JP3576865B2 - スライド操作型電気部品 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、摺動子を有する移動体をスライド操作することにより、抵抗出力値を変化させたりスイッチのオン・オフ切替を行うスライド式可変抵抗器やスライドスイッチなどのスライド操作型電気部品に係り、特に、小型薄型化が要求されるスライド操作型電気部品に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のスライド操作型電気部品の従来例として、代表的なスライド式可変抵抗器について説明すると、かかる従来のスライド式可変抵抗器は、操作つまみを有して摺動子を取り付けた移動体と、この移動体をスライド移動可能に収納するケースと、このケースの底板部である固定板上に設置されたフレキシブル基板と、移動体を初期位置へ自動復帰させるコイルばねとを備えて概略構成されている。そして、操作つまみを介して移動体をスライド移動させると、コイルばねが圧縮されて弾発力を生起すると共に、フレキシブル基板に設けられた抵抗パターン上を摺動子が摺動して抵抗出力値が変化するようになっている。
【0003】
なお、前記コイルばねをケースの内壁面と移動体との間に介設した構成の場合、コイルばねの占有スペースが電気部品全体の小型化を阻害しやすく、コイルばねと移動体を別々にケース内へ組み込まねばならないため組立作業も容易ではない。これに対して、コイルばねを移動体に収納しておく構成の場合は小型化が促進しやすく、また、コイルばねを内蔵した移動体をケース内へ組み込めばよいので組立性も良好となる。
【0004】
ところで、このように移動体がコイルばねを内蔵しているスライド操作型電気部品の場合、移動体に設けたばね搭載部上の空間にコイルばねを収納する必要があるので、移動体の底面側においてばね搭載部が突出した形状になりやすい。すなわち、移動体のばね搭載部とケースの天井面との間にはコイルばねの外径(コイル径)以上の寸法を確保しなければならないので、移動体のうちケース内に位置する部分(操作つまみを除いた部分)の厚みを極力抑えて薄型化や軽量化を図った場合、ばね搭載部の底部が下方へ突出した形状になりやすい。そのため、この種のスライド操作型電気部品においては、従来、固定板上に設置されているフレキシブル基板に対して、ばね搭載部の底面を近接させている場合が多い。ただし、スライド操作時にばね搭載部の底面がフレキシブル基板に接触すると、両者の摩擦抵抗が増大して操作感触が劣化しまうので、通常、ばね搭載部の底面には必ず摺動突起が突設されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、コイルばねを内蔵した移動体をスライド移動させるようにした従来のスライド操作型電気部品は、小型化や組立性の向上を図るうえで有利であるが、コイルばねを搭載するばね搭載部がフレキシブル基板側へ突出してしまい、しかも、ばね搭載部の底面に摺動突起を突設しなければならないので、薄型化が妨げられるという問題点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ケースの下面を閉塞する固定板上に設置されたフレキシブル基板に、移動体のばね搭載部の底面が該フレキシブル基板と接触しないようにするための切欠きを設けることとした。このようなスライド操作型電気部品は、移動体に設けたばね搭載部の底面を、常時、フレキシブル基板に設けた切欠き内に位置させることにより、移動体をスライド移動させてもばね搭載部の底面がフレキシブル基板と干渉する恐れがなくなり、よってばね搭載部の底面に摺動突起を突設する必要もなくなる。それゆえ、移動体やケースの高さ寸法を摺動突起の高さ相当分もしくはそれ以上低減させることができ、薄型化が促進できる。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明のスライド操作型電気部品では、上面に開口を有し下面を開放したケースと、前記開口から露出する操作つまみを有し、前記ケースの内部にスライド移動可能に収納された移動体と、この移動体に設けられたばね搭載部に保持され、該移動体を初期位置へ自動復帰させるコイルばねと、前記移動体の下面に取り付けられた摺動子に摺接する導電パターンを有するフレキシブル基板と、このフレキシブル基板を支持して前記ケースの下面を閉塞する固定板とを備えたスライド操作型電気部品において、前記フレキシブル基板に前記ばね搭載部の底面と対向する切欠きを設けた。
【0008】
このように構成されるスライド操作型電気部品は、移動体をスライド操作させたとき、移動体に設けたばね搭載部の底部がフレキシブル基板の切欠き内を移動するので、該底面がフレキシブル基板に接触する恐れはなく、ばね搭載部の底面に摺動突起を突設する必要がなくなり、したがって、ほぼ摺動突起の高さ相当分(正確には、摺動突起の高さ寸法にフレキシブル基板の厚さを加えたものから、必要最小限のクリアランス分を引いた寸法)だけ、移動体やケースの高さ寸法を低減することができる。
【0009】
また、上記構成において、前記移動体の下面にばね搭載部に隣接する摺動突起(好ましくは、移動体のスライド移動方向に延びる摺動リブ)を設け、この摺動突起を切欠きの近傍でフレキシブル基板上に摺接させることが好ましく、このような摺動突起を設けると、ばね搭載部を安定した姿勢で移動させることができる。この場合、移動体のスライド移動時に、摺動突起がフレキシブル基板のベースフィルム上を摺動するようにすると、フレキシブル基板のレジスト層等に対して摺動させる場合に懸念される摺動抵抗や摩耗が回避できるので、違和感のない円滑なスライド操作が行える。また、固定板が金属製である場合には、固定板上を摺動させると操作時に金属音が発生するが、ベースフィルム上を摺動させることにより、固定板の材質を問わず、摺動時に異音が発生するのを防ぐことができる。
【0010】
また、上記構成において、前記固定板の切欠きと対向する領域を凹所もしくは透孔となしておけば、ばね搭載部の底部が切欠きに深く挿入されていても固定板に接触する恐れがなくなるので、移動体やケースの高さ寸法を一層低減することができる。
【0011】
【実施例】
実施例について図面を参照して説明すると、図1は本発明の実施例に係るスライド式可変抵抗器の非操作状態を示す一部断面平面図(ケースの天井面を削除した平面図)、図2は該可変抵抗器のスライド操作状態の一部断面平面図、図3は該可変抵抗器の断面図、図4は該可変抵抗器に用いられたケースの裏面図、図5は該可変抵抗器に用いられた固定板の平面図、図6は該可変抵抗器に用いられた移動体の平面図、図7は該移動体の正面図、図8は該可変抵抗器に用いられたばね受け部材の平面図、図9は図8のA−A線に沿う断面図、図10は該ばね受け部材の正面図、図11は該ばね受け部材の背面図、図12は該可変抵抗器に用いられたフレキシブル基板の平面図である。
【0012】
図1〜図3に示すスライド式可変抵抗器は、ケース2と固定板3とを一体化してなる筐体1と、この筐体1の内部に相反する二方向へスライド移動可能に収納された移動体4と、この移動体4に設けられたばね収納空間4aに収納されたピアノ線等からなる金属製のコイルばね5と、このコイルばね5の伸縮方向の両端部に取り付けられた弾性ゴム製の一対の緩衝部材6a,6bと、前記ばね収納空間4aの長手方向の一端部に取り付けられて移動体4に一体化されたばね受け部材7と、移動体4の下面に取り付けられた摺動子8と、この摺動子8が摺接する導電パターン9を有するフレキシブル基板10とによって概略構成されており、フレキシブル基板10は固定板3上に設置されてその引き回し部10aが筐体1の外方へ延出されている。
【0013】
ケース2は天板部の下方を開放した箱形状の成形品であって、側壁部の底面の複数箇所に熱がしめ用のボス2a(図3,4参照)が突設されている。このケースの天板部には、移動体4に突設されている操作つまみ4bを露出させるための開口2bと、同一直線上に位置する一対のばね押圧突起2c,2dとが設けられている。固定板3は金属板からなり、図5に示すように、長方形状の凹所3aと、周縁部に位置する複数の透孔3bとが設けられている。そして、各ボス2aを各透孔3bに挿通して熱がしめすることにより、ケース2と固定板3とが一体化されて筐体1を構成する。
【0014】
移動体4は上方へ操作つまみ4bを突設した成形品であって、図6,7に示すように、断面視C字形で略円筒状の内壁面を有する前記ばね収納空間4aと、このばね収納空間4aに連通する突起挿入溝4cと、ばね収納空間4aの下方に突出形成されてコイルばね5が搭載されるばね搭載部4dと、互いに平行な一対の係合凹部4fおよび互いに対向する一対の係合凸部4iを含むばね受け取付部4eと、ばね収納空間4aやばね搭載部4dの長手方向(移動体4のスライド移動方向)に沿って延びる3本の摺動突起4gと、熱がしめ用のボス4hとが設けられており、このボス4hを熱がしめすることにより、移動体4の底面に摺動子8が取り付けられる。また、図1に示すように、突起挿入溝4c内にはケース2のばね押圧突起2cが挿入されており、移動体4を図1の上方へスライド移動させることにより、該押圧突起2cはばね収納空間4a内へ進入可能である。
【0015】
伸縮方向の両端部に緩衝部材6a,6bを取り付けたコイルばね5は、移動体4のスライド移動に伴って圧縮するので、その弾発力で移動体4を中立位置(初期位置)まで自動復帰させることができる。この緩衝部材6a,6b付きのコイルばね5は移動体4のばね収納空間4aに収納されるが、本実施例では、ばね収納空間4aの上部開放端の幅寸法をコイルばね5の外径(コイル径)よりも狭くしてあるので、組立時には該開放端からコイルばね5を組み込むのではなく、ばね受け取付部4e側からコイルばね5をばね収納空間4a内へ組み込んだ後、ばね受け取付部4eにばね受け部材7を取り付けることにより、コイルばね5を若干圧縮させた状態でばね収納空間4a内に閉じ込めている。このようにすると、略円筒状の内壁面を有するばね収納空間4a内でコイルばね5の径方向のぶれを確実に規制することができるので、コイル長の長いコイルばね5であっても伸縮時に波打つような不所望な変形を制限でき、伸縮動作を安定させることができる。
【0016】
ばね受け部材7は図8〜図11に示すような成形品であって、移動体4のばね受け取付部4eに取り付けられる。このばね受け部材7には、断面視C字形の内壁面を有してばね収納空間4aに段差なく連通する凹段部7aと、突起挿入溝4cと同形状で凹段部7aに連通する突起挿入溝7bと、各係合凹部4f内に挿入される一対の脚片7cとが設けられている。なお、脚片7cの底面は、摺動突起4gと同一直線上に位置して延びる摺動リブとなっている。そして、図1,2に示すように、ばね収納空間4aに配置されたコイルばね5に取り付けられている一方の緩衝部材6bの先端部が、ばね受け部材7の凹段部7a内に進入可能である。また、突起挿入溝7b内にはケース2のばね押圧突起2dが挿入され、図2に示すように、移動体4を一方向へスライド移動させることにより該押圧突起2dはばね収納空間4a内へ進入可能である。なお、ばね受け部材7をばね受け取付部4eに取り付ける際には、ばね収納空間4aの上部開放端を利用して、該空間4a内のコイルばね5を適宜圧縮させてばね受け取付部4e側へ突出しないように押圧規制しておき、その状態でばね受け部材7を移動体4の底面側から嵌め込んだ後、コイルばね5に対する押圧規制を取り除いてやれば、圧縮されていたコイルばね5が所定のコイル長まで復元するので、凹段部7aの内面(内側面)がコイルばね5に押し込まれて、ばね受け部材7の一部(凹段部7aの両脇部分)がばね受け取付部4eの係合凸部4iに押し当てられ、よってばね受け部材7は移動体4から脱落しなくなる。したがって、ばね受け部材7を係止するためのスナップ機構等を移動体4に設ける必要はない。
【0017】
図12に示すように、フレキシブル基板10には、摺動子8が摺接する導電パターン9と、筐体1の外方へ延出される引き回し部10aと、移動体4のばね搭載部4dの底部を挿入するための長方形状の切欠き10bと、ケース2の各ボス2aを挿通するための複数の逃げ穴10cとが設けられており、周縁部や導電パターン9の近傍はレジスト層11(図12の網掛け部分)に被覆されている。ただし、移動体4の各摺動突起4gを摺接させる帯状の3本の摺動領域10dについては、レジスト層11を設けずフレキシブル基板10のポリエステルフィルム等からなるベースフィルムを直接露出させている。また、このフレキシブル基板10を固定板3上に位置決めすると、切欠き10bが固定板3の凹所3aの真上に位置する。なお、導電パターン9には抵抗パターン9aや銀パターン9bや集電体9cが形成されており、移動体4のスライド移動に伴い摺動子8が該導電パターン9上を摺動するようになっている。
【0018】
このように構成されたスライド式可変抵抗器は、図1に示す非操作時において、筐体1内の移動体4は中立位置に静止しており、摺動子8は銀パターン9b上に位置している。この状態で操作つまみ4bを操作し、移動体4を図2に示すようにスライド移動させると、摺動子8が抵抗パターン9a上を摺動するので、その移動量に伴って抵抗出力値が変化する。また、かかるスライド操作により一方のばね押圧突起2dがばね収納空間4a内へ進入してコイルばね5を圧縮させるので、操作つまみ4bに対する上記操作力を除去すると、コイルばね5の弾発力により移動体4は中立位置へと押し戻され、そのため摺動子8は抵抗パターン9aから離れて銀パターン9b上に戻り、抵抗出力値も元に戻るる。なお、こうして移動体4が中立位置に到達するとき、コイルばね5に取着された弾性ゴム製の緩衝部材6aがケース2のばね押圧突起2cに衝突するが、コイルばね5が直接衝突するわけではないので衝突音はほとんど発生せず、衝突後に懸念されるコイルばね5の減衰振動も速やかに収束する。
【0019】
同様に、移動体4を中立位置から図1の上方へスライド操作すると、その移動量に伴って抵抗出力値が変化し、上記操作力を除去すると、コイルばね5の弾発力により移動体4は中立位置へ押し戻される。この場合も、自動復帰時にケース2のばね押圧突起2dに衝突するのは弾性ゴム製の緩衝部材6bなので、衝突音はほとんど発生せず、コイルばね5の減衰振動も速やかに収束する。
【0020】
上述した実施例では、フレキシブル基板10に移動体4のばね搭載部4dの底部を挿入するための切欠き10bが設けてあり、かつ固定板3に凹所3aが設けてあるので、移動体4をスライド操作させたとき、切欠き10b内をスライド移動するばね搭載部4dの底部がフレキシブル基板10や固定板3に接触する恐れはない。しかも、ばね搭載部4dの幅方向両側にそれぞれ摺動突起4gが隣接して設けてあるので、底面に摺動突起を有さないばね搭載部4dを常に安定した姿勢でスライド移動させることができる。一方、ばね収納空間4aに対してはコイルばね5の収納に支障をきたさない高さを確保し、ばね搭載部4dに対しては必要十分な強度が得られる厚みを確保している。したがって、このようなスライド式可変抵抗器は、操作性や強度を犠牲にすることなく薄型化を促進することができる。また、移動体4のスライド移動時に、各摺動突起4gがフレキシブル基板10のベースフィルム上(摺動領域10d上)を摺動するので、摺動突起4gがレジスト層11上を摺動する際に懸念される摺動抵抗や摩耗が回避できると共に、金属音の発生も防止でき、スライド操作が違和感なく円滑に行える。
【0021】
なお、本実施例のように固定板3に凹所3aを設けると、この凹所3aが下方へ突出して全体の薄型化が図れないようにも思えるが、図3に示すように、熱がしめしたボス2aの厚みに比べて凹所3aの突出量は少ないので、その心配はない。また、固定板3に凹所3aの代わりにそれと同形状の逃げ孔を設けることにより、一層の薄型化を図ることも可能である。ただし、固定板3に特別な工夫を施さず、フレキシブル基板10に切欠き10bを設けるだけでも、全体の薄型化を図ることはできる。
【0022】
なお、本実施例では、操作つまみ4bを移動体4と一体に形成したが、両者を別体とし、操作つまみ4bを移動体4に取り付けるようにしても良い。同様に、ケース2は、天板部(天井面)と側壁部とを別部品として構成させても良い。
【0023】
また、本発明をスライド型スイッチにも適用できることは言うまでもない。
【0024】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0025】
上面に開口を有し下面を開放したケースと、前記開口から露出する操作つまみを有し、前記ケースの内部にスライド移動可能に収納された移動体と、この移動体に設けられたばね搭載部に保持され、該移動体を初期位置へ自動復帰させるコイルばねと、前記移動体の下面に取り付けられた摺動子に摺接する導電パターンを有するフレキシブル基板と、このフレキシブル基板を支持して前記ケースの下面を閉塞する固定板とを備えたスライド操作型電気部品において、前記フレキシブル基板に前記ばね搭載部の底面と対向する切欠きを設けたので、移動体をスライド操作させたとき、移動体に設けたばね搭載部の底部がフレキシブル基板の切欠き内を移動し、該底面がフレキシブル基板に接触する恐れはなくなる。それゆえ、ばね搭載部の底面に摺動突起を突設する必要がなくなり、ほぼ摺動突起の高さ相当分だけ、移動体やケースの高さ寸法を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るスライド式可変抵抗器の非操作状態を示す一部断面平面図である。
【図2】該可変抵抗器のスライド操作状態を示す一部断面平面図である。
【図3】該可変抵抗器の断面図である。
【図4】該可変抵抗器に備えられるケースの裏面図である。
【図5】該可変抵抗器に備えられる固定板の平面図である。
【図6】該可変抵抗器に備えられる移動体の平面図である。
【図7】該移動体の正面図である。
【図8】該可変抵抗器に備えられるばね受け部材の平面図である。
【図9】図8のA−A線に沿う断面図である。
【図10】該ばね受け部材の正面図である。
【図11】該ばね受け部材の背面図である。
【図12】該可変抵抗器に備えられるフレキシブル基板の平面図である。
【符号の説明】
1 筐体
2 ケース
2b 開口
2c,2d ばね押圧突起
3 固定板
3a 凹所
4 移動体
4a ばね収納空間
4b 操作つまみ
4d ばね搭載部
4g 摺動突起(摺動リブ)
5 コイルばね
6a,6b 緩衝部材
7 ばね受け部材
8 摺動子
9 導電パターン
10 フレキシブル基板
10b 切欠き
10d 摺動領域

Claims (4)

  1. 上面に開口を有し下面を開放したケースと、前記開口から露出する操作つまみを有し、前記ケースの内部にスライド移動可能に収納された移動体と、この移動体に設けられたばね搭載部に保持され、該移動体を初期位置へ自動復帰させるコイルばねと、前記移動体の下面に取り付けられた摺動子に摺接する導電パターンを有するフレキシブル基板と、このフレキシブル基板を支持して前記ケースの下面を閉塞する固定板とを備えたスライド操作型電気部品において、
    前記フレキシブル基板に前記ばね搭載部の底面と対向する切欠きを設けたことを特徴とするスライド操作型電気部品。
  2. 請求項1の記載において、前記移動体の下面に前記ばね搭載部に隣接する摺動突起を設け、この摺動突起を前記切欠きの近傍で前記フレキシブル基板上に摺接させたことを特徴とするスライド操作型電気部品。
  3. 請求項2の記載において、前記移動体のスライド移動時に、前記摺動突起が前記フレキシブル基板のベースフィルム上を摺動するようにしたことを特徴とするスライド操作型電気部品。
  4. 請求項1〜3のいずれかの記載において、前記固定板の前記切欠きと対向する領域を凹所もしくは透孔となしたことを特徴とするスライド操作型電気部品。
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