JP3567132B2 - ロール状海苔シートの製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば軍かん巻き、握り飯の部分巻き、帯巻き等の海苔巻きに使用するロール状海苔シートの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、軍かん巻き、握り飯の部分巻き、帯巻き等の海苔巻きに使用する海苔は、図5に示したように、矩形状の海苔シートaを、当該用途に応じた形状、大きさにカットすることで形成されている。
【0003】
即ち、一般に市販されている海苔シートaは、長さbが210mm、幅cが190mmに規格化して形成されているので、例えば、これを軍かん巻きの海苔シートa1・・・a7に切断する場合、図示したように、7枚しか得られない。その理由は、一枚、一枚切断していては切断効率が悪いため、多数枚重合して切断刃(回転刃)を当てがい、一挙に切断しているが、このような切断方法では、切断刃の厚さ部分が切屑となってしまう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従って、図5に示したように、約3mmの幅の切屑部分d・・・を除いた、長さeが150mm、幅fが30mmの軍かん巻用海苔シートa1、a2・・・a7として面積的に計算せざるを得ず、その結果、既述のようにして得られる海苔シートa1・・・a7の枚数は7枚となる。
【0005】
さらに、既述した従来技術によると、図5に示したように、長さgが150mm、幅hが24mm及び長さiが57mm、幅jが37mmの部分kの海苔の無駄が生じる他、自動切断機により、海苔aを多数枚重合して縦・横に切断刃、あるいは海苔a自体の向きを換えて切断しなけれならないため、切断方法が複雑で効率が悪いうえに、切断面が凹凸(ギザギザ)等を生じて体裁が悪い。図5において、lは、幅3mmの海苔余端を示す。
【0006】
【目的】
本発明は、上記した従来技術が有するこのような問題点に鑑みて検討の結果なされたもので、複数枚の矩形状海苔シートを長尺方向に接着して形成した長尺海苔シートを、その短尺方向に所定間隔をおいて長尺方向へ切断し、複数枚の帯状長尺海苔シートを形成し、これらをリールに巻き取るようにしたことにより、海苔シートの無駄を極力少なくでき、かつ切断面が美しく、外観上体裁の良いロール状海苔シートを製造できるようにした方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1においては、複数枚の矩形状海苔シートを、その長尺方向に亘って互いの端縁を接着することで長尺海苔シートを形成し、該長尺海苔シートの短尺方向に所定間隔をおいて、かつ長尺方向へ平行に切り目を入れ、これによって所要幅の複数枚の帯状長尺海苔シートを分割形成した後、当該各帯状長尺海苔シートを、幅方向に隣接する帯状長尺海苔シートに対応するよう一個おきに上下位置に配置させたリールに巻き取ることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るロール状海苔シートの製造方法の実施に適用される装置について図面を参照せて説明する。
図1は、上記装置の平面図を示し、図2は、同上装置の側面図を示し、図
3は、リールに、複数枚の帯状長尺海苔シートを巻き取った状態の斜視図を示し、図4は、長尺海苔シートを、複数枚の帯状長尺海苔シートに切断する状態の平面図を示す。
【0010】
上記装置は、図1及び図2に示したように、回転刃1(スリッター)と、上下二個一対の複数枚の帯状長尺海苔シート巻き取りリール2、3と、上下二個一対の海苔シート余端巻き取りリール4、5と、上記回転刃1、及び巻き取りリール2、3、4、5の図示しない各駆動源とで構成されている。
【0011】
上記回転刃1は、次のように構成されている。
図1に示したように、円板状にして、かつ外周に断面略V字形状の刃部1bを設けた複数(図示例では7個)の刃体1a、1a・・・と、円板状にして、外周を所定幅を有する平面に設けた複数(図示例では7個)の回転板1c、1c・・・を、上下に平行に支承した各回転軸6、7に、その軸方向へ一定の間隔イをおいて対向固定して、図2に矢印ロ、ハで示した方向へ図示しない駆動源によって対向回転可能にフレームに軸支されることで、後述する長尺海苔シート8を、短尺方向(幅方向)に所定の間隔をおいて、かつ長尺方向へ平行に切断可能に形成されている。
【0012】
上記上下二個一対の帯状長尺海苔シート巻き取りリール2、3は、上記した回転刃1の後方部(図1及び図2において右方向)において、上下に所定の間隔をおいて、かつ図2に矢印ニ、ホで示した外側へ対称に回転自在に、図示しないフレームに平行に軸支され、上記回転刃1によって切断された複数(図示例では6枚)の帯状長尺海苔シート8a、8b、8c、8d、8e、8fのうち、その短尺方向において図3に示したように、一個おきに二個一対のリール2、3に、幅方向へ一定の間隔ヘをおいて巻き取りされるよう構成されている。
【0013】
即ち、上記複数枚の帯状長尺海苔シート8a、8b、8c、8d、8e、8fのうち、当記帯状長尺海苔シート8a、8c、8eは一方のリール2に、他の帯状長尺海苔シート8b、8d、8fは他方のリール3に各巻き取られることで、複数枚の帯状長尺海苔シート8a、8b・・・の各切断面同志が接触するのを防止して、当該切断面が直線的に美しく保たれるように構成されている。
【0014】
上記二個一対の海苔シート余端巻き取りリール4、5は、次のように構成されている。
図1及び図2に示したように、既述切断刃1と、二個一対のリール2、3との間において上下に所定の間隔をおいて平行に図示しないフレームに軸支され、駆動源によって図2に矢印ト、チで示したように外側へ対称に回転されることで、長尺海苔シート8の短尺方向(幅方向)に切断された両余端8g、8gを巻き取るよう構成されている。
【0015】
図4に示したように、長尺方向bの幅が210mm、短尺方向cの幅が190mmに規格化されている一般の矩形状海苔シートaを複数枚にその長尺方向に亘って互いに端縁の略10mm程度ののり代9を重ね合せて接着することで、長尺海苔シート8を形成する。この接着部9aは、上記端縁にアルコール、好ましくは「焼酎」を塗布して重合し、この重合部を図示しないロールにて加熱圧着して行なうものである。
【0016】
次に、本発明に係るロール状海苔シートの製造方法について説明する。
図1及び図2に示したように、複数枚の矩形状海苔シートaを接着して形成した長尺海苔シート8を、その長尺方向の一端を、既述した回転刃1における刃体1aと回転体1cとの間に入れると、上記刃体1a、回転体1cが内側に対向回転することで、該長尺海苔シート8は、その短尺方向(幅方向)に所定の間隔イをおいて、かつ長尺方向に平行に切れ目10、10・・・(図1及び図4参照)が入り、これによって所要幅の複数枚(図示例では6枚)の帯状長尺海苔シート8a・・・8fが分割形成される。
【0017】
長尺海苔シート8の短尺方向の両余端8g、8gも回転刃1によって切断され、上下の二個一対のリール4、5に各々巻き取られる。
上記長尺海苔シート8は一枚一枚切断刃1によって切断されることにより、切屑が出にくく、また、同時に複数枚の帯状長尺海苔シート8a・・・8fは二個一対のリール2、3に巻き取られて、図3に示したようなロール状海苔シート8h・・・、8i・・・が得られる。
【0018】
さらに、図4に示したように、このロール状海苔シート8h・・・、8i・・・を一枚の海苔シートa毎に一単位として計算した場合、その面積上からいうと、長さgが150mm、幅fが30mmの軍かん巻き用の海苔シートa1、a2、a3、a4、a5、a6、a7、a8の合計8枚が得られることがわかる。
【0019】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係るロール状海苔シートの製造方法によれば、海苔の無駄を極力少なくでき、かつ切断面が直線的で綺麗な帯状のロール状海苔シートを効率良く得ることができる。さらに、長尺海苔シートを、その短尺方向へ所要間隔をおいて切断して得られた複数枚の帯状長尺海苔シートを、上下に配置された二個一対のリールに対し、短尺方向へ一枚おきに、所定の間隔をおいて巻き取ることによって、各帯状長尺海苔シートの切断面同志が接触することはないので、各切断面が保護され、より美しいロール状海苔シートが確実、容易に得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るロール状海苔シート製造方法に適用される装置を示す平面図である。
【図2】同上装置を示す側面図である。
【図3】本発明の製造方法によって製造した複数のロール状帯状長尺海苔シートを示す斜視図である。
【図4】海苔シートを長尺方向に接着して得た長尺海苔シートを複数枚の帯状長尺海苔シートに分割形成した状態を示す平面図である。
【図5】従来の海苔シート切断状態を示す平面図である。
【符号の説明】
a 矩形状の海苔シート
aa・・・8f 帯状長尺海苔シート
イ 間隔
2、3 リール
10 切れ目
Claims (1)
- 複数枚の矩形状海苔シートを、その長尺方向に亘って互いの端縁を接着することで長尺海苔シートを形成し、該長尺海苔シートの短尺方向に所定間隔をおいて、かつ長尺方向へ平行に切り目を入れ、これによって所要幅の複数枚の帯状長尺海苔シートを分割形成した後、当該各帯状長尺海苔シートを、幅方向に隣接する帯状長尺海苔シートに対応するよう一個おきに上下位置に配置させたリールに巻き取ることを特徴とするロール状海苔シートの製造方法。
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