JP3594943B2 - 歯科用口腔内観察装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、歯科用口腔内観察装置、より詳細には、歯科治療において、口腔内や歯根内等の様子を撮影観察する歯科用口腔内観察装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
歯科治療においては、例えば、歯根を切削、成形、洗浄した後、該歯根内に詰め物をする等の治療を行うが、その場合、歯根内が的確に切削、成形されているか否かを観るためにスコープを使用する。従来、スコープは光学式のものが使用されていたが、近年は、電子技術の進歩によりCCD(固体映像素子)の画素数も多くなり高分解能のものができ、且つ、光感度、色再現性が向上したことから光学式に替えてCCDカメラの使用が試みられている。
【0003】
図3は、従来の歯科用口腔内観察カメラの一例を説明するための構成図で、図3(A)は要部を断面にて示す全体構成図、図3(B)は図3(A)をB−B線方向から見た図で、図中、50はハンドピースで、該ハンドピース50の先端部のヘッド部51内には、CCDカメラ60が収納され、蓋部材52により固定されるようになっている。
【0004】
CCDカメラ60は、対物レンズを含むレンズ群61、色フィルタ62、CCDセンサ63等を有し、これらレンズ群61、色フィルタ62、及び、CCDセンサ63は、同一軸線上に一体的に形成され、ヘッド部51内に、挿脱自在に収納され、蓋部材52によって、該ヘッド部51内に固定されるようになっている。CCDセンサ63の信号線64は、図3(B)に示すように、CCDセンサ用信号ピン65に接続され、該信号ピン65に着脱自在に接続される図示しないケーブルを通して画像表示装置(ディスプレイ)に伝達され、該ディスプレイ上に、前記CCDカメラにて撮像した像が表示されるようになっている。
【0005】
ハンドピース50内には、ライトガイド70が挿通されており、該ライトガイド70には、前述の図示しないケーブル内に設けられたライトガイドを通して伝達される光が、該ケーブルがハンドピース50に接続された時に、図3(B)に示すライトガイド受口71より導入され、ヘッド部51に開放された先端部72により照射される。
【0006】
最近では、前述のライトガイドに代わってLED光源を用いて、ハンドピースと画像処理装置とを結ぶホースを軽くし、曲げ操作を楽に行えるようにし、更には、ランプを不要にして、メンテナンスやランニングコストを低減し、更には、低消費電力で安定した光量を保つことができるようにしている。更には、ハンドピース内にCCU(Camera Control Unit)を設けるとともに、該ハンドピースに操作ボタン(スイッチ)を設け、該操作ボタンにより、LED光源をオン,オフし、CCUを駆動,停止すること等が行われている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記操作ボタン付ハンドピースを用いる歯科用口腔内観察カメラは、口腔内或いは歯根内の様子を正確に観察したい場合に、前記ハンドピースに設けられている操作ボタンを押し、動画像を静止画像にして観察するが、その際、手振れが生じ、ディスプレイ上の表示画面に乱れが生じて見えにくい等の不具合があった。
【0008】
本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたもので、手元(ハンドピース)の操作ボタンを押して、動画像から静止画像に変換する際の手振れによる画像の乱れを防止することを目的としてなされたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、先端部にCCDイメージセンサとLED光源を、グリップ部に単一の操作ボタンを有し、該操作ボタンを押すことにより、前記LED光源をオン/オフし、前記CCDイメージセンサからの映像をディスプレイ上に表示する歯科用口腔内観察装置において、前記ディスプレイ上に動画を表示中に、前記操作ボタンを所定時間を超えて押し続けた時に、前記表示中の動画が静止画に切り換わるようにしたことを特徴としたものである。
【0010】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記ディスプレイ上に動画を表示中に、前記操作ボタンを0.3秒を超えて押し続けた時に前記表示中の動画が静止画に切り換わることを特徴としたものである。
【0011】
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、前記ディスプレイ上に静止画を表示中に、前記操作ボタンを押した時、前記表示中の静止画が直ちに動画に切り換わることを特徴としたものである。
【0012】
請求項4の発明は、請求項1乃至3のいずれかの発明において、前記操作ボタンを2秒以上長押しした時に、前記LED光源及びディスプレイ上の画像が消えることを特徴としたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明による歯科用口腔内観察装置の一実施例を説明するための要部概略構成図、図2は図1に示したハンドピース10内の電気回路の詳細を説明するための概略構成図で、図中、10はハンドピース、20は画像信号処理装置、30はディスプレイ、40はハンドピース10と画像信号処理装置20とを結ぶケーブルで、ハンドピース10の先端部には、CCDイメージセンサ11及びLED光源12を有し、口腔内の被観察部位をLED光源12によって照明し、該LED光源12によって照明された部位の状況をレンズ13、フィルタ14等を通してCCDイメージセンサ11によって撮影し、撮影した画像をハンドピース10内に設けられたCCU15により画像信号に変換し、ケーブル40を通して画像信号処理装置20に伝送し、該画像信号処理装置20により画像処理し、ディスプレイ30上に表示する。
【0014】
口腔内観察にあたって、術者は、まず、画像信号処理装置20のメインスイッチ21をオンし、その後、操作ボタン16を押すと、コントロール線16a,16b間が接続(オン)され、画像信号処理装置20は、この操作ボタン16が押されたことを検知して、LED光源12を点灯するとともに、CCU15を駆動し、CCD11によって撮像された画像をディスプレイ30上に動画表示する。この状態で、操作ボタン16を所定時間(例えば、0.3秒)を超えて長押しすると、表示中の動画像がディスプレイ30上に静止画表示され、CCU15の駆動が停止され、LED光源12が消灯される。すなわち、操作ボタン16を押した直後の画像は、ハンドピース10の手振れで乱れているので、操作ボタン16を所定時間(例えば、0.3秒)以上押し続けた時の画像をディスプレイ20上に静止画表示することで、静止画に乱れがなく、鮮明な映像を表示することができ、術者は、この鮮明な映像を観察することができる。引き続き観察する場合には、ハンドピース先端部(カメラ部)を再度、口腔内に入れ、操作ボタン16を押すと、直ちに動画が表示される。以降、同様の動作の繰り返しにより、ディスプレイ30上に動画、静止画を繰り返しながら表示し、口腔内の観察を行うことができる。最後は、操作ボタン16を所定時間(例えば、0.3秒+1.7秒以上=2秒以上)長押しすることにより、LED光源12を消灯し、CCU15を停止して終了する。
なお、手元スイッチ16を押してCCU15の駆動電源をオンしてから、所定時間経過後に、CCU駆動電源を自動的にオフにすることにより、省電力化を図ることができる。
【0015】
【発明の効果】
ハンドピース10にCCDイメージセンサ11とLED光源12及び、操作ボタン16を有し、該操作ボタン16を押すことにより、LED光源12をオン/オフし、CCDイメージセンサ11からの映像をディスプレイ30上に動画/静止画切換え表示可能な歯科用口腔内観察装置において、動画像表示中に、操作ボタン16を所定時間(例えば、0.3秒)を超えて長押しした時に、静止画像に切り換えて表示するようにしたので、ディスプレイ上の静止画像に乱れがなく、非常に見やすい表示とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による歯科用口腔内観察装置の一実施例を説明するための要部概略構成図である。
【図2】本発明に使用する歯科用口腔内観察ハンドピース内の電気回路の一例を説明するための図である。
【図3】従来の歯科用口腔内観察装置の一例を説明するための構成図である。
【符号の説明】
10…歯科用口腔内観察ハンドピース、11…CCDイメージセンサ、12…LED光源、13…レンズ、14…フィルタ、15…CCU、16…操作押しボタン、20…画像信号処理装置、21…メインスイッチ、30…ディスプレイ(モニタ)、40…ケーブル。
Claims (4)
- 先端部にCCDイメージセンサとLED光源を、グリップ部に単一の操作ボタンを有し、該操作ボタンを押すことにより、前記LED光源をオン/オフし、前記CCDイメージセンサからの映像をディスプレイ上に表示する歯科用口腔内観察装置において、前記ディスプレイ上に動画を表示中に、前記操作ボタンを所定時間押した後に、静止画に切り換わるようにしたことを特徴とする歯科用口腔内観察装置。
- 前記ディスプレイ上に動画を表示中に、前記操作ボタンを0.3秒を超えて押し続けた時に、前記表示中の動画が静止画に切り換わることを特徴とする請求項1に記載の歯科用口腔内観察装置。
- 前記ディスプレイ上に静止画を表示中に、前記操作ボタンを押した時、前記表示中の静止画が直ちに動画に切り換わることを特徴とする請求項1又は2に記載の歯科用口腔内観察装置。
- 前記操作ボタンを2秒以上長押しした時に、前記LED光源及びディスプレイ上の画像が消えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の歯科用口腔内観察装置。
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