JP3590575B2 - 切断及び二次加工設備 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、棒状素材を寸法切りする切断装置と、切断された棒状材の両端を面取りする等の二次加工装置とを併設し、切断装置で切断された棒状材を搬送装置で二次加工装置へ搬送するようにした、切断及び二次加工設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
切断装置により所定長さに切断された棒状材に対し両端面取り等の二次加工を行う場合、従来は、切断装置から排出される棒状材をコンテナで収集し、これを二次加工装置に搬送し、コンテナから手作業で棒状材を1本づつ取り出して二次加工装置にセットしていた。従って、切断装置と二次加工装置との間の棒状材の搬送と、二次加工装置に対する棒状材のセッティングとに人手が必要となり、加工コストが高くつくばかりでなく、切断から二次加工終了までのサイクルタイムが長くなる問題点があった。
【0003】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記のような従来の問題点を解消し得る切断及び二次加工設備を提供することを目的とするものであって、その手段を後述する実施形態の参照符号を付して示すと、棒状素材Mを寸法切りする切断装置1と、切断された棒状材Wを二次加工する加工装置2と、切断装置1から二次加工装置2へ棒状材Wを搬送する搬送装置3とから成る切断及び二次加工設備であって、前記搬送装置3は、第一搬送手段4と第二搬送手段6とから成り、第一搬送手段4は、切断装置1で切断される棒状素材Mの切り離し部分を把持する外周挟持クランプ22を有すると共に、切り離された棒状材Wを当該外周挟持クランプ22により把持して受渡し位置PRまで搬出し、第二搬送手段6は、前記受渡し位置PRにある第一搬送手段4の外周挟持クランプ22で挟持されている棒状材Wを軸方向挟持クランプ36により把持して第一搬送手段4から受け継ぎ、二次加工装置2の外周挟持クランプ7による把持位置へ搬送する構成となっている。
【0004】
更に本発明は、前記第一搬送手段4の外周挟持クランプ22には、切断装置1で切断される棒状素材Mの切り離し部分を把持する前進限位置PFと前記受渡し位置PRとの間で切断装置1に於ける棒状素材Mの軸心Mcと平行に直線往復移動可能な可動フレーム21に取り付けられて上下に開閉可能な上下一対のクランプブロック25,26を有せしめ、第二搬送手段6の軸方向挟持クランプ36は、棒状材受渡し時に切断装置1から遠い側のクランプブロック38が前記第一搬送手段4の外周挟持クランプ22の上下一対のクランプブロック25,26間に対し水平横方向に出入移動自在であるように構成するようになっている
【0005】
又、前記第二搬送手段6の軸方向挟持クランプ36の一対のクランプブロック38,39は、前記受渡し位置PRに搬出されて第一搬送手段4の外周挟持クランプ22に挟持されている状態の棒状材Wの軸方向中心位置に対し左右対称位置を保って当該棒状材Wの軸方向両端面Wa,Wbを挟持するように構成することが出来る。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の好適実施形態を添付図に基づいて説明すると、図1及び図2に於いて、1は切断装置、2は二次加工装置としての両端面取り加工装置、3は切断装置1から両端面取り加工装置2に棒状材を搬送する搬送装置である。この搬送装置3は、切断装置1に併設の第一搬送手段4と第二搬送手段6とから構成されている。
【0007】
両端面取り加工装置2は、棒状材の外周面を挟持する外周挟持クランプ7と、当該外周挟持クランプ7で挟持された棒状材の両端を同時に面取り加工する一対の面取り回転工具8,9とを備えたものであって、外周挟持クランプ7は、位置固定の基準クランプブロック10と、当該基準クランプブロック10に対し遠近方向水平にシリンダーユニット11により往復駆動される移動クランプブロック12とから構成され、一対の面取り回転工具8,9は、互いに同期して又は各別に接近離間移動する駆動手段13,14に同心状に支持され、それぞれ各別に回転駆動される。しかして、この両端面取り加工装置2は、その一対の面取り回転工具8,9の軸心C(外周挟持クランプ7で把持される棒状材の軸心)が切断装置1に於ける棒状素材Mの軸心Mcに対し直交する向きに配設されている。
【0008】
切断装置1は、図3及び図4に示すように、水平に支持されて図外の送り手段により軸心Mcの方向に所定長さ分だけ送り出される棒状素材Mを所定位置で切断する切断手段15と、この切断手段15による切断位置の前後で棒状素材Mをクランプする水平クランプ16とを備えている。切断手段15としては、切断位置と退避位置との間で揺動可能な可動フレームにモーター駆動の丸鋸盤17を軸支したもの等が利用される。水平クランプ16は、固定水平基準面18、固定垂直基準面19aを提供する固定クランプブロック19、及び当該固定垂直基準面19aに対し遠近方向水平に往復移動する可動クランプブロック20から構成され、クランプされる棒状素材Mは、その外径に関係なく常に固定水平基準面18と固定垂直基準面19aとに当接する状態で固定クランプブロック19と可動クランプブロック20により挟み付けられてクランプされる。勿論、図では省略しているが、棒状素材Mを前記切断位置の手前でクランプする垂直クランプを併用することも出来る。
【0009】
搬送装置3の第一搬送手段4は、図3及び図5〜図7に示すように、切断装置1で切断された棒状材を挟持する前進限位置PFと棒状材の受渡し位置(後退限位置)PRとの間で切断装置1に於ける棒状素材Mの軸心Mcと平行に直線往復移動可能な可動フレーム21に支持された外周挟持クランプ22を備えている。可動フレーム21は、上下2本のスライドガイドロッド23を介して移動可能に支持されると共に、ロッドレスシリンダーユニット24により前進限位置PFと受渡し位置PRとの間で往復駆動される。
【0010】
外周挟持クランプ22は、棒状素材Mの軸心Mcに対し下側に位置する基準クランプブロック25と、棒状素材Mの軸心Mcに対し上側に位置する可動クランプブロック26とから成る、上下方向に開閉自在なものである。これら上下一対のクランプブロック25,26は、前記可動フレーム21の横側部に付設された昇降ガイドレール27にスライドガイドブロック28を介して昇降可能に支持されて、可動フレーム21から水平横向きに片持ち状に突出し、互いに接近離間移動させるためのシリンダーユニット29が両クランプブロック25,26間に介装されている。しかして、下側の基準クランプブロック25の下降限位置を規制する下限ストッパープレート30が可動フレーム21の下端から突設されると共に、上側の可動クランプブロック26の上昇限位置を規制する上限ストッパー31が可動フレーム21の側部に突設されている。
【0011】
更に、下側の基準クランプブロック25の上昇限位置を規制するストッパーボルト32(位置調整可能なダブルナットで下限ストッパープレート30の下側に当接する)が下限ストッパープレート30を貫通するように基準クランプブロック25の下側に突設され、このストッパーボルト32に遊嵌するように、外周挟持クランプ22の全体を上向きに付勢する圧縮コイルスプリング33が介装されている。尚、25a,26aは各クランプブロック25,26の先端内側に取り付けられて切断装置1のある側へ片持ち状に突出する交換可能なクランプ用アタッチメントであり、31aは上限ストッパー31に対応するように可動クランプブロック26の側面に取り付けられたストッパー用アタッチメントである。
【0012】
従って、図6に示すように、シリンダーユニット29により両クランプブロック25,26を互いに離間移動させることにより、下側の基準クランプブロック25はスプリング33に抗して下限ストッパープレート30に当接する下降限位置に保持され、上側の可動クランプブロック26は上限ストッパー31にストッパー用アタッチメント31aが当接する上昇限位置に保持され、両クランプブロック25,26間の間隔が最大の開放状態となる。この状態では、ストッパーボルト32(ダブルナット)が下限ストッパープレート30の下側面から下方に所定僅少距離だけ離れて、基準クランプブロック25(クランプ用アタッチメント25a)のクランプ面25bが切断装置1に於ける水平クランプ16の固定水平基準面18より所定僅少距離だけ下方に変位した待機位置に位置している。
【0013】
係る状態から、シリンダーユニット29により基準クランプブロック25と可動クランプブロック26とを互いに接近移動させたとき、図7に示すように、先ず最初にスプリング33の付勢力で基準クランプブロック25が、ストッパーボルト32が下限ストッパープレート30の下側面に当接する上昇限位置まで所定僅少距離だけ上昇して、基準クランプブロック25(クランプ用アタッチメント25a)の基準クランプ面25bと切断装置1に於ける水平クランプ16の固定水平基準面18とが一致し、この後、可動クランプブロック26が基準クランプブロック25に接近移動するように構成されている。
【0014】
第二搬送手段6は、従来周知の汎用多関節ロボットであって、そのロボットハンド先端には、図8及び図9に示すように、所定長さに切断された棒状材Wの軸方向両端を挟持する軸方向挟持クランプ36が取り付けられている。この軸方向挟持クランプ36は、駆動手段37により中心位置36cに対する対称位置を保って互いに接近離間移動する一対のクランプブロック38,39を有するもので、各クランプブロック38,39は、取り扱う棒状材Wの直径より小巾に構成されている。
【0015】
上記構成の切断及び二次加工設備の使用方法を、図12及びその他の図に基づいて説明すると、切断装置1に供給された棒状素材Mは、送り手段によりその軸心Mcの方向に所定長さ送られた状態で、水平クランプ16の固定クランプブロック19と可動クランプブロック20とで固定水平基準面18上で挟持固定された後、切断手段15の丸鋸盤17の回転と移動とにより、水平クランプ16の中間の切断位置で切断される(図4参照)。この切断完了後に水平クランプ16の可動クランプブロック20が後退移動して水平クランプ16が開放されるが、この水平クランプ16の開放前の適当時期(切断の前でも良い)に第一搬送手段4の外周挟持クランプ22を前進限位置PFに於いて閉動させ、切断位置の外側で棒状素材Wの外周を上下方向に挟持させる。即ち、シリンダーユニット29により基準クランプブロック25と可動クランプブロック26とを互いに接近移動させ、基準クランプブロック25(クランプ用アタッチメント25a)をその基準クランプ面25bと切断装置1に於ける水平クランプ16の固定水平基準面18とが一致する位置まで移動させて棒状素材Wの外周に当接させると共に、当該基準クランプブロック25と可動クランプブロック26とで棒状素材Wの外周を上下方向に挟持させる。
【0016】
切断完了により水平クランプ16の可動クランプブロック20が後退して水平クランプ16が開放されたならば、切断後の棒状材Wを挟持している第一搬送手段4の外周挟持クランプ22を、可動フレーム21をロッドレスシリンダー24により後退移動させることにより、前進限位置PFから受渡し位置PRまで後退移動させる。この結果、外周挟持クランプ22で挟持されていた棒状材Wは、棒状素材Mの軸心Mcと同心状態のまま受渡し位置PRまで直線的に搬送される。このように受渡し位置PRに搬出された棒状材Wの直前切断端面Wa(軸方向両端面Wa,Wbの内、切断装置1に近い側の端面)の位置PWは、第一搬送手段4の外周挟持クランプ22が切断位置に対し常に一定距離離れた前進限位置PFで棒状材Wを挟持するので、一定不変である。
【0017】
一方、第二搬送手段6は、その軸方向挟持クランプ36を、図3及び図8で示すように、受渡し位置PRにあって且つ棒状材Wを上下方向に挟持する第一搬送手段4の外周挟持クランプ22の上下のクランプブロック25,26間に一対のクランプブロック38,39が水平横向きに進入し得る(実際には、片側のクランプブロック38のみがクランプブロック25,26間に水平横向きに進入する)高さで且つ、軸方向挟持クランプ36の中心位置36c(一対のクランプブロック38,39間の中心位置)と前記棒状材Wの軸方向中心位置とが一致するように、受渡し位置PRの横側方位置で待機させておく。
【0018】
即ち、前記のように、受渡し位置PRに搬出された棒状材Wの直前切断端面Waの位置PW及び軸心Wcの方向が一定不変であり、そして、図9に示すように当該棒状材Wの軸心Wcの高さHも、第一搬送手段4の外周挟持クランプ22に於ける下側基準クランプブロック25の基準クランプ面25bが切断装置1に於ける水平クランプ16の固定水平基準面18と同一レベルを維持していることにより、棒状材Wの直径によって決まることになるので、予め棒状材Wの直径と長さLとを第二搬送手段6の制御データとして入力しておくことにより、図8及び図9に示すように、受渡し位置PRの横側方位置で第二搬送手段6の軸方向挟持クランプ36を待機させるときの当該軸方向挟持クランプ36の高さH、中心位置36c及び向きを演算処理により求め、この求められた棒状材受け取り待機位置へ軸方向挟持クランプ36をセットさせるように第二搬送手段6を自動運転させることが出来る。
【0019】
上記のような制御により第二搬送手段6を自動運転させて、その軸方向挟持クランプ36を受渡し位置PRの横側方所定待機位置にセットしておき、当該受渡し位置PRに第一搬送手段4の外周挟持クランプ22が到達した後に第二搬送手段6を予め設定されたプログラムに従って自動運転させ、当該軸方向挟持クランプ36を受渡し位置PRの方へ水平に移動させ、図8及び図9に示すように、外周挟持クランプ22が挟持している棒状材Wの軸方向両側に軸方向挟持クランプ36の一対のクランプブロック38,39が等間隔を隔てて対面する状態で当該両クランプブロック38,39を駆動手段37により互いに同期させて接近移動させる。この結果、図12に示すように受渡し位置PRにあって第一搬送手段4の外周挟持クランプ22で外周挟持されている棒状材Wを全く動かすことなく軸方向挟持クランプ36の一対のクランプブロック38,39で軸方向両端面Wa,Wbを挟持させることが出来る。
【0020】
上記のように、第二搬送手段6の軸方向挟持クランプ36が、その中心位置36cと棒状材Wの軸方向中心位置とが一致する状態で棒状材Wの軸方向両端面Wa,Wbを挟持したならば、第一搬送手段4の外周挟持クランプ22を開放させる。即ち、シリンダーユニット29により基準クランプブロック25と可動クランプブロック26とを互いに離間移動させ、基準クランプブロック25をスプリング33に抗してストッパープレート30に当接する下降限位置まで若干距離下降させると共に、当該基準クランプブロック25に対し可動クランプブロック26を、ストッパー用アタッチメント31aが上限ストッパー31に当接する上昇限位置まで上昇させる。このように第一搬送手段4の外周挟持クランプ22が開放したならば、学習作業により記憶設定させてある三次元経路に沿って軸方向挟持クランプ36を運動させるように第二搬送手段6を自動運転させる。一方、図10〜図12に示すように、両端面取り加工装置2の外周挟持クランプ7は、位置固定の基準クランプブロック10に対し移動クランプブロック12が後退移動した開放待機状態にあり、且つ一対の面取り回転工具8,9は互いに離間した開放待機状態にある。
【0021】
しかして、第二搬送手段6の軸方向挟持クランプ36で挟持されている棒状材Wは、両端面取り加工装置2の開放待機状態にある外周挟持クランプ7の基準クランプブロック10と移動クランプブロック12との間に、図10に示すように、当該棒状材Wの軸心Wcが一対の面取り回転工具8,9の軸心Cと平行で且つ当該棒状材Wの軸方向中心位置が外周挟持クランプ7の中心線7cと一致する状態で、図11に示すように、当該棒状材Wの軸心Wcが一対の面取り回転工具8,9の軸心Cと同一高さとなるレベルまで降ろされる。続いて、当該棒状材Wは、軸方向挟持クランプ36の水平運動により、外周挟持クランプ7の基準クランプブロック10内に嵌合してその軸心Wcが一対の面取り回転工具8,9の軸心Cと同心状態となる位置まで水平に移動せしめられる。
【0022】
最後に、両端面取り加工装置2の開放待機状態にある外周挟持クランプ7の移動クランプブロック12をシリンダーユニット11により基準クランプブロック10に対し接近移動させ、棒状材Wの軸方向中心位置の外周を両クランプブロック10,12により挟持固定させたならば、第二搬送手段6の軸方向挟持クランプ36を開放させ、当該軸方向挟持クランプ36を所定のホームポジション、例えば受渡し位置PRの横側方の待機位置まで復帰移動させる。この後、両端面取り加工装置2は、一対の面取り回転工具8,9が駆動手段13,14により回転駆動されながら互いに接近移動し、外周挟持クランプ7で挟持固定されている棒状材Wの軸方向両端面Wa,wbの面取り加工を行うことになる。
【0023】
両端面取り加工が完了した棒状材Wは、例えば当該棒状材Wを挟持している外周挟持クランプ7の開放により真下に自然落下させ、シュートを介して両端面取り加工装置2の外へ排出させることも出来るし、搬出装置(多関節ロボット、その他の、棒状材Wを把持して所定位置へ搬送し得る装置)により両端面取り加工装置2の外の所定位置へ排出することも出来る。更には、当該排出装置又はこの排出装置に組み合わせた別の多関節ロボット等により、コンテナやパレットに加工済み棒状材Wを所定の配列で自動的に収納したりパレタイズさせることも出来る。
【0024】
尚、本発明設備に於いて使用される切断装置1は、如何なる構成のものでも良い。又、第二搬送手段6として多関節ロボットを利用したが、二次元又は三次元の専用搬送経路を持つ専用搬送手段等、如何なる構成のものでも良い。更に、二次加工装置として両端面取り加工装置2を例示したが、棒状材Wの軸方向両端間の外周をクランプし得る外周挟持クランプを備えたものであれば両端面取り加工装置2に限定されず、如何なる二次加工を施すものであっても良い。又、取り扱う棒状材W(棒状素材M)は、中空材、中実材を問わないし、切断後の軸方向長さが短くて、円盤状又はリング状のものであっても良く、第一搬送手段の外周挟持クランプや第二搬送手段の軸方向挟持クランプは、取り扱う棒状材の直径や軸方向長さに適合したものを使用すれば良い。
【0025】
【発明の効果】
本発明の切断及び二次加工設備は以上のように実施し且つ使用することができるものであって、係る本発明の切断及び二次加工設備によれば、切断装置で所定長さに切断された棒状材を搬送装置により二次加工装置へ搬送して所定位置にセッティングすることが出来るので、切断装置と二次加工装置との間の棒状材の搬送と、二次加工装置に対する棒状材のセッティングとを人手で行う従来の設備と比較して、加工コストの大巾な低減と切断から二次加工終了までのサイクルタイムの短縮とを図ることが出来る。
【0026】
しかも、多関節ロボットで切断装置で切断される棒状素材の切り離し部分を直接把持させ、これを二次加工装置へ搬送する場合は、当該多関節ロボットの棒状材クランプとして、棒状材の外周を挟持するクランプを使用しなければならず、棒状材の二次加工装置として、実施形態に示した両端面取り加工装置等、棒状材の軸方向中間部を外周挟持するクランプを備えたものを使用する場合、当該外周挟持クランプによる把持位置へ棒状材を多関節ロボットで直接供給することが出来ないが、本発明の構成では、切断装置と第二搬送手段との間に第一搬送手段を配設し、切断装置で切断される棒状素材の切り離し部分を外周挟持クランプにより把持して切り離された棒状材を受渡し位置まで搬送し、多関節ロボット等から成る第二搬送手段は、前記受渡し位置にある第一搬送手段の外周挟持クランプから棒状材を軸方向挟持クランプにより直接受け継いで把持し、二次加工装置の外周挟持クランプによる把持位置へ搬送するように構成しているので、二次加工装置側に、第二搬送手段から受け取った棒状材を当該二次加工装置の外周挟持クランプによる把持位置へセットするための特別な搬入手段を併設する必要がなく、この種の搬入手段を備えていない従来の二次加工装置をそのまま活用することが出来る。又、第一搬送手段から棒状材を一旦別の仮置き台に移載し、この仮置き台上から第二搬送手段で棒状材を受け取らせる場合と比較して、サイクルタイムを短縮することが出来ると共に、設備コストも低減出来る。
【0027】
更に本発明によれば、第一搬送手段は、外周挟持クランプを2位置間で直線的に往復移動させるだけで昇降させる必要はなく、構成が簡単で容易に実施出来る。しかも当該外周挟持クランプが上下に開閉して、第二搬送手段の軸方向挟持クランプを当該外周挟持クランプのクランプブロック間に水平横方向に出入移動させるので、棒状材の受渡し位置に於ける第一搬送手段と第二搬送手段の軸方向挟持クランプとが水平横方向に並列することになり、第一搬送手段と第二搬送手段の軸方向挟持クランプとが上下方向に並列することになる場合と比較して、第一搬送手段の構成に制約を受けることが少なく、容易に実施出来る。
【0028】
又、請求項に記載の構成によれば、第二搬送手段の軸方向挟持クランプで第一搬送手段の外周挟持クランプに挟持されている状態の棒状材を受け継ぐとき、棒状材を軸方向に移動させないで済むので、第一搬送手段の外周挟持クランプと棒状材との摺接による棒状材表面の損傷を防止出来ると共に、第一搬送手段の外周挟持クランプをフローティング構造にする必要がないので、構成も簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】設備全体を示す平面図である。
【図2】設備全体を示す側面図である。
【図3】切断装置の要部、第一搬送手段、及び第二搬送手段の軸方向挟持クランプを示す平面図である。
【図4】切断装置の要部を示す正面図である。
【図5】切断装置の要部と第一搬送手段とを示す側面図である。
【図6】棒状素材挟持前の第一搬送手段の要部を示す縦断正面図である。
【図7】棒状素材挟持後の第一搬送手段の要部を示す縦断正面図である。
【図8】棒状材受渡し直前の状態での第一搬送手段の外周挟持クランプの基準クランプブロックと第二搬送手段(多関節ロボット)の軸方向挟持クランプとを示す平面図である。
【図9】同状態での第一搬送手段の外周挟持クランプと第二搬送手段(多関節ロボット)の軸方向挟持クランプとを示す縦断正面図である。
【図10】両端面取り加工装置への棒状材の供給第一段階を示す要部の一部横断平面図である。
【図11】同要部の一部縦断側面図である。
【図12】設備全体での棒状材の流れを説明する概略平面図である。
【符号の説明】
1 切断装置
2 両端面取り加工装置(二次加工装置)
3 搬送装置
4 第一搬送手段
6 第二搬送手段(多関節ロボット)
7 両端面取り加工装置の外周挟持クランプ
8,9 両端面取り加工装置の面取り回転工具
10 位置固定の基準クランプブロック
12 移動クランプブロック
15 切断装置の切断手段
16 切断装置の水平クランプ
17 丸鋸盤
18 固定水平基準面
19 固定クランプブロック
20 可動クランプブロック
21 可動フレーム
22 外周挟持クランプ
23 スライドガイドロッド
24 外周挟持クランプ移動用ロッドレスシリンダーユニット
25 下側の基準クランプブロック
26 上側の可動クランプブロック
27 昇降ガイドレール
28 スライドガイドブロック
29 外周挟持クランプ開閉用シリンダーユニット
30 下限ストッパープレート
31 上限ストッパー
32 ストッパーボルト
33 圧縮コイルスプリング
36 第二搬送手段(多関節ロボット)の軸方向挟持クランプ
38,39 一対のクランプブロック
M 棒状素材
Mc 棒状素材の軸心
W 棒状材
Wc 棒状材の軸心

Claims (2)

  1. 棒状素材を寸法切りする切断装置と、切断された棒状材を二次加工する加工装置と、切断装置から二次加工装置へ棒状材を搬送する搬送装置とから成る切断及び二次加工設備であって、前記搬送装置は、第一搬送手段と第二搬送手段とから成り、第一搬送手段は、切断装置で切断される棒状素材の切り離し部分を把持する外周挟持クランプを有すると共に、切り離された棒状材を当該外周挟持クランプにより把持して受渡し位置まで搬出し、第二搬送手段は、前記受渡し位置にある第一搬送手段の外周挟持クランプで挟持されている棒状材を軸方向挟持クランプにより把持して第一搬送手段から受け継ぎ、二次加工装置の外周挟持クランプによる把持位置へ搬送する、切断及び二次加工設備であって、前記第一搬送手段の外周挟持クランプは、切断装置で切断される棒状素材の切り離し部分を把持する前進限位置と前記受渡し位置との間で切断装置に於ける棒状素材の軸心と平行に直線往復移動可能な可動フレームに取り付けられて上下に開閉可能な上下一対のクランプブロックを有し、第二搬送手段の軸方向挟持クランプは、棒状材受渡し時に切断装置から遠い側のクランプブロックが前記第一搬送手段の外周挟持クランプの上下一対のクランプブロック間に対し水平横方向に出入移動自在である、切断及び二次加工設備。
  2. 前記第二搬送手段の軸方向挟持クランプの一対のクランプブロックは、前記受渡し位置に搬出されて第一搬送手段の外周挟持クランプに挟持されている状態の棒状材の軸方向中心位置に対し左右対称位置を保って当該棒状材の軸方向両端面を挟持する、請求項1に記載の切断及び二次加工設備。
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