JP3581426B2 - 木造建築物の構造材と床構造及び屋根構造並びにそれらを用いた構築工法 - Google Patents

木造建築物の構造材と床構造及び屋根構造並びにそれらを用いた構築工法 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、木造建築物の構造材と床構造及び屋根構造並びにそれらを用いた構築工法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、木造住宅の構築工法としては在来軸組工法が知られているが、該工法は住宅構成部材の点数が多く、さらにその仕口・継手には高度な技術が要求されるため、施工に長期間を要し、製造コストが高くなるという欠点があった。また、上記欠点を解消するものとしては、床版と耐力壁によって建物全体を一体化することを基本としたツーバイフォー工法がある。該工法は構造部材組み立ての仕口・継手が簡単で、釘・金物によって緊結するものであり、建方工事にあっては、床組を利用する等の合理性を有し、現場での生産性が高く、在来軸組工法よりも工期を短くすることができるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のツーバイフォー工法は床組に、根太、ころび止め等の多数の床組構成部材の取り付けが必要であり、小屋組についても垂木、母屋、束等の多数の小屋組構成部材の取り付けが必要であるために、そのための工数を要する。壁組の組み立てについても、通常は現場において行われるために、そのための工数を要するものである。また、床組、壁組、小屋組等の枠組材には、各種の製材、集成材が使用されるが、これらの材のコストが高いという問題があった。よって、その工期と材のコストのために施工費用が高額になっている。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、床組、壁組、屋根部の組み立てに要する工数を削減し、使用する構造材のコストが安く、さらに、建物の耐震強度をアップさせた木造建築物の構築工法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明に係る木造建築物の構造材は、構造用合板の合わせ材からなり、建物壁面コーナー部に柱として使用される木造建築物の構造材であって、複数枚の帯状の構造用合板が集成接着された合板積層体同士を、その一方の端面を他方の側面に突き合わせて断面形状がL字型とし、かつ、互いの積層方向が垂直となるようにして接着結合し、この結合面の略中央部分に、細巾帯状の結合補助部材を該結合面に直角方向に埋設して前記各合板積層体と共に接着結合したものである。
【0010】
【作用】
上記構成を有する請求項1記載の木造建築物の構造材は、複数枚の帯状の合板が集成接着された合板積層体同士を、L字型に互いの積層方向が垂直となるようにして接着結合したので、圧縮、剪断等に対する強度がアップし、柱として土台へ取り付けた場合には土台との接触面積が縦横方向に大きくなり土台との接合が安定するため、建築物の耐震強度が増大する。また、その結合面の略中央部分に、細巾帯状の結合補助部材を結合面と直角に埋設して合板積層体と共に接着結合したので、剥離に対する合板積層体同士の接着結合の抵抗力が大きくなる。さらに、該構造材は構造用合板のみで構成されることから、製材や集成材で構成する場合よりも低コストで生産することができる。
【0017】
【実施例】
以下、本発明を具体化した一実施例を図面を参照して説明する。図1は本発明に係る構築工法によって構築される建物の柱、間柱及び土台の配置と、床パネルの割り付けの例を示す平面図、図2は本発明に係る工法に使用されるパネルの基本的な形状を示す斜視図、図3は基礎及び土台への床パネルの取り付けを示す側面図である。基礎1は構造耐力的に安全なように鉄筋コンクリート造とするのが好ましく、建物内側の側面には床組を構成するパネルを保持するパネル受2が設けられる。このパネル受2は基礎1と一体的に形成されるか、又は後付けにより設けられる。
【0018】
床組に使用される床パネル3は、表面ボード3aの間に複数の桟3bが取り付けられた構造とされ(図2参照)、表面ボード3a、桟3b共に構造用合板が使用される。要求される強度により、桟3bの数、表面ボード3a及び桟3bの材の厚みは適宜変更される。この床パネル3をパネル受2上に載置して取り付けることで床組が形成される。ここで、床パネル3のパネル受2に載置される部分には、表面ボード3a間に桟3bを設けておくと床部の強度がアップする(図3参照)。床パネル3は床部の全てに配置されるので(図1参照)、床組の組み立てはパネル受2への床パネル3の取り付けのみで足りる。床パネル3は略中央部下部を床束4及びパネル受2で補強されている。土台5は、取り付け後の床パネル3と同じ高さとなるように形成されている。また、床パネル3は建物壁部、屋根部に使用するパネルとしても使用されるものであり、表面ボード3a、桟3bの長さ等をその使用場所、使用用途に合わせて変更して使用される。
【0019】
本発明に係る工法に柱等として使用する構造材を構成する合板積層体について説明する。図4(a)は合板積層体を分解した状態を示す斜視図、(b)は合板積層体を示す斜視図、図5は本発明に係る柱等に使用する合板積層体と現在一般的に使用されている製材との強度を比較した表を示す図である。本発明に係る工法に柱等として使用する構造材は、複数枚の帯状の構造用合板8が集成接着された合板積層体9(図4(a)(b)参照)で構成される。この合板積層体9は、5プライで構成される18mmの構造用合板8を4枚集成接着したものである。構造用合板8の原材料については、木の粘性等による強度の問題から広葉樹を使用する。上記の条件を具備した合板積層体9を作製した場合、従来の製材(原材料には針葉樹使用)に比して、圧縮、曲げについては2.5倍程度、剪断については2倍程度の強度を得ることができる(図5参照)。従って、この合板積層体9は単体としても柱等の構造材として使用可能な強度を有する。
【0020】
次に、建物壁面コーナー部に使用される柱について説明する。図6は建物壁面コーナー部に使用する柱10を土台5に取り付けた状態を示す斜視図である。柱10は上記の合板積層体9同士を、互いの積層方向が垂直となるようにして、いわゆるL字型に接着結合したものである。合板積層体9をL字型に接着結合させたことで柱10は、合板積層体9単体を柱として使用した場合よりも、圧縮、曲げ、剪断等の強度が増し、土台5との接触面積が広くなることで土台5への固定が強固なものになるので、建物全体の耐震強度を向上させることができる。また、柱10の結合面の略中央部分には、細巾帯状の結合補助部材11が該結合面に直角方向に埋設され、各合板積層体9と共に接着結合されているので、剥離に対する合板積層体9同士の接着結合の抵抗力が大きくなる。特に、結合面と平行な方向からの圧力に対して合板積層体9同士の接着結合の抵抗力を大きくすることができる。さらに、合板積層体9に長手方向にスリットを設け、該スリットに鋼板でなる補強材12を貫装することによって柱10の圧縮、曲げ、剪断等の強度を更にアップさせることも可能である。
【0021】
次に、建物壁面同士が直角に接合する箇所に使用する柱について説明する。図7はこのような目的に使用する柱15を土台5に取り付けた状態を示す斜視図である。柱15も合板積層体9同士が接着結合されたものであるが、その結合は、一方の合板積層体9の端面を他方の合板積層体9の側面に形成した凹部に嵌合させて接着結合したものであり、その形状はいわゆるT字型に形成されている。この柱15を使用することで柱10を使用する場合と同様、柱15自体の圧縮、曲げ、剪断等の強度、及び建物全体の耐震強度を向上させることができる。また、柱10と同様に、合板積層体9の結合面に結合補助部材11を埋設し、合板積層体9と共に接着結合することで、剥離に対する合板積層体9同士の接着結合の抵抗力を大きくすることができる。尚、柱15においても、合板積層体9に長手方向にスリットを設け、該スリットに鋼板でなる補強材12を貫装することによって柱12の強度をアップさせることができる。
【0022】
次に、壁部の組み立てについて説明する。図8は建物一階部分の壁部を組み立てた状態の例を示す斜視図、図9(a)(b)は柱10及び柱15への壁用パネルの取り付けを示す平面図、図10は壁用パネルの接続部分を示す平面図、図11は壁部の組み立て要領を説明する図である。建物壁部は、上記柱10等と壁用パネル16とで構成される。壁用パネル16は床パネル3と同じ構成からなるが、表面ボード3a間の幅は、使用される柱10等の厚みと同じに設定されている。壁用パネル16の側部には柱10、柱15又は合板積層体9単体でなる柱17が嵌め込まれる。壁部の組み立ては、最初に土台5上に、両側部に柱10及び柱17が嵌め込まれた壁用パネル16を取り付け、次いで片側のみに柱17等が嵌め込まれた壁用パネル16をつなぎ合わせて取り付け、この作業を繰り返すことによって行われる。壁用パネル16に取り付けられている柱10等の土台5への取り付けは、鉄製のプレート18が柱10等の外側及び内側に配され、プレート18及び柱10等を挿通するボルト19を締め付けることによって行われる。
【0023】
壁用パネル16同士の接合は、壁用パネル16の柱17等が取り付けられていない側部が、既に取り付けられている壁用パネル16の柱17等に嵌まり込み、釘等で取り付けられることで行われる。柱10への壁用パネル16の取り付け、柱17等を介した壁用パネル16同士の接合においては、柱10のコーナー外側に細巾帯状に切断した構造用合板21,22を取り付け、壁用パネル16同士の接続の隙間を埋めるために構造用合板をその隙間に合わせて切断した端材23を取り付けることが適宜行われる(図11参照)。これによって隙間を生じずに、柱10を介して、壁用パネル16を隣り合う壁用パネル16と接合できる。
【0024】
次に、二階床組の構造について説明する。図12は二階床組の構造を示す斜視図、図13は床パネルとパネル支持部材の接合状態を示す側断面図、図14は床パネル内の梁の接合状態を示す側断面図である。二階部床組は床パネル3と同等のパネルで構成されるが、二階用床パネル25は、一階に使用する床パネル3の内部に梁26を備え、表面ボード3に開口部3cが設けられたものである。この二階用床パネル25は、一階壁部27に組み込まれたパネル支持部材28と梁26がボルト29で緊結されることで一階壁部27と接合する。また、パネル支持部材28と接合していない二階用床パネル25の側面部であって、一階壁部27に接する側面部からはパネル支持部材30の一部が挿し込まれ、二階用床パネル25が支持されている。また、二階用床パネル25同士の接合は、鉄等でなる梁接合部材31によって梁26が互いに接合されることで、及び二階用床パネル25がそのコーナー各部に取り付けられたパネル接合補強金物35によって緊結されることによって行われる。
【0025】
パネル支持部材28について詳細に説明する。パネル支持部材28は、一階壁部27に組み込まれるアーム28a、及び二階用床パネル25内に挿し込まれて梁26と緊結するアーム28bで構成される。アーム28aは4本の合板積層体9からなり、アーム28bは3本の合板積層体9でなる。アーム28bは、アーム28aの略中央部分に直交するようにしてアーム28aと交互に横方向に重なり、アーム28aとアーム28bの全てを挿通するボルト36で締め付けられている。パネル支持部材28は、一階壁部27の組み立て終了後にアーム28aを一階壁部27に差し込み、釘等で固定されて取り付けられる。二階用床パネル25と一階壁部27との接合は、アーム28bを二階用床パネル25内に挿し込んで、梁26と組み合わせ(図12参照)、梁26及びアーム28bを挿通するボルト29により緊結することにより行う。このボルト29による緊結の作業は二階用床パネル25の開口部3cを利用して行われる。
【0026】
パネル支持部材28と梁26との緊結がされない二階用床パネル25の側部であって、かつ、一階壁部27に接する二階用床パネル25の側部においては、一階壁部27に組み込まれる2本のアーム30a、及び二階用床パネル25内に挿し込まれるアーム30bで構成されるパネル支持部材30が備えられている。これにより二階用床パネル25はパネル支持部材30に支持され、アーム30bと二階用床パネル25とを釘等で固定することにより壁部27と接合する。尚、パネル支持部材28,30の組み込みに適するように、壁用パネル16は、建物外側の表面ボード3aが建物内側の表面ボード3aよりも高さを有するように設定されることが好ましい。
【0027】
上記二階用床パネル25同士の接合について詳細に説明する。図15(a)は梁接合部材31による梁26の接合部を示す平面図、(b)は梁接合部材31を示す側面図、図16(a)はパネル接合補強金物35を示す斜視図、(b)は同平面図、(c)は同背面図、(d)は同側面図である。二階用床パネル25同士は、梁26同士を鉄等からなる梁接合部材31で接合することにより、及び二階用床パネル25のコーナー各部同士をパネル接合補強金物35を用いて緊結することにより接合される。二階用床パネル25の表面ボード3aには開口部3cが設けられており、この開口部3cを利用して、梁26の接合部に梁接合部材31を取り付け、梁26及び梁接合部材31を挿通する複数のボルト40により緊結する作業が行われる。このように複数の梁26を接合して一体化することで、単一の梁を使用した場合と同等の強度が得られる。二階用床パネル25のコーナー各部に備えられるパネル接合補強金物35は、二階用床パネル25のコーナー部を把持する形状とされている。パネル接合補強金物35の上部35aに設けられた複数のボルト41はパネル接合補強金物35の下部35bと挿通しており、このボルト41を締め付けることで、各二階用床パネル25がコーナー各部において緊結され、各二階用床パネル25同士が接合する。尚、上記開口部3b,3cは作業終了後、開口部3b,3cの形に合わせた構造用合板で閉じられる。
【0028】
上記のように、床組の構造は、梁接合部材31及びパネル接合補強金物35により複数の二階用床パネル25を接合し、パネル支持部材28,30によってこの二階用床パネル25を壁部27に接合した構成であるので、根太、ころび止め等の多数の床組構成部材を取り付ける手間がなく、その分工数が削減でき、簡易に床組の組み立てを行うことができる。さらに、梁接合部材31によって一体化した梁26が二階用床パネル25を支持し、この一体化した梁26はパネル支持部材28とボルト締めで接合するため、根太、ころび止め等の多数の床組構成部材で構成される一般的な床組よりも強度の優れた床組構造となる。
【0029】
次に、建物屋根部の構造について説明する。図17は建物屋根部の構造を示す斜視図であり、その手前部分はアーム、取付部材の接合状態を明らかにしたものである。上記一階壁部27の組み立てと同様にして組み立てられた二階壁部45の上部には、3本の合板積層体9からなる接合部材46が備えられ、その下部が壁部45内部に挿し込まれて釘等で固定されて取り付けられている。屋根部中央の棟木47上には、合板積層体9を屋根部の傾斜に合わせて逆V字形状に形成した3本の梁取付部材48aと、この梁取付部材48aを棟木47上に固定するための2本の支持部材48bとからなる取付部材48が取り付けられている。屋根部の構造は、二階用床パネル25と同等の構成の、内部に屋根アーム51(梁26)を有する屋根用パネル50を接合部材46を用いて二階壁部45と接合し、取付部材48を用いて屋根用パネル50同士を棟部にて接合し、梁接合部材31を用いた屋根アーム51同士の接合、及びパネル接合補強金物35を用いた緊結による屋根用パネル50同士の接合によって構成される。
【0030】
接合部材46について詳細に説明する。接合部材46の3本の部材46aは、屋根アーム51の組み込みが可能なように、構成部材46aの間に屋根アーム51の横幅分の間隔を設けて取り付けられている。接合部材46によって壁部45に取り付けられる屋根用パネル50には、屋根アーム51が接合部材46に組み込まれる部分の表面ボード3aに開口部3dが設けられている。この開口部3dを利用して、屋根アーム51と接合部材46がこれらを挿通するボルト52により緊結する作業が行われる。屋根用パネル50を接合部材46に緊結した後、建物内側の壁部45と屋根用パネル50の接合部分は、鉄製プレート等の取り付けによって補強される(不図示)。また、屋根用パネル50よりも上方へ突き出す接合部材46の突出部分は、屋根用パネル50の高さに合わせてカットされ、開口部3dは作業終了後にその形に合わせた構造用合板で閉じられる。尚、屋根用パネル50と接合する壁部45の壁用パネル27は、建物内側の表面ボード3aの高さを建物外側の表面ボード3aの高さよりも屋根用パネル50の傾斜分だけ高くしておくことが、接合の強度の点からは好ましい。
【0031】
次に、取付部材48について詳細に説明する。梁取付部材48aは棟木47上に、屋根アーム51の組み込みが可能なように、各梁取付部材48aの間に屋根アーム51の横幅分の間隔を設けて載置されている。梁取付部材48aへの屋根アーム51の組み込みは、棟木47を中心とした梁取付部材48aの両側において各々行われ、屋根アーム51と梁取付部材48aはこれらを挿通するボルト55により緊結される。支持部材48bは、屋根アーム51が組み込まれた梁取付部材48aの両側に備えられ、梁取付部材48a及び支持部材48bを挿通するボルト56により梁取付部材48aと緊結する。この支持部材48bの下方の棟木47部分には、支持部材48bの下部に合わせた形状の穴部が設けられ、支持部材48bは棟木47と嵌合している。この嵌合により屋根用パネル50は取付部材48を介して棟木26に取り付けられることになる。尚、屋根用パネル50同士の接合は二階用床パネル25同士の接合と同様に、屋根アーム51(梁26)同士の接合、及びパネル接合補強金物35を使用した屋根用パネル50のコーナー各部の緊結によって行われる。
【0032】
上記のように、屋根部の組み立ては、接合部材46、取付部材48を用いた屋根用パネル50の壁部45、棟木47への取り付け、及び屋根アーム51同士の接合、パネル接合補強金物35を用いた屋根用パネル50のコーナー各部における緊結による屋根用パネル50同士の接合によって行われるので、垂木、母屋、束等の多数の小屋組構成部材を取り付ける必要がなく、そのための工数を削減することができる。また、その組み立ても簡易に行うことができる。さらに、上記屋根構造によれば、屋根部は構造用合板を2枚使用し、その間には複数の桟による補強がされた屋根用パネル50を、複数の一体化した屋根アーム51により支持するものであるので、従来の一般的な小屋組による屋根構造よりも優れた強度が得られる。
【0033】
なお、本発明に係る工法に使用する一切の構造用部材は、原則的には、全て工場等で生産加工した後に施工現場に運び込まれるものである。従って、現場における構造用部材の加工作業は不要である。現場においては、上記床パネル3の土台5への取り付け、壁用パネル16、屋根用パネル50等の取り付けの作業のみで建物構造体を組み立てることができる。また、本発明に係る木造建築物の構造材、床構造、屋根構造、及びそれらを利用した構築工法は、上記実施例の構成に限られず、現場において適宜変形が可能である。
【0034】
【発明の効果】
以上のように請求項1記載の発明に係る木造建築物の構造材によれば、一般的に製材よりも優れた強度を有する合板積層体同士を互いの積層方向が垂直となるようにして接着結合したので、圧縮、剪断等に対する強度が従来の一般的な形状の構造材よりもアップし、建物壁面コーナー部の柱として土台へ取り付けた場合には土台との接触面積が縦横方向に大きくなり土台との接合が安定し、建築物の耐震強度が増大する。また、その結合面の略中央部分に、細巾帯状の結合補助部材を結合面と直角に埋設して合板積層体と共に接着結合したので、結合面に平行な方向から加えられる力に対する合板積層体同士の接着結合の抵抗力が大きくなる。さらに、該構造材は構造用合板のみで構成されるので、製材や集成材で構成する場合よりも低コストかつ、簡易に生産することができる。従って、構造用合板のみの構成で、従来の一般的な構造材よりも強度、コスト、生産の簡易性の点で優れた木造建築物の構造材を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る構築工法によって構築される建物の柱、間柱及び土台の配置と、床パネルの割り付けの例を示す平面図である。
【図2】本発明に係る構築工法に使用されるパネルの基本的な形状を示す斜視図である。
【図3】基礎及び土台への床パネルの取り付けを示す側面図である。
【図4】(a)は合板積層体を分解した状態を示す斜視図、(b)は合板積層体を示す斜視図である。
【図5】本発明に係る柱等に使用する合板積層体と現在一般的に使用されている製材との強度を比較して示す図である。
【図6】建物壁面コーナー部に使用する柱を土台に取り付けた状態を示す斜視図である。
【図7】柱を土台に取り付けた状態を示す斜視図である。
【図8】建物一階部分の壁部を組み立てた状態の例を示す斜視図である。
【図9】(a)(b)はL字状及びT字状の柱への壁用パネルの取り付けを示す平面図である。
【図10】壁用パネルの接続部分を示す平面図である。
【図11】壁部の組み立て要領を説明する図である。
【図12】二階床組の構造を示す斜視図である。
【図13】床パネルとパネル支持部材の接合状態を示す側断面図である。
【図14】床パネル内の梁の接合状態を示す側断面図である。
【図15】(a)は梁接合部材による梁の接合部を示す平面図、(b)は梁接合部材を示す側面図である。
【図16】(a)はパネル接合補強金物を示す斜視図、(b)は同平面図、(c)は同背面図、(d)は同側面図である。
【図17】建物屋根部の構造を示す斜視図であり、その手前部分はアーム、取付部材の接合状態を明らかにしたものである。
【符号の説明】
1 基礎
2 パネル受
3 床パネル
4 束
8 構造用合板
9 合板積層体
10 柱
11 結合補助部材
12 補強材
15 柱
16 壁用パネル
25 二階用床パネル
26 梁
27 一階壁部
28,30 パネル支持部材
28a,28b,30a,30b アーム
29,36,40 ボルト
31 梁接合部材
45 二階壁部
46 接合部材
47 棟木
48 取付部材
48a 梁取付部材
48b 支持部材
50 屋根用パネル
51 屋根アーム

Claims (1)

  1. 構造用合板の合わせ材からなり、建物壁面コーナー部に柱として使用される木造建築物の構造材であって、
    複数枚の帯状の構造用合板が集成接着された合板積層体同士を、その一方の端面を他方の側面に突き合わせて断面形状がL字型とし、かつ、互いの積層方向が垂直となるようにして接着結合し、
    この結合面の略中央部分に、細巾帯状の結合補助部材を該結合面に直角方向に埋設して前記各合板積層体と共に接着結合したことを特徴とする木造建築物の構造材。
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