JP3570277B2 - 通信装置および記憶媒体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえば電話装置やファクシミリ装置などにおいて、いわゆる電子電話帳機能を備えた通信装置、およびその通信装置を制御するためのプログラムを記憶した記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より電話装置やファクシミリ装置などにおいては、何度も同じ相手先に対して電話番号をダイヤル入力する手間を省くために、あらかじめ所望とする相手の電話番号をひかえて不揮発性メモリなどに発信番号として登録しておくといった電子電話帳機能が備えられている。
【0003】
また、最近の通信回線サービスの一つとして、発呼元からの呼出信号を受信するのに伴い、その発呼元の電話番号も受信情報として通知されるサービスが実現されている。そのような通知サービスに対応した電話装置やファクシミリ装置などには、受信時に受信情報から発呼元の電話番号を抽出し、そうして抽出された電話番号を受信番号として履歴に残しておくといった受信履歴記憶機能を備えたものもある。
【0004】
このような電話装置やファクシミリ装置などが接続された電話回線網においては、相手先の電話番号をダイヤル入力して発信する際、その相手先および自己に割り当てられた電話番号に含まれる所定の番号、たとえば地域番号に応じて、相手先の電話番号を部分的に変更して発信することを要する場合もある。たとえば、米国においては、発信する際の通信手順として、自己と相手先の電話番号に同じ市外局番の地域番号が含まれる場合、その相手先の電話番号から市外局番を削除してダイヤル入力する必要がある。また、自己と相手先の市外局番が異なる場合、その市外局番をダイヤル入力する前に相手先が地域外に所在することを示す地域外番号をダイヤル入力しなければならないといった通信手順が必要とされる。
【0005】
したがって、相手先の電話番号を発信番号として不揮発性メモリに登録する際には、自己の市外局番に応じて相手先の電話番号を一部変更して登録しておかなければならず、そうすることにより発信時には、不揮発性メモリから直接呼び出された発信番号がそのまま電話回線上に発信されて相手先との接続が確実かつ簡単に行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の電話装置やファクシミリ装置では、たとえば受信履歴記憶機能に基づいて得られた受信番号を電子電話帳機能に基づく発信番号として登録しておけば、より便利な使い道が提供されるが、上述したような通信手順に対応しつつ受信番号を発信番号として登録する場合、使用者が市外局番を確認しながら相手先の電話番号を一部変更するといった面倒な入力操作が必要とされ、ワンタッチ操作で簡単に受信番号から発信番号への変換を行うことができなかった。
【0007】
本発明は、上記の点に鑑みて提案されたものであって、ワンタッチ操作で簡単に発呼元の電話番号を通信手順に対応した電子電話帳機能に基づく電話番号に変換して登録することができる通信装置、およびその通信装置を制御するためのプログラムを記憶した記憶媒体を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載した発明の通信装置は、使用者により入力される多数の電話番号を記憶可能な不揮発性メモリを有し、この不揮発性メモリを利用して使用者が簡易な操作で所望の相手の電話番号を発信できる電子電話帳機能を備えた通信装置であって、受信時に受信情報から発呼元の電話番号を抽出する発呼元電話番号抽出手段と、上記発呼元電話番号抽出手段によって抽出された発呼元の電話番号を記憶する発呼元電話番号記憶手段と、自己の電話番号に含まれる所定番号を記憶する所定番号記憶手段と、上記発呼元番号記憶手段に記憶された発呼元の電話番号を一覧表示させるための第1の操作手段と、上記使用者による上記第1の操作手段の操作により上記発呼元の電話番号の一覧表示が指示されると、表示手段に上記発呼元番号記憶手段に記憶された発呼元の電話番号を一覧表示させる表示制御手段と、上記表示手段に表示された発呼元の電話番号の一覧表示の中から上記不揮発性メモリに登録すべき電話番号を選択するための第2の操作手段と、上記使用者による上記第2の操作手段の操作により1の発呼元の電話番号が選択されると、当該発呼元の電話番号と、上記所定番号記憶手段に記憶されている所定番号とを比較し、その比較結果に応じて発呼元の電話番号を部分的に変更し、その変更後の電話番号を上記不揮発性メモリに記憶させる登録制御手段とを有することを特徴としている。
【0009】
このような通信装置によれば、発呼元の電話番号を電子電話帳機能に基づいて、使用者が第1,第2の操作手段を操作して所望の発信すべき相手先の電話番号として登録する際、その発呼元と自己の所定番号に関する比較結果に応じて自動的に番号変更が行われるので、ワンタッチ操作で簡単に発呼元の電話番号を通信手順に対応した電子電話帳機能に基づく電話番号に変換して登録することができる。
【0010】
また、請求項2に記載した発明の通信装置は、請求項1に記載の通信装置であって、上記所定番号は、地域別に付与される地域番号であり、上記登録制御手段は、発呼元の電話番号に含まれる地域番号と自己の地域番号とが一致した場合、その発呼元の電話番号から地域番号を削除した後の電話番号を上記不揮発性メモリに記憶させている。
【0011】
このような通信装置によれば、請求項1に記載の通信装置による効果に加えて、発信すべき相手先の地域番号と自己の地域番号とが一致する場合、その相手先の電話番号から地域番号を削除して発信しなければならないという通信手順に対応するので、そのような具体的な通信手順に対応させつつ発呼元の電話番号を電子電話帳機能に基づく相手先の電話番号として登録することができる。
【0012】
さらに、請求項3に記載した発明の通信装置は、請求項1または請求項2に記載の通信装置であって、上記所定番号は、地域別に付与される地域番号であり、上記登録制御手段は、発呼元の電話番号に含まれる地域番号と自己の地域番号とが相違する場合、その発呼元の電話番号に所定の地域外番号を付加した後の電話番号を上記不揮発性メモリに記憶させている。
【0013】
このような通信装置によれば、請求項1または請求項2に記載の通信装置による効果に加えて、発信すべき相手先の地域番号と自己の地域番号とが異なる場合、その相手先の電話番号に地域外番号を付加して発信しなければならないという通信手順に対応するので、そのような具体的な通信手順に対応させつつ発呼元の電話番号を電子電話帳機能に基づく相手先の電話番号として登録することができる。
【0014】
また、請求項4に記載した発明の記憶媒体は、コンピュータを、使用者により入力される多数の電話番号を記憶可能な不揮発性メモリを有し、この不揮発性メモリを利用して使用者が簡易な操作で所望の相手の電話番号を発信できる電子電話帳機能を備えた通信装置として機能させるためのプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、上記コンピュータを、受信時に受信情報から抽出された発呼元の電話番号を記憶する発呼元電話番号記憶手段と、上記発呼元電話番号抽出手段によって抽出された発呼元の 電話番号を記憶する発呼元電話番号記憶手段と、上記発呼元番号記憶手段に記憶された発呼元の電話番号を一覧表示させるための第1の操作手段と、上記使用者による上記第1の操作手段の操作により上記発呼元の電話番号の一覧表示が指示されると、表示手段に上記発呼元番号記憶手段に記憶された発呼元の電話番号を一覧表示させる表示制御手段と、上記表示手段に表示された発呼元の電話番号の一覧表示の中から上記不揮発性メモリに登録すべき電話番号を選択するための第2の操作手段と、上記使用者による上記第2の操作手段の操作により1の発呼元の電話番号が選択されると、当該発呼元の電話番号と、上記所定番号記憶手段に記憶されている所定番号とを比較し、その比較結果に応じて発呼元の電話番号を部分的に変更し、その変更後の電話番号を上記不揮発性メモリに記憶させるための登録制御手段と、して機能させるためのプログラムをコンピュータ読み取り可能に記憶したことを特徴としている。
【0015】
このような記憶媒体によれば、記憶されたプログラムに基づいてCPUを動作させることにより、請求項1に記載の通信装置の動作を実現することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態について図面を参照して具体的に説明する。
【0017】
図1は、本発明にかかる通信装置の一実施形態を示した回路ブロック図である。ここで、本実施形態においては、通信装置としてファクシミリ装置が適用されているが、以下の説明においては、送受信機能に付随した補助的な機能である、いわゆる電子電話帳機能および受信履歴記憶機能に関して重点的に解説するものとする。また、図に示す公衆電話回線16は、たとえば米国などの公衆電話回線に類するものであって、相手先の電話番号をダイヤル入力して発信する際、その相手先および自己に割り当てられた電話番号に含まれる所定の番号、本実施形態では市外局番に応じて、相手先の電話番号から市外局番を削除したり、あるいは相手先が自己の地域外に所在することを示す地域外番号を電話番号に付加して発信するといった通信手順が必要とされる回線網である。このような公衆電話回線16においては、通信回線サービスの一つとして、発呼元からの呼出信号が継続する間の無音区間にて、その発呼元の電話番号を通知するためのコーラID信号が受信情報として受信可能とされている。
【0018】
図1に示すように、ファクシミリ装置は、CPU1、NCU2、RAM3、モデム4、ROM5、EEPROM6、ゲートアレイ7、コーデック8、DMAC9、読取部11、記録部12、操作部13、および表示部14を具備して構成されている。CPU1、NCU2、RAM3、モデム4、ROM5、EEPROM6、ゲートアレイ7、コーデック8、およびDMAC9は、バス線15により相互に接続されている。バス線15には、アドレスバス、データバス、および制御信号線が含まれる。ゲートアレイ7には、読取部11、記録部12、操作部13、および表示部14が接続されている。
【0019】
CPU1は、ファクシミリ装置全体を制御する。NCU2は、公衆電話回線16に接続されて網制御を行う。RAM3は、充電電池などにより電源バックアップが施されており、CPU1の作業領域や各種データの格納領域を提供する。モデム4は、ファクシミリデータの変調や復調などを行う。ROM5は、各種のプログラムや設定値などのデータを記憶している。EEPROM6は、各種のフラグや設定データなどを記憶する。具体的にEEPROM6は、電子電話帳機能に基づいて相手先の電話番号(以下、「発信番号」という)を記憶するための電話帳エリアを提供するとともに、受信履歴記憶機能に基づいて呼び出しを受けた発呼元の電話番号(以下、「受信番号」という)を履歴として残しておくための受信履歴エリアを提供する。ゲートアレイ7は、CPU1の入出力インターフェースとして機能する。コーデック8は、ファクシミリデータの符号化や復号化を行う。DMAC9は、RAM3へのデータの書き込みや読み出しを行う。
【0020】
読取部11は、送信すべき原稿用紙から画像を読み取る機能を有している。記録部12は、たとえばインクジェット方式あるいは熱転写方式などの印字手段により、受信した画像を記録用紙に再現するといった機能を有している。操作部13は、キースイッチ群を備えており、電話番号や発信操作などの入力操作の他に、必要に応じて入力操作された信号をCPU1に伝えるためのものである。表示部14は、LCDやLEDなどの表示デバイスを備えており、CPU1の制御によって各種の情報内容を表示するためのものである。
【0021】
本発明の要点について簡単に説明すると、EEPROM6の電話帳エリアには、使用者のキー操作に応じて入力された発信番号と相手先名などが記憶されている。ここに記憶された発信番号は、操作部13上のワンタッチキーに対応付けられ、ワンタッチキーを押下することにより送出されたり、また、短縮番号と対応付けられ、操作部13上の数字キーなどを組み合わせて短縮番号が入力されることにより送出される。また、EEPROM6の受信履歴エリアには、呼び出しを受けた発呼元の受信番号と受信日時などが記憶されている。さらに、EEPROM6には、自己に割り当てられた電話番号に含まれる市外局番が使用者の入力操作などに応じて記憶されている。
【0022】
このような電話帳エリアに登録された発信番号は、公衆電話回線16に接続する際の通信手順に対応したものとされ、つまり、自己の市外局番と同一の市外局番を含む相手先の電話番号については、その市外局番を削除した番号列の発信番号として電話帳エリアに登録しておく必要がある。また、自己の市外局番と異なる市外局番を含む相手先の電話番号については、その市外局番の前に相手先が地域外に所在することを示す、たとえば1桁の地域外番号を付加した番号列の発信番号として電話帳エリアに登録しておく必要がある。
【0023】
その一方、受信履歴エリアに残された受信番号は、発呼元の市外局番、市内局番、および回線加入番号をすべて含み、呼び出しを受けた発呼元の市外局番が自己の市外局番に一致するか否かにかかわらず、上記受信番号は、すべて同様にコーラID信号を受信することによって取得されている。
【0024】
このようにコーラID信号を受信して得られた受信番号は、EEPROM6の受信履歴エリアに記憶されるが、そうして受信履歴エリアに記憶された受信番号を発信番号として登録しておくといった使い道がある。そのために受信番号を発信番号として変換する際、まず、CPU1は、使用者の操作に応じて受信履歴エリアに記憶された受信番号を表示部14にて表示させる。続いて、CPU1は、使用者の選択操作に応じて受信番号を選択させる。そうして受信番号が選択されると、CPU1は、その受信番号に含まれる市外局番とEEPROM6に記憶されている自己の市外局番とを比較する。最終的に、CPU1は、比較結果に基づいて受信番号から市外局番を削除したり、または地域外番号を付加した後、そうして変更した後の番号列を発信番号として電話帳エリアに記憶させる。これにより、受信番号の選択から発信番号の記憶までの一連の動作が受信番号を選択するだけのワンタッチ操作で行われることとなる。
【0025】
すなわち、EEPROM6は、使用者により入力される多数の電話番号を記憶可能な不揮発性メモリを実現している。また、EEPROM6は、後述する発呼元電話番号抽出手段によって抽出された発呼元の電話番号を記憶する発呼元電話番号記憶手段と、自己の電話番号に含まれる所定番号を記憶する所定番号記憶手段とを実現している。
【0026】
CPU1は、受信時に受信情報から発呼元の電話番号を抽出する発呼元電話番号抽出手段と、上記発呼元電話番号記憶手段に記憶された発呼元の電話番号と、上記所定番号記憶手段に記憶されている所定番号とを比較し、その比較結果に応じて上記選択された電話番号を部分的に変更し、その変更後の電話番号を上記不揮発性メモリに記憶させる登録制御手段とを実現している。
【0027】
ROM5は、使用者により入力される多数の電話番号を記憶可能な不揮発性メモリを有し、この不揮発性メモリを利用して使用者が簡易な操作で所望の相手の電話番号を発信できる電子電話帳機能を備えるとともに、受信時に受信情報から抽出された発呼元の電話番号を記憶する発呼元電話番号記憶手段、および自己の電話番号に含まれる所定番号を記憶する所定番号記憶手段を備えた通信装置を制御するためのプログラムを記憶した記憶媒体であって、上記発呼元電話番号記憶手段に記憶された発呼元の電話番号と、上記所定番号記憶手段に記憶されている所定番号とを比較し、その比較結果に応じて発呼元の電話番号を部分的に変更し、その変更後の電話番号を上記不揮発性メモリに記憶させるための登録制御プログラムを含むプログラムを記憶した記憶媒体を実現している。
【0028】
次に、上記構成を有するファクシミリ装置の動作、特に受信番号を発信番号として電話帳登録する際の動作について図面を参照して説明する。
【0029】
図2は、受信番号が履歴として記憶される際の処理手順について示したフローチャートであって、この図に示すように、受信番号が記憶される前提として、まずCPU1は、公衆電話回線16を介して発呼元からの呼出信号を受信したか否かを検知している(S1)。
【0030】
呼出信号の受信を検知すると(S1:YES)、CPU1は、その呼出信号が継続される間の無音区間にてコーラID信号を受信したか否かを検知している(S2)。
【0031】
コーラID信号の受信を検知すると(S2:YES)、CPU1は、そのコーラID信号から抽出した受信番号を表示部14にて表示させる(S3)。
【0032】
また、CPU1は、そうして抽出された受信番号をEEPROM6の受信履歴エリアに記憶させる(S4)。
【0033】
続いて、CPU1は、NCU2を制御することで呼出音を鳴動させる(S5)。この呼出音の鳴動によって、通常、使用者は、相手先から呼び出しがあることを知る。
【0034】
そうして、装置自体の制御動作あるいは使用者などによってオフフックされたことを検知すると(S6:YES)、CPU1は、公衆電話回線16を閉結させた状態とする(S7)。これにより、発呼元からのファクシミリ送信データの受信や、音声信号の送受信が可能となって交信が始められる。
【0035】
こうした発呼元との交信を終えてオンフックされたことを検知すると(S8:YES)、CPU1は、公衆電話回線16を開放し(S9)、この受信処理にかかる一連の動作を終了する。
【0036】
S8において、オンフックされない場合(S8:NO)、CPU1は、オンフックされるまで発呼元との交信が続けられる状態であることを監視する。
【0037】
S6において、オフフックされない場合(S6:NO)、CPU1は、オフフックされるまでS5に戻って呼出音を鳴動させる処理を繰り返し行う。この際、発呼元から強制的に切断された場合、CPU1は、割込処理によってこの受信動作を終了する。
【0038】
S2において、コーラID信号を受信しない場合(S2:NO)、CPU1は、受信番号の表示や記憶させるといった動作を行うことなく、S5に飛んで受信番号に関連する動作を省略する。つまり、コーラID信号を受信しない場合には、発呼元から受信番号を非通知とした状態で呼び出しを受けた状態となる。
【0039】
S1において、呼出信号を受信しない場合(S1:NO)、CPU1は、この受信処理にかかる動作を開始させることなく、呼出信号を受信するまで待機状態を続ける。
【0040】
以上のようにしてコーラID信号を受信することにより、発呼元の電話番号である受信番号がEEPROM6に記憶されて残される。
【0041】
次に、図3は、受信番号を発信番号として変換する際の処理手順を示したフローチャートであって、この図に基づいて受信番号を発信番号として変換する際の処理動作について説明する。
【0042】
図3に示すように、まず、CPU1は、受信履歴エリアに記憶された受信番号を表示させることを要求する操作が使用者によってなされたか否かを検知している(S11)。
【0043】
受信番号を表示させるための操作がされた場合(S11:YES)、CPU1は、受信履歴エリアから受信番号を読み出して一覧表示させる(S12)。この際、すべての受信番号を表示部14にて表示できないような場合には、スクロール表示などによって一つずつ受信番号が表示される。
【0044】
そうして受信番号が表示されると、CPU1は、表示された受信番号から使用者により所望とする受信番号が選択されたか否かを検知している(S13)。
【0045】
所望とする受信番号が選択されると(S13:YES)、CPU1は、その選択された受信番号に含まれる市外局番と、EEPROM6に記憶されている自己の市外局番とが一致するか否かを比較判定する(S14)。その際、EEPROM6に記憶されている自己の市外局番の桁数に応じて判定を行う。つまり、自己の市外局番が1桁の場合は、選択された受信番号における先頭1桁のみの比較を行い、2桁の場合には、受信番号における先頭2桁のみの比較を行う。後述するS19の処理も同様に行われる。
【0046】
比較判定結果として市外局番が一致するとの結果が得られた場合(S14:YES)、CPU1は、使用者により選択された受信番号から市外局番を削除した番号を作成する(S15)。
【0047】
最終的に、CPU1は、そうして市外局番が削除された受信番号を発信番号としてEEPROM6の電話帳エリアに記憶させ(S16)、この変換処理にかかる動作を終了する。これにより、使用者が所望とする受信番号を選択した後は、市外局番をダイヤル入力する必要のない通信手順に対応した発信番号が受信番号から自動的に変換されて電話帳エリアに登録された状態となる。
【0048】
S14において、比較判定結果として市外局番が自己の市外局番と一致しないとの結果が得られた場合(S14:NO)、CPU1は、使用者により選択された受信番号に地域外番号を付加した番号を作成し(S17)、そうして地域外番号が付加された受信番号を発信番号としてS16の処理を行う。これによっても、使用者が所望とする受信番号を選択した後は、地域外番号を不可避的にダイヤル入力しなければならない通信手順に対応した発信番号が受信番号から自動的に変換されて電話帳エリアに登録された状態となる。なお、この付加番号は、使用者が所望とする番号を登録できるように構成されていてもよい。たとえば、一般的に使用されている「0077」、「0088」といった番号をあらかじめ指定しておき、電話帳エリアへの登録時にこれらが付加されるように構成することも可能である。
【0049】
S13において、電話帳エリアに登録すべき受信番号が選択されるのではなく、その時点で表示された一の受信番号について発信操作がされた場合(S18:YES)、CPU1は、S14と同様にして発信要求された受信番号に含まれる市外局番と、EEPROM6に記憶されている自己の市外局番とが一致するか否かを比較判定する(S19)。
【0050】
比較判定結果として市外局番が一致するとの結果が得られた場合(S19:YES)、CPU1は、発信要求された受信番号から市外局番を削除した番号を作成し(S20)、そうして市外局番が削除された受信番号を発信番号として発信処理を行う(S21)。これにより、使用者が所望とする受信番号について発信要求すると、市外局番をダイヤル入力する必要のない通信手順に対応した発信番号が受信番号から自動的に変換されて発信されることとなる。
【0051】
S19において、比較判定結果として市外局番が自己の市外局番と一致しないとの結果が得られた場合(S19:NO)、CPU1は、使用者により発信要求された受信番号に地域外番号を付加した番号を作成し(S22)、そうして地域外番号が付加された受信番号を発信番号としてS21の処理を行う。これによっても、使用者が所望とする受信番号を発信要求した後は、地域外番号を不可避的にダイヤル入力しなければならない通信手順に対応した発信番号が受信番号から自動的に変換されて発信されることとなる。
【0052】
S18において、使用者によって発信操作がされない場合(S18:NO)、CPU1は、S12に戻って受信番号の一覧表示を続ける。
【0053】
S11において、受信番号を表示させるための操作がされない場合(S11:NO)、CPU1は、この変換処理を開始させることなく待機状態を続ける。
【0054】
したがって、上記構成、動作を有するファクシミリ装置によれば、使用者の選択操作によって選ばれた受信番号(発呼元の電話番号)を、電子電話帳機能に基づく発信番号(相手先の電話番号)として登録する際、使用者が所望とする受信番号を選択操作した後は、その受信番号に含まれる市外局番と自己の市外局番に応じて、市外局番が削除された番号あるいは地域外番号が付加された番号が通信手順に対応した発信番号としてEEPROM6に記憶されるので、ワンタッチ操作で簡単に受信番号を通信手順に対応した電子電話帳機能に基づく発信番号に変換して登録することができる。
【0055】
なお、上記実施形態は、本発明にかかる通信装置をファクシミリ装置に適用したものであるが、もちろん一般的な電話装置、携帯端末、あるいはパーソナルコンピュータの一機能として本発明を適用できることは言うまでもない。
【0056】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載した発明の通信装置によれば、発呼元の電話番号を電子電話帳機能に基づいて、使用者が第1,第2の操作手段を操作して所望の発信すべき相手先の電話番号として登録する際、その発呼元と自己の所定番号に関する比較結果に応じて自動的に番号変更が行われるので、ワンタッチ操作で簡単に発呼元の電話番号を通信手順に対応した電子電話帳機能に基づく電話番号に変換して登録することができる。
【0057】
また、請求項2に記載した発明の通信装置によれば、請求項1に記載の通信装置による効果に加えて、発信すべき相手先の地域番号と自己の地域番号とが一致する場合、その相手先の電話番号から地域番号を削除して発信しなければならないという通信手順に対応するので、そのような具体的な通信手順に対応させつつ発呼元の電話番号を電子電話帳機能に基づく相手先の電話番号として登録することができる。
【0058】
さらに、請求項3に記載した発明の通信装置によれば、請求項1または請求項2に記載の通信装置による効果に加えて、発信すべき相手先の地域番号と自己の地域番号とが異なる場合、その相手先の電話番号に地域外番号を付加して発信しなければならないという通信手順に対応するので、そのような具体的な通信手順に対応させつつ発呼元の電話番号を電子電話帳機能に基づく相手先の電話番号として登録することができる。
【0059】
また、請求項4に記載した発明の記憶媒体によれば、記憶されたプログラムに基づいてCPUを動作させることにより、請求項1に記載の通信装置の動作を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる通信装置の一実施形態を示した回路ブロック図である。
【図2】受信番号が履歴として記憶される際の処理手順について示したフローチャートである。
【図3】受信番号を発信番号として変換する際の処理手順を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1 CPU
2 NCU
3 RAM
4 モデム
5 ROM
6 EEPROM
7 ゲートアレイ
8 コーデック
9 DMAC
11 読取部
12 記録部
13 操作部
14 表示部
16 公衆電話回線

Claims (4)

  1. 使用者により入力される多数の電話番号を記憶可能な不揮発性メモリを有し、この不揮発性メモリを利用して使用者が簡易な操作で所望の相手の電話番号を発信できる電子電話帳機能を備えた通信装置であって、
    受信時に受信情報から発呼元の電話番号を抽出する発呼元電話番号抽出手段と、
    上記発呼元電話番号抽出手段によって抽出された発呼元の電話番号を記憶する発呼元電話番号記憶手段と、
    自己の電話番号に含まれる所定番号を記憶する所定番号記憶手段と、
    上記発呼元番号記憶手段に記憶された発呼元の電話番号を一覧表示させるための第1の操作手段と、
    上記使用者による上記第1の操作手段の操作により上記発呼元の電話番号の一覧表示が指示されると、表示手段に上記発呼元番号記憶手段に記憶された発呼元の電話番号を一覧表示させる表示制御手段と、
    上記表示手段に表示された発呼元の電話番号の一覧表示の中から上記不揮発性メモリに登録すべき電話番号を選択するための第2の操作手段と、
    上記使用者による上記第2の操作手段の操作により1の発呼元の電話番号が選択されると、当該発呼元の電話番号と、上記所定番号記憶手段に記憶されている所定番号とを比較し、その比較結果に応じて発呼元の電話番号を部分的に変更し、その変更後の電話番号を上記不揮発性メモリに記憶させる登録制御手段とを有することを特徴とする通信装置。
  2. 上記所定番号は、地域別に付与される地域番号であり、上記登録制御手段は、発呼元の電話番号に含まれる地域番号と自己の地域番号とが一致した場合、その発呼元の電話番号から地域番号を削除した後の電話番号を上記不揮発性メモリに記憶させている、請求項1に記載の通信装置。
  3. 上記所定番号は、地域別に付与される地域番号であり、上記登録制御手段は、発呼元の電話番号に含まれる地域番号と自己の地域番号とが相違する場合、その発呼元の電話番号に所定の地域外番号を付加した後の電話番号を上記不揮発性メモリに記憶させている、請求項1または請求項2に記載の通信装置。
  4. コンピュータを、使用者により入力される多数の電話番号を記憶可能な不揮発性メモリを有し、この不揮発性メモリを利用して使用者が簡易な操作で所望の相手の電話番号を発信できる電子電話帳機能を備えた通信装置として機能させるためのプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
    上記コンピュータを、
    受信時に受信情報から抽出された発呼元の電話番号を記憶する発呼元電話番号記憶手段と、
    上記発呼元電話番号抽出手段によって抽出された発呼元の電話番号を記憶する発呼元電話番号記憶手段と、
    上記発呼元番号記憶手段に記憶された発呼元の電話番号を一覧表示させるための第1の操作手段と、
    上記使用者による上記第1の操作手段の操作により上記発呼元の電話番号の一覧表示が指示されると、表示手段に上記発呼元番号記憶手段に記憶された発呼元の電話番号を一覧表示させる表示制御手段と、
    上記表示手段に表示された発呼元の電話番号の一覧表示の中から上記不揮発性メモリに登録すべき電話番号を選択するための第2の操作手段と、
    上記使用者による上記第2の操作手段の操作により1の発呼元の電話番号が選択されると、当該発呼元の電話番号と、上記所定番号記憶手段に記憶されている所定番号とを比較し、その比較結果に応じて発呼元の電話番号を部分的に変更し、その変更後の電話番号を上記不揮発性メモリに記憶させるための登録制御手段と、
    して機能させるためのプログラムを記憶したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能 記憶媒体。
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