JP3567795B2

JP3567795B2 - Wiper mounting structure

Info

Publication number: JP3567795B2
Application number: JP13636699A
Authority: JP
Inventors: 洋一兼川; 利昭水野; 泰史佐伯; 達也日比野
Original assignee: Mitsubishi Motors Corp
Current assignee: Mitsubishi Motors Corp
Priority date: 1999-05-17
Filing date: 1999-05-17
Publication date: 2004-09-22
Anticipated expiration: 2019-05-17
Also published as: JP2000326831A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ワイパ取付構造に関し、特に、車両用ワイパ装置のワイパピボット取付部の構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、車両に搭載されるワイパ装置は、特開平８−２４４４号公報に記載されたように、一端にはフロントウインドを払拭するワイパアームが固定され、他端にはアーム部材やリンク部材等を介してワイパモータとが連結されたワイパピボットと、外側に複数のスタッドボルトが植設された板状のベース部と内側に軸受を介してワイパピボットを回動可能に支持するピボットホルダとを備え、車体のフロントウエスト部の車幅方向骨格部材の一部を構成するカウルトップパネルに形成された取付孔に各スタットボルトを差し込み、ナットで締め付けることによりピボットホルダをカウルトップパネルに取り付ける構造が採用されている。
【０００３】
また、実開平３−８６８７３号公報，実公平８−１１６２号公報に記載されたように、ピボットホルダと車両構成部材とを連結するブラケットに、ブラケットが容易に屈曲する易屈曲部や、ピボットホルダが容易に脱落する構造を設け、車両が衝突してワイパピボット部に前方から所定以上の荷重が加わった際に荷重が車両構成部材に加わらないようにした構造を採用したものがある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のワイパ取付構造において、ワイパピボットにワイパピボット軸方向の衝撃が加わる場合には、剛体であるピボットホルダから伝達された衝撃はカウルトップパネルに伝えられるが、車体骨格部材を構成するカウルトップパネルでは衝撃を効果的に吸収することが出来ず、ワイパピボットに物体が衝突する場合に、衝突した物体に加わる衝撃を低減出来ないという問題が有った。
【０００５】
本発明は、かかる課題に鑑み創案されたもので、ワイパピボットに軸方向から衝撃が加わった際に、ワイパピボットを移動させながら衝撃を吸収して、衝突物に加わる衝撃を低減可能にした、ワイパ取付構造を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明のワイパ取付構造（請求項１）では、一端にワイパアームが取り付けられ他端に該ワイパアームを駆動するリンクが取り付けられたワイパピボットと、該ワイパピボットを軸支するピボットホルダとを備え、該ピボットホルダには車体構成部材の下方から当接するフランジ部が設けられ、該ピボットホルダは該フランジ部を車体構成部材に対して当接させて締結部材を介して取り付けられ、該締結部材は、該車体構成部材の上方において、該ピボットホルダの外周に形成された溝部に係合装着されて該フランジ部と協働して該車体構成部材を挟持する可撓性のリングであって、該リングは、加わる衝撃が所定荷重を越えた場合には該ワイパピボットの軸方向に所定以上の荷重が加わった際に変形して該ピボットホルダを該車体構成部材から該ワイパピボットの軸方向の下方に脱落可能になっている。これにより、ワイパピボットに軸方向から物体が衝突した際には、ピボットホルダが下方に脱落するとともに衝撃を吸収することができ、物体に加わる衝撃を低減することができる。また、ワイパ作動時には、ピボットホルダは、軸方向に対してはリングとフランジ部とで車体構成部材を挟んでいるので、十分な剛性を有して車体構成部材に支持されているが、ワイパピボットの上方から軸方向の衝撃が加わって、リングに加わる衝撃が所定荷重を越えた場合には、リングが変形して脱落し、ワイパ装置全体が下方に移動すると同時に衝撃が吸収されるようになる。
なお、該リングには切れ目が設けられていることが好ましい。
【０００７】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
まず、本願の第１実施形態を図１〜図５に基づいて説明する。
図１，図２に示すように、車体構成部材であるカウル１は、カウルトップアウタ２とカウルトップインナ３とを上下に重ね合わせて閉断面構造となるように構成されている。カウルトップアウタ２の車体後方側にはウインドシールドガラス４の下端が接着剤５を介して強固に接着固定されている。また、カウルトップアウタ２の前側にはボンネット６の裏に圧接してエンジンルームとカウル１との間をシールするシール部材７が設けられている。また、カウルトップアウタ２の車両前後方向の略中央にはワイパ装置８を取り付けるための貫通孔２ａと取付孔２ｂが形成されている。
【０００８】
ワイパ装置８は、図示しない駆動用モータ，ワイパリンク９，揺動アーム１０，ピボットホルダ１１，ワイパピボット１２，ワイパアーム１３から構成される。
ワイパピボット１２の下端には揺動アーム１０の一端が図示しない取付ナットにより固定され、揺動アーム１０の他端にはワイパリンク９が接続される。また、ワイパピボット１２の上端にはワイパアーム１３がナット１４により固定されている。
【０００９】
ワイパピボット１２はピボットホルダ１１により回動可能に周囲を軸支されており、ピボットホルダ１１の軸方向の略中央には軸に直角方向に向かって広がる板状のフランジ部１１ａが一体に形成され、フランジ部１１ａには複数の貫通孔１１ｂが形成されている。
ピボットホルダ１１はフランジ部１１ａがカウルトップアウタ２の下部に重なるように貫通孔２ａに挿入され、フランジ部１１ａに形成された貫通孔１１ｂとカウルトップアウタ２に形成された取付孔２ｂとが重なるように位置決めされた後に両孔に取付部としての取付ボルト１５を貫通させ、取付ナット１６で締結することによりカウルトップパネル２に取り付けられる。
【００１０】
取付ナット１６は樹脂により形成され、軸方向に所定以上の荷重が加わるとねじ山が破壊されて取付ナット１６が脱落するもので、締結部材を構成している。なお、取付ナット１６以外に、取付ボルト１５、或いは取付ボルト１５と取付ナット１６の両方を所望の軸方向荷重で脱落すると同時にワイパ作動時にピボット軸に垂直な方向に加わる荷重を支えることが可能な樹脂或いは金属で形成しても良く、材質や径を変更することにより脱落時の荷重を容易に調整することが可能である。
【００１１】
また、ピボットホルダ１１下方のカウルトップ１内部には衝撃吸収部材１７が設けられている。
このような構成により、ワイパ作動時には、ピボットホルダ１１は取付ボルト１５と取付ナット１６の締結により軸方向、回転方向共に十分な剛性を有してカウルトップアウタ２に支持されているが、例えば車両が歩行者等と衝突して歩行者が跳ね上げられ、歩行者がワイパピボット１２に衝突すると、ワイパピボット１２の上方から矢印Ａのような軸方向の衝撃が加わることになり、ピボットホルダ１１からフランジ部１１ａに伝わって、取付部である取付ボルト１５，取付ナット１６からカウルトップアウタ２へと伝達される。その際、取付ボルト１５，取付ナット１６に加わる衝撃が所定荷重を越えた場合にはナット２０が破壊して脱落する際に衝撃が吸収され、さらにワイパ装置８全体が下方に移動してピボットホルダ１１の下端が衝撃吸収部材１７に接触して衝撃吸収部材を変形させることで衝撃を吸収するので、歩行者に加わる衝撃を低減することが可能となる。
【００１２】
また、取付ボルト１５，取付ナット１６以外は従来のワイパ装置に用いられた部品を流用することが可能なため新たにワイパ装置等を設計することが不要で製品コストを抑えることも可能である。
なお、図１，図２に示された上述の第１実施形態の取付部の構造に変えて、図３に示すように取付ナット１６の代わりにフランジ部１１ａの貫通孔１１ｂ′にねじ山を設け、これと締結される取付ボルト１５の方を樹脂製にして軸方向に所定以上の荷重が加わるとねじ山が破壊されるようにすれば、上述と同様の効果を得ることができる上、取付ボルト１５の締結のみでピボットブラケット１１をカウルトップアウタ２に取り付けることができるので取付作業を容易に行なうことができる。
【００１３】
また、図４に示すように、取付ボルト１５の代わりにカウルトップアウタ２から下方に向かって突出する取付ボルト１５′を植設し、樹脂製の取付ナット１６と締結することにより締結部材を構成する他、図５に示すように、取付ボルト１５の代わりにフランジ部１１ａから上方に向かって突出する取付ボルト１５″を植設し、樹脂製の取付ナット１６と締結することにより締結部材を構成するようにしても、上述と同様の効果を得ることができる。
【００１４】
次に、本願の第２実施形態を図６，図７に基づいて説明する。
ピボットホルダ１１のフランジ部１１ａの上方には溝部１１ｃが形成され、フランジ部１１ａには突起１１ｄが形成されている。
ピボットホルダ１１はフランジ部１１ａがカウルトップアウタ２の下部に重なるように貫通孔２ａに挿入され、フランジ部１１ａに形成された突起１１ｄとカウルトップアウタ２に形成された取付穴２ｂとが重なるように位置決めされた後にカウルトップアウタ２の上方からリング１８を溝部１１ｃに係合することによりカウルトップパネル２に取り付けられる。
【００１５】
締結部材を構成するリング１８は切れ目を有し、溝部１１ｃに係合するとともに貫通孔２ａ周縁近傍でカウルトップアウタ２を覆うように形成され、ワイパピボット１２の軸方向に所定以上の荷重が加わると、リング１８が撓むことにより溝部１１ｃから脱落するもので、金属或いは樹脂により形成されている。
ワイパ作動時には、ピボットホルダ１１は軸方向にはリング１８とフランジ部１１ａでカウルトップアウタ２を挟み、回転方向にたいしては突起１１ｄと取付孔２ｂの係合しているので、十分な剛性を有してカウルトップアウタ２に支持されているが、例えば車両が歩行者等と衝突して歩行者が跳ね上げられ、歩行者がワイパピボット１２に衝突すると、ワイパピボット１２の上方から矢印Ａ（図１参照）のような軸方向の衝撃が加わることになり、衝撃はピボットホルダ１１とカウルトップアウタ２との間に設けられたリング１８に伝達する。そして、リング１８に加わる衝撃が所定荷重を越えた場合にはリング１８が変形して脱落し、ワイパ装置８全体が下方に移動すると同時に衝撃が吸収され、さらにピボットホルダ１１の下端が衝撃吸収部材１７に接触して衝撃吸収部材を変形させることで衝撃を吸収するので、歩行者に加わる衝撃を低減することが可能となる。
【００１６】
また、ピボットホルダ１１をカウルトップパネルアウタ２の取付作業はピボットホルダ１１の位置決め後、リング１８を係合させることで行なえるので、作業性を向上させることができる。
【００１７】
【発明の効果】
以上のように、本発明のワイパ取付構造（請求項１）によれば、一端にワイパアームが取り付けられ他端に該ワイパアームを駆動するリンクが取り付けられたワイパピボットと、該ワイパピボットを軸支するピボットホルダとを備え、該ピボットホルダは車体構成部材に対して締結部材を介して取り付けられ、該締結部材は該ワイパピボットの軸方向に所定以上の荷重が加わった際に変形して該ピボットホルダを該車体構成部材から該ワイパピボットの軸方向の下方に脱落可能にしたので、ワイパピボットに軸方向から物体が衝突した際には、ピボットホルダが下方に脱落するとともに衝撃を吸収することができ、物体に加わる衝撃を低減することができる。
特に、本発明のワイパ取付構造（請求項１）によれば、ワイパ作動時には、ピボットホルダは軸方向に対してはリングとフランジ部とで車体構成部材を挟んでいるので、十分な剛性を有して車体構成部材に支持されているが、ワイパピボットの上方から軸方向の衝撃が加わり、リングに加わる衝撃が所定荷重を越えた場合にはリングが変形して脱落し、ワイパ装置全体が下方に移動すると同時に衝撃が吸収され、リングというシンプルな部材により衝撃吸収を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１実施形態としてのワイパ取付構造にかかる断面図である。
【図２】図１の要部断面図である。
【図３】本発明の第１実施形態の第１変形例を示す要部断面図である。
【図４】本発明の第１実施形態の第２変形例を示す要部断面図である。
【図５】本発明の第１実施形態の第３変形例を示す要部断面図である。
【図６】本発明の第２実施形態としてのワイパ取付構造にかかる要部断面図である。
【図７】本発明の第２実施形態としてのワイパ取付構造のリングを示す正面図である。
【符号の説明】
２カウルトップアウタ（車体構成部材）
２ａ貫通孔
４ウインドシールドガラス
６ボンネット
８ワイパ装置
９ワイパリンク
１０揺動アーム
１１ピボットホルダ
１１ａフランジ部
１２ワイパピボット
１３ワイパアーム
１５取付ボルト（締結部材）
１６取付ナット（締結部材）
１７衝撃吸収部材[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a wiper mounting structure, and more particularly to a structure of a wiper pivot mounting portion of a vehicle wiper device.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a wiper device mounted on a vehicle has a wiper arm for wiping a front window fixed at one end and an arm member or a link member at the other end, as described in JP-A-8-2444. A wiper pivot connected to the wiper motor, a plate-shaped base portion having a plurality of stud bolts planted on the outside, and a pivot holder rotatably supporting the wiper pivot via a bearing on the inside. The structure in which the pivot holder is attached to the cowl top panel by inserting each stat bolt into the mounting hole formed in the cowl top panel that forms a part of the vehicle width direction skeletal member at the front waist and tightening with a nut is adopted. I have.
[0003]
Further, as described in Japanese Utility Model Laid-Open Publication No. 3-86873 and Japanese Utility Model Publication No. 8-1162, an easy-bending portion where the bracket is easily bent, a pivot holder, There is a structure in which a structure is provided in which a load is easily applied and the load is not applied to the vehicle components when the vehicle collides and a predetermined load or more is applied to the wiper pivot portion from the front.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional wiper mounting structure, when an impact in the axial direction of the wiper pivot is applied to the wiper pivot, the impact transmitted from the rigid pivot holder is transmitted to the cowl top panel. The top panel cannot effectively absorb the impact, and there is a problem that when an object collides with the wiper pivot, the impact applied to the colliding object cannot be reduced.
[0005]
The present invention has been made in view of such a problem, and when an impact is applied to the wiper pivot from the axial direction, the impact is absorbed while moving the wiper pivot, and the impact applied to the collision object can be reduced. It is an object to provide a wiper mounting structure.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, in the wiper mounting structure (claim 1) of the present invention, a wiper pivot having a wiper arm attached to one end and a link for driving the wiper arm attached to the other end, and pivotally supporting the wiper pivot. A pivot holder, and the pivot holder is provided with a flange portion that comes into contact with the vehicle body component from below, and the pivot holder is attached via a fastening member by bringing the flange portion into contact with the vehicle body component. A flexible ring that engages with a groove formed on the outer periphery of the pivot holder above the vehicle body component and cooperates with the flange to clamp the vehicle body component; When the applied impact exceeds a predetermined load, the ring deforms when a predetermined load or more is applied in the axial direction of the wiper pivot, and the pivot deforms. It is enabled falling from the vehicle body structure member in the axial direction of the lower of the wiper pivot holder. Thus, when an object collides with the wiper pivot from the axial direction, the pivot holder falls down and the impact can be absorbed, so that the impact applied to the object can be reduced. Further, when the wiper is operated, the pivot holder holds the body component between the ring and the flange in the axial direction, so that the pivot holder is supported by the body component with sufficient rigidity. If the shock applied to the ring exceeds a predetermined load due to an axial shock applied from above, the ring is deformed and falls off, and the shock is absorbed at the same time as the entire wiper device moves downward. .
Preferably, a cut is provided in the ring.
[0007]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
An embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
First, a first embodiment of the present application will be described with reference to FIGS.
As shown in FIGS. 1 and 2, a cowl 1 as a vehicle body component is configured to have a closed cross-sectional structure in which a cowl top outer 2 and a cowl top inner 3 are vertically overlapped. The lower end of the windshield glass 4 is firmly adhered and fixed to the rear side of the cowl top outer 2 via an adhesive 5. In addition, a sealing member 7 is provided on the front side of the cowl top outer 2 so as to be pressed against the back of the hood 6 to seal between the engine room and the cowl 1. A through hole 2a for attaching the wiper device 8 and an attachment hole 2b are formed substantially at the center of the cowl top outer 2 in the vehicle front-rear direction.
[0008]
The wiper device 8 includes a drive motor (not shown), a wiper link 9, a swing arm 10, a pivot holder 11, a wiper pivot 12, and a wiper arm 13.
One end of a swing arm 10 is fixed to a lower end of the wiper pivot 12 by a mounting nut (not shown), and a wiper link 9 is connected to the other end of the swing arm 10. A wiper arm 13 is fixed to an upper end of the wiper pivot 12 by a nut 14.
[0009]
The periphery of the wiper pivot 12 is rotatably supported by the pivot holder 11, and a plate-like flange portion 11 a that extends in a direction perpendicular to the axis is formed integrally with the pivot holder 11 at substantially the center in the axial direction. A plurality of through holes 11b are formed in the flange 11a.
The pivot holder 11 is inserted into the through hole 2a so that the flange portion 11a overlaps the lower portion of the cowl top outer 2, and the through hole 11b formed in the flange portion 11a and the mounting hole 2b formed in the cowl top outer 2 overlap. After being positioned as described above, the mounting bolt 15 as a mounting portion is passed through both holes, and is fastened with the mounting nut 16 to be mounted on the cowl top panel 2.
[0010]
The mounting nut 16 is formed of resin, and when a load greater than a predetermined value is applied in the axial direction, the thread is broken and the mounting nut 16 falls off, and forms a fastening member. In addition to the mounting nut 16, the mounting bolt 15 or both the mounting bolt 15 and the mounting nut 16 can be dropped with a desired axial load, and at the same time, can support the load applied in the direction perpendicular to the pivot shaft when the wiper is operated. It may be formed of resin or metal, and it is possible to easily adjust the load at the time of dropping by changing the material and diameter.
[0011]
An impact absorbing member 17 is provided inside the cowl top 1 below the pivot holder 11.
With this configuration, when the wiper is operated, the pivot holder 11 is supported by the cowl top outer 2 with sufficient rigidity in both the axial direction and the rotational direction by fastening the mounting bolt 15 and the mounting nut 16. When the pedestrian collides with the pedestrian or the like, the pedestrian is jumped up, and the pedestrian collides with the wiper pivot 12, an axial impact as indicated by an arrow A is applied from above the wiper pivot 12, and the pivot holder 11 It is transmitted to the cowl top outer 2 from the mounting bolts 15 and the mounting nuts 16 which are the mounting portions, by being transmitted to the flange portion 11a. At this time, if the impact applied to the mounting bolt 15 and the mounting nut 16 exceeds a predetermined load, the impact is absorbed when the nut 20 is broken and falls off, and the entire wiper device 8 moves downward to move the pivot holder. Since the lower end of 11 makes contact with the shock absorbing member 17 and deforms the shock absorbing member to absorb the shock, it is possible to reduce the shock applied to the pedestrian.
[0012]
Since parts other than the mounting bolt 15 and the mounting nut 16 can be used for the conventional wiper device, it is not necessary to newly design a wiper device and the like, and the product cost can be reduced.
In addition, instead of the structure of the mounting portion of the above-described first embodiment shown in FIGS. 1 and 2, instead of the mounting nut 16, a thread is formed in the through hole 11b 'of the flange portion 11a as shown in FIG. The same effect as described above can be obtained by providing the mounting bolt 15 to be fastened with the resin and making the screw thread break when a load more than a predetermined amount is applied in the axial direction. Since the pivot bracket 11 can be mounted on the cowl top outer 2 only by fastening the mounting bolts 15, the mounting operation can be easily performed.
[0013]
As shown in FIG. 4, a fastening member is formed by implanting a mounting bolt 15 ′ projecting downward from the cowl top outer 2 in place of the mounting bolt 15 and fastening the mounting bolt 15 ′ to a resin mounting nut 16. In addition, as shown in FIG. 5, instead of the mounting bolt 15, a mounting bolt 15 ″ protruding upward from the flange portion 11a is implanted and fastened to a resin-made mounting nut 16 to form a fastening member. Even if it does, the same effect as described above can be obtained.
[0014]
Next, a second embodiment of the present application will be described with reference to FIGS.
A groove 11c is formed above the flange 11a of the pivot holder 11, and a protrusion 11d is formed on the flange 11a.
The pivot holder 11 is inserted into the through hole 2a such that the flange portion 11a overlaps the lower portion of the cowl top outer 2, and the projection 11d formed on the flange portion 11a and the mounting hole 2b formed on the cowl top outer 2 overlap. The ring 18 is attached to the cowl top panel 2 by engaging the ring 18 with the groove 11 c from above the cowl top outer 2.
[0015]
The ring 18 constituting the fastening member has a cut, is formed so as to be engaged with the groove 11c and to cover the cowl top outer 2 in the vicinity of the periphery of the through hole 2a, and a predetermined load or more is applied in the axial direction of the wiper pivot 12. The ring 18 bends from the groove 11c by bending, and is made of metal or resin.
When the wiper is operated, the pivot holder 11 has the rigidity because the cowl top outer 2 is sandwiched between the ring 18 and the flange portion 11a in the axial direction, and the projection 11d and the mounting hole 2b are engaged in the rotation direction. For example, when the vehicle collides with a pedestrian or the like and the pedestrian jumps up and the pedestrian collides with the wiper pivot 12, an arrow A (FIG. 1) is displayed from above the wiper pivot 12. (See FIG. 2), and the shock is transmitted to a ring 18 provided between the pivot holder 11 and the cowl top outer 2. When the impact applied to the ring 18 exceeds a predetermined load, the ring 18 is deformed and falls off, and the impact is absorbed at the same time when the entire wiper device 8 moves downward, and further, the lower end of the pivot holder 11 is attached to the impact absorbing member. Since the impact is absorbed by deforming the impact absorbing member by contacting the contact 17, the impact applied to the pedestrian can be reduced.
[0016]
In addition, the work of attaching the pivot holder 11 to the outer cowl top panel 2 can be performed by engaging the ring 18 after the positioning of the pivot holder 11, so that the workability can be improved.
[0017]
【The invention's effect】
As described above, according to the wiper mounting structure of the present invention (claim 1), the wiper pivot having the wiper arm attached to one end and the link for driving the wiper arm attached to the other end, and pivotally supporting the wiper pivot. A pivot holder, the pivot holder being attached to a vehicle body component via a fastening member, wherein the fastening member is deformed when a predetermined load or more is applied in the axial direction of the wiper pivot, and the pivot holder is deformed. Can be dropped from the vehicle body component below the wiper pivot in the axial direction, so that when an object collides with the wiper pivot from the axial direction, the pivot holder can fall down and absorb the impact. Therefore, the impact applied to the object can be reduced.
In particular, according to the wiper mounting structure of the present invention (claim 1 ), when the wiper is operated, the pivot holder sandwiches the vehicle body component between the ring and the flange in the axial direction, so that the pivot holder has sufficient rigidity. However, if an impact in the axial direction is applied from above the wiper pivot and the impact applied to the ring exceeds a predetermined load, the ring deforms and falls off, and the entire wiper device moves downward. The shock is absorbed at the same time as moving, and the shock absorption can be realized by a simple member called a ring.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view of a wiper mounting structure according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a sectional view of a main part of FIG.
FIG. 3 is a sectional view of a main part showing a first modification of the first embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a sectional view of a main part showing a second modification of the first embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a sectional view of a main part showing a third modification of the first embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a sectional view of a main part of a wiper mounting structure according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a front view showing a ring of a wiper mounting structure according to a second embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
2 Cowl top outer (body components)
2a Through hole 4 Windshield glass 6 Bonnet 8 Wiper device 9 Wiper link 10 Swing arm 11 Pivot holder 11a Flange part 12 Wiper pivot 13 Wiper arm 15 Mounting bolt (fastening member)
16 Mounting nut (fastening member)
17 Shock absorbing member

Claims

一端にワイパアームが取り付けられ他端に該ワイパアームを駆動するリンクが取り付けられたワイパピボットと、
該ワイパピボットを軸支するピボットホルダとを備え、
該ピボットホルダには車体構成部材の下方から当接するフランジ部が設けられ、該ピボットホルダは該フランジ部を車体構成部材に対して当接させて締結部材を介して取り付けられ、
該締結部材は、該車体構成部材の上方において、該ピボットホルダの外周に形成された溝部に係合装着されて該フランジ部と協働して該車体構成部材を挟持する可撓性のリングであって、該リングは、加わる衝撃が所定荷重を越えた場合には変形して該ピボットホルダを該車体構成部材から該ワイパピボットの軸方向の下方に脱落可能になっている
ことを特徴とする、ワイパ取付構造。A wiper pivot having a wiper arm attached to one end and a link for driving the wiper arm attached to the other end;
A pivot holder for pivotally supporting the wiper pivot,
The pivot holder is provided with a flange portion that comes into contact with the vehicle body component from below, and the pivot holder is attached via a fastening member by bringing the flange portion into contact with the vehicle body component,
The fastening member is a flexible ring that is engaged and mounted in a groove formed on the outer periphery of the pivot holder above the vehicle body component and cooperates with the flange to clamp the vehicle body component. When the applied shock exceeds a predetermined load, the ring is deformed so that the pivot holder can be dropped from the vehicle body component below the wiper pivot in the axial direction. , Wiper mounting structure.

該リングには切れ目が設けられていることを特徴とする、請求項１記載のワイパ取付構造。 The wiper mounting structure according to claim 1 , wherein the ring is provided with a cut .