JP3569179B2 - メタルガスケット - Google Patents
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関のシリンダヘッドとシリンダブロックとの間に介装するメタルガスケットに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
シリンダブロックの燃焼室に対応する複数の燃焼室穴を有し、該燃焼室穴の周囲に面圧を高めるためのシールビードを設けたメタルガスケットは、従来より公知のものである。
このようなメタルガスケットでは、内燃機関の軽量化等のために隣接する燃焼室穴間が次第に狭くなる傾向があるため、その隣接する燃焼室穴間のシールをより確実に行う必要がある。しかしながら、燃焼室穴の全周に面圧を高めるためのシールビードを設けたメタルガスケットでは、締付ボルトにより隣接する燃焼室穴間のシールビードの締付性を高めようとしても、その燃焼室穴間以外の燃焼室穴周囲のシールビードのビード剛性により、該燃焼室穴間の締め付けが不十分になる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の技術的課題は、燃焼室穴の周囲に面圧を高めるためのシールビードを設けたメタルガスケットにおいて、簡単な手段によりシールビードのビード剛性を部分的に調整し、それによって、隣接する燃焼室穴間におけるシリンダヘッドの締付性を向上させ、延いては、シリンダヘッドをシリンダブロックに対して均一に締め付けることができ、あるいは、燃焼室穴間に適切な締付け力が得られるようにしたメタルガスケットを提供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明の第１のメタルガスケットは、シリンダブロックの燃焼室に対応する複数の燃焼室穴を有し、該燃焼室穴の周囲に面圧を高めるためのシールビードを設けたメタルガスケットにおいて、隣接する燃焼室穴間を除く、該燃焼室穴の周囲におけるシールビードの外側に、該シールビードの剛性を低下させるためのスリットを設けて、隣接する燃焼室穴間の締付性を高めたことを特徴とするものである。
【０００５】
また、本発明の第２のメタルガスケットは、シリンダブロックの燃焼室に対応する複数の燃焼室穴と、燃焼室穴列における各燃焼室穴間の両側に締付ボルトを通すボルト穴とを有し、上記燃焼室穴の周囲に面圧を高めるためのシールビードを設けたメタルガスケットにおいて、隣接する燃焼室穴間を除く、該燃焼室穴の周囲におけるシールビードの外側のボルト穴間に、該シールビードの剛性を低下させるためのスリットを設けて、隣接する燃焼室穴間の締付性を高め、該スリットにおけるボルト穴に近接した両端部とその中間部の上記シールビードからの距離を、両部における剛性の調整のために変化させたことを特徴とするものである。
【０００６】
上記構成を有するメタルガスケットは、隣接する燃焼室穴間を除く、該燃焼室穴の周囲におけるシールビードの外側に設けたスリットにより、シリンダブロックに対するシリンダヘッドの締め付け時に、当該スリットを設けた部分におけるシールビードの変形が容易になって、そのビード剛性が低下し、あるいは、該スリットにおけるシールビードからの距離によりそのビード剛性が調整され、結果的に、燃焼室穴間における締付ボルトによるシリンダヘッドの締付性を向上させることができ、延いては、シリンダヘッドをシリンダブロックに対して均一に、あるいは、燃焼室穴間に適切な締付け力が得られるように締め付けることができる。
【０００７】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明のメタルガスケットの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図１乃至図３は、内燃機関のシリンダヘッドとシリンダブロックとの間に介装する本発明のメタルガスケットの第１実施例の要部を示し、図４及び図５はそれぞれ異なる第２及び第３の実施例を示している。
【０００８】
上記第１実施例のメタルガスケット１は、金属板からなるガスケット本体２に、シリンダブロックの燃焼室に対応させて列設した複数の燃焼室穴３と、それらの燃焼室穴の列における隣接する各燃焼室穴３間の両側に、締付ボルトを通すボルト穴４とを有し、更に、図示していないが、燃焼室穴３の周囲に分散して必要数の水穴やオイル穴等を備えるものである。
そして、上記燃焼室穴３の周囲には、該部における面圧を高めるためのシールビード５が設けられている。隣接する燃焼室穴３，３を囲繞するそれぞれのビード５，５は、燃焼室穴３，３間で部分的に交差していてもよい。
【０００９】
上記メタルガスケットにおいては、シールビード５のビード剛性を部分的に調整するため、隣接する燃焼室穴３，３間を除く、該燃焼室穴３の周囲におけるシールビード５の外側に、スリット６を設けている。
このようなスリット６を設けると、ガスケット本体１によるシールビード５の拘束がある程度解消されるので、シリンダブロックに対してガスケット１を介してシリンダヘッドの締め付けるときに、図３からわかるように、シールビード５に作用する締付け力Ｆによって該ビード５が扁平化し易くなり、すなわち、そのビード剛性が低下し、結果的に、隣接する燃焼室穴３，３間における締付ボルトによるシリンダヘッドの締付性が高められる。そのため、シリンダヘッドをシリンダブロックに対して均一に、あるいは、燃焼室穴３，３間に適切な締付け力が得られるように締め付けられる。
【００１０】
また、図４は、本発明に係るメタルガスケットの第２実施例を示している。このメタルガスケット１１は、上記第１実施例のメタルガスケット１と同様に、金属板からなるガスケット本体１２に、複数の燃焼室穴１３と、それらの燃焼室穴の列における隣接する各燃焼室穴１３間の両側に位置するボルト穴１４，１４とを有し、更に、必要数の水穴やオイル穴等を備えることができるものである。
そして、この第２実施例においては、上記第１実施例と同様に、上記燃焼室穴１３の周囲に、該部における面圧を高めるためのシールビード１５を設け、隣接する燃焼室穴１３，１３間を除くこのシールビード１５の外側のボルト穴１４，１４間に、該シールビードの剛性を低下させるためのスリット１６を設けているが、そのスリット１６の形状が第１実施例の場合とは相違している。
【００１１】
このスリット１６は、シリンダヘッドの剛性が高く、内燃機関の運転時にそれに撓みがない場合に適するものであり、第１実施例と同様に、隣接する燃焼室穴１３，１３間の締付性を高めるためのものであるが、該スリット１６におけるボルト穴１４，１４に近接した両端部１６ａでは、シールビード１５からの距離を大きくして、シールビード１５の変形にある程度の抵抗力を保持させ、また、スリット１６におけるボルト穴１４，１４の中間部１６ｂにおいては、シールビード１５からの距離を小さくして、シールビード１５の変形を容易にし、結果的に両部における剛性をスリットの形状の変化によって調整している。
【００１２】
また、図５は、本発明に係るメタルガスケットの第３実施例を示している。このメタルガスケット２１は、隣接する燃焼室穴１３，１３間を除くシールビード１５の外側のボルト穴１４，１４間に、スリット２６を設けているが、このスリット２６の形状のみが上記第２実施例のメタルガスケットと相違するので、図中の第２実施例との対応部分に当該第２実施例の場合と同一の符号を付して、それらの説明を省略する。
このスリット２６は、シリンダヘッドの剛性が低く、内燃機関の運転時にそれに撓みが生じる場合に適するものであり、該スリット２６のボルト穴１４，１４に近接した両端部２６ａでは、シールビード１５からの距離を小さくして、シールビード１５の変形を容易にし、また、スリット２６におけるボルト穴１４，１４の中間部２６ｂにおいては、シールビード１５からの距離を大きくして、シールビード１５の変形にある程度の抵抗力を保持させ、結果的に両部における剛性をスリットの形状の変化によって調整している。
【００１３】
上記構成を有する第２及び第３実施例のメタルガスケットは、シールビードの外側に設けたスリット１６，２６により、シリンダブロックに対するシリンダヘッドの締め付け時に、それらのスリットにおけるシールビードからの距離に応じてビード剛性が調整され、結果的に、燃焼室穴間における締付ボルトによるシリンダヘッドの締付性を向上させることができる。
【００１４】
上述した各実施例のメタルガスケットは、単一の金属板で構成することもできるが、２枚以上の金属板を積層した金属積層形のガスケットとして構成してもよく、その場合には、少なくとも１枚の金属板に上記シールビード及びスリットを設ければよい。
【００１５】
【発明の効果】
以上に詳述したように、本発明のメタルガスケットによれば、燃焼室穴の周囲に面圧を高めるためのシールビードを設けたメタルガスケットにおいて、極めて簡単な手段により、シールビードのビード剛性を部分的に調整し、それによって、隣接する燃焼室穴間におけるシリンダヘッドの締付性を向上させ、延いては、シリンダヘッドをシリンダブロックに対して均一に締め付けることができ、あるいは、隣接する燃焼室穴間に適切な締付け力を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係るメタルガスケットの第１実施例の部分破断平面図である。
【図２】図１のＡ−Ａ位置での要部拡大端面図である。
【図３】図１のＢ−Ｂ位置での要部拡大端面図である。
【図４】本発明に係るメタルガスケットの第２実施例の部分破断平面図である。
【図５】本発明に係るメタルガスケットの第３実施例の部分破断平面図である。
【符号の説明】
１，１１，２１ メタルガスケット
２，１２ ガスケット本体
３，１３ 燃焼室穴
４，１４ ボルト穴
５，１５ シールビード
６，１６，２６ スリット
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関のシリンダヘッドとシリンダブロックとの間に介装するメタルガスケットに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
シリンダブロックの燃焼室に対応する複数の燃焼室穴を有し、該燃焼室穴の周囲に面圧を高めるためのシールビードを設けたメタルガスケットは、従来より公知のものである。
このようなメタルガスケットでは、内燃機関の軽量化等のために隣接する燃焼室穴間が次第に狭くなる傾向があるため、その隣接する燃焼室穴間のシールをより確実に行う必要がある。しかしながら、燃焼室穴の全周に面圧を高めるためのシールビードを設けたメタルガスケットでは、締付ボルトにより隣接する燃焼室穴間のシールビードの締付性を高めようとしても、その燃焼室穴間以外の燃焼室穴周囲のシールビードのビード剛性により、該燃焼室穴間の締め付けが不十分になる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の技術的課題は、燃焼室穴の周囲に面圧を高めるためのシールビードを設けたメタルガスケットにおいて、簡単な手段によりシールビードのビード剛性を部分的に調整し、それによって、隣接する燃焼室穴間におけるシリンダヘッドの締付性を向上させ、延いては、シリンダヘッドをシリンダブロックに対して均一に締め付けることができ、あるいは、燃焼室穴間に適切な締付け力が得られるようにしたメタルガスケットを提供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明の第１のメタルガスケットは、シリンダブロックの燃焼室に対応する複数の燃焼室穴を有し、該燃焼室穴の周囲に面圧を高めるためのシールビードを設けたメタルガスケットにおいて、隣接する燃焼室穴間を除く、該燃焼室穴の周囲におけるシールビードの外側に、該シールビードの剛性を低下させるためのスリットを設けて、隣接する燃焼室穴間の締付性を高めたことを特徴とするものである。
【０００５】
また、本発明の第２のメタルガスケットは、シリンダブロックの燃焼室に対応する複数の燃焼室穴と、燃焼室穴列における各燃焼室穴間の両側に締付ボルトを通すボルト穴とを有し、上記燃焼室穴の周囲に面圧を高めるためのシールビードを設けたメタルガスケットにおいて、隣接する燃焼室穴間を除く、該燃焼室穴の周囲におけるシールビードの外側のボルト穴間に、該シールビードの剛性を低下させるためのスリットを設けて、隣接する燃焼室穴間の締付性を高め、該スリットにおけるボルト穴に近接した両端部とその中間部の上記シールビードからの距離を、両部における剛性の調整のために変化させたことを特徴とするものである。
【０００６】
上記構成を有するメタルガスケットは、隣接する燃焼室穴間を除く、該燃焼室穴の周囲におけるシールビードの外側に設けたスリットにより、シリンダブロックに対するシリンダヘッドの締め付け時に、当該スリットを設けた部分におけるシールビードの変形が容易になって、そのビード剛性が低下し、あるいは、該スリットにおけるシールビードからの距離によりそのビード剛性が調整され、結果的に、燃焼室穴間における締付ボルトによるシリンダヘッドの締付性を向上させることができ、延いては、シリンダヘッドをシリンダブロックに対して均一に、あるいは、燃焼室穴間に適切な締付け力が得られるように締め付けることができる。
【０００７】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明のメタルガスケットの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図１乃至図３は、内燃機関のシリンダヘッドとシリンダブロックとの間に介装する本発明のメタルガスケットの第１実施例の要部を示し、図４及び図５はそれぞれ異なる第２及び第３の実施例を示している。
【０００８】
上記第１実施例のメタルガスケット１は、金属板からなるガスケット本体２に、シリンダブロックの燃焼室に対応させて列設した複数の燃焼室穴３と、それらの燃焼室穴の列における隣接する各燃焼室穴３間の両側に、締付ボルトを通すボルト穴４とを有し、更に、図示していないが、燃焼室穴３の周囲に分散して必要数の水穴やオイル穴等を備えるものである。
そして、上記燃焼室穴３の周囲には、該部における面圧を高めるためのシールビード５が設けられている。隣接する燃焼室穴３，３を囲繞するそれぞれのビード５，５は、燃焼室穴３，３間で部分的に交差していてもよい。
【０００９】
上記メタルガスケットにおいては、シールビード５のビード剛性を部分的に調整するため、隣接する燃焼室穴３，３間を除く、該燃焼室穴３の周囲におけるシールビード５の外側に、スリット６を設けている。
このようなスリット６を設けると、ガスケット本体１によるシールビード５の拘束がある程度解消されるので、シリンダブロックに対してガスケット１を介してシリンダヘッドの締め付けるときに、図３からわかるように、シールビード５に作用する締付け力Ｆによって該ビード５が扁平化し易くなり、すなわち、そのビード剛性が低下し、結果的に、隣接する燃焼室穴３，３間における締付ボルトによるシリンダヘッドの締付性が高められる。そのため、シリンダヘッドをシリンダブロックに対して均一に、あるいは、燃焼室穴３，３間に適切な締付け力が得られるように締め付けられる。
【００１０】
また、図４は、本発明に係るメタルガスケットの第２実施例を示している。このメタルガスケット１１は、上記第１実施例のメタルガスケット１と同様に、金属板からなるガスケット本体１２に、複数の燃焼室穴１３と、それらの燃焼室穴の列における隣接する各燃焼室穴１３間の両側に位置するボルト穴１４，１４とを有し、更に、必要数の水穴やオイル穴等を備えることができるものである。
そして、この第２実施例においては、上記第１実施例と同様に、上記燃焼室穴１３の周囲に、該部における面圧を高めるためのシールビード１５を設け、隣接する燃焼室穴１３，１３間を除くこのシールビード１５の外側のボルト穴１４，１４間に、該シールビードの剛性を低下させるためのスリット１６を設けているが、そのスリット１６の形状が第１実施例の場合とは相違している。
【００１１】
このスリット１６は、シリンダヘッドの剛性が高く、内燃機関の運転時にそれに撓みがない場合に適するものであり、第１実施例と同様に、隣接する燃焼室穴１３，１３間の締付性を高めるためのものであるが、該スリット１６におけるボルト穴１４，１４に近接した両端部１６ａでは、シールビード１５からの距離を大きくして、シールビード１５の変形にある程度の抵抗力を保持させ、また、スリット１６におけるボルト穴１４，１４の中間部１６ｂにおいては、シールビード１５からの距離を小さくして、シールビード１５の変形を容易にし、結果的に両部における剛性をスリットの形状の変化によって調整している。
【００１２】
また、図５は、本発明に係るメタルガスケットの第３実施例を示している。このメタルガスケット２１は、隣接する燃焼室穴１３，１３間を除くシールビード１５の外側のボルト穴１４，１４間に、スリット２６を設けているが、このスリット２６の形状のみが上記第２実施例のメタルガスケットと相違するので、図中の第２実施例との対応部分に当該第２実施例の場合と同一の符号を付して、それらの説明を省略する。
このスリット２６は、シリンダヘッドの剛性が低く、内燃機関の運転時にそれに撓みが生じる場合に適するものであり、該スリット２６のボルト穴１４，１４に近接した両端部２６ａでは、シールビード１５からの距離を小さくして、シールビード１５の変形を容易にし、また、スリット２６におけるボルト穴１４，１４の中間部２６ｂにおいては、シールビード１５からの距離を大きくして、シールビード１５の変形にある程度の抵抗力を保持させ、結果的に両部における剛性をスリットの形状の変化によって調整している。
【００１３】
上記構成を有する第２及び第３実施例のメタルガスケットは、シールビードの外側に設けたスリット１６，２６により、シリンダブロックに対するシリンダヘッドの締め付け時に、それらのスリットにおけるシールビードからの距離に応じてビード剛性が調整され、結果的に、燃焼室穴間における締付ボルトによるシリンダヘッドの締付性を向上させることができる。
【００１４】
上述した各実施例のメタルガスケットは、単一の金属板で構成することもできるが、２枚以上の金属板を積層した金属積層形のガスケットとして構成してもよく、その場合には、少なくとも１枚の金属板に上記シールビード及びスリットを設ければよい。
【００１５】
【発明の効果】
以上に詳述したように、本発明のメタルガスケットによれば、燃焼室穴の周囲に面圧を高めるためのシールビードを設けたメタルガスケットにおいて、極めて簡単な手段により、シールビードのビード剛性を部分的に調整し、それによって、隣接する燃焼室穴間におけるシリンダヘッドの締付性を向上させ、延いては、シリンダヘッドをシリンダブロックに対して均一に締め付けることができ、あるいは、隣接する燃焼室穴間に適切な締付け力を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係るメタルガスケットの第１実施例の部分破断平面図である。
【図２】図１のＡ−Ａ位置での要部拡大端面図である。
【図３】図１のＢ−Ｂ位置での要部拡大端面図である。
【図４】本発明に係るメタルガスケットの第２実施例の部分破断平面図である。
【図５】本発明に係るメタルガスケットの第３実施例の部分破断平面図である。
【符号の説明】
１，１１，２１ メタルガスケット
２，１２ ガスケット本体
３，１３ 燃焼室穴
４，１４ ボルト穴
５，１５ シールビード
６，１６，２６ スリット
Claims (2)
- シリンダブロックの燃焼室に対応する複数の燃焼室穴を有し、該燃焼室穴の周囲に面圧を高めるためのシールビードを設けたメタルガスケットにおいて、
隣接する燃焼室穴間を除く、該燃焼室穴の周囲におけるシールビードの外側に、該シールビードの剛性を低下させるためのスリットを設けて、隣接する燃焼室穴間の締付性を高めた、
ことを特徴とするメタルガスケット。 - シリンダブロックの燃焼室に対応する複数の燃焼室穴と、燃焼室穴列における各燃焼室穴間の両側に締付ボルトを通すボルト穴とを有し、上記燃焼室穴の周囲に面圧を高めるためのシールビードを設けたメタルガスケットにおいて、
隣接する燃焼室穴間を除く、該燃焼室穴の周囲におけるシールビードの外側のボルト穴間に、該シールビードの剛性を低下させるためのスリットを設けて、隣接する燃焼室穴間の締付性を高め、該スリットにおけるボルト穴に近接した両端部とその中間部の上記シールビードからの距離を、両部における剛性の調整のために変化させた、
ことを特徴とするメタルガスケット。
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Applications Claiming Priority (1)
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| JP31583799A JP3569179B2 (ja) | 1999-11-05 | 1999-11-05 | メタルガスケット |
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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| JP31583799A Expired - Fee Related JP3569179B2 (ja) | 1999-11-05 | 1999-11-05 | メタルガスケット |
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| EP (1) | EP1098113B1 (ja) |
| JP (1) | JP3569179B2 (ja) |
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