JP3583154B2 - 塗布装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、プリント基板上に複数本のノズルを介して塗布される塗布剤と該塗布剤を認識する認識カメラとを相対的に位置合わせして塗布剤を認識する機能を有する塗布装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
此種の従来技術としては、本出願人が先に出願した特開平4−10490号公報に開示されたものがある。これは、ノズルによりプリント基板上に塗布された塗布剤を認識カメラで撮像し、その塗布径を認識するものである。
【0003】
しかし、近年種々の部品のサイズに対応して吐出径の異なるノズルを複数本用意するようになってきた。そのため、従来のような位置にカメラを配置し、それに並んで複数本(例えば、4本)のノズルを配設した場合、カメラから一番遠いノズルで塗布作業を行った後塗布径認識を行うため基板上に塗布した塗布剤とカメラとを相対的に位置合わせする際の移動距離が長くなり、移動時間も長くなるので、基板1枚への塗布作業時間が長くなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従って、ノズルを複数本有する場合のノズルによる塗布作業後認識カメラにより塗布径を認識するためカメラと基板上に塗布された塗布剤とを相対的に位置合わせする際の移動時間の無駄を省くため、認識カメラを最適位置に配設することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明はブロックに並設された複数本のノズルのうち何れか1本のノズルを介してプリント基板上に塗布される接着剤と該接着剤を認識する認識カメラとを相対的に位置合わせして接着剤を認識する機能を有する塗布装置に於いて、前記認識カメラを前記複数本のノズルの中央寄りであり、前記複数本のノズルにより挟まれた位置にて前記ブロックに固定したものである。
【0006】
【作用】
以上のように、認識カメラは複数本並設されたノズルの中央寄りであり、前記複数本のノズルにより挟まれた位置にてブロックに固定されており、前記複数本のノズルのうち何れかの1本のノズルで塗布作業を行った場合においても塗布作業後塗布径認識を行うために前記カメラと基板上に塗布された塗布剤とを相対的に位置合わせする際の移動距離に無駄がない。
【0007】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明する。
【0008】
図1の(1)は図示しないチップ部品が装着されるために塗布剤としての接着剤が塗布されるプリント基板で、X軸モータ(2)及びY軸モータ(3)でXY移動されるXYテーブル(4)上に載置される。
【0009】
(5)は前記基板(1)に接着剤を塗布する接着剤塗布ユニットで、(6)は接着剤を吐出して基板(1)上に接着剤を塗布するノズルで、(7)は該ノズル(6)の上方に接続され、接着剤を貯蔵するシリンジで、図示しないエア供給源から供給される圧縮空気が送り込まれて、ノズル(6)の吐出部(6A)より接着剤が吐出される。
【0010】
以下、前記塗布ユニット(5)について図3に基づき詳述する。
【0011】
(8)、(9)はノズル(6)を保持する第1の保持部としてのロータギア及び第2の保持部としてのノズルホルダで、夫々挿入孔(10)、(11)内に挿入される。該ロータギア(8)とノズルホルダ(9)は上下位置に対して所定間隔を存するようにロータギア(8)下部に設けられた一対の凹部(12)とノズルホルダ(9)上部に設けられた一対の凹部(13)に渡って緩衝機構の圧縮バネ(14)が介在され、該バネ(14)を貫通する形でノズルホルダ(9)の凹部を介して下方からボルト(15)が挿入され、該ボルト(15)のネジ部がロータギア(8)に嵌まり込むことによりロータギア(8)とノズルホルダ(9)とが離反するように付勢されるも規制された状態で取り付けられる。(16)は滑り軸受である。ロータギア(8)側ではノズル(6)のフランジ部(17)が挿入孔(10)の底面部に当接されるまで挿入されることによりノズル(6)の下限位置が設定される。このとき、フランジ部(17)の後述する位置決め面(74)が突部(8A)に当接することにより位置決めされる。
【0012】
以下、前記ノズルホルダ(9)へのノズル(6)の固定機構について、図6を基に説明する。
【0013】
(19)は前記ノズル(6)の周側面の全周に渡り形成された溝(18)に入り込むノズル固定ピンである。
【0014】
(20)はノズルホルダ(9)と該ホルダ(9)の側面に固定されたバネストッパ(21)間に渡って形成された挿入孔で、ピン(19)の先端部のストッパフランジ(22)が滑り軸受(23)の一端に当接されるまで挿入される。
【0015】
(24)は前記バネストッパ(21)の一端部とバネフランジ(22)とで前記ピン(19)が貫通される形で係止される圧縮バネである。
【0016】
(25)はローレット付ツマミである。
【0017】
(30)はノズル(6)の吐出部(6A)先端に吐出させた接着剤を基板(1)に塗布する際、基板(1)に当接してノズル(6)と基板(1)との間に所定の間隔を作るストッパピンである。
【0018】
(34)は前記ノズル(6)を上下動させるノズル上下機構で、図2を基に説明すると、(35)はスピード調整可能な上下モータ(36)の駆動により回動されるボールネジ(37)を介して固定ベース(38)に固定された図示しないリニアガイドに案内されて上下動される上下ブロックである。(39)はボールネジナットである。
【0019】
(27)は前記上下ブロック(35)に形成された溝(40)に夫々遊挿されるノズル上下アーム(27)で、前記上下モータの駆動による上下ブロック(35)の上下動により前記固定ベース(38)に取り付けられたリニアガイド(61)(図3参照)に案内されて上下動される。該アーム(27)はベアリング(28)を介して前記ロータギア(8)に固定されているため、アーム(27)の上下動によりノズル(6)は上下動される。尚、該ノズル(6)の下降動作は各ノズル(6)に対応した図示しない各センサにより夫々検出されている。また、ロータギア(8)上部のギア部(29)に図示しない回動機構により回動される図示しないギアが噛合することによりノズル(6)は回動される。
【0020】
(41)は前記上下ブロック(35)に立設されたスライド爪受けである。
【0021】
(42)は前記ノズル上下アーム(27)上部に前記スライド爪受け(41)方向にスライド可能に取り付けられたH字形のスライド爪で、該スライド爪(41)の一方の凹部(43)とアーム(27)に固定されたバネストッパ(44)との間に介在した圧縮バネ(45)によりスライド爪受け(41)方向に付勢されており、該スライド爪受け(41)のテーパ部(46)とスライド爪(42)のテーパ部(47)とが係合される。また、この係合によりアーム(27)のフランジ部(48)が上下ブロック(35)の溝(40)の上部に形成された凸部(49)に当接されるため、アーム(27)は前述したテーパ部(46)、(47)を介したスライド爪(42)とスライド爪受け(41)との係合そしてフランジ部(48)と凸部(49)の当接により上下ブロック(35)に突張る形で所謂一体化し、上下ブロック(35)の上下動と共に上下動する。これらで、ロック機構を構成している。
【0022】
前述したアーム(27)と上下ブロック(35)の固定を解除する解除機構(52)について以下説明する。
【0023】
(53)は図示しない塗布装置の基台に固定されたエアシリンダで、ロッド(54)の先端は爪戻しブロック(55)が形成されている。該エアシリンダ(53)の駆動により爪戻しブロック(55)が前進し、該ブロック(55)の当接部(56)がスライド爪(42)の当接部(57)に当接した状態でバネ(45)の付勢力に抗してスライド爪(42)を押し戻すことによりテーパ部(46)、(47)を介したスライド爪(42)とスライド爪受け(41)との係合そしてフランジ部(48)と凸部(49)の当接が解除されるため、上下ブロック(35)が上下動されてもアーム(27)は上下ブロック(35)に対しフリーの状態なので上下動しない。尚、エアシリンダ(53)の前進、後退移動は図20に示す夫々センサ(58)、(59)で検出され、各シリンダ(53)に対応した各タイマによりその前進、後退動作タイムオーバーが計時される。
【0024】
(32)は前記接着剤塗布ユニット(5)の4本並設されたノズル(6)の中央に位置するように上下ブロック(35)に固定されたCCDカメラで、基板(1)に塗布された接着剤や基板(1)に付された図示しない基板認識マークを認識する。
【0025】
以下、ノズル(6)の構成について図9乃至図11を基に説明する。
【0026】
(63)はノズルボディで、下部にノズル先端部(64)の嵌合部(65)が嵌合される嵌合溝(66)が形成されており、フランジ部(67)の平面がノズルボディ(63)の下部に当接するまで挿入される。尚、該嵌合部(65)と嵌合溝(66)の嵌合時に図11に示すフランジ部(67)に形成された位置決め面(68)がノズルボディ(63)の下部から突設された突片(69)の内側に形成された位置決め面(70)に合うようにして、角度位置決めを行っている。こうして、ノズルボディ(63)にノズル先端部(64)を嵌合させた状態で、袋ナット(71)の挿入孔(72)を介して該袋ナット(71)をノズル先端部(64)の下部から通してノズルボディ(63)下部の側面に形成されたネジ部(73)を介して図3に示すようにナット止めする。また、ノズルボディ(363)のフランジ部(17)にも図10に示すように前記嵌合時の角度位置決め基準となる位置決め面(74)が形成されている。
【0027】
ここで、ノズル(6)はロータギア(8)及びノズルホルダ(9)へ以下の要領で取付けられており、図6乃至図8を基に説明する。
【0028】
先ず、作業者はノズル(6)をノズルボディ(63)の上部を持って図7に示すようにロータギア(8)及びノズルホルダ(9)に差し込む。そして、図8に示すようにノズル固定ピン(19)の先端がノズルボディ(63)の側面を摺動して行き、図6に示すようにノズル固定ピン(19)が溝(18)に嵌まり込むまで更に挿入される。このとき、ノズル(6)のフランジ部(17)が挿入孔(10)の底面部に当接されるまで挿入されることによりノズル(6)の下限位置が設定される。また、図3に示すようにフランジ部(17)の位置決め面(74)が突部(8A)に当接することにより位置決めされる。また、シリンジ(7)内の接着剤が無くなった場合のシリンジ(7)交換も同様にして行われる。即ち、ノズル固定ピン(19)を引張りながらノズル(6)を持ち上げ、ロータギア(8)及びノズルホルダ(9)から引き抜き、シリンジキャップ(80)を回転させてシリンジ(7)とシリンジキャップ(80)とを分離させた後、該シリンジキャップ(80)に接着剤の入ったシリンジ(7)(ノズル(6)も固定されている。)を取り付けて、前述したようにノズル(6)をロータギア(8)及びノズルホルダ(9)に固定する。
【0029】
また、前記ノズルホルダ(9)はヒータブロックの役目もあり、図6に示すようにヒータ(76)が嵌め込まれており、熱伝導によりノズルホルダ(9)を介して熱がノズル(6)に伝わり、ノズル(6)内の接着剤が適温で維持される。そして、ノズルホルダ(9)をノズル先端部(64)にかかるように延設して挿入孔(9A)を介してノズル先端部(64)を挿入してあるため、ノズルボディ(63)だけでなくノズル先端部(64)にも熱が伝わる。
【0030】
図12に示す(78)はエアチューブ(79)を介して供給されるエア圧によりシリンジ(7)内の温度が上昇し、シリンジ(7)内の接着剤が硬化することを防止するための放熱用銅管で、シリンジキャップ(80)とエアチューブ(79)の間に介在している。
【0031】
(81)はシリンジ(7)内に供給したエアが漏れないように前記シリンジキャップ(80)とシリンジ(7)との嵌合部を塞ぐゴムシールリングである。
【0032】
(84)は図示しない上流側装置から搬送されて来る基板(1)を受取り前記XYテーブル(4)に基板(1)を供給する供給コンベアで、(85)は該テーブル(4)上で接着剤の塗布作業が終了した基板(1)を下流側装置へ排出する排出コンベアである。
【0033】
以下、XYテーブル(4)の構成の一部である基板位置決め機構について図13乃至図19を基に説明する。
【0034】
(87A)(87B)は供給コンベア(84)から図示しないコンベアに乗り移って搬送されて来る基板(1)の両側端部を支持しながら案内するXYテーブル(4)の基板搬送部を構成する一対の固定ブロックで、図14に示すように一方の固定ブロック(87A)は断面コ字形の固定プレート(88)上部に、他方の固定ブロック(87B)は該固定プレート(88)の底面部に後述する移動機構によりリニアガイド(86)を介して移動される可動プレート(89)上部に設けられている。また、可動プレート(89)側の固定ブロック(87)の一部はスライドブロック(90)で構成されている。該スライドブロック(90)は、図15に示すようにスライドブロック(90)に穿設された長孔(91)に可動プレート(89)に立設させたピン(92)を挿入した状態で、側面から一端が該スライドブロック(90)に他端が可動プレート(89)の側面に設けられた逆L字形の取付片(93)に当接させた圧縮バネ(94)により固定プレート(88)側に押し付けることにより可動プレート(89)に移動可能に取り付けられている。尚、図示しない抜止具によりスライドブロック(90)がピン(92)から抜けないようにしてある。
【0035】
また、スライドブロック(90)の側面には可動プレート(89)の側面から突設された支点軸受(95)に立設された遮光板揺動支点(96)を支点にして揺動可能に遮光板(97)が当接されている。そして、該遮光板(97)は当接部(98)が常にスライドブロック(90)に当接しているようにその一端側に設けられた圧縮バネ受け(102)が固定ブロック(87)の側面に穿設された挿入孔(99)に挿入された圧縮バネ(100)により付勢されている。
【0036】
(101)は透過型フォトセンサから成る基板位置決めセンサで、XYテーブル(4)上に基板(1)が無い状態で投光部から投光された光が前記遮光板(97)により遮光されて受光部に受光されないようになっている。
【0037】
(103)は前記可動プレート(89)を移動させる移動機構のパルスモータで、該モータ(103)の駆動によりベアリング(104)を介して固定プレート(88)に支持されたボールネジ(105)が回動し、スライダ部(106)が固定された可動プレート(88)がリニアガイド(86)に案内されて基板幅方向に水平移動される。
【0038】
(107)は前記固定ブロック(87)に支持された基板(1)の裏面に多数立設されたバックアップピン(108)を押し当てて、例えば基板(1)が下反りしていても水平に支持されるようにするバックアップベースで、固定プレート(88)の底面部に設けられた図示しない上下機構により上下動される。また、該ベース(107)には基板(1)に穿設された図示しない位置決め孔に入り込む仮位置決め用の図示しない位置決めピンも立設されている。
【0039】
(110)は基板(1)が通過したことを検出する基板検出センサで、基板搬送レベル上方に位置され投光部から投光された光が基板(1)に反射されてその反射光が受光部に受光されることにより検出する。
【0040】
(111)は基板(1)の後端に当接して基板(1)の戻り動作を規制する基板ストッパで、図示しない上下機構により上下動される。
【0041】
図20の(115)は各ノズル(6)に対応して設けられ各ノズル(6)の不使用時間を計時する捨打ちタイマで、(116)は各ノズル(6)に対応して設けられノズル(6)の使用時間を計時する使用タイマである。
【0042】
尚、捨打ちとはノズル(6)のクリーニングのために本塗布とは関係なく行う塗布動作のことである。
【0043】
(117)は各ノズル(6)に対応して設けられ各ノズル(6)により試し打ちされた接着剤のCCDカメラ(32)により認識された塗布径が後述のRAM(131)に記憶された設定塗布範囲内に入る毎に1減算される合格カウンタである。(118)は各ノズル(6)に対応して設けられ各ノズル(6)により試し打ちされた接着剤の塗布径が前記設定塗布範囲外となる度に1減算される不合格カウンタである。
【0044】
尚、試し打ちとは塗布径の認識を行うために本塗布動作とは関係なく行う塗布動作のことである。
【0045】
図20の(120)は各キー操作により各種データを生ずる操作部で、各種データ設定用のキーボード(121)、カーソル指示キー(122)、テンキー(123)、CRT(124)の画面選択キー(125)、塗布装置を自動運転モードにするための自動キー(126)、手動モードにするための手動キー(127)、始動キー(128)、作動キー(129)、停止キー(130)とから成る。
【0046】
(131)は塗布動作に関するNCデータ(図21参照)や塗布条件データ(図22参照)を記憶する記憶装置としてのRAMである。
【0047】
(132)は塗布動作に関するプログラムを記憶する記憶装置としてのROMである。
【0048】
(133)は塗布装置の総括的制御を行う制御装置としてのCPUである。
【0049】
(134)はインターフェースである。
【0050】
(135)は駆動回路で、X軸モータ(2)、Y軸モータ(3)、CCDカメラ(32)、上下モータ(36)、エアシリンダ(53)、センサ(58)、(59)、ヒータ(76)、基板位置決めセンサ(101)、パルスモータ(103)、基板検出センサ(110)、捨打ちタイマ(115)、使用タイマ(116)、合格カウンタ(117)、不合格カウンタ(118)等が接続されている。
【0051】
以下、動作について説明する。
【0052】
先ず、塗布装置の運転が開始されると、図25に示すようにXYテーブル(4)が基板(1)搬送レベル(図示しないセンサにより検出される高さ原点位置)に上昇される。このとき、位置決め機構は開放(搬送されて来る基板(1)が入り込めるように基板搬送部を基板幅より広くした。)状態である。
【0053】
次に、供給コンベア(84)からコンベアを介してXYテーブル(4)上に基板(1)が搬送されて来て、基板検出センサ(110)により基板(1)の通過が検出されると、コンベアの供給コンベア(84)及びコンベアの駆動が停止され基板の後端部基準の位置決めを行うためコンベアの所定位置に基板ストッパ(111)が上下機構により下降される。該ストッパ(111)が下降した後、前記コンベアが逆転駆動されて基板(1)後端がストッパ(111)に規制され、その移動が停止する。このとき、基板(1)がストッパ(111)に当接されるに十分な時間を図示しないタイマに設定しておき、該タイマがタイムアップした後コンベアの逆転駆動を停止させている。また、前記基板検出センサ(110)で基板(1)の存在が検出される。
【0054】
基板ストッパ(111)を上昇させ、XYテーブル(4)の基板搬送部を上下機構により下降させる。このとき、バックアップベース(107)上のバックアップピン(108)により基板(1)がバックアップされると共に位置決めピンが位置決め孔に入り込んで基板(1)の仮位置決めを行う。該テーブル(4)が所定の下限位置まで下降された後、基板位置決め処理(本位置決め)が行われる。即ち、パルスモータ(103)が指定パルス数駆動され、この駆動によりボールネジ(105)が回動されリニアガイド(86)に案内されて可動プレート(89)が固定ブロック(87)間を狭める方向に移動される。この際、可動プレート(89)の移動により可動プレート(89)上の固定ブロック(87)及びスライドブロック(90)も共に移動されるが、図15に示すように基板(1)を支持するスライドブロック(90)は基板(1)によりその移動が規制されるため、ある位置から固定ブロック(87)のみ移動される。そして、図15から図17、更に図17から図19に示すようにある位置で移動が規制されたスライドブロック(90)に対し固定ブロック(87)は移動を続け、この間にスライドブロック(90)の側面に当接されている遮光板(97)は遮光板揺動支点(96)を支点にして時計方向に回動されて、図19に示すように遮光板(97)により光が遮光されていた基板位置決めセンサ(101)の光が通光されることにより、CPU(133)は基板(1)の位置決めが完了したと判断し、CPU(133)はCCDカメラ(32)により基板(1)に付された基板位置決めマークを認識させた後、塗布動作を開始する。
【0055】
また、前記センサ(101)により位置決めできないと検出された(基板有りと検出されない)場合、図26に示すようにCPU(133)は位置決め異常と判断して、モータ(103)を逆転駆動させて位置決め機構を開放する。
【0056】
運転開始時には、通常各ノズル(6)の捨打ちタイマ(115)に設定された図23に示す捨打ちデータ(WASTE DISPENSE DATA)の時間(TIME)に示した不使用時間がタイムアップされていないため、そのまま塗布作業を開始する。
【0057】
塗布作業は、図21に示す塗布動作に関するNCデータに基づいて行われる。即ち、ステップ0001ではX座標データやY座標データで示す基板(1)上の座標位置(X1,Y1)に接着剤を図22に示す塗布条件データで示される塗布条件で塗布する。即ち、図21のNCデータのD(塗布条件データ番号)が001と設定されており、図22の塗布条件データの対応する001に設定されたノズル番号(NOZZLE)2、ゲージ(GAUGE)1、吐出時間(TIME)T1を基にノズル番号2のノズル(6)にゲージ1の圧力で接着剤を吐出時間T1だけシリンジ(7)にエアチューブ(79)を介して供給源からの圧縮空気を送り込んでノズル(6)から所定量の接着剤を吐出させて、基板(1)上に塗布する。そのため、図22に示す塗布条件データに基づきノズル番号2のノズル(6)(図2の左から2番目のノズル(6))が指定されたため、該ノズル(6)を介して塗布動作を開始する。図2を基に該塗布動作について説明する。尚、図2は使用するノズル(6)(左から2番目)のみ上下動可能で、他のノズル(6)(最も左のノズルのみ図示してある。)は上下動させないようにした状態を示している。即ち、スライド爪(42)が圧縮バネ(45)の付勢力によりスライド爪受け(41)側に移動されてスライド爪受け(41)のテーパ部(46)とスライド爪(42)のテーパ部(47)を介してスライド爪(42)とスライド爪受け(41)とが係合される。これにより、ノズル上下アーム(27)のフランジ部(48)が上下ブロック(35)の溝(40)の上部に形成された凸部(49)に当接されるため、アーム(27)は前述したテーパ部(46)、(47)を介したスライド爪(42)とスライド爪受け(41)との係合そしてフランジ部(48)と凸部(49)の当接により上下ブロック(35)に突張る形で所謂一体化する。従って、上下モータ(36)の駆動によるボールネジ(37)の回動により上下ブロック(35)が下動されるに伴って、図3に示すリニアガイド(61)に案内されて下動する。そして、図4に示すようにノズル先端部(64)のストッパピン(30)が基板(1)に当接し、図5に示すように更に押し込まれながら基板(1)に接着剤を塗布する。尚、前述の押し込み動作中は圧縮バネ(14)により接着剤を塗布するに十分な力を有し、それでいて過負荷(ストッパピン(30)先端が折り曲がるとか、基板(1)が割れる等)がかからないようにノズル(6)がロータギア(8)の内面を摺動しながら浮き上がるようにしてある。尚、該ノズル(6)の下降はセンサにより検出されており、該センサによりノズル(6)の下降が検出されない場合、CPU(133)は塗布装置を停止する。また、装置を停止すると共にその旨作業者に図示しない報知装置により報知させても良い。
【0058】
また、使用しない他のノズル(6)はロック機構によるノズル(6)と上下ブロック(35)との固定が解除機構(52)により解除されている。左から1番目のノズル(6)を基に説明する。左から1番目のエアシリンダ(53)が押し出し作動され(同時にタイマが計時される。)ロッド(54)を介して爪戻しブロック(55)が前進し、該ブロック(55)の当接部(56)とスライド爪(42)の当接部(57)とが当接され更なる押し出し作動によりスライド爪(42)は圧縮バネ(45)の付勢力に抗してスライド爪受け(41)から離れる方向に移動されてスライド爪受け(41)との係合が解除される(エアシリンダ(53)による押し出し作動は、センサ(58)により検出され、CPU(133)はその検出信号を受け取った後前記タイマを停止する。)。これにより、前記ノズル上下アーム(27)のフランジ部(48)と上下ブロック(35)の溝(40)の上部に形成された凸部(49)との当接が解除されるため、アーム(27)と上下ブロック(35)との一体化も解除される。従って、上下モータ(36)の駆動によるボールネジ(37)の回動により上下ブロック(35)が下降されても、ノズル上下アーム(27)は下降されずノズル(6)も下降されない。尚、前記タイマによる所定時間内にエアシリンダ(53)の押し出し作動が完了しない場合、またセンサにより使用しないノズル(6)の下降が検出された場合には塗布装置を停止する。また、装置を停止させると共にその旨作業者に図示しない報知装置により報知させても良い。
【0059】
次に、ステップ0002では同じく基板(1)上の座標位置(X2,Y2)にノズル番号1のノズル(6)にゲージ2の圧力で吐出時間T2だけシリンジ(7)内を加圧して、吐出された接着剤を塗布する。このとき、最も左のノズル(6)と上下ブロック(35)とをロック機構により固定し、前述のステップ0001で使用したノズル(6)と上下ブロック(35)との固定を解除する。即ち、図28に示すように上下ブロック(35)がセンサにより検出される高さ原点位置にあるとき、最も左のエアシリンダ(53)が引込み作動され(同時にタイマが計時される。)ロッド(54)を介して爪戻しブロック(55)が後退し、該ブロック(55)の当接部(56)とスライド爪(42)の当接部(57)との当接が解除されるため、スライド爪(42)は圧縮バネ(45)の付勢力によりスライド爪受け(41)側に移動されてスライド爪受け(41)のテーパ部(46)とスライド爪(42)のテーパ部(47)を介してスライド爪(42)とスライド爪受け(41)とが係合される(エアシリンダ(53)による引込み作動は、センサ(59)により検出され、CPU(133)はその検出信号を受け取った後前記タイマを停止する。)。これにより、ノズル上下アーム(27)のフランジ部(48)が上下ブロック(35)の溝(40)の上部に形成された凸部(49)に当接されるため、アーム(27)は前述したテーパ部(46)、(47)を介したスライド爪(42)とスライド爪受け(41)との係合そしてフランジ部(48)と凸部(49)の当接により上下ブロック(35)に突張る形での一体化により、上下モータ(36)の駆動によるボールネジ(37)の回動により上下ブロック(35)が下動されるに伴って、前記アーム(27)を介してノズル(6)は下降されて基板(1)上に接着剤を塗布する(この下降動作はセンサにより検出されている。)。尚、前記タイマによる所定時間内にエアシリンダ(53)の引込み作動が完了しない場合、またセンサによるノズル(6)の下降が検出されない場合には装置を停止する。また、装置を停止させると共にその旨作業者に図示しない報知装置により報知させても良い。そして、前述のステップ0001で使用したノズル(6)と上下ブロック(35)とのロック機構による固定は前述のステップ0001で説明した要領で左から2番目のエアシリンダ(53)が押し出し作動され(同時にタイマが計時される。)ロッド(54)を介して爪戻しブロック(55)が前進し、該ブロック(55)の当接部(56)とスライド爪(42)の当接部(57)とが当接され更なる押し出し作動によりスライド爪(42)は圧縮バネ(45)の付勢力に抗してスライド爪受け(41)から離れる方向に移動されてスライド爪受け(41)との係合が解除され(エアシリンダ(53)による押し出し作動は、センサ(58)により検出され、CPU(133)はその検出信号を受け取った後前記タイマを停止する。)、前記ノズル上下アーム(27)のフランジ部(48)と上下ブロック(35)の溝(40)の上部に形成された凸部(49)との当接も解除されるため、アーム(27)と上下ブロック(35)との一体化が解除され、ノズル(6)は下降しない。尚、前記タイマによる所定時間内にエアシリンダ(53)の押し出し作動が完了しない場合、またセンサにより使用しないノズル(6)の下降が検出された場合には装置を停止する。また、装置を停止させると共にその旨作業者に図示しない報知装置により報知させても良い。
【0060】
また、自動運転中何らかの原因(基板(1)の割れとか、振動等)により基板(1)が落下した際は、前記基板位置決めセンサ(101)により検出される。即ち、図19の状態であった遮光板(97)が基板(1)が落下することでそれまで基板(1)によりその前進移動が規制されていたスライドブロック(90)が圧縮バネ(94)に付勢されながら前進するため、遮光板(97)は図17更に図15に示すように反時計方向に回転される。従って、図15に示すように遮光板(97)は基板位置決めセンサ(101)の投光部からの投光を遮光するのでCPU(133)は基板(1)が落下したと判断し、装置を停止する。また、装置を停止すると共にその旨作業者に図示しない報知装置により報知させても良い。
【0061】
次に、ノズル(6)の交換動作について図3及び図9乃至図12を基に説明する。このノズル交換は、例えば該装置は吐出径の異なる、また吐出部(6A)の数の異なるノズル(6)を併せて4本備えているが、基板(1)の機種切替え等により別のノズル(6)と交換する場合や接着剤の詰まりが発生したノズル(6)を詰まっていないノズル(6)と交換する場合である。
【0062】
先ず、作業者が前述のノズル(6)をロータギア(8)及びノズルホルダ(9)から抜き取った状態で、図9に示すように袋ナット(71)を回転させてノズル先端部(64)から抜き取ることにより、ノズル先端部(64)の嵌合部(65)とノズルボディ(63)の嵌合溝(66)との嵌合が解除される。そして、所望のノズル先端部(64)を前記嵌合溝(66)にフランジ部(67)の平面がノズルボディ(63)の下部に当接するまで該嵌合部(65)と嵌合溝(66)の嵌合時に図11に示すフランジ部(67)に形成された位置決め面(68)がノズルボディ(63)の下部から突設された突片(69)の内側に形成された位置決め面(70)に合うように角度位置決めを行いながら挿入する。こうして、ノズルボディ(63)にノズル先端部(64)を嵌合させた状態で、袋ナット(71)の挿入孔(72)を介して該袋ナット(71)をノズル先端部(64)の下部から通してノズルボディ(63)下部の側面に形成されたネジ部(73)を介して図3に示すようにナット止めする。
【0063】
また、前記ノズルホルダ(9)には図6に示すようにヒータ(76)が嵌め込まれており、熱伝導によりノズルホルダ(9)を介して熱がノズル(6)に伝わり、該ヒータ(76)を図示しない温度調節装置によりノズル(6)内の接着剤が適温で維持される。そして、ノズルホルダ(9)をノズル先端部(64)にかかるようにしてあるため、ノズルボディ(63)だけでなくノズル先端部(64)にも熱が伝わる。
【0064】
更に、塗布作業が続けられるうちにシリンジ(7)内にかけられるエアチューブ(79)を介して供給されるエア圧によりシリンジ(7)内の温度が上昇しても、その熱を放熱用銅管(78)で放熱するため、シリンジ(7)内の接着剤が硬化するということが防止される。
【0065】
以下、捨打ち動作について説明する。
【0066】
今度使用するノズル(6)が例えばノズル番号2のノズル(6)である場合、図23に示すようにその不使用時間が設定された不使用時間(TIME)の30[SEC](秒)に達したら、本塗布動作前に捨打ち回数(WASTE)の2回に基づき捨打ちが2回行われる。このとき、X軸モータ(2)及びY軸モータ(3)の駆動によりXYテーブル(4)を移動させて、ノズル(6)の下方位置に基板(1)上の余白部を位置させ、エア用チューブ(79)を介して供給されるエアによりシリンジ(7)内の接着剤がノズル(6)先端に吐出された状態で、ノズル(6)を下降させて基板(1)上の余白部に接着剤を捨打ちする。
【0067】
他のノズル番号のノズル(6)も同様に捨打ちが行われる。
【0068】
次に、順次塗布動作が行われて、以下、ノズル(6)の塗布径の認識動作について説明する。
【0069】
各ステップに基づき本塗布動作が行われて、今度使用するノズル(6)が例えばノズル番号2のノズル(6)である場合、図24に示すようにその使用時間が設定された使用時間(TIME)の1000[SEC](秒)に達したら、本塗布動作前に試し打ちが行われる。このとき、X軸モータ(2)及びY軸モータ(3)の駆動によりXYテーブル(4)を移動させて、ノズル(6)の下方位置に基板(1)上の余白部を位置させ、エア用チューブ(79)を介して供給されるエアによりシリンジ(7)内の接着剤がノズル(6)先端に吐出された状態で、ノズル(6)を下降させて接着剤を試し打ちする。
【0070】
この接着剤が試し打ちされた基板(1)の余白部上方にCCDカメラ(32)が位置されるようにXYテーブル(4)を移動させる。
【0071】
そして、この試し打ちされた接着剤をCCDカメラ(32)で認識する。この撮像結果を基にCPU(133)内の図示しない計算装置が接着剤の直径を求める。CPU(133)は、この直径を図示しない比較装置によりRAM(131)内に記憶されている設定データ(許容範囲を含む。)と比較して、判断装置により前記直径が許容範囲内に入っているか否か判断する。ここで、判断装置により合格と判断されれば合格回数カウンタ(117)の内容が1減算され、不合格と判断されれば不合格回数カウンタ(118)の内容が1減算される。
【0072】
以下、前述の判断結果が合格であった場合について説明する。該ノズル番号2のノズル(6)は図24に示す合格(OK)に2回と設定されているため、再び試し打ちが行われる。そして、前述の作業が繰り返されて合格となれば、合格回数カウンタ(117)の内容が「0」となり本塗布動作が開始される。また、2回目が不合格と判断されれば、合格回数カウンタ(117)の内容をクリアすると共に不合格回数カウンタ(118)の内容を1減算した後、塗布量を調整して再び試し打ちを行い、連続して2回合格となるまで、このような動作を繰り返す。
【0073】
尚、不合格と判断された後の再認識動作は、前記不合格回数カウンタ(118)の内容が図24に示す再認識(RETRY)に設定された回数(ノズル番号2のノズル(6)は2回)が減算されて「0」となるまで続けて行うことができる。また、前記不合格回数カウンタ(118)の内容が「0」となっても塗布径が設定範囲内に入らなかった場合には、装置を停止する。また、装置を停止すると共にその旨作業者に図示しない報知装置により報知させても良い。
【0074】
他のノズル番号のノズル(6)も同様に試し打ちが行われる。
【0075】
尚、捨打ち及び試し打ちは、基板(1)の余白部上だけに限らず専用の捨打ち基板を設けてそこに行ってもよい。
【0076】
また、捨打ちを行う条件として、本実施例の不使用時間の他、例えば使用時間、使用回数、不使用回数、1基板あるいは複数基板毎等が考えられる。尚、運転開始時は必ず捨打ちを行うようにしてもよく、試し打ちを行ってもよい。
【0077】
更に、試し打ちを行う条件として、本実施例の使用時間の他、例えば不使用時間、使用回数、不使用回数、1基板あるいは複数基板毎等が考えられる。
【0078】
このとき、CCDカメラ(32)を4本設けられたノズル(6)の中央に配置したため、ノズル(6)で塗布作業を行った後塗布径認識を行うためカメラ(32)下方にXYテーブル(4)を移動させて基板(1)上に塗布された接着剤を位置させる際のテーブル(4)の移動距離に無駄が無く移動時間も節約できるので、基板1枚への塗布作業時間も短くなる。
【0079】
以下、機種切替え(基板(1)サイズの変更等)時のXYテーブル(4)の基板搬送部の手動段取替えについて図27を基に説明する。
作業者は今度扱う基板(1)を基板搬送部の基板位置決め機構位置に位置させた状態で、作動キー(129)を押圧する。すると、CPU(133)からの指令によりパルスモータ(103)が駆動され、可動シュート(89)が所望方向に移動される。例えば、今度扱う基板(1)が前の基板(1)より幅狭の場合、可動シュート(89)を固定ブロック(87)とスライドブロック(90)間が狭まる方向に移動させる。そして、前述したように基板位置決めセンサ(101)が通光したという信号を受けたCPU(133)は一定の距離移動させて圧縮バネ(100)によりスライドブロック(90)が適切な押圧力で基板位置決めするようにパルスモータ(103)に指令を出しパルスモータ(103)を駆動しその後パルスモータ(103)の駆動を停止する。これにより、基板搬送部の段取替えが終了する。尚、センサ(101)の信号を受けたCPU(133)がパルスモータ(103)を停止させるため、作業者が作動キー(129)を押し続けてもモータ(103)は駆動されず固定ブロック(87)とスライドブロック(90)間は所望間隔に設定されるので使い勝手が良い。また、センサ(101)はスライドブロック(90)が所望間隔に至る地点よりも一定の距離手前で検出するように設定されているため、パルスモータ(103)が停止した地点においては検出臨界点ではないのでXYテーブルの移動による振動等により検出が不安定になる影響を排除できる。また、パルスモータ(103)の駆動は高速、低速どちらでも設定でき、例えば幅調整距離が長い場合は高速で、微調整が必要な場合は低速に設定することもできる。
【0080】
【発明の効果】
以上、本発明によればブロックに並設された複数本のノズルを有する場合の何れかのノズルで塗布作業を行った場合にも、塗布作業後認識カメラにより塗布径を認識するためカメラと基板上に塗布された塗布剤とを相対的に位置合わせする際の移動時間の無駄を省けると共に、ブロックを複数本のノズルの並設と認識カメラの固定とに兼用し、塗布装置の構成を簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】塗布装置の正面図である。
【図2】ノズルの上下機構を示す図である。
【図3】ノズルの緩衝機構を示す図である。
【図4】ノズルの緩衝機構を示す図である。
【図5】ノズルの緩衝機構を示す図である。
【図6】ノズルの固定機構を示す図である。
【図7】ノズルの固定機構を示す図である。
【図8】ノズルの固定機構を示す図である。
【図9】ノズルの分解図である。
【図10】図9のA矢視図である。
【図11】図9のB矢視図である。
【図12】放熱用銅管を示す図である。
【図13】基板搬送部の正面図である。
【図14】基板搬送部の側面図である。
【図15】基板搬送部の平面図である。
【図16】基板搬送部の側面図である。
【図17】基板搬送部の平面図である。
【図18】基板搬送部の側面図である。
【図19】基板搬送部の平面図である。
【図20】塗布装置の構成回路図である。
【図21】塗布動作に関するNCデータである。
【図22】塗布動作に関するNCデータである。
【図23】塗布動作に関するNCデータである。
【図24】塗布動作に関するNCデータである。
【図25】基板位置決め動作に関するフローチャートである。
【図26】基板位置決め動作に関するフローチャートである。
【図27】基板位置決め動作に関するフローチャートである。
【図28】基板位置決め動作に関するフローチャートである。
【符号の説明】
(1) プリント基板
(4) XYテーブル
(6) ノズル
(7) シリンジ
(8) ロータギア
(9) ノズルホルダ
(14) 圧縮バネ
(19) ノズル固定ピン
(24) 圧縮バネ
(27) ノズル上下アーム
(32) CCDカメラ
(35) 上下アーム
(36) 上下モータ
(41) スライド爪受け
(42) スライド爪
(45) 圧縮バネ
(46) テーパ部
(47) テーパ部
(52) エアシリンダ
(55) 爪戻しブロック
(56) 当接部
(57) 当接部
(63) ノズルボディ
(64) ノズル先端部
(65) 嵌合部
(66) 嵌合溝
(71) 袋ナット
(76) ヒータ
(78) 放熱用銅管
(79) エアチューブ
(80) シリンジキャップ
(84) 供給コンベア
(85) 排出コンベア
(87) 固定ブロック
(88) 固定シュート
(89) 可動シュート
(90) スライドブロック
(94) 圧縮バネ
(95) 支点軸受
(96) 遮光板揺動支点
(97) 遮光板
(100) 圧縮バネ
(101) 基板位置決めセンサ
(103) パルスモータ
(133) CPU

Claims (1)

  1. ブロックに並設された複数本のノズルのうち何れか1本のノズルを介してプリント基板上に塗布される接着剤と該接着剤を認識する認識カメラとを相対的に位置合わせして接着剤を認識する機能を有する塗布装置に於いて、前記認識カメラを前記複数本のノズルの中央寄りであり、前記複数本のノズルにより挟まれた位置にて前記ブロックに固定したことを特徴とする塗布装置。
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