JP3569170B2 - タイヤ加硫機の中心機構 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ブラダを膨張させてグリーンタイヤ内周面に密接させるタイヤ加硫機の中心機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的にグリーンタイヤは、タイヤ加硫機の上モールド(上金型)と下モールド(下金型)との型締により形成される空間によって成形される前に、ブラダを膨張させることにより、グリーンタイヤ内周面に密接させるシェーピング等が中心機構によって施される。
【0003】
従来の中心機構は、図3に示すように、ベースフレーム51上の下モールド52(下金型)の中心に配置されており、ブラダ53を収納自在なウェル54を下モールド52に対して上下動させるものである。ウェル54の下モールド52側端には、グリーンタイヤ55の下ビード56を支持する下ビードリング57が取付けられ、ベースフレーム51下側に設けられた上下動シリンダ58にて上下動される。ウェル54にはブラダ53が収納自在に配置されており、ブラダ53の上下端部は上部クランプ部59と下部クランプ部60とでクランプされている。上部クランプ部59の中心には、ブラダ53内を通り、更に下部クランプ部60、ウェル54を貫通するセンターポスト61が支持されている。センターポスト61は昇降シリンダ62によって上下動されて、ブラダ53を伸縮させる。又下部クランプ部60は、センターポスト61外周に嵌め込まれた筒状部材63によって昇降シリンダ62上に支持されており、ウェル54下側に設けられた昇降シリンダ64にて上下動される。
【0004】
この構成の中心機構は、ウェル54を上昇することで、加硫済タイヤ65を下モールド52から引き剥がすものであるが、偏平率の大きなタイヤを加硫する時には、下ビードリング57に対する下ビード56の掛かり代が少なくなり、下モールド52から引き剥がす際にビードがリングから外れてしまう恐れがある。このことは、搬出ローダ(アンローダ)によって加硫したタイヤ内周を把持することを困難なものとし、取り出し不良を発生させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように偏平タイヤにも対応すべく、グリーンタイヤの下ビードを支持する下ビードリングを下モールド上に固定した中心機構が知られている。この種の中心機構は、加硫したタイヤを搬出ローダにて把持して下モールドから引き剥がすもので、偏平タイヤにも十分に対応できる。
【0006】
しかしながら、中心機構のうち下ビードリングを下モールドに固定するタイプのものでは、下モールドを異なるサイズに交換すると、下ビードリングと下部クランプ部とが下モールドの高さだけズレることになり、該下部クランプ部を下ビードリングに並ぶようにセットする必要がある。このように、高さズレが発生すると、ブラダを膨張させてグリータイヤ内周面に密接できなくなり、グリーンタイヤにシェーピングが施せなくなる。このため、昇降シリンダにて下部ビードリングを上下動して調整するが、昇降シリンダによっては精度良く下部クランプリング部の位置を調整できない。
【0007】
本発明は、下金型のサイズに関係なく、下部クランプ部を下金型の高さ位置(下ビードリングに並ぶ位置)に変更できる中心機構を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明のタイヤ加硫機の中心機構は、開閉自在な上下金型に装入されるグリーンタイヤ内面に挿入自在なブラダの上部クランプ部及び下部クランプ部とが、それぞれ別個に上下動自在とされ、ブラダ収納用のウェルが備えられ、グリーンタイヤの下ビードを支持する下ビードリングが前記下金型に固定されたものであって、上部クランプ部を支持するセンターポストと、下部クランプ部を支持すると共にセンターポストの周囲に延在する中空部材と、中空部材の下方に設けられた支持部材と、センターポストの下端に接続され支持部材に取り付けられた第1上下手段と、支持部材の下方であって第1上下手段の周囲に位置し雄ねじ部が設けられた筒部材と、雄ねじ部に螺合し駆動回転される雌ねじ部を回転可能に保持する昇降部材と、昇降部材に接続され下金型を支持するフレームに対して取り付けられた第2上下動手段とを備えてなるものである。
これにより、下金型のサイズの変更があった場合、雄ねじ部に螺合する雌ねじ部を回転駆動することで、下金型の高さに合った位置まで、下部クランプ部を移動させる
【0009】
又昇降部材とフレームとの間には、下部クランプ部の下方の移動を止める係脱自在なストッパー部材が設けられたものである。
これにより、グリーンタイヤのシェーピング等においてブラダに作用される流体圧により下部クランプが押し下げられるのを防止できる。
【0010】
更に、第1上下動手段は、変更可能な所定位置まで上下動できる流体圧シリンダとしたものである。
これにより、第1上下手段の上下動を制御することで、下金型のサイズの変更に応じて上部クランプ部の所定位置を自動的に変更できる。
【0011】
そして、第2上下手段は、下部クランプ部をビードリングと並べる第1位置と、ビードリングより上に位置させる第2位置と、ブラダをウェルの中に収納するために下降する第3位置とを有し、下部クランプ部はブラダの下端部を内側の下リングを外側の下クランプリングの間で押さえてクランプする構造であり、下クランプリングを上下動させる第3上下動手段を設けたものとした。
第2上下手段によって下部クランプ部を第1位置から第2位置に移動させた後、第3上下手段によって下クランプリングを下降させることで、ブラダ下端部のクランプを開放できる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態におけるタイヤ加硫機の中心機構について、図面を参照しつつ説明する。
【0013】
図1及び図2に示すタイヤ加硫機の中心機構1は、下モールド3(下金型)の中心下方に配置されており、タイヤ4(グリーンタイヤ等)の下ビード5を支持する下ビードリング6と、グリーンタイヤ4にシェーピング等を施す可撓性(ゴム製)で袋状のブラダ7とを備えている。
【0014】
下ビードリング6は下モールド3上に固定されており、搬送ローダ8によって上モールド(図示省略)と下モールド3の間に装入されるグリーンタイヤ4の下ビード5を支持する。尚、下モールド3は断熱板、加熱板を介在してタイヤ加硫機のベースフレーム2上に交換自在に設けられ、上記上モールド(上金型)は下モールド3に対して開閉自在にされている。
【0015】
グリーンタイヤ4にシェーピング、加硫を施すブラダ7は、下モールド3(ベースフレーム2)の中心穴3Aに連設されたウェル11内に収納されており、上下端部をウェル11内にある各クランプ部9、10のそれぞれで挟持(クランプ)される。上部クランプ部9は、ブラダ7の上端部を外側の上リング12と内側の上クランプリング13の間で押さえ、各リング12、13をボルト締めすることでクランプする構造であり、下モールド3の中心線a上で延びるセンターポスト15にて支持されている。このセンターポスト15は、上部クランプ部9にボルトにて連結されており、下部クランプ部10を摺動自在に貫通して、ウェル11下方の支持部材17(サポートプレート)まで延びている。センターポスト15の下端は支持部材17に設けられた第1上下動手段18に接続されている。この第1上下動手段18としては、例えば流体圧シリンダ(油圧シリンダ)であって、該シリンダのロッド19(ピストン)の伸縮量を検出・変更制御できるセンサなどを備えるものが用いられ、シリンダ本体20を支持部材17下側に取付け、ロッド19を支持部材17に貫通させてセンターポスト15下端に接続する。これで、上部クランプ部9は、第1上下動手段18によるロッド19の伸縮を制御することで、下部クランプ部10に対して所定位置まで上下動されてブラダ7を伸展状態、又は段階的に縮ませた状態(シェーピング、又は加硫する状態/縮小状態)にする。
【0016】
下部クランプ部10は、ブラダ7の下端部を内側の下リング21と外側の下クランプリング22の間で押さえてクランプする構造であり、下リング21を下クランプリング22内に嵌め込んで支持している。下リング21は中心線aと同心としてセンターポスト15の外周に位置する中空部材23にて支持されている。中空部材23は下クランプリング22を貫通してウェル11下方に延びて、支持部材17上に取付けられている。この中空部材23にはウェル11内周に摺動される鍔状ガイド24が一体形成されている。又下クランプリング22は中空部材23の外周に位置する複数の支持軸25にて支持されており、該各支持軸25は鍔状ガイド24を貫通して支持部材17近傍まで延びている。これら各支持軸25には支持部材17上に設けられた各第3上下動手段26が接続されている。この第3上下動手段26としては、例えば流体圧シリンダ(油圧シリンダ)が用いられ、シリンダ本体27を支持部材17上に取付け、ロッド28を支持軸25下端に接続する。
これで、下部クランプ部10は、各第3上下動手段26のロッド28を伸縮させることで、下クランプリング22を下リング21に対して上下動させてブラダ7の取外し又は取付け(ブラダ7の交換)を可能とする〔図2の右半分参照〕。
【0017】
又中心機構1は、ブラダ7、各クランプ部9、10を一体に上下動させる第4上下動手段30を備えている。
【0018】
この第4上下動手段30は、中心線aと同心としてシリンダ本体20の外周に位置する円筒部材31と、支持部材17の下方に位置する昇降部材32(リフトビーム)の他に、駆動モータ33(ステッピングモータ等)等からなる。円筒部材31は支持部材17下側に取付けられており、該支持部材17下方に延びて昇降部材32を貫通している。この円筒部材31には下端から支持部材17側に向かって雄ネジ34が形成され、該雄ネジ34に雌ネジ付きナット部材35が螺合されている。昇降部材32にはナット部材35を回転自在に保持する円筒支持部材36と、支持部材17を貫通する複数のガイド軸37が設けられている。この円筒支持部材36には、図2に示す如く中心線aの方向に開口する所定長Lのストッパー長孔36Aが形成されている。又駆動モータ33は、昇降部材32下側に取付けられており、一対のスプロケット38、チェーン39にてナット部材35下端側に接続されている。尚、駆動モータ33はシステム全体を制御する制御装置(図示省略)に接続され、その駆動が制御される。
これで、駆動モータ33の駆動によってナット部材35を回転させることで、ブラダ7、各クランプ部9、10および支持部材17などが一体となって上下動する。そして、駆動モータ33の駆動を制御することで、ブラダ7、各クランプ部9、10の上下移動量を制御する。
【0019】
更に中心機構1は、ブラダ7、各クランプ部9、10および第4上下動手段30などを一体に上下動させる複数の第2上下動手段40と、該第2上下動手段40による上下動を規制するストッパー手段45とを備えている。
【0020】
この第2上下動手段40は、例えば流体圧シリンダであって、該シリンダのロッド41(ピストン)の伸縮量を検出・制御できるセンサなどを備えるものが用いられ、シリンダ本体43をウェル11外側のベースフレーム2に取付け、ロッド41を昇降部材32に接続する。
これで、第2上下手段40のロッド41を伸縮させることで、ブラダ7、各クランプ部9、10および第4上下動手段30などが一体となって上下動される。
【0021】
又ストッパー手段45は、図2に示す如く円筒支持部材36外側のベースフレーム2に設けられた流体圧シリンダであって、円筒支持部材36のストッパー長孔36A内に対して進退されるストッパー部材46を備えている。
これで、ストッパー手段45は、第2上下動手段40にて上下動される円筒支持部材36のストッパー長孔36Aの上下端にストッパー部材46を当接させることで、該第2上下動手段40による上下動を規制する。
そして、第2上下動手段40は、ストッパー手段45にて下部クランプ部10を下ビードリング6と並べる第1位置T1〔図2の左半分参照〕と、下部クランプ部10を下ビードリング6(第1位置T1)よりストッパ長孔36Aの長さLだけ上に位置させる第2位置T2〔図2の右半分参照〕と、ブラダ7をウェル11の中に収納するために下降する第3位置T3〔図1参照〕とを有する構造にされている。
【0022】
次に、タイヤ加硫機の中心機構1による下モードル交換と、ブラダ交換の作動を説明する。
【0023】
下モールド3の交換は、タイヤ加硫機にて加硫するタイヤサイズの変更に伴って行われる。交換前後の下モールド3は、その高さを異ならしめることから、下部クランプ部10を下ビードリング6に並べる第1位置T1にする必要がある〔図2の左半分参照〕。
【0024】
これは、駆動モータ33(第4上下動手段30)を駆動させ、ナット部材35(雌ネジ)を回転させることで、該ナット部35に螺合する円筒部材31を上下動させる。このとき、上記制御装置によって駆動モータ30の駆動を制御するこで、下部クランプ部10を交換前後の下モールド3の高さ差Hだけ上下動させて、該下部クランプ部10を下モールド3の下ビードリング6に並ぶ第1位置T1にセットする。続いて、ストッパー手段45のストッパー部材46を円筒支持部材36のストッパー長孔36A上端に当接させることで、ブラダ7や各クランプ部9、10等の下方への移動を規制する〔図2の左半分参照〕。
【0025】
下モールド3の交換後に、グリーンタイヤ4にシェーピング、加硫を施すには、第1上下動手段18のロッド19を伸ばすことで、ブラダ7を伸展状態にする。このとき、第1上下動手段18のロッド19の伸ばし量を変更制御するだけで、交換される各種の下モールド3及びタイヤサイズに応じて上部クランプ部9を自動的に所定位置としてブラダ7を伸展状態にできる。続いて、搬送ローダ8によってグリーンタイヤ4を上モールドと下モールド3との間に装入し、該タイヤ4の下ビード5を下ビードリング6上に支持する〔図1参照〕。この状態で、第1上下動手段18のロッド19を段階的に縮めつつ、ブラダ7内に流体圧(窒素ガス等)を導入することで、グリーンタイヤ4内周面にブラダ7を密接させるシェーピングを行い、続いて、両モールドを閉じ型締めした後に、加硫成形を施す。
【0026】
このとき、ブラダ7内に導入される流体圧によって、下部クランプ部10が押し下げられることになるが、ストッパー部材46にてこの力が受け止められるため、下クランプ部10と下ビードリング6の位置関係は変わらない。
【0027】
そして、グリーンタイヤ4に対する加硫成形が終了すると、上モールドを下モールド3に対して開状態とし、再び上部クランプ部9を上昇させてブラダ7を伸展状態させて、搬出ローダによって加硫したタイヤを下モールド3から引き剥がしてタイヤ加硫機外の次工程に搬出する。
【0028】
又、ブラダ7の交換は、第2上下動手段40のロッド41を縮ますことで、下部クランプ部10を下ビードリング6より上に上昇させて、第2位置T2にセットする。このとき、ブラダ7、各クランプ部9、10の上昇に伴って、ストッパー手段45のストッパー部材46がストッパ長孔36A下端に当接して、第2上下動手段40による上昇を所定量(ストッパー長孔36Aの長さL)とする。
【0029】
続いて、第1上下動手段18のロッドを伸ばすことで、ブラダ7を伸展状態とし、第3上下動手段3のロッド28を縮めて、下クランプリング22を下リング21に対して下降させることで、ブラダ7下端部のクランプを開放する〔図2の右半分参照〕。そして、古いブラダ7を外し、新しいブラダ7の下端部を下リング21に嵌め込む。このときブラダ7は伸展状態であり安定している。
【0030】
次に、第3上下動手段26のロッドを伸ばすと、下クランプリング22が上昇され、ブラダ7の下端部は下リング21と下クランプリング22との間で押されてクランプされる。このブラダ7交換時には、下リング21の位置が変わらないため、ブラダ7を安定した伸展状態で下リング21にしっかりと嵌め込んでセットできる。そのため、ブラダ7の交換に失敗する可能性が少なくなり、ブラダ7の交換の操作性にも優れたものとなる。そして、第2上下動手段40のロッド41を伸ばすことで、下部クランプ部10を第2位置T2から第1位置T1に復帰させ、グリーンタイヤ4に対するシェーピングを実施し、加硫に移行する。
尚、第2上下動手段40のロッド40の伸縮量をセンサなどで検出、制御することで、該第2上下動手段40が第1位置T1、第2位置T2を有するようにしても良い。
【0031】
【発明の効果】
本発明のタイヤ加硫機の中心機構では、グリーンタイヤの下ビードリングを支持するビードリングが下金型に固定されたタイプにおいて、下金型のサイズの変更があった場合、雄ねじ部に螺合する雌ねじ部を回転駆動すると、下金型の高さに合った位置まで、下部クランプ部を移動させることができ、下金型高さの変更に自動的に対応できる点で有利なものとなる。
又、センターポスト周りに中空部材などを配置していることから、中心機構の全体がコンパクトに収納できる構造となる。
【0032】
又、下部クランプ部の下方の移動をストッパー部材にて止める構造とすると、グリーンタイヤのシェーピング及び加硫中においてブラダに作用する流体圧により、下部クランプ部が押し下げられる力をストッパー部材が受け止めるため、下部クランプ部と下ビードリングの位置関係は変わらない。
【0033】
更に、第1上下動手段を変更可能な所定位置まで上下動できる流体圧シリンダとしたので、下金型サイズ及びタイヤサイズの変更に伴う上部クランプ部の所定位置を自動的に変更でき、操作性に優れたものにできる。
【0034】
又、第2上下動手段を第1位置と、第2位置と、第3位置とを有する構造とし、第3上下動手段にて下クランプリングを下リングに対して上下動するので、下部クランプ部のブラダ下部の交換の操作性に優れたものにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】タイヤ加硫機の中心機構の構成を示す断面図である。
【図2】タイヤ加硫機の中心機構における下モールド交換、及びブラダ交換の作動を説明する断面図である。
【図3】従来におけるタイヤ加硫機の中心機構の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 中心機構
2 ベースフレーム
3 下モールド(下金型)
4 グリーンタイヤ
5 下ビード
6 下ビードリング
7 ブラダ
9 上部クランプ部
10 下部クランプ部
11 ウェル
15 センターポスト
17 支持部材
18 第1上下動手段
21 下リング
22 下クランプリング
23 中空部材
26 第3上下動手段
31 円筒部材
32 昇降部材
34 雄ネジ
35 ナット部材(雌ネジ)
40 第2上下動手段
45 ストッパー手段
46 ストッパー部材

Claims (4)

  1. 開閉自在な上下金型に装入されるグリーンタイヤ内面に挿入自在なブラダの上部クランプ部及び下部クランプ部とが、それぞれ別個に上下動自在とされ、ブラダ収納用のウェルが備えられ、前記グリーンタイヤの下ビードを支持する下ビードリングが前記下金型に固定されたタイヤ加硫機の中心機構であって、
    前記上部クランプ部を支持するセンターポストと、
    前記下部クランプ部を支持すると共に、前記センターポストの周囲に延在する中空部材と、
    前記中空部材の下方に設けられた支持部材と、
    前記センターポストの下端に接続され、前記支持部材に取り付けられた第1上下手段と、
    前記支持部材の下方であって前記第1上下手段の周囲に位置し、雄ねじ部が設けられた筒部材と、
    前記雄ねじ部に螺合し駆動回転される雌ねじ部を回転可能に保持する昇降部材と、
    前記昇降部材に接続され、前記下金型を支持するフレームに対して取り付けられた第2上下動手段と、
    を備えてなるタイヤ加硫機の中心機構。
  2. 前記昇降部材と前記フレームとの間には、前記下部クランプ部の下方の移動を止める係脱自在なストッパー部材が設けられた請求項1に記載のタイヤ加硫機の中心機構。
  3. 前記第1上下動手段は、任意の居で停止可能な液体圧シリンダである請求項1に記載のタイヤ加硫機の中心機構。
  4. 前記第2上下手段は、前記下部クランプ部を前記ビードリングと並べる第1位置と、前記ビードリングより上に位置させる第2位置と、前記ブラダを前記ウェルの中に収納するために下降する第3位置とを有し、
    前記下部クランプ部は、前記ブラダの下端部を内側の下リングと外側の下クランプリングの間で押さえてクランプする構造であり、前記下クランプリングを上下動させる第3上下動手段が設けられた請求項2に記載のタイヤ加硫機の中心機構。
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