JP3579342B2 - 網戸用防虫ネット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、多数のプリーツを施すことにより、アコーディオン式に伸縮自在とした網戸用防虫ネットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
多数のプリーツを施すことにより、アコーディオン式に伸縮自在とした防虫ネットは、ポリエステル繊維、ポリプロピレン繊維等からなる糸条を用いて、縦方向の糸条と横方向の糸条とを織り合わせ、または編み合わせることにより形成したものが従来より一般的に広く使用されている。そして、当該ネットを構成する縦方向及び横方向の糸条は、同じ太さかつ同じ本数のフィラメントからなる糸条により全面的に均一なネットとして製造されるのが一般的である。
【0003】
ところで、アコーディオン式に伸縮自在の防虫ネットにおけるプリーツ間の平面部分は、ある程度の風圧に耐える硬さが要求される一方で、プリーツの部分は、当該ネットの開閉操作時におけるスムースな伸縮動作に必要な屈曲柔軟性が要求される。
しかしながら、従来のように、縦方向及び横方向の糸条を同じ太さかつ同じ本数のフィラメントで均一に形成した防虫ネットは、ある程度の風圧に耐えることを配慮して、上記フィラメントの太さを太くするか、あるいはフィラメントの本数を増やすことにより、該ネットを比較的硬く形成した場合、当該ネットの開閉操作が重くなってしまう場合があり、一方、ネットの開閉操作がスムースに行えることに配慮して、当該ネットを比較的柔らかく形成した場合には、風圧の影響によってネットに膨れ等が発生する等の問題点が指摘されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の技術的課題は、風圧に耐えうる適度な硬さを備え、しかも開閉操作時におけるスムースな伸縮のための屈曲動作が可能な防虫ネットを、より安価に提供できるようにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明は、交互に逆向きに折り返して多数のプリーツを施すことにより、アコーディオン式に伸縮自在とした網戸用防虫ネットであって、当該ネットにおける上記プリーツに沿う縦方向の糸条を構成するフィラメントの本数を、上記プリーツに直交する横方向の糸条を構成するフィラメントの本数よりも多くし、当該ネットを構成する上記縦方向の糸条と横方向の糸条をラッセルレース織りすることにより形成したことを特徴とするものである。
【0006】
上記網戸用防虫ネットにおいては、当該ネットを構成する縦方向の糸条と横方向の糸条を構成するフィラメントの本数の比を、3:1ないし4:3の範囲とするのが好適である
【0007】
上記構成を有する網戸用防虫ネットは、当該ネットにおける上記プリーツに沿う縦方向の糸条を構成するフィラメントの本数を、上記プリーツに直交する横方向の糸条を構成するフィラメントの本数よりも多くしているので、当該ネットに風圧に耐えうる適度な硬さを付与することができ、しかも、ネットの屈曲動作を担うところの横方向の糸条は、実質的に縦方向の糸条よりも柔らかくなるため、当該ネットの開閉操作時におけるスムースな伸縮のための屈曲動作が可能となる。
さらに、上記防虫ネットは、縦方向の糸条を構成するフィラメントの本数を横方向の糸条を構成するフィラメントよりも多くするだけで、ネット自体に特殊な加工を施す必要がないため、網戸用防虫ネットをより安価に提供することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を詳細に説明するに、図1ないし図3は、本発明に係る網戸用防虫ネットの一例を示している。
この網戸用防虫ネット4は、多数のプリーツ6を施すことによりアコーディオン式に伸縮するネットを横引きにより開閉する防虫網戸に適用するもので、当該ネットを構成する縦方向の糸条8aと横方向の糸条8bをラッセルレース織りすることにより形成している。ラッセルレース織りは、何十本ものポリエステル等の合成樹脂からなる繊維を数本の糸にまとめたものを三つ編み状にして一本の糸条を形成するため、格子を構成する各糸条8a,8bの交差部においては、図2に詳細に示すように、縦方向の糸条8aと横方向の糸条8bが複雑に交差するので、結びつきの強い格子構造を持つネットを形成することができ、そのため、編み目が広がったり切れて伝染したりすることが殆ど無く、編み目が正確で安定したネットを形成することができ、網戸用として適している。
【0009】
概して、多数のプリーツ6を施すことによりアコーディオン式に伸縮する防虫ネット4においては、縦方向の糸条8aは主に隣接するプリーツ6,6間の平面部の強度を確保し、一方、横方向の糸条8bは主にプリーツ6部分の屈曲動作の柔軟性を担っている。
この点に鑑み、上記防虫ネット4においては、図2に示すように、当該ネット4における上記プリーツ6に沿う縦方向の糸条8aを構成するフィラメントの本数を、上記プリーツ6に直交する横方向の糸条8bを構成するフィラメントの本数よりも多くしている。
これらの糸条8a,8bを構成するフィラメントの本数の比率は、具体的には、3:1ないし4:3の範囲が、ネット4の強度及び屈曲動作の柔軟性を確保するうえで好適であるが、本実施例においては、図2に示すように、縦方向の糸条8aを構成するフィラメントを5本、横方向の糸条8bを構成するフィラメントを3本として、当該ネット4を構成している。
【0010】
上記構成を有する網戸用防虫ネット4は、当該ネット4における上記プリーツ6に沿う縦方向の糸条8aを構成するフィラメントの本数を、上記プリーツ6に直交する横方向の糸条8bを構成するフィラメントの本数よりも多くしているので、当該ネット4に風圧に耐えうる適度な硬さを付与することができ、しかも、ネット4の屈曲動作を担うところの横方向の糸条8bは、実質的に縦方向の糸条8aよりも柔らかくなるため、当該ネット4の開閉操作時におけるスムースな伸縮のための屈曲動作が可能となる。
さらに、上記防虫ネット4は、縦方向の糸条8aを構成するフィラメントの本数を横方向の糸条8bを構成するフィラメントよりも多くするだけで、ネット4自体に特殊な加工を施す必要がないため、網戸用防虫ネット4をより安価に提供することができる。
【0011】
なお、上述した実施例においては、当該防虫ネット4における縦方向の糸条8aと横方向の糸条8bを構成するフィラメントの本数を、それぞれ5本と3本からなるものとしたが、それに限定されず、それらの糸条8a,8bを構成するフィラメントの本数の比が3:1ないし4:3の範囲であれば、適宜の本数で構成することができるものである。
すなわち、本発明者は、上記糸条8a,8bを構成するフィラメントの本数の比が上記範囲内であれば、当該ネット4に風圧に耐えうる適度の縦方向の硬さと、該ネット4の開閉操作時におけるスムースな伸縮のための屈曲動作を可能とする適度の柔軟性を付与することができることを、実験的に確認している。
【0012】
また、ネット4を構成する糸条8a,8bとしては、ポリエステルばかりでなく、ポリプロピレンその他防虫ネットとしての使用に適した任意素材を用いることができる。
【0013】
【発明の効果】
以上に詳述した本発明の網戸用防虫ネットによれば、当該ネットにおける上記プリーツに沿う縦方向の糸条を構成するフィラメントの本数を、上記プリーツに直交する横方向の糸条を構成するフィラメントの本数よりも多くしているので、当該ネットに風圧に耐えうる適度な硬さを付与することができ、しかも、ネットの屈曲動作を担うところの横方向の糸条は、実質的に縦方向の糸条よりも柔らかくなるため、当該ネットの開閉操作時におけるスムースな伸縮のための屈曲動作が可能となる。
さらに、上記防虫ネットは、縦方向の糸条を構成するフィラメントの本数を横方向の糸条を構成するフィラメントよりも多くだけで、ネット自体に特殊な加工を施す必要がないため、網戸用防虫ネットをより安価に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の網戸用防虫ネットの全体構成を示す斜視図である。
【図2】同要部拡大正面図である。
【符号の説明】
4 防虫ネット
6 プリーツ
8a,8b 糸条

Claims (2)

  1. 交互に逆向きに折り返して多数のプリーツを施すことにより、アコーディオン式に伸縮自在とした網戸用防虫ネットであって、
    当該ネットにおける上記プリーツに沿う縦方向の糸条を構成するフィラメントの本数を、上記プリーツに直交する横方向の糸条を構成するフィラメントの本数よりも多くし、
    当該ネットを構成する上記縦方向の糸条と横方向の糸条をラッセルレース織りすることにより形成した、
    ことを特徴とする網戸用防虫ネット。
  2. 当該網戸用防虫ネットを構成する縦方向の糸条と横方向の糸条を構成するフィラメントの本数の比を、3:1ないし4:3の範囲とした、
    ことを特徴とする請求項1に記載の網戸用防虫ネット。
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