JP2006052193A - 貼付剤の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 剥離紙が2枚の合成樹脂製シートからなる貼付剤の製造方法であって、全面に亘って平坦な粘着剤層面が得られる貼付剤の効率的な製造方法を提供することである。
【解決手段】 合成樹脂製の第1長尺シートの一方の端辺を連続して折り返して折部に超音波ホーンを圧接して超音波振動を与えて折目を連続形成して重ね代部を形成する工程と、合成樹脂製の第2長尺シートの一方の端辺を前記第1長尺シートの重ね代部の前記一方の端辺上に連続して重ね合わせて長尺重合シートを形成する工程と、前記長尺重合シートの前記重ね代部と反対面側に薬効成分を有する粘着剤層を形成する工程と、前記粘着剤層面に基材を貼合して長尺状の積層体とする工程と、前記積層体の長尺方向の両端部を切断すると共に長尺方向に直交する方向を切断する工程とからなることを特徴とする貼付剤の製造方法。
【選択図】 図1

Description

本発明は、パップ剤等の外用貼付剤の製造方法に関するものである。
従来、パップ剤等の外用貼付剤は、不織布などの基材に薬効成分を含有させた粘着剤を塗布して薬効成分を有する粘着剤層を形成し、この粘着剤層の保護を目的としてこの粘着剤層上に合成樹脂製シートを積層した構成からなり、使用時には前記合成樹脂製シートを剥離して前記薬効成分を有する粘着剤層を露出させ、この露出面を皮膚に貼り付けて使用される。
そして、この種の外用貼付剤は、従来、前記粘着剤層を保護する前記合成樹脂製シートが一枚もので構成されていたが、前記合成樹脂製シートを前記粘着剤層から剥離するのは結構大変な作業であり、特に高齢者にとっては煩雑なものであった。そのために、高齢者であっても前記粘着剤層から容易に前記合成樹脂製シートを剥離することができる外用貼付剤が要望され、これに応える提案が近年なされると共に実用化されている。
その一つとしては、伸縮性を有する支持体と、前記支持体の一面の略全面に展着された膏体と、前記膏体の全面に貼着された剥離シートと、前記剥離シートに所定間隔を持って形成された切れ目部とを備えた貼付剤がある(たとえば、特許文献1参照)。この特許文献1に開示されたものは、前記貼付剤の前記切れ目部に平行な両端を手指で摘んで左右に引っ張ることにより前記切れ目部で前記剥離シートが切断されると共に切断端部が自然に捲れ上がり、この部分を容易に手指で摘むことができるために前記剥離シートを容易に剥離することができるというものである。しかしながら、特許文献1に記載された貼付剤は、膏体の材料種、あるいは、剥離シートの厚さによっては切れ目部から膏体が滲み出す虞があり、貼付剤を数枚重ね合わせて包装した際に、貼付剤同士が接着する虞があるという問題がある。
また、他の一つとしては、不織布等に粘着剤を塗布した粘着シートの粘着剤層面の領域を二分して覆うように粘着剤層面に貼付される第1離型紙と第2離型紙とを備え、前記第1離型紙は、端部で折り返される第1摘み片を有し、前記第2離型紙は前記第1摘み片の上に第2摘み片を有する構成からなる貼付剤である(たとえば、特許文献2参照)。この特許文献2に開示されたものは、前記第1摘み片と前記第2摘み片とが粘着剤層に貼着されていないために、前記第1摘み片と前記第2摘み片とを容易に手指で摘むことができるために前記第1離型紙と前記第2離型紙とを容易に剥離することができるというものである。この特許文献2に記載された貼付剤は、特許文献1の貼付剤のように、貼付剤を数枚重ね合わせて包装した際に、貼付剤同士が接着する虞はないものであるが、この貼付剤の製造は作業性等から、通常は、第1離型紙の端部で折り返された第1摘み片の上に第2離型紙を重ね合わせた状態の第1離型紙と第2離型紙の前記第1、第2摘み片のない面に粘着剤を塗布すると共に該塗布面に不織布等を貼着する製造方法が採られるものである。そして、前記第1摘み片を設けるために端部で折り返される折部は、元に戻ることがないようにシャープな折目を形成する必要があり、物理的に圧を加えて折目を付けるなり、あるいは、熱と圧とを加えて折目を付ける方法が一般的であり、前記離型紙が文字通り紙等の容易に塑性変形する材料であるならば、上記方法で問題ないものであるが、前記離型紙が柔軟性を有する合成樹脂製のシートからなる場合に、折目は付けることはできても、折目の両側の合成樹脂製のシートに膨らみが生じるために、前記離型紙に粘着剤を塗布し、害塗布面に不織布等を貼着した貼付剤は、第1離型紙の折り返し部と第2離型紙との境界部部に一条の凸条部が形成され、平坦面を有する貼付剤が得られないという問題が生じる。
特開2001−245918号公報 特開2002−65726号公報
そこで本発明は、剥離紙が2枚の合成樹脂製シートからなる上記した後者のタイプの貼付剤を製造する方法であって、一方の合成樹脂製シートの折り返し部の折目と他方の合成樹脂製シートとの境界部分において薬効成分を有する粘着剤層面に一条の凸条部が形成されることなく、全面に亘って平坦な粘着剤層面が得られる貼付剤の効率的な製造方法を提供することである。
本発明者は、上記課題を達成するために、請求項1記載の本発明は、離型シートとなる合成樹脂製の長尺シート側に粘着剤を塗布し、該塗布面に基材を貼着する貼付剤の製造方法において、合成樹脂製の第1長尺シートの一方の端辺を連続して折り返すと共に折り返すことにより形成された折部を介して重ね合わせる工程と、前記折部に超音波ホーンを圧接して超音波振動を与えて折目を連続形成して重ね代部を形成する工程と、合成樹脂製の第2長尺シートの一方の端辺を前記第1長尺シートの重ね代部の前記一方の端辺上に連続して重ね合わせて長尺重合シートを形成する工程と、前記長尺重合シートの前記重ね代部と反対面側に薬効成分を有する粘着剤を塗布して粘着剤層を形成する工程と、前記粘着剤層面に基材を貼合して長尺状の積層体とする工程と、前記積層体の長尺方向の両端部を切断すると共に前記長尺方向に直交する方向を切断する工程とからなることを特徴とするものである。
また、請求項2記載の本発明は、離型シートとなる合成樹脂製の長尺シート側に粘着剤を塗布し、該塗布面に基材を貼着する貼付剤の製造方法において、合成樹脂製の長尺シートを長尺方向に切断して第1長尺シートと第2長尺シートに分割する工程と、前記第1長尺シートの切断した端辺を連続して折り返すと共に折り返すことにより形成された折部を介して重ね合わせる工程と、前記折部に超音波ホーンを圧接して超音波振動を与えて折目を連続形成して重ね代部を形成する工程と、前記第1長尺シートと前記第2長尺シートとを重合させるために幅寄せし、前記第2長尺シートの切断した端辺を前記第1長尺シートの重ね代部の前記切断した端辺上に連続して重ね合わせて長尺重合シートを形成する工程と、前記長尺重合シートの前記重ね代部と反対面側に薬効成分を有する粘着剤を塗布して粘着剤層を形成する工程と、前記粘着剤層面に基材を貼合して長尺状の積層体とする工程と、前記積層体の長尺方向の両端部を切断すると共に前記長尺方向に直交する方向を切断する工程とからなることを特徴とするものである。
また、請求項3記載の本発明は、請求項2記載の貼付剤の製造方法において、前記合成樹脂製の長尺シートを長尺方向に切断して第1長尺シートと第2長尺シートに分割する切断線が凹部と凸部とが繰り返す曲線および/ないし直線であることを特徴とするものである。
また、請求項4記載の本発明は、請求項3記載の貼付剤の製造方法において、前記第1長尺シートの重ね代部の前記切断した端辺上に前記第2長尺シートの前記切断した端辺が重ね合わされる部分において、前記第1長尺シートの重ね代部の前記切断した端辺の凹部に対して前記第2長尺シートの前記切断した端辺の凸部が、また、前記第1長尺シートの重ね代部の前記切断した端辺の凸部に対して前記第2長尺シートの前記切断した端辺の凹部が対応するように重ね合わされていることを特徴とするものである。
本発明は、請求項1記載の貼付剤の製造方法を採ることにより、第1長尺シートの折目の両側のシートに膨らみが生じることがないために、第1長尺シートの折目と第2長尺シートの境界部分において凸条部が発生しない平坦な粘着剤層面を有する品質良好な貼付剤を効率的に製造することができるという効果を奏するものである。
また、本発明は、請求項2、3のいずれかに記載の貼付剤の製造方法を採ることにより、長尺シートの給紙部が一つで済むためにそれだけコストも安くコンパクトにすることができ、特に貼付剤を多列付けで製造する際に、この効果は一層大きなものとすることができると共に生産性を飛躍的に向上させることができる。
また、本発明は、請求項4記載の製造方法を採ることにより、第1長尺シートの重ね代部の端辺と前記重ね代部に重ねる(重合する)第2長尺シートの端辺を明確に確認することができると共にそれぞれの端辺をより摘み易くすることができるという効果を奏するものである。
上記の本発明について、図面等を用いて以下に詳しく説明する。
図1は本発明にかかる貼付剤の製造方法で製造された貼付剤の一実施例を示す要部透視平面図、図2は図1のX−X線断面を図解的に示す図、図3は本発明の貼付剤の製造工程の一例を図解的に示す図、図4は本発明の貼付剤の製造工程の他の例を図解的に示す図、図5は端辺折曲部に用いる装置を図解的に示す図、図6は反転部を図解的に示す図、図7は長尺重合シートを図解的に示す図、図8は幅寄せ部を図解的に示す図であり、図中の1は積層体、1’は貼付剤、2は基材、3は粘着剤層、4は折目、5は長尺重合シート、5’は重合シート、50,50”は第1長尺シート、50’は第1シート、51,51”は第2長尺シート、51’は第2シート、αは重ね代部、βは折部、Aは第1給紙部、Bは端辺折曲部、Cは超音波振動部、Dは反転部、Eは重合部、Fは第2給紙部,Gは粘着剤塗布部、Hは貼着部、Iは第3給紙部、Jは両端部切断部、Kは横方向切断部、Lは半裁部、Mは幅寄せ部をそれぞれ示す。
図1は本発明にかかる貼付剤の製造方法で製造された貼付剤の一実施例を示す要部平面図、図2は図1のX−X線断面を図解的に示す図であって、貼付剤1’は基材2上に薬効成分を有する粘着剤を塗布して形成した粘着剤層3を設け、該接着剤層3上に一方の端辺が折目4で180度折り曲げられた重ね代部αを有する合成樹脂製の第1シート50’と該第1シート50’の前記重ね代部αにその一方の端辺を重ね合わせた合成樹脂製の第2シート51’とからなる重合シート5’を設けたものである。前記重ね代部αにおける前記第1シート50’と第2シート51’のそれぞれの端辺は曲線状の凹部と凸部を有する繰返し形状に構成され、前記第1シート50’の折り返された凸部と前記第2シート51’の凹部、前記第1シート50’の折り返された凹部と前記第2シート51’の凸部が対応するように、かつ、前記第1シート50’の折り返された凸部が前記第2シート51’の凹部から僅かに突出するように構成されている。これは前記重合シート5’を剥離する貼付剤1の使用者に前記第2シート51’から剥がすことを目視的に知らせるためである。
前記基材2としては、不織布、織布、編布等を挙げることができ、前記第1シート50’や前記第2シート51’としては、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル等の延伸ないし未延伸の合成樹脂製シートを挙げることができ、剥離時の軽さ(剥離のし易さ)や製造時の気泡の抜け易さ等を考慮するとエンボス加工が施された合成樹脂製シートが好ましい。また、薬効成分を有する粘着剤層3を形成する粘着剤としては、たとえば、水とデンプン、マンナン、寒天、アルギン酸ナトリウム、トラガントガム、アラビアゴム、デキストラン、レバン、膠、ゼラチン、カゼイン、コラーゲン等の天然物、ビスコース、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルデンプン、ジアルデヒドデンプン等の半合成品、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチレンオキサイド等の合成品等に、シリカゾル、アルミナゾル、粘土、水ガラス、各種金属塩等を加え、また、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、シリコーンオイル等を加えたもの、あるいはさらに無機充填剤を加えたものやこれにさらに粘着付与剤等を加えたものを挙げることができる。
前記粘着剤層3に配合される薬効成分としては、サリチル酸メチル、サリチル酸グリコール、1−メントール、インドメタシン等の抗炎症薬を挙げることができるが、もちろん、これに限定されるものではない。
次に、本発明の貼付剤1’の製造方法の一実施例について説明する。
図3は本発明の貼付剤の製造工程の一例を図解的に示す図であって、第1給紙部Aから繰り出された一方の端辺が曲線状の凹部と凸部を有する繰返し形状に形成された合成樹脂製の第1長尺シート50は端辺折曲部B(図5参照)において、前記曲線状の凹部と凸部を有する繰返し形状からなる端辺が折部βで折り返されて重ね合わされ、続いて超音波振動部Cにおいて、前記折部β(図5参照)に超音波ホーンを圧接して超音波振動を与えてその両側のシートに膨らみが生じることがない折目(折り畳まれた折目)4(図1、2参照)からなる重ね代部α(図1、2参照)を形成し、続いて反転部D(図6参照)にて前記重ね代部α(図1、2参照)が下側に位置するように前記第1長尺シート50を反転し、続いて重合部Eにて第2給紙部Fから繰り出された一方の端辺が曲線状の凹部と凸部を有する繰返し形状に形成された合成樹脂製の第2長尺シート51の前記曲線状の凹部と凸部を有する繰返し形状からなる端辺が前記第1長尺シート50の重ね代部αの折り畳まれた前記一方の端辺上に、かつ、前記第1長尺シート50の折り返された凸部(あるいは凹部)と前記第2長尺シート51の凹部(あるいは凸部)が対応するように重ね合わせて前記第1長尺シート50と前記第2長尺シート51のそれぞれの他方の端辺が両端を構成する長尺重合シート5(図7参照)を形成し、続いて粘着剤塗布部Gにおいて、前記長尺重合シート5(図7参照)の前記重ね代部α(図1、2参照)の反対面に薬効成分を有する粘着剤を塗布して粘着剤層3(図1、2参照)を形成し、続いて貼着部Hにおいて、前記粘着剤層3(図1、2参照)面に第3給紙部Iから繰り出した基材2を貼着して長尺状の積層体1(図3参照)となし、続いて長尺方向の両端部を両端部切断部Jで連続して切断すると共に長尺方向に直交する方向を横方向切断部Kで一定間隔に切断することにより本発明の貼付剤1’(図1参照)を連続的に製造することができる。
次に、本発明の貼付剤1’の製造方法の他の実施例について説明する。
図4は本発明の貼付剤の製造工程の他の例を図解的に示す図であって、第1給紙部Aから繰り出された幅広(図3で示した前記第1長尺シート50の約倍幅)の合成樹脂製の長尺シート52を半裁部L(図4参照)において、周知のダイロールカッターにて曲線状の凹部と凸部を有する繰返し形状で半裁して図3の第1長尺シート50および第2長尺シート51に相当する第1長尺シート50”および第2長尺シート51”となし、続いて前記端辺折曲部B(図5参照)において、前記第1長尺シート50”の前記曲線状の凹部と凸部を有する繰返し形状からなる端辺が折部β(図5参照)で折り返されて重ね合わされ、続いて超音波振動部Cにおいて、前記折部βに超音波ホーンを圧接して超音波振動を与えてその両側のシートに膨らみが生じることがない折目(折り畳まれた折目)4(図1、2参照)からなる重ね代部α(図1、2参照)を形成し、続いて反転部D(図6参照)にて前記重ね代部αを有する前記第1長尺シート50”、および、前記第2長尺シート51”を図3で説明したようにそれぞれ反転し、続いて幅寄せ部M(図8参照)において、前記第1長尺シート50”と前記第2長尺シート51”とをそれぞれ幅寄せすると共に重合部Eにて前記第1長尺シート50”の前記重ね代部αの折り畳まれた前記曲線状の凹部と凸部を有する繰返し形状からなる端辺上に、かつ、前記第1長尺シート50”の折り返された凸部(あるいは凹部)と前記第2長尺シート51”の凹部(あるいは凸部)が対応するように重ね合わせて前記第1長尺シート50”と前記第2長尺シート51”のそれぞれの他方の端辺(未切断端辺)が両端を構成する長尺重合シート5(図7参照)を形成するものであって、これ以降の工程は図3で説明した方法と同じであり、説明は省略する。このような製造方法を採ることにより、1本の長尺シートからインラインで貼付剤1’を製造することができるために、極めて効率的である。
また、図4においては、幅広(図3で示した前記第1長尺シート50の約倍幅)の合成樹脂製の長尺シート52を半裁部L(図4参照)で1箇所長尺方向に切断する実施例を示したが、図示はしないが、合成樹脂製の長尺シートを図4に示したものよりもさらに幅広のものを用いて、たとえば、4箇所を長尺方向に切断し、これにより作製された5本の長尺状の帯状体の同一側の一方の端辺に重ね代部αを形成して、それぞれの他方の端辺を前記重ね代部αの折り畳まれた前記一方の端辺上にそれぞれ図4で説明したように重ね合わせると共に粘着剤層3を介して基材2を積層して長尺状の積層体1(図3参照)を製造し、最終的に4箇所の重ね代部αの略中間部と両端の耳部を長尺方向に切断すると共に、長尺方向に直交する方向を一定間隔に切断することにより、幅方向に4つの貼付剤1’を一度に生産することができ、一層効率的に生産することができる。なお、幅方向の面付け数は、上記した4面付けに限ることはなく、適宜選択すればよいものである。
また、今までは、重ね代部αの第1長尺シート50,50”の端辺と該端辺に重合する第2長尺シート51,51”の端辺を曲線状の凹部と凸部を有する繰返し形状、いわゆる波形状として説明してきたが、直線であってもよいし、略楔形状の凹部と凸部とからなる繰返し形状であってもよいし、あるいは、略台形状の凹部と凸部とからなる繰返し形状であってもよいし、あるいは、直線と曲線とを組合せた繰返し形状であってもよいものである。また、第1長尺シート50,50”の重ね代部αの端辺と該端辺に重合する第2長尺シート51,51”の端辺の重ね方としては、今まで説明したような重ね方に限るものではなく、たとえば、前記第1長尺シート50,50”の重ね代部αの端辺を該端辺に重合する前記第2長尺シート51,51”の端辺で完全に覆うように重ねてもよいし、前記第1長尺シート50,50”の重ね代部αの端辺が完全に露出するように重ねてもよいものである。また、必要に応じて、前記第1長尺シート50,50”の重ね代部αの端辺部、および/ないし、前記第2長尺シート51,51”の前記第1長尺シート50,50”の重ね代部αの端辺に重合する端辺部に両者の端辺の見分けが付くような印刷を施してもよいし、また、前記第1長尺シート50,50”、および、前記第2長尺シート51,51”にこれらシートの剥離方法を印刷して使用者の利便性を向上させてもよいものである。
本発明にかかる貼付剤の製造方法で製造された貼付剤の一実施例を示す要部透視平面図である。 図1のX−X線断面を図解的に示す図である。 本発明の貼付剤の製造工程の一例を図解的に示す図である。 本発明の貼付剤の製造工程の他の例を図解的に示す図である。 端辺折曲部に用いる装置を図解的に示す図である。 反転部を図解的に示す図である。 長尺重合シートを図解的に示す図である。 幅寄せ部を図解的に示す図である。
符号の説明
1 積層体
1’ 貼付剤
2 基材
3 粘着剤層
4 折目
5 長尺重合シート
5’ 重合シート
50,50” 第1長尺シート
50’ 第1シート
51,51” 第2長尺シート
51’ 第2シート
α 重ね代部
β 折部
A 第1給紙部
B 端辺折曲部
C 超音波振動部
D 反転部
E 重合部
F 第2給紙部
G 粘着剤塗布部
H 貼着部
I 第3給紙部
J 両端部切断部
K 横方向切断部
L 半裁部
M 幅寄せ部

Claims (4)

  1. 離型シートとなる合成樹脂製の長尺シート側に粘着剤を塗布し、該塗布面に基材を貼着する貼付剤の製造方法において、合成樹脂製の第1長尺シートの一方の端辺を連続して折り返すと共に折り返すことにより形成された折部を介して重ね合わせる工程と、前記折部に超音波ホーンを圧接して超音波振動を与えて折目を連続形成して重ね代部を形成する工程と、合成樹脂製の第2長尺シートの一方の端辺を前記第1長尺シートの重ね代部の前記一方の端辺上に連続して重ね合わせて長尺重合シートを形成する工程と、前記長尺重合シートの前記重ね代部と反対面側に薬効成分を有する粘着剤を塗布して粘着剤層を形成する工程と、前記粘着剤層面に基材を貼合して長尺状の積層体とする工程と、前記積層体の長尺方向の両端部を切断すると共に前記長尺方向に直交する方向を切断する工程とからなることを特徴とする貼付剤の製造方法。
  2. 離型シートとなる合成樹脂製の長尺シート側に粘着剤を塗布し、該塗布面に基材を貼着する貼付剤の製造方法において、合成樹脂製の長尺シートを長尺方向に切断して第1長尺シートと第2長尺シートに分割する工程と、前記第1長尺シートの切断した端辺を連続して折り返すと共に折り返すことにより形成された折部を介して重ね合わせる工程と、前記折部に超音波ホーンを圧接して超音波振動を与えて折目を連続形成して重ね代部を形成する工程と、前記第1長尺シートと前記第2長尺シートとを重合させるために幅寄せし、前記第2長尺シートの切断した端辺を前記第1長尺シートの重ね代部の前記切断した端辺上に連続して重ね合わせて長尺重合シートを形成する工程と、前記長尺重合シートの前記重ね代部と反対面側に薬効成分を有する粘着剤を塗布して粘着剤層を形成する工程と、前記粘着剤層面に基材を貼合して長尺状の積層体とする工程と、前記積層体の長尺方向の両端部を切断すると共に前記長尺方向に直交する方向を切断する工程とからなることを特徴とする貼付剤の製造方法。
  3. 前記合成樹脂製の長尺シートを長尺方向に切断して第1長尺シートと第2長尺シートに分割する切断線が凹部と凸部とが繰り返す曲線および/ないし直線であることを特徴とする請求項2記載の貼付剤の製造方法。
  4. 前記第1長尺シートの重ね代部の前記切断した端辺上に前記第2長尺シートの前記切断した端辺が重ね合わされる部分において、前記第1長尺シートの重ね代部の前記切断した端辺の凹部に対して前記第2長尺シートの前記切断した端辺の凸部が、また、前記第1長尺シートの重ね代部の前記切断した端辺の凸部に対して前記第2長尺シートの前記切断した端辺の凹部が対応するように重ね合わされていることを特徴とする請求項3記載の貼付剤の製造方法。

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