JP3584746B2 - 操作レバー装置 - Google Patents

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    • F16H59/00Control inputs to control units of change-speed-, or reversing-gearings for conveying rotary motion
    • F16H59/02Selector apparatus
    • F16H59/0213Selector apparatus with sealing means, e.g. against entry of dust

Landscapes

  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、車両のトルク伝達装置を手動操作するために用いられる操作レバー装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両の変速機を手動操作するためのシフトレバー装置の一種としてフロアーシフト形式が用いられていた。これに対して近年では、室内空間を広く活用すること、操作性を向上することなどを目的として、シフトレバー装置をインストルメントパネルに設ける技術が提案されている。インストルメントパネルにシフトレバー装置を設ける場合は、ステアリングホイールとインストルメントパネルとの間において、シフトレバー装置を設置するためのスペースが狭く、また、シフトレバーの操作範囲が狭められてしまうため、フロアーシフト形式のシフトレバー装置を、インストルメントパネル側にそのまま適用することは困難であった。
【0003】
これに対して、インストルメントパネルに適用することの可能なシフトレバー装置の一例が、特開平5−246262号公報、および特開平5−280621号公報に記載されている。これらの公報に記載されたシフトレバー装置においては、インストルメントパネルの内部にケーシングが設けられている。また、このケーシングには、第1軸部材および第2軸部材が設けられており、第1軸部材および第2軸部材のそれぞれに対して回動自在なシフト操作レバーが取り付けられている。ケーシングには第1ガイドスリットが形成されている。また、ケーシングの室内側の表面には化粧パネルが取り付けられており、この化粧パネルには第2ガイドスリットが形成されている。
【0004】
そして、第1ガイドスリットおよび第2ガイドスリットの内部に、シフトレバーが移動可能に配置されている。このようにして、シフトレバーが、車両の室内空間およびインストルメントパネルの内部に亘って配置されている。一方、化粧パネルとケーシングとの間には、可撓性部材により構成された平板状のシャッタ部材が配置されている。このシャッタ部材の厚さ方向にシフトレバーが貫通して取り付けられている。なお、化粧パネルを支持するパネル支持部材には、シャッタ部材の移動を規制するガイド部材が設けられている。
【0005】
上記構成において、シフトレバーを操作すると、シャッタ部材がガイド部材に沿ってその平面方向に移動する。このため、第2ガイドスリットにおけるシフトレバーの周囲の空間がシャッタ部材により常時閉鎖された状態に保持される。つまり、室内空間から第2ガイドスリットを通してインストルメントパネルの内部が見えることが無く、シフトレバー装置の見栄えおよび外観を良好に維持することができるとされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記公報に記載されたシフトレバー装置においては、化粧パネルの第2ガイドスリットをシャッタ部材により閉鎖する構成になっている。このため、シャッタ部材を平面方向に移動させる空間を確保しなければならない。その結果、シフトレバー装置が大型化するとともに、他の部品との位置関係が制約され、かつ、組み付け性が低下する問題があった。
【0007】
この発明は上記の事情を背景としてなされたものであり、操作レバー装置を大型化することなく、一方の空間から他方の空間を目視しにくくすることができ、かつ、組み付け性を向上することの可能な操作レバー装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段およびその作用】
上記の目的を達成するために、請求項1の発明は、一方の空間と他方の空間とを仕切る仕切部材と、この仕切部材を貫通し、かつ、前記一方の空間および前記他方の空間に亘って配置された操作レバーとを有する操作レバー装置において、前記操作レバーは、ステアリングコラムの側面側に取り付けられており、前記操作レバーは、他方の空間に配置されたほぼ直線状の第1構成部と、この第1構成部に接続され、かつ、一方の空間側に向けて円弧形状に屈曲した湾曲部とを有し、前記操作レバーは、前記第1構成部を中心として回転することが可能に構成されているとともに、前記仕切部材から前記他方の空間に向けて突出した筒部が形成され、この筒部の内部に前記操作レバーが配置されており、前記筒部の開口部の開口幅が、前記一方の空間側から前記他方の空間側に向けて狭められているとともに、前記他方の空間と前記開口部との間を遮蔽し、かつ、可撓性の材料により構成されたブーツが前記開口部における前記他方の空間側の開口幅が狭められた端部に取り付けられていることを特徴とするものである。
【0009】
請求項1の発明によれば、一方の空間側から開口部が目視された場合でも、筒部の奥行きにより視界が狭められ、他方の空間が見えにくくなる。したがって、一方の空間側における操作レバー装置の見栄えおよび外観が向上する。また、開口部を封鎖する格別の部材を必要とせず、部品点数が抑制されて操作レバー装置の大型化が抑制される。また、他方の空間の内部に配置されている他の部品と、操作レバー装置との位置関係を考慮する必要性が少なくなる。したがって、仕切部材に対する操作レバー装置の組み付け性が向上する。
【0011】
また、請求項1の発明によれば、ブーツにより視界が遮られるため、一方の空間から他方の空間を一層見えにくくすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
つぎにこの発明を図を参照してより具体的に説明する。図2は、車両のインストルメントパネル1の一部を示す部分的な正面図、図1はインストルメントパネル1の平面断面図である。このインストルメントパネル1により、室内空間A1と他方の空間B1とが仕切られている。インストルメントパネル1は合成樹脂材料により構成されており、インストルメントパネル1における運転席側にはコラムカバー2が設けられている。
【0015】
そして、インストルメントパネル1の一部は、コラムカバー2を上下方向に2分割する分割線1Aを境界として、上側部1Bと下側部1Cとに分割されている。そして、上側部1Bと下側部1Cとを相互に突き合わせて、インストルメントパネル1の一部が組み立てられている。このコラムカバー2の内部には、ステアリングコラム(図示せず)が配置される。そして、ステアリングコラムの上端にはステアリングホイール(図示せず)が取り付けられる。また、コラムカバー2の側面には、チルトレバー3が設けられている。チルトレバー3は、ステアリングコラムに対するステアリングホイールの角度を調節するためのものである。
【0016】
一方、インストルメントパネル1におけるコラムカバー2の側方には正面形状がほぼ方形の取付孔4が形成されている。この取付孔4は、上側部1Bおよび下側部1Cの両方に亘り、かつ、分割線1Aを含む位置に形成されている。そして、室内空間A1から他方の空間B1に亘って、シフトレバー装置5が設けられている。以下、このシフトレバー装置5の構成を具体的に説明する。図3は、シフトレバー装置5の正面図、図4は、シフトレバー装置5の側面断面図である。シフトレバー装置5は、室内空間A1および取付孔4ならびに他方の空間B1に亘って配置されたシフトレバー6を有する。このシフトレバー6は、ステアリングコラムの側面側に取り付けられている。シフトレバー6は、車両に搭載されている変速機(図示せず)のシフトポジションを手動操作するためのものである。そして、シフトレバー6の幅方向の断面形状はほぼ円形に構成されている。
【0017】
他方の空間B1には支持部材(図示せず)が設けられており、シフトレバー6が支持部材を中心として、図3および図4に矢印で示すように、所定角度の範囲内で回転可能に構成されている。そして、シフトレバー6における他方の空間B1側の端部には、操作力伝達機構(図示せず)が連結されている。この操作力伝達機構には、公知のリンクまたはケーブルなどが含まれる。
【0018】
そして、前記変速機が自動変速機である場合は、シフトレバー6の操作により、例えば、P(パーキング)ポジジョン、R(リバース)ポジション、N(ニュートラル)ポジション、D(ドライブ)ポジション、2(セカンド)ポジション、L(ロー)ポジションなどの各ポジションを選択することが可能である。
【0019】
シフトレバー6は、他方の空間B1に配置されたほぼ直線状の第1構成部7と、この第1構成部7に接続され、かつ、室内空間A1側に向けて円弧形状に屈曲した湾曲部8と、この湾曲部8に接続され、かつ、室内空間A1側に配置された第2構成部9とを有する。このため、シフトレバー6が操作された場合は、第1構成部7がその軸線(図示せず)を中心として回転し、第1構成部7を中心として第2構成部9がほぼ上下方向に往復移動することが可能である。そして、第2構成部9にはシフトノブ10が取り付けられ、シフトノブ10の先端にはノブボタン11が設けられている。シフトレバー6のうち、第1構成部7および湾曲部8ならびに第2構成部9は金属材料により構成されている。また、シフトノブ10およびノブボタン11が合成樹脂材料により構成されている。
【0020】
前記取付孔4にはベゼル12が取り付けられている。このベゼル12は、合成樹脂材料、または金属材料により構成され、ベゼル12とインストルメントパネル1とがねじ部材(図示せず)により固定されている。ベゼル12は、筒部13と、筒部13の外周に形成された鍔部13Aとを有する。この鍔部13Aが、インストルメントパネル1における室内空間A1側の表面に当接されている。
【0021】
そして、筒部13が取付孔4の内部から他方の空間B1側に向けて突出している。また、筒部13の開口部14の開口幅が、室内空間A1側から他方の空間B1側に向けて狭められている。この実施例においては、開口部14の正面形状がほぼ方形に構成されている。そして、開口部14に臨み、かつ、対向する左右の内面13B同士および上下の内面13Cが平坦面に構成され、その内面13B同士および13C同士の間隔が狭められている。なお、図3において、開口部14の上下方向および左右方向のいずれにおいても、その最少幅が、シフトレバー6の動作に支障のない値に設定されていることは勿論である。
【0022】
ここで、シフトレバー装置5の組み付け手順について説明すれば、まず、上側部1Bの下方にステアリングコラムおよびシフトレバー6を配置した後、下側部1Cを上側部1Bの下側に取り付ける。ついで、ベゼル12の開口部14にシフトレバー6を挿入するとともに、ベゼル12を移動して開口部14の内部にシフトレバー6を挿入した後、ベゼル12をインストルメントパネル1に当接させ、る。なお、インストルメントパネル1に対するシフトレバー6の位置決め精度が低下していた場合においても、開口部14とシフトレバー6の外表面との対向部分には、所定の隙間a1が確保される。また、シフトレバー装置5の組み付け状態においては、シフトレバー6の中心軸線D1と、左右の内面13Bのうちの一方の内面13Bとがほぼ平行になり、中心軸線D1と他方の内面13Bとが所定の角度で傾斜した状態になる。
【0023】
ここで、この実施例の構成とこの発明との対応関係を説明する。インストルメントパネル1がこの発明の仕切部材に相当し、シフトレバー6がこの発明の操作レバーに相当し、シフトレバー装置5がこの発明の操作レバー装置に相当し、室内空間A1がこの発明の一方の空間に相当する。
【0024】
以上のように、この実施例によれば、筒部13が他方の空間B1に向けて突出され、かつ、室内空間A1側から他方の空間B1側に向けて開口部14の開口幅が狭められている。このため、筒部13により奥行き感が出される。具体的には、乗員の視線が開口部14に向けられた場合においても、筒部13により視界が狭められて他方の空間B1が見えにくくなっている。したがって、室内空間A1側におけるシフトレバー装置5の見栄えおよび外観が向上する。
【0025】
また、開口部14を封鎖する格別の部材を必要とせず、部品点数が抑制されてシフトレバー装置5の大型化が抑制される。また、他方の空間B1に配置されている他の部品(図示せず)と、シフトレバー装置5との位置関係を考慮する必要性が少なくなる。したがって、インストルメントパネル1に対するシフトレバー装置5の組み付け性が向上する。
【0026】
図5は、シフトレバー装置5の他の実施例を示す平面断面図である。図5の実施例においては、ベゼル12が取付孔4よりも室内空間A1側に配置されている。また、取付孔4を形成する相互に平行な縁部には、各々ガイド溝15が形成されている。ここで、相互に平行な縁部とは、シフトレバー6を操作したときにシフトレバー6が上下方向に移動する方向に対して、同一方向の縁部を意味している。そして、ガイド溝15の長手方向に移動可能なスライドプレート(遮蔽部材)16が設けられている。このスライドプレート16は、例えば合成樹脂により成形されている。
【0027】
さらに、スライドプレート16の左右方向の幅は、開口部14における左右方向の最少幅よりも広い幅に設定されている。スライドプレート16の上下方向の幅は、シフトレバー6の操作範囲内では開口部14を完全に封鎖することのできる値に設定されている。そして、スライドプレート16には厚さ方向に貫通する挿入孔17が形成され、挿入孔17内にシフトレバー6が挿入されている。挿入孔17の開口形状はほぼ円形に構成され、シフトレバー6とスライドプレート16とが、シフトレバー6の円周方向および長手方向に相対移動可能に構成されている。
【0028】
図5におけるその他の構成は、図1ないし図4の実施例と同様である。なお、図5のシフトレバー装置5を組み付ける場合は、ステアリングコラムと、スライドプレート16が取り付けられたシフトレバー6とを上側部1Bの下方に配置した後、前記と同様にして下側部1Cおよびベゼル12を取り付ける。
【0029】
図5の実施例においても、図1ないし図4の実施例と同様の作用効果を得られる。また、図5の実施例においては、シフトレバー6の操作に連動してスライドプレート16がガイド溝15に沿って上下方向に移動する。そして、スライドプレート16により開口部14が完全に封鎖されているため、室内空間A1から他方の空間B1が目視されることを確実に防止できる。
【0030】
図6は、シフトレバー装置5の他の実施例を示す平面断面図である。図6の実施例においては、他方の空間B1内にプレート(遮蔽部材)18が設けられている。プレート18と筒部13の端部との間には若干の隙間が形成されている。このプレート18は、例えば合成樹脂により成形されている。このプレート18はほぼ方形に構成され、相互に平行な2つの側縁に沿った方向、および他の相互に平行な2つの側縁に沿った方向に対して、円弧形状に湾曲している。具体的には、開口部14側に向けて突出する方向に湾曲している。
【0031】
さらに、プレート18の左右方向の幅は、開口部14における左右方向の最少幅よりも広い幅に設定されている。プレート18の上下方向の幅は、シフトレバー6の操作範囲内では開口部14を完全に封鎖することのできる値に設定されている。そして、プレート18には厚さ方向に貫通する挿入孔19が形成され、挿入孔19内にシフトレバー6が挿入されている。挿入孔19の開口形状はほぼ円形に構成され、シフトレバー6とプレート18とが、シフトレバー6の円周方向および長手方向に相対移動可能に構成されている。その他の構成は、図1ないし図4の実施例と同様である。なお、図6のシフトレバー装置5を組み付ける場合は、ステアリングコラムと、予めプレート18が取り付けられたシフトレバー6とを上側部1Bの下方に取り付けた後、前記と同様にして下側部1Cおよびベゼル12を取り付ける。
【0032】
図6の実施例においても、図1ないし図4の実施例と同様の作用効果を得られる。また、図6の実施例においては、シフトレバー6の操作に連動してプレート18が上下方向に移動する。そして、開口部14がプレート18により封鎖されているため、室内空間A1から他方の空間B1が目視されることを確実に防止することができる。
【0033】
図7は、シフトレバー装置5の他の実施例を示す平面断面図である。図7の実施例においては、シフトレバー6の湾曲部8の外周側に蛇腹形状のブーツ(遮蔽部材)20が配置されている。言い換えれば、シフトレバー6がブーツ20の内部に挿入されている。このブーツ20は可撓性の材料、例えばエラストマーにより構成されている。そして、ブーツ20の長手方向の両端には環状のホルダー21,22が別個に設けられている。このホルダー21,22は、例えば金属材料、合成樹脂材料、エラストマーなどにより構成されている。
【0034】
一方のホルダー21はほぼ円形に構成され、このホルダー21がシフトレバー6の外周に接続されている。このホルダー21とシフトレバー6とが、シフトレバー6の長手方向および円周方向に相対移動可能に構成されている。また、ホルダー22は筒部13の開口部14に固定されている。さらに、ブーツ20の内径は、ホルダー22側からホルダー21側に向けて狭められている。上記構成により、筒部13とシフトレバー6の外周面との間がブーツ20により封鎖されている。その他の構成は、図1ないし図4の実施例と同様である。なお、図7のシフトレバー装置5を組み付ける場合は、ステアリングコラムと、予めブーツ20が取り付けられたシフトレバー6と上側部1Bの下方に配置した後、ベゼル12をシフトレバー6に取り付け、ベゼル12とホルダー22とを接続する。
【0035】
図7の実施例においても、図1ないし図4の実施例と同様の作用効果を得られる。また、図7の実施例においては、シフトレバー6の操作に連動してブーツ20が伸縮し、筒部13とシフトレバー6との相対移動を吸収する。そして、ブーツ20により開口部14が封鎖されているため、室内空間A1から他方の空間B1が目視されることを確実に防止することができる。また、図7の実施例においては、ブーツ20が他方の空間B1に設けられているため、インストルメントパネル1から室内空間A1側へブーツ20が突出することが回避され、インストルメントパネル1の一体感のある見栄え(つまり意匠感)を維持することができる。
【0036】
図8は、シフトレバー装置5の他の実施例を示す平面断面図である。図8の実施例においては、筒部13における他方の空間B1側の端部に、環状のホルダー23が固定されている。このホルダー23の正面形状はほぼ方形に構成されている。このホルダー23において、相互に対向する2つの縁部の内側には、開口部14の幅方向、具体的にはシフトレバー6側に向けてブラシ(遮蔽部材)24が設けられている。このブラシ24は複数の針状部材により構成され、ブラシ24の長さは、対向する縁部に設けられたブラシの先端同士が接触する値に設定されている。このブラシ24は合成樹脂材料、例えばナイロンにより構成されている。そして、ブラシ24の間にシフトレバー6が挿入されている。
【0037】
その他の構成は、図1ないし図4の実施例と同様である。図8の実施例においても、図1ないし図4の実施例と同様の作用効果を得られる。また、図8の実施例においては、シフトレバー6が操作されるとブラシ24が弾性変形し、このブラシ24により、室内空間A1と他方の空間B1との間が遮断されている。したがって、室内空間A1側から他方の空間B1側が目視されることを防止することができる。
【0038】
図9は、シフトレバー装置5の他の実施例を示す平面断面図である。図9の実施例においては、インストルメントパネル1の一部が、他方の空間B1側に突出されている。すなわち、インストルメントパネル1から他方の空間B1側に突出された第1突出部25と、この第1突出部25に対して屈曲部分を介して接続された第2突出部(遮蔽部材)26とを備えている。具体的には、第1突出部25は、筒部13に対してシフトレバー6の第1構成部7とは反対側に位置している。第1突出部25および第2突出部26により、ほぼくの字形状が構成されている。
【0039】
第2突出部26はほぼ板形状に構成され、この第2突出部26は、開口部14と対向する位置に配置されている。そして、第2突出部26と筒部13の端部との間に隙間C1が形成され、この隙間C1にシフトレバー6が動作可能に配置されている。したがって、上記隙間C1は、シフトレバー6が動作した場合においても、シフトレバー6が第2突出部26に接触することのない広さに設定されている。その他の構成は、図1ないし図4の実施例と同様である。
【0040】
図9の実施例においても、図1ないし図4の実施例と同様の作用効果を得られる。また、図9の実施例においては、室内空間A1から開口部14に視線が向けられた場合においても、視線が第2突出部に遮断されるため、他方の空間B1が見えてしまうことを防止できる。
【0041】
つぎに、この発明の他の実施例を、図10に基づいて説明する。図10の実施例も、図1のインストルメントパネル1に適用することができる。図10は、シフトレバー装置5の平面断面図である。図10の実施例においては、インストルメントパネル1における取付孔4の両側(左右)に相当する位置に、左右方向に所定の幅を有する平坦面27,28が形成されている。この平坦面27,28はその平面方向の延長線上において相互に平行になるように設定されている。
【0042】
一方、インストルメントパネル1にはベゼル29が取り付けられており、このベゼル29は金属材料により構成されている。ベゼル29には筒部30が形成され、筒部30の内部にシフトレバー6が配置されている。また、筒部30の外周には鍔部31が形成され、鍔部31が平坦面27,28に当接した状態で、インストルメントパネル1とベゼル29とが固定されている。そして、鍔部31の左右方向の端部の長さL1よりも、平坦面27,28の左右方向の端部の長さL2の方が長く設定されている。さらに、シフトレバー装置5の組み付け状態において、筒部30の左右の内面と、中心軸線D1とがほぼ平行になるように、筒部30の開口部14の幅が設定されている。その他の構成は図1ないし図4の実施例と同様である。
【0043】
ここで、図10の実施例の構成とこの発明との対応関係を説明する。すなわち、インストルメントパネル1およびベゼル29がこの発明の仕切部材に相当し、インストルメントパネル1がこの発明の固定壁に相当し、ベゼル29がこの発明の補助壁に相当する。
【0044】
図10の実施例においては、インストルメントパネル1に対してベゼル29を取り付ける際に、鍔部31を平坦面27,28の平面方向に沿って移動することが可能である。このため、インストルメントパネル1とシフトレバー6との位置決め精度にバラツキが生じた場合においても、ベゼル29を移動することにより、筒部30の内面とシフトレバー6との隙間が、筒部30の開口部14の左右方向において、ほぼ均等になるように設定することができる。したがって、室内空間A1側から他方の空間B1側を目視しにくくなり、外観および見栄えが向上する。
【0045】
なお、上記各実施例において、ベゼルの開口部の正面形状および筒部の正面形状は、方形以外の多角形でもよいし円形でもよい。また、この発明は四輪駆動車の前後輪に駆動力を分配するための駆動力分配装置にも適用可能である。
【0046】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、一方の空間側から開口部が目視された場合でも、筒部の奥行きにより視界が遮られて、他方の空間が見えにくくなる。したがって、一方の空間側における操作レバー装置の見栄えおよび外観が向上する。また、開口部を封鎖する格別の部材を必要とせず、部品点数が抑制されて操作レバー装置の大型化が抑制される。また、他方の空間の内部に配置されている他の部品と、操作レバー装置との位置関係を考慮する必要性が少なくなる。したがって、仕切部材に対する操作レバー装置の組み付け性が向上する。
【0047】
また、請求項1の発明によれば、ブーツにより視界が遮られるため、一方の空間から他方の空間を一層見えにくくすることができる。また、ブーツが開口部における他方の空間側の開口幅が狭められた端部に取り付けられているので、その開口部における端部以外の位置(例えば、一方の空間側の端部)に取り付けられた場合に比べて、ドライバーからブーツ自体を見えにくくすることができる。そのため、操作レバー装置における一方の空間側からの見栄えを良くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明をシフトレバー装置に適用した一実施例を示す平面断面図である。
【図2】この発明を適用したインストルメントパネル付近の正面図である。
【図3】この発明をシフトレバー装置に適用した他の実施例を示す平面断面図である。
【図4】この発明をシフトレバー装置に適用した他の実施例を示す平面断面図である。
【図5】この発明をシフトレバー装置に適用した他の実施例を示す平面断面図である。
【図6】この発明をシフトレバー装置に適用した他の実施例を示す平面断面図である。
【図7】この発明をシフトレバー装置に適用した他の実施例を示す平面断面図である。
【図8】この発明をシフトレバー装置に適用した他の実施例を示す平面断面図である。
【図9】この発明をシフトレバー装置に適用した他の実施例を示す平面断面図である。
【図10】この発明をシフトレバー装置に適用した他の実施例を示す平面断面図である。
【符号の説明】
1…インストルメントパネル、 5…シフトレバー装置、 6…シフトレバー、 12,29…ベゼル、 13,30…筒部、 14…開口部、 16…スライドプレート、 18…プレート、 20…ブーツ、 24…ブラシ、 26…第2突出部、 A1…室内空間、 B1…他方の空間。

Claims (1)

  1. 一方の空間と他方の空間とを仕切る仕切部材と、この仕切部材を貫通し、かつ、前記一方の空間および前記他方の空間に亘って配置された操作レバーとを有する操作レバー装置において、
    前記操作レバーは、ステアリングコラムの側面側に取り付けられており、前記操作レバーは、他方の空間に配置されたほぼ直線状の第1構成部と、この第1構成部に接続され、かつ、一方の空間側に向けて円弧形状に屈曲した湾曲部とを有し、前記操作レバーは、前記第1構成部を中心として回転することが可能に構成されているとともに、前記仕切部材から前記他方の空間に向けて突出した筒部が形成され、この筒部の内部に前記操作レバーが配置されており、前記筒部の開口部の開口幅が、前記一方の空間側から前記他方の空間側に向けて狭められているとともに、前記他方の空間と前記開口部との間を遮蔽し、かつ、可撓性の材料により構成されたブーツが前記開口部における前記他方の空間側の開口幅が狭められた端部に取り付けられていることを特徴とする操作レバー装置。
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