JP3590574B2 - 切断及び二次加工設備 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、棒状素材を寸法切りする切断装置と、切断された棒状材の両端を面取りする等の二次加工装置とを併設し、切断装置で切断された棒状材を搬送装置で二次加工装置へ搬送するようにした、切断及び二次加工設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
切断装置により所定長さに切断された棒状材に対し両端面取り等の二次加工を行う場合、従来は、切断装置から排出される棒状材をコンテナで収集し、これを二次加工装置に搬送し、コンテナから手作業で棒状材を1本づつ取り出して二次加工装置にセットしていた。従って、切断装置と二次加工装置との間の棒状材の搬送と、二次加工装置に対する棒状材のセッティングとに人手が必要となり、加工コストが高くつくばかりでなく、切断から二次加工終了までのサイクルタイムが長くなる問題点があった。
【0003】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記のような従来の問題点を解消し得る切断及び二次加工設備を提供することを目的とするものであって、その手段を後述する実施形態の参照符号を付して示すと、棒状素材Mを寸法切りする切断装置1と、切断された棒状材Wを二次加工する加工装置2と、切断装置1から二次加工装置2へ棒状材Wを搬送する搬送装置3とから成る切断及び二次加工設備であって、前記搬送装置3は、第一搬送手段4と、棒状材仮置き台5と、第二搬送手段6とから成り、第一搬送手段4は、切断装置1で切断される棒状素材Mの切り離し部分を把持する外周挟持クランプ22を有すると共に、切断された棒状材Wを当該外周挟持クランプ22により棒状材仮置き台5上に移載し、第二搬送手段6は、棒状材仮置き台5上の棒状材Wを軸方向挟持クランプ36により把持して二次加工装置2の外周挟持クランプ7による把持位置へ搬送する構成となっている。
【0004】
上記構成の本発明設備を実施するについて、前記第一搬送手段4の外周挟持クランプ22は、左右水平方向に開閉自在に構成すると共に、切断装置1で切断される棒状素材Mの切り離し部分を把持する前進限位置PFと前記棒状材仮置き台5の真上の後退限位置PRとの間で切断装置1に於ける棒状素材Mの軸心Mcと平行に直線往復移動可能に支持し、棒状材仮置き台5は、棒状材Wを前記棒状素材Mの軸心Mcと平行な向きに支持するV形支持面33を有する構成とすることが出来る。
【0005】
又、前記第一搬送手段4は、棒状材Wの直前切断端面Waを棒状材仮置き台5に対し一定位置に位置決めして当該棒状材Wを棒状材仮置き台5上に移載する構成とすることが出来る。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の好適実施形態を添付図に基づいて説明すると、図1及び図2に於いて、1は切断装置、2は二次加工装置としての両端面取り加工装置、3は切断装置1から両端面取り加工装置2に棒状材を搬送する搬送装置である。この搬送装置3は、切断装置1に併設の第一搬送手段4と、棒状材仮置き台5と、多関節ロボット利用の第二搬送手段6とから構成されている。
【0007】
両端面取り加工装置2は、棒状材の外周面を挟持する外周挟持クランプ7と、当該外周挟持クランプ7で挟持された棒状材の両端を同時に面取り加工する一対の面取り回転工具8,9とを備えたものであって、外周挟持クランプ7は、位置固定の基準クランプブロック10と、当該基準クランプブロック10に対し遠近方向水平にシリンダーユニット11により往復駆動される移動クランプブロック12とから構成され、一対の面取り回転工具8,9は、互いに同期して又は各別に接近離間移動する駆動手段13,14に同心状に支持され、それぞれ各別に回転駆動される。しかして、この両端面取り加工装置2は、その一対の面取り回転工具8,9の軸心C(外周挟持クランプ7で把持される棒状材の軸心)が切断装置1に於ける棒状素材Mの軸心Mcに対し直交する向きに配設されている。
【0008】
切断装置1は、図3及び図4に示すように、水平に支持されて図外の送り手段により軸心Mcの方向に所定長さ分だけ送り出される棒状素材Mを所定位置で切断する切断手段15と、この切断手段15による切断位置の前後で棒状素材Mをクランプする水平クランプ16とを備えている。切断手段15としては、切断位置と退避位置との間で揺動可能な可動フレームにモーター駆動の丸鋸盤17を軸支したもの等が利用される。水平クランプ16は、固定水平基準面18、固定垂直基準面19aを提供する固定クランプブロック19、及び当該固定垂直基準面19aに対し遠近方向水平に往復移動する可動クランプブロック20から構成され、クランプされる棒状素材Mは、その外径に関係なく常に固定水平基準面18と固定垂直基準面19aとに当接する状態で固定クランプブロック19と可動クランプブロック20により挟み付けられてクランプされる。勿論、図では省略しているが、棒状素材Mを前記切断位置の手前でクランプする垂直クランプを併用することも出来る。
【0009】
搬送装置3の第一搬送手段4は、図3及び図5〜図7に示すように、切断装置1で切断される棒状素材Mの切り離し部分を把持する前進限位置PFと棒状材仮置き台5(図1及び図2参照)の真上の後退限位置PRとの間で切断装置1に於ける棒状素材Mの軸心Mcと平行に直線往復移動可能な可動フレーム21に支持された外周挟持クランプ22を備えている。可動フレーム21は、支持フレーム23にスライドガイドレール23aを介して移動可能に支持されると共に、ロッドレスシリンダーユニット24により前進限位置PFと後退限位置PRとの間で往復駆動される。
【0010】
外周挟持クランプ22は、棒状素材Mの軸心Mcに対し切断装置1に於ける水平クランプ16の固定垂直基準面19aと同一側に位置する基準クランプブロック25と、棒状素材Mの軸心Mcに対し切断装置1に於ける水平クランプ16の可動クランプブロック20と同一側に位置する可動クランプブロック26とから成る、左右水平方向に開閉自在なものである。前記可動フレーム21の下側には、当該可動フレーム21に固着されたスライドガイド27,28により、棒状素材Mの軸心Mcに対し直交する方向に左右移動可能な2本の並列スライドロッド29が支持され、前記基準クランプブロック25は、2本の並列スライドロッド29の先端に固着され、前記可動クランプブロック26は、スライドガイド27,28の中間で2本の並列スライドロッド29に移動可能に支持されたスライド円筒体30の先端に固着されている。25a,26aは各クランプブロック25,26の内側に取り付けられた交換可能なクランプ用アタッチメントである。
【0011】
しかして、2本の並列スライドロッド29は、その後端部とスライドガイド28との間に介装された圧縮コイルスプリング31により後退方向に付勢され、基準クランプブロック25と可動クランプブロック26との間には、2本の並列スライドロッド29の中間位置でシリンダーユニット32が介装され、当該シリンダーユニット32により基準クランプブロック25と可動クランプブロック26とを開放限位置まで互いに離間させたとき、スライド円筒体30の後端がスライドガイド28の内側に当接して可動クランプブロック26が後退限位置に位置すると共に、基準クランプブロック25がスライドガイド27の外側面から所定僅少距離だけ外側に離間して、基準クランプブロック25(クランプ用アタッチメント25a)の基準クランプ面25bが切断装置1に於ける水平クランプ16の固定垂直基準面19aより所定僅少距離だけ外側に変位した待機位置に位置し、シリンダーユニット32により基準クランプブロック25と可動クランプブロック26とを互いに接近移動させたとき、先ず最初にスプリング31の付勢力で基準クランプブロック25がスライドガイド27の外側面に当接して、基準クランプブロック25(クランプ用アタッチメント25a)の基準クランプ面25bと切断装置1に於ける水平クランプ16の固定垂直基準面19aとが一致し、この後、可動クランプブロック26が基準クランプブロック25に接近移動するように構成されている。
【0012】
棒状材仮置き台5は、図8及び図9に示すように、所定長さに切断された棒状材Wを前記棒状素材Mの軸心Mcと平行な向きに支持するV形支持面33を有するもので、図2に示すように、第二搬送手段6の支持台34にブラケット35を介して支持されている。
【0013】
第二搬送手段6は、従来周知の汎用多関節ロボットであって、そのロボットハンド先端には、図9に示すように、所定長さに切断された棒状材Wの軸方向両端を挟持する軸方向挟持クランプ36が取り付けられている。この軸方向挟持クランプ36は、駆動手段37により中心位置36cに対する対称位置を保って互いに接近離間移動する一対のクランプブロック38,39を有するもので、各クランプブロック38,39の内側には、棒状材仮置き台5のV形支持面33上に支持される棒状材Wが最小径で且つ端部が当該V形支持面33の支持領域内にある場合でも、V形支持面33上に接近して当該棒状材Wを挟持出来る形状のクランプ用アタッチメント38a,39aが交換可能に取り付けられている。
【0014】
上記構成の切断及び二次加工設備の使用方法を、図12及びその他の図に基づいて説明すると、切断装置1に供給された棒状素材Mは、送り手段によりその軸心Mcの方向に所定長さ送られた状態で、水平クランプ16の固定クランプブロック19と可動クランプブロック20とで固定水平基準面18上で挟持固定された後、切断手段15の丸鋸盤17の回転と移動とにより、水平クランプ16の中間の切断位置で切断される(図4参照)。この切断完了後に水平クランプ16の可動クランプブロック20が後退移動して水平クランプ16が開放されるが、この水平クランプ16の開放前の適当時期(切断の前でも良い)に第一搬送手段4の外周挟持クランプ22を前進限位置PFに於いて閉動させ、水平クランプ16の外側で棒状素材Wの外周を水平方向に挟持させる。即ち、シリンダーユニット32により基準クランプブロック25と可動クランプブロック26とを互いに接近移動させ、基準クランプブロック25(クランプ用アタッチメント25a)をその基準クランプ面25bと切断装置1に於ける水平クランプ16の固定垂直基準面19aとが一致する位置まで移動させて棒状素材Wの外周に当接させると共に、当該基準クランプブロック25と可動クランプブロック26とで棒状素材Wの外周を水平方向に挟持させる。
【0015】
切断完了により水平クランプ16の可動クランプブロック20が後退して水平クランプ16が開放されたならば、切断後の棒状材Wを挟持している第一搬送手段4の外周挟持クランプ22を、可動フレーム21をロッドレスシリンダー24により後退移動させることにより、前進限位置PFから後退限位置PRまで後退移動させる。この結果、外周挟持クランプ22で挟持されていた棒状材Wは、棒状材仮置き台5の真上まで、棒状素材Mの軸心Mcと同心状態のまま直線的に搬送される。外周挟持クランプ22が後退限位置PRに達すれば、シリンダーユニット32により基準クランプブロック25と可動クランプブロック26とを互いに接近移動させることにより外周挟持クランプ22を開放させ、挟持していた棒状材Wを真下に若干距離落下させて棒状材仮置き台5上に移載させる(図8A,B参照)。移載後は、外周挟持クランプ22を開放したまま元の前進限位置PFまで前進させ、次の棒状素材Mの把持作用に備える。
【0016】
棒状材仮置き台5上に移載された棒状材Wは、V形支持面33による自動調心作用により、棒状材Wの外径に関係なくその軸心WcがV形支持面33の中心を通る仮想垂直面と合致する状態で支持されると共に、外周挟持クランプ22が前進限位置PFで棒状素材Mを挟持するときの挟持位置(外周挟持クランプ22の位置)と切断手段15による切断位置との間の距離が一定であることと、外周挟持クランプ22が開放して棒状材Wを棒状材仮置き台5上に移載するときの位置(後退限位置PR)が一定であることとによって、棒状材仮置き台5で支持された棒状材Wの直前の切断端面(切断装置1に近い側の端面)Waは、一定位置PWに位置決めされる(図9A参照)。
【0017】
即ち、棒状材仮置き台5で支持される棒状材Wは、その軸心Wcの高さHが棒状材Wの直径によって決まり、その直前の切断端面Waの位置と軸心Wcの向きも棒状材仮置き台5に対し一定位置及び一定向きとなる。尚、図9Aでは、両端が棒状材仮置き台5から突出する長さの棒状材Wを示しているが、第一搬送手段4の外周挟持クランプ22の後退限位置PRの設定によっては、直前の切断端面Waの位置が必ず棒状材仮置き台5のV形支持面33上になる場合もあり、又、棒状材Wの切断長さLによっては、直前の切断端面Waとは反対側の端面Wbの位置が棒状材仮置き台5のV形支持面33上になる場合もある。
【0018】
従って、予め棒状材Wの直径と長さLとを第二搬送手段6の制御データとして入力しておくことにより、棒状材仮置き台5上の棒状材Wの軸方向両端を第二搬送手段6の軸方向挟持クランプ36で挟持させるとき、図9に示すように、当該軸方向挟持クランプ36の中心位置36cと棒状材仮置き台5上の棒状材Wの軸方向中心位置とを一致させると共に、一対のクランプブロック38,39を棒状材仮置き台5と干渉させることなく棒状材Wの軸方向両端を確実に挟持させるための、棒状材仮置き台5に対する軸方向挟持クランプ36の棒状材受け取り位置を演算処理により求め、この求められた棒状材受け取り位置へ軸方向挟持クランプ36をセットさせるように第二搬送手段6を自動運転させることが出来る。
【0019】
上記のような制御により第二搬送手段6を自動運転させて、その軸方向挟持クランプ36を棒状材仮置き台5に対する棒状材受け取り位置にセットしたならば、当該軸方向挟持クランプ36の一対のクランプブロック38,39を駆動手段37により互いに同期させて接近移動させることにより、図12に示すように棒状材仮置き台5上の棒状材Wを全く動かすことなく当該一対のクランプブロック38,39で軸方向両端面Wa,Wbを挟持させることが出来る。勿論、棒状材仮置き台5上で棒状材Wを軸方向に摺動させても支障がないときは、軸方向挟持クランプ36の中心位置36cと棒状材仮置き台5上の棒状材Wの軸方向中心位置とを一致させるように当該軸方向挟持クランプ36の棒状材受け取り位置を設定する必要はなく、一対のクランプブロック38,39の同期的接近移動により、棒状材Wを軸方向挟持クランプ36の中心位置36cに強制的に自動調心させるように、棒状材Wをその軸方向に移動させて挟持させるようにしても良い。
【0020】
何れにしても、第二搬送手段6の軸方向挟持クランプ36は、その中心位置36cと棒状材Wの軸方向中心位置とが一致する状態で棒状材Wの軸方向両端面Wa,Wbを挟持する。このように第二搬送手段6の軸方向挟持クランプ36が棒状材仮置き台5上の棒状材Wを挟持したならば、学習作業により記憶設定させてある三次元経路に沿って軸方向挟持クランプ36を運動させるように第二搬送手段6を自動運転させる。一方、図10〜図12に示すように、両端面取り加工装置2の外周挟持クランプ7は、位置固定の基準クランプブロック10に対し移動クランプブロック12が後退移動した開放待機状態にあり、且つ一対の面取り回転工具8,9は互いに離間した開放待機状態にある。
【0021】
しかして、第二搬送手段6の軸方向挟持クランプ36で挟持されている棒状材Wは、両端面取り加工装置2の開放待機状態にある外周挟持クランプ7の基準クランプブロック10と移動クランプブロック12との間に、図10に示すように、当該棒状材Wの軸心Wcが一対の面取り回転工具8,9の軸心Cと平行で且つ当該棒状材Wの軸方向中心位置が外周挟持クランプ7の中心線7cと一致する状態で、図11に示すように、当該棒状材Wの軸心Wcが一対の面取り回転工具8,9の軸心Cと同一高さとなるレベルまで降ろされる。続いて、当該棒状材Wは、軸方向挟持クランプ36の水平運動により、外周挟持クランプ7の基準クランプブロック10内に嵌合してその軸心Wcが一対の面取り回転工具8,9の軸心Cと同心状態となる位置まで水平に移動せしめられる。
【0022】
最後に、両端面取り加工装置2の開放待機状態にある外周挟持クランプ7の移動クランプブロック12をシリンダーユニット11により基準クランプブロック10に対し接近移動させ、棒状材Wの軸方向中心位置の外周を両クランプブロック10,12により挟持固定させたならば、第二搬送手段6の軸方向挟持クランプ36を開放させ、当該軸方向挟持クランプ36を所定のホームポジションまで復帰移動させる。この後、両端面取り加工装置2は、一対の面取り回転工具8,9が駆動手段13,14により回転駆動されながら互いに接近移動し、外周挟持クランプ7で挟持固定されている棒状材Wの軸方向両端面Wa,wbの面取り加工を行うことになる。
【0023】
両端面取り加工が完了した棒状材Wは、例えば当該棒状材Wを挟持している外周挟持クランプ7の開放により真下に自然落下させ、シュートを介して両端面取り加工装置2の外へ排出させることも出来るし、搬出装置(多関節ロボット、その他の、棒状材Wを把持して所定位置へ搬送し得る装置)により両端面取り加工装置2の外の所定位置へ排出することも出来る。更には、当該排出装置又はこの排出装置に組み合わせた別の多関節ロボット等により、コンテナやパレットに加工済み棒状材Wを所定の配列で自動的に収納したりパレタイズさせることも出来る。
【0024】
尚、本発明設備に於いて使用される切断装置1は、如何なる構成のものでも良い。又、第二搬送手段として多関節ロボットを利用したが、二次元又は三次元の専用搬送経路を持つ専用搬送手段等、如何なる構成のものでも良い。更に、二次加工装置として両端面取り加工装置2を例示したが、棒状材Wの軸方向両端間の外周をクランプし得る外周挟持クランプを備えたものであれば両端面取り加工装置2に限定されず、如何なる二次加工を施すものであっても良い。又、取り扱う棒状材W(棒状素材M)は、中空材、中実材を問わないし、切断後の軸方向長さが短くて、円盤状又はリング状のものであっても良く、第一搬送手段の外周挟持クランプや第二搬送手段の軸方向挟持クランプは、取り扱う棒状材の直径や軸方向長さに適合したものを使用すれば良い。
【0025】
【発明の効果】
本発明の切断及び二次加工設備は以上のように実施し且つ使用することができるものであって、係る本発明の切断及び二次加工設備によれば、切断装置で所定長さに切断された棒状材を搬送装置により二次加工装置へ搬送して所定位置にセッティングすることが出来るので、切断装置と二次加工装置との間の棒状材の搬送と、二次加工装置に対する棒状材のセッティングとを人手で行う従来の設備と比較して、加工コストの大巾な低減と切断から二次加工終了までのサイクルタイムの短縮とを図ることが出来る。
【0026】
しかも、多関節ロボットで切断装置で切断される棒状素材の切り離し部分を直接把持させ、これを二次加工装置へ搬送する場合は、当該多関節ロボットの棒状材クランプとして、棒状材の外周を挟持するクランプを使用しなければならず、棒状材の二次加工装置として、実施形態に示した両端面取り加工装置等、棒状材の軸方向中間部を外周挟持するクランプを備えたものを使用する場合、当該外周挟持クランプによる把持位置へ棒状材を多関節ロボットで直接供給することが出来ないが、本発明の構成では、中間に棒状材仮置き台を配設し、切断装置で切断される棒状素材の切り離し部分を外周挟持クランプにより把持して切り離された棒状材を棒状材仮置き台上に移載する第一搬送手段を併用し、多関節ロボット等で構成される第二搬送手段は、棒状材仮置き台上の棒状材を軸方向挟持クランプにより把持して二次加工装置の外周挟持クランプによる把持位置へ搬送するように構成しているので、二次加工装置側に、第二搬送手段から受け取った棒状材を当該二次加工装置の外周挟持クランプによる把持位置へセットするための特別な搬入手段を併設する必要がなく、この種の搬入手段を備えていない従来の二次加工装置をそのまま活用することが出来る。
【0027】
尚、請求項2に記載の構成によれば、第一搬送手段は、外周挟持クランプを2位置間で直線的に往復移動させるだけで昇降させる必要はなく、しかも当該外周挟持クランプを単に開放させるだけで、棒状材を棒状材仮置き台上に移載することが出来るので、第一搬送手段の構成が非常にシンプルとなり、安価に実施することが出来る。しかも棒状材仮置き台は、そのV形支持面により棒状材を所定位置に所定向きで正確に支持し得るので、第二搬送手段の軸方向挟持クランプで棒状材仮置き台上の棒状材を確実良好にクランプさせることが出来る。
【0028】
又、請求項3に記載の構成によれば、第一搬送手段が、棒状材の直前切断端面を棒状材仮置き台に対し一定位置に位置決めして当該棒状材を棒状材仮置き台上に移載するので、当該棒状材の直径と長さとを第二搬送手段の制御データに取り込ませておけば、当該第二搬送手段の軸方向挟持クランプの中心位置と棒状材の軸方向中心位置とを一致させて、当該第二搬送手段の軸方向挟持クランプで棒状材仮置き台上の棒状材を軸方向に挟持させることが出来、当該第二搬送手段の軸方向挟持クランプで棒状材を棒状材仮置き台上で軸方向に摺動させて自動調心させる場合のように、棒状材仮置き台と棒状材との軸方向摺接による棒状材表面の傷付きを防止出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】設備全体を示す平面図である。
【図2】設備全体を示す側面図である。
【図3】切断装置の要部と第一搬送手段とを示す平面図である。
【図4】切断装置の要部を示す正面図である。
【図5】切断装置の要部と第一搬送手段の要部とを示す一部横断平面図である。
【図6】棒状素材挟持前の第一搬送手段の要部を示す縦断正面図である。
【図7】棒状素材挟持後の第一搬送手段の要部を示す縦断正面図である。
【図8】A図は棒状材移載前の第一搬送手段の要部と棒状材仮置き台とを示す正面図であり、B図は棒状材移載後の第一搬送手段の要部と棒状材仮置き台とを示す正面図である。
【図9】A図は第二搬送手段(多関節ロボット)の要部と棒状材仮置き台とを示す側面図であり、B図は同正面図である。
【図10】両端面取り加工装置への棒状材の供給第一段階を示す要部の一部横断平面図である。
【図11】同要部の一部縦断側面図である。
【図12】設備全体での棒状材の流れを説明する概略平面図である。
【符号の説明】
1 切断装置
2 両端面取り加工装置(二次加工装置)
3 搬送装置
4 第一搬送手段
5 棒状材仮置き台
6 第二搬送手段(多関節ロボット)
7 両端面取り加工装置の外周挟持クランプ
8,9 両端面取り加工装置の面取り回転工具
10 位置固定の基準クランプブロック
12 移動クランプブロック
15 切断装置の切断手段
16 切断装置の水平クランプ
17 丸鋸盤
18 固定水平基準面
19 固定クランプブロック
20 可動クランプブロック
21 可動フレーム
22 外周挟持クランプ
24 外周挟持クランプ移動用ロッドレスシリンダーユニット
25 基準クランプブロック
26 可動クランプブロック
29 2本の並列スライドロッド
30 スライド円筒体
31 圧縮コイルスプリング
32 外周挟持クランプ開閉用シリンダーユニット
33 棒状材仮置き台のV形支持面
36 第二搬送手段(多関節ロボット)の軸方向挟持クランプ
38,39 一対のクランプブロック
M 棒状素材
Mc 棒状素材の軸心
W 棒状材
Wc 棒状材の軸心
Wa,Wb 棒状材の軸方向両端面

Claims (3)

  1. 棒状素材を寸法切りする切断装置と、切断された棒状材を二次加工する加工装置と、切断装置から二次加工装置へ棒状材を搬送する搬送装置とから成る切断及び二次加工設備であって、前記搬送装置は、第一搬送手段と、棒状材仮置き台と、第二搬送手段とから成り、第一搬送手段は、切断装置で切断される棒状素材の切り離し部分を把持する外周挟持クランプを有すると共に、切断された棒状材を当該外周挟持クランプにより棒状材仮置き台上に移載し、第二搬送手段は、棒状材仮置き台上の棒状材を軸方向挟持クランプにより把持して二次加工装置の外周挟持クランプによる把持位置へ搬送する、切断及び二次加工設備。
  2. 前記第一搬送手段の外周挟持クランプは、左右水平方向に開閉自在であって、切断装置で切断される棒状素材の切り離し部分を把持する前進限位置と前記棒状材仮置き台の真上の後退限位置との間で切断装置に於ける棒状素材の軸心方向と平行に直線往復移動可能に支持され、棒状材仮置き台は、棒状材を前記棒状素材の軸心方向と平行な向きに支持するV形支持面を有する、請求項1に記載の切断及び二次加工設備。
  3. 前記第一搬送手段は、棒状材の直前切断端面を棒状材仮置き台に対し一定位置に位置決めして当該棒状材を棒状材仮置き台上に移載する、請求項2に記載の切断及び二次加工設備。
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