JP3591847B2 - 空気濾過装置 - Google Patents
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】
本発明は、空気濾過器に係り、とくに光ディスク装置用として全体的に扁平型に形成された空気瀘過装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来より、光ディスク装置用の空気濾過器は、装置筐体内の光ディスクユニットとその他の各ユニットを冷却するために取り付けた吸気ファンにより外気を取り込み、この外気の塵埃を除去するように構成されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の光ディスク装置では、冷却ファンにより吸気口から流入する外気が空気濾過器を介して塵埃を除去した後に装置筐体内に流れ、これにより前述した光ディスクユニットが冷却されるようになっている。そして、光ディスク装置では、従来より装置内全体のユニットを冷却するようになっているため、光ディスクユニット単体の冷却効果が低い。また、浄化された空気での冷却を必要としない他のユニット冷却のための外気も、空気濾過器を介した空気であるため、冷却をするのに必要な風量を多量に得ることが必要とされ、このため空気濾過器が大きくなっている。一方、空気瀘過器が大きくなると装置外部の浮遊塵埃を装置筐体の各部にある僅かな隙間，例えば吸入口やフィルタフレーム部分から装置内部に引き込み易く、これがため光ディスクユニットがこの塵埃により汚染され易いという不都合が生じていた。
【０００４】
【発明の目的】
本発明は、かかる従来例の有する不都合を改善し、とくに、外部からの浮遊塵埃の侵入を有効に防止し得る空気瀘過装置を提供することを、その目的とする。
【０００５】本発明では、一端部に空気吸入口を有し他端部に空気送出口を備えた装置本体と、この装置本体内にその開口部を同一位置に配して着脱自在に装備された断面Ｖ字状の空気濾過体とを備え、この空気濾過体を、断面Ｖ字状で偏平状に形成されたフィルタマットと，このフィルタマットのＶ字状断面に平行に位置する側端部に装備されたフィルタフレームと、フィルタマットの開口部に固定装備され当該フィルタマットを装置本体に着脱自在に係着せしめる係着枠体とにより構成し、装置本体の内面に、空気濾過体のフィルタフレーム部分を支持する濾過体支持部を設け、装置本体の空気吸入口側の内面周囲に、空気濾過体のフィルタマット部分に向かう凸レール部を設ける、という構成を採っている。これによって前述した目的を達成しようとするものである。
【０００６】
【作用】
空気瀘過体と空気導入筒は対で使用する。空気瀘過体の吸気口から侵入する装置外気に含まれる塵埃は、空気瀘過器に有するフィルタマットを通過する際に除去される。浄化された空気は、空気導入筒の排気口から排出され別に装備された光ディスクユニットに侵入し冷却を行う。フィルタマットはＶ字型に配置されており、これにより瀘過面積を向上させ捕集効率及び寿命を高めている。また空気瀘過器と空気導入筒の接触部において、汚染している外気が浄化済みの空気に混入しないように、空気導入筒に設けられている凸レールが伸縮性のあるフィルタマットに食い込み、密閉度を向上させ塵埃の混入を防止する。
【０００７】
【発明の実施例】
以下、本発明の一実施例を図１ないし図１７に基づいて説明する。この図１ないし図１７に示す実施例は、本発明に係る空気瀘過装置を光ディスク装置用として実施した場合の実施例を示す。図１において、符号３は光ディスク装置１の外装パネルを示す。この外装パネル３内には、光ディスクユニット５と、この光ユニット５に冷却空気を送り込む冷却ファン４と、この冷却ファン４の吸気側に配設された空気瀘過器７とが装備されている。符号２は光ディスク装置１の底板を示す。空気瀘過器７は、一端部に空気吸入口を有し他端部に空気送出口を備えた装置本体としての空気導入筒６と、この空気導入筒６内にその開口部を同一位置に配して着脱自在に装備された断面Ｖ字状の空気濾過体６Ａとを備えている。この空気濾過体６Ａは、断面Ｖ字状で偏平状に形成されたフィルタマット１１と，このフィルタマット１１の前述したＶ字状断面に平行に位置する側端部に装備されたフィルタフレーム１０と、フィルタマット１１の開口部に固定装備され当該フィルタマットを空気導入筒６に着脱自在に係着せしめる係着枠体１０Ａとにより構成されている。空気導入筒６の空気吸入口側の内面周囲には、空気濾過体６Ａのフィルタマット１１部分に向かうエンドレス型凸レール部２８が設けられている。そして、空気濾過体６Ａのフィルタフレーム１０部分を支持する濾過体支持部６Ｂを空気濾過体６Ａのフィルタフレーム１０部分に沿って前記空気導入筒６内の二箇所に設けると共に、この各濾過体支持部６Ｂには、空気濾過体の挿入方向に沿って直線状凸レール部１８が設けられている。
【０００８】
これを更に詳述すると、本実施例の光ディスク装置１は筐体底板２と外装パネル３ａと外装パネル３ｂと外装パネル３ｃとで、この筐体を形成している。光ディスク装置１内部には冷却ファン４を実装した光ディスクユニット５と空気導入筒６が配置される。外装パネル３ｃには空気濾過器７の空気濾過器挿入穴８が開けられている。また、
外装パネル３ａには光ディスクユニット５の媒体挿入口面が露出するように光ディスクユニット挿入穴９が設けられている。
【０００９】
次に、図２ないし図１２を参照すると、本実施例の空気濾過器７は、空気導入筒６と対で使用する。空気濾過器７は、フィルタフレーム１０とフィルタマット１１とで構成され、図５中，Ｃ点で熱溶着固定されている。フィルタフレーム１０には、空気濾過器吸気口１２と空気導入筒６に実装固定するための取付つめ１３が設けられている。空気導入筒６には、空気濾過器収納１４と排気口１５と空気濾過器取付穴１６と筐体底板２に実装するための取付ボス１７が設けられている。また、空気濾過器７挿入時にフィルタマット１１の端面全周を押え、空気の混入を防ぐための凸レール１８を装備している。
【００１０】
光ディスクユニット５は、光ディスク媒体にデータの記録およびデータの読み出し等を行う。冷却ファン４は、回転軸方向から吸気を行い、回転軸に垂直な方向に排気するファンである。空気濾過器７は、浮遊塵埃を含んだ外気から浮遊塵埃を除去する。空気導入筒６は、空気濾過器７で浄化した空気を光ディスクユニット５に導くまでに空気を汚さないよう装置内外気から遮蔽するためのダクトカバーの機能を有している。図１より本実施例における光ディスク装置１の冷却構造には、冷却ファン４により外装パネル３ｃの空気濾過器挿入穴８に装着された空気濾過器７を介した外気を吸気し空気導入筒６を通り冷却ファン４内部を通過し光ディスクユニット５の内部を吹き付け冷却した後光ディスクユニット５の媒体挿入口より排出される空気の流れが存在する。
【００１１】
図１３及び図１４より、本実施例の空気濾過器７及び空気導入筒６の構造説明する。通常光ディスク装置１では、筐体内に固定実装された空気導入筒６に空気濾過器７が挿入された状態で使用されるが、空気濾過器７には塵埃の捕集量に限界があるため、ある期間を使用したら交換する必要がある。そのために、空気濾過器７には取付つめ１３を実装し、取り付け取り外しを容易にしている。また、空気濾過器吸気口１２から空気濾過器７を介し、空気導入筒６を通過し冷却ファン４を抜けて光ディスクユニット５まで到達する光ディスクユニット５を専用に冷却するための浄化された外気が、道中他の空気と混入し汚染させないため、空気濾過器７と空気導入筒６が接触する部分において、空気濾過器７に使用するフィルターマット１１の自由度のある伸縮性を利用し、フィルタマット１１の左右両端部に空気導入筒６の凸レール１８が食い込み空気のもれを防止する機能を有する。
【００１２】
図１３乃至図１５より本実施例の空気濾過器７及び空気導入筒６の構造を説明する。空気濾過器７と空気導入筒６が接触する部分において、空気濾過器７に使用するフィルターマット１１の自由度のある伸縮性を利用し、フィルタマット１１の左右両端部に空気導入筒６の複数の凸レール１８が食い込み空気のもれを防止する機能を有する。
【００１３】
図１３乃至図１６より、本実施例の空気濾過器７及び空気導入筒６の構造説明する。空気濾過器７と空気導入筒６が接触する部分において、空気濾過器７に使用するフィルターマット１１の自由度のある伸縮性を利用し、フィルタマット１１の全４面端部に空気導入筒６の凸レール１８が食い込み空気のもれを防止する。
【００１４】
図１３乃至図１７より、本実施例の空気濾過器７及び空気導入筒６の構造を説明する。空気濾過器７と空気導入筒６が接触する部分において、空気濾過器７に使用するフィルターマット１１の自由度のある伸縮性を利用し、フィルタマット１１の全４面端部に空気導入筒６の複数の凸レール１８が食い込み空気のもれを防止する機能を有する。
【００１５】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によると、冷却の必要なユニットを複数有する光ディスク装置において、特に塵埃を除去した空気による冷却が必要な光ディスクユニットの冷却構造を独立させ、空気濾過器の構造Ｖ字型形状にし、フィルタマットの濾過面積を向上させたことにより、塵埃の捕集効率やフィルタマットの寿命等の空気濾過器の性能を充分に引き出すことを可能にし、また、空気導入筒と空気濾過器の接触部分をフィルタマットの伸縮特性と凸レールとの組合せにより装置筐体内外の浮遊塵埃の混入を完全に防止できるという従来にない優れた空気瀘過器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図２】図１内に示す空気濾過体と空気導入筒の使用状態を示す平面図である。
【図３】図２の正面図である。
【図４】図３の右側面図である。
【図５】図２内に示す空気濾過体の平面図である。
【図６】図５の正面図だる。
【図７】図６の右側面図である。
【図８】図６のＢ−Ｂ線に沿った部分断面図である。
【図９】図２内に示す空気導入筒の平面図である。
【図１０】図９の正面図である。
【図１１】図１０の右側面図である。
【図１２】図１０のＣ−Ｃ線に沿った部分断面図である。
【図１３】図２のＡ−Ａ線に沿った断面図である。
【図１４】図１３のＥ−Ｅ線に沿った部分断面図である。
【図１５】図１４における直線状凸レール部の他の実施例を示す部分断面図である。
【図１６】図１３内の符号Ｆ部分を示す詳細説明図である。
【図１７】図１６内におけるエンドレス状凸レール部の他の実施例を示す部分断面図である。
【符号の説明】
１ 光ディスク装置
６ 装置本体としての空気導入筒
６Ａ 空気瀘過体
６Ｂ 瀘過体支持部
７ 空気濾過器
１０ フィルタフレーム
１０Ａ 係着枠体
１１ フィルタマット
１８ 直線状凸レール部
２８ エンドレス型凸レール部
【産業上の利用分野】
本発明は、空気濾過器に係り、とくに光ディスク装置用として全体的に扁平型に形成された空気瀘過装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来より、光ディスク装置用の空気濾過器は、装置筐体内の光ディスクユニットとその他の各ユニットを冷却するために取り付けた吸気ファンにより外気を取り込み、この外気の塵埃を除去するように構成されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の光ディスク装置では、冷却ファンにより吸気口から流入する外気が空気濾過器を介して塵埃を除去した後に装置筐体内に流れ、これにより前述した光ディスクユニットが冷却されるようになっている。そして、光ディスク装置では、従来より装置内全体のユニットを冷却するようになっているため、光ディスクユニット単体の冷却効果が低い。また、浄化された空気での冷却を必要としない他のユニット冷却のための外気も、空気濾過器を介した空気であるため、冷却をするのに必要な風量を多量に得ることが必要とされ、このため空気濾過器が大きくなっている。一方、空気瀘過器が大きくなると装置外部の浮遊塵埃を装置筐体の各部にある僅かな隙間，例えば吸入口やフィルタフレーム部分から装置内部に引き込み易く、これがため光ディスクユニットがこの塵埃により汚染され易いという不都合が生じていた。
【０００４】
【発明の目的】
本発明は、かかる従来例の有する不都合を改善し、とくに、外部からの浮遊塵埃の侵入を有効に防止し得る空気瀘過装置を提供することを、その目的とする。
【０００５】本発明では、一端部に空気吸入口を有し他端部に空気送出口を備えた装置本体と、この装置本体内にその開口部を同一位置に配して着脱自在に装備された断面Ｖ字状の空気濾過体とを備え、この空気濾過体を、断面Ｖ字状で偏平状に形成されたフィルタマットと，このフィルタマットのＶ字状断面に平行に位置する側端部に装備されたフィルタフレームと、フィルタマットの開口部に固定装備され当該フィルタマットを装置本体に着脱自在に係着せしめる係着枠体とにより構成し、装置本体の内面に、空気濾過体のフィルタフレーム部分を支持する濾過体支持部を設け、装置本体の空気吸入口側の内面周囲に、空気濾過体のフィルタマット部分に向かう凸レール部を設ける、という構成を採っている。これによって前述した目的を達成しようとするものである。
【０００６】
【作用】
空気瀘過体と空気導入筒は対で使用する。空気瀘過体の吸気口から侵入する装置外気に含まれる塵埃は、空気瀘過器に有するフィルタマットを通過する際に除去される。浄化された空気は、空気導入筒の排気口から排出され別に装備された光ディスクユニットに侵入し冷却を行う。フィルタマットはＶ字型に配置されており、これにより瀘過面積を向上させ捕集効率及び寿命を高めている。また空気瀘過器と空気導入筒の接触部において、汚染している外気が浄化済みの空気に混入しないように、空気導入筒に設けられている凸レールが伸縮性のあるフィルタマットに食い込み、密閉度を向上させ塵埃の混入を防止する。
【０００７】
【発明の実施例】
以下、本発明の一実施例を図１ないし図１７に基づいて説明する。この図１ないし図１７に示す実施例は、本発明に係る空気瀘過装置を光ディスク装置用として実施した場合の実施例を示す。図１において、符号３は光ディスク装置１の外装パネルを示す。この外装パネル３内には、光ディスクユニット５と、この光ユニット５に冷却空気を送り込む冷却ファン４と、この冷却ファン４の吸気側に配設された空気瀘過器７とが装備されている。符号２は光ディスク装置１の底板を示す。空気瀘過器７は、一端部に空気吸入口を有し他端部に空気送出口を備えた装置本体としての空気導入筒６と、この空気導入筒６内にその開口部を同一位置に配して着脱自在に装備された断面Ｖ字状の空気濾過体６Ａとを備えている。この空気濾過体６Ａは、断面Ｖ字状で偏平状に形成されたフィルタマット１１と，このフィルタマット１１の前述したＶ字状断面に平行に位置する側端部に装備されたフィルタフレーム１０と、フィルタマット１１の開口部に固定装備され当該フィルタマットを空気導入筒６に着脱自在に係着せしめる係着枠体１０Ａとにより構成されている。空気導入筒６の空気吸入口側の内面周囲には、空気濾過体６Ａのフィルタマット１１部分に向かうエンドレス型凸レール部２８が設けられている。そして、空気濾過体６Ａのフィルタフレーム１０部分を支持する濾過体支持部６Ｂを空気濾過体６Ａのフィルタフレーム１０部分に沿って前記空気導入筒６内の二箇所に設けると共に、この各濾過体支持部６Ｂには、空気濾過体の挿入方向に沿って直線状凸レール部１８が設けられている。
【０００８】
これを更に詳述すると、本実施例の光ディスク装置１は筐体底板２と外装パネル３ａと外装パネル３ｂと外装パネル３ｃとで、この筐体を形成している。光ディスク装置１内部には冷却ファン４を実装した光ディスクユニット５と空気導入筒６が配置される。外装パネル３ｃには空気濾過器７の空気濾過器挿入穴８が開けられている。また、
外装パネル３ａには光ディスクユニット５の媒体挿入口面が露出するように光ディスクユニット挿入穴９が設けられている。
【０００９】
次に、図２ないし図１２を参照すると、本実施例の空気濾過器７は、空気導入筒６と対で使用する。空気濾過器７は、フィルタフレーム１０とフィルタマット１１とで構成され、図５中，Ｃ点で熱溶着固定されている。フィルタフレーム１０には、空気濾過器吸気口１２と空気導入筒６に実装固定するための取付つめ１３が設けられている。空気導入筒６には、空気濾過器収納１４と排気口１５と空気濾過器取付穴１６と筐体底板２に実装するための取付ボス１７が設けられている。また、空気濾過器７挿入時にフィルタマット１１の端面全周を押え、空気の混入を防ぐための凸レール１８を装備している。
【００１０】
光ディスクユニット５は、光ディスク媒体にデータの記録およびデータの読み出し等を行う。冷却ファン４は、回転軸方向から吸気を行い、回転軸に垂直な方向に排気するファンである。空気濾過器７は、浮遊塵埃を含んだ外気から浮遊塵埃を除去する。空気導入筒６は、空気濾過器７で浄化した空気を光ディスクユニット５に導くまでに空気を汚さないよう装置内外気から遮蔽するためのダクトカバーの機能を有している。図１より本実施例における光ディスク装置１の冷却構造には、冷却ファン４により外装パネル３ｃの空気濾過器挿入穴８に装着された空気濾過器７を介した外気を吸気し空気導入筒６を通り冷却ファン４内部を通過し光ディスクユニット５の内部を吹き付け冷却した後光ディスクユニット５の媒体挿入口より排出される空気の流れが存在する。
【００１１】
図１３及び図１４より、本実施例の空気濾過器７及び空気導入筒６の構造説明する。通常光ディスク装置１では、筐体内に固定実装された空気導入筒６に空気濾過器７が挿入された状態で使用されるが、空気濾過器７には塵埃の捕集量に限界があるため、ある期間を使用したら交換する必要がある。そのために、空気濾過器７には取付つめ１３を実装し、取り付け取り外しを容易にしている。また、空気濾過器吸気口１２から空気濾過器７を介し、空気導入筒６を通過し冷却ファン４を抜けて光ディスクユニット５まで到達する光ディスクユニット５を専用に冷却するための浄化された外気が、道中他の空気と混入し汚染させないため、空気濾過器７と空気導入筒６が接触する部分において、空気濾過器７に使用するフィルターマット１１の自由度のある伸縮性を利用し、フィルタマット１１の左右両端部に空気導入筒６の凸レール１８が食い込み空気のもれを防止する機能を有する。
【００１２】
図１３乃至図１５より本実施例の空気濾過器７及び空気導入筒６の構造を説明する。空気濾過器７と空気導入筒６が接触する部分において、空気濾過器７に使用するフィルターマット１１の自由度のある伸縮性を利用し、フィルタマット１１の左右両端部に空気導入筒６の複数の凸レール１８が食い込み空気のもれを防止する機能を有する。
【００１３】
図１３乃至図１６より、本実施例の空気濾過器７及び空気導入筒６の構造説明する。空気濾過器７と空気導入筒６が接触する部分において、空気濾過器７に使用するフィルターマット１１の自由度のある伸縮性を利用し、フィルタマット１１の全４面端部に空気導入筒６の凸レール１８が食い込み空気のもれを防止する。
【００１４】
図１３乃至図１７より、本実施例の空気濾過器７及び空気導入筒６の構造を説明する。空気濾過器７と空気導入筒６が接触する部分において、空気濾過器７に使用するフィルターマット１１の自由度のある伸縮性を利用し、フィルタマット１１の全４面端部に空気導入筒６の複数の凸レール１８が食い込み空気のもれを防止する機能を有する。
【００１５】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によると、冷却の必要なユニットを複数有する光ディスク装置において、特に塵埃を除去した空気による冷却が必要な光ディスクユニットの冷却構造を独立させ、空気濾過器の構造Ｖ字型形状にし、フィルタマットの濾過面積を向上させたことにより、塵埃の捕集効率やフィルタマットの寿命等の空気濾過器の性能を充分に引き出すことを可能にし、また、空気導入筒と空気濾過器の接触部分をフィルタマットの伸縮特性と凸レールとの組合せにより装置筐体内外の浮遊塵埃の混入を完全に防止できるという従来にない優れた空気瀘過器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図２】図１内に示す空気濾過体と空気導入筒の使用状態を示す平面図である。
【図３】図２の正面図である。
【図４】図３の右側面図である。
【図５】図２内に示す空気濾過体の平面図である。
【図６】図５の正面図だる。
【図７】図６の右側面図である。
【図８】図６のＢ−Ｂ線に沿った部分断面図である。
【図９】図２内に示す空気導入筒の平面図である。
【図１０】図９の正面図である。
【図１１】図１０の右側面図である。
【図１２】図１０のＣ−Ｃ線に沿った部分断面図である。
【図１３】図２のＡ−Ａ線に沿った断面図である。
【図１４】図１３のＥ−Ｅ線に沿った部分断面図である。
【図１５】図１４における直線状凸レール部の他の実施例を示す部分断面図である。
【図１６】図１３内の符号Ｆ部分を示す詳細説明図である。
【図１７】図１６内におけるエンドレス状凸レール部の他の実施例を示す部分断面図である。
【符号の説明】
１ 光ディスク装置
６ 装置本体としての空気導入筒
６Ａ 空気瀘過体
６Ｂ 瀘過体支持部
７ 空気濾過器
１０ フィルタフレーム
１０Ａ 係着枠体
１１ フィルタマット
１８ 直線状凸レール部
２８ エンドレス型凸レール部
Claims (2)
- 一端部に空気吸入口を有し他端部に空気送出口を備えた装置本体と、この装置本体内にその開口部を同一位置に配して着脱自在に装備された断面Ｖ字状の空気濾過体とを備え、この空気濾過体を、断面Ｖ字状に形成されたフィルタマットと，このフィルタマットの前記Ｖ字状断面に平行に位置する側端部に装備されたフィルタフレームと、前記フィルタマットの前記開口部に固定装備され当該フィルタマットを前記装置本体に着脱自在に係着せしめる係着枠体とにより構成し、
前記装置本体の内面に、前記空気濾過体のフィルタフレーム部分を支持する濾過体支持部を設け、前記装置本体の空気吸入口側の内面周囲及び前記濾過体支持部に、前記装置本体に前記フィルタマットを装着すると前記フィルタマットの端部全周に押接するように設けられる凸レール部を設けたことを特徴とする空気濾過装置。 - 前記凸レール部が、前記装置本体の空気吸入口側の内面周囲及び前記濾過体支持部に沿って二列にわたって設けられていることを特徴とした請求項１記載の空気濾過装置。
Priority Applications (2)
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| JP10041292A JP3591847B2 (ja) | 1992-03-26 | 1992-03-26 | 空気濾過装置 |
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Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP10041292A JP3591847B2 (ja) | 1992-03-26 | 1992-03-26 | 空気濾過装置 |
Publications (2)
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ID=14273273
Family Applications (1)
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