JP3589002B2

JP3589002B2 - Rear end structure of flip-up hood

Info

Publication number: JP3589002B2
Application number: JP00496898A
Authority: JP
Inventors: 和彦山田; 康城松浦
Original assignee: Nissan Motor Co Ltd
Current assignee: Nissan Motor Co Ltd
Priority date: 1998-01-13
Filing date: 1998-01-13
Publication date: 2004-11-17
Anticipated expiration: 2018-01-13
Also published as: JPH11198860A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両と障害物との衝突を検出してフードの後端が車体から跳ね上がる跳ね上げ式フードの後端部構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、走行中に車両が障害物に衝突した場合に、障害物がフード上に倒れ込んで車両と二次衝突する際の障害物の衝撃を吸収緩和して障害物を保護する跳ね上げ式フードが知られている。
そして、この跳ね上げ式フードの後端部構造は、通常のフードと同じく、フロントウインドウガラスの平面視で曲線を描いた下縁部形状に沿って、車両フードの後端部の形状が形成されており、そのため、後端コーナ部は後方に向けて突出する形状となっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、後端コーナ部が後方に向けて突出した形状であると、衝突時にフードが後退した場合に、フロントウインドウガラスに当たってフロントウインドウガラスを割ってしまうおそれがあり、その修繕費が大きくなるといった問題がある。かかる問題を回避するため、後端コーナ部とフロントウインドウガラスとの隙間は予め大きくとる必要があり、造形上の制約を受けるという課題がある。
本発明はかかる課題に鑑みなされたもので、請求項１ないし請求項６記載の発明は、フードとフロントウインドウガラスとの間の造形上の制約を少なくすることができる跳ね上げ式フードの後端部構造を提供することをその目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明のうち、請求項１記載の発明は、車両と障害物との衝突を検出してフードの後端部が車体から跳ね上がる跳ね上げ式フードの後端部構造であって、
フードはフードヒンジによって車体に対して開閉可能、また衝突時には跳ね上がり可能に支持され、
フードに対するフードヒンジ取付部位よりも車両後方側且つ後端コーナ部に車体からの跳ね上がりを制限する制限手段が設けられ、
該制限手段が車体側と後端コーナ部とを連結するワイヤであり、フード跳ね上がり時に該ワイヤが後端コーナ部の跳ね上がりを制限することで後端コーナ部を車体側に折曲させることを特徴とする。
【０００５】
また、請求項２記載の発明は、車両と障害物との衝突を検出してフードの後端部が車体から跳ね上がる跳ね上げ式フードの後端部構造であって、
フードはフードヒンジによって車体に対して開閉可能、また衝突時には跳ね上がり可能に支持され、
フードに対するフードヒンジ取付部位よりも車両後方側且つ後端コーナ部に車体からの跳ね上がりを制限する制限手段が設けられ、
該制限手段が、車体側または後端コーナ部のいずれか一方に設けられたフックと、車体側または後端コーナ部のいずれか他方に設けられフードの車体に対する上方運動によって前記フックに係合可能な係合体と、からなり、フード跳ね上がり時に前記フックと係合体とが係合することで後端コーナ部を車体側に折曲させることを特徴とする。
【０００６】
また、請求項３記載の発明は、請求項２記載のものにおいて、前記フック及び係合体が、平常時のフードが下方に変位したときに互いに当接する当接部をそれぞれ備えることを特徴とする。
また、請求項４記載の発明は、請求項１ないし請求項３のいずれか１項に記載のものにおいて、前記後端コーナ部とフードの一般部との境界部位には、他の部位よりも折曲しやすい易折曲構造が設けられることを特徴とする。
また、請求項５記載の発明は、請求項４載のものにおいて、前記易折曲構造が、平面視でフロントウインドウガラス側に凸となった曲線状に設けられることを特徴とする。
【０００７】
【発明の効果】
請求項１または２記載の発明によれば、衝突時にフードが跳ね上がると、フードに対するフードヒンジ取付部位よりも車両後方側且つ後端コーナ部の車体からの跳ね上がりを制限する制限手段によりフードの後端コーナ部は車体からの跳ね上がりが制限されるために、後端コーナ部が車体側に折曲されることになる。
従って、フードがフロントウインドウガラスに当接した場合であっても、後端コーナ部が折曲して後方への突出程度が緩和されているため、後端コーナ部がフロントウインドウガラスを割ることを阻止できる。従って、フードの後端コーナ部とフロントウインドウガラスとの隙間を自由に設定できるため、造形上の自由度を増加させることができる。
【０００８】
また、請求項１記載の発明によれば、ワイヤによって、後端コーナ部の車体からの跳ね上がりを確実に制限することができる。
また、請求項２記載の発明によれば、フックと係合体とが係合することにより、後端コーナ部の車体からの跳ね上がりを確実に制限することができる。
【０００９】
また、請求項３記載の発明によれば、請求項２に係る効果に加えて、平常時に人がフードに手をついたり、またはフードのワックスがけを行ったりしたとき等に、フックと係合体のそれぞれの当接部が当接して、フードの下方の変位を阻止できる。従って、フードのべこつき感を与えることを阻止できる。
また、請求項４記載の発明によれば、請求項１ないし３のいずれか１項に係る効果に加えて、易折曲構造が設けられることから、制限手段によって後端コーナ部が車体側へ折曲される際に、その折曲を助けより確実なものとすることができる。
また、請求項５記載の発明によれば、請求項４に係る効果に加えて、後端コーナ部が車体側に折曲された後も、鋭利な形状がフロントウインドウガラスを向くことがなく、さらに後端コーナ部が後退してもフロントウインドウガラスを割ることを防止することができる。
【００１０】
【発明の実施の形態】
以下、図１ないし図４を用いて本発明の跳ね上げ式フードの後端部構造の第１の実施の形態を説明する。
図において、１０は車両のエンジンルームを上から覆い隠すフードであり、フードの表面となるフードアウタ１２と、フードの裏面側に配設されるフードインナ１４とから構成される。フードアウタ１２とフードインナ１４とは、フード１０の適宜位置において、閉断面構造を構成してフード１０の剛性及び強度を保持しており、それぞれの端部においては、フードインナ１４がフードアウタ１２に接近して、ヘミング接合されている。
【００１１】
フード１０は、フードヒンジ２０によって車体に対して開閉可能また衝突時には跳ね上がり可能に支持される。即ち、車両に備えられる衝突センサからの信号によって図示しないエアバックが膨らみ、この膨張力によってフード１０の後端部が跳ね上がる。フードヒンジ２０は、車体にボルト固定された車体側リンク２２と、フードインナ１４にボルト固定されたフード側リンク２４と、車体側リンク２２とフード側リンク２４とを連結する中間リンク２６と、を備えており、中間リンク２６は、ヒンジピン２８によってフード側リンク２４に対して回動可能に連結されていると共に、可動ピン３０によって車体側リンク２２に対して回動可能に連結されている。また、可動ピン３０は、車体側リンク２２に設けられた長孔２２ａに沿って移動可能となっている。車体側リンク２２には、その後端に揺動部材３２がピン３４によって揺動可能に取り付けられており、揺動部材３２の先端にはヒンジピン２８を収容するフック部３２ａが形成されている。揺動部材３２は、常時、バネ３６によってそのフック部３２ａがヒンジピン２８を収容する方向に付勢されて、ヒンジピン２８を図１の位置に保持しているが、エアバックが膨張しフード１０を上方に跳ね上がる力が作用したときには、ピン３４を中心として回動して、フック部３２ａから中間リンク２６のヒンジピン２８を解放する。同時に、可動ピン３０が長孔２２ａを後方へ移動して中間リンク２６が起立し、フード１０が跳ね上がる、よう構成されている。
【００１２】
フード１０の後端コーナ部１０ａの後末端は、制限手段としてのワイヤ４０によって車体に連結されている。ワイヤ４０は、フード１０が跳ね上がったときに、フード１０の後端コーナ部１０ａの車体からの跳ね上がり量を制限するよう、その長さが設定されている。さらに、後端コーナ部１０ａとそれ以外のフード一般部１０ｂとの間の境界部位には、ビード１４ａが形成されている。ビード１４ａはフードアウタ１２側へ凹んだものであり、このビード１４ａとなった部位は、フードの他の部分よりも折曲しやすくなった易折曲構造となっている。図２に示す平面視で、フロントウインドウガラス４２側に凸となった曲線状に設けられると良い。
【００１３】
以上のようにして構成された跳ね上げ式フードの後端部構造において、フード１０が跳ね上がると、図３及び図４に示すように、ワイヤ４０によって後端コーナ部１０ａの先端が車体側に引っ張られるため、後端コーナ部１０ａが車体側に折曲する。また、このとき、ビード１４ａが形成されているため、ビード１４ａをきっかけとして、後端コーナ部１０ａが折曲する。
【００１４】
こうして、後端コーナ部１０ａが折曲して後端コーナ部１０ａの後方への突出程度が緩和されるので、フード１０が跳ね上がった状態で後退し、フロントウインドウガラス４２に当接しても、フロントウインドウガラス４２を割ることはない。特に、折曲された部分は必ず曲面となり、且つ、さらに、ビード１４ａがフロントウインドウガラス４２側に凸となった曲線状に形成されていることから、鋭利な形状がフロントウインドウガラス４２を向くことはない。こうして、フード１０とフロントウインドウガラス４２とは、予めその隙間を大きく設定する必要はなくなり、造形上の自由度を増加させることができる。
【００１５】
次に、図５ないし図７を用いて、本発明の跳ね上げ式フードの後端部構造の第２の実施の形態を説明する。尚、第１の実施の形態と同一の部材は、同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施の形態では、フード１０と車体との間にワイヤ４０を設定する代わりに、フード１０の後端コーナ部１０ａの後末端にフック５０を設け、車体側にヒンジピン２８と同一線上にロッド５２（係合体）を設け、フック５０とロッド５２とを係合可能に配置し、これらで制限手段を構成したものである。フック５０は、後方に開放された略コ字状形状をなしたフック部を備えており、平常時、フック部の下面５０ａとロッド５２とは大きな隙間を形成する一方、フック部の上面５０ｂとロッド５２とは小さな隙間を形成している。そして、人がフード１０の後端コーナ部１０ａに手をついたり、または後端コーナ部１０ａのワックスがけを行ったりしたような、フード１０の平常位置範囲内での変位が生じた場合、上面５０ｂ（当接部）及びロッドの上面５２ａ（当接部）が互いに当接して、ロッド５２が後端コーナ部１０ａを支持するようになっている。このため、べこつき感を与えたりすることはない。
【００１６】
また、ロッド５２は、フード１０のヒンジピン２８と略同一線上に設けられているため、通常のフード１０の開閉動作に支障を与えることはない。
衝突時にフード１０が跳ね上がると、図７に示すように、後端コーナ部１０ａは、フック５０のフック部の下面５０ａとロッド５２との隙間分だけ上方へ跳ね上がり、それ以上はフック５０とロッド５２とが係合するため、跳ね上がりが制限される。このため、第１の実施の形態と同様に、後端コーナ部１０ａが車体側に折曲する。こうして、後端コーナ部１０ａの後方への突出程度が緩和されるので、第１の実施の形態と同様の効果が得られる。
【００１７】
次に、図８及び図９は、本発明の跳ね上げ式フードの後端部構造の第３の実施の形態を示している。尚、第１の実施の形態と同一の部材は、同一の符号を付し、その説明を省略する。
この実施の形態では、フード１０の後端コーナ部１０ａの後末端に、ヒンジピン２８と同一線上にロッド（係合体）６０を設け、車体側にフック６２を設け、フック６２とロッド６０とを係合可能に配置し、これらで制限手段を構成したものである。フック６２は前方に開放された略コ字状形状をなしたフック部を備えており、平常時、フック部の上面６２ａとロッド６０とは大きな隙間を形成する一方、フック部の下面６２ｂとロッド６０とは小さな隙間を形成している。そして、人がフード１０の後端コーナ部１０ａに手をついたり、または後端コーナ部１０ａのワックスがけを行ったりしたような、フード１０の平常位置範囲内での変位が生じた場合、フック部の下面６２ｂ（当接部）及びロッドの下面６０ａ（当接部）は互いに当接する当接部となり、フック６２が後端コーナ部１０ａを支持するため、べこつき感を与えたりすることはない。
衝突時にフード１０が跳ね上がると、フック６２とロッド６０が係合し、図９に示すように、後端コーナ部１０ａが折曲するため、第２の実施の形態と同様の作用・効果を持たせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の跳ね上げ式フードの後端部構造の第１の実施の形態を表す側面図であり、平常時の状態を示す。
【図２】第１の実施の形態を表す平面図である。
【図３】第１の実施の形態を表す側面図であり、衝突時の状態を示す。
【図４】第１の実施の形態を表す斜視図であり、衝突時の状態を示す。
【図５】本発明の跳ね上げ式フードの後端部構造の第２の実施の形態を表す側面図であり（但し、フードヒンジを仮想線で示す）、平常時の状態を示す。
【図６】第２の実施の形態を表す平面図である。
【図７】第２の実施の形態を表す側面図であり、衝突時の状態を示す。
【図８】本発明の跳ね上げ式フードの後端部構造の第３の実施の形態を表す側面図であり（但し、フードヒンジを省略する）、平常時の状態を示す。
【図９】第３の実施の形態を表す側面図であり、衝突時の状態を示す。
【符号の説明】
１０フード
１０ａ後端コーナ部
１０ｂフード一般部
１４ａビード（易折曲構造）
４０ワイヤ（制限手段）
４２フロントウインドウガラス
５０フック（制限手段）
５０ｂフック部の上面（当接部）
５２ロッド（係合体）（制限手段）
５２ａロッドの上面（当接部）
６０ロッド（係合体）（制限手段）
６０ａロッドの下面（当接部）
６２フック（制限手段）
６２ｂフック部の下面（当接部）[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a rear end structure of a flip-up hood in which a collision between a vehicle and an obstacle is detected and the rear end of the hood jumps up from a vehicle body.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, when a vehicle collides with an obstacle while traveling, the flip-up hood that protects the obstacle by absorbing and relaxing the impact of the obstacle when the obstacle falls down on the hood and makes a secondary collision with the vehicle has been developed. Are known.
The rear end structure of the flip-up hood has a rear end shape of the vehicle hood formed along a lower edge shape which is curved in a plan view of the front window glass, like a normal hood. Therefore, the rear end corner portion has a shape protruding rearward.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, if the rear end corner portion has a shape protruding rearward, when the hood retreats in the event of a collision, the hood may hit the windshield and break the windshield, thereby increasing the repair cost. There is. In order to avoid such a problem, it is necessary to increase the gap between the rear end corner portion and the front window glass in advance, and there is a problem that there is a limitation in modeling.
SUMMARY OF THE INVENTION The present invention has been made in view of such problems, and the invention according to Claims 1 to 6 is directed to a rear end of a flip-up hood that can reduce a restriction on modeling between the hood and a windshield. Its purpose is to provide a partial structure.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the invention according to claim 1 of the present invention is a rear end structure of a flip-up hood in which a collision between a vehicle and an obstacle is detected and a rear end of the hood jumps up from the vehicle body. So,
The hood is supported by the hood hinge so that it can be opened and closed with respect to the vehicle body, and can be flipped up in the event of a collision,
Limiting means for limiting the jumping from the vehicle body is provided at the rear end corner portion of the vehicle with respect to the hood hinge mounting portion with respect to the hood ,
The limiting means is a wire connecting the vehicle body side and the rear end corner, and when the hood jumps up, the wire limits the jump of the rear end corner so that the rear end corner is bent toward the vehicle body. And
[0005]
The invention according to claim 2 is a flip-up hood rear end structure in which a collision between a vehicle and an obstacle is detected and a rear end of the hood jumps up from the vehicle body,
The hood is supported by the hood hinge so that it can be opened and closed with respect to the vehicle body, and can be flipped up in the event of a collision,
Limiting means for limiting the jumping from the vehicle body is provided at the rear end corner portion of the vehicle with respect to the hood hinge mounting portion with respect to the hood ,
The limiting means can be engaged with the hook provided on one of the vehicle body side and the rear end corner portion and the hook provided on the other of the vehicle body side and the rear end corner portion by upward movement of the hood with respect to the vehicle body. And the hook and the engaging body are engaged with each other when the hood jumps, so that the rear end corner portion is bent toward the vehicle body.
[0006]
According to a third aspect of the present invention, in the second aspect , the hook and the engagement body are provided with contact portions that come into contact with each other when the hood in a normal state is displaced downward. .
The invention of claim 4, wherein, in the one described in claims 1 to 3 Neu not Re one paragraph, the boundary portion between the rear end corner portion and the general portion of the hood, the other sites It is characterized in that an easily bendable structure that is easier to bend is provided.
According to a fifth aspect of the present invention, in the fourth aspect , the easily bendable structure is provided in a curved shape protruding toward the front window glass in plan view.
[0007]
【The invention's effect】
According to the first or second aspect of the present invention, when the hood jumps up at the time of collision, the rear end of the hood is limited by the limiting means for limiting the rearward corner of the hood from the vehicle body at the rear end corner of the hood hinge mounting portion with respect to the hood. Since the corner portion is prevented from rising from the vehicle body, the rear end corner portion is bent toward the vehicle body.
Therefore, even when the hood comes into contact with the windshield, the rear end corner is bent and the degree of rearward projection is reduced, so that the rear end corner does not break the windshield. Can be blocked. Therefore, the gap between the rear end corner of the hood and the front window glass can be set freely, so that the degree of freedom in modeling can be increased.
[0008]
Further, according to the first aspect of the invention, it is possible by word ear, to reliably restrict the jump from the body of the rear end corner portion.
Further, according to the second aspect of the present invention, by where the full-click the engaging body engages, it is possible to reliably limit the bounce from the body of the rear end corner portion.
[0009]
According to the third aspect of the present invention, in addition to the effect of the second aspect , the hook and the engaging member can be used when a person touches the hood or waxes the hood in a normal state. The respective contact portions of the hood abut against each other, so that the downward displacement of the hood can be prevented. Therefore, it is possible to prevent the hood from sticking.
According to the fourth aspect of the invention, in addition to the effect according to any one of the first to third aspects, since the easily bendable structure is provided, the rear end corner portion is moved to the vehicle body side by the restricting means. When being bent, the bending can be helped and made more reliable.
According to the invention described in claim 5 , in addition to the effect according to claim 4 , even after the rear end corner portion is bent toward the vehicle body, the sharp shape does not face the windshield, Further, even when the rear end corner portion retreats, it is possible to prevent the windshield from breaking.
[0010]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, a first embodiment of the rear end structure of the flip-up hood of the present invention will be described with reference to FIGS.
In the figure, reference numeral 10 denotes a hood that covers the engine room of the vehicle from above, and includes a hood outer 12 serving as a surface of the hood and a hood inner 14 disposed on the back side of the hood. The hood outer 12 and the hood inner 14 form a closed cross-sectional structure at an appropriate position of the hood 10 to maintain the rigidity and strength of the hood 10, and at each end, the hood inner 14 approaches the hood outer 12. And hemmed.
[0011]
The hood 10 is supported by a hood hinge 20 so as to be able to open and close with respect to the vehicle body and to be able to jump up in the event of a collision. That is, an airbag (not shown) is inflated by a signal from a collision sensor provided in the vehicle, and the rear end of the hood 10 jumps up due to the inflation force. The hood hinge 20 includes a vehicle body side link 22 bolted to the vehicle body, a hood side link 24 bolted to the hood inner 14, and an intermediate link 26 connecting the vehicle body side link 22 and the hood side link 24. The intermediate link 26 is rotatably connected to the hood-side link 24 by a hinge pin 28 and is rotatably connected to the vehicle-body-side link 22 by a movable pin 30. The movable pin 30 is movable along a long hole 22 a provided in the vehicle body side link 22. A swing member 32 is attached to the rear end of the vehicle body side link 22 so as to be swingable by a pin 34, and a hook portion 32 a for accommodating the hinge pin 28 is formed at the tip of the swing member 32. The swing member 32 is always urged by a spring 36 in a direction in which the hook portion 32a accommodates the hinge pin 28 to hold the hinge pin 28 at the position shown in FIG. When an upwardly upward force is exerted, the pin rotates around the pin 34 to release the hinge pin 28 of the intermediate link 26 from the hook 32a. At the same time, the movable pin 30 is moved backward through the long hole 22a, the intermediate link 26 stands up, and the hood 10 is jumped up.
[0012]
The rear end of the rear end corner portion 10a of the hood 10 is connected to the vehicle body by a wire 40 as limiting means. The length of the wire 40 is set so that when the hood 10 jumps up, the amount of the rear end corner 10a of the hood 10 jumping up from the vehicle body is limited. Further, a bead 14a is formed at a boundary between the rear end corner portion 10a and the other hood general portion 10b. The bead 14a is recessed toward the hood outer 12, and the portion serving as the bead 14a has an easily bent structure that is more easily bent than other portions of the hood. In a plan view shown in FIG. 2, it is preferable to provide a curved shape protruding toward the front window glass 42.
[0013]
In the rear end structure of the flip-up hood configured as described above, when the hood 10 jumps up, the front end of the rear end corner 10a is pulled toward the vehicle body by the wire 40 as shown in FIGS. Therefore, the rear end corner portion 10a is bent toward the vehicle body. At this time, since the bead 14a is formed, the rear end corner 10a is bent by the bead 14a.
[0014]
In this manner, the rear end corner portion 10a is bent and the degree of rearward projection of the rear end corner portion 10a is reduced, so that the hood 10 retreats in a jumped-up state and even if it comes into contact with the front window glass 42, The window glass 42 is not broken. In particular, since the bent portion always has a curved surface and the bead 14a is formed in a curved shape protruding toward the front window glass 42, a sharp shape faces the front window glass 42. There is no. In this manner, the hood 10 and the front window glass 42 do not need to have a large gap therebetween in advance, and the degree of freedom in modeling can be increased.
[0015]
Next, a second embodiment of the rear end structure of the flip-up hood according to the present invention will be described with reference to FIGS. The same members as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and description thereof will be omitted.
In the present embodiment, instead of setting the wire 40 between the hood 10 and the vehicle body, a hook 50 is provided at the rear end of the rear end corner portion 10a of the hood 10 and the rod 52 is aligned with the hinge pin 28 on the vehicle body side. (Engaging body) is provided, and the hook 50 and the rod 52 are arranged so as to be able to engage with each other, and these constitute a restricting means. The hook 50 has a substantially U-shaped hook portion that is opened rearward. In a normal state, a large gap is formed between the lower surface 50 a of the hook portion and the rod 52, while the upper surface 50 b of the hook portion is in contact with the hook 50. A small gap is formed with the rod 52. When a displacement of the hood 10 within the normal position range occurs, such as when a person touches the rear end corner 10a of the hood 10 or waxes the rear end corner 10a, 50b (contact portion) and the upper surface 52a (contact portion) of the rod are in contact with each other, and the rod 52 supports the rear end corner portion 10a. For this reason, there is no feeling of stickiness.
[0016]
Further, since the rod 52 is provided substantially on the same line as the hinge pin 28 of the hood 10, it does not hinder the normal opening / closing operation of the hood 10.
When the hood 10 jumps up at the time of a collision, as shown in FIG. 7, the rear end corner portion 10a jumps up by a gap between the lower surface 50a of the hook portion of the hook 50 and the rod 52, and beyond that, the hook 50 and the rod 52 Are engaged with each other, so that jumping is restricted. For this reason, similarly to the first embodiment, the rear end corner portion 10a is bent toward the vehicle body. In this way, the degree of rearward projection of the rear end corner portion 10a is reduced, and the same effect as in the first embodiment can be obtained.
[0017]
Next, FIGS. 8 and 9 show a third embodiment of the rear end structure of the flip-up hood of the present invention. The same members as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and description thereof will be omitted.
In this embodiment, a rod (engaging body) 60 is provided at the rear end of the rear end corner portion 10 a of the hood 10 on the same line as the hinge pin 28, a hook 62 is provided on the vehicle body side, and the hook 62 and the rod 60 are engaged. And limiting means are constituted by these. The hook 62 has a substantially U-shaped hook portion which is opened forward, and a large gap is formed between the upper surface 62a of the hook portion and the rod 60 in a normal state, while the lower surface 62b of the hook portion is 60 and a small gap are formed. If a displacement occurs in the normal position range of the hood 10 such as when a person touches the rear end corner portion 10a of the hood 10 or waxes the rear end corner portion 10a, The lower surface 62b (abutting portion) of the portion and the lower surface 60a (abutting portion) of the rod serve as abutting portions that abut each other, and the hook 62 supports the rear end corner portion 10a, thereby giving a feeling of stickiness. There is no.
When the hood 10 jumps up at the time of collision, the hook 62 and the rod 60 are engaged, and as shown in FIG. 9, the rear end corner portion 10a is bent, so that the same operation and effect as in the second embodiment are provided. Can be made.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view showing a first embodiment of a rear end structure of a flip-up hood according to the present invention, showing a state in a normal state.
FIG. 2 is a plan view illustrating the first embodiment.
FIG. 3 is a side view illustrating the first embodiment, showing a state at the time of a collision.
FIG. 4 is a perspective view showing the first embodiment, showing a state at the time of collision.
FIG. 5 is a side view showing a rear end structure of a flip-up hood according to a second embodiment of the present invention (however, a hood hinge is indicated by a virtual line), and shows a state in a normal state.
FIG. 6 is a plan view illustrating a second embodiment.
FIG. 7 is a side view illustrating the second embodiment, illustrating a state at the time of a collision.
FIG. 8 is a side view showing a rear end structure of a flip-up hood according to a third embodiment of the present invention (however, a hood hinge is omitted), and shows a state in a normal state.
FIG. 9 is a side view illustrating the third embodiment, illustrating a state at the time of a collision.
[Explanation of symbols]
10 Hood 10a Rear end corner part 10b Hood general part 14a Bead (easy bending structure)
40 wires (limiting means)
42 front window glass 50 hook (restriction means)
50b Upper surface of hook part (contact part)
52 rod (engagement body) (limiting means)
52a Upper surface of rod (contact part)
60 rod (engaging body) (limiting means)
60a Lower surface of rod (contact part)
62 Hook (restriction means)
62b Lower surface of hook part (contact part)

Claims

車両と障害物との衝突を検出してフードの後端部が車体から跳ね上がる跳ね上げ式フードの後端部構造であって、
フードはフードヒンジによって車体に対して開閉可能、また衝突時には跳ね上がり可能に支持され、
フードに対するフードヒンジ取付部位よりも車両後方側且つ後端コーナ部に車体からの跳ね上がりを制限する制限手段が設けられ、
該制限手段が、車体側と後端コーナ部とを連結するワイヤであり、フード跳ね上がり時に該ワイヤが後端コーナ部の跳ね上がりを制限することで後端コーナ部を車体側に折曲させることを特徴とする跳ね上げ式フードの後端部構造。A rear end structure of a flip-up hood that detects a collision between the vehicle and an obstacle and a rear end of the hood jumps up from the vehicle body,
The hood is supported by the hood hinge so that it can be opened and closed with respect to the vehicle body, and can be flipped up in the event of a collision,
Limiting means for limiting the jump from the vehicle body is provided at the rear end corner portion of the vehicle with respect to the hood hinge mounting portion with respect to the hood ,
The restriction means is a wire for connecting the vehicle body and the rear end corner portion, the wire can be bent to the rear end corner portion by limiting the bouncing of the rear corner portion on the vehicle body side when jumping hood The rear end structure of the flip-up hood that is the feature.

車両と障害物との衝突を検出してフードの後端部が車体から跳ね上がる跳ね上げ式フードの後端部構造であって、
フードはフードヒンジによって車体に対して開閉可能、また衝突時には跳ね上がり可能に支持され、
フードに対するフードヒンジ取付部位よりも車両後方側且つ後端コーナ部に車体からの跳ね上がりを制限する制限手段が設けられ、
該制限手段が、車体側または後端コーナ部のいずれか一方に設けられたフックと、車体側または後端コーナ部のいずれか他方に設けられフードの車体に対する上方運動によって前記フックに係合する係合体と、からなり、フード跳ね上がり時に前記フックと係合体とが係合することで後端コーナ部を車体側に折曲させることを特徴とする跳ね上げ式フードの後端部構造。A rear end structure of a flip-up hood that detects a collision between the vehicle and an obstacle and a rear end of the hood jumps up from the vehicle body,
The hood is supported by the hood hinge so that it can be opened and closed with respect to the vehicle body, and can be flipped up in the event of a collision,
Limiting means for limiting the jump from the vehicle body is provided at the rear end corner portion of the vehicle with respect to the hood hinge mounting portion with respect to the hood ,
The limiting means is engaged with the hook provided on one of the vehicle body side and the rear end corner portion and the hook provided on the other of the vehicle body side and the rear end corner portion by upward movement of the hood with respect to the vehicle body. A rear end structure of a flip-up hood, wherein the rear end corner portion is bent toward the vehicle body by engaging the hook and the engagement body when the hood jumps up.

前記フック及び係合体は、平常時のフードが下方に変位したときに互いに当接する当接部をそれぞれ備えることを特徴とする請求項２記載の跳ね上げ式フードの後端部構造。The rear end structure of the flip-up hood according to claim 2, wherein the hook and the engagement body each have a contact portion that comes into contact with each other when the hood in a normal state is displaced downward.

前記後端コーナ部とフードの一般部との境界部位には、他の部位よりも折曲しやすい易折曲構造が設けられることを特徴とする請求項１ないし３のいずれか１項に記載の跳ね上げ式フードの後端部構造。The easy-to-bend structure that is easier to bend than other parts is provided at a boundary part between the rear end corner part and a general part of the hood, The apparatus according to claim 1, wherein: Rear end structure of the flip-up hood.

前記易折曲構造は、平面視でフロントウインドウガラス側に凸となった曲線状に設けられることを特徴とする請求項４記載の跳ね上げ式フードの後端部構造。5. The rear end structure of the flip-up hood according to claim 4, wherein the easily bendable structure is provided in a curved shape protruding toward the front window glass in plan view.