JP3573884B2 - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3573884B2
JP3573884B2 JP28796296A JP28796296A JP3573884B2 JP 3573884 B2 JP3573884 B2 JP 3573884B2 JP 28796296 A JP28796296 A JP 28796296A JP 28796296 A JP28796296 A JP 28796296A JP 3573884 B2 JP3573884 B2 JP 3573884B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
document
image
reading
slit glass
image reading
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP28796296A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10133299A (ja
Inventor
隆志 樽木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP28796296A priority Critical patent/JP3573884B2/ja
Publication of JPH10133299A publication Critical patent/JPH10133299A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3573884B2 publication Critical patent/JP3573884B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Holders For Sensitive Materials And Originals (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Optical Systems Of Projection Type Copiers (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、原稿を搬送方向に短いスリットガラス上を通過させつつ原稿画像を読み取る画像読取装置に関し、詳しくは、読取画像の画質に影響を与えないように原稿を読取位置に搬送できるように工夫したものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、複写機、ファクシミリ装置等に搭載される画像読取装置が知られており、この画像読取装置は原稿に照射した光の反射光を画像読取手段が取り込んでその原稿画像を読み取るようになっている。
この種の画像読取装置としては、原稿を通紙経路に通紙して読取位置に自動搬送する自動原稿搬送装置を搭載して、所謂、シートスルー方式を採用するものがあり、この読取方式では画像読取手段の光学系を停止させたまま自動原稿搬送装置が原稿を搬送方向に短いスリットガラス上を通過させることにより原稿画像を読み取るようになっている。なお、このシートスルー方式を採用する画像読取装置としては、例えば特開平3−23137号公報に記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の画像読取装置にあっては、原稿は読取位置よりも上流側からスリットガラスに先端や画像面を当接させ、その上面に摺接させつつ通過させ画像を読み取るように設定されており、原稿画像がトナーなどの記録媒体を転写させることにより形成されている場合には、記録媒体の付着が弱いものはスリットガラスとの接触抵抗により剥離されてしまうことがあり、また原稿の画像面に微小な異物が付着して搬送されることもある。この場合には、原稿がスリットガラス上に搬送され摺接する際に、その記録媒体や異物などがスリットガラスとの接触抵抗により読取位置に付着してごみとして残って、副走査方向の直線があたかも原稿に形成されていたような画像として読み取られてしまい、図3に示すように、読取画像を記録出力したときには記録紙Pに黒すじA(例えば、図3中に示すA1〜A3)が記録形成されてしまうという問題があった。
【0004】
なお、図3に示す黒すじA1〜A3は、先に読み取った原稿の記録媒体が読取位置に残っていた場合や当該原稿の読取時に記録媒体が読取位置に残ってしまった場合などに読取位置に位置し排除されるタイミングによって、副走査方向の長さが変わることを例示するものである。
そこで、本発明は、原稿の画像面をスリットガラスの読取位置に摺接させることなく画像を読み取るようにすることにより、読取位置にごみが付着してしまうことをなくして、読取画像の画質低下を防止することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的達成のため、請求項1に記載の発明は、原稿の搬送方向の長さよりも短いスリットガラスの読取位置上を通過する原稿に該スリットガラスを介して照射したライン状の光の反射光を取り込んで画像を読み取る画像読取手段と、原稿をスリットガラス上に案内する通紙経路に通紙して搬送する原稿搬送手段と、を備える画像読取装置において、読取位置に隣接して該読取位置の上流側上方に位置する通紙経路の下面を構成するガイド部材を備え、該ガイド部材は、角部をテーパー状に切り欠いて形成したガイド面を有し、該ガイド面により、原稿をガイド面直後のスリットガラス上面から浮いた状態で搬送し、画像読取手段の読取位置をガイド部材の下流側端部に近接させ、該画像読取手段は原稿の画像面にスリットガラスとの間に形成される空間を介して光を照射し該空間を介して反射されてきた反射光を取り込んで画像を読み取ることを特徴とするものである。
【0006】
この請求項1に記載の発明では、原稿画像の読取位置が、上流側上方に位置して搬送されてきた原稿を案内するガイド面を形成されたガイド部材の下流側端部に近接されるので、そのガイド面直後のスリットガラス上面から浮いた状態で搬送される原稿の下方に配置され、原稿画像は画像面とスリットガラスとの間の空間を介して照射され反射されてきた反射光が取り込まれることにより読み取られる。したがって、スリットガラス上の読取位置には原稿が摺接することはなく、記録媒体や異物などがスリットガラスとの接触抵抗により付着して読取位置に残ってしまうことがない。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明の構成に加え、前記画像読取手段の光学系を原稿の搬送方向に移動させ、該画像読取手段の読取位置を調整する位置調整手段を設けたことを特徴とするものである。
この請求項2に記載の発明では、原稿画像の読取位置は、画像読取手段の光学系を位置調整手段により原稿の搬送方向に移動させ調整することができる。したがって、装置状態や取り扱う原稿の性質などに応じて原稿画像の読取位置を容易に調整することができ、例えば、サービスマンなどが読取位置を切り換える位置調整手段を設けることによって、あるいはユーザが原稿の腰などの応じた設定位置に読取位置を切り換えるスイッチなどを位置調整手段として設けることによって、読取位置を容易に調整することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に基づいて説明する。
図1および図2は本発明に係る画像読取装置の一実施形態を示す図であり、画像形成装置に搭載された一例を示している。
まず、画像読取装置の概略構成を説明する。
【0009】
図1において、1は画像読取装置を備える複写機(画像形成装置)であり、この複写機1の上面にはスリットガラス2とコンタクトガラス3が設けられており、このスリットガラス(読取位置)2とコンタクトガラス3の下方には画像読取手段としての露光ランプ4と第1ミラー5等が設けられている。この複写機1の画像読取手段は、コンタクトガラス3にセットされた原稿Pを読取る際には露光ランプ4と第1ミラー5がコンタクトガラス3の下方で図中、左右方向に移動して原稿Pの画像面を読み取り、また、スリットガラス2を介して原稿Pを読取る際には露光ランプ4と第1ミラー5がスリットガラス2の下方に停止した状態で原稿Pの画像面を読み取るようになっており、読み取り方式は公知であるので詳細には説明しないが、露光ランプ4が照射した光の画像面からの反射光を第1ミラー5や不図示のレンズがCCD等の結像素子に結像するようになっている。
【0010】
また、複写機1の上部には自動原稿搬送装置(以下、単にADFという)6が上面に装着されており、このADF6の下面にはコンタクトガラス3に載置された原稿Pを覆ってコンタクトガラス3に押圧するとともに原稿Pの読取時の白基準となる反射板7が設けられている。なお、このADF6は、不図示のヒンジを介して複写機1に連結されており、複写機1の上面に対して接離自在となっている。
【0011】
また、ADF6には、上部に原稿載置台9が設けられており、この原稿載置台9には複数枚の原稿Pからなる原稿束がセット(載置)されるようになっている。この原稿載置台9にセットされた原稿Pは、その上面に呼出コロ10が当接回転することによって給紙ベルト11および給紙阻止コロ12の間(分離部)に送り出されるようになっており、給紙ベルト11が搬送方向に回転する一方、給紙阻止コロ12が搬送方向と逆方向に回転することによって最上の原稿Pから1枚づつ分離されて給紙される。なお、呼出コロ10の原稿搬送方向下流にはストッパ部材13が設けられており、原稿載置台9に載置された原稿Pは待機時にはストッパ部材13に衝止されて給紙ベルト11側に進入することを禁止されている。また、給紙ベルト11は給紙阻止コロ12に任意の角度θで加圧・接触している。
【0012】
呼出コロ10の下方には押上板14が設けられており、この押上板14は不図示のソレノイドによって搬送方向上流側の回動支点14aを中心に回動して先端側を呼出コロ10に対して近接・離隔するようになっている。すなわち、この押上板14は、装置本体1側のコピースタートスイッチが押下されると、呼出コロ10に対して離隔する実線で示す位置から呼出コロ10に近接する仮想線で示す位置に移動して原稿Pを呼出コロ10に押し付け、その呼出コロ10によって原稿Pを送り出させるようになっている。
【0013】
給紙ベルト11は駆動コロ15と従動コロ16に巻き掛けられてケース17内に収装されている。駆動コロ15はADF6本体に着脱可能に取り付けられて回転駆動する軸15aに取り付けられており、この駆動コロ15と軸15aの間にはワンウェイクラッチ21が設けられ、駆動コロ15はこのクラッチ21を介して図中、時計回りに回転し、給紙ベルト11を駆動する。一方、従動コロ16はスプリング20によって駆動コロ15から離隔方向に付勢されつつ支持されており、このスプリング20によって給紙ベルト11には一定の張力が付与されている。また、ケース17は、軸15aを中心に回動自在に支持されており、このケース17には軸15aに不図示の伝達手段を介して連結されて回転される呼出コロ10が取付けられている。そして、ケース17が開閉可能な給紙部カバー18により押えられることにより位置決めされるようになっており、ケース17が位置決めされることによって給紙ベルト11は給紙阻止コロ12に加圧・接触し、呼出コロ10も位置決めされる。逆に、給紙部カバー18が開方向に回動されている状態で、ケース17が軸15aを支点に同一方向に回動すると、呼出コロ10や給紙ベルト11は原稿Pの上面側を開放することができる。なお、給紙部カバー18は、支点19を中心に回動自在に取付けられている。
【0014】
ここで、呼出コロ10には図示しないギャップクラッチを介して軸15aの駆動が伝達されるようになっている。このギャップクラッチは、軸15aの駆動を所定角度回転する間に呼出コロ10へ伝達するように噛み合い部を形成した部材であり、逆に給紙ベルト11により給紙される原稿Pによって呼出コロ10が連れ回る際には駆動を伝達する噛み合いが外れるようになっている。このため、最上部の原稿Pの後端が呼出コロ10から抜けると、所定角度回転するまで軸15aの回転は呼出コロ10に伝達されず、その間に後続する原稿Pとの紙間が開く構成になっている。なお、このような機能を発揮するために、ギャップクラッチの代わりに駆動コロ15および呼出コロ10を電磁クラッチやスプリングクラッチを介して駆動するようにしても良い。
【0015】
そして、給紙ベルト11および給紙阻止コロ12によって分離された原稿Pは、不図示のモータによって回転駆動する第1搬送コロ23および従動コロ24のニップ部に挟持されることによって反転経路(通紙経路)25に沿って反転されつつ送られてスリットガラス2に向かって搬送されるようになっている。なお、従動コロ24は、給紙部カバー18の支点19を中心に回動自在に支持されたレバー26に取付けられており、この従動コロ24はレバー26が給紙部カバー18に端部を位置決めされるスプリング27により押圧されることによって第1搬送コロ23に加圧されている。また、図中、Sはレジストセンサであり、レジストセンサSは先の原稿Pの搬出からのタイミングを合わせるために一旦停止させるために原稿Pの先端を検知する。
【0016】
第1搬送コロ23および従動コロ24によって搬送される原稿Pは、ガイド部材を構成する反転ガイド28により案内されてスリットガラス2上に搬入され通過した後に、反転排紙ガイド29に先端を案内され撓まされることによりすくい上げられ排紙経路30に通紙されるようになっており、この後には第2搬送コロ32および従動コロ33のニップ部に挟持されてスリットガラス2上から搬出された後に排紙コロ34および従動コロ35に受け渡されて除電ブラシ36によって除電されつつ排紙経路30から外部の外装カバー37上に排紙される。すなわち、第1、第2搬送コロ23、32および従動コロ24、33が原稿搬送手段を構成している。このスリットガラス2上を原稿Pが通過する際には、露光ランプ4、第1ミラー5等により原稿画像の読取りが行なわれるが、スリットガラス2上には反射ガイド板31が設けられており、この反射ガイド板31は、原稿Pのスリットガラス2からの間隔を一定に維持する反転経路25と排紙経路30の間の通紙経路の一部を反転ガイド28および反転排紙ガイド29と共に画成するとともに、読取時の白基準および露光ランプ4からの光の反射部を構成している。なお、第2搬送コロ32は、第1搬送コロ23よりも原稿Pの搬送速度を高く設定されており、スリットガラス2上を通過する原稿Pはその搬送速度の差によって、また反転排紙ガイド29によって撓まされるときの復元力によって反射ガイド板31に沿うように搬送され、スリットガラス2との距離を一定にするようになっている。
【0017】
一方、コンタクトガラス3上を覆う反射板7は加圧板38の下面に設けられており、この加圧板38はコンタクトガラス3上に載置された原稿Pをこのガラス3に加圧するようになっている。この加圧板38は支点39を介してメインフレーム40に回動自在に取付けられており、このメインフレーム40は従動コロ35の軸に端部が取付けられ、ADF6本体に固定されている。
【0018】
メインフレーム40はコンタクトガラス3を覆う面積を有しており、上面に外装カバー37が取付けられ、外装カバー37と共に原稿排紙台を構成している。また、加圧板38はリンク41を介して補助フレーム42に連結されており、この補助フレーム42はメインフレーム40の外周部を挟持するように断面略コの字状に形成され、支点43を介してメインフレーム40に回動自在に連結されている。また、メインフレーム40にはマグネット44が設けられており、このマグネット44は補助フレーム42を吸引している。
【0019】
補助フレーム42は全体的に金属で構成しても良く、また、全体的にプラスチック等の弾性部材で形成してマグネット44に吸引される部分のみを金属で形成しても良い。また、補助フレーム42の先端部(図中、左端部)には排紙経路30の一部を画成するガイド板42aが形成されており、ガイド板42aには従動コロ33が回転自在に設けられ、反転排紙ガイド29により案内されてきた原稿Pの先端を第2搬送コロ32および従動コロ33のニップ部に案内する。
【0020】
ガイド板42aにはスタンプユニット45が設けられており、このスタンプユニット45はソレノイドによってスタンプをガイド板42aから出没させることでスリットガラス2を通過した原稿Pの搬送方向下流側の所定位置に済スタンプを押印するようになっている。なお、このスタンプを押印することによって読取り終了の確認や原稿Pの重送不良の確認を行なうことができる。また、補助フレーム42のガイド板42aの近傍部分には取っ手46が設けられており、この取っ手46はユーザによって把持可能である。また、メインフレーム40にはストッパー47が設けられており、このストッパー47は補助フレーム42の基端部(図中、右端部)に当接し、補助フレーム42が支点43を中心に反時計回りに所定量以上回動するのを禁止するようになっている。
【0021】
次に、本実施形態の特徴部分を説明する。
図2において、反転ガイド28は、スリットガラス2に隣接してその上流側上面を覆い複写機1本体のフレーム49にねじ止めされることによりスリットガラス2を固定している。
この反転ガイド28は、反転経路25の下面側を画成し第1搬送コロ23および従動コロ24によって反転経路25内を通紙搬送されてきた原稿Pをスリットガラス2上を通過するように案内するガイド面28aが、スリットガラス2の読取位置Rに対して上流側上方に位置する下流側端部に形成されており、ガイド面28aにより案内される原稿Pは、そのガイド面28a直後、つまり下流側端部の端面28bより下流へと搬送されたときにはスリットガラス2の上面から浮いた状態で搬送されたのちスリットガラス2の中央付近に摺接し反転排紙ガイド29がすくい上げるように設定されている。
【0022】
そして、露光ランプ4および第1ミラー5は、スリットガラス2の下方で反転ガイド28の下流側端部の端面28bに近接した位置に停止するようになっており、これら露光ランプ4および第1ミラー5などにより構成される画像読取手段は、ガイド面28a直後で浮いた状態の原稿Pの画像面に、スリットガラス2との間に形成された空間を介して光を照射し、その空間を介して反射されてきた反射光を偏向し取り込んで画像を読み取るように読取位置Rを設定されている。したがって、スリットガラス2上の読取位置Rには原稿Pが摺接することはなく、図2に破線で示す記録媒体や異物などのごみ100がスリットガラス2との接触抵抗により付着して読取位置Rに残ってしまうことがない。
【0023】
また、露光ランプ4および第1ミラー5は、コンタクトガラス3にセットされた原稿Pをも読み取るために図中、左右方向に不図示の機構(位置調整手段)により移動し、スリットガラス2の下方に停止するように構成されているが、その停止位置はスリットガラス2の下方において、例えば、モータの駆動量の変更あるいは位置検出センサのセット位置の変更などにより微調整することができるようになており、すなわち、原稿Pの読取位置Rを搬送方向に調整できるようになっている。したがって、適当な精度で組み立てた後に、あるいは取り扱う原稿Pの腰や厚さなどに応じて読取位置Rを容易に調整することができる。なお、この露光ランプ4および第1ミラー5の停止位置の調整は、例えば、サービスマンなどが行なってもよいが、原稿Pの腰などの応じた停止位置を予め複数設定しておき、切換スイッチなどにより変更できるようにしてもよい。
【0024】
このように本実施形態においては、原稿Pの読取位置Rを反転ガイド28の下流側端部に近接させ、原稿Pにはスリットガラス2と間の空間を介して光を照射しその反射光を取り込んで原稿画像を読み取るので、スリットガラス2上の読取位置Rに原稿Pを摺接させることなく原稿画像を読み取ることができ、記録媒体や異物などのごみ100がスリットガラス2上の読取位置Rに残ってしまい、読取画像の画質が低下してしまうことを防止することができる。
【0025】
また、この原稿画像の読取位置Rは、露光ランプ4および第1ミラー5の停止位置を原稿Pの搬送方向に調整することができるので、装置状態や取り扱う原稿の性質などに応じて容易に調整することができ、組付時の精度を緩和することができるとともに、ユーザの使用状況に応じた読取位置Rに容易に設定することができる。
【0026】
本実施形態の他の態様としては、図示は省略するが、原稿PをスリットガラスPに摺接させて原稿画像を読み取る構成とはなっていないので、スリットガラス2の中央付近に読取位置Rを設定する必要がなく、原稿Pに照射し反射されてくる光が遮られない程度まで反転ガイド28の下流側端部の端面28b近傍に読取位置Rを近接させることができ、スリットガラス2を原稿Pの搬送方向に短くして装置を小型化することができる。また、原稿Pはスリットガラス2に摺接させる必要もなく、直接反転排紙ガイド29がすくい上げるようにしてもよく、より小型化を進めることもできる。
【0027】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、原稿画像の読取位置を、上流側上方から原稿を案内するガイド部材の下流側端部に近接させることにより、スリットガラス上面から浮いた状態の原稿にスリットガラスとの間の空間を介して光を照射しその反射光を取り込んで原稿画像を読み取るので、スリットガラス上の読取位置に原稿を摺接させることなく原稿画像を読み取ることができ、読取位置に記録媒体や異物などが付着して読取画像の画質が低下してしまうことを防止することができる。
【0028】
さらに、スリットガラスに原稿を摺接させて原稿画像を読み取るのではないので、原稿に照射し反射されてくる光が遮られない程度までガイド部材の下流側端部に読取位置を近接させることができ、スリットガラスを原稿の搬送方向に短くして装置の小型化を図ることができる。また、すくい上げて排紙するために原稿を部材表面に摺接させる場合にも、その部材がスリットガラスである必要がなく、より小型化を図ることができる。
【0029】
請求項2に記載の発明によれば、原稿画像の読取位置を、画像読取手段の光学系を原稿の搬送方向に移動させて調整することができるので、装置状態や取り扱う原稿の性質などに応じて容易に調整することができ、組付時の精度を緩和することができるとともに、使用状況に応じた読取位置に容易に設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像読取装置の一実施形態を示す概略全体構成図である。
【図2】その要部を示す拡大図である。
【図3】その従来の問題を説明する説明図である。
【符号の説明】
1 複写機(画像読取装置)
2 スリットガラス
4 露光ランプ(画像読取手段)
5 第1ミラー(画像読取手段)
6 ADF(自動原稿搬送装置)
9 原稿載置台
10 呼出コロ
11 給紙ベルト
12 給紙阻止コロ
23 第1搬送コロ(原稿搬送手段)
24 従動コロ(原稿搬送手段)
25 反転経路(通紙経路)
28 反転ガイド(ガイド部材)
32 第2搬送コロ(原稿搬送手段)
33 従動コロ(原稿搬送手段)
100 ごみ
P 原稿
R 読取位置

Claims (2)

  1. 原稿の搬送方向の長さよりも短いスリットガラスの読取位置上を通過する原稿に該スリットガラスを介して照射したライン状の光の反射光を取り込んで画像を読み取る画像読取手段と、原稿をスリットガラス上に案内する通紙経路に通紙して搬送する原稿搬送手段と、を備える画像読取装置において、
    読取位置に隣接して該読取位置の上流側上方に位置する通紙経路の下面を構成するガイド部材を備え、該ガイド部材は、角部をテーパー状に切り欠いて形成したガイド面を有し、該ガイド面により、原稿をガイド面直後のスリットガラス上面から浮いた状態で搬送し、
    画像読取手段の読取位置をガイド部材の下流側端部に近接させ、該画像読取手段は原稿の画像面にスリットガラスとの間に形成される空間を介して光を照射し該空間を介して反射されてきた反射光を取り込んで画像を読み取ることを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記画像読取手段の光学系を原稿の搬送方向に移動させ、該画像読取手段の読取位置を調整する位置調整手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
JP28796296A 1996-10-30 1996-10-30 画像読取装置 Expired - Lifetime JP3573884B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28796296A JP3573884B2 (ja) 1996-10-30 1996-10-30 画像読取装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28796296A JP3573884B2 (ja) 1996-10-30 1996-10-30 画像読取装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10133299A JPH10133299A (ja) 1998-05-22
JP3573884B2 true JP3573884B2 (ja) 2004-10-06

Family

ID=17724010

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28796296A Expired - Lifetime JP3573884B2 (ja) 1996-10-30 1996-10-30 画像読取装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3573884B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8570623B2 (en) 2009-03-04 2013-10-29 Ricoh Company, Ltd. Deep focus image reading system and image forming apparatus

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010190979A (ja) * 2009-02-16 2010-09-02 Fuji Xerox Co Ltd 原稿送り装置及び画像読取装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8570623B2 (en) 2009-03-04 2013-10-29 Ricoh Company, Ltd. Deep focus image reading system and image forming apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10133299A (ja) 1998-05-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3710636B2 (ja) 自動原稿送り装置
JP3573884B2 (ja) 画像読取装置
JP3411438B2 (ja) 自動原稿搬送装置
JP3186426B2 (ja) 原稿読み取り装置
JP2763129B2 (ja) 原稿送り装置
JPH1073890A (ja) 画像読取装置
JP3439926B2 (ja) 自動原稿搬送装置
JP3442572B2 (ja) 自動原稿搬送装置
JPH10129884A (ja) 画像読取装置
JP3481411B2 (ja) 自動原稿搬送装置
JP3560742B2 (ja) 自動原稿搬送装置
JP3490224B2 (ja) 自動原稿搬送装置
JP3652483B2 (ja) 原稿自動搬送装置
JP3522458B2 (ja) 自動原稿搬送装置
JP2733606B2 (ja) 原稿搬送装置
JPH1179512A (ja) 自動原稿搬送装置
JP3464466B2 (ja) 自動原稿搬送装置
JPH09304844A (ja) 画像読取装置
JPH10120198A (ja) 自動原稿搬送装置
JP3727458B2 (ja) 原稿自動搬送装置
JP4092856B2 (ja) シート搬送装置
JP2002368953A (ja) 原稿送り装置
JP3715700B2 (ja) 押印機能を有する原稿自動給送装置及びこれを備える画像形成装置
GB2213805A (en) Document feeder
JPS61148955A (ja) 画像読み取り機構

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040413

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040609

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040629

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040630

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070709

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080709

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080709

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090709

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090709

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100709

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110709

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120709

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120709

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130709

Year of fee payment: 9

EXPY Cancellation because of completion of term