JP3568185B2 - 車載用電子機器の操作パネル駆動機構 - Google Patents

車載用電子機器の操作パネル駆動機構 Download PDF

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JP3568185B2 JP04439198A JP4439198A JP3568185B2 JP 3568185 B2 JP3568185 B2 JP 3568185B2 JP 04439198 A JP04439198 A JP 04439198A JP 4439198 A JP4439198 A JP 4439198A JP 3568185 B2 JP3568185 B2 JP 3568185B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は操作パネルを駆動する車載用電子機器に係わり、特に、使用者が車から離れるときに車載用電子機器を隠して盗難を防止するのに便利な車載用電子機器の操作パネル駆動機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
使用者が車から離れるときに、車載用電子機器を隠して盗難を防止するための装置が知られている。このような盗難防止装置として、操作パネルを反転させ操作パネルの裏面を表側として車載用電子機器を隠すように操作パネルを駆動する駆動機構を本願出願人が提案している。
【0003】
特願平7−303412号(特開平9−123842号)に本願の出願人が提案した車載用電子機器は、電子機器本体に回動自在に設けたレバーに操作パネルの側面端部を軸を介して回動自在に支持させ、前記軸を中心とするように第1のギヤを操作パネルに固着し、前記レバーの中間に立設された軸に第2のギヤを回転自在に支持し、電子機器本体に前記レバーの回動中心を中心とするように第3のギヤを固着し、第1のギヤと第2のギヤを噛み合わせ、第2のギヤと第3のギヤを噛み合わせると共に、前記レバーを回動駆動する構成となっている。
【0004】
この操作パネル駆動機構では、操作パネルをその端部の軸回りにギヤにより自転させるが、操作パネルに加わる重力が前記ギヤの駆動トルクの負荷として作用するために駆動機構の伝達トルクが大きくなり、装置が大掛かりになるという問題があった。
【0005】
また、操作パネルの自転軸はシャーシの軸回りの円弧状で移動し、その回動速度は自転速度と一定の比率であるため、操作パネルが水平となって後方の記録媒体挿入口を開くとき、操作パネルが略中央の高さ位置にあり、記録媒体挿入排出のために大きい空間を確保できないという問題があった。
【0006】
特願平8−103935号(特開平9−267699号)に本願の出願人が提案した車載用電子機器は、前記車載用電子機器の操作パネルの端部の軸を支持するレバーをさらにシャーシに回動自在に支持されたレバーに回動自在に支持させ、これら2つのレバーを回動させながら、操作パネルに固着されたギヤにより操作パネルを自転させる構成となっている。
【0007】
このような構成とすることにより、操作パネルが水平となって後方の記録媒体挿入口を開くとき、操作パネルを下方に位置させて、記録媒体挿入排出のために大きい空間を確保することができる。
【0008】
しかしながら、操作パネルをその端部の軸回りにギヤにより自転させるトルクが大きくなることは前述の機構と同様であり、さらに、この場合は操作パネルを支持するレバーが他のレバーに回動自在に支持されるために装置が大掛かりになるという問題があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は上記した点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、操作パネルを駆動するための駆動トルクが小さくなり、しかも、操作パネルの移動径路を自由に設定できる車載用電子機器の操作パネル駆動機構を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明の車載用電子機器の操作パネル駆動機構は、前方に操作パネルを配置し、前記操作パネルを駆動する駆動機構を設け、該駆動機構が傾動および出入自在な第1のレバーと、傾動および出入自在な第2のレバーを含み、前記第1のレバーおよび第2のレバーの夫々の先端を操作パネルの側面に第1および第2の軸を介して回動自在に係合させ、前記第1の軸が出入運動をしつつ前記第2の軸が第1の軸を中心に回転するように前記第1のレバーおよび第2のレバーを駆動することにより操作パネルの通常使用される操作面が前面となる第1の状態と操作パネルの前記操作面以外の面が前面となる第2の状態との間を移行するように操作パネルを反転させる車載用電子機器の操作パネル駆動機構において、第1のカムギヤと第3のレバーの一端を同軸に第3の軸を介してシャーシに回転自在に支持させ、第2のカムギヤを前記第3のレバーの他端に立設した第4の軸に回転自在に支持させる共に前記第1のカムギヤと噛み合わせ、前記第1のレバーに設けた夫々の長穴に前記第3の軸および第4の軸を挿通させると共に、第1のレバーの一端に立設した第5の軸を前記第1のカムギヤに設けた第1のカム溝と係合させ、前記第2のレバーに設けた長穴に前記第2のカムギヤに立設した第6の軸および第3のレバーに立設した第4の軸を挿通させると共に、第2のレバーの他端に立設した第7の軸を前記第2のカムギヤに設けた第2のカム溝と係合させ、シャーシに立設された第8の軸を前記第2のカムギヤに設けた第3のカム溝と係合させ、前記第1のカムギヤを回転駆動するように構成したものである。
【0012】
さらに、前記操作パネル駆動機構において、前記第1、第2および第3のレバーを夫々ばねで付勢し、前記第1、第2および第3のカム溝と夫々係合する軸との間の遊びを除去したものである。
【0013】
前記構成において、操作パネルと回動自在に係合する軸間の距離を離すことにより小さい力で操作パネルを回動させるために必要なトルクを得ることができ、必要伝達トルクが小さくなり、装置を小型にすることができる。
【0014】
また、第1、第2および第3のカム溝を任意の形状とすることにより、操作パネルの移動径路を任意に設定し、操作パネルが水平となって後方の記録媒体挿入口を開くとき、記録媒体挿入排出のために大きい空間を確保することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
この発明の適用された車載用音響機器の例を図面に基づいて説明する。図1は、この発明の実施例である車載用音響機器の操作パネル駆動機構を示す分解斜視図である。図に示すシャーシ1は装置全体を支持している。操作パネル2は装置の前面に配置されており、第1のレバー3および第2のレバー4は操作パネル2を支持している。すなわち、操作パネル2のねじ穴2aには第1のレバー3の先端部の穴3dを挿通した段付きねじ12a(第1の軸)が締着され、操作パネル2のねじ穴2bには第2のレバー4の先端部の穴4cを挿通した段付きねじ12b(第2の軸)が締着されている。
【0016】
第3のレバー5のボス5aは第1のレバー3の長穴3bを挿通し、さらに、第1のカムギヤ6の中心穴を挿通し、シャーシに立設された第3の軸1aと嵌合して止め輪13で係止されている。すなわち、第3の軸1aは第3のレバー5と第1のカムギヤ6を回転自在に支持しており、さらに、第1のレバー3の位置を規制している。
【0017】
第3のレバー5に立設された第4の軸5bは第1のレバー3の長穴3cおよび第2のレバー4の長穴4bを挿通し、さらに、第2のカムギヤ7に嵌着された軸受18を挿通し、これらを止め輪13で係止している。すなわち、第4の軸5bは第2のカムギヤ7を回転自在に支持し、第1のレバー3および第2のレバー4の位置を規制する。そして、第1のカムギヤ6と第2のカムギヤ7は常時噛み合っている。
【0018】
第1のレバー3の後端に立設された軸3a(第5の軸)は第1のカムギヤ6の第1のカム溝6aと係合している。第1のレバー3と第3のレバー5との間に掛けられた引張りコイルばね15は軸3a(第5の軸)とカム溝6aとの遊びを除去する。第1のレバー3は第3の軸1aと軸5b(第4の軸)により傾斜角が規制され、カム溝6aにより突出方向の位置が規制される。
【0019】
第2のカムギヤ7の穴7cに圧入された軸17(第6の軸)は第2のレバー4の長穴4bを挿通している。第2のレバー4の後端に立設された軸4a(第7の軸)は第2のカムギヤ7の第2のカム溝7aと係合している。第2のレバー4と軸受18との間に掛けられた引張りコイルばね16は軸4aとカム溝7aとの遊びを除去する。第2のレバー4は第4の軸5bと軸17(第6の軸)により傾斜角が規制され、カム溝7aにより突出方向の位置が規制される。
【0020】
シャーシ1に立設された軸1b(第8の軸)に回転自在に支持されたローラ11は第2のカムギヤ7の第3のカム溝7bと係合している。第3のレバー5とシャーシ1に設けられたばね掛け1cとの間に掛けられた引張りコイルばね14はローラ11とカム溝7bとの遊びを除去する。
【0021】
上記の第1〜第3のレバーおよび第1、第2のカムギヤは右側に示したものと対象形状のものがシャーシ1の左側にも取付けられており、操作パネル2は左右側面で支持されている。これらの第1のカムギヤ6は軸受19、19を介してシャーシ1に回転自在に支持された軸8に固着されたギヤ8a、8bと噛み合っている。
【0022】
ギヤ8aはシャーシ1に固定されたモータ10によりギヤアセンブリ9を介して回転駆動される。上記駆動機構の構造を分かり易くするために、図2に一部部材を透視して示す斜視図、図3に要部分解斜視図を示している。
【0023】
上記構成において、第1のレバー3および第2のレバー4は第1、第2のカムギヤの回転に伴い傾斜角および突出位置が変化する。図4にその変化する様子を示している。図4(a)は操作パネル2の操作面が前面となる使用状態である。この状態から第1、第2のカムギヤが一方向に回転すると、操作パネル2は図4(a)に示す状態から図4(b)(c)および(d)に示す状態を経由して図4(e)に示す状態となる。
【0024】
図4(e)に示す状態では操作パネル2の裏面が前側にきて音響機器の存在を隠すことができる。操作パネル2の移動軌跡はカムの形状により任意とすることができるので、記録媒体を挿入排出させるためのスペースを大きくとることができる。
【0025】
【発明の効果】
この発明の車載用電子機器の操作パネル駆動機構によれば、使用者が車を離れるときに操作パネルの裏側を前面として、電子機器を隠し盗難を防止することができる。
【0026】
また、操作パネルを駆動するための駆動トルクが小さくなり、駆動機構を小型軽量化することが可能である。さらに、カム溝の形状を任意の形状とすることで、操作パネルの移動径路を自由に設定できるため、操作パネルが略水平状態となる停止位置で電子機器本体の前が大きく開かれ、カセットテープのような厚い記録媒体も容易に挿入できるようになる。
【0027】
記録媒体は操作パネルを介することなく、直接に電子機器本体のディスク挿入口に挿入されるが、ディスク挿入口を操作パネルに近付くように前方に配置できるので、ディスクの出し入れが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例である車載用音響機器の操作パネル駆動機構を示す分解斜視図である。
【図2】同操作パネル駆動機構の要部を示す斜視図である。
【図3】同操作パネル駆動機構の要部を示す分解斜視図である。
【図4】同操作パネル駆動機構の動作を説明するための側面図である。
【符号の説明】
1 シャーシ、1a 軸(第3の軸)、1b 軸(第8の軸)、1c ばね掛
2 操作パネル、2a、2b ねじ穴
3 第1のレバー、3a 軸(第5の軸)、3b、3c 長穴、3d 穴
4 第2のレバー、4a 軸(第7の軸)、4b 長穴、4c 穴
5 第3のレバー、5a ボス、5b 軸(第4の軸)
6 第1のカムギヤ、6a 第1のカム溝
7 第2のカムギヤ、7a 第2のカム溝、7b 第3のカム溝、7c 穴
8 軸、8a、8b ギヤ
9 ギヤアセンブリ
10 モータ
11 ローラ
12a 段付きねじ(第1の軸)、12b 段付きねじ(第2の軸)
13 止め輪
14、15、16 引張りコイルばね
17 軸(第6の軸)
18、19 軸受

Claims (2)

  1. 前方に操作パネルを配置し、前記操作パネルを駆動する駆動機構を設け、該駆動機構が傾動および出入自在な第1のレバーと、傾動および出入自在な第2のレバーを含み、前記第1のレバーおよび第2のレバーの夫々の先端を操作パネルの側面に第1および第2の軸を介して回動自在に係合させ、前記第1の軸が出入運動をしつつ前記第2の軸が第1の軸を中心に回転するように前記第1のレバーおよび第2のレバーを駆動することにより操作パネルの通常使用される操作面が前面となる第1の状態と操作パネルの前記操作面以外の面が前面となる第2の状態との間を移行するように操作パネルを反転させる車載用電子機器の操作パネル駆動機構において、第1のカムギヤと第3のレバーの一端を同軸に第3の軸を介してシャーシに回転自在に支持させ、第2のカムギヤを前記第3のレバーの他端に立設した第4の軸に回転自在に支持させる共に前記第1のカムギヤと噛み合わせ、前記第1のレバーに設けた夫々の長穴に前記第3の軸および第4の軸を挿通させると共に、第1のレバーの一端に立設した第5の軸を前記第1のカムギヤに設けた第1のカム溝と係合させ、前記第2のレバーに設けた長穴に前記第2のカムギヤに立設した第6の軸および第3のレバーに立設した第4の軸を挿通させると共に、第2のレバーの他端に立設した第7の軸を前記第2のカムギヤに設けた第2のカム溝と係合させ、シャーシに立設された第8の軸を前記第2のカムギヤに設けた第3のカム溝と係合させ、前記第1のカムギヤを回転駆動するように構成した車載用電子機器の操作パネル駆動機構。
  2. 前記第1、第2および第3のレバーを夫々ばねで付勢し、前記第1、第2および第3のカム溝と夫々係合する軸との間の遊びを除去した請求項1の車載用電子機器の操作パネル駆動機構。
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