JP3562905B2 - 携帯用洗浄器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、尻部の洗浄液等各種の洗浄液を吐出する携帯用洗浄器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最近、便所等で用を足したのち尻部(肛門およびその周囲をいう、以下同じ)を拭く際に、トイレットペーパー等の紙で拭くのではなく、水で洗浄できるようにした洗浄器が見受けられる。このような水による洗浄は、便器に、尻部にめがけて水を飛ばせるようにした装置を取付けることで行えるものであり、尻部をきれいに洗うことができるうえ、紙で尻部を拭くよりも気持ち良く、しかも尻部の肌等を傷めることもないことから、各種施設や一般の家庭にも随分と普及してきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記の装置が取付けられていない便器もまだまだ多くあり、そのような便器で用を足す場合には、トイレットペーパー等の紙で尻部を拭かなければならないため、水で尻部を洗浄することになれた人にとっては、不快感や不潔感を感じることがよくある。そこで、どこにでも持ち運ぶことができ、手軽に尻部等を水で洗浄することができる携帯式の洗浄装置が要望されており、このようなものとして電動式の洗浄装置が提案されている。しかしながら、この電動式の洗浄装置は、構造が複雑で、しかも、高価であるという問題がある。そこで、携帯用として用いることができ、しかも、構造が簡単で、安価な洗浄装置の実現が強く要望されている。
【0004】
この発明は、このような事情に鑑みなされたもので、構造が簡単で、安価であり、しかも、洗浄液の吐出勢いを適正に保持することのできる携帯用洗浄器の提供をその目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、この発明の携帯用洗浄器は、容器本体と、上記容器本体の首部に着脱自在に取付けられた蓋体と、上記蓋体に設けられたノズルを備え、上記容器本体の内部に、発泡成分を含有した洗浄液が収容され、上記蓋体の内部に第1の液体通路が形成され、この第1の液体通路に、容器本体内の圧力が設定値を越えると容器本体内のガスを外部に放出して容器本体内の圧力を上記設定圧力に調整する圧力調整弁が設けられ、上記蓋体に、上記第1の液体通路の開閉を行う手動式の開閉弁が取付けられ、上記ノズルの内部に、上記第1の液体通路に連通する第2の液体通路が形成され、この第2の液体通路の先端にノズル口が設けられ、上記圧力調整弁が、円筒状の本体とボールと圧力調整用スプリングとからなり、上記本体の下部に、ボールを落下防止状に収容する漏斗状部分が形成され、上記圧力調整用スプリングの弾圧付勢力によりボールが漏斗状部分の内周面に押圧されてボールの外周面が漏斗状部分の内周面に当接して閉弁され、容器本体内の圧力が設定値を越えると、ボールが圧力調整用スプリングの弾圧付勢力に抗して上昇し、上記漏斗状部分の内周面から離れて開弁し、容器本体内のガスを上記本体の中空部分,上記第1の液体通路を通して外部に放出して容器本体内の圧力を上記設定圧力に調整するように構成しているという構成をとる。
【0006】
すなわち、この発明の携帯用洗浄器は、使用時には、ノズルのノズル口を尻部等の目標に向け、その状態で、手動により開閉弁を開弁することが行われる。これにより、容器本体の内部の洗浄液が、この洗浄液から発泡したガスの圧力により押圧されて、第1および第2の液体通路を通ってノズル口から噴出し、尻部等の目標に向かって吐出され、例えば尻部をきれいに洗浄する。このように、この発明の携帯用洗浄器は、発泡成分を含有した洗浄液が収容された容器本体と、ノズルを設けた蓋体とからなり、ノズルのノズル口を尻部等の目標に向け、蓋体に取付けた開閉弁を手動で開弁するだけで、例えば尻部の洗浄等を行うことができる。したがって、この携帯用洗浄器は、携帯して手軽に持ち運ぶことができるうえ、構造が簡単であり、安価でもある。しかも、第1の液体通路に圧力調整弁を設け、容器本体内の圧力が設定値を越えると容器本体内のガスを外部に放出して容器本体内の圧力を設定圧力に調整することができるようにしている。このため、容器本体内の圧力が異常に上昇することがなく、洗浄液の吐出勢いを適正に調整することができる。
【0007】
この発明に用いる洗浄液としては、発泡成分を含有する錠剤等を水に添加したものが用いられる。上記錠剤としては、炭酸塩と有機酸の重量比が1:4〜4:1からなるガス発泡剤を錠剤組成物の全量に対して10〜90重量%含有し、界面活性剤を上記全量に対して0.05〜10重量%含有したものが用いられる。
【0008】
上記ガス発泡剤は、炭酸塩と有機酸とからなるものである。上記炭酸塩としては、例えば炭酸ナトリウム,炭酸カリウム,炭酸アンモニウム,炭酸水素ナトリウム,炭酸水素カリウム,炭酸水素アンモニウム等が挙げられる。これらは一種または二種以上を混合して用いることができる。また、上記有機酸としては、例えばクエン酸,コハク酸,フマル酸,マレイン酸,シュウ酸,クロトン酸,安息香酸,乳酸,リンゴ酸,アジピン酸等が挙げられる。これらは一種または二種以上を混合して用いることができる。
【0009】
上記炭酸塩と有機酸との配合割合は、重量比で1:4〜4:1の範囲内に設定される。好ましい配合割合は、50倍量の水に溶解した時のpHが3.0〜7.0になる範囲であり、この範囲を越えると肛門部への刺激が強かったり、発泡性が損なわれたりして、本発明の効果が充分に発揮されない。炭酸塩と有機酸からなる発泡剤の配合量は、通常、この錠剤中に10〜90重量%の割合で配合される。
【0010】
上記界面活性剤としては、通常、洗剤として一般に市販されている粉末状の界面活性剤が適宜用いられる。粉末状の界面活性剤を用いる理由は、この錠剤を安定的に製造するためであり、水溶液に溶解した界面活性剤は製剤の安定性上好ましくない。これら界面活性剤の種類としては、ノニオン性,アニオン性,カチオン性,両性のいずれでもよく、特にノニオン性界面活性剤およびアニオン性界面活性剤が望ましい。
【0011】
望ましい界面活性剤の具体例としては、アルキル硫酸塩型界面活性剤,アルキルエーテル硫酸塩型界面活性剤,α−オレフィンスルホン酸塩型界面活性剤,リン酸エステル型界面活性剤,アルキルエーテルカルボン酸塩型界面活性剤,アミノ酸塩型界面活性剤(サルコシン塩型,β−アラニン塩型,グルタミン酸塩型,アスパラギン酸塩型等),スルホコハク酸塩型界面活性剤,タウリン型界面活性剤等のアニオン性界面活性剤,スルホベタイン型両性界面活性剤,アルキルベタイン型両性界面活性剤,アミドプロピルベタイン型両性界面活性剤,イミダゾリニウムベタイン型両性界面活性剤等の両性界面活性剤,ジステリアリルジメチルアンモニウムクロライド,ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド,ジベヘニルジヒドロキシアンモニウムクロライド,ベンザルコニウムクロライド,エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノプロピルジメチルアンモニウム等のカチオン性界面活性剤,ポリオキシエチレンアルキルエーテル,ポリオキシプロピレンアルキルエーテル,グリセリン脂肪酸エステル,ポリグリセリン脂肪酸エステル,ソルビタン脂肪酸エステル等のノニオン性界面活性剤等が挙げられる。これらの界面活性剤は、一種または二種以上を混合して用いることができ、通常、この錠剤中に0.05〜10重量%配合される。0.05重量%より少ないと洗浄性が低下し、10重量%を越えると炭酸塩の安定性および使用後の皮膚刺激が発生するため好ましくない。
【0012】
この錠剤は、所望により、錠剤形成に一般に配合される成分、例えばデンプン,ヒドロキシプロピルセルロース,カルボキシメチルセルロース,結晶セルロース,ポリエチレングリコール等の結合剤,塩化ナトリウム,硫酸ナトリウム等の無機塩,金属イオン封鎖剤,殺菌剤,抗炎症剤,pH調整剤,酸化防止剤,色素および香料等を含むことができる。このようにして得られた組成物は、通常用いられているダブレット成形法に従って容易に錠剤化することができる。この錠剤は、使用する際に水に添加して行われるが、その際の錠剤と水との混合重量比は1:200〜1:10の範囲が好ましい。この範囲外では充分な噴射力を得ることができなかったり、溶解性および圧力が異常に上昇して本発明の効果が充分に発揮されない。
【0013】
【発明の実施の形態】
つぎに、この発明の実施の形態を図面にもとづいて説明する。
【0014】
図1はこの発明の一実施の形態を示す携帯用洗浄器の断面図であり、図2は左側面図である。図において、1は容器本体であり、2がキャップであり、3はキャップ2に回動自在に取付けられたノズル(図3参照)である。上記容器本体1は、洗浄液4が収容された胴部1aと、外周面にねじ部1cが形成された首部1bとからなる。上記洗浄液4は、水に炭酸水素ナトリウム(NaHCO3 )からなる錠剤〔この錠剤には、その表面に水溶性のPVA(ポリビニルアルコール)がコーティングされたものであり、水に入れた際にコーティングされたPVAによりすぐに溶解しないようにしている〕を溶解させて得られたものであり、容器本体1の上部空間には上記洗浄液4から発泡したガス4aが充満している。
【0015】
上記キャップ2は、その蓋本体5にノズル3,押しボタン6,開閉用スプリング7,弁体8および圧力調整弁9を設けたもので構成されている。上記蓋本体5は、図4に示すように、有天円筒状に形成されており、その周壁の内周面に、上記容器本体1の首部1bのねじ部1cにねじ結合するねじ部5aが形成されている。また、上記蓋本体5の天井壁5bの下面中央から円筒状の下側内壁20が垂下しており、この下側内壁20の中空部分に対応する上記天井壁5bの部分に、中央貫通穴21が形成されている。また、上記天井壁5bの上面から、上記中央貫通穴21と同心状に内外両壁22,23が立設されており、これら上側外壁22および上側内壁23に押しボタン6が上下摺動自在に取付けられている。図において、23aは蓋本体5の上側内壁23の上端部内周面に形成された突条である。
【0016】
一方、上記天井壁5bの内部には、中央貫通穴21から外側に向かって一直線状に延びる通路25(洗浄液の通路とガスの通路を兼用している)が形成されており、この通路25の先端がノズル取付け部26に開口している。このノズル取付け部26は、一横側面および下面が開放されているとともに、上壁が上向き傾斜状の傾斜壁に形成されており、この傾斜壁の内側面に3条の係合溝27が形成されている。また、上記ノズル取付け部26の相対向する側壁26bに一対の係合穴26aが穿設されており、これら両係合穴26aに後述するノズル3のヒンジ軸31aが回動自在に係合している。図において、28はOリング33取付け用段部である。
【0017】
上記ノズル3には、その内部に、小径穴3aとこれに続く大径穴3bが貫通状に穿設されており、この大径穴3bに取付けられたノズル管30と上記小径穴3aで一直線に延びる洗浄液通路(第2の洗浄液通路)が形成されている。また、上記ノズル3には、その根元部に略3/4円弧状に形成された円盤状回動部31が形成されており、この回動部31の周面に1条のガス抜き溝32が形成されている。そして、ノズル3を垂下させた状態では、上記小径穴3aが上記天井壁5bの通路25に連通せず、上記ガス抜き溝32が上記通路25に連通している。この状態で、上記ガス抜き溝32はOリング33からはみ出ており、このガス抜き溝32を介して上記通路25が外部に連通している。一方、ノズル3を所定角度回転させた状態では(図5参照)、上記小径穴3aが、上記段部28に嵌着されたOリング33内に位置した状態で上記通路25に連通しており、上記Oリング33で上記通路25から流出する洗浄液4の洩れを防止している。一方、上記ガス抜き溝32は上記通路25に連通していない。また、上記回動部31には、その両横側面に、上記ノズル取付け部26の係合穴26aに回動自在に係合する一対のヒンジ軸31aが突設されている(図2参照)。図1において、30aはノズル管30の先端に穿設されたノズル口である。また、図4において、34a,34bは回動部31の外周面に形成された凸部であり、一方の凸部34aはノズル3を垂下させたときに上記係合溝27の1つに係合し、他方の凸部34bはノズル3を所定角度回転させたときに上記係合溝27の1つに係合し、これにより、各係合状態でノズル3を位置決め固定している。
【0018】
また、上記押しボタン6は、有天円筒状に形成されており、その天井壁6aの下面から円筒状の内壁6bが垂下している。この内壁6bの下端部外周面に、上記蓋本体5の上側内壁23の内周面に気密状に当接する突条24が形成されており、この突条24が上記上側内壁23の突条23aに抜け止め状に係合しうるようにしている。また、上記両突条23a,24により、上記押しボタン6と蓋本体5の中央貫通穴21との気密状態を保持している。一方、上記弁体8は、それ自体の上部が上記押しボタン6の内壁6bに内嵌している棒状円柱部10と、この棒状円柱部10の下端部から下側に向かって拡がる円錐台状中空部11(この円錐台状中空部11の内周面も、下側に向かって拡がる円錐台状に形成されている)と、この円錐台状中空部11の下端部に設けられた環状天井壁12a付き円筒状部12からなり、上記棒状円柱部10が上記下側内壁20の中空部分および天井壁5bの中央貫通穴21に上下方向に摺動自在に配設されている。これら下側内壁20の中空部分および天井壁5bの中央貫通穴21は上記棒状円柱部10よりやや大径に形成されており、これにより、上記棒状円柱部10の外周面と下側内壁20の中空部分の内周面および天井壁5bの中央貫通穴21の内周面との間に通路(洗浄液の通路とガスの通路を兼用している)が形成されている。また、上記棒状円柱部10の下面に、それ自体の下面開口が円錐台状中空部11の上面開口に連通している第1ガス抜き路(凹部)13aが形成されているとともに、この第1ガス抜き路13aの上端部から2本の第2ガス抜き路13bが水平に延びており、両第2ガス抜き路13bがそれぞれ上記棒状円柱部10の外周面に開口している。
【0019】
上記開閉用スプリング7は、上記蓋本体5の天井壁5bと押しボタン6の天井壁6aとの間に配設されており、上記押しボタン6を上方に弾圧付勢している。そして、上記開閉用スプリング7の弾性付勢力により押しボタン6が上方に押圧されている状態では、上記蓋本体5の下側内壁20の下端部内周面に上記弁体8の円錐台状中空部11の外周面が当接し、液密状態が保持されている(この当接状態が、弁体8の閉弁状態である)。また、上記開閉用スプリング7の弾圧付勢力に抗して押しボタン6を手指で押圧すると、図5に示すように、この押しボタン6の内壁6bに取付けられた弁体8が下降し、上記下側内壁20の下端部内周面から弁体8の円錐台状中空部11の外周面が離れ、開弁する。
【0020】
一方、上記圧力調整弁9は、円筒状の本体15とボール16と圧力調整用スプリング17からなり、上記本体15の上部が、上記弁体8の円筒状部12の周壁とこの円筒状部12の環状天井壁12aの内周部下面から垂下する内壁との間に気密状に嵌入している。このような本体15には、その下部に、ボール16を落下防止状に収容する漏斗状部分15aが形成されているとともに、この漏斗状部分15aより上側部分の内周面が、上記ボール16の直径よりやや大径に形成されている。また、上記圧力調整用スプリング17が上記円錐台状中空部11の内周面とボール16の上周面との間に配設されており、上記圧力調整用スプリング17の弾圧付勢力によりボール16が漏斗状部分15aの内周面に押圧され、ボール16の外周面が漏斗状部分15aの内周面に当接し、気密状態を保持している(この当接状態が、圧力調整弁9の閉弁状態である)。このような圧力調整用スプリング17は、その弾圧付勢力が所定値に設定されており、容器本体1内が異常高圧になる(上記所定値を越える)と、ボール16が圧力調整用スプリング17の弾圧付勢力に抗して上昇し、上記漏斗状部分15aの内周面から離れ、開弁する(図6参照)。
【0021】
上記構成において、使用時には、まず、図7に示すように、容器本体1を逆さまにし、ついで、ノズル管30を回転させて所望の角度に設定し(この状態で、ノズル3の小径穴3aが蓋本体5の天井壁5bの通路25に連通する)、このノズル管30のノズル口30aを尻部(図示せず)に向けて位置決めし、つぎに、押しボタン6を押すことが行われる。これにより、弁体8が開弁されて、洗浄液4が蓋本体5の下側内壁20の中空部分,中央貫通穴21,天井壁5bの通路25に流れ込んだのち、ノズル3の小径穴3a,ノズル管30に流れ込み、ガス4aの圧力で押圧されてノズル口30aから噴出する。そして、洗浄液4で尻部が洗浄される。このような1回の使用により、洗浄液4を使いきったのちは、キャップ2を取外して、容器本体1内に水を入れ、錠剤を放り込む。そして、錠剤が溶解する前にキャップ2を容器本体1に取付ける。これにより、容器本体1内の上部空間にガス4aが充填されるようになり、次の使用に備える。
【0022】
また、容器本体1の内圧が異常に上昇して設定圧力を越えると、この圧力でボール16が上方に押圧され、圧力調整用スプリング17の弾圧付勢力に抗して上昇し、上記漏斗状部分15aの内周面から離れ、開弁する。その結果、容器本体1内のガス4aが、上記本体15の中空部分,円錐台状中空部11の中空部分,第1ガス抜き路13aおよび両第2ガス抜き路13bを通ったのち、蓋本体5の下側内壁20の中空部分,中央貫通穴21,天井壁5bの通路25に流れ込み、ノズル3のガス抜き溝32から大気中に放出される。これにより、容器本体1内の圧力が設定圧力に保たれる。
【0023】
このように、この携帯用洗浄器は、小形であり、携帯して手軽に持ち運ぶことができる。しかも、構造が簡単であり、安価でもある。さらに、圧力調整弁9を設けているため、容器本体1の内圧が異常に上昇することがなく、洗浄液4の噴射圧を適正に保持することができる。そのうえ、ノズル3の回動部31にガス抜き溝32を設け、尻部の洗浄時にガス抜き溝32が上記天井壁5bの通路25に連通しないようにしているため、このガス抜き溝32から洗浄液4が洩れることがない。
【0024】
上記の携帯用洗浄器の機能性についてテストし、噴射圧力(kg/cm2 ),噴射量(ml)および噴射時間(Sec)を調べた。このテストに際し、容器本体1として、直径40mm,高さ140mmの缶(空状態で158mlの充填容量を有する)を用い、錠剤として、炭酸水素ナトリウムとクエン酸の混合剤(このものは、ガスとして炭酸ガスを発生する)を用いた。また、缶内圧力を2kg/cm2 ,3kg/cm2 ,4kg/cm2 に設定し、それぞれの場合において、直径が0.5mm,0.6mm,0.8mmの3種類のノズル口30aから洗浄液4を噴射し、この時の噴射時間(Sec),残量(ml)および残ガス圧力(kg/cm2 )を調べた。その結果を下記の表1および表2に示す。上記のような携帯用洗浄器では、その噴射量は、携帯性,使用上を考慮して100mlが好ましいと考えられており、また、噴射時間は、使用実感として30Secが好ましいと考えられている。このため、上記テスト結果から、噴射圧力は3kg/cm2 程度が好ましいと考えられる。
【0025】
【表1】
Figure 0003562905
【0026】
【表2】
Figure 0003562905
【0027】
なお、上記各実施の形態では、錠剤の表面に水溶性のPVAをコーティングしているが、これに限定するものではなく、糖衣等をコーティングしてもよいし、その他、溶解時間を遅延させることができるものであれば、どのようなものでもよい。このような錠剤はアルミニウム製袋に入れて持ち運ばれる。
【0028】
【発明の効果】
以上のように、この発明の携帯用洗浄器は、発泡成分を含有した洗浄液が収容された容器本体と、ノズルを設けた蓋体とからなり、ノズルのノズル口を尻部等に向け、蓋体に取付けた開閉弁を手動で開弁するだけで、尻部等の目標に向けて内部の洗浄液を吐出することができる。したがって、この携帯用洗浄器は、携帯して手軽に持ち運ぶことができるうえ、構造が簡単であり、安価でもある。そのうえ、第1の液体通路に、容器本体の内圧が設定値を越えると容器本体内のガスを外部に放出して容器本体内を所定の圧力に調整する圧力調整弁が設けられている場合には、容器本体内の圧力を所定圧力に調整することができる。したがって、容器本体内の圧力が異常に上昇することがなく、洗浄液の吐出勢いを適正に調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態の携帯用洗浄器を示す断面図である。
【図2】上記携帯用洗浄器の側面図である。
【図3】上記携帯用洗浄器のノズル管の作用を示す説明図である。
【図4】上記携帯用洗浄器の要部の拡大断面図である。
【図5】上記携帯用洗浄器の弁体の開弁状態を示す要部の拡大断面図である。
【図6】上記携帯用洗浄器の圧力調整弁の開弁状態を示す要部の拡大断面図である。
【図7】上記携帯用洗浄器の使用状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 容器本体
2 キャップ
3 ノズル
4 洗浄液
6 押しボタン
8 弁体

Claims (1)

  1. 容器本体と、上記容器本体の首部に着脱自在に取付けられた蓋体と、上記蓋体に設けられたノズルを備え、上記容器本体の内部に、発泡成分を含有した洗浄液が収容され、上記蓋体の内部に第1の液体通路が形成され、この第1の液体通路に、容器本体内の圧力が設定値を越えると容器本体内のガスを外部に放出して容器本体内の圧力を上記設定圧力に調整する圧力調整弁が設けられ、上記蓋体に、上記第1の液体通路の開閉を行う手動式の開閉弁が取付けられ、上記ノズルの内部に、上記第1の液体通路に連通する第2の液体通路が形成され、この第2の液体通路の先端にノズル口が設けられ、上記圧力調整弁が、円筒状の本体とボールと圧力調整用スプリングとからなり、上記本体の下部に、ボールを落下防止状に収容する漏斗状部分が形成され、上記圧力調整用スプリングの弾圧付勢力によりボールが漏斗状部分の内周面に押圧されてボールの外周面が漏斗状部分の内周面に当接して閉弁され、容器本体内の圧力が設定値を越えると、ボールが圧力調整用スプリングの弾圧付勢力に抗して上昇し、上記漏斗状部分の内周面から離れて開弁し、容器本体内のガスを上記本体の中空部分,上記第1の液体通路を通して外部に放出して容器本体内の圧力を上記設定圧力に調整するように構成していることを特徴とする携帯用洗浄器。
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