JP3572637B2 - 画素画像の縁部平滑化方法及び装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の技術分野】
本発明は、例えばインク噴射プリンタ又はレーザプリンタのような高解像度出力装置上に、低解像度の画素画像データベースから、解像度を増大した縁部平滑化済み画像を生成する方法及び装置に関し、更に詳細には、グレースケールの入力画素画像を提供する方法及び装置に関する。この場合、本方法及び装置は、高い方の解像度出力画像内に入力画像のグレースケールを保存する。
【0002】
上記の方法は、例えば、プリンタハードウェア、ファームウェア、または、ソフトウェアにおいて、mxnドットマトリックス入力データをm’x n’ドットマトリックス出力データ内にマッピングし(ここに、m’はmの整数倍の数であり、n’はnの整数倍の数であり、m’及びn’の中のいずれか1つが1より大きい数である)、記憶されている平滑化基準を介して縁部の平滑化を実施するために出力データを処理することによって実行される。
【0003】
この場合、前記のマッピング過程及び処理過程は、入力データによって表される個々のドット内のあらゆるグレースケールパターンに影響を及ぼすことなしに達成される。例えば、ここで、m及びnがインチ当たり300ドットの場合(1インチ平方あたり300dpix300dpi入力画素画像と、効果的な倍解像度600dpix600dpi出力画素画像)を考える。mとnが同じであるか、或いは、異なっても差し支えなく、整数の解像度乗数は所要の印刷品質、処理能力、及び、コスト目標と矛盾しない任意の正の整数である場合には(解像度増加を達成するためには少なくとも一方の数が1より大きいこと)、本方法及びシステムは一般的に適用可能であることを理解されたい。
【0004】
【従来技術及びその問題点】
300dpi程度の解像度が比較的低く、一般に垂直及び水平両方向において解像度が等しいようなインク噴射プリンタ及びレーザプリンタ用にインストールされた大きいデータベースが存在する。最近、600dpi解像度画像を生成する能力を持つ解像度の更に高いプリンタにより、優れた印刷品質が提供されるようになった。300dpiの文書、用途、または、生成された画像データベースから600dpi画素データを作ることを要求することは、高い方の解像度プリンタをドライブするホストコンピュータに過度の負担をかけることになる。そのためには、ホストに容量の大きい記憶装置が必要とされるばかりでなく、600dpiプリンタの処理能力も低下させる。従って、処理能力を大幅に犠牲にすることなく、多くの印刷用として更に解像度の高いプリンタの出現が望まれる。
【0005】
【発明の目的】
本発明は、上記した従来技術の欠点を除くためになされたものである。
【0006】
【発明の概要】
低い解像度の使用および解像度の低いデータベースとの互換性を保持し、高い解像度のプリンタを利用し、また、高い処理能力を維持するためには、必要とされるあらゆる画素画像データ処理は、ソースコンピュータでなく行先プリンタにおいて行われることが望ましい。
【0007】
また、画素画像データ処理用のスマートプリンタコントローラを設け、当該コントローラにコンピュータから300dpi解画像データを受信させ、より低い品質とより高い品質の印刷結果をそれぞれ得るために300dpi解像度のプリンタ(変換オーバーヘッド利用せず)及び600dpi(又は、より高い)解像度のプリンタ(最小限度の変換オーバーヘッドを利用)をドライブするようにしてもよい。
【0008】
これらの目標及び利点は、300dpi入力画素データ画像をぎざぎざでなく平滑化された縁部を持つ対応する600dpi出力画素データ画像にマッピングする、本発明の方法及び装置に従って達成可能である。各入力画素は、各入力画素を囲む定義済み近傍内の画素に関して分析され、画像全体に含まれるコンテキスト(文脈)に関して所要の平滑化特性を有する対応する2x2置換え画素内にマップされる。この操作は、ぎざぎざを生成する可能性を持つパターンを表す、事前に定義された入力データテンプレートと逐次比較することによって遂行される。300dpi入力画素画像の特徴の保存すると共に、600dpi出力画素画像の縁部を平滑化するためには、対応する出力画素4個組の中の各々4個の画素、即ち、ここでスーパー画素と称する画素は、入力画素がオンであるか又はオフであるかには無関係に、オン又はオフのいずれかとなる。低い方の解像力入力画素画像のグレースケーリング(又は、いわゆるハーフトーン)は、保存されることが好ましい。
【0009】
【実施例】
プリンタのコントローラに入力を供給するために、比較的狭いバンド幅のデータ通信リンクを介して、インク噴射プリンタによってホストコンピュータから受信可能な、例えば300dpi程度の比較的低い解像度の画素画像を図1Aに示す。解像度を、例えば2倍に上げて、例えば600dpi程度の比較的高い解像度にした場合に入力されたこの種の画素画像を図1Bに示す。この場合、オフ状態であった各々のオリジナル画素は、対応するスーパー画素内に4つのオフ画素を持ち、オン状態であったオリジナル画素は、対応するスーパー画素内に4つのオン画素を持つ。図1Bから明らかなように、解像度の低い方の入力画素画像のぎざぎざのある縁部(即ち、ぎざぎざ)と同じぎざぎざが解像度の高い方の画素画像に反復されたに過ぎないので、画素解像度が増加しても、印刷の品質は改良されない。
【0010】
本発明の方法に従い、6個の600dpi画素が効果的に除去され(白丸で示す)、6個の別の600dpi画素が効果的に加えられた(斜線を引いた丸で示す)重要な縁部平滑化過程を図1Cに示す。図1Cにおいて点線によって示された大きい方の円に含まれる解像度の高い方の2つの画素は縁部平滑化過程によって加えられたものであり、図2及びテーブル1を参照しながら、幾分詳細に検討することとする。図1Dは、前記の過程の結果として得られる解像度の高い方の印刷用画素画像を示し、この画像は、解像度が増加したばかりでなく、その縁部のぎざぎざは、解像度の低いオリジナルの入力画素画像の場合よりも平滑化されて高品質化されている。
【0011】
図2は、81個の正方形セルで構成されるアレイにおける入力画素画像を概略的に示す(図2には、関係のある幾つかのセルのみを示し、残りのセルは図示しない)。この図においては、300dpi画素の位置が、デシグネイタ(指定子)としての行(英文字)と列(数値)の組み合わせによって表される。例えば、アレイの中心に位置するセルは、E5セル又はE5画素と呼ばれる。太い実線で縁部取りした画素E5は、高品質印刷を達成するための600dpiスーパー画素によってどのように表現されるかを決定するために、本発明の方法に従って処理されつつある入力画素であるものとする。図2において、セルE5を含めた黒塗りセル及び斜線を施したセルは、高品質の印刷済み出力を生成するために縁部が平滑化されることが好ましい入力画素パターンを表す。パターンは、関心の対象外であることを表す明き又は空白(白)セル、オン状態にある画素を表す占拠又は満室(黒)セル、及び、オフ状態にある画素を表す斜線を施したセルによって構成される。中心に位置する画素E5を囲む図示されたウィンドウ内のオン画素およびオフ画素で構成されたパターンは、印刷前に解像度の高い方のデータによる調整が行われなかった比較的低い印刷品質の出力済み又は印刷済み画素画像を表すものである。
【0012】
図2を更に詳細に分析すれば、解像度の低い方の入力画素画像においてセルE4、F4、G4、H4、及び、D5がオンであり、同じくこの画像においてセルE5、F5、G5、H5、D6、E6、F6、及び、E7がオフであるならば、ぎざぎざを平滑化するように解像度の高い方の画素画像が調節されない限り、残りのセルのオン/オフ状態には関係無く、望ましくないぎざぎざが出力に現れることが分かるはずである。この種の入力画素画像を最も適した程度に平滑化すること、ひいては、高い印刷品質を得ることは、4つの600dpi画素P1、P2、P4、P8としてSに提示される四画素またはスーパー画素の挿入図によって示されるように、画素E5に対応する600dpiスーパー画素内における上側2つの画素がオンであり、下側2つがオフである場合に達成される。中心に位置する所定の画素を含み、この画素を囲むウィンドウ内の81個の300dpi画素は、ここでは、中心画素の近傍と称する。
【0013】
入力画素画像パターンは無数に存在するが、高い方の解像度を持つ印刷出力においてぎざぎざを回避するために検討対象としなければならない典型的なパターンを図2に示す。本発明に係る方法及び装置に従い、82個のこの種のパターンをテンプレート又は論理アレイとして示す。この場合、論理アレイは、ブールバリアブルで構成され、種々のパターンを表すために、これらのバリアブルがオン、オフ又はマスク(検討対象外であることを示す)される。全てのこの種テンプレートは、4つの回転方向の各々の方向において、81個の対応するセル入力画素サブ画像と、入力画素画像内の各画素に関して対比されていることが分かる。単一マッチした場合には(回転によって作られる4つの方向の各方向において各テンプレートが一意的である場合を単独マッチと称する。一方、複合マッチした場合には、結果としてただ1つの出力スーパー画素が作られる。)、所定の画素に対応するスーパー画素は、そのオン/オフ四画素が事前に定義された組合わせとなるように再作成される。
【0014】
換言すれば、当該入力画素画像内に図2に示す近傍パターンが発見される度に、その中心画素、即ち画素E5は、600dpi出力画素画像内において、上側2画素がオンであって下側2画素がオフであるような図に示すスーパー画素に置き換えられる。同様に、入力画素画像の処理中にテンプレートマッチが発見される度に、そのままでは解像度の高い方の印刷出力の品質を低下させるおそれのあるぎざぎざに対し最高の方法で対処することが判定されている方法に従って、オリジナル画素画像の中央画素に関して対応するスーパー画素が再生成される。結果として、処理コストをホストコンピュータ又はそのユーザーでなく、プリンタに負担させることにより、高解像度の非常に改良された縁部平滑化済み印刷品質が達成される。ソフトウェア、ファームウェア、或は、プリンタ及びそのコントローラの複雑さ、速度、及び、コストに対する影響を最小限に抑制するために最も好ましい方法として、このような処理がハードウエアにより容易に実施可能である。
【0015】
本発明にかかる好ましい方法に従って使用される82枚のテンプレートを、それらの論理式を定義することによりテーブル1に示す。
【表1】
【表2】
【表3】
【表4】
【表5】
【表6】
テーブル1において、同等記号の左辺は、T1からT82まで番号順に配置されたテンプレートであり、右辺は、番号をつけられた各テンプレートに対応する論理組合わせを示す。組合わせられる論理変数(バリアブル)または項(ターム)は、図2に示すように、所定の画素を囲む近傍内の論理的入力画素に対応することを理解されたい。論理否定(否定:NOT)オペレータ(演算子)は、縦書きの鍵括弧記号によって表され、論理的ANDは、論理組み合わせ内のキャップ記号によって表わす。テーブル1に示すテンプレートは、高品質の縁部円滑化済み出力画素画像を生成するために経験的に決定されたものであるが、本発明の有効範囲から逸脱することなく改変可能であることを理解されたい。
【0016】
当該技術分野に熟練した者であれば、テンプレート及びそれらの特定パターンの数は、種々の印刷用途において高品質の疑似600dpi出力を供給するために経験的に決定されたものであることが理解できるはずである。テーブル1記載の式によって定義されたテンプレートは、縁部平滑化の最適の方法を表すものと確信され、次に示す種々の、場合によっては競合することのある目標に適合する。
1)可能な限り広範囲に亙ってストロークウエイトを保存すること。
2)入力画素画像の特徴のシフトを最小限にし、シフトが必要である場合には、特徴のシフトは最小限とし(1つの単一600dpi画素幅を絶対に超過しない)、同一方向であること。
3)曲線、交差、終了点、及び、セリフが正確に再生されるような方法においてキャラクタフォントを円滑化すること。
4)図形的または絵画的画素画像の灰色基準化された入力またはハーフトーンを保存すること。
【0017】
入力画素画像において、画素E4、F4、G4、H4、及び、D5がオンであり、画素E5、F5、G5、H5、D6、E6、F6、及び、F7がオフである場合はT56(図1Cの点線で縁部取りされたスーパー画素を生成する図2に示すテンプレートである)によって表されることがテーブル1から理解される。残りの論理的入力画素は縁部平滑化の決定には影響しないので、これらの画素は検討対象としては取り扱わず、従って、T56に関する組合わせ項としては現れない。テーブル2記載のブール論理方程式を実行することによって図2に示される出力スーパー画素内の論理的画素を、これらの論理的画素が対応する画素から得られた反復的な最初の状態から選択的に変更することは簡明であり、これら論理方程式の入力は、各テンプレートに関して入力画素画像が当該テンプレートにマッチするかどうかを指示する論理変数である。この場合、カップ記号は、次のテーブルのように、論理的ORオペレータ(演算子)を示す。
【表7】
【0018】
四画素の左上の画素P8がトグルされるべきか或いは変更されるべきかはCHANGE P8方程式によって定義され、右上の画素P4が変更されるべきか否かはCHANGE P4方程式によって定義され、左下の画素P2の同じ問題に関してはCHANGE P2方程式によって定義され、右下の画素P1の同じ問題に関してはCHANGE P1方程式によって定義されることを理解されたい。例えば、図2において、テンプレートT56にマッチすると、T56をハイにセットする。従って、前記方程式の解により、CHANGE P8及びCHANGE P4はハイになり、一方、CHANGE P2及びCHANGE P1はローになる。これは、四画素またはスーパー画素の左上及び右上画素P8、P4に対応し、Sは、トグルされるか、或は、もとのオフ状態からオン状態に変更され、左下及び右下の画素P2、P1は、図2と示すように、もとの状態のまま残される。テーブル1には僅かに82個のテンプレートが記載され、前記方程式にも同じ数のテンプレートが引用されているにすぎないが、実際にはマッチ可能な入力画素画像パターンは328個ある(ここに説明する実施例には、その中の12個が複写済みである)。換言すれば、処理される低い解像度の方の各画素に関して、高解像度画素の印刷を決定するために適用しなければならない328条のパターンマッチング規則がある。328条全ての規則を実行するために必要な回路を余り複雑にしないために、本発明方法では、82個のテンプレートに関連した入力画素画像を連続的に再方向づけ(リオリエンテーション)することによって、残部の処理を控えることができる。この場合のリオリエンテーションはハードウェアにおいて実施することが好ましい。
【0019】
4つの異なる方法、例えば、入力画素画像に対して、1)標準、2)y軸の回りに鏡映、3)左回りに(CCW)回転、4)y軸に関して鏡映し、次に、左回り(CCW)に回転することによって入力画素画像を方向づけし、更に、連続した各入力画素画像方向に関して、入力画素画像が82個のテンプレートにマッチするかどうかを決定することにより、わずか82個のテンプレート又はパターン‐マッチング論理組合わせを実行するだけで、328個全ての可能なマッチングについて考察される。中心画素に関して近傍画素が平滑化に及ぼす影響の4方向対称性を考慮することによって得られる利点を利用することにより、ここで提案される解決方法のコスト及び複雑さの観点から重要な利点がえられる。
【0020】
入力画素画像を再方向付け(リオリエント)する方法を用いると、図5A及び5Bに示すように、テンプレートはハードウェアPLAにおいて都合よく実行可能になるが、例えば、入力画素画像の代りにテンプレートのリオリエントを可能にするような代替方法が利用可能であることを理解されたい。好ましい方法及びシステムは、本質的には、他の画像に対する入力画素画像のリオリエンテーション又は他のテンプレートに対するテンプレートのリオリエンテーションを実施することであると見なしても差し支えない。
【0021】
本発明は、次のように要約される、即ち、本発明にかかるドットマトリックス画素画像グレースケール保存・縁部平滑化プリンタシステムは、例えば300dpix300dpiのような第1の事前定義された解像度を持つ例えば図2に示す入力画素画像のような入力画素画像を有することが好ましい。この場合、例えばその中央画素のような入力画素画像内の所定の画素は事前に定義されたオン/オフ状態及び関連シェーディングファクタを持ち、更に、1つ又は複数の軸における第1の事前定義された解像度の例えば2のように1よりも大きい整数の倍数倍に相当する例えば600dpix600dpiのような第2の事前定義された解像度を持つ図2に示す出力画素画像のような、メモリーを基調とする出力画素画像を有することが好ましい。更に、入力画素画像内の所定の画素及び例えば80個のような事前に定義された個数の入力画素画像内の所定の画素を囲む近傍画素を分析し、それによって、例えば図2に示すスーパー画素Sのように多重配置されたスーパー画素によって構成される画像のような倍加された解像度を持ち、入力画素画像よりも平滑化された画素画像を生成して出力するために、例えば、記述のコンビネータ的及び順次的な論理回路のようなプロセッサを有することが好ましい。
【0022】
プロセッサにより、各近傍画素の現在のオン/オフ状態を決定し、例えば図2におけるスーパー画素Sの4つの600dpix600dpi画素のような、より高い解像度の比較的多数の画素で構成される対応する1組の画素内に所定の画素のオン/オフ状態の事前に定義された関数として近傍画素のオン/オフ状態を設定することが好ましい。図3から更に明瞭に分かるように、プロセッサは、例えば、所定の画素のオン/オフ状態と合致するオン/オフ状態と関連した1組の画素の中の任意の画素が所定の画素のシェーディングファクタと同じシェーディングファクタを持つように、所定の画素と関連したシェージングファクタと合致する出力画素画像の各画素と関連したシェーディングファクタを設定する。従って、入力画素画像のグレースケールは、灰色基準化された領域内に保存されるが、グレースケールデータを持たない領域内においては、解像度倍され、縁部平滑化力される。
【0023】
本発明を説明する別の方法は、本発明をインク噴射またはレーザプリンタと共に使用するための低解像度画素画像から高解像度画素画像へのプロセッサと見なす方法である。前記の方法によって説明されるプロセッサは、例えば図2のウィンドウ及び中央画素のような特定の1つの画素を含む所定の1つの低解像度の入力画素画像ウィンドウを表すデータを受信する論理回路を有し、この回路は、(1)この種の低解像度ウィンドウ内の画素と(2)事前に定義された1組の複数の画素画像パターンとの間の比較を実施する。この回路は、前記の比較結果に従って前記所定の画素に対応する例えば図2のスーパー画素Sのような高解像度画素画像の事前に定義された状態を表す1組の多重出力信号を生成する回路であると見なしても差し支えない。この種の出力信号は、インク噴射またはレーザプリントヘッドをドライブし、前記の低解像度入力画素画像ウィンドウに対応する高解像度画素画像を生成する。高解像度画素画像内の多重画素のオン/オフ状態と低解像度入力画素画像の平滑化を実施する1つの所定画素のオン/オフ状態との間には事前に決定された相関性があることは重要である。これについては、図2のテンプレートT56に関して既に説明済みである。
【0024】
図3A及び3Bにおいて、論理フローチャートは、本発明にかかる好ましい方法を示す。図3A及び3Bに示す入力画素画像を解像度倍する方法は、例えば600dpix600dpiのように比較的解像度の高いプリンタにおいて使用される。この場合、ホストコンピュータからの入力画像解像度は、当該プリンタの解像度よりも比較的に低い。この方法は、10から出発し、先ず、12において、プリンタ又はプリンタコントローラに印刷しようとする近傍内の低解像度(LOW RES)画素画像データを入力する。この種入力データは、垂直プリントヘッド、画素データの全ラスタ、画素データの部分的ページ、又は、印刷しようとする画素データの全ページを対象としたコラム状画素データを表すことができることを理解されたい。本発明にかかる好ましい方法及びシステムに従えば、定義された近傍内のこの種低解像度入力画素データは、大きい画素データ緩衝方式を必要としないことは有利である。その理由は、容易に理解出来るように、入力画素データは、拡大され、プリンタの処理能力に影響しないレートにおいて随意に平滑化されることに因る。
【0025】
この方法は、更に、14において、近傍内の中央画素のような第1の、又は、所定の画素を選択する過程を有する。低解像度の入力画素画像データはグレースケール可能であるので、16において、定義済みウィンドウ内にこの種グレースケールデータが1つでも所在するかどうかあるかどうかが決定される。この種定義済みウィンドウは、オン又はオフのいずれかであることがテンプレートによって定義されている所定の画素の周りの1組の中間近傍画素を有することが好ましい(この種の定義済みウィンドウ内に所在すると見なされないことは検討対象外とする)。中間近傍画素を有する場合には、この種ウィンドウ内において高解像度で生成しようとする第1又は所定の画素は、18において、解像度が、灰色又は陰付き出力印刷パターン画素又は複数の画素で構成される組の中に、例えば2倍というように単に拡大されるだけであり、これによって、平滑化、ひいては、ハーフトーン画像歪み、又は、それに起因するコントラストの喪失は起きない。従って、定義済み入力画素データウィンドウ内のグレイスケールされたデータの場合、この種ウィンドウは、81画素近傍全体よりも小さいことが好ましく、高い方の解像度において生成された複数画素による画像においては、低い方の解像度を持つ入力画素画像データのグレースケールが保存される。
【0026】
定義済みウィンドウ内にグレーが所在しない場合には、図3A及び3Bに示すように、20において、第1の、又は、所定の画素のマッピングが行われ、このマッピングには、入力画素データ内の単数の各画素に関して、画素データの種々の方向において単数画素を囲む画素データと事前に定義された複数の画素データテンプレートとを比較し、それによって、前記の比較対象間に事前に定義された相関性が存在するかどうかを決定する過程が含まれることが好ましい。相関性がある場合には、20において、1つ又は複数のテンプレートマッチによって示されるように、すなわち、テンプレートとのマッチの結果が構造体によって論理的に累積または合計されるような一連の CHANGE BITS | = TEMPLATE MATCH〔DEFAULT(デフォルト)/MIRROR(鏡映)/ROTATE CCW(左回転)/MIRROR THEN ROTATE CCW(鏡映後左回転)〕構造体によって表されるように,この方法は、更に、当該単数画素に関して、この種の場合と関連した一意的に定義済みの平滑化代用複数画素画像に従い高い方の解像度において、例えばスーパー画素S、すなわち、OUTPUT SUPER−PIXEL=E5 XOR(排他的論理和)CHANGE BITS論理構造体によって表されるような、1つの複数画素画像を生成する過程を有する。
【0027】
更に、本方法は、22において、18 又は20において生成された出力スーパー画素を、プリントバッファへ挿入し、24において、物理的印刷要素データが全て拡大済みか否かを判定する過程を有する。拡大済みでない場合には、26において、次の低解像度入力画素(次の所定画素になる)が選定され、前述の過程16及び18、又は、20が繰り返される。印刷要素が全て拡大済みである場合には、28において、高解像度(HIGH RES)データが印刷される。高い方の解像度において生成された複数画素画像を28において印刷する過程は、印刷済み出力における高い方の解像度の画素画像の縁部平滑化を実施することを理解されたい。30において表示されるように、処理されるべき低解像度入力画素データがまだ存在する限り、後続する入力画素画像データは、12において開始して全く同様に処理される。それ以上データが存在しない場合には、勿論、入力画素画像データ処理は、32において停止する。
【0028】
要約すれば、図4A1、4A2、4B、4C1、4C2、4Dから4Gまで及び4H1、及び、4H2は、本発明にかかる解像度増加および縁部平滑化の方法およびシステムにおいて使用され、それによって出力済みスーパー画素が生成される82個のテンプレートを略図的に表す。これらの図において、括弧の上側には、(テンプレートの定義済された種々の方向の各方向において)入力画素画像データの比較対象とされるテンプレートを示し、括弧の下側には、マッチした場合に生成される対応するスーパー画素を示す。テンプレートT1からT82までは、テーブル1記載のテンプレート方程式に対応することを理解されたい。パターンマッチテンプレートは、多数の入力画素画像を理解する一助となるものと判断し、完全を期するために記載した。これら多数の入力画素画像は、本発明にかかる方法及びシステムに従ってそれらの縁部が円滑化されなかった場合には、低印刷品質をもたらすこととなる。
【0029】
最後に5A及び5Bにおいて、本発明の好ましい実施例において、入力画素を出力スーパー画素内へハードウェア処理する過程は、プリンタ又はプリンタコントローラ内のハードウェアプロセッサ又は論理回路によって行われ、この場合、入力画素画像のオリエンテーション(方向づけ)及びリオリエンテーション(再方向づけ)は、複数の2から1マルチプレクサ(MUX)44、46を使用して組み合わせ的に達成可能であり、これらのマルチプレクサは、1つ又は複数の(左から右への)監視過程と4サイクルクロックシーケンスにおける入力画素画像データの(CCW)回転との組み合わせを効果的に生成する。更に、テンプレートマッチングのための論理(ロジック)は、MUX44、46と結合したプログラム済み論理アレイ(PLA)48の使用によって組み合わせ的に達成可能である。
【0030】
PLA48の出力は、最初に「非回転され」(実際には、右回り方向に逆回転され)、次に、それぞれMUX50、52によって非鏡映され、MUX52の出力に、CHANGE P8、CHANGE P4、CHANGE P2、CHANGE P1を生成する。連続する入力画素画像オリエンテーションの間の4ビットラッチ又はDフリップフロップアレイ54a、54b、54c、54dをRESETした後で、CLOCKすることにより、出力スーパー画素Sが(同期的に)生成可能であることを理解されたい。図に示すように、Dフリップフロップ入力は、それらの出力の論理和であり、テーブル2に記載された論理方程式を実行するPLA48のオリエンテーション復元されたCHANGE P8、CHANGE P4、CHANGEP2、CHANGE P1出力である。最後に、CLOCK信号と同期的に操作されるMUXゲートCONTROL回路56は、MUX44、46、50、52により、入力画素画像オリエンテーションの連続性を制御する。勿論、ハードウェア、ファームウェア、または、ソフトウェアのいずれにせよ、代替として実現することは、本発明の有効範囲内に含まれる。
【0031】
【発明の効果】
本発明に係る方法及び装置は、上記のように構成され、作用するものであるから、より高い解像度を持つインク噴射プリンタ又はレーザプリンタ等に対して、比較的バンド幅の狭い通信リンクを経てホストコンピュータから受信された低い方の解像度(例えば、300dpix300dpi)画素画像データから高い方の解像度(例えば、600dpix600dpi)画素画像を生成することを可能にする。この場合、縁部平滑化されなければぎざぎざのまま出力されるはずであるところ、高い方の解像度の印刷出力は縁部が平滑化される。高い方の解像度出力画素画像の縁部が円滑化されるような方法によって、低い方の解像度入力画素画像を高い方の解像度出力画素画像内にマッピングすることにより、余り複雑化せず比較的低コストで、しかも、ホストコンピュータ又は通信リンクに処理能力の強化および通信バンド幅の拡張という負担をかけることなく、また、システムの処理能力を低下させることなしに高品質の印刷画像が提供される。低い方の解像度の文書スキャナ及び画像データベースとの互換性は保持される。
この方法及びシステムは、300dpiから600dpiへのマッピング、及び、垂直および水平軸に沿った対称的な平滑化のみに制限されることなく、既存設備への後方互換性を要求するあらゆるシステムに対して全般的な適用可能性を持ち、更に、高い方の解像度を持つプリンタが利用可能なシステムにおける印刷の品質を大幅に改良することができる。低い方の解像度入力画像が高い方の解像度出力画素画像にマップされると同時に、選択的縁部平滑化を実施することによって、特徴定義、コントラスト、又は、トーンを実質的に喪失することなしに、グレースケーリングを含む画像データベースの印刷が可能である。
本方法およびシステムを実現することはコスト効果的であり、しかも、そのためには、プリンタコントローラにささやかな記憶装置及び処理能力が要求されるだけである。この方法は、所定の低い方の解像度の各入力画素を含む逐次方向づけされた入力画素近傍がマッチする対象とされる縁部平滑化の困難なパターンを定義するために、複数のテンプレートを使うことによって達成される。こうすれば、全ての面倒な入力が供給される可能性がある場合に、対応する全てのテンプレートを記憶しておくことが必要であることに起因する冗長性が回避される。
本発明を実施するための一態様について説明したが、本発明の趣旨から逸脱することなく改変することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1A】本図から図1Dまでは、本発明の方法により実行される入力、倍解像度化、平滑化、出力の各過程を説明するための図であり、本図は入力画素画像を示す図。
【図1B】倍解像度化された画素画像を示す図。
【図1C】平滑化の過程を示す図。
【図1D】出力画素画像を示す図。
【図2】図1Bおよび図1Cの倍加解像度化及び平滑化を実行する際に使用される、入力パターンマッチングテンプレートの典型例を説明するための図。
【図3A】本発明方法の流れ図。
【図3B】本発明方法の流れ図。
【図4A1】入力パターンマッチングテンプレートを示す図。
【図4A2】入力パターンマッチングテンプレートを示す図。
【図4B】入力パターンマッチングテンプレートを示す図。
【図4C1】入力パターンマッチングテンプレートを示す図。
【図4C2】入力パターンマッチングテンプレートを示す図。
【図4D】入力パターンマッチングテンプレートを示す図。
【図4E】入力パターンマッチングテンプレートを示す図。
【図4F】入力パターンマッチングテンプレートを示す図。
【図4G】入力パターンマッチングテンプレートを示す図。
【図4H1】入力パターンマッチングテンプレートを示す図。
【図4H2】入力パターンマッチングテンプレートを示す図。
【図5A】本発明方法を実施する論理回路の簡単なブロック図。
【図5B】本発明方法を実施する論理回路の簡単なブロック図。
【発明の技術分野】
本発明は、例えばインク噴射プリンタ又はレーザプリンタのような高解像度出力装置上に、低解像度の画素画像データベースから、解像度を増大した縁部平滑化済み画像を生成する方法及び装置に関し、更に詳細には、グレースケールの入力画素画像を提供する方法及び装置に関する。この場合、本方法及び装置は、高い方の解像度出力画像内に入力画像のグレースケールを保存する。
【0002】
上記の方法は、例えば、プリンタハードウェア、ファームウェア、または、ソフトウェアにおいて、mxnドットマトリックス入力データをm’x n’ドットマトリックス出力データ内にマッピングし(ここに、m’はmの整数倍の数であり、n’はnの整数倍の数であり、m’及びn’の中のいずれか1つが1より大きい数である)、記憶されている平滑化基準を介して縁部の平滑化を実施するために出力データを処理することによって実行される。
【0003】
この場合、前記のマッピング過程及び処理過程は、入力データによって表される個々のドット内のあらゆるグレースケールパターンに影響を及ぼすことなしに達成される。例えば、ここで、m及びnがインチ当たり300ドットの場合(1インチ平方あたり300dpix300dpi入力画素画像と、効果的な倍解像度600dpix600dpi出力画素画像)を考える。mとnが同じであるか、或いは、異なっても差し支えなく、整数の解像度乗数は所要の印刷品質、処理能力、及び、コスト目標と矛盾しない任意の正の整数である場合には(解像度増加を達成するためには少なくとも一方の数が1より大きいこと)、本方法及びシステムは一般的に適用可能であることを理解されたい。
【0004】
【従来技術及びその問題点】
300dpi程度の解像度が比較的低く、一般に垂直及び水平両方向において解像度が等しいようなインク噴射プリンタ及びレーザプリンタ用にインストールされた大きいデータベースが存在する。最近、600dpi解像度画像を生成する能力を持つ解像度の更に高いプリンタにより、優れた印刷品質が提供されるようになった。300dpiの文書、用途、または、生成された画像データベースから600dpi画素データを作ることを要求することは、高い方の解像度プリンタをドライブするホストコンピュータに過度の負担をかけることになる。そのためには、ホストに容量の大きい記憶装置が必要とされるばかりでなく、600dpiプリンタの処理能力も低下させる。従って、処理能力を大幅に犠牲にすることなく、多くの印刷用として更に解像度の高いプリンタの出現が望まれる。
【0005】
【発明の目的】
本発明は、上記した従来技術の欠点を除くためになされたものである。
【0006】
【発明の概要】
低い解像度の使用および解像度の低いデータベースとの互換性を保持し、高い解像度のプリンタを利用し、また、高い処理能力を維持するためには、必要とされるあらゆる画素画像データ処理は、ソースコンピュータでなく行先プリンタにおいて行われることが望ましい。
【0007】
また、画素画像データ処理用のスマートプリンタコントローラを設け、当該コントローラにコンピュータから300dpi解画像データを受信させ、より低い品質とより高い品質の印刷結果をそれぞれ得るために300dpi解像度のプリンタ(変換オーバーヘッド利用せず)及び600dpi(又は、より高い)解像度のプリンタ(最小限度の変換オーバーヘッドを利用)をドライブするようにしてもよい。
【0008】
これらの目標及び利点は、300dpi入力画素データ画像をぎざぎざでなく平滑化された縁部を持つ対応する600dpi出力画素データ画像にマッピングする、本発明の方法及び装置に従って達成可能である。各入力画素は、各入力画素を囲む定義済み近傍内の画素に関して分析され、画像全体に含まれるコンテキスト(文脈)に関して所要の平滑化特性を有する対応する2x2置換え画素内にマップされる。この操作は、ぎざぎざを生成する可能性を持つパターンを表す、事前に定義された入力データテンプレートと逐次比較することによって遂行される。300dpi入力画素画像の特徴の保存すると共に、600dpi出力画素画像の縁部を平滑化するためには、対応する出力画素4個組の中の各々4個の画素、即ち、ここでスーパー画素と称する画素は、入力画素がオンであるか又はオフであるかには無関係に、オン又はオフのいずれかとなる。低い方の解像力入力画素画像のグレースケーリング(又は、いわゆるハーフトーン)は、保存されることが好ましい。
【0009】
【実施例】
プリンタのコントローラに入力を供給するために、比較的狭いバンド幅のデータ通信リンクを介して、インク噴射プリンタによってホストコンピュータから受信可能な、例えば300dpi程度の比較的低い解像度の画素画像を図1Aに示す。解像度を、例えば2倍に上げて、例えば600dpi程度の比較的高い解像度にした場合に入力されたこの種の画素画像を図1Bに示す。この場合、オフ状態であった各々のオリジナル画素は、対応するスーパー画素内に4つのオフ画素を持ち、オン状態であったオリジナル画素は、対応するスーパー画素内に4つのオン画素を持つ。図1Bから明らかなように、解像度の低い方の入力画素画像のぎざぎざのある縁部(即ち、ぎざぎざ)と同じぎざぎざが解像度の高い方の画素画像に反復されたに過ぎないので、画素解像度が増加しても、印刷の品質は改良されない。
【0010】
本発明の方法に従い、6個の600dpi画素が効果的に除去され(白丸で示す)、6個の別の600dpi画素が効果的に加えられた(斜線を引いた丸で示す)重要な縁部平滑化過程を図1Cに示す。図1Cにおいて点線によって示された大きい方の円に含まれる解像度の高い方の2つの画素は縁部平滑化過程によって加えられたものであり、図2及びテーブル1を参照しながら、幾分詳細に検討することとする。図1Dは、前記の過程の結果として得られる解像度の高い方の印刷用画素画像を示し、この画像は、解像度が増加したばかりでなく、その縁部のぎざぎざは、解像度の低いオリジナルの入力画素画像の場合よりも平滑化されて高品質化されている。
【0011】
図2は、81個の正方形セルで構成されるアレイにおける入力画素画像を概略的に示す(図2には、関係のある幾つかのセルのみを示し、残りのセルは図示しない)。この図においては、300dpi画素の位置が、デシグネイタ(指定子)としての行(英文字)と列(数値)の組み合わせによって表される。例えば、アレイの中心に位置するセルは、E5セル又はE5画素と呼ばれる。太い実線で縁部取りした画素E5は、高品質印刷を達成するための600dpiスーパー画素によってどのように表現されるかを決定するために、本発明の方法に従って処理されつつある入力画素であるものとする。図2において、セルE5を含めた黒塗りセル及び斜線を施したセルは、高品質の印刷済み出力を生成するために縁部が平滑化されることが好ましい入力画素パターンを表す。パターンは、関心の対象外であることを表す明き又は空白(白)セル、オン状態にある画素を表す占拠又は満室(黒)セル、及び、オフ状態にある画素を表す斜線を施したセルによって構成される。中心に位置する画素E5を囲む図示されたウィンドウ内のオン画素およびオフ画素で構成されたパターンは、印刷前に解像度の高い方のデータによる調整が行われなかった比較的低い印刷品質の出力済み又は印刷済み画素画像を表すものである。
【0012】
図2を更に詳細に分析すれば、解像度の低い方の入力画素画像においてセルE4、F4、G4、H4、及び、D5がオンであり、同じくこの画像においてセルE5、F5、G5、H5、D6、E6、F6、及び、E7がオフであるならば、ぎざぎざを平滑化するように解像度の高い方の画素画像が調節されない限り、残りのセルのオン/オフ状態には関係無く、望ましくないぎざぎざが出力に現れることが分かるはずである。この種の入力画素画像を最も適した程度に平滑化すること、ひいては、高い印刷品質を得ることは、4つの600dpi画素P1、P2、P4、P8としてSに提示される四画素またはスーパー画素の挿入図によって示されるように、画素E5に対応する600dpiスーパー画素内における上側2つの画素がオンであり、下側2つがオフである場合に達成される。中心に位置する所定の画素を含み、この画素を囲むウィンドウ内の81個の300dpi画素は、ここでは、中心画素の近傍と称する。
【0013】
入力画素画像パターンは無数に存在するが、高い方の解像度を持つ印刷出力においてぎざぎざを回避するために検討対象としなければならない典型的なパターンを図2に示す。本発明に係る方法及び装置に従い、82個のこの種のパターンをテンプレート又は論理アレイとして示す。この場合、論理アレイは、ブールバリアブルで構成され、種々のパターンを表すために、これらのバリアブルがオン、オフ又はマスク(検討対象外であることを示す)される。全てのこの種テンプレートは、4つの回転方向の各々の方向において、81個の対応するセル入力画素サブ画像と、入力画素画像内の各画素に関して対比されていることが分かる。単一マッチした場合には(回転によって作られる4つの方向の各方向において各テンプレートが一意的である場合を単独マッチと称する。一方、複合マッチした場合には、結果としてただ1つの出力スーパー画素が作られる。)、所定の画素に対応するスーパー画素は、そのオン/オフ四画素が事前に定義された組合わせとなるように再作成される。
【0014】
換言すれば、当該入力画素画像内に図2に示す近傍パターンが発見される度に、その中心画素、即ち画素E5は、600dpi出力画素画像内において、上側2画素がオンであって下側2画素がオフであるような図に示すスーパー画素に置き換えられる。同様に、入力画素画像の処理中にテンプレートマッチが発見される度に、そのままでは解像度の高い方の印刷出力の品質を低下させるおそれのあるぎざぎざに対し最高の方法で対処することが判定されている方法に従って、オリジナル画素画像の中央画素に関して対応するスーパー画素が再生成される。結果として、処理コストをホストコンピュータ又はそのユーザーでなく、プリンタに負担させることにより、高解像度の非常に改良された縁部平滑化済み印刷品質が達成される。ソフトウェア、ファームウェア、或は、プリンタ及びそのコントローラの複雑さ、速度、及び、コストに対する影響を最小限に抑制するために最も好ましい方法として、このような処理がハードウエアにより容易に実施可能である。
【0015】
本発明にかかる好ましい方法に従って使用される82枚のテンプレートを、それらの論理式を定義することによりテーブル1に示す。
【表1】
【表2】
【表3】
【表4】
【表5】
【表6】
テーブル1において、同等記号の左辺は、T1からT82まで番号順に配置されたテンプレートであり、右辺は、番号をつけられた各テンプレートに対応する論理組合わせを示す。組合わせられる論理変数(バリアブル)または項(ターム)は、図2に示すように、所定の画素を囲む近傍内の論理的入力画素に対応することを理解されたい。論理否定(否定:NOT)オペレータ(演算子)は、縦書きの鍵括弧記号によって表され、論理的ANDは、論理組み合わせ内のキャップ記号によって表わす。テーブル1に示すテンプレートは、高品質の縁部円滑化済み出力画素画像を生成するために経験的に決定されたものであるが、本発明の有効範囲から逸脱することなく改変可能であることを理解されたい。
【0016】
当該技術分野に熟練した者であれば、テンプレート及びそれらの特定パターンの数は、種々の印刷用途において高品質の疑似600dpi出力を供給するために経験的に決定されたものであることが理解できるはずである。テーブル1記載の式によって定義されたテンプレートは、縁部平滑化の最適の方法を表すものと確信され、次に示す種々の、場合によっては競合することのある目標に適合する。
1)可能な限り広範囲に亙ってストロークウエイトを保存すること。
2)入力画素画像の特徴のシフトを最小限にし、シフトが必要である場合には、特徴のシフトは最小限とし(1つの単一600dpi画素幅を絶対に超過しない)、同一方向であること。
3)曲線、交差、終了点、及び、セリフが正確に再生されるような方法においてキャラクタフォントを円滑化すること。
4)図形的または絵画的画素画像の灰色基準化された入力またはハーフトーンを保存すること。
【0017】
入力画素画像において、画素E4、F4、G4、H4、及び、D5がオンであり、画素E5、F5、G5、H5、D6、E6、F6、及び、F7がオフである場合はT56(図1Cの点線で縁部取りされたスーパー画素を生成する図2に示すテンプレートである)によって表されることがテーブル1から理解される。残りの論理的入力画素は縁部平滑化の決定には影響しないので、これらの画素は検討対象としては取り扱わず、従って、T56に関する組合わせ項としては現れない。テーブル2記載のブール論理方程式を実行することによって図2に示される出力スーパー画素内の論理的画素を、これらの論理的画素が対応する画素から得られた反復的な最初の状態から選択的に変更することは簡明であり、これら論理方程式の入力は、各テンプレートに関して入力画素画像が当該テンプレートにマッチするかどうかを指示する論理変数である。この場合、カップ記号は、次のテーブルのように、論理的ORオペレータ(演算子)を示す。
【表7】
【0018】
四画素の左上の画素P8がトグルされるべきか或いは変更されるべきかはCHANGE P8方程式によって定義され、右上の画素P4が変更されるべきか否かはCHANGE P4方程式によって定義され、左下の画素P2の同じ問題に関してはCHANGE P2方程式によって定義され、右下の画素P1の同じ問題に関してはCHANGE P1方程式によって定義されることを理解されたい。例えば、図2において、テンプレートT56にマッチすると、T56をハイにセットする。従って、前記方程式の解により、CHANGE P8及びCHANGE P4はハイになり、一方、CHANGE P2及びCHANGE P1はローになる。これは、四画素またはスーパー画素の左上及び右上画素P8、P4に対応し、Sは、トグルされるか、或は、もとのオフ状態からオン状態に変更され、左下及び右下の画素P2、P1は、図2と示すように、もとの状態のまま残される。テーブル1には僅かに82個のテンプレートが記載され、前記方程式にも同じ数のテンプレートが引用されているにすぎないが、実際にはマッチ可能な入力画素画像パターンは328個ある(ここに説明する実施例には、その中の12個が複写済みである)。換言すれば、処理される低い解像度の方の各画素に関して、高解像度画素の印刷を決定するために適用しなければならない328条のパターンマッチング規則がある。328条全ての規則を実行するために必要な回路を余り複雑にしないために、本発明方法では、82個のテンプレートに関連した入力画素画像を連続的に再方向づけ(リオリエンテーション)することによって、残部の処理を控えることができる。この場合のリオリエンテーションはハードウェアにおいて実施することが好ましい。
【0019】
4つの異なる方法、例えば、入力画素画像に対して、1)標準、2)y軸の回りに鏡映、3)左回りに(CCW)回転、4)y軸に関して鏡映し、次に、左回り(CCW)に回転することによって入力画素画像を方向づけし、更に、連続した各入力画素画像方向に関して、入力画素画像が82個のテンプレートにマッチするかどうかを決定することにより、わずか82個のテンプレート又はパターン‐マッチング論理組合わせを実行するだけで、328個全ての可能なマッチングについて考察される。中心画素に関して近傍画素が平滑化に及ぼす影響の4方向対称性を考慮することによって得られる利点を利用することにより、ここで提案される解決方法のコスト及び複雑さの観点から重要な利点がえられる。
【0020】
入力画素画像を再方向付け(リオリエント)する方法を用いると、図5A及び5Bに示すように、テンプレートはハードウェアPLAにおいて都合よく実行可能になるが、例えば、入力画素画像の代りにテンプレートのリオリエントを可能にするような代替方法が利用可能であることを理解されたい。好ましい方法及びシステムは、本質的には、他の画像に対する入力画素画像のリオリエンテーション又は他のテンプレートに対するテンプレートのリオリエンテーションを実施することであると見なしても差し支えない。
【0021】
本発明は、次のように要約される、即ち、本発明にかかるドットマトリックス画素画像グレースケール保存・縁部平滑化プリンタシステムは、例えば300dpix300dpiのような第1の事前定義された解像度を持つ例えば図2に示す入力画素画像のような入力画素画像を有することが好ましい。この場合、例えばその中央画素のような入力画素画像内の所定の画素は事前に定義されたオン/オフ状態及び関連シェーディングファクタを持ち、更に、1つ又は複数の軸における第1の事前定義された解像度の例えば2のように1よりも大きい整数の倍数倍に相当する例えば600dpix600dpiのような第2の事前定義された解像度を持つ図2に示す出力画素画像のような、メモリーを基調とする出力画素画像を有することが好ましい。更に、入力画素画像内の所定の画素及び例えば80個のような事前に定義された個数の入力画素画像内の所定の画素を囲む近傍画素を分析し、それによって、例えば図2に示すスーパー画素Sのように多重配置されたスーパー画素によって構成される画像のような倍加された解像度を持ち、入力画素画像よりも平滑化された画素画像を生成して出力するために、例えば、記述のコンビネータ的及び順次的な論理回路のようなプロセッサを有することが好ましい。
【0022】
プロセッサにより、各近傍画素の現在のオン/オフ状態を決定し、例えば図2におけるスーパー画素Sの4つの600dpix600dpi画素のような、より高い解像度の比較的多数の画素で構成される対応する1組の画素内に所定の画素のオン/オフ状態の事前に定義された関数として近傍画素のオン/オフ状態を設定することが好ましい。図3から更に明瞭に分かるように、プロセッサは、例えば、所定の画素のオン/オフ状態と合致するオン/オフ状態と関連した1組の画素の中の任意の画素が所定の画素のシェーディングファクタと同じシェーディングファクタを持つように、所定の画素と関連したシェージングファクタと合致する出力画素画像の各画素と関連したシェーディングファクタを設定する。従って、入力画素画像のグレースケールは、灰色基準化された領域内に保存されるが、グレースケールデータを持たない領域内においては、解像度倍され、縁部平滑化力される。
【0023】
本発明を説明する別の方法は、本発明をインク噴射またはレーザプリンタと共に使用するための低解像度画素画像から高解像度画素画像へのプロセッサと見なす方法である。前記の方法によって説明されるプロセッサは、例えば図2のウィンドウ及び中央画素のような特定の1つの画素を含む所定の1つの低解像度の入力画素画像ウィンドウを表すデータを受信する論理回路を有し、この回路は、(1)この種の低解像度ウィンドウ内の画素と(2)事前に定義された1組の複数の画素画像パターンとの間の比較を実施する。この回路は、前記の比較結果に従って前記所定の画素に対応する例えば図2のスーパー画素Sのような高解像度画素画像の事前に定義された状態を表す1組の多重出力信号を生成する回路であると見なしても差し支えない。この種の出力信号は、インク噴射またはレーザプリントヘッドをドライブし、前記の低解像度入力画素画像ウィンドウに対応する高解像度画素画像を生成する。高解像度画素画像内の多重画素のオン/オフ状態と低解像度入力画素画像の平滑化を実施する1つの所定画素のオン/オフ状態との間には事前に決定された相関性があることは重要である。これについては、図2のテンプレートT56に関して既に説明済みである。
【0024】
図3A及び3Bにおいて、論理フローチャートは、本発明にかかる好ましい方法を示す。図3A及び3Bに示す入力画素画像を解像度倍する方法は、例えば600dpix600dpiのように比較的解像度の高いプリンタにおいて使用される。この場合、ホストコンピュータからの入力画像解像度は、当該プリンタの解像度よりも比較的に低い。この方法は、10から出発し、先ず、12において、プリンタ又はプリンタコントローラに印刷しようとする近傍内の低解像度(LOW RES)画素画像データを入力する。この種入力データは、垂直プリントヘッド、画素データの全ラスタ、画素データの部分的ページ、又は、印刷しようとする画素データの全ページを対象としたコラム状画素データを表すことができることを理解されたい。本発明にかかる好ましい方法及びシステムに従えば、定義された近傍内のこの種低解像度入力画素データは、大きい画素データ緩衝方式を必要としないことは有利である。その理由は、容易に理解出来るように、入力画素データは、拡大され、プリンタの処理能力に影響しないレートにおいて随意に平滑化されることに因る。
【0025】
この方法は、更に、14において、近傍内の中央画素のような第1の、又は、所定の画素を選択する過程を有する。低解像度の入力画素画像データはグレースケール可能であるので、16において、定義済みウィンドウ内にこの種グレースケールデータが1つでも所在するかどうかあるかどうかが決定される。この種定義済みウィンドウは、オン又はオフのいずれかであることがテンプレートによって定義されている所定の画素の周りの1組の中間近傍画素を有することが好ましい(この種の定義済みウィンドウ内に所在すると見なされないことは検討対象外とする)。中間近傍画素を有する場合には、この種ウィンドウ内において高解像度で生成しようとする第1又は所定の画素は、18において、解像度が、灰色又は陰付き出力印刷パターン画素又は複数の画素で構成される組の中に、例えば2倍というように単に拡大されるだけであり、これによって、平滑化、ひいては、ハーフトーン画像歪み、又は、それに起因するコントラストの喪失は起きない。従って、定義済み入力画素データウィンドウ内のグレイスケールされたデータの場合、この種ウィンドウは、81画素近傍全体よりも小さいことが好ましく、高い方の解像度において生成された複数画素による画像においては、低い方の解像度を持つ入力画素画像データのグレースケールが保存される。
【0026】
定義済みウィンドウ内にグレーが所在しない場合には、図3A及び3Bに示すように、20において、第1の、又は、所定の画素のマッピングが行われ、このマッピングには、入力画素データ内の単数の各画素に関して、画素データの種々の方向において単数画素を囲む画素データと事前に定義された複数の画素データテンプレートとを比較し、それによって、前記の比較対象間に事前に定義された相関性が存在するかどうかを決定する過程が含まれることが好ましい。相関性がある場合には、20において、1つ又は複数のテンプレートマッチによって示されるように、すなわち、テンプレートとのマッチの結果が構造体によって論理的に累積または合計されるような一連の CHANGE BITS | = TEMPLATE MATCH〔DEFAULT(デフォルト)/MIRROR(鏡映)/ROTATE CCW(左回転)/MIRROR THEN ROTATE CCW(鏡映後左回転)〕構造体によって表されるように,この方法は、更に、当該単数画素に関して、この種の場合と関連した一意的に定義済みの平滑化代用複数画素画像に従い高い方の解像度において、例えばスーパー画素S、すなわち、OUTPUT SUPER−PIXEL=E5 XOR(排他的論理和)CHANGE BITS論理構造体によって表されるような、1つの複数画素画像を生成する過程を有する。
【0027】
更に、本方法は、22において、18 又は20において生成された出力スーパー画素を、プリントバッファへ挿入し、24において、物理的印刷要素データが全て拡大済みか否かを判定する過程を有する。拡大済みでない場合には、26において、次の低解像度入力画素(次の所定画素になる)が選定され、前述の過程16及び18、又は、20が繰り返される。印刷要素が全て拡大済みである場合には、28において、高解像度(HIGH RES)データが印刷される。高い方の解像度において生成された複数画素画像を28において印刷する過程は、印刷済み出力における高い方の解像度の画素画像の縁部平滑化を実施することを理解されたい。30において表示されるように、処理されるべき低解像度入力画素データがまだ存在する限り、後続する入力画素画像データは、12において開始して全く同様に処理される。それ以上データが存在しない場合には、勿論、入力画素画像データ処理は、32において停止する。
【0028】
要約すれば、図4A1、4A2、4B、4C1、4C2、4Dから4Gまで及び4H1、及び、4H2は、本発明にかかる解像度増加および縁部平滑化の方法およびシステムにおいて使用され、それによって出力済みスーパー画素が生成される82個のテンプレートを略図的に表す。これらの図において、括弧の上側には、(テンプレートの定義済された種々の方向の各方向において)入力画素画像データの比較対象とされるテンプレートを示し、括弧の下側には、マッチした場合に生成される対応するスーパー画素を示す。テンプレートT1からT82までは、テーブル1記載のテンプレート方程式に対応することを理解されたい。パターンマッチテンプレートは、多数の入力画素画像を理解する一助となるものと判断し、完全を期するために記載した。これら多数の入力画素画像は、本発明にかかる方法及びシステムに従ってそれらの縁部が円滑化されなかった場合には、低印刷品質をもたらすこととなる。
【0029】
最後に5A及び5Bにおいて、本発明の好ましい実施例において、入力画素を出力スーパー画素内へハードウェア処理する過程は、プリンタ又はプリンタコントローラ内のハードウェアプロセッサ又は論理回路によって行われ、この場合、入力画素画像のオリエンテーション(方向づけ)及びリオリエンテーション(再方向づけ)は、複数の2から1マルチプレクサ(MUX)44、46を使用して組み合わせ的に達成可能であり、これらのマルチプレクサは、1つ又は複数の(左から右への)監視過程と4サイクルクロックシーケンスにおける入力画素画像データの(CCW)回転との組み合わせを効果的に生成する。更に、テンプレートマッチングのための論理(ロジック)は、MUX44、46と結合したプログラム済み論理アレイ(PLA)48の使用によって組み合わせ的に達成可能である。
【0030】
PLA48の出力は、最初に「非回転され」(実際には、右回り方向に逆回転され)、次に、それぞれMUX50、52によって非鏡映され、MUX52の出力に、CHANGE P8、CHANGE P4、CHANGE P2、CHANGE P1を生成する。連続する入力画素画像オリエンテーションの間の4ビットラッチ又はDフリップフロップアレイ54a、54b、54c、54dをRESETした後で、CLOCKすることにより、出力スーパー画素Sが(同期的に)生成可能であることを理解されたい。図に示すように、Dフリップフロップ入力は、それらの出力の論理和であり、テーブル2に記載された論理方程式を実行するPLA48のオリエンテーション復元されたCHANGE P8、CHANGE P4、CHANGEP2、CHANGE P1出力である。最後に、CLOCK信号と同期的に操作されるMUXゲートCONTROL回路56は、MUX44、46、50、52により、入力画素画像オリエンテーションの連続性を制御する。勿論、ハードウェア、ファームウェア、または、ソフトウェアのいずれにせよ、代替として実現することは、本発明の有効範囲内に含まれる。
【0031】
【発明の効果】
本発明に係る方法及び装置は、上記のように構成され、作用するものであるから、より高い解像度を持つインク噴射プリンタ又はレーザプリンタ等に対して、比較的バンド幅の狭い通信リンクを経てホストコンピュータから受信された低い方の解像度(例えば、300dpix300dpi)画素画像データから高い方の解像度(例えば、600dpix600dpi)画素画像を生成することを可能にする。この場合、縁部平滑化されなければぎざぎざのまま出力されるはずであるところ、高い方の解像度の印刷出力は縁部が平滑化される。高い方の解像度出力画素画像の縁部が円滑化されるような方法によって、低い方の解像度入力画素画像を高い方の解像度出力画素画像内にマッピングすることにより、余り複雑化せず比較的低コストで、しかも、ホストコンピュータ又は通信リンクに処理能力の強化および通信バンド幅の拡張という負担をかけることなく、また、システムの処理能力を低下させることなしに高品質の印刷画像が提供される。低い方の解像度の文書スキャナ及び画像データベースとの互換性は保持される。
この方法及びシステムは、300dpiから600dpiへのマッピング、及び、垂直および水平軸に沿った対称的な平滑化のみに制限されることなく、既存設備への後方互換性を要求するあらゆるシステムに対して全般的な適用可能性を持ち、更に、高い方の解像度を持つプリンタが利用可能なシステムにおける印刷の品質を大幅に改良することができる。低い方の解像度入力画像が高い方の解像度出力画素画像にマップされると同時に、選択的縁部平滑化を実施することによって、特徴定義、コントラスト、又は、トーンを実質的に喪失することなしに、グレースケーリングを含む画像データベースの印刷が可能である。
本方法およびシステムを実現することはコスト効果的であり、しかも、そのためには、プリンタコントローラにささやかな記憶装置及び処理能力が要求されるだけである。この方法は、所定の低い方の解像度の各入力画素を含む逐次方向づけされた入力画素近傍がマッチする対象とされる縁部平滑化の困難なパターンを定義するために、複数のテンプレートを使うことによって達成される。こうすれば、全ての面倒な入力が供給される可能性がある場合に、対応する全てのテンプレートを記憶しておくことが必要であることに起因する冗長性が回避される。
本発明を実施するための一態様について説明したが、本発明の趣旨から逸脱することなく改変することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1A】本図から図1Dまでは、本発明の方法により実行される入力、倍解像度化、平滑化、出力の各過程を説明するための図であり、本図は入力画素画像を示す図。
【図1B】倍解像度化された画素画像を示す図。
【図1C】平滑化の過程を示す図。
【図1D】出力画素画像を示す図。
【図2】図1Bおよび図1Cの倍加解像度化及び平滑化を実行する際に使用される、入力パターンマッチングテンプレートの典型例を説明するための図。
【図3A】本発明方法の流れ図。
【図3B】本発明方法の流れ図。
【図4A1】入力パターンマッチングテンプレートを示す図。
【図4A2】入力パターンマッチングテンプレートを示す図。
【図4B】入力パターンマッチングテンプレートを示す図。
【図4C1】入力パターンマッチングテンプレートを示す図。
【図4C2】入力パターンマッチングテンプレートを示す図。
【図4D】入力パターンマッチングテンプレートを示す図。
【図4E】入力パターンマッチングテンプレートを示す図。
【図4F】入力パターンマッチングテンプレートを示す図。
【図4G】入力パターンマッチングテンプレートを示す図。
【図4H1】入力パターンマッチングテンプレートを示す図。
【図4H2】入力パターンマッチングテンプレートを示す図。
【図5A】本発明方法を実施する論理回路の簡単なブロック図。
【図5B】本発明方法を実施する論理回路の簡単なブロック図。
Claims (1)
- 第一の解像度を有するインクジェットプリンタまたはレーザプリンタ用の入力画素画像解像度を倍数化する方法であって、入力画素画像は前記第一の解像度より低い第二の解像度を有し、前記入力画素画像は、前記第二の解像度の入力画素データによって規定され、また前記入力画素データは、グレースケールと関連性があってもよく、以下の(a)および(b)のステップを有する方法、
(a)インクジェットプリンタまたはレーザプリンタにおいて、前記第二の解像度の前記入力画素データを前記第一の解像度上の画素画像へマッピングするステップであって、前記マッピングするステップは、各単一の画素が前記グレースケールと関連性がない場合には、前記単一の画素の近傍の画素データと、複数の事前に定義した画素データテンプレートと比較し、事前に定義した補正データが存在するか否かを判定し、もし存在すれば、前記単一の画素を前記第一の解像度を有する事前に定義した複数の画素画像と交換し、前記各単一の画素が前記グレースケールと関連性がある場合には、前記各単一の画素を、解像度を単に拡大するようにして対応する複数の画素画像を生成することによって前記第二の解像度の前記入力画素画像のグレースケールを保存するように実行し、前記マッピングするステップは、各単一の画素が前記グレースケールと関連性がない場合に、前記テンプレートと、前記単一の画素の近傍の前記画素データとを、方向付けしては比較することを順次行うステップを含み、及び
(b)前記交換された複数の画素画像を前記第一の解像度で印刷し、前記第一の解像度の画素画像の縁部を平滑化するステップ。
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