JP3564973B2 - カーペット材 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は吸音・遮音性能を向上させるようにしたタフテッドカーペット材及びこのカーペット材を用いた自動車用のタフテッドカーペットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のカーペット材は、例えば不織布基布の表面にコード調やディロア調等の柄だしされたパイル部を有し、その下部にパイル部を固定するためのラテックスが含侵された含侵部を有するタイプ(特開昭52−53980、特開昭61−132667)があった。また、自動車用のカーペット材としては、前記に加え更にラテックス部の下部にポリプロピレン、ポリアミドのシート、または炭酸カルシウム等の無機物質を含侵したエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)など熱可塑性シートからなるバッキング部をラミネートした積層体タイプ(特開昭59−140175、特開昭57−205251、特開昭59−204982)がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のカーペット材に求められる性能は、表面の意匠性付与やカーペット材としての耐久性が主であり、これに吸音性能や遮音性能等の音振性能を求めることはなかった。しかし、特に自動車用のカーペット材については、車両の音振性能を向上させる手段として、このカーペット材に注目することが重要であることが近年わかってきた。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、カーペット材の音振性能を向上させるためにカーペット材全体を繊維体で構成し、特に低周波数領域の音振性能を向上させたカーペット材を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、表皮側のパイル部、パイル部を支持する基布部、及び基布部の裏面に位置するバッキング部からなるタフテッドカーペット材であって、該バッキング部が繊維集合体より構成される不織布からなり、該バッキング部を構成する不織布が、面密度100〜1000g/m2、厚さ0.5〜6mmであり、直径10〜30μm の繊維集合体より構成されており、該バッキング部を構成する不織布の通気量が、0.01kg/cm2 の空気圧下において、10〜1000cc/分の範囲にあり、そして該バッキング部を構成する不織布の動的粘弾性試験における貯蔵弾性率log E′(JIS K 7198(プラスチックの非共振強制振動法による動的粘張性の温度依存性に関する試験方法)参照)の値が測定温度範囲0〜50℃において、5〜10Paの範囲にあることを特徴とする、前記タフテッドカーペット材を提供することによって達成される。
【0005】
すなわち、本発明は、家庭用、自動車用等のタフトカーペット材において、通常カーペット材にとっての要件とはならない吸音、遮音等の音振性能を付与したカーペット材に関するものであり、カーペット材を構成するすべての部位が繊維集合体より構成されていることを特徴とする。
【0006】
本発明のカーペット材は、図1に示すように表皮側のパイル部1、パイル部を支持する基布部2、更にこの基布部2の裏面にバッキング部3が位置する構成で形成されている。パイル部は意匠性を付与する層であり、コード調やディロア調等の柄だしされている。このパイル部の毛の部分を支持するために基布部が存在する。従って、この2層は一体不可分の関係にあり、カーペット材の表皮部の意匠を形成するために基布部は存在する。
【0007】
更にその下層部のバッキング部は、主として車両用のカーペット材に構成される部分であり、音振性能を向上させるために設置することが多い。このバッキング部をマスバック部ということもある。また、バッキング部に更にマスバック部相当を積層する場合もあるので、ここではあえて限定はおこなわない。
【0008】
本発明は、タフテッドカーペットにおいて、このバッキング部が繊維体であることが特徴である。繊維体とすることでバッキング部が従来品の熱可塑性樹脂等シート(PE,EVA等)に比べ一定量の下、非常に柔らかくなり、この柔らかさの度合いに比例して、低周波位置の遮音性能が向上することが見出された。
【0009】
パイル部と基布部は一体であるが、繊維体のバッキング層を一体として成形しても、別体として別々に成形した後一体としもよい。双方のバッキング層とも従来材に比較して十分に柔らかいため、低周波域の遮音性能の向上に有効だからである。
【0010】
パイル部は、例えばナイロン繊維、ポリエステル繊維、ポリプロピレン繊維又はこれらの混合繊維から構成される。好ましくはパイル部は、ナイロン繊維又はポリエステル繊維を主成分とする繊維から構成される。
【0011】
基布部は、例えばポリエステル繊維不織布、ポリプロピレン繊維不織布等から構成される。好ましくは、基布部はポリエステル繊維不織布から構成される。
【0012】
バッキング部を構成する不織布は、例えばポリエステル繊維、ポリプロピレン繊維等から構成され、特にポリエステル繊維から構成されていることが好ましい。ポリエステル繊維は、非常に一般的な繊維であり、製造において自由度が高い特徴があり、ポリエステル繊維で構成されたバッキング部がもっとも効率よく柔らかくできるからである。更に、ポリエステルは熱可塑性樹脂であるため、リサイクルが容易で再生利用でき、環境にやさしい物質であるからである。
【0013】
ポリエステル繊維には、再生ポリエステル繊維を含んでもよい。機械的物性がバージンポリエステルとあまり変わらない再生ポリエステル繊維も非常に多く流通しており、環境面等の観点から積極使用することが重要であるからである。
バッキング部を構成する不織布は、面密度100〜1000g/m2、厚さ0.5〜6mmであり、直径10〜30μm のポリエステル繊維より構成される。より好ましくは、バッキング部を構成する不織布は、面密度150〜600g/m2、厚さ1〜4mmであり、直径10〜20μm のポリエステル繊維より構成される。
【0014】
面密度が100g/m2未満の不織布では、バッキング部を構成したとしても、遮音性能に優位性が得られず、1000g/m2超では、従来品に比べてもバッキング層が硬くなり、低周波域での遮音性能の優位性がなくなるからである。バッキング層の厚さが0.5mm未満では、カーペット材としての耐久性が乏しく、長時間の使用に耐えられず、6mm超では、カーペット材自体が厚くなりすぎて、実用性に乏しくなる。また、バッキング部を構成するポリエステル繊維の太さは、細いほど音振性能には有効であるが、高価になることと、繊維自体の剛性が不足するため、10μm 未満の繊維は実用的には不適である。更に、30μm 超の繊維は太すぎて、バッキング層が硬くなるとともに、水などをこぼした場合に水分をシールドできない可能性がある。
【0015】
バッキング部を構成する不織布は、ポリエステル系ステープル繊維と、芯成分が、例えば高融点コポリエステル(例えば融点230〜250℃)、鞘成分が低融点コポリエステル(例えば融点110〜180℃)からなる芯鞘型コンジュゲート構造を有するバインダー繊維の混合体より構成され、当該バインダー繊維は20〜80重量%配合されていることが望ましい。ここでバインダー繊維とは、不織布を構成するポリエステル系ステープル繊維又はコンジュゲート繊維同志を結合させる繊維をいう。
【0016】
このバインダー繊維の配合により、カーペット材の加熱成形が可能となり、成形自由度が高まるからである。また、自動車用のカーペット材では自動車のフロア形状にあわせてカーペット材を成形する必要があるため、このバインダー繊維の配合は必要である。
【0017】
バインダー繊維の配合量が少ないと実際に成形が不可能となり、カーペット材に成形性を付与できないため、20重量%以上の配合が必要である。また、バインダー繊維の配合が80重量%を超すとバッキング部が硬化し、低周囲域の遮音性能に悪影響が出る可能性がある。
【0018】
前記低融点コポリエステルは、例えばエチレングリコールとテレフタル酸からなるポリエチレンテレフタレートと、エチレングリコールとオルトーフタル酸からなるポリエステル、又はエチレングリコールとメタ−フタル酸からなるポリエステルの混合体等から成るポリエステルであり、低融点とは110〜180℃を意味する。
【0019】
芯鞘型コンジュゲート構造を構成する芯成分は、例えば高融点ポリエステルから構成される。ここで高融点ポリエステルは、融点230〜250℃のポリエステルを意味する。
【0020】
バッキング部を構成する不織布を構成するポリエステル系ステープル繊維は、通常の丸断面繊維のレギュラー繊維若しくはコンジュゲート繊維、又は再生ポリエステルレギュラー繊維、又は丸断面中空繊維のレギュラー繊維若しくはコンジュゲート繊維、又は断面形状が丸ではない形状の異形断面繊維、又は断面方向に対して垂直な方向に分割される分割繊維、又はこれら繊維の少なくとも2種類の混合体であることが好ましい。
【0021】
従来の材料に比べ、通常の繊維である丸断面繊維でバッキング部を構成した場合でも十分にバッキング部は柔らかくなるが、更に遮音性能を向上させるには、丸断面繊維以外の異形断面繊維の使用が非常に効果的である。異形断面繊維とは、単繊維の断面積をSとするとき換算直径Rを1式のように規定した場合に当該断面積の外周長さをLとして2式に示される断面形状を有する繊維をいう。
【数1】
R=2√(S/π) (1式)
1.2 πR<L<5πR (2式)
【0022】
異形断面繊維の使用は、バッキング部を柔らかくする効果と同時に、単位体積下で表面積を確保できるため、吸音性能をバッキング部に付与できる効果がある。異形断面繊維には、扁平断面繊維、Y型断面繊維、W型断面繊維、楕円繊維、超扁平断面繊維等があり、どれも前記目的を達成するためには効果的であるが特に限定は行わない。
【0023】
また、断面方向に対して垂直な方向に分割される分割繊維は超極細繊維の束とし構成されるものであり、通常、この繊維には断面中心から60°の扇形断面に分割される6分割繊維、また、断面中心から45°の扇形に分割される8分割繊維等があり、どれもバッキング部の貯蔵弾性率低減、表面積の向上に効果的である。
【0024】
分割繊維は分割により表面積等が向上するため、分割数の限定は行わないが、30〜60°の範囲の扇形となる分割繊維が一般的であり、経済的に適している。
【0025】
また、中空繊維も同面密度下で表面積を向上させる効果を有するため有効である。
【0026】
レギュラー繊維は機械的巻縮が掛けられ、平面方向に反発が強い特徴があり、コンジュゲート繊維は化学的に巻縮され、バッキング部をかさ高く構成することが可能である特徴を有する。これらは両者ともバッキング部の柔らかさの調整に使用でき、効果的である。
【0027】
これらの繊維の混合体もバッキング部の柔らかさの調整に非常に効果的である。これら繊維種の組み合わせは数多く存在するが、どれも前記目的に対し有効であるため、特に限定は行わない。
【0028】
バッキング部を構成する不織布に配合される低融点コポリエステルの融点は、110〜180℃にあることが好ましい。この温度範囲は、成形性をバッキング材に持たせるために必要な範囲である。110℃未満では、例えば高温雰囲気下にカーペット材を使用した場合にカーペットの形状を維持が困難となる可能性がある。また180℃超では、加熱条件の許容幅が狭くなり成形する自由度が小さくなる。更に形成条件が厳格になり、汎用性が小さくなる問題がある。
【0029】
バッキング部を構成する不織布の通気量は、0.01kg/cm2 の空気圧下において、10〜1000cc/分の範囲にあることが好ましい。バッキング部の通気量は、高周波域の遮音性能に影響を与え、通気抵抗がある程度以上で高周波域の遮音性能が確保される。ここでいう高周波とは、主として1kHz 以上の範囲をいう。通気抵抗を、0.01kg/cm2 の空気圧下での通気量で表すと10〜1000cc/分範囲にあれば高周波域の遮音性能が確保できる。これはこの程度の通気抵抗により、ある程度通気がある状態でも音響的には全く遮蔽体となることを意味する。10cc/分以下の状況を繊維体バッキング材で実現しようとすると面密度が1000g/m2以上となりバッキング材が硬化してしまい、低周波域の遮音性能が悪化する。また1000cc/分超の通気量では、音響的な隔壁を形成できず、高周波域の遮音性能が確保できなくなる。この通気量の範囲は、全く通気のないフィルムの開口率5%以下の範囲にほぼ一致する。
【0030】
バッキング部を構成する不織布の動的粘弾性試験における貯蔵弾性率log E’ の値が測定温度範囲0〜50℃において、5〜10Paの範囲にあることが好ましい。
【0031】
バッキング部の柔らかさは、定量的には動的粘弾性試験における貯蔵弾性率の値で表される。前記のバッキング部の軟らかさの指針もこの貯蔵弾性率の値で決定される。この貯蔵弾性率log E’ の値が測定温度範囲0〜50℃において、できるだけ小さい方が低周波の遮音性能向上には望ましい。しかし、この低周波数域の遮音性能は、このバッキング部と外壁との間で形成された2重壁遮音構造体の1次共振の領域を意味し、この領域では、遮音性能は通常、質量則に対して落ち込む(図2)。しかし、この領域の落ち込みをこの貯蔵弾性率log E’ の値によってできるだけ、質量則に近づけ、更に高周波域では通常の2重壁遮音構造の遮音性能の優位性を確保できることを初めて見いだした。
【0032】
ここで、質量則とは、バッキングM1 と外壁M2 とがインシュレーターを介さないで密接した遮音構造について透過損失と周波数が比例することを言う。バッキングM1 と外壁M2 の間にインシュレーターを設けた従来の二重壁構造では、二重壁間の1次共鳴のため2図に示すように200〜500Hzの周波数領域で遮音性能が質量則よりも悪化する。本発明では前記の構成を採用することによりこの共鳴悪化を著しく抑制することが可能となったものである。更に、本発明のカーペット材では図2から明らかなように高周波数領域では全域遮音性能は、質量則よりも高くなる。尚、図2のように二重壁構造と質量則を並記する場合、該二重壁構造体と質量則構造体とは、同じ重量(重量一定)であることを前提としている。
【0033】
このとき温度範囲0〜50℃において、5Pa未満のバッキング材は軟らかすぎてバッキング材にする場合のシート状に成形することができないため不都合である。また温度範囲0〜50℃において、10Pa超の場合は、低周波域の遮音性能を向上させるほどの軟らかさが得られず、通常の2重状態と同様、低周波領域の質量則に対し大きく水をあけられてしまい、不適であった。具体的にはバッキング部を機械的にもみほぐし、不織布バッキングを柔らかくすることも、低周波の遮音性能向上のために非常に有効である。図3の動的粘弾性試験結果の貯蔵弾性率の値の図3中上が機械的揉み解し処理前の発明バッキング材であり、下が処理後の発明バッキング材である。このように機械的揉み解し処理は、貯蔵弾性率低減に非常に効果的である。
【0034】
本発明のタフテッドカーペット材を自動車用のフロアカーペットとして使用することは、非常に有効である。自動車の静粛性に対する要求は年々強くなっている。すなわち、タフテッドカーペット材をインシュレータ層と一体化して、フロアカーペットを構成した場合、従来品のカーペット材を使用した自動車用フロアカーペットに比べて、低周波域から高周波域に渡る全周波数域で高い遮音、吸音性能を有するフロアカーペットを得ることができるからである。
【0035】
すなわち、本発明は又、前記本発明のカーペット材およびインシュレータ層を含んでなる自動車用フロアカーペットを提供する。
【0036】
本発明は又、前記自動車用のフロアカーペットの製造方法を提供するものであり、この製造方法は、繊維集合体よりなるインシュレータ層と本発明のタフテッドカーペット材とを積層し、該カーペット材のバッキング部に配合される低融点コポリエステルの融点以上の温度で加熱することにより、当該インシュレータ層に該カーペット材のバッキング部を融着させ、積層一体化して自動車々フロアカキーペットを構成することを特徴とする。低融点とは、前記の如く110〜180℃を意味するのでその温度以上でインシュレータ層とカーペット材を加熱する。ここでインシュレータ層は、例えばポリエステル繊維等の繊維集合体又はフェルト又はウレタンを材料として構成される。
【0037】
上記のように、本発明のカーペット材から、自動車用フロアカーペットを製造する場合には、繊維集合体よりなるインシュレータ層と当該カーペット材と一体化して、バッキング部に配合される低融点コポリエステルの融点以上の温度で加熱することにより、当該インシュレータ層にバッキング部、若しくはマスバック層を融着させ、積層一体化して自動車用フロアカーペットを得る方法を用いることができる。この方法は、工程的にもシンプルで優れているため、汎用性が高く、経済性も高い。
【0038】
カーペット材の基布部とバッキング部を一体化するのは有効である。通常、基布部にパイル部の繊維体を縫い付け、カーペット表皮を構成するが、バッキング部を従来の樹脂から不織布にすることにより、基布部と同一素材とすることが可能となり、従来不可能であった基布部とバッキング部の積層一体化が可能となった。従って、基布部とバッキング部のそれぞれの面密度分を合計した面密度の基布一体バッキング部にパイル用繊維を縫い付けること(図5)または、通常のパイル部と基布部を一体化した表皮にバッキング部をニードルパンチ工法により積層一体化することも可能であり、本発明の目的を達成するのに十分である。また、接着剤の使用や、バッキング部や基布部に配合されているバインダー繊維により積層一体化するこも当然可能であり、本発明の目的には十分である。
【0039】
本発明のカーペット材は、タフテッドカーペット材として本来必要とする要件をすべて具備し、かつ低周波領域から高周波数領域にわたる広範囲において優れた遮音性能と吸音性能を有するカーペット材とすることが可能となった。
【0040】
【実施例】
以下に本発明の実施例を示す。
実施例1
ナイロン繊維を主成分としたパイル部、及びパイル部を支持するポリエステル繊維不織布からなる基布部の裏面に、繊維径約15μm の分割繊維を70重量%と、繊維径約15μm のポリエステル系バインダー繊維で鞘部のコポリエステルの融点が110℃そして芯部コポリエステルの融点が240℃のタイプを30重量%配合したバッキング部を有する3層一体のカーペット材において、当該バッキング部の面密度が400g/m2、厚さ3mm、0.01kg/cm2 の空気圧下における通気量が450cc/分であり、バッキング材の動的粘弾性試験の貯蔵弾性率(log E’)の値が、測定温度範囲0〜50℃の範囲で平均8.5Paであるものを用いて、カーペット材(1)を作製した。
この例において、パイル部と基布部とバッキング部の3層一体化は、次の方法、すなわち、基布部にパイル部をぬいこみ、その後加熱したバッキング部を基布部に熱融着させた。バッキング部のバインダー成分により、基布部に融着させた。
【0041】
実施例2
ポリエステル繊維を主成分としたパイル部、及びパイル部を支持する基布部の裏面に、繊維径約15μm の分割繊維を70重量%と、繊維径約15μm のポリエステル系バインダー繊維で鞘部のコポリエステルの融点が110℃そして芯部のポリエステルの融点が240℃のタイプを30重量%配合したバッキング部を有する3層一体のカーペット材において、当該バッキング部の面密度が400g/m2、厚さ3mm、0.01kg/cm2 の空気圧下における通気量が450cc/分であり、バッキング材の動的粘弾性試験の貯蔵弾性率(log E’)の値が、測定温度範囲0〜50℃の範囲で平均8.5Paであるものを用いて、カーペット材(2)を作製した。
【0042】
実施例3
バッキング部の面密度を800g/m2、厚さ5mm、0.01kg/cm2 の空気圧下における通気量が50cc/分であり、バッキング材の動的粘弾性試験の貯蔵弾性率(log E’)の値が、測定温度範囲0〜50℃の範囲で平均9.5Paであるものを用いた以外は実施例1と全く同様にして、カーペット材(3)を作製した。
【0043】
実施例4
バッキング部の面密度を200g/m2、厚さ2mm、0.01kg/cm2 の空気圧下における通気量が750cc/分であり、バッキング材の動的粘弾性試験の貯蔵弾性率(log E’)の値が、測定温度範囲0〜50℃の範囲で平均7.0Paであるものを用いた以外は実施例1と全く同様にして、カーペット材(4)を作製した。
【0044】
実施例5
バッキング部を構成するバインダー繊維以外の繊維径約15μm の分割繊維とし、厚さ2mm、0.01kg/cm2 の空気圧下における通気量が420cc/分、バッキング材の動的粘弾性試験の貯蔵弾性率(log E’)の値が、測定温度範囲0〜50℃の範囲で平均8.0Paであるものを用いた以外は実施例1と全く同様にして、カーペット材(5)を作製した。
【0045】
実施例6
バッキング部を構成するバインダー繊維のコポリエステルの融点を130℃にした以外は実施例1と全く同様にして、カーペット材(6)を作製した。
【0046】
実施例7
バッキング部を構成するバインダー繊維のコポリエステルの融点を170℃にした以外は実施例1と全く同様にして、カーペット材(7)を作製した。
【0047】
実施例8
バッキング部を構成するバインダー繊維のコポリエステルの融点を180℃にした以外は実施例1と全く同様にして、カーペット材(8)を作製した。
【0048】
実施例9
バッキング部を構成するバインダー繊維の配合量を20重量%とし、それ以外の分割繊維の配合量を80重量%とし、バッキング材の動的粘弾性試験の貯蔵弾性率(log E’)の値を、測定温度範囲0〜50℃の範囲で平均8.2Paとした以外は実施例1と全く同様にして、カーペット材(9)を作製した。
【0049】
実施例10
バッキング部を構成するバインダー繊維の配合量を50重量%とし、それ以外の分割繊維の配合量を50重量%とし、バッキング材の動的粘弾性試験の貯蔵弾性率(log E’)の値を、測定温度範囲0〜50℃の範囲で平均8.7Paとした以外は実施例1と全く同様にして、カーペット材(10)を作製した。
【0050】
実施例11
バッキング部を構成するバインダー繊維の配合量を80重量%とし、それ以外の分割繊維の配合量を20重量%とし、バッキング材の動的粘弾性試験の貯蔵弾性率(log E’)の値を、測定温度範囲0〜50℃の範囲で平均8.8Paとした以外は実施例1と全く同様にして、カーペット材(11)を作製した。
【0051】
実施例12
バッキング部を構成するバインダー繊維以外の繊維を繊維径約10μm の丸断面忠実レギュラー繊維とし、0.01kg/cm2 の空気圧下における通気量が400cc/分、バッキング材の動的粘弾性試験の貯蔵弾性率(log E’)の値を、測定温度範囲0〜50℃の範囲で平均7.5Paとした以外は実施例1と全く同様にして、カーペット材(12)を作製した。
【0052】
実施例13
バッキング部を構成するバインダー繊維以外の繊維を繊維径約10μm の丸断面忠実コンジュゲート繊維とし、厚さ8mm、0.01kg/cm2 の空気圧下における通気量が410cc/分、バッキング材の動的粘弾性試験の貯蔵弾性率(log E’)の値を、測定温度範囲0〜50℃の範囲で平均8.0Paとした以外は実施例1と全く同様にして、カーペット材(13)を作製した。
【0053】
実施例14
バッキング部を構成するバインダー繊維以外の繊維を繊維径約15μm のY形断面繊維とし、0.01kg/cm2 の空気圧下における通気量が420cc/分、バッキング材の動的粘弾性試験の貯蔵弾性率(log E’)の値を、測定温度範囲0〜50℃の範囲で平均8.7Paとした以外は実施例1と全く同様にして、カーペット材(14)を作製した。
【0054】
実施例15
バッキング部を構成するバインダー繊維以外の繊維を繊維径約15μm の扁平断面繊維とし、0.01kg/cm2 の空気圧下における通気量が430cc/分、バッキング材の動的粘弾性試験の貯蔵弾性率(log E’)の値を、測定温度範囲0〜50℃の範囲で平均8.2Paとした以外は実施例1と全く同様にして、カーペット材(15)を作製した。
【0055】
実施例16
バッキング部を構成するバインダー繊維以外の繊維を繊維径約15μm の楕円断面繊維とし、0.01kg/cm2 の空気圧下における通気量が425cc/分、バッキング材の動的粘弾性試験の貯蔵弾性率(log E’)の値を、測定温度範囲0〜50℃の範囲で平均8.4Paとした以外は実施例1と全く同様にして、カーペット材(16)を作製した。
【0056】
実施例17
バッキング部を構成するバインダー繊維以外の繊維を繊維径約15μm の再生ポリエステルレギュラー繊維とし、0.01kg/cm2 の空気圧下における通気量が425cc/分、バッキング材の動的粘弾性試験の貯蔵弾性率(log E’)の値を、測定温度範囲0〜50℃の範囲で平均7.6Paとした以外は実施例1と全く同様にして、カーペット材(17)を作製した。
【0057】
実施例18
バッキング部を機械的にもみほぐし、非常にしなやかに柔らかくすることよって、バッキング材の動的粘弾性試験の貯蔵弾性率(log E’)の値が、測定温度範囲0〜50℃の範囲で平均6.0Paとした以外は実施例3と全く同様にして、カーペット材(18)を作製した。
【0058】
実施例19
バッキング部を機械的にもみほぐし、非常にしなやかに柔らかくすることよって、バッキング材の動的粘弾性試験の貯蔵弾性率(log E’)の値が、測定温度範囲0〜50℃の範囲で平均7.5Paとした以外は実施例1と全く同様にして、カーペット材(19)を作製した。
【0059】
実施例20
バッキング部を機械的にもみほぐし、非常にしなやかに柔らかくすることよって、バッキング材の動的粘弾性試験の貯蔵弾性率(log E’)の値が、測定温度範囲0〜50℃の範囲で平均8.5Paとした以外は実施例3と全く同様にして、カーペット材(20)を作製した。
【0060】
実施例21
バッキング部7を構成する不織布をカードレイヤー式不織布製造装置により製造し、パイル部4と基布部5で構成される表皮を下流工程でニードルパンチ処理6を施すことにより積層一体化し、カーペット材(21)を作成した(図4)。
【0061】
実施例22
バッキング部と基布部を一体化した一体化バッキング材を構成する不織布をカードレイヤー式不織布製造装置により製造し、その後パイル部加工工程によりパイル部8を構成して、一体化した基布一体バッキング部9を有するカーペット材(22)を作成した(図5)。
【0062】
実施例23
実施例1で得られたカーペット材を用いて自動車用のフロアーカーペットを製造する。すなわち、実施例1で得られたカーペット材と、ポリエステル繊維の集合体よりなるインシュレータ層とを積層し、温度160℃(110℃以上の温度を特定して下さい)で加熱し、該インシュレータ層に該カーペット部材のバッキング部を融着させ、積層一体化して自動車用フロアーカーペットを得た。
【0063】
実施例24
実施例2で得られたカーペット材を用いて自動車用のフロアーカーペットを製造する。すなわち、実施例 で得られたカーペット材と、ポリエステル繊維の集合体よりなるインシュレータ層とを積層し、温度160℃で加熱し、該インシュレータ層に該カーペット部材のバッキング部を融着させ、積層一体化して自動車用フロアーカーペットを得た。
【0064】
比較例1
バッキング部の面密度を100g/m2、0.01kg/cm2 の空気圧下における通気量が1250cc/分であり、バッキング材の動的粘弾性試験の貯蔵弾性率(log E’)の値を、測定温度範囲0〜50℃の範囲で平均6.0Paであるものを用いた以外は実施例1と全く同様にして、カーペット材を作製した。
【0065】
比較例2
バッキング部の面密度を1100g/m2、0.01kg/cm2 の空気圧下における通気量が5cc/分であり、バッキング材の動的粘弾性試験の貯蔵弾性率(log E’)の値を、測定温度範囲0〜50℃の範囲で平均11.0Paであるものを用いた以外は実施例1と全く同様にして、カーペット材を作製した。
【0066】
比較例3
バッキング部の厚さを0.2mm、0.01kg/cm2 の空気圧下における通気量が4cc/分であり、バッキング材の動的粘弾性試験の貯蔵弾性率(log E’)の値が、測定温度範囲0〜50℃の範囲で平均10.5Paであるものを用いた以外は実施例1と全く同様にして、カーペット材を作製した。
【0067】
比較例4
バッキング部の厚さを11mm、0.01kg/cm2 の空気圧下における通気量が500cc/分であり、バッキング材の動的粘弾性試験の貯蔵弾性率(log E’)の値が、測定温度範囲0〜50℃の範囲で平均8.0Paであるものを用いた以外は実施例1と全く同様にして、カーペット材を作製した。
【0068】
比較例5
バッキング部を構成するバインダー繊維の配合量を10重量%とし、バッキング部を構成しようとしたが、繊維体がまとまらず、バッキング部として機能する繊維集合体を得ることができなかった。
【0069】
比較例6
バッキング部を構成するバインダー繊維の配合量を90重量%とし、バッキング材の動的粘弾性試験の貯蔵弾性率(log E’)の値が、測定温度範囲0〜50℃の範囲で平均10.4Paとした以外は実施例1と全く同様にして、カーペット材を作製した。
【0070】
比較例7
バッキング部を構成するバインダー繊維以外の繊維を繊維径約5μm の丸断面中実レギュラー繊維とした以外は実施例1と同様にしてバッキング部を構成しようとしたが、構成繊維が細すぎてまとまらず、バッキング部として機能する繊維集合体を得ることができなかった。
【0071】
比較例8
バッキング部を構成するバインダー繊維以外の繊維を繊維径約40μm の丸断面中実レギュラー繊維とし、0.01kg/cm2 の空気圧下における通気量が1100cc/分、バッキング材の動的粘弾性試験の貯蔵弾性率(log E’)の値が、測定温度範囲0〜50℃の範囲で平均9.0Paとした以外は実施例1と全く同様にして、カーペット材を作製した。
【0072】
(試験例)
上記実施例1〜24、及び比較例1〜4,6,8において得られたカーペット材について、以下の実験を実施した。
【0073】
試験例(透過損失実験)
上記の各実施例、及び比較例の方法によって得たカーペット材について、JIS A 1416の残響室−残響室を利用した音響透過損失測定を行った。測定には、実施例の方法等で得たカーペット材(12)のバッキング部側をポリエステル繊維吸音材からなるインシュレータ材(13)に重ねた構成にしてから、発音側残響室15の窓に鉄板(14)1mmを設置し、鉄面にインシュレータ材を張り付け、鉄板とバッキング部とで2重壁遮音構造体となるようにして、試料をセットした(図6)。
【0074】
試験結果は、表1に示すが、この時の低周波側遮音性能とは、カーペット材バッキング部のみ従来材のPEシートを用い、面密度は同一のもの同士を比較し、実際の測定音圧(dB)とPEシートを用いた場合の測定音圧(dB)との差を50〜500Hzまで平均した結果である。尚、PEシートを用いた場合の測定音圧は、一定の20.0dB(50〜500Hzの平均値)である。前記音圧差の値がプラスの場合は、実施例に示すカーペット材を使用した構成の方の遮音性能が高いこととなる。
これらの試験結果によると、表1より実施例で作成させたカーペット材は、従来材を使用した構成に対し、低周波域(50〜500Hz)での遮音性能が向上することが確認された。また、500Hz以上の周波数域においては、従来例の間には大きな差は見られないものの、やや実施例の方が遮音性能がよい結果となった。
【0075】
また従来公知の仕様で作成した比較例によるカーペット材は、低周波域の遮音性能について満足な値を得ることができないか、カーペット材としての構成上の問題点が上げられ、実施できなかった。
【0076】
【表1】
【0077】
【発明の効果】
本発明は以上説明したように、構成されるのであるから、本発明のカーペット材は、低周波域での遮音性能を効果的に向上させる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のカーペット材の模式図である。
【図2】動的粘弾性試験の測定結果を示すグラフである。
【図3】機械的揉み解し処理による効果を示すグラフである。
【図4】本発明の一実施例のカーペット材の模式図である。
【図5】本発明の他の実施例のカーペット材の模式図である。
【図6】遮音性能測定方法を示す模式図である。
【符号の説明】
1 パイル部
2 基布部
3 バッキング部
4 パイル部
5 基布部
6 ニードルパンチ処理
7 バッキング部
8 パイル部
9 基布一体バッキング部
10 測定側マイク
11 測定側残響室
12 カーペット材
13 インシュレータ材
14 鉄板
15 発音側残響室
16 発音側マイク
17 スピーカ
18 エアーシール
Claims (7)
- パイル部、パイル部を支持する基布部、及び基布部の裏面に位置するバッキング部からなるタフテッドカーペットであって、該バッキング部が繊維集合体より構成される不織布から成り、該バッキング部を構成する不織布が、面密度100〜1000g/m2、厚さ0.5〜6mm、直径10〜30μm の繊維集合体より構成されており、該バッキング部を構成する不織布の通気量が、0.01kg/cm2 の空気圧下において、10〜1000cc/分の範囲にあり、そして該バッキング部を構成する不織布の動的粘弾性試験における貯蔵弾性率log E′の値が測定温度範囲0〜50℃において、5〜10Paの範囲にあることを特徴とする、前記タフテッドカーペット材。
- バッキング部を構成する不織布が、ポリエステル系ステープル繊維と、鞘成分が低融点コポリエステルからなる芯鞘型コンジュゲート構造を有するバインダー繊維との混合体であり、当該バインダー繊維はバッキング部中に20〜80重量%配合されていることを特徴とする請求項1に記載されたタフテッドカーペット材。
- バッキング部を構成する不織布を形成するポリエステル系ステープル繊維が、丸断面繊維のレギュラー繊維若しくはコンジュゲート繊維、丸断面中空繊維のレギュラー繊維若しくはコンジュゲート繊維、繊維の円周が換算直径の1.2π〜5π倍である形状の異形断面繊維、又は断面方向に対して垂直な方向に分割される分割繊維、又はこれら繊維の少なくとも2種類の混合体であることを特徴とする請求項1又は2に記載されたタフテッドカーペット材。
- バッキング部を構成する不織布に配合される低融点コポリエステルが、110〜180℃の融点を有することを特徴とする請求項3に記載されたタフテッドカーペット材。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載のタフテッドカーペット材およびインシュレータ層を含んでなる、自動車用フロアカーペット。
- 繊維集合体よりなるインシュレータ層と請求項1記載のタフテッドカーペット材とを積層し、該カーペット材のバッキング部に配合される低融点コポリエステルの融点以上の温度で加熱することにより、当該インシュレータ層に該カーペット材のバッキング部を融着させ、積層一体化して自動車用フロアカーペットを構成することを特徴とする自動車用フロアーカーペットの製造方法。
- 自動車用のフロアカーペットとして使用するタフテッドカーペット材であって、該カーペットを表皮側のパイル部、及びパイル部を支持する基布部、及び基布部の裏面に位置するバッキング部から構成し、該バッキング部をポリエステル製不織布で構成し、更にカーペット材全体をポリエステル系繊維集合体からなる不織布によって構成し、当該バッキング部を構成する不織布は、面密度100〜1000g/m2、厚さ0.5〜6mmであり、0.01kg/cm2 の空気圧下の通気量が、10〜1000cc/分の範囲にあり、動的粘弾性試験における貯蔵弾性率log E’ の値が測定温度範囲0〜50℃において、5〜10Paの範囲にあり、当該バッキング部を構成する不織布は、直径10〜30μm のポリエステル系ステープル繊維と、鞘成分が低融点コポリエステルからなる芯鞘型コンジュゲート構造を有するバインダー繊維の混合体より構成され、当該バインダー繊維は20〜80重量%配合され、当該低融点コポリエステルの融点は110〜180℃の範囲にあり、ポリエステル系ステープル繊維は、丸断面繊維のレギュラー繊維若しくはコンジュゲート繊維、又は丸断面中空繊維のレギュラー繊維若しくはコンジュゲート繊維、又は繊維の円周が直径の1.2π〜5π倍である形状の異形断面繊維、又は断面方向に対して垂直な方向に分割される分割繊維、又はこれら繊維の混合体であることを特徴とする、前記タフテッドカーペット材。
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