JP3579955B2 - メールボックス装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明はファクシミリ装置等の通信装置又はパーソナルコンピュータ等のホストコンピュータを利用したメールボックス装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、通信網に接続されかつメモリを備えた特定の端末がメールボックス装置として使用されており、メールボックス装置にデータを登録(書き込み)するこによって特定多数の人に情報を提供したり、又はメールボックス装置に登録されたデータを必要に応じて取り出すことにより情報を入手することが行われている。このようなメールボックス装置は多数の人に利用されるので、不要なデータがいつまでもメールボックス装置内に保存されないようにすることによって、有限であるメールボックス装置のメモリを有効に利用する必要がある。
【0003】
このため、特公昭61−41188号公報は、データと共にそのデータの付属データを登録し、付属データに含まれる保存期間等の消去条件が満たされた時に自動的にそのデータを消去するメールボックス装置を開示する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のメールボックス装置は、データの登録時に情報提供者の予想によって設定された消去条件が満たされるとメールボックス装置のメモリに空き容量があるか否かにかかわらず必ずデータを消去してしまう。
【0005】
一方、近年、メールボックス装置を電子黒板のように使用することにより登録されたデータを不特定多数の人に提供するサービス等がある。このようなサービスに上記のようなメールボックス装置が使用されると、指定時間の経過後等、即ち、データの消去後にデータを利用したい人がでてきた場合には、データを入手することができないとかデータを再登録しなければならないという問題が生じてしまう。
【0006】
本発明は上記事実を考慮してなされたものであり、メールボックス装置のメモリを有効に利用すると共に、データを可能な限り長期間保存して有用なサービスの提供を可能にすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、データを所定の解像度で記憶するデータ記憶手段と、前記データの消去条件及び縮小条件を設定する条件設定手段と、入力されたデータの容量が前記データ記憶手段の空き容量よりも大きいとき及び前記データ記憶手段の空き容量が所定値未満となったときのいずれか一方のときに、消去条件を満たすデータを消去するデータ消去手段と、入力されたデータの容量が前記データ記憶手段の空き容量よりも大きいとき及び前記データ記憶手段の空き容量が所定値未満となったときのいずれか一方のときであって且つ消去条件を満たすデータがないときに、縮小条件を満たすデータの解像度を低下させるデータ縮小手段と、を備えたことを特徴とする。
【0008】
請求項2記載の発明は、前記発明において、前記消去条件が、保存期限の経過、データの利用回数が所定値に達したこと、及びデータが指定された全ての相手端末に転送されたことの少なくとも1つであることを特徴とする。
【0009】
請求項3記載の発明は、前記発明において、前記縮小条件が、データの記憶日時が一番古いこと及びデータの重要度の少なくとも1つであることを特徴とする。
【0010】
請求項4記載の発明は、データを所定の解像度で記憶するデータ記憶手段と、前記データの重要度及び保存期限を設定する条件設定手段と、入力されたデータの容量が前記データ記憶手段の空き容量よりも大きいとき及び前記データ記憶手段の空き容量が所定値未満となったときのいずれか一方のときに、保存期限が切れたデータを消去するデータ消去手段と、入力されたデータの容量が前記データ記憶手段の空き容量よりも大きいとき及び前記データ記憶手段の空き容量が所定値未満となったときのいずれか一方のときであって且つ保存期限が切れたデータがないときに、重要度が一番低いデータの解像度を低下させるデータ縮小手段と、を備えたことを特徴とする。
【0011】
【作用】
請求項1記載の発明によれば、データは所定の解像度でデータ記憶手段に記憶され、また、データの消去条件及び縮小条件は条件設定手段によって設定される。
【0012】
ここで、入力されたデータの容量がデータ記憶手段の空き容量よりも大きいとき及び前記データ記憶手段の空き容量が所定値未満となったときのいずれか一方のときには、データ消去手段が条件設定手段によって設定された消去条件を満たすデータをデータ記憶手段から消去する。
【0013】
このデータ消去手段によるデータの消去は、入力されたデータの容量よりもデータ記憶手段の空き容量の方が大きくなるまで或いはデータ記憶手段の空き容量が所定値以上になるまで行われる。
入力されたデータの容量が前記データ記憶手段の空き容量よりも大きいとき及び前記データ記憶手段の空き容量が所定値未満となったときのいずれか一方のときに、消去条件を満たすデータがない場合には、データ縮小手段が縮小条件を満たすデータの解像度を低下させる。
このデータ縮小手段によるデータの解像度の低下は、入力されたデータの容量よりもデータ記憶手段の空き容量の方が大きくなるまで或いはデータ記憶手段の空き容量が所定値以上になるまで行われる。
【0014】
上記の消去条件又は縮小条件としては、保存期限の経過、データの記憶日時が一番古いこと、データの利用回数が所定値に達したこと、指定された全ての相手端末に転送されたこと、及びデータの重要度が低いこと等が挙げられる。
具体的には、前記消去条件としては、保存期限の経過、データの利用回数が所定値に達したこと、及びデータが指定された全ての相手端末に転送されたこと等が挙げられる。
【0017】
前記縮小条件としては、データの記憶日時が一番古いこと及びデータの重要度等が挙げられる。
【0020】
請求項4記載の発明によれば、データは所定の解像度でデータ記憶手段に記憶され、また、データの重要度及び保存期限は条件設定手段によって設定される。
【0021】
ここで、入力されたデータの容量が前記データ記憶手段の空き容量よりも大きいとき及び前記データ記憶手段の空き容量が所定値未満となったときのいずれか一方のときには、データ消去手段が保存期限が切れたデータを消去する
【0022】
このデータ消去手段によるデータの消去は、入力されたデータの容量よりもデータ記憶手段の空き容量の方が大きくなるまで或いはデータ記憶手段の空き容量が所定値以上になるまで行われる。
入力されたデータの容量が前記データ記憶手段の空き容量よりも大きいとき及び前記データ記憶手段の空き容量が所定値未満となったときのいずれか一方のときに、保存期限が切れたデータがない場合には、データ縮小手段が重要度が一番低いデータの解像度を低下させる。
このデータ縮小手段によるデータの解像度の低下は、入力されたデータの容量よりもデータ記憶手段の空き容量の方が大きくなるまで或いはデータ記憶手段の空き容量が所定値以上になるまで行われる。
【0024】
また、上記の発明は、データが消去されたとき、又はデータの解像度が低下されたときに、その旨をメールボックス装置の管理者や情報提供者等に通知する通知手段を備えることができる。
【0025】
【実施例】
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
【0026】
図1には、本実施例のメールボックス装置全体の構成が示されている。このメールボックス装置は、メールボックス装置全体の制御処理を行うCPU1、メールボックス装置全体を制御するプログラムを記憶したROM2、制御プログラム実行時に使用するワークエリアとしての第1のRAM3、データの蓄積時刻(登録時刻)、及び保存期限(消去時刻)を算出するため等に使用されるRTC(リアルタイムクロック)4、メールボックス装置への入力操作のためのキーボード5、入力されたデータ等を表示するためのディスプレイ6、メールボックス装置から通信回線へ送出する電文(データ)及び付属データ等の変調と通信回線を介して受信した電文及び付属データの復調とを行うモデム8、符号化された電文及び付属データ等を一時記憶する第2のRAM9、電文の符号化及び復号化を行うコーダ/デコーダ10、復号化された電文を一時記憶する第3のRAM11、復号化された電文を記憶するディスク12、縮小処理に使用される第4のRAM13、ディスク12の空き容量及びその下限値が記憶される第5のRAM14、第6のRAM15、原稿を読み取るためのスキャナ16、並びに電文等を印刷するためのプリンタ17を備えており、これらはシステムバス18により相互に接続されている。
【0027】
また、モデム8はメールボックス装置を通信回線へ接続するためのNCU(回線制御装置)7と相互に接続されている。
【0028】
ディスク12内には、各々の情報提供者又は複数の情報提供者に対応して電文を記憶するメールボックスが形成されており、ディスク12内に複数のメールボックスが存在する場合には、各メールボックスには識別のためのメールボックス番号(又は名称)が付与される。
【0029】
第6のRAM15には、各メールボックス番号毎に、メールボックスの重要度及びメールボックスに記憶された電文を管理するためのファイル管理データが記憶される。ファイル管理データには、各電文に対応して形成されるファイルブロックと呼ばれる一連のパラメータ、即ち、ファイルを識別するためのファイル番号、電文の容量、蓄積時刻、電文の重要度、電文の保存期限、電文の希望利用回数、電文を転送すべきリモートの番号(アドレス)、解像度が低下された場合には縮小時刻、その他の必要なデータが含まれる。
【0030】
次に本実施例の作用を図2〜図5を参照して説明する。
情報提供者は予めメールボックス装置の管理者にメールボックス装置を利用したい旨を申出でておき、メールボックス装置の管理者は情報提供者に新たに開設されたメールボックス又は既存のメールボックスのメールボックス番号を通知しておく。
【0031】
また、メールボックス装置の管理者は、予めディスク12の空き容量の下限値及びメールボックスの重要度をキーボード5により入力し、設定しておく。
【0032】
図2には、メールボックス装置へ電文を書き込むための制御ルーチンが示されている。ステップ100では、情報提供者(リモート)からNCU7及びモデム8を介して入力された画情報、文字情報等の電文及びその付属データを第2のRAM9へ蓄積する。ここで、付属データは、情報提供者の氏名、情報提供者のリモートの番号、電文を記憶させるメールボックスの番号、電文の希望保存期間又は期限、電文の重要度、電文の希望利用回数及び電文を転送すべきリモートの番号等を含むことができる。
【0033】
ステップ102では受信が完了したか否かを判断し、判断が否定である場合にはステップ100に戻り、判断が肯定である場合には、ステップ104で第2のRAM9に蓄積された付属データからメールボックス番号を読み出す。
【0034】
次のステップ106では、指定されたメールボックス番号が第6のRAM15に記憶されているか否かを判断する。判断が肯定である場合にはステップ108で電文の書き込み操作を行い、判断が否定である場合にはステップ110で電文の書き込み要求を拒否する。
【0035】
次に図3に基づいて電文の書き込み制御ルーチンを説明する。ステップ112で第2のRAM9内の電文をコーダ/デコーダ10へ送出して、復号化し、ステップ114で復号化された電文を第3のRAM11へ蓄積する。次のステップ116で、復号化が完了したか否かを判断し、判断が否定である場合にはステップ112へ戻り、判断が肯定である場合にはステップ118で第3のRAM11へ蓄積された電文の容量を読み出し、また第5のRAM14に記憶されたディスク12の空き容量を読みだす。
【0036】
次のステップ120でディスク12の空き容量が電文の容量以上であるか否かを判断し、判断が肯定である場合には、ステップ124で指定されたメールボックスに所定の解像度で電文を書き込んだ新規ファイルを作成する。また、判断が否定である場合には、ステップ122でディスク12の空き容量を増加させるための後述する空き容量増加処理を行い、ステップ118へ戻り、ステップ120の判断が肯定になるまで、空き容量増加処理を繰り返す。
【0037】
次のステップ126で、第6のRAM15に記憶され、かつ指定されたメールボックス番号に対応するファイル管理データに、新たに書き込まれた電文に対応するファイルブロックを作成する。具体的には、ファイル番号を設定し、電文を記憶するのに使用された容量を読み出して書き込み、RTC4から現在時刻を読み出して電文の蓄積時刻を書き込み、付属データから電文の重要度、電文の保存期限、電文の希望利用回数、転送すべきリモートの番号、及びその他必要なデータを読み出して書き込む。
【0038】
次のステップ128で電文書き込み後のディスク12の空き容量に基づいて第5のRAM14に記憶された空き容量を更新し、ステップ130で第5のRAM14から更新された空き容量及び下限値を読み出す。次のステップ132では、ディスク12の空き容量が設定された下限値以上であるか否かを判断する。判断が肯定である場合には、ルーチンは終了し、判断が否定である場合には、ステップ134で空き容量増加処理を行い、ステップ130へ戻り、ステップ132の判断が肯定になるまで、空き容量増加処理を繰り返す。
【0039】
次に図4に基づいて空き容量増加処理を説明する。ステップ136で、後述する図5に従って空き容量増加処理を行うための対象電文を検索し、ステップ138で指定された電文が消去可能であるか否かを判断する。判断が肯定である場合には、ステップ140で指定された電文をメールボックスから消去し、判断が否定である場合にはステップ142で指定された電文をメールボックスから第4のRAM13に読み出し、ここで縮小、即ち、電文の解像度を低下させる。一例として、解像度400dpiの電文を解像度200dpiの電文にすると、縮小後の電文の容量は縮小前の電文の容量の4分の1となる。縮小された電文は第4のRAM13からディスク12内の元のメールボックスに書き込まれる。以上によりディスク12の空き容量が増加する。
【0040】
ステップ140の電文消去後、又はステップ142の電文の縮小後に、ステップ144でディスク12の空き容量に基づいて第5のRAM14に記憶された空き容量を更新する。次のステップ146では、第6のRAM15に記憶されたファイル管理データを更新する。具体的には、電文が消去された場合には、消去された電文が記憶されていたファイル番号に対応するファイルブロックをファイル管理データから消去し、電文が縮小された場合には、縮小後の電文の容量に基づいてファイルブロックに含まれる電文の容量を更新し、また、RTC4から現在時刻を読み出してその時刻を縮小時刻としてファイルブロックに書き込む。
【0041】
次に図5に基づいて空き容量増加処理を行うための対象電文を検索する制御ルーチンの一例を説明する。
【0042】
ステップ148で、第6のRAM15に記憶されたファイル管理データから保存期限を読み出し、また、RTC4から現在時刻を読み出し、全メールボックスに含まれる全ファイルから保存期限が過ぎた電文を検索し、ステップ150で保存期限が過ぎた電文が存在するか否かを判断する。判断が肯定である場合には、ステップ152で保存期限が過ぎた電文が複数存在するか否かを判断し、判断が肯定である場合には、ステップ154で該当する電文が記憶されたメールボックス番号からそれらの電文が同じメールボックス内に存在するか否かを判断する。判断が肯定である場合には、ステップ156で第6のRAM15に記憶されたファイル管理データの中の電文の重要度を読み出してこれらを比較し、該当する電文の中から重要度の一番低い電文を検索し、ステップ162で検索された重要度の一番低い電文を消去可能な電文として指定する。
【0043】
また、ステップ154の判断が否定である場合には、ステップ158で、該当する電文が記憶されたメールボックスの重要度を第6のRAM15から読み出してこれらを比較し、該当する電文が記憶されたメールボックスの中から重要度の一番低いメールボックスを検索して指定し、ステップ160で指定されたメールボックス内に保存期限が過ぎた複数の電文が存在するか否かを判断する。判断が肯定である場合には、ステップ156で指定されたメールボックスの該当電文の中から重要度の一番低い電文を検索する。また、ステップ160の判断が否定である場合には、ステップ162で指定されたメールボックスの該当電文を消去可能な電文として指定する。
【0044】
ステップ152の判断が否定である場合には、ステップ162へ進み、該当する電文を消去可能な電文として指定する。
【0045】
一方、ステップ150の判断が否定である場合には、ステップ164で第6のRAM15に記憶された全てのメールボックスの重要度を読み出してこれらを比較し、全てのメールボックスの中から重要度の一番低いメールボックスを検索し指定する。次のステップ166で指定されたメールボックスの番号に対応するファイル管理データの中から電文の重要度を読み出してこれらを比較し、指定されたメールボックスに記憶された全ての電文の中から重要度の一番低い電文を検索する。次のステップ168で該当する電文を縮小可能な電文として指定する。
【0046】
以上のように、本実施例のメールボックス装置は、情報提供者から入力された電文の容量がディスク12の空き容量よりも大きいときに、消去条件を満たす不要な電文を自動的に消去することにより、又は縮小条件を満たす電文の解像度を低下させることにより、ディスク12の空き容量を増加させているため、空き容量の不足を理由として電文の書き込みが拒否されるという事態を回避することができる。一方、消去条件を満たす電文が存在する場合でも、入力された電文がディスク12の空き容量よりも大きくなるまで、又はディスク12の空き容量が下限値未満になるまで、その電文を保存することができる。以上により本実施例のメールボックス装置では、電文用のメモリ、即ち、ディスク12が有効に利用される。
【0047】
また、本実施例のメールボックス装置では、消去条件を満たす電文が存在せずかつ情報提供者から入力された電文の容量がディスク12の空き容量よりも大きい場合にも、縮小条件を満たす電文の解像度を低下させることにより、ディスク12の空き容量を増加させているため、新たな電文を書き込むことが可能になっている。この解像度の低下、即ち、縮小はイメージを多く含む電文に特に有効である。
【0048】
さらに、本実施例のメールボックス装置は、ディスク12の空き容量が下限値未満となった時点で、消去条件を満たす不要電文を消去し、又は縮小条件を満たす電文の解像度を低下させて、常にディスク12の空き容量を一定値以上に保つことにより、下限値以下の容量の電文が入力された場合にこの電文を即座に書き込むことができ、ひいては電文書き込みの際の待ち時間及び回線使用料金を減らすことができる。
【0049】
上記実施例では、保存期限の経過、メールボックスの重要度及び電文の重要度によって消去可否が判断されているが、消去条件は、保存期限の経過、メールボックスの重要度及び電文の重要度の他、電文の利用回数が所定値に達したこと、転送すべき全てのリモートに電文を転送したこと、及び蓄積時刻が一番古いこと等を含むことができ、これらは単独で使用されても、上記実施例のように組み合わされて使用されてもよい。
【0050】
また、上記実施例では、メールボックスの重要度及び電文の重要度によって縮小可否が判断されているが、縮小条件は、メールボックスの重要度及び電文の重要度の他、保存期限が経過していること、保存期限までの残りの期間が一番短いこと、電文の利用回数が所定値に達したこと、転送すべき全てのリモートに電文を転送したこと、及び蓄積時刻が一番古いこと等を含むことができ、これらは単独で使用されても、上記実施例のように組み合わされて使用されてもよい。
【0051】
例えば、保存期限が経過した電文を優先的に縮小し、保存期限が経過した電文が複数存在する場合には電文の重要度(該当する電文が同じメールボックスに記憶されていない場合にはさらにメールボックスの重要度)を考慮し、保存期限が経過した電文が存在しない場合にはメールボックスの重要度及び電文の重要度を考慮して縮小可否を判断すると共に、保存期限が経過し、かつ縮小された電文がある場合にこれを消去するようにしてもよい。このように消去条件を満たす電文のうち縮小されたものがある場合にのみこれを消去すれば、電文の実際の保存期間をさらに長くすることができる。
【0052】
なお、ディスク12にメールボックスが1つしか存在しない場合には、メールボックス番号とメールボックスの重要度とを省略することができる。
【0053】
また、付属データに含まれた希望保存期限をそのまま消去条件又は縮小条件としての保存期限としたり、付属データに含まれた希望保存期間に蓄積時刻を加えたものをそのまま消去条件又は縮小条件としての保存期限としてもよいし、また、希望保存期限又は希望保存期間に蓄積時刻を加えたものにさらに所定の期間を加えたものを消去条件又は縮小条件としての保存期限としてもよい。
【0054】
さらに、メールボックス装置の管理者が電文の保存期間及び電文の重要度を予め設定し、情報提供者から入力された付属データに保存期限又は保存期間、電文の重要度が含まれている場合にのみ、その付属データに基づいてその電文に対応する消去条件及び縮小条件が設定されてもよい。
【0055】
上記実施例ではNCU7を介して電文及び付属データが入力されているが、キーボード5やスキャナ17によって入力されてもよい。これらの場合において、図2のステップ110の要求拒否とは、具体的には、通信回線の解放又はディスプレイ6若しくは相手のリモートへのエラーメッセージの表示をいう。
【0056】
なお、図2のステップ108で電文を書き込んだ後に、電文を書き込んだ旨を情報提供者に通知するようにしてもよい。
【0057】
また、電文が消去又は縮小された時に、メールボックス管理レポート若しくは蓄積文書リストのようなレポートの送信又は音声メッセージによって電文が消去又は縮小された旨を情報提供者やメールボックス装置の管理者に通知してもよい。これにより、情報提供者やメールボックス装置の管理者の電文の保存管理を容易にすることができる。通知内容としては、電文が記憶されていたメールボックス及びファイルの番号、電文の蓄積時刻、消去又は縮小された電文の内容、その付属データの内容、消去又は縮小された時刻、電文の利用回数、並びに転送すべきリモートの通知先番号が指定されていた場合には転送済のリモートの数や番号等の転送状況等が挙げられる。
【0058】
なお、情報提供者又はメールボックス装置の管理者の要求に応じて保存中の電文の利用回数、縮小時刻及び保存期限等が随時通知されてもよい。
【0059】
上記実施例では、ディスク12の下限値はメールボックス装置の管理者によって設定されているが、予めROM2等に記憶されていてもよい。
【0060】
上記実施例では復号化された電文がメールボックスに書き込まれているが、符号化された電文がそのままディスク12に書き込まれてもよく、この場合コーダ/デコーダ10、第3のRAM11、プリンタ16及びスキャナ17を省略することができる。
【0061】
【発明の効果】
発明は、入力されたデータの容量がデータ記憶手段の空き容量よりも大きいときに、消去条件を満たす不要なデータを自動的に消去しているため、入力されたデータの書き込み(記憶)ができないという事態を回避できると共に、消去条件を満たすデータが存在する場合でも、入力されたデータの容量がデータ記憶手段の空き容量よりも大きくなるまでこのデータを保存することができるので、可能な限り長期間データを保存することができる、という優れた効果を奏する。或いは、空き容量の下限値を適切な値に設定することにより、入力されたデータの書き込みを即座に行うことができ、これによりデータの記憶の際の待ち時間及び回線使用料金を減らすことができると共に、消去条件を満たすデータが存在する場合でも、データ記憶手段の空き容量が所定値未満となるまで、このデータを保存することができる、という優れた効果を奏する。また、上記の場合に、消去条件を満たすデータがない場合には、縮小条件を満たすデータの解像度を低下させているため、入力されたデータの書き込みができないという事態を回避できると共に、縮小条件を満たすデータが存在する場合でも、入力されたデータの容量がデータ記憶手段の空き容量よりも大きくなるまで或いはデータ記憶手段の空き容量が所定値未満となるまで、このデータを当初の解像度のまま保存することができ、かつ縮小後もこのデータを保存することができる、という優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るメールボックス装置を示すブロック図である。
【図2】メールボックス装置に電文を書き込むための制御ルーチンを示す流図である。
【図3】入力された電文を書き込むための制御ルーチンを示す流図である。
【図4】空き容量増加処理の制御ルーチンを示す流図である。
【図5】空き容量増加処理を行うための対象電文を検索するための制御ルーチンを示す流図である。
【符号の説明】
1 CPU
12 ディスク
13 第4のRAM
14 第5のRAM
15 第6のRAM

Claims (4)

  1. データを所定の解像度で記憶するデータ記憶手段と、
    前記データの消去条件及び縮小条件を設定する条件設定手段と、
    入力されたデータの容量が前記データ記憶手段の空き容量よりも大きいとき及び前記データ記憶手段の空き容量が所定値未満となったときのいずれか一方のときに、消去条件を満たすデータを消去するデータ消去手段と、
    入力されたデータの容量が前記データ記憶手段の空き容量よりも大きいとき及び前記データ記憶手段の空き容量が所定値未満となったときのいずれか一方のときであって且つ消去条件を満たすデータがないときに、縮小条件を満たすデータの解像度を低下させるデータ縮小手段と、
    を備えたメールボックス装置。
  2. 前記消去条件が、保存期限の経過、データの利用回数が所定値に達したこと、及びデータが指定された全ての相手端末に転送されたことの少なくとも1つである請求項1のメールボックス装置。
  3. 前記縮小条件が、データの記憶日時が一番古いこと及びデータの重要度の少なくとも1つである請求項1又は2のメールボックス装置。
  4. データを所定の解像度で記憶するデータ記憶手段と、
    前記データの重要度及び保存期限を設定する条件設定手段と、
    入力されたデータの容量が前記データ記憶手段の空き容量よりも大きいとき及び前記データ記憶手段の空き容量が所定値未満となったときのいずれか一方のときに、保存期限が切れたデータを消去するデータ消去手段と、
    入力されたデータの容量が前記データ記憶手段の空き容量よりも大きいとき及び前記データ記憶手段の空き容量が所定値未満となったときのいずれか一方のときであって且つ保存期限が切れたデータがないときに、重要度が一番低いデータの解像度を低下させるデータ縮小手段と、
    を備えたメールボックス装置。
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