JP3563620B2 - 光集線装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ファイバ通信網の加入者接続点における、局側からの光ファイバと加入者側の光ファイバとの分岐接続を行う光集線装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図3は、光ファイバ通信網における、幹線系と加入者側との中継接続の概略構成を示す。光ファイバ通信網においける加入者側の接続点では、光集線装置20が設置され、局30側(幹線側)の中継器31から分岐された1心または1対(送信・受信を分けて2心を使用する場合)の光ファイバ10と、複数(N)の加入者宅からのN心またはN組(N×2)の光ファイバ心線間との通信を相互に中継する。
【0003】
図4は、従来の光集線装置の構成例を示す。幹線ケーブル接続部分にて、局側の多心光ファイバケーブル24と加入者側の多心光ファイバケーブル25とが、クロージャ21内にて接続される。
【0004】
一般に光ファイバケーブルを相互に接続する場合、▲1▼光ファイバと光ファイバとを融着または光コネクタで接続し、▲2▼将来の再接続も考えて充分な余長をとり、その余長部を外部からの応力を受けないように収納し、▲3▼光ファイバのテンションメンバを固定し、▲4▼接続部に水や湿気が入らないようにケーブルシースを接続する必要がある。以上の目的を達成するために上記のクロージャが用いられる。
【0005】
このクロージャ21内で、局側ケーブル24から光ファイバ心線24aを分離し、単心ケーブル27に接続する(送信・受信を分けて2心を使用する場合は、2心ケーブルを用いる)。この単心ケーブル27を集線装置22に導入し、集線装置22内では、単心ケーブル27が中継器23に接続される。一方、加入者側へ接続する複数の光ファイバ26もそれぞれ集線装置22内に引き入れられ、心線が中継器23に接続される。そして中継器23内で、単心ケーブル27から複数の光ファイバ26に分岐して中継接続される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の集線装置では、中継器の交換時や保守時に、局側と加入者側を含めた多数のケーブル、すなわち上記従来例では単心ケーブル27および複数の光ファイバ26を再接続する必要があるため、作業性が悪い。
【0007】
本発明は、上記課題を解決するため、作業性の良い光集線装置を提供することを目的とし、さらに部品点数の少ない光集線装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するため、本発明の光集線装置は、光ファイバ通信網にて、多心の光ファイバケーブルを相互に接続するクロージャと、局側の光ファイバを加入者側の光ファイバに分岐して中継接続する中継器とから構成される光集線装置において、加入者側の光ファイバを前記クロージャ内に引き入れ、局側からの光ファイバケーブルから分離した光ファイバ心線と合わせて1本の多心ケーブルに接続し、この1本の多心ケーブルにて前記中継器へ接続することを特徴とする。
【0009】
以上の構成によって、クロージャ内で、加入者側の光ファイバと局側の光ファイバ心線と合わせて1本の多心ケーブルとして中継器へ接続するため、中継器を内蔵した集線装置を交換する際に再接続するケーブルが1本で済む。
【0010】
さらに、中継器をクロージャ内に収納する構成とすることによって、クロージャと中継器とを接続するケーブルが不要となる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0012】
図1は、本発明の光集線装置の第1の構成例を示す。局側の多心光ファイバケーブル4と加入者側の多心光ファイバケーブル5とが、クロージャ1内で接続され、このクロージャ1内で局側の光ファイバケーブル4から単心の光ファイバ心線4aが引き出されている。また各加入者からの複数の光ファイバ6がクロージャ1に引き込まれ、単心の光ファイバ心線4aと共に1本の多心ケーブル7に接続され、この多心ケーブル7にて集線装置2に接続される。集線装置2内では、多心ケーブル7が多心コネクタ8を介して中継器3に接続されている。中継器3内では、単心の光ファイバ心線4aから複数の光ファイバ6に分岐して中継接続される。接続はコネクタまたは融着で行う。
【0013】
上記構成にて中継器の故障や中継器をより高性能なものに置き換えるために集線装置2を交換する場合、多心ケーブル7を多心コネクタ8にて外すのみで、集線装置2を脱着できる。
【0014】
また、上記構成にて、多心ケーブル7の中継器3への接続を多心コネクタ8ではなく、単心コネクタや融着接続にて行うこともできる。この場合、多心コネクタを用いた場合に比べ、接続作業性は劣るが、ケーブル固定作業は一本分で済むため、従来例より作業性は改善される。
【0015】
なお、本実施の形態では、局側の光ファイバケーブル4から単心の光ファイバ心線4aを引き出す構成としたが、送信・受信を分けて2心を使用する場合は、一対の2心の光ファイバ心線を引き出す。
【0016】
以上の構成によって、集線装置の交換時に再接続するケーブルが1本で済み、コネクタの接続も一括で行えるため作業性が向上する。
【0017】
図2は、本発明の光集線装置の第2の構成例を示す。局側の多心光ファイバケーブル13と加入者側の多心光ファイバケーブル14とが、クロージャ一体型集線装置11内で接続され、このクロージャ一体型集線装置11内で局側の光ファイバケーブル13から単心の光ファイバ心線13aが引き出されている。また各加入者からの複数の光ファイバ15がクロージャ一体型集線装置11に引き込まれている。この複数の光ファイバ15と単心の光ファイバ心線13aとが、それぞれ多心の光ファイバ16に接続され、多心コネクタ17を介して中継器12に接続されている。中継器12内では、単心の光ファイバ心線13aから複数の光ファイバ15に分岐して中継接続される。
【0018】
本実施の形態でも、送信・受信を分けて2心を使用する場合は、局側の光ファイバケーブルから一対の2心の光ファイバ心線を引き出す。
【0019】
第1の構成では、クロージャと集線装置とを別々に設置し、それぞれをケーブル接続する必要があるため、その分の作業工数と部品を必要とするが、上記第2の構成では、中継器をクロージャ一体型集線装置内に収納したので、設置作業の省力化が図れる。また上記装置は防水特性を要求されるが、クロージャと集線装置とを一体化することで防水ケースを一つにすることができる。さらにクロージャと集線装置とを接続するケーブルが不要となり、部品点数が減り、コストを削減することができる。
【0020】
さらに中継器部分をモジュール化し、クロージャ一体型集線装置から着脱可能とすることもできる。これによって、中継器部分の機能向上のための交換に容易に対応可能となる。また中継器を実装せずにクロージャのみを設置し、後に中継器を実装する構成とすることもできる。この場合、初期投資を抑えることができる。
【0021】
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明の請求項1に記載の光集線装置は、クロージャ内で、加入者側の光ファイバと局側の光ファイバ心線と合わせて1本の多心ケーブルとして中継器へ接続するので、中継器を内蔵した集線装置を交換する際に再接続するケーブルが1本で済み、作業性が向上する。
【0022】
さらに一本の多心ケーブルを多心コネクタを介して中継器へ接続することで、コネクタの接続も一括で行えるため、さらに作業性が向上する。
【0023】
本発明の請求項2に記載の光集線装置は、中継器をクロージャ内に収納したので、設置作業の省力化が図れると共に、クロージャと中継器とを接続するケーブルが不要となり、部品点数が減り、コストを削減することができる。
【0024】
さらに中継器に多心コネクタを備え、クロージャから着脱可能にすることによって、中継器の交換や後からの実装が容易となり、保守管理が容易かつ低コストで可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光集線装置の第1の構成例を示す図である。
【図2】本発明の光集線装置の第2の構成例を示す図である。
【図3】光ファイバ通信網における中継接続の概略構成図である。
【図4】従来の光集線装置の構成例を示す図である。
【符号の説明】
1…クロージャ,2…集線装置,3…中継器,4…局側光ファイバケーブル,4a…光ファイバ心線,5…加入者側光ファイバケーブル,6…加入者からの光ファイバ,7…多心ケーブル,8…多心コネクタ。
Claims (2)
- 光ファイバ通信網にて、多心の光ファイバケーブルを相互に接続するクロージャと、
局側の光ファイバを加入者側の光ファイバに分岐して中継接続する中継器とから構成される光集線装置において、
加入者側の光ファイバを前記クロージャ内に引き入れ、局側からの光ファイバケーブルから分離した光ファイバ心線と合わせて1本の多心ケーブルに接続し、この1本の多心ケーブルにて前記中継器へ接続することを特徴とする光集線装置。 - 光ファイバ通信網にて、多心の光ファイバケーブルを相互に接続するクロージャと、
局側の光ファイバを加入者側の光ファイバに分岐して中継接続する中継器とから構成される光集線装置において、
この中継器を前記クロージャ内に収納すると共に、加入者側の光ファイバを前記クロージャ内に引き入れ、局側からの光ファイバケーブルから分離した光ファイバ心線と合わせて多心ケーブルに接続し、この多心ケーブルにて前記中継器へ接続することを特徴とする光集線装置。
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1998
- 1998-12-11 JP JP35348698A patent/JP3563620B2/ja not_active Expired - Fee Related
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