JP3585698B2 - 情報処理装置およびプログラム記録媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、文書や図形を作成するための情報処理装置に関し、特に、文書や図形を作成するために用いられる各編集機能の使用法を説明する機能を備える情報処理装置に関する。さらに、本発明は、コンピュータを、そのような情報処理装置として機能させるためのプログラムが記録されたプログラム記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の、文書や図形を作成するための情報処理装置には、種々の編集機能が付加されており、各編集機能を利用することによって、さまざまな形態の文書や図形の作成が行えるようになっている。しかしながら、使用できる編集機能が多くなった分だけ、ユーザが覚えなければならない操作手順も増えており、また、各操作手順も複雑なものとなっている。
【0003】
このため、近年の情報処理装置の多くは、各編集機能に関する解説画面を表示する機能を備えている。このような機能を備えた情報処理装置としては、単に、操作方法の説明文を画面上に表示する装置や、ユーザが操作すべき対象(例えば、キーボード)と、編集される文書あるいは図形の雛形を画面上に表示し、その操作対象と雛形に関する表示内容を、操作手順に則して変更することによって、各編集機能を説明する装置(各編集機能のデモを行う装置)が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の情報処理装置では、ユーザが指定した編集機能に関する解説画面が表示されるように構成されていた。このため、目的とする結果が得られる編集機能の名称等が分からない場合、ユーザは、所望の解説画面が表示されるまで、編集機能の指定を繰り返すといった煩雑な作業を行わなければならなかった。また、従来の情報処理装置において表示される解説画面は定型のものであったため、編集機能を使用した場合の結果を誤解してしまい、誤った操作をしてしまう場合もあった。
【0005】
そこで、本発明の課題は、編集処理に必要とされる編集機能に関する説明が煩雑な作業をすることなく得られ、しかも、その使用法や効果がより具体的な形で表示される情報処理装置を提供することにある。
【0006】
また、本発明の他の課題は、コンピュータを、そのような情報処理装置として機能させるためのプログラムが記録されたプログラム記録媒体を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の情報処理装置は、編集対象情報の内容を変更するための複数の編集機能を有し、編集対象情報の内容に応じた文字あるいは図形を表示しつつ、入力装置に対して行われた操作内容に応じた編集機能を使用して編集対象情報の編集を行う情報処理装置であって、所定の開始条件が満たされたときに、複数の編集機能の中から、その時点における編集対象情報に対して使用可能な編集機能を特定する特定手段と、この特定手段によって特定された編集機能の中から、1つの編集機能を選択する選択手段と、この選択手段によって選択された編集機能を使用することを示す情報を表示するとともに、その編集機能を使用することによって編集対象情報の内容を一時的に変更する編集機能実行手段とを備える。
【0008】
すなわち、第1の情報処理装置では、所定の開始条件が満たされたとき、特定手段によって、その時点における編集対象情報に対して使用可能な編集機能が全て特定される。選択手段は、特定手段によって特定された編集機能の中から機能説明を行う編集機能を一つ選択する。そして、編集機能実行手段は、選択された編集機能を編集対象情報に対して一時的に使用する。すなわち、編集機能実行手段は、編集機能を使用して編集対象情報の内容を更新する処理と、更新した内容を元に戻す処理とを実行する。また、編集機能実行手段は、そのような処理と同期した形で、選択手段によって選択された編集機能を使用することを示す情報を表示手段に表示する処理も行う。
【0009】
このように、第1の情報処理装置では、複数の編集機能のなかから、ユーザが作成中の編集対象情報に対して、使用可能な編集機能が特定され、特定された各編集機能を編集対象情報に対して使用した結果が表示される。すなわち、第1の情報処理装置によってその動作内容が示される編集機能は、ユーザが使用する可能性が高いものとなっている。このため、第1の情報処理装置によれば、編集処理に必要とされる編集機能に関する説明が煩雑な作業をすることなく得られる。また、編集機能の動作内容が、ユーザが作成中の編集対象情報を利用して説明されるので、ユーザは、各編集機能の使用法や効果を、容易に理解できる。その結果として、第1の情報処理装置を用いれば、文書や図形の作成処理をすばやく行えることになる。
【0010】
本発明の第2の情報処理装置は、編集対象情報の内容を変更するための複数の編集機能を有し、編集対象情報の内容に応じた文字あるいは図形を表示しつつ、入力装置に対して行われた操作内容に応じた編集機能を使用して編集対象情報の編集が行う情報処理装置であって、所定の開始条件が満たされたときに、その時点における編集対象情報の複製を作成するとともに、複数の編集機能の中から、その編集対象情報に対して使用可能な編集機能を特定する特定手段と、この特定手段によって特定された編集機能の中から、1つの編集機能を選択する選択手段と、この選択手段によって選択された編集機能を使用することを示す情報を表示するとともに、その編集機能を使用することによって編集対象情報の内容を変更する編集機能使用手段と、所定の終了条件が満たされたときに、編集機能使用手段の動作を停止するとともに、特定手段によって作成された複製を新たな編集対象情報とする終了手段とを備える。
【0011】
すなわち、第2の情報処理装置では、所定の開始条件が満たされた場合、特定手段によって、その時点における編集対象情報の複製が作成される。また、特定手段は、その編集対象情報に対して使用可能な編集機能を特定し、選択手段は、特定手段によって特定された編集機能の中から機能説明を行う編集機能を選択する。そして、編集機能実行手段は、選択手段によって選択された編集機能を編集対象情報に対して使用していく。また、編集機能実行手段は、各編集機能の使用と同期した形で、選択手段によって選択された編集機能を使用することを示す情報を表示する処理も行う。すなわち、編集機能実行手段は、編集対象情報に対して複数の編集機能を重ねて使用していく。そして、終了手段は、所定の終了条件が満たされたときに、編集機能実行手段の動作を停止し、特定手段によって作成された複製を新たな(その時点以降に用いる)編集対象情報とする。
【0012】
このように、第2の情報処理装置では、複数の編集機能のなかから、ユーザが作成中の編集対象情報に対して、使用可能な編集機能が特定され、特定された各編集機能を編集対象情報に対して使用した結果が表示される。すなわち、第2の情報処理装置によってその動作内容が示される編集機能は、ユーザが使用する可能性が高いものとなっている。このため、第2の情報処理装置によれば、編集処理に必要とされる編集機能に関する説明が煩雑な作業をすることなく得られる。また、編集機能の動作内容が、ユーザが作成中の編集対象情報を利用して説明されるので、ユーザは、各編集機能の使用法や効果を、容易に理解できる。その結果として、第2の情報処理装置を用いれば、文書や図形の作成処理をすばやく行えることになる。
【0013】
なお、第1および第2の情報処理装置では、特定手段として、特定された編集機能が複数の場合、順次、1つの編集機能を選択する手段を用いることができる。このような特定手段を用いた場合、使用可能な編集機能の説明が、順次、行われることになる。
【0014】
また、特定手段として、複数の編集機能の中から、その時点における編集対象情報に対して使用可能な編集機能であり、かつ、編集対象情報で使用されていない編集機能を特定する手段を用いることもできる。このような特定手段を用いた場合、既に熟知している編集機能に関する説明が表示されるのを防止できることになる。
【0015】
また、所定の開始条件としては、入力装置に対して行われた操作内容が誤りであるといった条件を用いることができる。
また、例えば、CD−ROMや磁気ディスク媒体などのプログラム記録媒体にコンピュータを上記手段の集合体として機能させるためのプログラムを記憶しておき、当該プログラムを、コンピュータに実行させることによって、第1あるいは第2の情報処理装置を実現しても良いことは当然である。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面を参照して具体的に説明する。
図1に、本発明の一実施形態による情報処理装置の構成を示す。実施形態の情報処理装置は、文書データや図形データを作成するための装置であり、図示したように、入力装置11、表示装置12、補助記憶装置13、RAM(random access memory)14、ROM(read only memory)15、CPU(central processing unit)16を備える。
【0017】
入力装置11は、ユーザが、情報処理装置(CPU16)に対して、動作内容を指示するための装置であり、キーボードとタッチパネルとから構成されている。表示装置12は、編集対象となっている文書データや図形データの内容を表示するための装置であり、液晶ディスプレイとその周辺回路から構成されている。補助記憶装置13は、編集を終えた文書データや図形データをファイル化して保存するための装置である。本情報処理装置では、補助記憶装置13として、フロッピディスク装置を用いている。
【0018】
RAM14は、編集対象となっている文書データ、図形データなどを記憶するためのメモリである。ROM15内には、CPU16の動作手順を規定するプログラムが記憶されている。CPU16は、ROM15内のプログラムに従って各部を統合的に制御することによって、文書データ編集処理と図形データ編集処理と機能説明処理とを実行する。
【0019】
このうち、文書データ編集処理と図形データ編集処理は、一般的な情報処理装置で行われている処理と類似した処理であるので、ここでは、その概要だけを説明することにする。
【0020】
文書データ編集処理は、文書データを作成、編集する処理であり、ユーザが入力装置11を用いて文書データ編集処理の実行を指示したときに開始される。例えば、既存の文書データに対する文書データ編集処理の実行が指示された場合、CPU16は、その文書データを補助記憶装置13からRAM14に読み出して、その文書データの内容を表示装置12に表示させる。そして、CPU16は、入力装置11(主にキーボード)に対して行われた操作内容に応じて、RAM14内の文書データを更新するとともに、表示装置12の表示内容を更新した文書データに応じたものに変更していく。
【0021】
図形データ編集処理は、図形データを作成、編集する処理であり、ユーザが入力装置11を用いて図形データ編集処理の実行を指示したときに開始される。図形データ編集処理時、CPU16は、タッチパネルからのデータに基づき、図形データを更新していく。
【0022】
以下、機能説明処理を詳細に説明する。
機能説明処理には、文書データ編集処理に対応する処理と、図形データ編集処理に対応する処理がある。CPU16は、各編集処理中に、入力装置11に対して所定の操作が行われたこと(あるキーが押下されたこと)を検出したときと、入力装置11に対する操作が所定時間行われていないことを検出したときと、誤った操作がなされたことを検出したときに、その編集処理に対応する機能説明処理を開始する。
【0023】
まず、図2ないし図6を用いて、文書データ編集処理時に起動される機能説明処理を説明する。なお、図2は、文書データに対する機能説明処理実行時のCPU16の動作手順を示した流れ図であり、図3ないし図6は、文書データに対する機能説明処理時に、表示装置12に表示される内容の一例を示した図である。
【0024】
図2に示したように、文書データに対する機能説明処理の実行時、CPU16は、表示装置12に表示されている文書に対して使用可能な編集機能を特定するとともに、使用可能な編集機能が複数あった場合には、それらの編集機能の説明順を決定する(ステップS101)。
【0025】
なお、本装置において使用可能な編集機能の中には、2種の操作(たとえば、始点の指定と終点の指定)が必要とされるものが存在する。1種の操作だけが行われている状態で、機能説明処理が開始された場合、CPU16は、ステップS101において、その中断されている編集機能をも、使用可能な編集機能であると見なす。
【0026】
さらに、CPU16は、ステップS101において、表示装置12に表示されている内容を参照することによって、既に文書中で使用されている編集機能(操作が中断されている編集機能を除く)に関する説明が後に行われるように、各編集機能の説明順を決定する。また、操作を間違いやすい編集機能の説明が先に行われるように説明順を決定する。
【0027】
たとえば、表示装置12に、図3に示したような文書が表示されていた場合、CPU16は、文書内に、文字種設定用の制御記号(ゴ、明といった文字が内部に表示された□)が存在していることを認識し、そのような制御記号を入力するための機能についての説明を後に行うことを決定する。また、CPU16は、文書内に罫線が用いられていることを認識し、罫線使用時に問題となることが多い文字列の削除(罫線通過ありでの削除と罫線通過なしでの削除)に関する2種の機能説明を先に行うことを決定する。
【0028】
CPU16は、このようにして決定した説明順に基づき、表示されている文書に対して使用可能な編集機能のなかから、説明を行う1つの編集機能を選択する。また、選択した編集機能が文字列の指定が必要なものであった場合には、表示装置12に表示されている文書の中から、編集対象とする文字列を決定する(ステップS102)。なお、この編集対象とする文字列の決定は、乱数を利用して行われる。
【0029】
その後、CPU16は、ステップS102で選択した編集機能に関する説明文を、表示装置12の画面の一部に表示する(ステップS103)。その後、CPU16は、その編集機能を画面に表示されている編集対象文字列(あるいは文書)に対して実行する(ステップS104)。次いで、CPU16は、いわゆる、アンドゥ処理を行い、文書データ(表示装置12に表示される文書)を、編集機能の実行前の状態に戻す(ステップS105)。
【0030】
たとえば、図3に示した文書に対して、“罫線通過あり”モードでの削除に関する機能説明を行う場合、CPU16は、図4に示したように、画面上部に、説明文を表示するための領域30を表示し、その内部に、「罫線モードには“罫線通過あり”“罫線通過なし”の2つのモードがあります。“罫線通過あり”では、罫線も文字として扱われますので、文字列の削除を行うと罫線の位置がずれることがあります。“罫線通過あり”で、文字列“大村善通”を削除します。」といった文章(図では省略してある)を表示する。次いで、CPU16は、“罫線通過あり”での文字列削除を実際に実行する。その結果、表示装置12には、図5に示したように、削除部分以降の罫線がずれた画面が表示されることになる。その後、CPU16は、アンドゥ処理を行うことによって、表示装置12の表示内容を図3に示したものに戻す。
【0031】
このような手順で、1つの編集機能の説明を行った後、CPU16は、ステップS102〜S105の実行中に、入力装置11に対して何らかの操作が行われたか否かを判断する(ステップS106)。そして、操作が行われていなかった場合(ステップS106;N)には、ステップS102に戻り、次の編集機能に関する説明を実行する。
【0032】
図3に示した文書に対して、ステップS102以降の2度目の処理が行われる場合には、“罫線通過なし”モードでの削除に関する機能説明が行われる。このため、表示装置12には、図4に示したような画面が表示された後に、図6に示したような画面が表示され、さらに、その後、元の画面(図3)が表示されることになる。
【0033】
CPU16は、このような処理を各編集機能に対して繰り返し、ステップS106において、操作が行われていたことを検出した場合に、機能説明処理を終了する。そして、文書データ作成処理を中断した箇所から再開する。
【0034】
次に、図形データ編集処理時に起動される機能説明処理を説明する。
図7に示したように、図形データを対象とする機能説明処理の開始時、CPU16は、表示装置12に表示されている図形データ中で使用されていない編集機能を特定する。その際、使用されていない編集機能が複数あった場合には、それらの編集機能の使用順(説明順)の決定も行う(ステップS201)。
【0035】
次いで、CPU16は、表示装置12に表示されている図形データのコピーをRAM14に記憶する(ステップS202)。その後、CPU16は、ステップS201で決定した説明順に基づき、説明を行う1つの編集機能を選択するとともに、表示装置12の図形表示領域のなかから、その編集機能が使用可能な領域を決定する(ステップS203)。具体例については後述するが、このステップにおいて、CPU16は、表示装置12に表示されている図形の色や形を考慮して、各編集機能を使用する領域を決定する。
【0036】
そして、CPU16は、これから使用する編集機能を表示するとともに、決定した領域に対して、選択した編集機能を使用する(ステップS204)。次いで、CPU16は、図形が表示されている領域の図形表示領域に対する割合を求め(ステップS205)、その割合が所定値よりも大きいか否かを判断する(ステップS206)。求めた割合が所定値未満であった場合(ステップS206;N)、CPU16は、ステップS203〜S206の実行中に、入力装置11に対して何らかの操作が行われたか否かを判断する(ステップS208)。そして、操作が行われていなかった場合(ステップS208;N)には、ステップS203に戻る。
【0037】
また、求めた割合が所定値以上であった場合(ステップS206;Y)、CPU16は、ステップS204の処理によって表示されたいずれかの図形に対して、図形消去用の編集機能を使用(ステップS207)した後に、ステップS208に進む。なお、ステップS207においても、ステップS204と同様にこれから実行する編集機能(図形消去機能)を実行する旨が表示装置12に表示される。
【0038】
そして、CPU16は、操作が行われていたことを検出したとき(ステップS208;Y)に、ステップS202でRAM14内に待避しておいた図形データのコピーを用いて、表示装置12の表示内容を機能説明処理開始前の状態に戻す(ステップS209)。そして、機能説明処理を終了し、図形データ編集処理を再開する。
【0039】
以下、図形データに対する機能説明処理を、さらに具体的に説明する。
たとえば、図8に示したような図形が表示されているときに、機能説明処理が開始された場合、CPU16は、使用されていない編集機能(花火描画機能、木描画機能、模様付け機能等)を使用することを決定する。そして、花火描画機能を使用する際、CPU16は、黒色が割り当てられている領域があった場合には、その領域内に、花火描画機能を実行する領域を設定する。黒色が割り当てられている領域がなかった場合には、図形表示領域内の上方に位置し、他の図形が描画されてない部分に、花火描画機能を使用する領域を設定する。また、木描画機能を使用する際には、下方が茶色であり、上方が黒色など他の色である境界を、その描画開始位置として優先的に使用する。そして、模様付け機能を実行する際には、適度な大きさを有する閉領域を探索し、探索した閉領域に対して、模様付け機能を実行する。このような動作の結果、図8に示した図形には、図9に示したように、花火31や木32や模様33が付加されていく。そして、さらに、時間が経過した際には、他の花火が付加されたり、花火31や木32が消去されたりしていく。
【0040】
このように、実施形態の情報処理装置では、ユーザが入力装置に対して所定の操作をした場合や、誤った操作をした場合、その時点における編集対象に対して使用可能な編集機能が特定され、特定された各編集機能を編集対象に対して使用した結果が表示される。すなわち、この情報処理装置では、使用される可能性が高い編集機能の説明が順次行われる。このため、本情報処理装置を用いた場合、ユーザは、編集処理に必要とされる編集機能の説明を、煩雑な処理を行わなくとも取得できることになる。その結果、文書や図形の作成作業をすばやく完了させることができることになる。
【0041】
なお、実施例の情報処理装置は、各種の変形が可能である。たとえば、実施例の情報処理装置は、文書データを対象としたとき、使用可能な編集機能に関する説明が全て行われるように構成されているが、文書データ中で使用されている機能に関する説明が行われないように装置を構成することもできる。また、使用可能な編集機能に関する説明が一通り行われたら、機能説明処理が終了するように情報処理装置を構成することもできる。また、図形データに対しても、1機能の説明が完了する度に、表示内容を元に戻す処理が行われるように情報処理装置を構成しても良い。さらに、そのときに画面に表示されている内容に応じて、使用可能な編集機能から1つ編集機能を選択し、選択した編集機能の説明のみを行うように装置を構成しても良い。
【0042】
また、実施例の情報処理装置は、専用の装置(いわゆる、ワープロ)であるが、通常のコンピュータに、本情報処理装置相当の動作をさせても良いことは当然である。すなわち、本情報処理装置のROM15内に記憶されているプログラムに相当するプログラムを、例えば、CD−ROMや磁気ディスク媒体などの可搬型記録媒体に記憶させておく。そして、当該可搬型記録媒体内のプログラムを、通常のコンピュータ(内のCPU)に実行させることによって、上記した情報処理装置と同様の機能を有する装置を実現しても良い。なお、その際、可搬型記録媒体内のプログラムが、可搬型記録媒体からコンピュータ内のRAM上に直接読み出され、CPUによって実行されるようにしても良く、そのプログラムのコピーがコンピュータ内の記憶装置(例えばハードディスク)に記憶された後(いわゆるインストールが行われた後)、記憶装置内のプログラムがRAM上に読み出され、CPUによって実行されるようにしても良い。
【0043】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明の情報処理装置では、所定の条件が満たされたときに、ユーザが作成している文書あるいは図形に対して使用可能な編集機能が特定され、特定された各編集機能を編集対象に対して使用した結果が表示される。すなわち、本発明の情報処理装置では、使用される可能性が高い編集機能の説明(編集対象情報に対する使用)が順次行われる。このため、本情報処理装置によれば、ユーザは、編集処理に必要とされる編集機能の説明を、煩雑な処理を行わなくとも取得できることになる。その結果として、本発明によれば、文書や図形の作成作業をすばやく完了させることができることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による情報処理装置の構成を示すブロック図である。
【図2】実施形態の情報処理装置において、文書データに対して行われる機能説明処理の流れを示す流れ図である。
【図3】文書データに対する機能説明処理を説明するための説明図である。
【図4】文書データに対する機能説明処理を説明するための説明図である。
【図5】文書データに対する機能説明処理を説明するための説明図である。
【図6】文書データに対する機能説明処理を説明するための説明図である。
【図7】実施形態の情報処理装置において、図形データに対して行われる機能説明処理の流れを示す流れ図である。
【図8】図形データに対する機能説明処理を説明するための説明図である。
【図9】図形データに対する機能説明処理を説明するための説明図である。
【符号の説明】
11 入力装置
12 表示装置
13 補助記憶装置
14 RAM
15 ROM
16 CPU
Claims (6)
- 編集対象情報の内容を変更するための複数の編集機能を有し、前記編集対象情報の内容に応じた文字あるいは図形を表示しつつ、入力装置に対して行われた操作内容に応じた編集機能を使用して前記編集対象情報の編集を行う情報処理装置であって、
前記入力装置に対する操作が所定時間以上行われていないことを検出したときに、前記複数の編集機能の中から、その時点における編集対象情報に対して使用可能な編集機能を特定する特定手段と、
前記特定手段によって特定された編集機能の中から、1つの編集機能を自動的に選択する選択手段と、
前記選択手段によって選択された編集機能を使用することを示す情報を表示するとともに、その編集機能を使用することによって前記編集対象情報の内容を一時的に変更し、その後、前記編集対象情報の内容を元の状態に戻す編集機能実行手段とを備えることを特徴とする情報処理装置。 - 編集対象情報の内容を変更するための複数の編集機能を有し、前記編集対象情報の内容に応じた文字あるいは図形を表示しつつ、入力装置に対して行われた操作内容に応じた編集機能を使用して前記編集対象情報の編集を行う情報処理装置であって、
前記入力装置に対する操作が所定時間以上行われていないことを検出したときに、その時点における編集対象情報の複製を生成するとともに、前記複数の編集機能の中から、その編集対象情報に対して使用可能な編集機能を特定する特定手段と、
前記特定手段によって特定された編集機能の中から、1つの編集機能を自動的に選択する選択手段と、
前記選択手段によって選択された編集機能を使用することを示す情報を表示するとともに、その編集機能を使用することによって前記編集対象情報の内容を変更する編集機能使用手段と、
所定の終了条件が満たされたときに、前記編集機能使用手段の動作を停止するとともに、前記特定手段によって作成された複製を新たな編集対象情報とする終了手段とを備えることを特徴とする情報処理装置。 - 前記選択手段は、特定された編集機能が複数の場合、順次、1つの編集機能を自動的に選択することを特徴とする請求項1または請求項2記載の情報処理装置。
- 前記特定手段は、前記複数の編集機能の中から、その時点における編集対象情報に対して使用可能な編集機能であり、かつ、前記編集対象情報に対して使用されていない編集機能を特定することを特徴とする請求項1または請求項2記載の情報処理装置。
- コンピュータを、
編集対象情報の内容を変更するための複数の変更処理手段と、
前記編集対象情報の内容に応じた文字あるいは図形を表示しつつ、行われた操作内容に応じた変更処理手段を使用して前記編集対象情報の編集を行う編集手段と、
入力装置に対する操作が所定時間以上行われていないことを検出したときに、前記複数の編集処理手段の中から、その時点における編集対象情報に対して使用可能な編集機能を特定する特定手段と、
前記特定手段によって特定された変更処理手段の中から、1つの変更処理手段を自動的に選択する選択手段と、
前記選択手段によって選択された変更処理手段を使用することを示す情報を表示するとともに、その変更処理手段を使用することによって前記編集対象情報の内容を一時的に変更し、その後、前記編集対象情報の内容を元の状態に戻す変更処理実行手段として機能させるためのプログラムが記録されたプログラム記録媒体。 - コンピュータを、
編集対象情報の内容を変更するための複数の変更処理手段と、
前記編集対象情報の内容に応じた文字あるいは図形を表示しつつ、行われた操作内容に応じた変更処理手段を使用して前記編集対象倍報の編集を行う変更手段と、
入力装置に対する操作が所定時間以上行われていないことを検出したときに、その時点における編集対象情報の複製を作成するとともに、前記複数の変更処理手段の中から、その編集対象情報に対して使用可能な変更処理手段を特定する特定手段と、
前記特定手段によって特定された変更処理手段の中から、1つの変更処理手段を自動的に選択する選択手段と、
前記選択手段によって選択された変更処理手段を使用することを示す情報を表示するとともに、その変更処理手段を使用することによって前記編集対象情報の内容を変更する変更処理実行手段と、
所定の終了条件が満たされたときに、前記変更処理実行手段の動作を停止するとともに、前記特定手段によって作成された複製を新たな編集対象情報とする終了手段として機能させるためのプログラムが記録されたプログラム記録媒体。
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