JP3294249B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP3294249B2
JP3294249B2 JP26506894A JP26506894A JP3294249B2 JP 3294249 B2 JP3294249 B2 JP 3294249B2 JP 26506894 A JP26506894 A JP 26506894A JP 26506894 A JP26506894 A JP 26506894A JP 3294249 B2 JP3294249 B2 JP 3294249B2
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徳良 千葉
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T3/00Geometric image transformations in the plane of the image
    • G06T3/40Scaling of whole images or parts thereof, e.g. expanding or contracting
    • G06T3/403Edge-driven scaling; Edge-based scaling

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Laser Beam Printer (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ある解像度の入力画像
を、パターンのエッジがスムーズ化された複数の異なる
解像度の出力画像に変換するための画像処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種の従来技術として、例えば特開平
5−177867号の画像処理装置が知られている。こ
の従来装置は、例えばレーザビームプリンタにおいて出
力画像の解像度を300dpi(ドット/インチ)と6
00dpiとに切り換えるために用いられるもので、プ
リンタコントローラとプリンタエンジンとの間に接続さ
れた2つの補間論理回路を備え、プリンタエンジンの解
像度を選択する信号によって、この2つの補間論理回路
の一方が選択的に作動するようになっている。そして、
その2つの補間論理回路の一方は、プリンタコントロー
ラから300×300dpiの画像を入力して、その入
力画像のパターンのエッジをスムーズ化して1200×
300dpiの出力画像に変換する機能を有する。ま
た、他方の補間論理回路は、同入力画像の解像度を2倍
にすると共にパターンエッジをスムーズ化して1200
×600dpiの出力画像に変換する機能を有する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来装置の一つの
問題は、選択できる解像度の種類数に対応した個数の補
間論理回路が必要であるため、ハードウェア量が多くな
り、コストが高くなる点である。
【0004】従って、本発明の目的は、ある解像度の入
力画像を複数の異なる解像度の出力画像に変換するため
の画像処理装置において、そのハードウェアの大部分を
解像度に依存しない単一の共通回路とすることにより、
全体のハードウェア量を小さくすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ある解像度の
入力画像をスムージング処理された出力画像に変換する
ための画像処理装置において、入力画像を受けて、スム
ージング処理された第1の出力解像度の出力画像を得る
ために入力画像に施すべき第1のエッジ補正量を演算す
る補正量演算手段と、この第1のエッジ補正量を受け
て、スムージング処理された第2の出力解像度の出力画
像を得るために入力画像に施すべき第2のエッジ補正量
に変換する解像度変換手段と、第1のエッジ補正量及び
第2のエッジ補正量の一方を選択的に入力して、入力し
たエッジ補正量を入力画像に施すための処理を行って対
応する解像度の出力画像を作成する出力画像作成手段と
を備えたことを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明の画像処理装置は、第1の出力解像度と
第2の出力解像度の少なくとも2種類の解像度の出力画
像を選択的に出力することができる。この装置は、補正
量演算手段と、解像度変換手段と、出力画像作成手段の
3つの構成要素を備える。
【0007】補正量演算手段は、入力画像を第1の出力
解像度の出力画像に変換するためのスムージング処理を
行うもので、入力画像のパターンのエッジをスムーズ化
するための第1のエッジ補正量を計算する。
【0008】一方、解像度変換手段は、第1のエッジ補
正量を入力し、これを、第2の出力解像度の出力画像を
得るための第2のエッジ補正量に変換する。
【0009】第1のエッジ補正量と第2のエッジ補正量
は、何れか一方が選択的に出力画像作成手段に入力され
る。出力画像作成手段は、入力したエッジ補正量を入力
画像に施すための処理を行う。従って、第1のエッジ補
正量が入力された場合は、第1の出力解像度の出力画像
が作成され、第2のエッジ補正量が入力された場合は、
第2の出力解像度の出力画像が作成される。
【0010】この装置においては、補正量演算手段と出
力画像作成手段とは、第1及び第2の出力解像度を通じ
て共通に使用される。解像度変換手段だけが第2の出力
解像度に専用に使用される。従って、選択できる解像度
が増えることによるハードウェア量の増加は、解像度変
換手段の分だけであるため、全体のハードウェア量は従
来技術に比較して少なく済む。
【0011】好適な実施例は、出力解像度として300
dpiと600dpiが選択できるが、上記解像度変換
手段に相当する解像度変換部の装置全体に占める割合は
非常に小さい。そのため、この実施例装置のハードウェ
ア量は、従来の300dpiしか出力しない装置のハー
ドウェア量と大差がない。
【0012】
【実施例】図1は、本発明を適用したレーザプリンタの
制御装置の一実施例のハードウェア構成を示す。
【0013】この制御装置1は、パーソナルコンピュー
タのような外部装置3から印刷データを受信し、この印
刷データに基づいて出力画像のビットマップデータを作
成し、このビットマップデータを実際の画像形成を行う
ためのレーザビーム変調回路5に出力するものである。
ここで、レーザビーム変調回路5の解像度(以下、出力
解像度という)は例えば300dpiと600dpiの
2種類の間で選択可能であり、選択された出力解像度に
対応して、制御装置1の作成するビットマップデータの
解像度も変更されるように構成されている。本発明の一
つの特徴は、そのビットマップデータの解像度変更のた
めの構成、具体的には後述するビットマップデータ発生
回路27において具現化されている。
【0014】この制御装置1は、印刷データを処理する
ための中央処理装置(CPU)11、主記憶やワークエ
リアや受信バッファ等として用いられるRAM13、C
PU11の動作プログラムを格納したROM15、印刷
データ内のキャラクタコードをキャラクタのビットマッ
プデータに変換するためのフォントデータを内蔵したキ
ャラクタジェネレータ17、及び、印刷データに基づい
て生成されたページ単位の画像のビットマップデータを
格納するページフレームバッファ19を備えている。C
PU11は、クロック信号発生回路21からのクロック
信号に同期して動作する。
【0015】外部装置3から受信された印刷データは、
インターフェイス回路23を介してバス25に取り込ま
れ、CPU11により処理されて、レーザビームを変調
するための基本的なビットマップデータに変換され、ペ
ージフレームバッファ19に格納される。この基本的な
ビットマップデータの解像度は水平方向300dpi×
垂直方向300dpiである。
【0016】尚、以下の説明では解像度を例えば「12
00dpi×300dpi」のように表現するが、ここ
で「×」の前の数字は水平方向の解像度、後の数字は垂
直方向の解像度を示すこととする。
【0017】この300dpi×300dpiの基本的
なビットマップデータは、ビットマップデータ発生回路
27に読み込まれ、ここでパターンのエッジをスムーズ
化するための処理(以下、スムージング処理)を受け
て、最終的なビットマップデータに変換される。この最
終的なビットマップデータは、既に述べたように、選択
されている出力解像度に対応した解像度で作成される。
即ち、出力解像度が300dpiの場合には、最終的な
ビットマップデータの解像度は1200dpi×300
dpiであり、出力解像度が600dpiの場合、それ
は1200dpi×600dpiである。ここで、水平
方向の解像度が1200dpiとなるのは、スムージン
グ処理を行った結果である。即ち、スムージング処理は
基本的なビットマップデータの1画素の4分の1に相当
する横幅をもつドットを、パターンのエッジの段差形状
の部分に追加又は削除することにより、エッジが段差な
く滑らかに見えるように修正するものである。
【0018】さて、上記最終的なビットマップデータは
レーザビーム変調器5に出力されて、レーザビームをオ
ン/オフ変調する。また、CPU11は、ビットシフト
回路29及びアドレス回路31を介して、感光体ドラム
7の駆動を制御して、ビットマップデータの書込みに適
するように感光体ドラム1の回転を制御する。これによ
り、レーザビームが感光体ドラム7の表面に、最終的な
ビットマップデータに対応した静電潜像を描くことにな
る。
【0019】更に、CPU11は、I/O制御回路33
を介してビットマップデータ発生回路27に対して各種
の制御信号を送る。また、レーザビーム変調回路5から
も、ビットマップデータ発生回路27に対して必要な制
御信号が送られる。それらの制御信号としては、例え
ば、レーザビームのオン/オフ変調周期に同期したビデ
オクロック信号、レーザビームの水平走査の周期に同期
した水平同期信号、及び、出力解像度を選択するための
解像度選択信号などがある。
【0020】以上の構成のうち、本発明の一つの特徴を
具現化したものであるビットマップデータ発生回路27
について、以下に詳細に説明する。
【0021】図2は、ビットマップデータ発生回路27
の内部の構成を示す。
【0022】図2において、図示しないページフレーム
バッファ19より、300dpi×300dpiの基本
的なビットマップデータが、ページの最上の水平ライン
の左端の画素からスタートして各水平ラインを左から右
へそして上の水平ラインから下の水平ラインへという順
序のラスタスキャン方式により、一定のタイミングで読
み出される。読み出された1本の水平ラインの各画素デ
ータは、ラッチ41を通じて、RAM43に書込まれ
る。
【0023】RAM43は、1水平ライン分のビットマ
ップデータを保持できる容量を各々持った9本のFIF
Oメモリを並列させたのと等価な構成であって、上述し
たラッチ41からの1水平ラインのデータは第1本目の
FIFOメモリに書込まれる。また、後述する8つのラ
ッチ45〜59からの8水平ラインのデータは、RAM
43の2本目から9本目のFIFOメモリにそれぞれ書
込まれる。従って、RAM43には、連続する9本の水
平ライン分のビットマップデータが記憶されていること
になる。
【0024】このRAM43からは、記憶されている9
本の水平ライン中の最も先に読み込まれた同一水平位置
に位置する9つの画素のデータが同期して読み出され
る。これら9水平ラインの同一位置の画素データは、9
個のラッチ45〜61を通じて、9本の9段シフトレジ
スタ63〜79にそれぞれ入力される。シフトレジスタ
63〜79は、各々に入力された水平ラインの画素デー
タを順次後段へシフトしていく。従って、シフトレジス
タ63〜79には9画素×9画素の領域のビットマップ
データが保持されることになり、しかも、その9画素×
9画素の領域は、一定のタイミングで1画素づつ水平方
向にシフトされ、その水平シフトが水平ラインの終端に
達すると1水平ライン分だけ垂直方向にシフトして、再
び同様の水平シフトを繰り返す。換言すれば、ページフ
レームバッファに格納された300dpi×300dp
iの基本的なビットマップデータの1ページが、シフト
レジスタ63〜79が作る9画素×9画素サイズのウィ
ンドウによって水平方向及び垂直方向にくまなくスキャ
ンされることになる(以下、上記ウィンドウをスキャニ
ングウィンドウという)。
【0025】このスキャニングウィンドウ内の9画素×
9画素のビットマップデータは、横線エッジ演算部81
及び縦線エッジ演算部83に入力される。横線エッジ演
算部81は、入力した9画素×9画素のビットマップデ
ータの垂直方向の微分(=白黒変化)を演算することに
より、このスキャニングウィンドウ内に存在する黒パタ
ーンの横線(=水平方向成分)のエッジ(=輪郭)を検
出するものである。即ち、垂直方向の微分が立ち上がっ
た(=白から黒へ変化した)位置の黒画素を、横線の立
ち上がりエッジ(=上側エッジ)として、また、立ち下
がった(=黒から白へ変化した)位置の黒画素を、横線
の立ち下がりエッジ(=下側エッジ)として検出する。
【0026】一方、縦線エッジ演算部83は、入力した
9画素×9画素のビットマップデータの水平方向の微分
を演算することにより、このスキャニングウィンドウ内
に存在する黒パターンの縦線(=垂直方向成分)のエッ
ジを検出するものである。即ち、水平方向の微分が立ち
上がった位置の黒画素を、縦線の立ち上がりエッジ(=
左側エッジ)として、また、立ち下がった位置の黒画素
を、縦線の立ち下がりエッジ(=右側エッジ)として検
出する。
【0027】横線エッジ演算部81及び縦線エッジ演算
部83により検出された横線及び縦線の立ち上がりエッ
ジ及び立ち下がりエッジを示すデータは、横線エッジ特
徴抽出演算部85及び縦線エッジ特徴演算部87にぞれ
ぞれ入力される。
【0028】横線エッジ特徴演算部85は、検出された
横線の立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジがそれぞ
れ、スキャニングウィンドウの中心に位置する画素(以
下、注目画素という)DXに対してどのような相対位置
にあるかという点に着目して、その立ち上がりエッジ及
び立ち下がりエッジを分類するものである。即ち、立ち
上がりエッジ(=上側エッジ)に関しては、まず、全て
の立ち上がりエッジの中から、注目画素DXに対して実
質的に上側エッジの意義をもつ所定位置関係(例えば、
図3に示すマスク領域内)にあるエッジだけを抽出し、
その抽出した上側エッジを構成する画素が注目画素DX
から上方又は下方に何画素目で左方又は右方に何画素目
に位置するかという観点から、その上側エッジの形状を
特徴付けたデータAU、BU、CU、DU、FU、GU
を計算する。また、立ち下がりエッジ(=下側エッジ)
についても、まず、注目画素DXに対して実質的に下側
エッジの意義をもつ所定位置関係(例えば、図4に示す
マスク領域内)にあるエッジだけを抽出し、その抽出し
た下側エッジを構成する画素が注目画素DXから上方又
は下方に何画素目で左方又は右方に何画素目に位置する
かという観点から、その下側エッジの形状を特徴付けた
データAD、BD、CD、DD、FD、GDを計算す
る。
【0029】ここで、上側エッジの形状特徴データA
U、BU、CU、DU、FU、GU及び下側エッジの形
状特徴データAD、BD、CD、DD、FD、GDの意
味について補足説明すれば次の通りである。即ち、図3
及び図4に示すように、マスク領域内は、注目画素DX
から左右方向への画素個数(距離)に応じてA、B、
C、D、F、Gの画素列に区分されている。そして、上
側エッジに関しては、図3のマスク領域内の画素列A、
B、C、D、F、Gの各々の白黒パターンに応じて、上
側エッジの形状特徴抽出用の所定論理式に従ってデータ
AU、BU、CU、DU、FU、GUの各々(4ビット
データ)が決められる。また、下側エッジについても、
図4のマスク領域内の画素列A、B、C、D、F、Gの
各々の白黒パターンに応じて、下側エッジの形状特徴抽
出用の所定論理式に従ってデータAD、BD、CD、D
D、FD、GDの各々(4ビットデータ)が決められ
る。
【0030】一方、縦線エッジ特徴演算部87は、検出
された縦線の立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジが
それぞれ、注目画素DXに対してどのような相対位置に
あるかという点に着目して、その立ち上がりエッジ及び
立ち下がりエッジを分類するものである。即ち、立ち上
がりエッジ(=左側エッジ)に関しては、まず、全ての
立ち上がりエッジの中から、注目画素DXに対して実質
的に左側エッジの意義をもつ所定位置関係(例えば、図
5に示すマスク領域内)にあるエッジだけを抽出し、そ
の抽出した左側エッジを構成する画素が注目画素DXか
ら上方又は下方に何画素目で左方又は右方に何画素目に
位置するかという観点から、その左側エッジの形状を特
徴付けたデータAL、BL、CL、DL、ELを計算す
る。また、立ち下がりエッジ(=右側エッジ)について
も、まず注目画素DXに対して実質的に右側エッジの意
義をもつ所定位置関係(例えば、図5に示すマスク領域
内)にあるエッジだけを抽出し、その抽出した右側エッ
ジを構成する画素が注目画素から上方又は下方に何画素
目で左方又は右方に何画素目に位置するかという観点か
ら、その右側エッジの形状を特徴付けたデータAR、B
R、CR、DR、ERを計算する。
【0031】ここで、左側エッジの形状特徴データA
L、BL、CL、DL、EL及び右側エッジの形状特徴
データAR、BR、CR、DR、ERの意味について補
足説明すれば次の通りである。即ち、図5に示すよう
に、マスク領域内は、注目画素DXから上下方向への画
素個数(距離)に応じてA、B、C、D、Eの画素行に
区分されている。そして、左側エッジに関しては、図5
のマスク領域内の画素行A、B、C、D、Eの各々の白
黒パターンに応じて、左側エッジの形状特徴抽出用の所
定論理式に従ってデータAL、BL、CL、DL、EL
の各々(ALとCLは4ビットデータ、BLとDLは6
ビットデータ、ELは2ビットデータ)が決められる。
また、右側エッジについても、図5のマスク領域内の画
素行A、B、C、D、Eの各々の白黒パターンに応じ
て、右側エッジの形状特徴抽出用の所定論理式に従って
データAR、BR、CR、DR、ERの各々(ARとC
Rは4ビットデータ、BRとDRは6ビットデータ、E
Rは2ビットデータ)が決められる。
【0032】これらエッジ特徴抽出演算部85、87に
より計算された横線及び縦線の立ち上がりエッジ及び立
ち下がりエッジの形状を特徴付けるデータは、それぞ
れ、上側エッジ補正量演算部89、下側エッジ補正量演
算部91、左側エッジ補正量演算部93及び右側エッジ
補正量演算部95に入力される。
【0033】上側エッジ補正量演算部89は、横線の上
側エッジの特徴データAU、BU、CU、DU、FU、
GUに基づいて、その上側エッジに対するスムージング
処理のためのドットの付加量及び削り量を計算する。ま
た、下側エッジ補正量演算部91は、横線の下側エッジ
の特徴データAD、BD、CD、DD、FD、GDに基
づいて、その下側エッジに対するスムージング処理のた
めのドットの付加量及び削り量を計算する。図6は、こ
の横線に対するドットの付加量及び削り量の計算結果の
一例を示したもので、図中上部に示すような元の横線パ
ターンが与えられた場合、この元パターンの上側エッジ
及び下側エッジの段差部分に、1画素の1/4サイズの
ドット(以下、1/4ドットという)が付加されたり、
削除されたりして、段差部分が滑らかに見えるように補
正される。
【0034】一方、左側エッジ補正量演算部93は、縦
線の左側エッジの特徴データAL、BL、CL、DL、
ELに基づいて、その左側エッジに対するスムージング
処理のためのドットの補正量を計算する。また、右側エ
ッジ補正量演算部95は、縦線の右側エッジの特徴デー
タAR、BR、CR、DR、ERに基づいて、その右側
エッジに対するスムージング処理のためのドットの補正
量を計算する。図7は、この縦線に対する補正量の計算
結果の一例を示したもので、図中左部に示すような元の
縦線パターンが与えられた場合、この元パターンを構成
する画素の位置を左右に1/4ドット単位でシフトする
ように、左側エッジ及び右側エッジに対する補正が行わ
れて、元パターンの段差が滑らかに見えるように補正さ
れる。
【0035】以上のようにして計算された横線及び縦線
のエッジに対する補正量は、図6及び図7からも明らか
なように、300dpi×300dpiの基本的なビッ
トマップデータを1200dpi×300dpiの最終
的なビットマップデータに変換するためのもの、つまり
出力解像度が300dpiの場合のスムージング処理の
ための補正量である。
【0036】尚、この出力解像度300dpi用の補正
量を計算するための上述したエッジ演算部81、83、
エッジ特徴抽出演算部85、87及び補正量演算部89
〜95の具体的処理内容については、特開平5−649
23号に詳細に開示されている(特に、同公報の図46
に対応する説明を参照)。同公報ではソフトウェアによ
る処理として説明されているが、その処理内容はNOT
やANDを組合せた単純な論理演算であり、本実施例で
はこれをハードロジック回路によって実現している。
【0037】さて、上記構成により演算された出力解像
度300dpi用の補正量のうち、縦線に関する補正量
はそのまま出力決定演算部103に入力される。一方、
横線に関する付加量及び削り量は、一方で後述する解像
度変換部97に入力され、他方で解像度変換部97の出
力データと共にセレクタ101に入力される。ここで、
解像度変換部97は、横線に関する出力解像度300d
pi用の付加量及び削り量を、600dpi用のそれに
変換するものである。そして、セレクタ101は、解像
度選択信号を受けて、出力解像度300dpiが選択さ
れている場合は、上記300dpi用の横線補正量を出
力決定演算部103に送り、出力解像度600dpiが
選択されている場合は、解像度変換部97からの出力解
像度600dpi用の横線補正量を出力決定演算部10
3に送る。
【0038】出力決定演算部103は、入力された横線
補正量及び縦線補正量に基づいて、スムージング処理さ
れた最終的なビットマップデータを作成する。この出力
決定演算部103の具体的処理内容も、前掲の特開平5
−64923号に詳細に開示されている。
【0039】本実施例における新規構成の一つは、解像
度変換部97によって、上述した出力解像度300dp
i用の横線補正量を出力解像度600dpi用の補正量
に変換するようにした点である。
【0040】図8は、その変換の一例を示している。図
8の上部に示すような出力解像度300dpi用の横線
に関する補正量が与えられたとすると、これは図8の下
部に示すような出力解像度600dpi用の補正量に変
換される。この変換の法則は以下の通りである。即ち、
図8に示すように、300dpiにおける1本の水平ラ
インは、600dpiでは上下2本の水平ラインに分け
られる。そして、300dpiで付加された1/4ドッ
トは、600dpiにおいては、上側エッジの上ライン
では無効(=付加しない)、上側エッジの下ラインでは
有効(=付加する)、下側エッジの上ラインでは有効、
及び下側エッジの下ラインでは無効とされる。また、3
00dpiで削除された1/4ドットは、600dpi
においては、上側エッジの上ラインでは有効(=削除す
る)、上側エッジの下ラインでは無効(=削除しな
い)、下側エッジの上ラインでは無効、及び下側エッジ
の下ラインでは有効とされる。
【0041】解像度変換部97は、この法則に従って出
力解像度600dpi用の横線の付加量および削除量を
計算する。その基本的な論理を以下に示す。
【0042】 ADD=addU・LIN2+addD・LIN1 (1) DEL=delU・LIN1+delD・LIN2 (2) PIC=pic+delU・LIN2+delD・LIN1(3) ここに、ADD、DEL及びPICは、600dpiで
の1/4ドット付加、1/4ドット削り及び1画素完全
印字をそれぞれ意味する。また、addU、addD、d
elU、delD及びpicは、300dpiでの上側エ
ッジの1/4ドット付加、下側エッジの1/4ドット付
加、上側エッジの1/4ドット削り、下側エッジの1/
4ドット削り及び1画素完全印字をそれぞれ意味する。
また、LIN1及びLIN2は、600dpiにおける
上ライン及び下ラインをそれぞれ意味するライン信号で
ある。このライン信号LIN1、LIN2は、600d
pi時の水平同期信号を数える1ビットカウンタ99に
よって生成される。
【0043】上記(1)式の論理は、300dpiにおけ
る上側エッジの下ラインでの1/4ドット付加のときと
下側エッジの上ラインでの1/4ドット付加のときにだ
け、600dpiでの1/4ドット付加を行うことを意
味する。また、(2)式の論理は、300dpiにおける
上側エッジの上ラインでの1/4ドット削除のときと下
側エッジの下ラインでの1/4ドット削除のときにだ
け、600dpiでの1/4ドット削除を行うことを意
味する。また、(3)式の論理は、300dpiにおける
1画素完全印字のときと上側エッジの下ラインでの1/
4ドット削除のときと下側エッジの上ラインでの1/4
ドット削除のときにだけ、600dpiでの1画素完全
印字を行うことを意味する。この論理に従えば、図8に
例示したような、300dpi用の横線補正量から60
0dpi用の横線補正量への変換が可能である。
【0044】尚、解像度変換部97に入力される300
dpi用の1/4ドット付加量及び削除量のデータに
は、単に付加するか削除するかを意味する情報だけでな
く、付加又は削除する1/4ドットの画素内での位置及
び個数を表す情報も含まれている。この位置と個数の情
報は上に説明した基本的論理では考慮されていないが、
解像度変換部97での実際の論理演算ではこれも考慮す
る。即ち、例えば図8の例のように、300dpiでの
付加又は削除ドットの個数と位置は、600dpiで
も、その付加又は削除が有効な画素において、そのまま
反映される。
【0045】以上のように、解像度変換部97により出
力解像度300dpi用の横線補正量から出力解像度6
00dpi用の横線補正量に変換することにより、出力
解像度300dpi用のハード資源を利用して出力解像
度600dpiにも対応できるため、従来の解像度に応
じて完全に別個の補正回路を設けていた構成に比較して
全体のハードウェア量が大幅に減少する。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ある解像度の入力画像を複数の異なる解像度の出力画像
に変換するための画像処理装置において、全体のハード
ウェア量を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したレーザプリンタの制御回路の
一実施例のハード構成を示すブロック図。
【図2】ビットマップデータ発生回路の詳細なハード構
成を示すブロック図。
【図3】横線の上側エッジの特徴を抽出する際に用いる
領域マスクの一例を示す図。
【図4】横線の下側エッジの特徴を抽出する際に用いる
領域マスクの一例を示す図。
【図5】縦線のエッジの特徴を抽出する際に用いる領域
マスクの一例を示す図。
【図6】横線補正の一例を示す図。
【図7】縦線補正の一例を示す図。
【図8】300dpi用の横線補正量を600dpi用
の横線補正量に変換した一例を示す図。
【符号の説明】
27 ビットマップデータ発生回路 41、45、47、49、51、53、55、57、5
9、61 ラッチ 43 RAM 63、65、67、69、71、73、75、79 シ
フトレジスタ 81 横線エッジ演算部 83 縦線エッジ演算部 85 横線エッジ特徴抽出演算部 87 縦線エッジ特徴抽出演算部 89 上側エッジ補正量演算部 91 下側エッジ補正量演算部 93 左側エッジ補正量演算部 95 右側エッジ補正量演算部 97 解像度変換部 99 1ビットカウンタ 101 セレクタ 103 出力決定演算部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−177867(JP,A) 特開 平5−278263(JP,A) 特開 平5−131686(JP,A) 特開 平5−95477(JP,A) 特開 平5−95471(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/38 - 1/393 G06T 1/00 - 1/40 G06T 3/00 - 5/50 G06T 9/00 - 9/40 B41J 2/00 - 3/62

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ある解像度の入力画像を、スムージング
    処理された出力画像に変換するための画像処理装置にお
    いて、 前記入力画像を受けて、スムージング処理された第1の
    出力解像度を得るために前記入力画像に施すべき第1の
    エッジ補正量を演算する補正量演算手段と、 前記第1のエッジ補正量を受けて、スムージング処理さ
    れた第2の出力解像度の出力画像を得るために前記入力
    画像に施すべき第2のエッジ補正量に変換する解像度変
    換手段と、 前記第1の補正量及び前記第2の補正量の一方を選択的
    に入力して、入力したエッジ補正量を前記入力画像に施
    すための処理を行って、入力したエッジ補正量に対応す
    る解像度の出力画像を作成する出力画像作成手段と、 を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像処理装置において、 前記補正量演算手段が、 前記入力画像から横線のエッジ及び縦線のエッジを検出
    する手段と、 前記入力画像の水平方向の解像度を高めることにより前
    記第1の出力解像度を得るための、前記横線のエッジ及
    び前記縦線のエッジに対してそれぞれ施すべき第1の横
    線補正量及び縦線補正量を、前記検出された横線のエッ
    ジ及び縦線のエッジに基づいて演算する手段とを有し、 前記解像度変換手段が、前記第1の出力解像度を持つ
    力画像の垂直方向の解像度を高めることにより前記第2
    出力解像度の出力画像を得るための、前記横線のエッ
    ジに対して施すべき第2の横線補正量を、前記補正量演
    算手段からの前記第1の横線補正量に基づいて演算し、 前記出力画像作成手段が、前記第1及び第2の横線補正
    量の一方を選択的に受けると共に前記縦線補正量を受け
    て、前記第1の横線補正量と前記縦線補正量とから前記
    第1の出力解像度の出力画像を生成し、前記第2の横線
    補正量と前記縦線補正量とから前記第2の出力解像度の
    出力画像を生成する、 ことを特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の画像処理装置において、 前記第2の出力解像度の出力画像は、垂直方向の解像度
    において前記第1の出力解像度よりも整数倍高く、その
    ために、前記第1の出力解像度の出力画像の各水平ライ
    ンに対応した複数本の水平ラインを有し、 前記解像度変換手段が、 前記第1の出力解像度の出力画像の各水平ライン毎に、
    複数本の水平ラインを区別する信号を発生する手段と、 前記第1の出力解像度の出力画像の各水平ラインに関す
    る前記第1の横線補正量を、前記複数本の水平ラインを
    区別する信号に応じて、有効とするか無効とするかを選
    択することにより、前記第2の横線補正量を得る手段と
    を有する、 ことを特徴とする画像処理装置。
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