JP2004191883A - 光情報コンセント - Google Patents

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Noboru Iwasaki
登 岩崎
Nobuyuki Tanaka
伸幸 田中
Yoshimitsu Arai
芳光 新井
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Abstract

【課題】外部の光伝送装置と光情報コンセント、複数の光情報コンセント間を複数の光信号が伝搬する場合、信号の数にかかわらず敷設する光ケーブルの本数を1本とすること。
【解決手段】筐体104の前面に電力コンセント101、放送用コンセント102、通信用メタルケーブルポート103が設けられ、側面にはケーブル挿入口106が設けられ、外部へ光ケーブル130、及び電力線ケーブル107が引き出される。筐体104の内部で、電力線ケーブル107は、電力コンセント101に接続され、外部の光伝送装置と接続する光ケーブル130は、光コネクタ320を介して波長分割多重(WDM)フィルタ110に接続される。WDMフィルタ110は、光ケーブル131、132および光コネクタ121、122を介して光トランシーバ112に接続され、光ケーブル133および光コネクタ125を介して光レシーバ115に接続される。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光情報コンセントに関し、より詳細には、主に建物内を伝送する通信系信号、及び放送系信号を各端末に供給するための光情報コンセントに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の情報コンセントにおいては、通信用メタルケーブルポート、電力コンセントまたは放送用コンセント等のうち、少なくとも2つ以上が一つの筐体に構成されている。通信用メタルケーブルポートには電話線あるいはISDN回線等の通信用メタルケーブル、電力コンセントには電力線ケーブル、放送用コンセントには放送用同軸ケーブルがそれぞれ接続され、筐体の背面もしくは側面に設けられたケーブル挿入口から各ケーブルが引き出され、外部の伝送装置と接続されていた。
【0003】
しかしながら、昨今のインターネット需要の増大という通信状況において、低速の電話線あるいはISDN回線等の通信用メタルケーブルでは高速・大容量通信には対応できなくなったため、通信用メタルケーブルの代わりに光ケーブルが用いられ、筐体内に光ケーブルから出射された光信号を電気信号に変換して通信用メタルケーブルポートに出力し、かつ、通信用メタルケーブルポートから入力される電気信号を光信号に変換して光ケーブルに入射する電気光信号変換回路を内蔵した光情報コンセントが登場した(例えば、特許文献1乃至4参照)。
【0004】
図1はこの種の従来の光情報コンセントの一例を示す図であり、図1(a)は従来の光情報コンセントの正面図、図1(b)は上面からみた断面図である。筐体104の前面に電力コンセント101、放送用コンセント102および通信用メタルケーブルポート103が配置され、筐体104の側面にケーブル挿入口106が配置される。光ケーブル130、134、電力線ケーブル107及び放送用ケーブル108がケーブル挿入口106より引き出され、外部の伝送装置(図示せず)と接続される。筐体104の内部には、光ケーブル130から光コネクタ120と121を介して入射される光信号を電気信号に変換して通信用メタルケーブルポート103に出力し、および、通信用メタルケーブルポート103から入力される電気信号を光信号に変換して光コネクタ122と123を介して光ケーブル134に入射する電気光信号変換回路から構成された光トランシーバ112が収容されている。
【0005】
図2は従来の光情報コンセントの他の例を示す図であり、図2(a)は従来の光情報コンセントの正面図、図2(b)は上面からみた断面図である。図1との違いは、放送用同軸ケーブル108の代わりに放送用光ケーブル230が設けられている点である。
【0006】
ここで、筐体104の前面に電力コンセント101、放送用コンセント102および通信用メタルケーブルポート103が配置され、筐体104の側面にケーブル挿入口106がそれぞれ配置される。通信用光ケーブル130、134、電力線ケーブル107及び放送用光ケーブル230がケーブル挿入口106より引き出され、外部の伝送装置(図示せず)と接続されている。筐体104の内部には、通信用光ケーブル130から光コネクタ120と121を介して入射される光信号を電気信号に変換して通信用メタルケーブルポート103に出力し、および、通信用メタルケーブルポート103から入力される電気信号を光信号に変換して光ケーブル134に光コネクタ122と123を介して入射する電気光信号変換回路から構成された光トランシーバ112が備えられている。
【0007】
筐体104の内部には放送用光ケーブル230から光コネクタ124と125を介して入射される光信号を電気信号に変換して放送用コンセント102に出力する光レシーバ115が内蔵されている。
【0008】
【特許文献1】
特開2000−111814号公報
【特許文献2】
特開2000−147267号公報
【特許文献3】
特開2001−003491号公報
【特許文献4】
特開2002−072023号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の光情報コンセントでは、外部の光伝送装置と光情報コンセントとの間、あるいは、複数の光情報コンセント間を複数の光信号が伝搬する場合、光信号の数に応じて光ケーブルを敷設しなければならないのみならず、光情報コンセント内部に設ける電気光信号変換回路を光信号の数に応じて用意する必要があった。そのため、光ケーブル敷設が煩雑となり、また、時分割多重によってこの問題を解決することも考えられるが、この場合、新たに時分割多重・分離回路が必要となるため光情報コンセントが高価になるという問題点がある。
【0010】
さらに、従来の光情報コンセントでは、電力線ケーブル、放送用ケーブル、光ケーブルは事業者が異なる等の理由で別々に敷設されることが多いため、敷設や改修工事等に費用の無駄が生じやすい。
【0011】
本発明は、上記問題点を鑑みてなされたもので、その目的は、外部の光伝送装置と光情報コンセントとの間、もしくは複数の光情報コンセント間などを複数の光信号が伝搬する場合に、光信号の数の如何にかかわらず敷設する光ケーブルの本数を1本とすることにより、光ケーブルを容易に敷設し、かつ価格を低減させた光情報コンセントを提供することにある。
【0012】
本発明の他の目的は、光やメタルの有線ケーブルのみならず、無線によるデータ送受信にも対応できる光情報コンセントを提供することにある。
【0013】
本発明のさらに他の目的は、電力コンセント、放送用コンセント、通信用メタルケーブルポート、無線データ送受信部がモジュール構造をなし、用途に応じて各モジュールの取り付け及び取り外しが可能となる光情報コンセントを提供することにある。
【0014】
本発明のさらに他の目的は、上記モジュールの取り付けと同時に電力の供給が可能となる光情報コンセントを提供することにある。
【0015】
本発明のさらに他の目的は、筐体の背面もしくは側面に配置されたケーブル挿入口より引き出される光ケーブルと電力線ケーブルとが一体化された光情報コンセントを提供することにある。
【0016】
本発明のさらに他の目的は、WDMフィルタへ入出力する光信号を光ケーブル用ポートを介して光伝送装置との間で直接伝送できる光情報コンセントを提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、多重化された光信号と複数の電気信号との間で送受信を行う光コンセントであって、多重化された光信号を受信する波長分割多重フィルタと、波長分割多重フィルタから出力される複数の光信号の個数に対応する個数の複数の電気光信号変換回路とを備え、複数の電気光信号変換回路の各々から電気信号を出力し、複数の電気信号を電気光変換回路の各々に供給し、複数の電気光信号変換回路の各々から得られる複数の光信号を波長分割多重フィルタに供給して多重化された光信号を出力するようにしたことを特徴とする。
【0018】
請求項2に記載の発明は、光情報コンセントであって、光ケーブルを挿入するためのケーブル挿入口と、通信用メタルケーブルポートおよび放送用コンセントと、ケーブル挿入口と通信用メタルケーブルポートおよび放送用コンセントとを設けた筐体部を有する光情報コンセントにおいて、光ケーブルからの波長多重化された光信号を受信する波長分割多重フィルタと、波長分割多重フィルタおよび通信用メタルケーブルポートと結合された第1の電気光信号変換回路と、波長分割多重フィルタおよび放送用コンセントと結合された第2の電気光信号変換回路とを備え、波長分割多重フィルタにより複数の波長の光に分割された光信号のうち第1の光信号を第1の電気光変換回路により第1の電気信号に変換して通信用メタルケーブルポートに供給し、通信用メタルケーブルポートより受信された信号を第1の電気光信号変換回路により第2の光信号に変換し、第2の光信号を波長分割多重フィルタに供給し、波長分割多重フィルタより取り出した波長多重化された信号を前記光ケーブルに供給し、波長分割多重フィルタにより複数の信号の光に分割された光信号のうち第3の光信号を第2の電気光信号変換回路により第3の電気信号に変換し、放送用コンセントに供給するように構成したことを特徴とする。
【0019】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の光情報コンセントにおいて、筐体部に電力コンセントをさらに設け、ケーブ挿入口から挿入された電力線ケーブルからの電力を、電力コンセントと、波長分割多重フィルタまたは電気光信号変換回路とに供給するようにしたことを特徴とする。
【0020】
請求項4に記載の発明は、請求項2または3に記載の光情報コンセントにおいて、筐体部に前記電気光信号変換回路で入出力される電気信号を無線データに変換する無線データ送受信部をさらに設けたことを特徴とする。
【0021】
請求項5に記載の発明は、請求項2、3または4に記載の光情報コンセントにおいて、通信用メタルケーブルポートおよび放送用コンセントは、筐体部の前面に配置され、ケーブル挿入口は、筐体部の背面または側面に配置されたことを特徴とする。
【0022】
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の光情報コンセントにおいて、通信用メタルケーブルポートを前面に配置し及び電気光信号変換回路を設けたモジュール部、または放送用コンセントを前面に配置し及び電気光信号変換回路を設けたモジュール部をさらに備え、筐体部には、モジュール部をそれぞれ挿入するための挿入口を設けて、モジュール部の取り付けまたは取り外しが任意に可能なように構成されていることを特徴とする。
【0023】
請求項7に記載の発明は、請求項5または6に記載の光情報コンセントにおいて、筐体は、波長分割多重フィルタに結合された光ケーブル用ポートをさらに設けたことを特徴とする。
【0024】
請求項8に記載の発明は、請求項6に記載の光情報コンセントにおいて、複数のモジュール部のうちの少なくとも一つは、通信用無線データ送受信部または放送用無線データ送信部を内部に有することを特徴とする。
【0025】
請求項9に記載の発明は、請求項6または8に記載の光情報コンセント筐体部は、電力コンセントに結合された給電バーをさらに設け、モジュール部を筐体部に取り付けるとモジュール部の一部と給電バーが接触することによりモジュール部に電源が供給されることを特徴とする。
【0026】
請求項10に記載の発明は、請求項1乃至9のいずれかに記載の光情報コンセントにおいて、筐体部は、電力線ケーブルと光ケーブルとが一体となっているケーブルをケーブル挿入口から引き出す構造を有することを特徴とする。
【0027】
本発明においては、複数の光信号を多重化して光情報コンセントに入射させ、光情報コンセントでは、多重化された光信号を波長分割多重フィルタにより分割して通信用メタルポートや放送用コンセントに供給する。これにより複数の光ケーブルを1本にすることが可能になる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する。
(第1実施例)
図3は、本発明による第1の実施例を説明するための図であり、図3(a)は本実施例にかかる光情報コンセントの正面図、図3(b)は上面からみた断面図(内部構成図)である。ここで、図1または図2と同様の個所には同一符号を付してその説明を省略する。本実施例では、イーサネット(登録商標)信号(双方向伝送)のために波長AとBを用い、テレビ放送用信号(片方向伝送)のために波長Cを用いるものとする。
【0029】
筐体104の前面に電力コンセント101、放送用コンセント102、通信用メタルケーブルポート103が設けられている。筐体104の側面には、ケーブル挿入口106が設けられ、外部へ光ケーブル130、及び電力線ケーブル107が引き出されている。
【0030】
筐体104の内部で、電力線ケーブル107は、電力コンセント101に接続される。
一方、外部の光伝送装置(図示せず)と接続する光ケーブル130は、光コネクタ320を介して波長分割多重(WDM)フィルタ110に接続される。WDMフィルタ110は、光ケーブル131、132および光コネクタ121、122を介して、電気光信号変換回路である光トランシーバ112に接続され、および光ケーブル133および光コネクタ125を介して電気光変換回路である光レシーバ115に接続される。
【0031】
光トランシーバ112は電気・光信号変換を行い、電気信号側は通信用メタルケーブルポート103に接続される。また、光レシーバ115は光から電気信号へ変換を行い、電気信号側は放送用コンセント102に接続される。
【0032】
図4は、第1の実施例の光情報コンセント内部のWDMフィルタと光ケーブルの引き回しの様子を示す上面図である。まず、外部の光伝送装置から光情報コンセントへ伝搬する信号、すなわち下り信号の経路について説明する。
【0033】
イーサネット(登録商標)上り信号に対応する波長Bとともに、イーサネット(登録商標)下り信号に対応する波長A、放送用信号に対応する波長Cが多重化された光信号は、外部の光伝送装置(図示せず)と接続する1本の光ケーブル130を介して光情報コンセントの筐体104の内部に設けられたWDMフィルタ110に到達する。途中、光ケーブルは一旦、光コネクタ320で受けられている。これは光情報コンセントの設置工事の際に、光ケーブルを配線しやすくするためである。
【0034】
WDMフィルタ110によりそれぞれの波長の光信号は分割される。波長Aの光信号は光ケーブル131および光コネクタ121を介して光トランシーバ112へ到達する。光トランシーバ112において電気信号に変換された後、通信用メタルケーブルポート103を介して、例えばPC端末(図示せず)に到達する。
【0035】
一方、波長Cの光信号は光ケーブル133および光コネクタ125を介して光レシーバ115へ到達する。光レシーバ115において電気信号に変換された後、放送用コンセント102を介して、例えばテレビ受像機(図示せず)に到達する。
【0036】
次に、光情報コンセントから外部の光伝送装置へ伝搬する信号、すなわち上り信号の経路について説明する。通信用メタルケーブルポート103に接続されたPC端末(図示せず)から送られた電気信号は光トランシーバ112に到達し、波長Bの光信号に変換される。その後、光ケーブル132および光コネクタ122を介してWDMフィルタ110に到達し、波長A、Cの光信号とともに多重化され、1本の光ケーブル130を介して外部の光伝送装置へ伝達される。
【0037】
図5は、本発明による光情報コンセントを用いて構成したホームネットワーク全体のイメージ図である。ここでの外部の光伝送装置とは、ホームゲートウェイ502である。ホームゲートウェイ502から外側は、光ケーブル501を介して、例えばファイバ・ツー・ザ・ホーム(FTTH)用光加入者線終端装置(ONU)に接続されている。
【0038】
ホームゲートウェイ502は屋内の部屋の壁に設けられた光情報コンセント510と光ケーブル503、504を介して接続されている。光情報コンセント510には、テレビ受像機505、PC端末506、電話機507などが接続されている。本構成では、波長A、Bはイーサネット(登録商標)信号に対応し、PC端末506との間で信号の送受が行われる。また、VoIPゲートウェイ(図示せず)を介して電話機507に接続されている。一方、波長Cはテレビ放送用信号に対応し、テレビ受像機505により画像が再生される。
【0039】
図16は、本実施例における情報コンセントに対応するホームゲートウエイの構成例である。
【0040】
放送用信号は、地上波放送用アンテナ、衛星放送用アンテナあるいは、CATV用ケーブルを通して入力され、電気光変換回路によって光信号へ変換される。
得られた光信号を光分配器によって分配し、各情報コンセントに対応するWDMフィルタに入力する。この構成では、放送用信号については片方向の伝送としている。
【0041】
音声通信用の信号は、電話線を通してホームゲートウエイに入力される。ホームゲートウエイ内部に設けた電話回線終端回路により終端処理を行った後、下り側信号は分配されて電気光変換回路へ入力され光信号に変換された後、WDMフィルタへ入力される。また、WDMフィルタから出力される上り側の信号は光電気変換回路によって電気信号に変換され、合成された後電話回線終端回路へ入力される。
【0042】
データ通信用の信号は、データ回線用加入者線を通してホームゲートウエイ内部の回線終端装置に入力される。回線終端装置は集線装置(HUB)に接続され、さらに、HUBには各情報コンセントに対応する電気光・光電気変換回路が接続される。さらに、電気光・光電気変換回路の光入出力は、各情報コンセントに対応するWDMフィルタに接続される。
【0043】
以上の放送用信号、音声通信用信号およびデータ通信用信号はWDMフィルタにより多重化され各光情報コンセントに伝送される。また、各光情報コンセントから受信した多重化された信号はWDMフィルタで放送用信号、音声通信用信号およびデータ通信用信号に分割され伝送される。
【0044】
この構成によって、すべての情報コンセントの音声通信用メタルポートと電話線を接続することができ、各情報コンセントのデータ通信用メタルポートとデータ回線の間の通信ならびに情報コンセント相互のデータ通信が可能となる。
【0045】
本実施例の光情報コンセントを用いることにより、外部の光伝送装置と光情報コンセント、あるいは、複数の光情報コンセント間における複数の光信号の伝送が、通信や放送を問わず、かつ、信号の数の如何にかかわらず、1本の光ケーブルで可能となるため、光ケーブルの敷設が容易となり、また、光情報コンセントの価格を低減することができる。
【0046】
本実施例においては、波長が3種類の場合について説明したが、波長が4種類以上になっても、同様の構成となり、同様の効果が得られることはいうまでもない。例えば、別のテレビ放送用信号に対応する波長が増えた場合には、光レシーバ及び放送用コンセントを増やせばよい。また、ケーブル挿入口106は筐体104の側面に設けられているが、背面に設けてもよい。
【0047】
(第2実施例)
図6は、本発明による第2の実施例を説明するための図であり、図6(a)は本実施例にかかる光情報コンセントの正面図、図6(b)は上面から見た断面図(内部構成図)である。本実施例では、イーサネット(登録商標)信号(双方向伝送)のために波長A、Bを用い、テレビ放送用信号(片方向伝送)のために波長Cを用いるものとする。なお、図3と同様の個所は同一の符号としてその説明を省略する。
【0048】
筐体104の前面に電力コンセント101、放送用無線データ送信部601、通信用無線データ送信部602が設けられている。光トランシーバ612は、WDMフィルタ110と光ケーブル603、604および光コネクタ621、622を介して接続され、電気信号側は通信用無線データ送受信部602に接続される。また、光レシーバ115は光から電気信号へ変換を行い、WDMフィルタ110とは光ケーブル133および光コネクタ125を介して接続され、電気信号側は放送用無線データ送信部601に接続される。
【0049】
本実施例の光情報コンセント内部のWDMフィルタと光ケーブルの引き回しの様子については、図4と同様であるため説明を省く。
【0050】
図7は、本発明による光情報コンセントを用いて構成したホームネットワーク全体のイメージ図である。図5と同様の部分は同一の符号とし、異なる部分のみ説明する。
【0051】
ホームゲートウェイ502は、屋内の部屋の壁に設けられた光情報コンセント710と光ケーブル503、504を介して接続されている。光情報コンセント710には、光情報コンセントの放送用無線データ送信部601、無線データ送受信部602等と通信する機能を備えたテレビ受像機505、PC端末506、電話機507などが設置されている。
【0052】
図8は、本発明による光情報コンセントを用いて構成したホームネットワーク全体の別のイメージ図である。第1実施例で説明した光情報コンセント510と本実施例で説明した光情報コンセント710の両方を用いて、ある部屋では有線接続、別の部屋では無線接続という実施形態も可能である。
【0053】
以上により、光やメタルの有線ケーブルだけでなく、無線によるデータ送受信にも対応できるため、通信媒体に依存しない光情報コンセントを提供することができる。
【0054】
本実施例においては、波長が3種類の場合について説明したが、波長が4種類以上になっても、同様の構成となり、同様の効果が得られることはいうまでもない。例えば、別のテレビ放送用信号に対応する波長が増えた場合には、光レシーバ及び放送用コンセントもしくは放送用無線データ送信部を増やせばよい。
【0055】
(第3実施例)
図9は、本発明による第3の実施例を説明するための図であり、図9(a)は本実施例にかかる光情報コンセントの正面図、図9(b)は上面から見た断面図(内部構成図)である。本実施例では、イーサネット(登録商標)信号(双方向伝送が2種類)のために波長A、B、D、Eを用い、テレビ放送用信号(片方向伝送)のために波長Cを用いるものとする。
【0056】
筐体104の前面に電力コンセント101、放送用コンセント102、通信用メタルケーブルポート103、無線データ送受信部602が設けられている。筐体104の側面には、ケーブル挿入口106が設けられ、外部へ光ケーブル130、及び電力線ケーブル107が引き出されている。筐体104内で、電力線ケーブル107は電力コンセント101に接続される。一方、外部の光伝送装置と接続する光ケーブル130は、光コネクタ320を介して波長分割多重(WDM)フィルタ110に接続される。WDMフィルタ110は、光ケーブル131、132および光コネクタ121、122をそれぞれ介して光トランシーバ112に接続され、光ケーブル603、604および光コネクタ621、622をそれぞれ介して、光トランシーバ612に接続され、さらに光ケーブル133および光コネクタ125を介して光レシーバ115にそれぞれ接続される。
【0057】
光ケーブル131および132が接続する光トランシーバ112は電気・光信号変換を行い、電気信号側は通信用メタルケーブルポート103に接続される。また、光ケーブル603および604に接続する光トランシーバ612は同様に無線データ送受信部602に接続される。また、光レシーバ115は光から電気信号へ変換を行い、電気信号側は放送用コンセント102に接続される。
【0058】
図10は、本発明による第3の実施例の光情報コンセント内部のWDMフィルタと光ケーブルの引き回しの様子を示す図である。まず、外部の光伝送装置から光情報コンセントへ伝搬する信号、すなわち下り信号の経路について説明する。
【0059】
イーサネット(登録商標)上り信号に対応する波長B、Eとともに、イーサネット(登録商標)下り信号に対応する波長A、D、放送用信号に対応する波長Cが多重化された光信号は、外部の光伝送装置と接続する1本の光ケーブル130を介して光情報コンセントの筐体104の内部に設けられたWDMフィルタ110に接続される。途中、光ケーブル130は一旦、光コネクタ320で受けられている。これは光情報コンセントの設置工事の際に、光ケーブルを配線しやすくするためである。
【0060】
WDMフィルタ110によりそれぞれの波長の光信号は分割される。波長Aの光信号は光ケーブル603を介して光トランシーバ612へ到達する。光トランシーバ612において電気信号に変換された後、無線データ送受信部602を介して、例えばPC端末(図示せず)に伝送される。
【0061】
また、波長Dの光信号は光ケーブル131を介して光トランシーバ112へ伝送される。光トランシーバ112において電気信号に変換された後、通信用メタルケーブルポート103を介して、例えばPC端末(図示せず)に伝送される。
【0062】
一方、波長Cの光信号は光ケーブル133を介して光レシーバ115へ到達する。光レシーバ115において電気信号に変換された後、放送用コンセント102を介して、例えばテレビ受像機に伝送される。
【0063】
次に、光情報コンセントから外部の光伝送装置へ伝搬する信号、すなわち上り信号の経路について説明する。無線データ送受信部602を介して、PC端末(図示せず)から送られた電気信号は光トランシーバ612に伝送され、波長Bの光信号に変換される。その後、光ケーブル604を介してWDMフィルタ110に伝送される。
【0064】
また、通信用メタルケーブルポート103に接続されたPC端末(図示せず)から送られた電気信号は光トランシーバ112に伝送され、波長Eの光信号に変換される。その後、光ケーブル132を介してWDMフィルタ110に到達する。WDMフィルタ110において、波長A、B、C、D、Eの光信号は波長分割多重化され、1本の光ケーブル130を介して外部の光伝送装置へ伝送される。
【0065】
図11は、本発明による光情報コンセントを用いて構成したホームネットワークのイメージ図である。ここでの外部の光伝送装置とは、ホームゲートウェイ502である。ホームゲートウェイ502から外側は、光ケーブル501を介して、例えばファイバ・ツー・ザ・ホーム(FTTH)用光加入者線終端装置(ONU)に接続されている。
【0066】
ホームゲートウェイ502は屋内の部屋の壁に設けられた光情報コンセント1110と光ケーブル503、504を介して接続されている。光情報コンセント1110には、テレビ受像機505、PC端末506、電話機507などが接続されている。
【0067】
本構成では、波長A、Bはイーサネット(登録商標)信号に対応し、無線データ送受信部を介して、PC端末506で信号の送受が行われる。また、波長D、Eは同じくイーサネット(登録商標)信号に対応し、通信用メタルケーブルポート、VoIPゲートウェイ(図示せず)を介して電話機507に接続されている。
【0068】
一方、波長Cはテレビ放送用信号に対応し、テレビ受像機505により画像が再生される。
【0069】
本実施例においては、波長が5種類の場合について説明したが、波長が6種類以上になっても、同様の構成となり、同様の効果が得られることはいうまでもない。例えば、別のテレビ放送用信号に対応する波長が増えた場合には、光レシーバ及び放送用コンセントを増やせばよい。また、ケーブル挿入口106は筐体104の側面に設けられているが、背面に設けてもよい。
【0070】
(第4実施例)
図12は、本発明による第4の実施例を説明するための図であり、図12(a)は本実施例にかかる光情報コンセントの正面図、図12(b)は上面から見た断面図(内部構成図)である。本実施例では、イーサネット(登録商標)信号(双方向伝送が2種類)のために、波長A、B、D、Eを用い、テレビ放送用信号(片方向伝送)のために波長Cを用いるものとする。図9と同様の個所は同一符号を付し説明を省略する。
【0071】
本実施例では、電力コンセント101、放送用コンセント102とこれに接続する光レシーバ115、通信用メタルケーブルポート103とこれに接続する光トランシーバ112および無線データ送受信部602とこれに接続する光トランシーバ612はそれぞれ別個のモジュール部に収容されており、筐体104は各モジュール部を挿入するための挿入口を有するフレーム構造をなっている。以上の構造により各々のモジュールは必要に応じて取り付けあるいは取り外しが可能である。取り付け時には、対応する光ケーブルや電力線ケーブルと接続した後、固定ねじ1201を用いて固定する。また、取り外し時には、固定ねじ1201をはずした後、接続する光ケーブルや電力線ケーブルをモジュールから取り外す。
【0072】
なお、本実施例における筐体104の内部の構造は、図9と同様であるため説明を省く。また、本実施例のWDMフィルタと光ケーブルの引き回しの様子およびホームネットワークのイメージについては、それぞれ図10および図11と同様であるため説明を省く。
【0073】
以上により、電力コンセント部、放送用コンセント部、通信用メタルケーブルポート部、無線データ送受信部が各々モジュール構造となっているため、用途に応じて各モジュールの取り付け及び取り外しが可能な光情報コンセントを提供することができる。
【0074】
ここで、本実施例においては、波長が5種類の場合について説明したが、波長が6種類以上になっても、同様の構成となり、同様の効果が得られることはいうまでもない。また、ケーブル挿入口106は筐体104の側面に設けられているが、背面に設けてもよい。
【0075】
(第5実施例)
図13は、本発明による第5の実施例を説明するための図であり、図13(a)は本実施例にかかる光情報コンセントの正面図、図13(b)は上面から見た断面図(内部構成図)である。本実施例では、波長はA、B、C、D、Eの5種類とし、波長A、B、D、Eはイーサネット(登録商標)信号(双方向伝送が2種類)、波長Cはテレビ放送用信号(片方向伝送)に対応するものとする。また、図12と同様の部品・部材については、同一符号を付し説明を省略する。
【0076】
本実施例では、電力コンセント101裏側に、電力線ケーブル107から給電される電力を各コンセントに内蔵する電気回路で使用する電圧に変換するコンバータ1301を備える。電力線ケーブル107は電力コンセント101と接続され、コンバータ1301の出力は、固定ねじ1201の取り付け部分に設けた導電性領域1303に接続され、導電性の固定ねじ1201によって筐体前面付近に設けられた導電性の給電バー1302にも接続し、各コンセントに接続された部品へ電源供給される。給電バーには固定ねじ1201と勘合するねじ穴を設けておき、固定と同時に給電が行われる構造としておく。
【0077】
なお、電力コンセント101等が含まれる各モジュール取り付け時には、対応する光ケーブルや電力線ケーブル等と接続した後、固定ねじ1201を用いて固定する。この時、前述の電力コンセント101の場合と同様に、内部の電気回路から固定ねじ1201取り付け部分に設けた導電性領域へ電気ケーブル等によって接続され、導電性の固定ねじ1201を給電バー1302に接触させ、電源供給を受ける構造となっているため、モジュール毎に給電ケーブルを設け、電力コンセント等に挿抜する必要はない。また、取り外し時には、固定ねじ1201をはずした後、対応する光ケーブルや電力線ケーブルとの接続を解除する。この時、給電バー1302とも非接触となるため、電源供給が停止し安全にモジュールを取り扱うことができる。
【0078】
以上により、上記モジュールの取り付けと同時に筐体内部に設けられた給電バーに接触し、給電が可能となるため、モジュール毎に給電ケーブルを設ける必要はない。
【0079】
なお、本実施例における筐体104の内部の構造は、図9と同様であるため説明を省く。また、本実施例のWDMフィルタと光ケーブルの引き回しの様子およびホームネットワークのイメージについては、それぞれ図10および図11と同様であるため説明を省く。
【0080】
以上により、上記モジュールの取り付けと同時に筐体内部に設けられた給電バーに接触し、給電が可能となるため、モジュール毎に給電ケーブルを設ける必要はない。
【0081】
本実施例においては、波長が5種類の場合について説明したが、波長が6種類以上になっても、同様の構成となり、同様の効果が得られることはいうまでもない。また、ケーブル挿入口106は筐体104の側面に設けられているが、背面に設けてもよい。
【0082】
(第6実施例)
図14は、本発明による第6の実施例を説明するための図であり、図14(a)は本実施例にかかる光情報コンセントの正面図、図14(b)は上面から見た断面図(内部構成図)である。本実施例では、イーサネット(登録商標)信号(双方向伝送が2種類)のために、波長A、B、D、Eを用い、テレビ放送用信号(片方向伝送)のために波長Cを用いるものとする。また、図9と同様の個所は、同一符号を付し説明を省略する。
【0083】
筐体104の内部では、電力線ケーブルと光ケーブルが一体化したケーブル1401は電力線ケーブル107と光ケーブル130とに分岐し、電力線ケーブル107は電力線コンセント101に接続される。一方、光ケーブル130は光コネクタ330を介して波長分割多重(WDM)フィルタ110に接続される。
【0084】
なお、本実施例における筐体104の内部の構造は、図9と同様であるため説明を省く。また、本実施例のWDMフィルタと光ケーブルの引き回しの様子およびホームネットワークのイメージについては、それぞれ図10および図11と同様であるため説明を省く。
【0085】
以上、光情報コンセントのケーブル挿入口より引き出される光ケーブルと電力線ケーブルが一体化された構成とすることにより、ケーブルの敷設費用をさらに低減できる。
【0086】
本実施例においては、波長が5種類の場合について説明したが、波長が6種類以上になっても、同様の構成となり、同様の効果が得られることはいうまでもない。また、ケーブル挿入口106は筐体104の側面に設けられているが、背面に設けてもよい。
【0087】
(第7実施例)
図15は、本発明による第7の実施例を説明するための図で、本発明による光情報コンセントの基本構成を示している。(a)は正面図、(b)は上面図(内部構成図)である。本実施例では、イーサネット(登録商標)信号(双方向伝送が2種類)のために、波長A、B、D、Eを用い、テレビ放送用信号(片方向伝送)のために、波長Cを用いるものとする。また、図9と同様の個所は、同一符号を付し説明を省略する。
【0088】
図9の構成に比べ本実施例では、筐体104の前面に無線データ送受信部602に代替し光ケーブル用ポート1501、1502が設けられている。WDMフィルタ110は、光ケーブル603、604および光コネクタ1521、1522を介して、光ケーブル用ポート1501、1502に接続される。さらに、光ケーブル用ポート1501は下り信号用、光ケーブル用ポート1502は上り信号用に対応し、光インタフェースを有する伝送装置を接続することにより、外部の光伝送装置との信号の送受信を光で直接行うことが可能である。
【0089】
本発明による光情報コンセント内部のWDMフィルタと光ケーブルの引き回しの様子については図10と、本発明による光情報コンセントを用いて構成したホームネットワークのイメージについては図11と、それぞれ同様であるため説明を省く。
【0090】
本実施例においては、波長が5種類の場合について説明したが、波長が6種類以上になっても、同様の構成となり、同様の効果が得られることはいうまでもない。また、ケーブル挿入口106は筐体104の側面に設けられているが、背面に設けてもよい。WDMフィルタへ入出力する光信号が光ケーブル用ポートを介して光伝送装置と直接伝送することができる。
【0091】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、多重化された光信号を受信する波長分割多重フィルタと、波長分割多重フィルタから出力される複数の光信号の個数に対応する個数の複数の電気光信号変換回路とを備え、複数の電気光信号変換回路の各々から電気信号を出力し、複数の電気信号を電気光変換回路の各々に供給し、複数の電気光信号変換回路の各々から得られる複数の光信号を波長分割多重フィルタに供給して多重化された光信号を出力するようにしたので、外部の光伝送装置と光情報コンセント、もしくは複数の光情報コンセント間を複数の光信号が伝搬する場合でも、信号の数の如何にかかわらず敷設する光ケーブルの本数を1本とすることができ、したがって、光ケーブルを容易に敷設し、光情報コンセントの価格を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の光情報コンセントの一例を示す図であり、(a)は従来の光情報コンセントの正面図、(b)は上面からみた断面図である。
【図2】従来の光情報コンセントの一例を示す図であり、(a)は従来の光情報コンセントの正面図、(b)は上面からみた断面図である。
【図3】本発明による第1の実施例を説明するための図であり、(a)は本実施例にかかる光情報コンセントの正面図、(b)は上面からみた断面図である。
【図4】第1の実施例の光情報コンセント内部のWDMフィルタと光ケーブルの引き回しの様子を示す図である。
【図5】本発明による光情報コンセントを用いて構成したホームネットワーク全体のイメージ図である。
【図6】本発明による第2の実施例を説明するための図であり、(a)は本実施例にかかる光情報コンセントの正面図、(b)は上面から見た断面図である。
【図7】本発明による光情報コンセントを用いて構成したホームネットワーク全体のイメージ図である。
【図8】本発明による光情報コンセントを用いて構成したホームネットワーク全体のイメージ図である。
【図9】本発明による第3の実施例を説明するための図であり、(a)は本実施例にかかる光情報コンセントの正面図、(b)は上面から見た断面図である。
【図10】本発明による第3の実施例の光情報コンセント内部のWDMフィルタと光ケーブルの引き回しの様子を示す図である。
【図11】本発明による光情報コンセントを用いて構成したホームネットワークのイメージ図である。
【図12】本発明による第4の実施例を説明するための図であり、(a)は本実施例にかかる光情報コンセントの正面図、(b)は上面から見た断面図である。
【図13】本発明による第5の実施例を説明するための図であり、(a)は本実施例にかかる光情報コンセントの正面図、(b)は上面から見た断面図である。
【図14】本発明による第6の実施例を説明するための図であり、(a)は本実施例にかかる光情報コンセントの正面図、(b)は上面から見た断面図である。
【図15】本発明による第7の実施例を説明するための図であり、(a)は本実施例にかかる光情報コンセントの正面図、(b)は上面から見た断面図である。
【図16】本実施例における情報コンセントに対応するホームゲートウェイの構成例を示す図である。
【符号の説明】
101 電力コンセント
102 放送用コンセント
103 通信用メタルケーブルポート
104 筐体
106 ケーブル挿入口
107 電力線ケーブル
110 波長分割多重(WDM)フィルタ
112、612 光トランシーバ
115 光レシーバ
120、121、123、124、125 光コネクタ
108、130、131、132、133、134 光ケーブル
230 放送用ケーブル
320、621、622、1521、1522 光コネクタ
301 放送用光ケーブル
502 ホームゲートウェイ
501、503、504 光ケーブル
505 テレビ受像機
506 PC端末
507 電話機
510、710、1110 光情報コンセント
601 放送用無線データ送信部
602 通信用無線データ送受信部
1201 固定ねじ
1301 コンバータ
1302 給電バー
1303 導電性領域
1401 一体化したケーブル
1501、1502 光ケーブル用ポート

Claims (10)

  1. 多重化された光信号と複数の電気信号との間で送受信を行う光コンセントであって、
    前記多重化された光信号を受信する波長分割多重フィルタと、
    該波長分割多重フィルタから出力される複数の光信号の個数に対応する個数の複数の電気光信号変換回路とを備え、
    該複数の電気光信号変換回路の各々から電気信号を出力し、
    前記複数の電気信号を前記電気光変換回路の各々に供給し、前記複数の電気光信号変換回路の各々から得られる複数の光信号を前記波長分割多重フィルタに供給して多重化された光信号を出力するようにしたことを特徴とする光コンセント。
  2. 光ケーブルを挿入するためのケーブル挿入口と、通信用メタルケーブルポートおよび放送用コンセントと、前記ケーブル挿入口と前記通信用メタルケーブルポートおよび前記放送用コンセントとを設けた筐体部を有する光情報コンセントにおいて、
    前記光ケーブルからの波長多重化された光信号を受信する波長分割多重フィルタと、
    該波長分割多重フィルタおよび前記通信用メタルケーブルポートと結合された第1の電気光信号変換回路と、
    前記波長分割多重フィルタおよび前記放送用コンセントと結合された第2の電気光信号変換回路とを備え、
    前記波長分割多重フィルタにより複数の波長の光に分割された光信号のうち第1の光信号を前記第1の電気光変換回路により第1の電気信号に変換して前記通信用メタルケーブルポートに供給し、前記通信用メタルケーブルポートより受信された信号を前記第1の電気光信号変換回路により第2の光信号に変換し、該第2の光信号を前記波長分割多重フィルタに供給し、該波長分割多重フィルタより取り出した波長多重化された信号を前記光ケーブルに供給し、
    前記波長分割多重フィルタにより複数の信号の光に分割された光信号のうち第3の光信号を前記第2の電気光信号変換回路により第3の電気信号に変換し、前記放送用コンセントに供給するように構成したことを特徴とする光情報コンセント。
  3. 前記筐体部に電力コンセントをさらに設け、前記ケーブ挿入口から挿入された電力線ケーブルからの電力を、前記電力コンセントと、前記波長分割多重フィルタまたは前記電気光信号変換回路とに供給するようにしたことを特徴とする請求項2に記載の光情報コンセント。
  4. 前記筐体部に前記電気光信号変換回路で入出力される電気信号を無線データに変換する無線データ送受信部をさらに設けたことを特徴とする請求項2または3に記載の光情報コンセント。
  5. 前記通信用メタルケーブルポートおよび前記放送用コンセントは、前記筐体部の前面に配置され、前記ケーブル挿入口は、前記筐体部の背面または側面に配置されたことを特徴とする請求項2、3または4に記載の光情報コンセント。
  6. 前記通信用メタルケーブルポートを前面に配置し及び電気光信号変換回路を設けたモジュール部、または前記放送用コンセントを前面に配置し及び電気光信号変換回路を設けたモジュール部をさらに備え、前記筐体部には、前記モジュール部をそれぞれ挿入するための挿入口を設けて、前記モジュール部の取り付けまたは取り外しが任意に可能なように構成されていることを特徴とする請求項5に記載の光情報コンセント。
  7. 前記筐体は、前記波長分割多重フィルタに結合された光ケーブル用ポートをさらに設けたことを特徴とする請求項5または6に記載の光情報コンセント。
  8. 前記複数のモジュール部のうちの少なくとも一つは、通信用無線データ送受信部または放送用無線データ送信部を内部に有することを特徴とする請求項6に記載の光情報コンセント。
  9. 前記筐体部は、前記電力コンセントに結合された給電バーをさらに設け、前記モジュール部を前記筐体部に取り付けると前記モジュール部の一部と給電バーが接触することにより前記モジュール部に電源が供給されることを特徴とする請求項6または8に記載の光情報コンセント。
  10. 前記筐体部は、電力線ケーブルと光ケーブルとが一体となっているケーブルを前記ケーブル挿入口から引き出す構造を有することを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の光情報コンセント。
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