JPH08299161A - カーテンの芯地基材 - Google Patents

カーテンの芯地基材

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JPH08299161A
JPH08299161A JP7132684A JP13268495A JPH08299161A JP H08299161 A JPH08299161 A JP H08299161A JP 7132684 A JP7132684 A JP 7132684A JP 13268495 A JP13268495 A JP 13268495A JP H08299161 A JPH08299161 A JP H08299161A
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利英 富川
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豊宏 田中
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カーテンの長さ方向にしなやかさを有し且つ
目崩れが生じないカーテンの芯地を提供する。 【構成】 縦糸2としてマルチフィラメントを用い且つ
横糸3として複合フィラメントを用いてテープ状に製織
された芯地基材である。この複合フィラメントは、鞘素
材が低融点の樹脂成分で且つ芯素材がそれよりも融点の
高い樹脂成分とされた芯鞘型複合フィラメントである。
この芯地基材を熱処理して複合フィラメントの低融点の
鞘素材のみを溶融させると、縦糸と横糸との交差点が該
溶融物で融着固定されて、布目の崩れが確実に防止され
たカーテンの芯地が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、目崩れが生じないカー
テンの芯地を製造するために用いるカーテンの芯地基材
に関するものである。又、縦方向(長さ方向)にしなや
かさを有し且つ目崩れも生じないカーテンの芯地を製造
するために用いるカーテンの芯地基材に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来におけるカーテンの芯地は、図12
に示すごとく、それを構成する縦糸a、横糸bが共に3
00〜400デニール程度の太いモノフィラメントを用
いてテープ状に製織されていた。
【0003】そしてカーテンは、かかる構成を有する芯
地cを、図13に示すように、カーテン生地dの上端を
下向きに折返して形成した挿入部eに、その縦糸の方向
をカーテンの長さ方向に合わせて挿入して後、該芯地挿
入部分に、カーテン長さ方向に所要間隔で縫いひだfを
形成してなるものであった。
【0004】しかし、縦糸及び横糸としてモノフィラメ
ントを用いてなる前記芯地にあっては、縦糸と横糸との
交差点g(図12)が確実な固定状態になく目崩れが生
ずる恐れがあった。目崩れすると、芯地の品質感が落ち
て商品価値が下落することになる。又このような芯地を
カーテンに組み込んだ場合、カーテン生地が薄手のもの
であると、目崩れ状態が透けて見えることになり、カー
テンの美観を損なうことになる。加えて、例えば図14
に示すように、横糸bが傾いて組織目が平行四辺形状に
変形した目崩れ状態になると、この目崩れ部分において
芯地の幅が減少するため、カーテンの丈が部分的に変わ
ることになる。更に、目崩れによって芯地の補強機能が
劣ることにもなる。
【0005】このような目崩れは、芯地に樹脂被覆を施
して縦糸と横糸との交差点を固定状態とすることによ
り、防止できると考えられる。しかしそのためには、芯
地を樹脂液に浸した後これを引き揚げて乾燥させる工程
を要し、製造能率が悪いという問題がある。
【0006】さらに前記芯地にあっては、カーテンの長
さ方向f(図12)に延びる縦糸がモノフィラメントで
あるために、縦糸と横糸との交差点を固定状態としたか
否かにかかわらず、芯地長さ方向のしなやかさが得られ
ない欠点があった。そのため、かかる芯地が上縁部分に
組み込まれたカーテンにあっては、芯地長さ方向の大き
な弾性反発作用により、図15に示すように、縫いひだ
間の部分hが幅広U字状を呈する状態に広がることとな
る。それ故、カーテンiの開き状態が中途半端なものと
なり易い。又カーテンを閉めた場合には、図16に示す
ように縫いひだfが大きく膨れた状態となり、カーテン
面に形成される隣り合うウエーブjが干渉して、ウエー
ブが見栄え良く現れないという問題があった。
【0007】そこで本発明者は、製造コスト上の不利益
(後述する樹脂被覆による製造能率面の不利益)に目を
つぶり、前記問題点の解決を主眼として、実開平4−2
1582号で次のような芯地を提案した。該芯地は、縦
糸としてマルチフィラメントを用い且つ横糸としてモノ
フィラメントを用いてテープ状に製織すると共に、得ら
れた芯地基材の表面部及び裏面部に、布目の崩れを防止
して芯地の形状安定性を確保するために樹脂被覆を施し
てなるものである。
【0008】この芯地は、縦糸としてマルチフィラメン
トを用いていることから、その縦方向(長さ方向)に関
してしなやかさを有している。従って該芯地を、前記と
同様にして、カーテン生地の上端を下向きに折り返して
形成した挿入部に、その縦糸の方向をカーテンの長さ方
向に合わせて挿入して後、該芯地挿入部分に、カーテン
長さ方向に所要間隔で縫いひだを形成してカーテンを構
成した場合、カーテン上縁部分は、その長さ方向にはし
なやかとなる。
【0009】このようなことから、カーテンを開けた際
には、図6の符号kに示すように、縫いひだ間の部分が
湾曲の小さい幅狭U字状に折り曲げられた状態となるた
め、カーテンは、より全開に近い状態に見栄え良く開け
られることとなる。
【0010】又縫いひだlが図7に示すように、より密
着状態に小さく形成されるため、カーテンを閉めた際に
は、図8に示すように、カーテン面のウエーブmが夫々
独立したものとして優美に現れる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしかかる芯地は、
布目の崩れ防止のために樹脂被覆を施す構成を採用して
いたため、樹脂被覆に伴う製造能率低下の問題があった
ことに加え、用いる樹脂液の濃度設定に注意を要した。
即ち、
【0012】 前記樹脂被覆は、芯地基材を樹脂液に
浸して行うのが比較的容易であるが、布目の崩れ防止を
重視して濃度の高い樹脂液を用いると、横糸ばかりでな
く縦糸の全体も樹脂被覆される結果となる。これでは、
縦糸としてマルチフィラメントを用いて芯地の長さ方向
のしなやかさを発揮させようとしているにもかかわら
ず、この縦糸が硬くなってしまうため、カーテン上縁部
分のしなやかさが減殺されてしまう問題が生ずる。
【0013】 逆に、芯地の縦方向(長さ方向)のし
なやかさを重視して濃度の低い樹脂液を用いて樹脂被覆
を行ったとすると、縦糸と横糸との交差点の固定が不十
分となって布目の崩れを確実に防止できない問題が生ず
る。詰まり、このように樹脂被覆の手段によるときは、
芯地の縦方向(長さ方向)のしなやかさと芯地の目崩れ
防止の両方の目的を合理的に解決するのが難しかったの
である。
【0014】本発明は、上記した問題点に鑑みて開発さ
れたものであり、樹脂被覆に伴う製造能率上の問題点を
解決しうる芯地基材の提供を目的とすると共に、更に進
んで、芯地の縦方向(長さ方向)のしなやかさを持たせ
つつ芯地の布目の崩れをも確実に防止できる芯地基材の
提供を目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は以下の手段を採用する。即ち本発明に係る
カーテンの芯地基材(以下芯地基材という)は、縦糸及
び/又は横糸として複合フィラメントを用いてテープ状
に製織されており、前記複合フィラメントは、鞘素材が
低融点の樹脂成分であり且つ芯素材がそれよりも融点の
高い樹脂成分である芯鞘型複合フィラメントであること
を特徴とするものである。この芯地基材において、前記
縦糸としてモノフィラメントが用いられることがある。
【0016】芯地基材のより具体的態様は、縦糸として
マルチフィラメントを用い且つ横糸として前記複合フィ
ラメントを用いてテープ状に製織してなるものである。
この複合フィラメントからなる横糸はモノフィラメント
であることの他、複合フィラメントの複数本からなるマ
ルチフィラメントであることもある。
【0017】又芯地基材の具体的態様の他は、縦糸とし
て前記複合フィラメントを用い且つ横糸としてモノフィ
ラメントを用いてテープ状に製織してなり、この縦糸
を、複合フィラメントの複数本からなるマルチフィラメ
ントとしてなるものである。
【0018】又芯地基材の具体的態様のその他は、縦糸
及び横糸として前記複合フィラメントを用いてテープ状
に製織してなり、該縦糸は、この複合フィラメントの複
数本からなるマルチフィラメントとしてなるものであ
る。
【0019】又芯地基材の具体的態様のその他は、縦糸
及び横糸として前記複合フィラメントを用いてテープ状
に製織してなり、該縦糸及び横糸は、複合フィラメント
の複数本からなるマルチフィラメントとしてなるもので
ある。
【0020】
【作用】然して、芯地基材を所要温度で熱処理して複合
フィラメントの低融点の鞘素材のみを溶融させると、縦
糸と横糸との交差点が該溶融物で融着固定され、これに
よって芯地の布目の崩れが確実に防止されることにな
る。
【0021】そして、縦糸として通常のマルチフィラメ
ントが用いられているときは、芯地の縦方向(長さ方
向)のしなやかさがこのマルチフィラメントにより確保
されることになる。縦糸としてモノフィラメントを用い
たときも、縦糸間の間隔を、芯地の形状安定性を損なわ
ない範囲で大きく設定することによって、芯地に縦方向
(長さ方向)のしなやかさを付与することができる。な
お縦糸が前記芯鞘型複合フィラメントの集合からなるマ
ルチフィラメントを以ってなるときは、低融点の糸の融
解によって芯素材相互がその溶融物を介して結合され、
縦糸全体がモノフィラメント状になるが、このモノフィ
ラメント状物は細い芯素材が集合されてなるため、縦糸
としてモノフィラメントを用いた従前の芯地に比べれ
ば、縦方向(長さ方向)にしなやかさを出しやすい。
【0022】そして、縦方向(長さ方向)にしなやかで
ある前記芯地をカーテン上縁部分に組み込んだ場合に
は、該上縁部分をその長さ方向にしなやかなものとなし
得、カーテンを、より全開に近い状態に見栄え良く開け
ることができる。又、ウエーブの美しい見栄えの良いカ
ーテン面を形成できることになる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の好適実施例を図面に基づいて
説明する。第1実施例 図1は、本発明に係る芯地基材の一部分を示す拡大図で
あり、該芯地基材1は、縦糸2として、従来一般に採用
されている例えばポリエステル糸からなるマルチフィラ
メントを用い、且つ横糸3として、複合フィラメントの
複数本からなるマルチフィラメントを用いてテープ状に
製織されている。図2においてこの複合フィラメント5
は、例えば、通常のポリエステル繊維素材を芯素材6と
し、且つ融点が130〜210°Cの低融点のポリエス
テル繊維素材を鞘素材7とし、該鞘素材7で芯素材6の
全周を被覆してなる。なおこの芯素材6は、単芯でも多
芯でもよく、又、その断面形状にも特別な限定がない。
なお、芯素材と鞘素材の融点の差は、低融点の糸だけを
容易に溶融させることができるようにするため、例えば
30°C以上に設定するのがよい。
【0024】かかる構成を有する芯地基材1を熱処理す
ることによって、図3(A)に示す芯地9が製造され
る。この熱処理の温度は、鞘素材の融点よりも高く且つ
芯素材の融点以下の温度に設定する。そして、この熱処
理により前記鞘素材7が溶融され、図3(B)に模式的
に示すように、その溶融物が縦糸2と横糸3との交差点
10に介在せしめられ(散点を付して示す)、この交差
点が融着固定された状態となる。なお縦糸が、複合フィ
ラメントの複数本からなるマルチフィラメントであるた
め、この熱処理により、図4に示すように、芯素材6相
互が溶融物11を介して結合されてモノフィラメント状
に一体化する。
【0025】このようにして得られた芯地は、縦糸と横
糸相互間の滑りが、前記交差点の溶融固定によって阻止
されているため、布目の崩れがなく組織的に非常に安定
している。そしてこの芯地は、横方向(幅方向)には、
前記芯素材の一体化物によって剛性が比較的大きく確保
されると共に、縦糸としては通常のマルチフィラメント
を用いているため、縦方向(長さ方向)にはしなやかさ
を有する。
【0026】かかる構成を有する芯地9は、図5に示す
如く、カーテン生地12の上端を下向きに折返して形成
した挿入部13に挿入状態となされ、且つ該芯地挿入部
分には、カーテン長さ方向に所要間隔で縫いひだ14が
形成されることによって、カーテン15が構成される。
【0027】かかる構成のカーテン15の上縁部分16
は、芯地9がしなやかであるためにその長さ方向F1に
しなやかさを有する。従って、カーテンを開けた際に
は、縫いひだ間の部分17が図6に示すように、湾曲の
小さい幅狭U字状に折り曲げられた形態となり、カーテ
ンは図6に示すように、より全開に近い状態に見栄え良
く開けられることとなる。又カーテンを閉めた際には、
図7に示すように、縫いひだ14が密着状態となるた
め、カーテン面のウエーブ19が図8に示すように夫々
独立したものとして優美に現れる。
【0028】第2実施例 図9は、本発明に係る芯地基材1のその他の実施例の一
部分を示す拡大図であり、横糸3としてモノフィラメン
トを用い且つ縦糸2として、複合フィラメントの複数本
からなるマルチフィラメントを用いてテープ状に製織さ
れている。この複合フィラメントは図2に示すと同様構
成のものであり、通常のポリエステル繊維素材を芯素材
とし、且つ融点が130〜210°Cの低融点のポリエ
ステル繊維素材を鞘素材としてなる。
【0029】かかる構成の芯地基材1に、前記と同様の
要領で熱処理を施すことによって芯地が得られるのであ
るが、縦糸と横糸との交差点10は、図10に模式的に
示すように溶融物により融着固定された状態となる。な
お縦糸2及び横糸3が、複合フィラメントの複数本から
なるマルチフィラメントであるため、この熱処理によ
り、図4に示すと同様に、芯素材相互が溶融物を介して
結合されて、縦糸全体がモノフィラメント状に一体化す
る。このように縦糸がモノフィラメント状に一体化して
も、それは細い芯素材が集合されてなるため、モノフィ
ラメントを縦糸として用いた場合に比べれば縦方向(長
さ方向)にしなやかさを出しやすい。かかる構成の芯地
も、図5に示すと同様にカーテンの上縁部分に組み込ま
れてカーテンが構成される。
【0030】第3実施例 本発明に係る芯地基材1の他の実施例は、説明図として
は図1に示すと同様であり、縦糸2及び横糸3として複
合フィラメントの複数本からなるマルチフィラメントを
用いてテープ状に製織されている。この複合フィラメン
トは図2に示すと同様構成のものであり、通常のポリエ
ステル繊維素材を芯素材とし、融点が130〜210°
Cの低融点のポリエステル繊維素材を鞘素材としてな
る。
【0031】かかる構成の芯地基材に、前記と同様の要
領で熱処理を施すことによって芯地が得られるのである
が、縦糸と横糸の交差点10は、図11に模式的に示す
ように溶融物によって融着固定された状態となる。なお
縦糸2及び横糸3がマルチフィラメントであるため、こ
の熱処理により、図4に示すと同様に、芯素材相互が溶
融物を介して結合されてモノフィラメント状に一体化す
る。このように縦糸がモノフィラメント状に一体化して
も、前記と同様の理由により、モノフィラメントを縦糸
として用いた場合に比べれば縦方向(長さ方向)にしな
やかさを出しやすい。
【0032】かかる構成の芯地も、図5に示すと同様に
カーテンの上縁部分に組み込まれてカーテンが構成され
る。
【0033】その他の実施態様 その他、本発明に係る芯地基材は、縦糸及び/又は横糸
を構成する複合フィラメントとしてモノフィラメントを
用いることもある。縦糸をモノフィラメント(複合フィ
ラメントであってもよい)で構成したとき、芯地の形状
安定性を損なわない範囲で縦糸の間隔を大きくすること
により、芯地に、縦方向(長さ方向)のしなやかさを付
与できることとなる。
【0034】
【発明の効果】本発明は以下の如き優れた効果を奏す
る。 本発明に係る芯地基材は以上のように構成している
ため、これを所要温度で熱処理して複合フィラメントの
低融点の鞘素材のみを溶融させることにより、縦糸と横
糸との交差点を該溶融物で融着固定でき、布目崩れの恐
れのない芯地を製造できる。しかも、このような縦糸と
横糸との交差点の固定を熱処理だけで容易に行うことが
できるため、従来のように樹脂被覆を施す場合に比し芯
地の製造能率を向上させうる。
【0035】 特に、縦糸として通常のマルチフィラ
メントを用いたときは、布目崩れを阻止しながら縦方向
(長さ方向)のしなやかさを付与することができる。こ
のマルチフィラメントが、複合フィラメントの複数本か
らなるマルチフィラメントである場合も、モノフィラメ
ントを縦糸として用いた場合に比べれば、縦方向(長さ
方向)のしなやかさを出しやすい。又、縦糸を形成する
複合フィラメントとしてモノフィラメントを用いたとき
にも、芯地の形状安定性を損なわない範囲で縦糸の間隔
を大きくしたときは、布目崩れを阻止しながら縦方向
(長さ方向)のしなやかさを付与することができる。従
って、かかる芯地をカーテンの上縁部分に組み込むこと
により、カーテンを、より全開に近い状態に見栄え良く
開けることができる。又、ウエーブの美しい見栄えの良
いカーテン面を形成できることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の芯地基材の構造を説明する説明図であ
る。
【図2】複合フィラメントを説明する斜視図である。
【図3】縦糸と横糸との交差点が融着固定されたカーテ
ンの芯地を示す斜視図である。
【図4】複数本の複合フィラメントの集合物が、その鞘
素材の溶融により全体がモノフィラメント状に一体化し
た状態を示す斜視図である。
【図5】カーテンの上縁部分に芯地を組み込んだ状態を
示す一部欠切斜視図である。
【図6】本発明のカーテン芯地を組み込んでなるカーテ
ンを開けた状態を示す斜視図である。
【図7】縫いひだが密着状態に形成されたカーテンの一
部分を示す正面図である。
【図8】カーテン面のウエーブが夫々独立した状態に現
れたカーテンの閉じ状態を示す正面図である。
【図9】芯地基材の他の実施例を説明する平面図であ
る。
【図10】図9に示す芯地基材を熱処理して、縦糸と横
糸との交差点を融着固定した状態を示す説明図である。
【図11】縦糸及び横糸として複合フィラメントを用い
た芯地基材を熱処理して、縦糸と横糸との交差点を融着
固定した状態を示す説明図である。
【図12】従来のカーテンの芯地を説明する平面図であ
る。
【図13】図12に示す芯地をカーテンの上縁部分に組
み込んだ状態を説明する一部欠切斜視図である。
【図14】縦糸が傾いた目崩れ状態の芯地を説明する平
面図である。
【図15】従来の芯地を組み込んでなるカーテンの開き
状態の問題点を説明する斜視図である。
【図16】縫いひだが大きく膨れた状態の従来のカーテ
ンを説明する正面図である。
【図17】カーテン面の隣り合うウエーブが干渉状態を
呈するカーテンの閉じ状態を示す正面図である。
【符号の説明】
1 芯地基材 2 縦糸 3 横糸 5 複合フィラメント 6 芯素材 7 鞘素材

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦糸及び/又は横糸として複合フィラメ
    ントを用いてテープ状に製織されており、前記複合フィ
    ラメントは、鞘素材が低融点の樹脂成分であり且つ芯素
    材がそれよりも融点の高い樹脂成分である芯鞘型複合フ
    ィラメントであることを特徴とするカーテンの芯地基
    材。
  2. 【請求項2】 縦糸としてマルチフィラメントを用い且
    つ横糸として複合フィラメントを用いてテープ状に製織
    されており、前記複合フィラメントは、鞘素材が低融点
    の樹脂成分であり且つ芯素材がそれよりも融点の高い樹
    脂成分である芯鞘型複合フィラメントであることを特徴
    とするカーテンの芯地基材。
  3. 【請求項3】 複合フィラメントからなる横糸がモノフ
    ィラメントであることを特徴とする請求項2記載のカー
    テンの芯地基材。
  4. 【請求項4】 横糸が、複合フィラメントの複数本から
    なるマルチフィラメントであることを特徴とする請求項
    2記載のカーテンの芯地基材。
  5. 【請求項5】 縦糸として複合フィラメントを用い且つ
    横糸としてモノフィラメントを用いてテープ状に製織さ
    れており、前記縦糸は、複合フィラメントの複数本から
    なるマルチフィラメントであることを特徴とするカーテ
    ンの芯地基材。
  6. 【請求項6】 縦糸及び横糸として複合フィラメントを
    用いてテープ状に製織されており、該複合フィラメント
    は、鞘素材が低融点の糸であり且つ芯素材がそれよりも
    融点の高い糸である芯鞘型複合フィラメントであり、又
    縦糸は、この複合フィラメントの複数本からなるマルチ
    フィラメントであることを特徴とするカーテンの芯地基
    材。
  7. 【請求項7】 縦糸及び横糸として複合フィラメントを
    用いてテープ状に製織されており、該複合フィラメント
    は、鞘素材が低融点の糸であり且つ芯素材がそれよりも
    融点の高い糸である芯鞘型複合フィラメントであり、又
    縦糸及び横糸は、複合フィラメントの複数本からなるマ
    ルチフィラメントであることを特徴とするカーテンの芯
    地基材。
  8. 【請求項8】 縦糸及び/又は横糸として複合フィラメ
    ントを用いてテープ状に製織されており、縦糸がモノフ
    ィラメントであることを特徴とする請求項1記載のカー
    テンの芯地基材。
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