
タイプの12ビットフィールドのエラーを訂正する面が
あり、1つの一対のトラック、1つのフレーム、ダブル
フレーム、4つのペアを識別する。他のタイプの識別子
のビットとは異なり、各識別子は2ビットを有し、識別
すべき一対のタイプを示すデータを確実に回復する上で
役立つ。それにより、エラーが減少する傾向を呈する。
テープをプレストライプするというのは、単にサーボト
ラックが記録済みであるという意味である。
【0143】長向アドレストラック(PATとLAT) 長手方向トラック上に記録される情報のすべては、記録
された物理ブロックに関連する物理アドレストラック及
び論理アドレストラックを含み、名目的に、単調に識別
される。したがって、そのような長手方向トラックの情
報すべてはサーチを完遂する上で役立つ。
【0144】論理アドレストラックと物理アドレストラ
ックとの主な差異は、たとえば、上書きや再書込みの度
毎に、物理アドレストラックがらせんの記録エリアに記
録される論理内容に関係なくテープの物理的レイアウト
に関わる一方で、論理トラック情報は変化することがで
きる点である。
【0145】論理アドレストラックのみは、データの論
理的内容に関する記録データのために必要であるため、
サーボ及びPATトラックは、らせんに記録されたデー
タと共に変化はできないため、テープを予備フォーマッ
トするために用いることができる。テープを複数の区画
にフォーマットするとき、区画の境界は簡単に位置づけ
ることができる。従って、テープはサーボトラックと物
理アドレストラックの両方を記録することによってのみ
予備フォーマットされる。テープは、単にプレストライ
プすることができるだけである、つまり、サーボトラッ
クのみが予備記録され、それにより、他の移送とのやり
とりにおいて、いくらかサーボ整合性を提供する。しか
し、現在のシステムは記録操作の際に長手方向トラック
すべてへの書込みを充分にサポートし、情報の予備記録
はシステムには全く必要ない。
【0146】長手方向トラックは図7に示された論理ア
ドレストラック172および物理アドレストラック17
4を含み、それらは図8に示されるようにトラックセグ
メン卜で書込まれる。各論理アドレストラックセグメン
ト(LATS)及び物理アドレストラックセグメント
(PATS)は、図13に示されるように2.5バイト
の前方パッド部分、2.5バイトの後方パッド部分、
0.5バイトのANSI同期ワード、0.5バイトの反
転ANSI同期ワードおよび18バイトのセグメン卜情
報部分にフォーマットされている。前方パッド部分は図
16に示されるように10の”10”パターンの繰り返
しから成り、後方パッド部分は図17に示されるように
10の”01”パターンの繰り返しから成る。論理アド
レストラックにおいてANSI同期ワード、物理アドレ
ストラック及びサーボトラックを使用することによっ
て、これら各トラックからの情報の同期化が可能に成
る。
【0147】各長手方向アドレストラックセグメントの
後方パッド部分近くにあるANSI同期ワードを反転さ
せることのよって、順方向同様に逆方向走行の際、セグ
メントとの遭遇を検出することができる。
【0148】前方及び後方パッドはシステムを同期化さ
せ、各セグメントに関連する情報を回復し、また前方パ
ッドは追加レコーディングの際、部分的に上書きされる
スペースのギャップを提供する。パッドによって各セグ
メント情報部分は分離し、破壊されない。
【0149】物理アドレストラック・セグメント情報に
関して、記録されるセグメント情報は唯一つの形式しか
なく、そこに記録された情報は図15に示される。図1
5に示された情報から明白なように、そのデータは、絶
対ダブルフレーム番号(ADFN)、ポリウム識別子
(VLID)、システムゾーンサイズ(SZSZ)、シ
ステムゾーンスペーシング(SZSP)を含む、テープ
の物理パラメータを特定し、これらは全てらせんトラッ
クに記録されたデータの内容に関係なくテープ上の位置
に関連する。
【0150】論理アドレストラックセグメント(LAT
S)情報には、4つの異なるタイプのセグメント情報が
あり、らせんトラックに記録されたデータの内容に基づ
いて書込まれる。図14に示されたように、タイプII
か、タイプIII以外、どのようなLATSセグメント
情報もテープゾーンの先頭には書込まれず、タイプII
のセグメント情報はすべてのポリウムフォーマット情報
ゾーンに書込まれる。タイプI、IIIあるいはEOR
セグメント情報は、物理ブロックダブルフレームが記録
されているとき情報ゾーンで使用される。タイプIは、
物理ブロック、アンブル、デマークダブルフレームが記
録されているときに記録される。タイプIIIは、初期
化のためのみに使われる。タイプIIの情報は、また、
システムゾーンのすべてのロード操作ゾーン(LOZ)
に書込まれ、テープゾーン終了(EOT)はタイプII
Iから成り、どのようなセグメント情報も含んでいな
い。各タイプの情報は、図15の各々の行に示される。
【0151】図15に示されたセグメント情報の記録終
了(EOR)のタイプは、36のANSI同期ワードか
ら成り、サーチの際に重要で、高速度サーチを実現す
る。そしてその情報は、レコーディングや他のソフトウ
ェアを使用せずに、検出回路を使用するだけで得られ、
サーチ処理の間にレコーディングの終わりを迅速に識別
できる。このパターンは、3つのEORタイプの内いず
れかのEORの第2ダブルフレームに関連するLATセ
グメント上にのみ記録される。既存のEORLATS
は、追加操作によって上書きされ、おそらく下流に書込
まれた新しいEORLATSによって置き換えられる。
この上書きは、1つの区画に唯1つの有効なEORLA
TSを残すために行われる。
【0152】物理ブロックシーケンスタグ このシステムは、物理ブロックシーケンスタグを用いて
レコーディングの際に区画内の各物理ブロックにシーケ
ンシャル番号を付け、このシーケンスタグによってシス
テムは回復時に物理ブロックが失われたかどうか、また
失われた数を判定できる。
【0153】そのような情報が必要なのは、このシステ
ムが部分的あるいは論理的上書きの機能を有するためで
ある。FSN及びFDBN番号を用いる方法により、次
のダブルフレーム中のデータブロックの部分的上書きを
サポートし、そのような上書きが実際行われるため、上
書きされたデータを有する後から記録された物理ブロッ
クは、同じファイルセクション番号FSNおよびFDB
Nを与えられ、前の物理ブロックにおけるデータブロッ
クと重複する。従って、これら2つのデータアイテム
は、物理ブロックが消失したかどうかを示す必要はなく
なる。
【0154】シーケンスタグ値は、書込まれた各物理ブ
ロックのためのシーケンス用にセッ卜されているとき、
完全な上書きあるいは書き替えの場合、前の物理ブロッ
クと同じシーケンスタグ番号を与えられる。同様に、こ
れらの物理ブロックダブルフレームもまた、同じPTI
D、FSNおよびFDBN値を有する。
【0155】区画アクセス予約 システム20はカセットをロードしている間に行われる
レコーディング、サーチ、読出し行為ができるレコード
雑誌に対応しており、この情報はメモリにストアされ
る。区画アクセス予約の一部として、ロードされ、レコ
ーディングが発生する位置をホストが提供した後でテー
プの各区画にレコーディングが行われる第一回目の時
に、各区画における実際のユーザデータの第一回目のレ
コーディングは、2つのアンブルダブルフレームが記録
済みで、最初のアンブルダブルフレームが最初の16ト
ラックを制御していなければ行われない。
【0156】区画アクセス予約はその後、同じロードの
間にレコーディングが同じ機械によって実行されるかど
うかを確認し、テープの別の位置に情報を記録するため
にテープの位置替えがなされる時に間隔をあけて追加が
なされるかどうかを決定する。このシステムを予約の点
から見れば、テープ上のあらゆる区画のトラックを保
つ。このシステムの予約は、テープのあらゆる区画を確
認する。システムがこのテープを新しい区画に位置づけ
し直す度に、この予約の利点により、間隔をあけた追加
アンブルダブルフレームが区画内に書込まれ、その後記
録済みの区画にさらに記録をすることにより、追加記録
が新しい記録に加えられているかどうか、あるいはそれ
が古い記録かどうかが決定される。
【0157】その追加が、現時点で記録がなされるある
特定の区画にある記録にさらにデータを追加するという
ことであれば、間隔をあけた追加は必要ない。アンブル
ダブルフレームは、このシステムからホストシステムに
提供するデータを再生したりサーチしたりする間には問
題は発生しないという意味においては明白である。
【0158】テープがこのシステムにロードされると
き、どの区画もアクセスされないため、最初のサーチ操
作の間、テープは区画の先頭へ動かされる。区画がアク
セスされると、このシステムはその区画中で最高アクセ
ス位置のトラックを維持する。例えば、区画が追加記録
を実行するためにアクセスされると、2つのEORフレ
ーームが書込まれたその追加記録の終わりで、その位置
がわかり、メモリに書込まれる。
【0159】従って、記録の終わりの位置がこの区画内
でわかり、その情報は、テープを順行あるいは逆行方向
にサーチするために使うことができる。というのは、こ
のシステムは、記録の終わりが区画内のどこにあるか分
かっているためである。記録の終わりにレコーディング
ダブルフレームを有する先の記録の上にデータを上書き
できるため、前に記録された情報は、区画アクセス情報
がなく、その区画の先頭近くの位置にレコーディングダ
ブルフレームのもうーつの端が事前に書込まれていたか
どうかが分からないために確かなサーチが行うことは不
可能である。もし現目標が区画用の予約記録に維持され
た最高アクセス位置前であれば、最高アクセス位置はそ
の位置が分かっていてもEORを越えることはできない
ため、逆方向のサーチができるようになる。
【0160】また、前のサーチの間、レコーディングダ
ブルフレームの終わりより前に最高アクセス位置があ
り、記録位置の終わりが決定されていない場合、逆方向
のサーチの間、現目標が最高アクセス位置の後に存在し
た場合、そのアドレスにテープを位置づけるために予約
情報を使い、サーチはこの目標を見つけるため順方向に
行われる。このシステムは有効な記録の終わりがどこに
あるかわからないため、これは必要である。メモリにス
トアされる情報は、各区画の最高アクセスアドレスを含
み、各区画のファイルセクション番号(FSN)、デー
タブロック番号(DBN)および累積データブロック番
号(CDBN)を含む。
【0161】このように、予約の機能は、サーチを実行
するために必要とする時間をかなり短縮できる。したが
って、もっとも関連した情報は有効な記録の終わりであ
り、区画から情報を読出すために区画へのアクセスがお
こなわれるなら、確実にサーチするために最高読み出し
位置が必要である。追加記録が実行されたという事実が
わかると、サーチは情報の1つのフレームで両方向で行
うことができる。
【0162】長手方向のサーチ このシステムによる長手方向のサーチに関して、1つあ
るいは2つのモードがあり、1つは論理的サーチモード
で、もう一方は絶対サーチモードである。
【0163】絶対サーチモードでは、ADFNまたは絶
対ダブルフレーム番号がサーチされ、それは物理アドレ
ストラック上に位置する。ロードの間に、このシステム
は物理アドレストラックから情報を読込み始めるとすぐ
それがテープの何処にあるのか分かり、絶対ダブルフレ
ーム番号はダブルフレームからダブルフレームへと値を
単調に増加させるため、テープを所望の位置へ移行させ
るのは比較的容易であり、サーチ中にADFN番号は非
常に効果的に回復できるため、あたかも長さ測定器のよ
うである。このタイプのサーチによって、おそらく通常
のレコーディング速度の約60倍という高速度の動きで
使うことができる。
【0164】論理サーチモードの操作に関して、記録済
みの区画内のある特定のデータブロックを探すためのも
ので、このサーチの場合システムは区画内の何処にその
データブロックがあるのかわからない。そのデータブロ
ックのある区画がわかると、テープが動き始めればその
データブロックのある区画にぶつかり、サーボがテープ
の動きを通常のレコーディング速度の30倍程度以下に
遅くし、論理トラック情報が回復する。
【0165】サーチ操作は、テープが走行している間、
サーチされているパラメータを行き過ぎるまで続く。順
方向に走行しいているとき、システムはテープを区画に
移行し、ファイルセクション番号のDBNをサーチす
る。順方向にサーチする間、目標ファイルセクション番
号及びDBN番号が位置付けられていても、ダブルフレ
ームがデマークされる方法のために、前の番号が有効な
物理ブロックかどうか決める必要があり、従って、第1
の目標値が実際は有効なダブルフレームであったと確認
するためにダブルフレーム番号で行き過ぎる必要があ
る。順方向にサーチするためには、目標のFSN/DB
Nより大容量のFSN及び/あるいはFDBNを含む2
つの連続的論理アドレストラックセグメントがあると
き、この確認は終わる。逆方向のサーチの間、目標のF
SN/DBNと等しいか、それ以下のFSNやFDBN
を含んだ論理アドレストラックセグメントに出会うまで
サーチは終わらない。
【0166】このシステムは、また、ファイルセクショ
ン番号(FSN)及びDBN番号単独ではないDBNを
サーチできるため、サーチ中の目標番号と整合する多く
のDBN番号が存在し得る。しかし、どのファイルセク
ション番号も、有効なデータブロックのための唯一つの
DBN番号があるので、この2つの特性を組合せるとサ
ーチ中の所望の有効なデータブロックを取り出すことが
できる。あるいは、唯一の累積データブロック番号CD
BNがあるため、DBNとFSNの両方を使うよりも、
このパラメータを使用すれば信頼性の高いサーチができ
る。順方向のサ一チはその区画から始まり、目標に行き
着くか、EORダブルフレームに出会うまで続けられ
る。
【0167】論理トラックサーチの間、システムはその
データブロックが位置すると思われるエリアヘ、テープ
を移行させる。しかし、システムはらせんサーチでらせ
んトラックの後続のサーチによる確認を必要とする。な
ぜなら、他のものでは長手方向のトラックはエラー訂正
コーディングをエンコードされないために信頼性が低い
からである。
【0168】論理サーチは、区画アクセス予約情報と関
連して行われる。与えられた区画のサーチでは、システ
ムはこの区画について分かっている情報を調べる。区画
に関する予約情報が皆無であれば、システムは、この区
画の始めにアクセスし、サーチを開始する。
【0169】区画アクセス予約が前のサーチ及び読出し
操作により既知であるアクセスポイントを提供すれば、
目標データブロックとその情報とを比較できる。そのデ
ータブロックが区画の先頭と最高アクセス位置(EOR
ではない)との間にない場合、システムは既知のアクセ
スポイントをサーチの起動点とし、目標データブロック
位置か実際に見つかるまで順方向にサーチする。長手方
向のトラック上の論理サーチが終了するとその目標は必
ず見つけられるとされており、システムはテープを巻く
前のらせんサーチを始める位置に移行させ、その間好ま
しくはテープの約2秒に相当する、テープサーチ中の実
際のデータブロックのサーチを行う。
【0170】目標データブロックがその区画の先頭と最
高アクセス位置との間にあれば、システムは、アクセス
ポイントから目標へ逆方向に、あるいは、その区画の先
頭から目標へ順方向にサーチできる。サーチが好結果に
終われば、区画アクセス予約情報のための新しいアクセ
ス位置を提供できる。
【0171】らせんサーチ らせんサーチモードに関して、まず物理ブロックダブル
フレームが有効な物理ブロックを含むことを決定する必
要があり、それは、少なくとも2つの追加の再生あるい
は後に記録されたダブルフレームが必要とされ、次のダ
ブルフレームがデマークダブルフレームとして作られた
かどうかを決定する。物理ブロックが有効であると決定
されれば、サーチ中の目標データブロックを位置づけす
るために物理ブロックをサーチする。ファイルの終端
は、同じFSNを有する最後の物理ブロックとして形成
される。次のダブルフレームが前のものより大きいファ
イルセクション番号を含むならば、それは新しいファイ
ルセクションの始めとして形成される。ファイルの先頭
は、ゼロに等しい1つのFDBN番号をもつ新しいファ
イルセクション番号を有する。
【0172】混合モードタイプのサーチは、長手方向の
トラックサーチおよびらせんトラックサーチの拡張であ
り、これにより、ホストシステムは予約システムを有
し、それを用いてシステムをサーチする命令ができ、あ
る特定のデータブロックのサーチを命令し、システム2
0に送るADFN番号を提供する。そのような場合、A
DFN番号を用いてそのブロックがあるべき、あるいは
以前あった位置とのやりとりをする。それから、システ
ムは上記のように長手方向のトラックサーチを逆方向に
行い、それに続いてらせんサーチが行われ、サーチが終
了する。
【0173】以上のことから、非常に強力なデータ記録
再生システムが示され、それは大容量のデータを非常に
組織だった方法でストアする機能を有していることが説
明されたということが分かるはずである。このシステム
のフォーマットの組織により、多くの所望された操作機
能を、信頼性の高いサーチ、データの記録及び再生を含
め、実行することができる。
【0174】本願は、種々の実施例によって記述された
が、その他の種々の応用、置き換え及び均等物が使用で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ホストシステムおよびホストシステムと現在の
システムとの間に位置する知的周辺インタフェースと共
に示される本発明のシステムの概略ブロック図である。
【図2】本発明に開示されるシステムの広領域機能ブロ
ック図である。
【図3】ユーザデータが構成される方法、およびシステ
ムによる記録および再生のための本発明に開示されるシ
ステムがユーザデータを構成し、フォーマットする方法
を示す概略図である。
【図4】本発明に開示されるシステムのより詳細な機能
ブロック図である。
【図5】磁気テープおよび磁気テープ上の情報データを
記録および再生するために設けられるシステムの実施例
によって使用されるフォーマット特性を示す概略図であ
る。
【図6】本発明において開示されるシステムの手動動作
コントロールパネルの正面図である。
【図7】磁気テープのセグメントの概略図であり、種々
の記録領域のフォーマットおよびトラックを示す。トラ
ックは回転ヘッドらせん走査磁気テープレコーダ中のデ
ータを記録および再生するために設けられたシステムの
実施例によって利用される。
【図8】図7と同様にテープのセグメントの概略図であ
るが、特に種々の記録領域及びテープのトラックにおい
て記録されたセグメントのフォーマットを示す。
【図9】本システムによって実施される種々の記録動作
中に記録される記録されたダブルフレームの組を示す概
略図である。
【図10】削除された部分を含んだテープの概略図であ
り、テープ上にフォーマットされた区画の位置を示す。
【図11】テープのらせん記録領域において記録される
データの組織のイラストである。
【図12】図11に示されるシステムフォーマットデー
タを記録するために使用されるサブエ後方セクションの
組織図である。
【図13】図7および8において示される論理アドレス
トラック(LAT)および物理アドレストラック(PA
T)の各セグメントに記録されるデータの組織の概略図
である。
【図14】種々の論理アドレストラックセグメント及び
種々の物理アドレストラックにおいて記録されるセグメ
ント情報を示す図であり、また、セグメント情報とらせ
ん記録領域上で記録される情報のタイプとの関係を図示
している。
【図15】種々のタイプの論理アドレストラックセグメ
ントおよび物理アドレストラックセグメントにおいて記
録される情報を示す図である。
【図16】図13に示されるイラストの前方パッド部分
を示す図である。
【図17】図13に示されるイラストの後方パッド部分
を示す図である。
【図18】サーボトラック上に記録される種々の同期デ
ィジタル情報の波形を示す図である。
【図19】各サーボトラックセグメントの領域内で種々
の位置で記録されるディジタル情報のタイプを示す図で
ある。
【図20】図21、図22の物理ブロック情報のバイト
29の位置でらせんトラックタイプフィールド(HTT
Y)において記録される情報を示す図である。
【図21】図11および12に示されるサブエリアのサ
ブブロック0、2及び4に記録される物理ブロック情報
を示す図である。
【図22】図11および12に示されるサブエリアのサ
ブブロック0、2及び4に記録される物理ブロック情報
を示す図である。
【図23】図11および12に示されるサブエリアのサ
ブブロック1に記録されるポリウムフォーマット情報を
示す図である。
【図24】図11および12に示されるサブエリアのサ
ブブロック1に記録されるポリウムフォーマット情報を
示す図である。
【図25】図21、図22の物理ブロック情報のバイト
0の位置でフォーマット識別フィールド(FID)にお
いて記録される情報を示す図である。
【図26】図10に示されるVFIゾーンに置かれるボ
リウムフォーマットテーブル(VFT)において記録さ
れる情報を示す図である。
【図27】図26に示されるポリウムフォーマットテー
ブル(VFT)のテーブルエントリに記録される情報を
示す図である。
【図28】図26に示されるボリウムフォーマットテー
ブル(VFT)のボリウム端(EOV)エントリにおい
て記録される情報を示す図である。
【図29】簡単な説明と共に、方法及び装置を記述する
ために使用される用語及び略語を示す図である。
【図30】簡単な説明と共に、方法及び装置を記述する
ために使用される用語及び略語を示す図である。
【図31】簡単な説明と共に、方法及び装置を記述する
ために使用される用語及び略語を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 20/18 572 G11B 20/18 572G

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気テープ上のディジタルデータを選択
    的に記録・再生するシステムにおいて:前記テープのら
    せん記録領域上の所定のサイズのデータの物理ブロック
    中のユーザデータ及びシステムフォーマットデータを選
    択的に記録再生するためのらせん手段を有し、各物理ブ
    ロックは、1組のトラックを有する連続らせんトラック
    の所定の番号上に含まれ、前記らせん手段は、記録され
    たトラック、前に記録されたトラック、記録プロセスの
    間に記録されたトラックに近いトラックの少くともーつ
    からのデータを再生し、 記録プロセスの間に書込みエラーを検出するために前記
    らせん手段からの再生データを受信するためのエラー検
    出手段を有し、前記エラー検出手段は、書込みエラーが
    所定の基準を越えるとき、特定の物理ブロックに対して
    エラー信号を発生し、 前記第1の方向および第2の反対方向に前記テープを制
    御するサーボ手段を有し、前記サーボ手段は、通常の記
    録再生の間、前記第1の方向にテープを送り、前記サー
    ボ手段は、前記テープの長手方向に延びるサーボ制御ト
    ラック上のサーボ情報を記録再生し、 前記システムフォーマットデータを発生し、前記ユーザ
    データ及び前記システムフォーマットデータを前記テー
    プ上に記録するために前記らせん手段に供給する処理手
    段を有し、 前記処理手段は、前記システムフォーマットデータのサ
    ブエリア・マトリクスを発生し、各組のらせんトラック
    の少くとも所定数のらせんトラック上に記録し、前記処
    理手段は前記システムフォーマットデータを発生し、シ
    ステムフォーマットデータは、前記物理ブロックが、特
    定の物理データブロックに対してエラー信号を発生する
    前記検出手段に応答し欠陥であるとして指定する、こと
    を特徴とするデータ記録システム。
  2. 【請求項2】 請求項1のデータ記録システムにおい
    て、 前記らせん手段は、記録されたトラックに隣接する前の
    記録されたトラックからデータを再生することを特徴と
    するデータ記録システム。
  3. 【請求項3】 請求項1のデータ記録システムにおい
    て、前記サーボ手段は、記録プロセスの間、所定の速度
    で連続的に前記第1の方向の前記テープを動かすことを
    特徴とするデータ記録システム。
  4. 【請求項4】 請求項1のデータ記録システムにおい
    て、前記のらせんトラックの組は、32個のらせんトラ
    ックを含み、その前半は、前記32のらせんトラックの
    内のほぼ20個を含むことを特徴とするデータ記録シス
    テム。
  5. 【請求項5】 請求項4のデータ記録システムにおい
    て:前記処理手段は、前記システムフォーマットデータ
    を発生し、このシステムフォーマットデータは、前記特
    定の物理データブロックの記録の前記第2の部分で.発
    生する特定の物理ブロックに対するエラー信号を発生す
    る前記検出部に応答して無効であるとして次の物理ブロ
    ックを指定するデータ含むことを特徴とするデー夕記録
    システム。
  6. 【請求項6】 請求項5のデータ記録システムにおい
    て、前記第2の部分は、前記一組のトラックのほぼ最後
    の12のトラックを含むことを特徴とするデータ記録シ
    ステム。
  7. 【請求項7】 記録媒体上のディジタルデータを選択的
    に記録・再生するシステムにおいて:前記媒体の記録領
    域上の所定のサイズのデータの物理ブロック中のユーザ
    データ及びシステムフォーマットデータを選択的に記録
    する手段を有し、前記記録手段は記録処理の間に記録さ
    れたデータをすぐに再生し、記録プロセスの間に書込み
    エラーを検出するために前記記録手段から前記の即時再
    生されたデータを受信するためのエラー検出手段を有
    し、前記エラー検出手段は、書込みエラーが所定の基準
    を越えるとき、特定の物理ブロックに対してエラー信号
    を発生し、前記第1の方向および第2の反対方向に前記
    媒体の動作を制御するサーボ手段を有し、前記サーボ手
    段は、通常の記録再生の間、前記第1の方向に媒体を送
    り、前記システムフォーマットデータを発生し、 前記ユーザデータ及び前記システムフォーマットデータ
    を前記の媒体に記録する記録手段に供給する処理手段を
    有し、前記処理手段は、前記システムフォーマットデー
    タのサブエリア・マトリクスを発生し、 前記処理手段は前記システムフォーマットデータを発生
    し、このシステムフォーマットデータは、特定の物理デ
    ータブロックに対してエラー信号を発生する前記検出手
    段に応答し、欠陥であるとして前記物理ブロックを指定
    するデータを含み、前記データは、前記エラー検出部が
    前記所定の基準を越えた書込みエラーを含む前の物理ブ
    ロックを指示するエラー信号を発生しているとき、その
    後記録された物理ブロックの前記システムフォーマット
    データで発生され記録されることを特徴とするデータ記
    録システム。
  8. 【請求項8】 請求項7のデータ記録システムにおい
    て、 前記記録手段は、記録された領域の近くの先に記録され
    た領域からデータを再ご生することを特徴とするデータ
    記録システム。
  9. 【請求項9】 請求項7のデータ記録システムにおい
    て、 前記サーボ手段は、記録プロセスの間、所定の速度で一
    般に連続的に前記第1の方向に前記媒体を動かすことを
    特徴とするデータ記録システム。
  10. 【請求項10】 下流方向の記録媒体上に記録された連
    続するユニットデータの所定のユニットが無効であるこ
    とを確認するデータ記録方法において:前記媒体上の第
    1のユニットデータを記録し、 記録された第1のユニットが正確であるかを決定し、 もし前記第1の記録されたユニットが正確でないと決定
    された場合は、前記記録された第1のユニットの下流の
    第1のデータユニットに続く第2のデータユニットと共
    に無効インジケータを記録することを特徴とするデータ
    記録方法。
  11. 【請求項11】 下流方向の記録媒体上に記録された連
    続するユニットデータの所定のユニットが無効であるこ
    とを確認するデータ記録方法において:前記媒体上に少
    なくとも第1および第2の連続ユニットデータを記録
    し、前記第1のおよび第2のユニットのーつを記録する
    間、前記媒体から前記第1の記録ユニットを再生し、 記録された第1のユニットが正確であるかを決定し、 もし前記第1の記録されたユニットが正確でないと決定
    された場合は、前記記録された第1のユニットの下流の
    第1のデータユニットに続く第2のデータユニットと共
    に無効インジケータを記録することを特徴とするデータ
    記録方法。もし前記第1の記録されたユニットが前記第
    2のユニットの記録の間に不正確であると決定された場
    合は、前記第1の記録ユニットの下流の前記第2のユニ
    ットと共に無効インジケータに記録することを特徴とす
    るデータ記録方法。
JP9006886A 1992-02-28 1997-01-17 デマーキング機能を有するデータ記録システム及び方法 Pending JPH09231508A (ja)

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JP1995600001U Pending JPH08500002U (ja) 1992-02-28 1993-01-19 デマーキング機能を有するデータ記録システム及び方法
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