本実施形態の静電霧化装置付き温水洗浄便座1は図2に示すように便器の後部の上面に設置される装置本体2にて主体が構成されている。装置本体2には図示しないヒンジ部を介して回動自在に設けた便座3及び便蓋4を設けている。また装置本体2の側部の上面には後述する各種機能を操作するための操作部5を設けている。なお便蓋4及び便座3は電動により開閉されるものであっても良いし、手動により開閉されるものであっても良いものとする。
装置本体2にはナノメータサイズの粒子径のミストであるナノサイズミストを噴霧する静電霧化装置6を設けている。図3に示すように静電霧化装置6は霧化させることになる水を収容する水溜め部として水タンク7を下部に備えたもので、円筒状のホルダー8と、該ホルダー8の上部に被せられて配された対向電極9と、ホルダー8の下部に嵌め込まれて水に対する電圧印加を担う印加電極10と、この印加電極10によって保持されている複数本の棒状吸水体11(搬送部)とで構成されており、カップ状に形成されている水タンク7はホルダー8の下部に装着されている印加電極10に取り付けられている。
対向電極9と印加電極10は共にカーボンのような導電材を混入した合成樹脂やSUSのような金属で形成されることで導電性を有しているもので、対向電極9は接地されており、印加電極10は電圧印加部となる高電圧発生源に接続されている。
棒状吸水体11は、多孔質セラミックで形成されてその上端が針状に尖ったもので、複数本、図示例では6本の吸水体11が印加電極10に取り付けられている。これら吸水体11は同一円上に位置するように配されており、各吸水体11は上部が印加電極10よりも上方に突出し、下部は下方に突出して上記水タンク7内に入れられた水と接触している。
対向電極9は、図3に示すように中央に開口部12を有するとともに、この開口部12の縁は上方から見た時、前記複数本の吸水体11の上端の針状部11aを中心とする複数の同一径の円弧Rをつないだものとなっている。対向電極9を接地し、印加電極10に高電圧発生源を接続するとともに、吸水体11が毛細管現象で水を吸い上げている時、吸水体11の上端の針状部が印加電極10側の実質的な電極として機能すると同時に、対向電極9の上記円弧Rが実質的な電極として機能するものである。
今、吸水体11に毛細管現象で水を吸い上げさせ、さらに対向電極9を接地するとともに印加電極10に高電圧発生源を接続して、印加電極10にマイナスの電圧を印加した時、この電圧が水にレイリー***を起こさせることができる高電圧(好ましくは500V/mmの電解強度を与えることができる電圧)であれば、吸水体11の上端の針状部11aに達した水はここでレイリー***を起こしてナノメータサイズの粒子径の霧化を生じさせる静電霧化がなされる。
そして上記静電霧化装置6は便器内又は便器外のトイレ室内の空間に向けてナノサイズミストを噴霧するように装置本体2に設けられており、印加電極10・対向電極9間に上記高電圧を印加して静電霧化装置6をONにすることで、静電霧化で生じたナノサイズミストを便器内又は便器外のトイレ室内の空間に向けて噴霧できるようになっている。この静電霧化によって生じたナノサイズミストは拡散性が高く、またナノサイズミストは活性種を有しているため、トイレ室内の空気中に含まれる臭いや菌、特に便器、トイレ室の室内壁面に付着した臭いや菌を効果的に除去できる。また印加電極10・対向電極9間への電圧の印加を停止して静電霧化装置6をOFFにすることで、ナノサイズミストの噴霧を停止できるようになっている。なお装置本体2には上記静電霧化装置6によって発生したナノサイズミストを乗せて便器内や便器外のトイレ室内の空間に送る送風手段を設けてあっても良いものとする。
また本実施形態の静電霧化装置付き温水洗浄便座1は、肛門洗浄用ノズル13から温水を噴出する肛門洗浄モードと、ビデ洗浄用ノズル14から温水を噴出するビデ洗浄モードと、プレ洗浄用ノズル15から水を噴出して用を足す前の便器の内面を洗浄するプレ洗浄モードと、ノズル洗浄用ノズル16から水を噴出して、肛門洗浄用ノズル13、ビデ洗浄用ノズル14、プレ洗浄用ノズル15を洗浄するノズル洗浄モードと、図示しない乾燥装置から便器内から便座3に着座した人の局部に風を送り乾燥する乾燥モードとを備えている。
具体的に説明すると、図4に示すように装置本体2には、肛門洗浄用ノズル13と、ビデ洗浄用ノズル14と、プレ洗浄用ノズル15と、ノズル洗浄用ノズル16とを設けている。各ノズルは装置本体2に設けた水流路17を介して水源18に連通接続してあり、該水流路17には水源18から水を各ノズル13、14、15、16に送る水ポンプ19を設けている。水流路17は上流端を水源18に連通接続した主水路17aと、主水路17aの下流端から、肛門洗浄用ノズル13側、ビデ洗浄用ノズル14側、プレ洗浄用ノズル15側、ノズル洗浄用ノズル16側の夫々に分岐した、肛門洗浄用流路17b、ビデ洗浄用流路17c、プレ洗浄用流路17d、ノズル洗浄用流路17e、とで構成されている。前記水ポンプ19は主水路17aの途中に設けられており、該水ポンプ19は装置本体2に設けた制御回路からなる制御部21に電気的に接続されている。主水路17aの水ポンプ19よりも上流側には、上流側から順に、制御部21に電気的に接続された開閉自在な給水弁20と、水源18から水ポンプ19により送られてきた水を貯水してこの水を設定温度にまで加熱する制御部21に電気的に接続された温水タンク22と、を設けている。主水路17aの下流端である分岐点23には上流側から流れてきた水の供給先を、肛門洗浄用ノズル13側(肛門洗浄用流路17b側)、ビデ洗浄用ノズル14側(ビデ洗浄用流路17c側)、プレ洗浄用ノズル15側(プレ洗浄用流路17d側)、ノズル洗浄用ノズル16側(ノズル洗浄用流路17e側)のいずれかに切り換える制御部21に電気的に接続されたロータリー切り換え弁24を設けている。なお水流路17には空気や水、薬剤、芳香剤その他の混合機構を設けてあっても良いものとする。
また装置本体2には、水流路17の主水路17aにおける水ポンプ19よりも下流側で且つロータリー切り換え弁24よりも上流側に位置する分岐点24と、上記静電霧化装置6と、を連通接続する分岐流路25を設けてあり、分岐点24には主水路17aの上流から流れてきた水の供給先を主水路17a側と静電霧化装置6側(分岐流路25側)とに切り換える制御部21に電気的に接続された切換弁26を設けている。
今、上記給水弁20を開にすると共に水ポンプ19を運転し、同時に切換弁26により水の供給先を主水路17a側にし、同時にロータリー切り換え弁24により水の供給先を肛門洗浄用ノズル13側、ビデ洗浄用ノズル14側、プレ洗浄用ノズル15側、ノズル洗浄用ノズル16側のいずれかに切り換えることで、水源18から水流路17の主流路に水を供給して該水を温水タンク22内に供給すると共に、温水タンク22内の水を、主水路17aを通して肛門洗浄用流路17b、ビデ洗浄用流路17c、プレ洗浄用流路17d、ノズル洗浄用流路17eのいずれかを通して、肛門洗浄用ノズル13、ビデ洗浄用ノズル14、プレ洗浄用ノズル15、ノズル洗浄用ノズル16のいずれかから水を噴出できるようになっており、また上記給水弁20を閉にすると共に水ポンプ19の運転を停止することで、上記各ノズル13、14、15、16からの水の噴出を停止できるようなっている。
そして上記肛門洗浄用ノズル13、ビデ洗浄用ノズル14、プレ洗浄用ノズル15、ノズル洗浄用ノズル16からの水の噴出は制御部21からの指令に基づいて行われるようになっており、肛門洗浄用ノズル13から水を噴出する肛門洗浄モード及びビデ洗浄用ノズル14から水を噴出するビデ洗浄モードにあっては、操作部5に設けた図示しない肛門洗浄スイッチ、ビデ洗浄スイッチを操作することで、肛門洗浄モードの開始及び停止、ビデ洗浄モードの開始及び停止を切り換えられるようになっている。なお上記ノズル洗浄用ノズル16から水を噴出するノズル洗浄モードの開始及び停止の制御としては、例えば制御部21により各ノズル13、14、15の使用後に洗浄できるように制御する等が挙げられるが、これに限定されるものではない。またプレ洗浄用ノズル15から水を噴出するプレ洗浄用モードの開始及び停止の制御としては、例えば制御部21により後述する着座センサや人感センサ27等の検知結果に基づいて行う等が挙げられるが、これに限定されるものではない。
また上記給水弁20を開にすると共に水ポンプ19を運転し、同時に切換弁26により水の供給先を静電霧化装置6側にすることで、水を分岐流路25を通して静電霧化装置6の水タンク7に供給できるようになっている。
また図示は省略するが装置本体2には便座3に着座した人の局部に風を送り乾燥する乾燥装置が設けてあり、該乾燥装置の運転は制御部21からの指令に基づいて行われるようになっている。この乾燥装置の運転によって便座3に着座した人の局部に風を送り乾燥する乾燥モードの開始及び停止は、操作部5に設けた図示しない乾燥スイッチを操作することで切り換えられるようになっている。
そして上記静電霧化装置6は制御回路に電気的に接続されており、制御部21により以下に示すように運転が制御されている。
図1に静電霧化装置6の制御方法の第1例について説明する。本例の静電霧化装置付き温水洗浄便座1は、図2に示すように装置本体2に便座3周辺の人の有無を検知する人体検知手段として人感センサ27を設けてあり、本例の人感センサ27は特に便座3に着座している人を検知できるように装置本体2の側部(詳しくは左側部であり図2紙面向かって右側)に設けてある。そして制御部21を、図1に示すように人感センサ27により便座3周辺に人が居ることを検知した際に、同時に静電霧化装置6をOFFからONに切り換え、この後、人感センサ27により便座3周辺に人が居ないことを検知した際に、この人が居ないことを検知した時点から所定時間後に静電霧化装置6をONからOFFに切り換えるように設定している。
このように便座3周辺に人が居るか否かを検知する人感センサ27の検知結果に基づいて静電霧化装置6のON/OFFの切り換えを制御することで、脱臭が必要となる便座3周辺に人が居る時及び便座3周辺に人が居なくなった直後の所定時間にのみ静電霧化装置6による脱臭を行うことができ、静電霧化装置6によってトイレ室内に発生する臭いを効率良く除去できる。
ところでビデ洗浄モードによってビデ洗浄をする場面での臭いの発生する量は少なく、静電霧化装置6によって積極的に脱臭する必要がない。よって上記静電霧化装置付き温水洗浄便座1を、後述する第10例のように弱運転と強運転との二種類の運転モードを有するものとし、制御部21を、人体検知手段により便座3周辺に人が居ることを検知した際に、静電霧化装置6をOFFから強運転に切り替え、この後、人体検知手段により便座3周辺に人が居ないことを検知した際に、この人が居ないことを検知した時点から所定時間後に静電霧化装置6を強運転からOFFに切り替え、尚且つ、上記便座3周辺に人が居ることを検知した時点から便座3周辺に人が居ないことを検知するまでの間において、ビデ洗浄スイッチが操作されてビデ洗浄モードを開始した場合には、図7に示すように同時に静電霧化装置6を強運転から弱運転に切り換え、この後、ビデ洗浄スイッチが操作されてビデ洗浄モードを停止した際に、このビデ洗浄モードを停止した時点から所定時間後に静電霧化装置6を弱運転からOFFに切り換えるように設定することが好ましい。これによりトイレ使用者がビデ洗浄をした際には、静電霧化装置6の運転を抑えることができ、静電霧化装置6によりトイレ室内に発生する臭いを一層効率良く除去できる。
次に静電霧化装置6の制御方法の第2例について説明する。本例の静電霧化装置付き温水洗浄便座1は、便座3に人が着座したか否かを検知する着座検知手段として例えばリードスイッチ等からなる着座センサ(図示せず)を設けてある。そして制御部21を、図5示すように着座センサにより便座3に人が着座したことを検知した際に、同時に静電霧化装置6をOFFからONに切り換え、この後、着座センサにより便座3に人が着座していないことを検知した際に、この便座3に人が着座していないことを検知した時点から所定時間後に静電霧化装置6をONからOFFに切り換えるように設定している。
このように便座3に人が着座したか否かを検知する着座センサの検知結果に基づいて静電霧化装置6のON/OFFの切り換えを制御することで、便座3に人が着座した後の臭いが発生する時間帯にのみ静電霧化装置6による脱臭を行うことができ、静電霧化装置6によってトイレ室内に発生する臭いを効率良く除去できる。
なお本例でも、上記静電霧化装置付き温水洗浄便座1を、後述する第10例の弱運転と強運転との二種類の運転モードを有するものとし、制御部21を、着座センサにより便座3に人が着座したことを検知した際に、同時に静電霧化装置6をOFFから強運転に切り換え、この後、着座センサにより便座3に人が着座していないことを検知した際に、この便座3に人が着座していないことを検知した時点から所定時間後に静電霧化装置6を強運転からOFFに切り換え、尚且つ、上記便座3に人が着座したことを検知した時点から便座3に人が着座していないことを検知するまでの間において、ビデ洗浄スイッチが操作されてビデ洗浄モードを開始した場合には、図7に示すように同時に静電霧化装置6を強運転から弱運転に切り換え、この後、ビデ洗浄スイッチが操作されてビデ洗浄モードを停止した際に、このビデ洗浄モードを停止した時点から所定時間後に静電霧化装置6を弱運転からOFFに切り換えるように設定することが好ましい。
次に静電霧化装置6の制御方法の第3例について説明する。本例では、トイレ室内に設けたトイレ室内を照らす照明に該照明のON/OFF情報を送信するリモコンを設け、静電霧化装置付き温水洗浄便座1の装置本体2に、前記照明に設けたリモコンから送信された情報を受信する受信部を設けている。そして制御部21を、図6示すようにトイレ室内の照明がONになった際に、同時に静電霧化装置6をOFFからONに切り換え、この後、トイレ内の照明がOFFになった際に、同時に静電霧化装置6をONからOFFに切り換えるように設定している。
このようにトイレ室内の照明のON/OFFに基づいて静電霧化装置6のON/OFFの切り換えを制御することで、トイレ室内に人が居る時にのみ静電霧化装置6による脱臭を行うことができ、トイレ室内において臭いが発生する時に効率良く静電霧化装置6を運転できる。
なお本例でも、上記静電霧化装置付き温水洗浄便座1を、後述する第10例の弱運転と強運転との二種類の運転モードを有するものとし、制御部21を、上記静電霧化装置付き温水洗浄便座1を、後述する第10例の弱運転と強運転との二種類の運転モードを有するものとし、制御部21を、トイレ室内の照明がONになった際に、同時に静電霧化装置6をOFFから強運転に切り換え、この後、トイレ室内の照明がOFFになった際に、同時に静電霧化装置6を強運転からOFFに切り換え、尚且つ、上記トイレ室内の照明がONになった時点からトイレ室内の照明がOFFになる時点までの間において、ビデ洗浄スイッチが操作されてビデ洗浄モードを開始した場合には、図7に示すように同時に静電霧化装置6を強運転から弱運転に切り換え、この後、ビデ洗浄スイッチが操作されてビデ洗浄モードを停止した際に、このビデ洗浄モードを停止した時点から所定時間後に静電霧化装置6を弱運転からOFFに切り換えるように設定することが好ましい。
次に静電霧化装置6の制御方法の第4例を示す。本例の静電霧化装置付き温水洗浄便座1は、便蓋4の開閉状態を検知する開閉検知手段として、便蓋4を設けたヒンジ部に便蓋4の便器の上面からの回動角度を検出する角度検出センサ(図示せず)を設けている。そして制御部21を、角度検出センサにより便蓋4の回動角度が所定角度以上になった際、即ち便蓋4が開になったことを検知した際に、同時に静電霧化装置6をOFFからONに切り換え、角度検出センサにより便蓋4の回動角度が所定角度未満になった際、即ち便蓋4が閉になったことを検知した際に、この便蓋4が閉になったことを検知した時点から所定時間後に静電霧化装置6をONからOFFに切り換えるように設定している。
このように便蓋4の開閉状態を検知する開閉検知手段の検知結果に基づいて静電霧化装置6のON/OFFの切り換えを制御することで、使用者が便器の使用の前に便蓋4を開にした際に静電霧化装置6をOFFからONに切り換え、使用者が用を足した後に便蓋4を閉にした時点から所定時間後に静電霧化装置6をOFFからONに切り換えることができ、これにより便器使用時及び便器使用後の所定時間にのみ静電霧化装置6による脱臭を行うことができ、従ってトイレ室内において発生する臭いを静電霧化装置6によって効率良く除去できる。
次に静電霧化装置6の制御方法の第5例を示す。本例の静電霧化装置付き温水洗浄便座1は、便座3の開閉状態を検知する開閉検知手段として、例えば便座3を設けたヒンジ部に便座3の便器上面からの回動角度を検出する角度検出センサ(図示せず)を設けている。そして制御部21を、角度検出センサにより便座3が閉になったことを検知した際に、同時に静電霧化装置6をOFFからONに切り換え、便座3が開になったことを検知した際に、この便座3が開になったことを検知した時点から所定時間後に静電霧化装置6をONからOFFに切り換えるように設定している。
このように便座3の開閉状態を検知する開閉検知手段の検知結果に基づいて静電霧化装置6のON/OFFの切り換えを制御することで、使用者が便器の使用の前に便座3を閉にした際に静電霧化装置6をOFFからONに切り換え、使用者が用を足した後に便座3を開にした時点から所定時間後に静電霧化装置6をOFFからONに切り換えることができ、これにより便器使用時及び便器使用後の所定時間にのみ静電霧化装置6による脱臭を行うことができ、従ってトイレ室内において発生する臭いを静電霧化装置6によって効率良く除去できる。
また本例及び上記した第4例でも、上記静電霧化装置付き温水洗浄便座1を、後述する第10例の弱運転と強運転との二種類の運転モードを有するものとし、制御部21を、角度検出センサにより便蓋4が開(又は便座3が閉)になったことを検知した際に、同時に静電霧化装置6をOFFから強運転に切り換え、この後、便蓋4が閉(又は便座3が開)になったことを検知した際に、この便蓋4が閉(又は便座3が開)になったことを検知した時点から所定時間後に静電霧化装置6を強運転からOFFに切り換え、尚且つ上記便蓋4が開(又は便座3が閉)になったことを検知した時点から便蓋4が閉(又は便座3が開)になったことを検知するまでの間において、ビデ洗浄スイッチが操作されてビデ洗浄モードを開始した場合には、同時に静電霧化装置6を強運転から弱運転に切り換え、この後、ビデ洗浄スイッチが操作されてビデ洗浄モードを停止した際に、このビデ洗浄モードを停止した時点から所定時間後に静電霧化装置6を弱運転からOFFに切り換えるように設定することが好ましい。
次に静電霧化装置6の制御方法の第6例について説明する。本例の静電霧化装置付き温水洗浄便座1は、制御部21を、上記肛門洗浄スイッチが操作されて肛門洗浄モードを開始した際に、同時に静電霧化装置6をOFFからONに切り換え、この後、肛門洗浄スイッチが操作されて肛門洗浄モードを停止した際に、この肛門洗浄モードを停止した時点から所定時間後に、静電霧化装置6をONからOFFに切り換えるように設定してある。
このように肛門洗浄モードの開始及び停止に基づいて静電霧化装置6のON/OFFの切り換えを制御することで、肛門洗浄モードでの運転時及び肛門洗浄モードの停止後の所定時間にのみ静電霧化装置6による脱臭を行うことができ、これにより静電霧化装置6によってトイレ室内に発生する臭いを効率良く除去できる。
次に静電霧化装置6の制御方法の第7例について説明する。本例の静電霧化装置付き温水洗浄便座1は、制御部21を、上記乾燥スイッチが操作されて乾燥モードを開始した際に、同時に静電霧化装置6をOFFからONに切り換え、この後、乾燥スイッチが操作されて乾燥モードを停止した際に、同時に静電霧化装置6をONからOFFに切り換えるように設定してある。
このように乾燥モードの開始及び停止に基づいて静電霧化装置6のON/OFFの切り換えを制御することで、乾燥モードでの運転時にのみ静電霧化装置6による脱臭を行うことができ、これによりトイレ室内において臭いが発生する時に効率良く静電霧化装置6を運転できる。また乾燥モードでの運転時には便器内から上方のトイレ空間に向けて風が送られて、この風と共に臭いが便器上方のトイレ空間に運ばれてしまうのだが、本例では上記したように乾燥モードを開始した際に同時に静電霧化装置6をOFFからONに切り換え、且つ乾燥モードを停止した際に同時に静電霧化装置6をONからOFFに切り換えるため、静電霧化装置6によって乾燥モードの運転により便器から上方に運ばれた匂いを効率良く除去できる。
次に静電霧化装置6の制御方法の第8例について説明する。本例の静電霧化装置付き温水洗浄便座1は、制御部21を、便器使用後において使用者が水洗スイッチを操作して便器水洗を開始した際に、同時に静電霧化装置6をOFFからONに切り換え、この後便器水洗が停止した際に、この便器水洗が停止した時点から所定時間後に静電霧化装置6をONからOFFに切り換えるように設定してある。
このように便器水洗の開始及び停止に基づいて静電霧化装置6のON/OFFの切り換えることで、便器水洗開始前の臭いの発生源となる汚物が便器内に留まっている時には静電霧化装置6を運転せずに、便器内に匂いの発生源となる汚物が無くなった後の所定時間にのみ静電霧化装置6を運転することができ、従ってトイレ室内に発生する臭いを静電霧化装置6によって効率良く除去できる。なお、上記便器水洗の停止は自動で行われるものとする。
次に静電霧化装置6の制御方法の第9例を示す。本例では静電霧化装置付き温水洗浄便座に便座3周辺の臭いを検知する臭い検知センサを設けてあり、そして制御部21を前記臭い検知センサの出力結果に基づいて静電霧化装置6のON/OFFを切り替えるように設定している。
具体的に制御部21は、図8に示すように臭い検知センサの出力結果が所定値以上となった際に、同時に静電霧化装置6をOFFからONに切り換え、臭い検知センサの出力結果が所定値未満となった際に、同時に静電霧化装置6をONからOFFに切り換えるといった制御を繰り返し行う。
このように臭い検知センサの出力結果に基づいて静電霧化装置6のON/OFFを切り換えることで、トイレ室内の臭いの量が多い場合にのみ静電霧化装置6を運転することができ、これにより静電霧化装置6によりトイレ室内の臭いを効率良く除去できる。
次に静電霧化装置6の制御方法の第10例について説明する。本例では装置本体2に上記した第1例の人体検知手段を設けている。また静電霧化装置6は弱運転と、該弱運転よりもナノサイズミストの単位時間当たりの噴霧量を大きくした強運転と、の二種類の運転モードを有しており、この静電霧化装置6の弱運転と強運転は切り換え可能となっている。この静電霧化装置6の弱運転と強運転の切り換えは、例えばナノサイズミストを吐出する吐出口の開口面積を変更したり、また静電霧化装置6によって発生したナノサイズミストを便器内やトイレ室の室内空間に送る送風手段の風量を変更して吸水体11で吸い上げる水の量を変更したり、また装置本体2に静電霧化装置6を複数設けて運転する静電霧化装置6の数を変更したり、また印加電極10・対向電極9間に印加する電圧を変更したりして行われる。また静電霧化装置6は通常弱運転で運転されている。
そして制御部21を、静電霧化装置6が弱運転で運転されている時において人体検知手段により便座3周辺に人が居ることを検知した際に、同時に静電霧化装置6を弱運転から強運転に切り替え、この後、人体検知手段により便座3周辺に人が居ないことを検知した際に、この人が居ないことを検知した時点から所定時間後に静電霧化装置6を強運転から弱運転に切り換えるように設定している。
このように便座3周辺に人が居るか否かを検知する人体検知手段の検知結果に基づいて静電霧化装置6の強運転/弱運転の切り換えを制御することで、脱臭が必要となる便座3周辺に人が居る時及び便座3周辺に人が居なくなった直後の所定時間にのみ静電霧化装置6を強運転にすることができ、これによりトイレ室内に発生する臭いを静電霧化装置6によって効率良く除去できる。
次に静電霧化装置6の制御方法の第11例を示す。本例の静電霧化装置付き温水洗浄便座1は、上記した第2例の着座検知手段を設けてあり、また上記した第10例の弱運転と強運転との二種類の運転モードを有しており、また静電霧化装置6は通常弱運転で運転されている。そして制御部21を、静電霧化装置6が弱運転で運転されている時において着座検知手段により便座3に人が着座したことを検知した際に、同時に静電霧化装置6を弱運転から強運転に切り換え、着座検知手段により便座3に人が着座していないことを検知した際に、この便座3に人が着座していないことを検知した時点から所定時間後に静電霧化装置6を強運転から弱運転に切り換えるように設定している。
このように便座3に人が着座したか否かを検知する着座センサの検知結果に基づいて静電霧化装置6の弱運転/強運転の切り換えを制御することで、便座3に人が着座した後の臭いが発生する時間帯にのみ静電霧化装置6を強運転にすることができ、これによりトイレ室内に発生する臭いを静電霧化装置6によって効率良く除去できる。
なお本例及び上記第10例において、例えば制御部21が、上記第3例に示したトイレ室内の照明がONになった際に、同時に静電霧化装置6をOFFから弱運転に切り換え、この後、人体検知手段により便座3周辺に人が居ることを検知した際(又は着座検知手段により便座3に人が着座したことを検知した際)に、同時に静電霧化装置6を弱運転から強運転に切り替え、この後、人体検知手段により便座3周辺に人が居ないことを検知した際(又は着座検知手段により便座3に人が着座していないことを検知した際)に、この便座3周辺に人が居ないことを検知した時点(又は着座検知手段により便座3に人が着座していないことを検知した時点)から所定時間後に静電霧化装置6を強運転から弱運転に切り換え、この後、トイレ室内の照明がOFFになった際に、同時に静電霧化装置6を弱運転からOFFに切り換えるように設定されてあっても良いものとする。
次に静電霧化装置6の制御方法の第12例を示す。本例では、上記第3例同様、トイレ室内を照らす照明に該照明のON/OFF情報を送信するリモコンを設け、静電霧化装置付き温水洗浄便座1の装置本体2に、前記照明に設けたリモコンから送信された情報を受信する受信部を設けている。また静電霧化装置付き温水洗浄便座1は上記した第10例の弱運転と強運転との二種類の運転モードを有している。また静電霧化装置6は通常弱運転で運転されている。そして制御部21を、静電霧化装置6が弱運転で運転されている時においてトイレ室内の照明がONになった際に、同時に静電霧化装置6を弱運転から強運転に切り換え、この後トイレ内の照明がOFFになった際に、同時に静電霧化装置6を強運転から弱運転に切り換えるように設定している。
このようにトイレ室内の照明のON/OFFに基づいて静電霧化装置6の強運転/弱運転の切り換えを制御することで、トイレ室内に人が居る時にのみ静電霧化装置6を強運転にすることができ、トイレ室内に発生する臭いを静電霧化装置6によって効率良く除去できる。
なお本例及び上記第3例における照明は照明のON/OFFをスイッチを手動で操作することにより切り換えるものであっても良いし、またトイレ室にトイレ室内に人が居るか否かを検知する図示しない人感センサを設け、該人感センサでトイレ室内に人が居ることを検知した際に照明をONにし、人感センサでトイレ室内に人が居ないことを検知した際に照明をOFFにするものであっても良いものとする。後者の場合、静電霧化装置付き温水洗浄便座1に新たに人感センサを設ける必要がなくなり、部品点数及びコストの削減を実現できる。
次に静電霧化装置6の制御方法の第13例を示す。本例の静電霧化装置付き温水洗浄便座1は、上記した第4例の便蓋4の開閉状態を検知する開閉検知手段を設けてあり、また上記した第1例の人体検知手段を設けてあり、また上記した第10例の弱運転と強運転との二種類の運転モードを有している。そして制御部21を、人体検知手段により便座3周辺に人が居ることを検知した際に、同時に静電霧化装置6をOFFから弱運転に切り替え、この後、便蓋4が開になったことを検知した際に、同時に静電霧化装置6を弱運転から強運転に切り換え、この後、便蓋4が閉になったことを検知した際に、この便蓋4が閉になったことを検知した時点から所定時間後に静電霧化装置6を強運転から弱運転に切り換え、この後、人体検知手段により便座3周辺に人が居ないことを検知した際に、この便座3周辺に人が居ないことを検知した時点から所定時間後に静電霧化装置6を弱運転からOFFに切り換えるように設定している。
なお上記便蓋4が閉になったことを検知した時点から所定時間後までの間に、人体検知手段により便座3周辺に人が居ることを検知した際には、同時に静電霧化装置6を強運転から弱運転に切り換え、この後、便蓋4が開になったことを検知した際に、同時に静電霧化装置6を弱運転から強運転に切り換え、以下上記同様の制御を行うようにしても良いものとする。
このように便蓋4の開閉状態を検知する開閉検知手段の検知結果に基づいて静電霧化装置6の強運転/弱運転の切り換えを制御することで、使用者が便器の使用の前に便蓋4を開にした際に静電霧化装置6を弱運転から強運転に切り換え、使用者が用を足した後に便蓋4を閉にした時点から所定時間後に静電霧化装置6を強運転から弱運転に切り換えることができ、これにより便器使用時及び便器使用後の所定時間にのみ静電霧化装置6を強運転にすることができ、この結果、トイレ室内において発生する臭いを静電霧化装置6によって効率良く除去できる。
次に静電霧化装置6の制御方法の第14例について説明する。本例の静電霧化装置付き温水洗浄便座1は、上記した第5例の便座3の開閉状態を検知する開閉検知手段を設けてあり、また上記した第1例の人体検知手段を設けてあり、また上記した第10例の弱運転と強運転との二種類の運転モードを有している。そして制御部21を、人体検知手段により便座3周辺に人が居ることを検知した際に、同時に静電霧化装置6をOFFから弱運転に切り替え、この後、便座3が閉になったことを検知した際に、同時に静電霧化装置6を弱運転から強運転に切り換え、この後、便座3が開になったことを検知した際に、この便座3が開になったことを検知した時点から所定時間後に静電霧化装置6を強運転から弱運転に切り換え、この後、人体検知手段により便座3周辺に人が居ないことを検知した際に、この便座3周辺に人が居ないことを検知した時点から所定時間後に静電霧化装置6を弱運転からOFFに切り換えるように設定している。
なお上記便座3が開になったことを検知した時点から所定時間後までの間に、人体検知手段により便座3周辺に人が居ることを検知した際には、同時に静電霧化装置6を強運転から弱運転に切り換え、この後、便座3が閉になったことを検知した際に、同時に静電霧化装置6を弱運転から強運転に切り換え、以下上記同様の制御を行うようにしても良いものとする。
このように便座3の開閉状態を検知する開閉検知手段の検知結果に基づいて静電霧化装置6の強運転/弱運転の切り換えを制御することで、使用者が便器の使用の前に便座3を閉にした際に静電霧化装置6を弱運転から強運転に切り換え、使用者が用を足した後に便座3を開にした時点から所定時間後に静電霧化装置6を強運転から弱運転に切り換えることができ、これにより便器使用時及び便器使用後の所定時間にのみ静電霧化装置6を強運転にすることができ、この結果、トイレ室内において発生する臭いを静電霧化装置6により効率良く除去できる。
なお本例及び上記第13例では、例えば制御部21を、上記第3例に示したトイレ室内の照明がONになった際に、同時に静電霧化装置6をOFFから弱運転に切り換え、この後、便蓋4が開(又は便座3が閉)になったことを検知した際に、同時に静電霧化装置6を弱運転から強運転に切り換え、この後、便蓋4が閉(又は便座3が開)になったことを検知した際に、この便蓋4が閉(又は便座3が開)になったことを検知した時点から所定時間後に静電霧化装置6を強運転から弱運転に切り換え、この後、トイレ室内の照明がOFFになった際に、同時に静電霧化装置6を弱運転からOFFに切り換えるように設定してあっても良いものとする。
また静電霧化装置6を通常弱運転で運転されているものとし、制御部21を、静電霧化装置6が弱運転で運転されている時において便蓋4が開(又は便座3が閉)になったことを検知した際に、同時に静電霧化装置6を弱運転から強運転に切り換え、この後、便蓋4が閉(又は便座3が開)になったことを検知した際に、この便蓋4が閉(便座3が開)になったことを検知した時点から所定時間後に静電霧化装置6を強運転から弱運転に切り換えるように設定してあっても良い。
次に静電霧化装置6の制御方法の第15例を示す。本例の静電霧化装置付き温水洗浄便座1は、上記第1例に示した人体検知手段を設けてあり、また上記第10例に示した弱運転と強運転との二種類の運転モードを有している。そして制御部21を、人体検知手段により便座3周辺に人が居ることを検知した際に、静電霧化装置6をOFFから弱運転に切り替え、この後、上記肛門洗浄スイッチが操作されて肛門洗浄モードを開始した際に、同時に静電霧化装置6を弱運転から強運転に切り換え、この後、肛門洗浄スイッチが操作されて肛門洗浄モードを停止した際に、この肛門洗浄モードを停止した時点から所定時間後に静電霧化装置6を強運転から弱運転に切り換え、この後、人体検知手段により便座3周辺に人が居ないことを検知した際に、この便座3周辺に人が居ないことを検知した時点から所定時間後に静電霧化装置6を弱運転からOFFに切り換えるように設定している。なお上記肛門洗浄モードを停止した時点から所定時間後までの間に人体検知手段により便座3周辺に人が居ることを検知した際には、同時に静電霧化装置6を強運転から弱運転に切り換え、この後、肛門洗浄スイッチが操作されて肛門洗浄モードを開始した際に、同時に静電霧化装置6を弱運転から強運転に切り換え、以下上記同様の制御を行うようにしても良いものとする。
このように肛門洗浄モードの開始及び停止に基づいて静電霧化装置6の強運転/弱運転の切り換えを制御することで、肛門洗浄モードでの運転時及び肛門洗浄モードの停止後の所定時間にのみ静電霧化装置6を強運転にすることができ、これによりトイレ室内において臭いが発生する時に効率良く静電霧化装置6を運転できる。
なお本例にあっては、例えば制御部21を、上記第3例に示したトイレ室内の照明がONになった際に、同時に静電霧化装置6をOFFから弱運転に切り換え、この後、肛門洗浄スイッチが操作されて肛門洗浄モードを開始した際に、同時に静電霧化装置6を弱運転から強運転に切り換え、この後、肛門洗浄スイッチが操作されて肛門洗浄モードを停止した際に、この肛門洗浄モードを停止した時点から所定時間後に静電霧化装置6を強運転から弱運転に切り換え、この後、トイレ室内の照明がOFFになった際に、同時に静電霧化装置6を弱運転からOFFに切り換えるように設定してあっても良いものとする。
また静電霧化装置6を通常弱運転で運転されているものとし、制御部21を、静電霧化装置6が弱運転で運転されている時において肛門洗浄スイッチが操作されて肛門洗浄モードを開始した場合に、同時に静電霧化装置6を弱運転から強運転に切り換え、この後、肛門洗浄スイッチが操作されて肛門洗浄モードを停止した際に、この肛門洗浄モードを停止した時点から所定時間後に静電霧化装置6を強運転から弱運転に切り換えるように設定してあっても良いものとする。
次に静電霧化装置6の制御方法の第16例について説明する。本例の静電霧化装置付き温水洗浄便座1は、上記第1例に示した人体検知手段を設けてあり、また上記第10例に示した弱運転と強運転との二種類の運転モードを有している。そして制御部21を、人体検知手段により便座3周辺に人が居ることを検知した際に、同時に静電霧化装置6をOFFから弱運転に切り替え、この後、図9に示すように上記乾燥スイッチが操作されて乾燥モードを開始した際に、同時に静電霧化装置6を弱運転から強運転に切り換え、この後、乾燥スイッチが操作されて乾燥モードを停止した際に、同時に静電霧化装置6を強運転から弱運転に切り換え、この後、人体検知手段により便座3周辺に人が居ないことを検知した際に、この便座3周辺に人が居ないことを検知した時点から所定時間後に静電霧化装置6を弱運転からOFFに切り換えるように設定している。
このように乾燥モードの開始及び停止に基づいて静電霧化装置6の強運転/弱運転の切り換えを制御することで、乾燥モードでの運転時にのみ静電霧化装置6を強運転にすることができ、これによりトイレ室内において臭いが発生する時に効率良く静電霧化装置6を運転できる。また乾燥モードでの運転時には便器内から上方のトイレ空間に向けて風が送られて、この風と共に臭いが便器上方のトイレ空間に運ばれてしまうのだが、本例では上記したように乾燥モードを開始した際に同時に静電霧化装置6を弱運転から強運転に切り換え、且つ乾燥モードを停止した際に同時に静電霧化装置6を強運転から弱運転に切り換えるため、静電霧化装置6によって乾燥モードの運転により便器から上方に運ばれた匂いを効率良く除去できる。
なお本例にあっては、例えば制御部21を、上記第3例に示したトイレ室内の照明がONになった際に、同時に静電霧化装置6をOFFから弱運転に切り換え、この後、上記乾燥スイッチが操作されて乾燥モードを開始した際に、同時に静電霧化装置6を弱運転から強運転に切り換え、この後、乾燥スイッチが操作されて乾燥モードを停止した際に、同時に静電霧化装置6を強運転から弱運転に切り換え、この後、トイレ室内の照明がOFFになった際に、同時に静電霧化装置6を弱運転からOFFに切り換えるように設定してあっても良いものとする。
また静電霧化装置6を通常弱運転で運転されているものとし、制御部21を、静電霧化装置6が弱運転で運転されている時において上記乾燥スイッチが操作されて乾燥モードを開始した場合に、同時に静電霧化装置6を弱運転から強運転に切り換え、この後、乾燥スイッチが操作されて乾燥モードを停止した際に、同時に静電霧化装置6を強運転から弱運転に切り換えるように設定してあっても良いものとする。
次に静電霧化装置6の制御方法の第17例について説明する。本例の静電霧化装置付き温水洗浄便座1は、上記第1例に示した人体検知手段を設けてあり、また上記第10例に示した弱運転と強運転との二種類の運転モードを有している。そして制御部21を、人体検知手段により便座3周辺に人が居ることを検知した際に、同時に静電霧化装置6をOFFから弱運転に切り替え、この後、便器使用後において使用者が水洗スイッチを操作して便器水洗を開始した際に、同時に静電霧化装置6を弱運転から強運転に切り換え、便器水洗が停止した際に、この便器水洗の停止から所定時間後に静電霧化装置6を強運転から弱運転に切り換え、この後、人体検知手段により便座3周辺に人が居ないことを検知した際に、この便座3周辺に人が居ないことを検知した時点から所定時間後に静電霧化装置6を弱運転からOFFに切り換えるように設定している。
このように便器水洗の開始及び停止に基づいて静電霧化装置6の強運転/弱運転を切り換えることで、便器内に汚物が無くなった後の所定時間にのみ静電霧化装置6を強運転にすることができ、従って静電霧化装置6を効率良く運転できて無駄のない脱臭を実現できる。
なお、本例及び上記第15例にあっては、例えば制御部21を、上記第3例に示したトイレ室内の照明がONになった際に、同時に静電霧化装置6をOFFから弱運転に切り換え、この後、使用者が便器水洗を開始した際(又は肛門洗浄スイッチが操作されて肛門洗浄モードを開始した際)に、同時に静電霧化装置6を弱運転から強運転に切り換え、便器水洗が停止した際(又は肛門洗浄スイッチが操作されて肛門洗浄モードを停止した際)に、この便器水洗が停止した時点(又は肛門洗浄スイッチが操作されて肛門洗浄モードが停止された時点)から所定時間後に静電霧化装置6を強運転から弱運転に切り換え、この後、トイレ室内の照明がOFFになった際に、同時に静電霧化装置6を弱運転からOFFに切り換えるように設定してあっても良いものとする。
また静電霧化装置6を通常弱運転で運転されているものとし、制御部21を、静電霧化装置6が弱運転で運転されている時において便器水洗が開始した場合(又は肛門洗浄スイッチが操作されて肛門洗浄モードを開始した場合)に、同時に静電霧化装置6を弱運転から強運転に切り換え、この後、便器水洗が停止した際(又は肛門洗浄スイッチが操作されて肛門洗浄モードを停止した際)に、この便器水洗が停止した時点(又は肛門洗浄スイッチが操作されて肛門洗浄モードが停止された時点)から所定時間後に静電霧化装置6を強運転から弱運転に切り換えるように設定してあっても良い。
また、上記第1例に示した人体検知手段を設け、制御部21を、人体検知手段により便座3周辺に人が居ることを検知した際に、同時に静電霧化装置6をOFFから弱運転に切り換え、この後、便器水洗が開始された際(又は肛門洗浄スイッチが操作されて肛門洗浄モードを開始した際)に、同時に静電霧化装置6を弱運転から強運転に切り換え、この後、便器水洗が停止した際(又は肛門洗浄スイッチが操作されて肛門洗浄モードを停止した際)に、この便器水洗が停止した時点(又は肛門洗浄スイッチが操作されて肛門洗浄モードが停止された時点)から所定時間後に静電霧化装置6を強運転から弱運転に切り換え、この後、人感センサ27により便座3周辺に人が居ないことを検知した際に、この人が居ないことを検知した時点から所定時間後に静電霧化装置6を弱運転からOFFに切り換えるように設定してあっても良い。
次に静電霧化装置6の制御方法の第18例を示す。本例では上記第10例の弱運転と強運転との二種類の運転モードを有しており、また静電霧化装置付き温水洗浄便座1に便座3周辺の臭いを検知する臭い検知センサを設けている。そして制御部21を臭い検知センサの出力結果に基づいて静電霧化装置6の強運転/弱運転を切り替えるように設定している。
具体的に制御部21は、臭い検知センサの出力結果が所定値以上となった際に、同時に静電霧化装置6を弱運転から強運転に切り換え、臭い検知センサの出力結果が所定値未満となった際に、同時に静電霧化装置6を強運転から弱運転に切り換えるといった制御を繰り返し行う。
このように臭い検知センサの出力結果に基づいて静電霧化装置6の強運転/弱運転を切り換えることで、トイレ室内の臭いの量が多い場合にのみ静電霧化装置6を強運転にすることができ、これによりトイレ室内において臭いが発生する時に効率良く静電霧化装置6を運転できる。
次に静電霧化装置6の制御方法の第19例を示す。本例の静電霧化装置付き温水洗浄便座1は、上記第4例に示した便蓋4の開閉状態を検知する開閉検知手段を設けてあり、また上記第1例に示した人体検知手段を設けてあり、また上記第10例に示した弱運転と強運転との二種類の運転モードを有している。そして制御部21を、人体検知手段により便座3周辺に人が居ることを検知した際に、同時に静電霧化装置6をOFFから弱運転に切り替え、この後、便蓋4が開になったことを検知した際に、同時に静電霧化装置6を弱運転から強運転に切り換え、この後、便蓋4が閉になったことを検知した際に、この便蓋4が閉になったことを検知した時点から所定時間後に静電霧化装置6を強運転からOFFに切り換えるように設定している。
なお、便蓋4が閉になったことを検知した際に静電霧化装置6が強運転からOFFに切り換わった時点から次回人体検知手段により便座3周辺に人が居ないことを検知するまでの間は、人体検知手段により便座3周辺に人が居ることを検知したとしても、静電霧化装置6のOFFは維持されているものとする。
また上記便蓋4が閉になったことを検知した時点から所定時間後までの間において、人体検知手段により便座3周辺に人が居ないことを検知し、さらにこの後、人体検知手段により便座3周辺に人が居ることを検知した際には、同時に静電霧化装置6を強運転から弱運転に切り換え、この後、便蓋4が開になったことを検知した際に、同時に静電霧化装置6を弱運転から強運転に切り換え、以下上記同様の制御を行うようにしても良いものとする。
このように便蓋4の開閉状態を検知する開閉検知手段の検知結果に基づいて静電霧化装置6の運転を制御することで、使用者が便器の使用の前に便蓋4を開にした際に静電霧化装置6を弱運転から強運転に切り換え、使用者が用を足した後に便蓋4を閉にした時点から所定時間後に静電霧化装置6を強運転からOFFに切り換えることができ、これにより便器使用時及び便器使用後の所定時間にのみ静電霧化装置6を強運転にすることができ、従ってトイレ室内において臭いが発生する時に効率良く静電霧化装置6を運転できる。
なお本例では便蓋4が閉になったことを検知した際に静電霧化装置6を強運転からOFFに切り換えるようにしたが、これに替えて人体検知手段により便座3周辺に人が居ないことを検知した際に、この便座3周辺に人が居ないことを検知した時点から所定時間後に静電霧化装置6を強運転からOFFに切り換えるようにしても良いものとする。
次に静電霧化装置6の制御方法の第20例を示す。本例の静電霧化装置付き温水洗浄便座1は、上記第5例に示した便座3の開閉状態を検知する開閉検知手段を設けてあり、また上記第1例に示した人体検知手段を設けてあり、また上記第10例に示した弱運転と強運転との二種類の運転モードを有している。そして制御部21を、人体検知手段により便座3周辺に人が居ることを検知した際に、同時に静電霧化装置6をOFFから弱運転に切り替え、この後、便座3が閉になったことを検知した際に、同時に静電霧化装置6を弱運転から強運転に切り換え、この後、便座3が開になったことを検知した際に、この便座3が開になったことを検知した時点から所定時間後に静電霧化装置6を強運転からOFFに切り換えるように設定している。
なお、便座3が開になったことを検知した際に静電霧化装置6が強運転からOFFに切り換わった時点から次回人体検知手段により便座3周辺に人が居ないことを検知するまでの間は、人体検知手段により便座3周辺に人が居ることを検知したとしても、静電霧化装置6のOFFは維持されているものとする。
また上記便座3が開になったことを検知した時点から所定時間後までの間において、人体検知手段により便座3周辺に人が居ないことを検知し、さらにこの後、人体検知手段により便座3周辺に人が居ることを検知した際には、同時に静電霧化装置6を強運転から弱運転に切り換え、この後、便座3が閉になったことを検知した際に、同時に静電霧化装置6を弱運転から強運転に切り換え、以下上記同様の制御を行うようにしても良いものとする。
このように便座3の開閉状態を検知する開閉検知手段の検知結果に基づいて静電霧化装置6の運転を制御することで、使用者が便器の使用の前に便座3を開にした際に静電霧化装置6を弱運転から強運転に切り換え、使用者が用を足した後に便座3を開にした時点から所定時間後に静電霧化装置6を強運転からOFFに切り換えることができ、これにより便器使用時及び便器使用後の所定時間にのみ静電霧化装置6を強運転にすることができ、従って静電霧化装置6によってトイレ室内において臭いが発生する臭いを効率良く除去できる。
なお本例及び上記第19例にあっては、上記第1例に示した人体検知手段を設け、制御部21を、人体検知手段により便座3周辺に人が居ることを検知した際に、同時に静電霧化装置6をOFFから弱運転に切り替え、この後、便蓋4が開(又は便座3が閉)になったことを検知した際に、同時に静電霧化装置6を弱運転から強運転に切り換え、この後、便蓋4が閉(又は便座3が開)になったことを検知した際に、この便蓋4が閉(又は便座3が開)になったことを検知した時点から所定時間後に静電霧化装置6を強運転からOFFに切り換えるように設定してあっても良いものとする。
また制御部21を、上記第3例に示したトイレ室内の照明がONになった際に、同時に静電霧化装置6をOFFから弱運転に切り換え、この後、便蓋4が開(又は便座3が閉)になったことを検知した際に、同時に静電霧化装置6を弱運転から強運転に切り換え、この後、便蓋4が閉(又は便座3が開)になったことを検知した際に、この便蓋4が閉(又は便座3が開)になったことを検知した時点から所定時間後に静電霧化装置6を強運転からOFFに切り換えるように設定してあっても良い。
また本例では便座3が開になったことを検知した際に静電霧化装置6を強運転からOFFに切り換えるようにしたが、これに替えて人体検知手段により便座3周辺に人が居ないことを検知した際に、この便座3周辺に人が居ないことを検知した時点から所定時間後に静電霧化装置6を強運転からOFFに切り換えるようにしても良い。
次に静電霧化装置6の制御方法の第21例を示す。本例の静電霧化装置付き温水洗浄便座1は、上記第1例に示した人体検知手段を設けてあり、また上記第10例に示した弱運転と強運転との二種類の運転モードを有している。そして制御部21を、人体検知手段により便座3周辺に人が居ることを検知した際に、同時に静電霧化装置6をOFFから弱運転に切り替え、この後、図10に示すように肛門洗浄スイッチが操作されて肛門洗浄モードを開始した際に、同時に静電霧化装置6を弱運転から強運転に切り換え、この後、肛門洗浄スイッチが操作されて肛門洗浄モードを停止した際に、この肛門洗浄モードを停止した時点から所定時間後に静電霧化装置6を強運転からOFFに切り換えるように設定している。
なお、肛門洗浄モードを停止した際に静電霧化装置6を強運転からOFFに切り換えた時点から次回人体検知手段により便座3周辺に人が居ないことを検知するまでの間は、人体検知手段により便座3周辺に人が居ることを検知したとしても、静電霧化装置6のOFFは維持されているものとする。
また上記肛門洗浄モードを停止した時点から所定時間後までの間において、人体検知手段により便座3周辺に人が居ないことを検知し、さらにこの後、人体検知手段により便座3周辺に人が居ることを検知した際には、同時に静電霧化装置6を強運転から弱運転に切り換え、この後、肛門洗浄スイッチが操作されて肛門洗浄モードを開始した際に、同時に静電霧化装置6を弱運転から強運転に切り換え、以下上記同様の制御を行うようにしても良いものとする。
このように肛門洗浄モードの開始及び停止に基づいて静電霧化装置6の運転を制御することで、肛門洗浄モードでの運転時及び肛門洗浄モードの停止後の所定時間にのみ静電霧化装置6を強運転にすることができ、これにより静電霧化装置6によりトイレ室内において発生する臭いを効率良く除去できる。
なお本例では肛門洗浄スイッチが操作されて肛門洗浄モードを停止した際に静電霧化装置6を強運転からOFFに切り換えるようにしたが、これに替えて人体検知手段により便座3周辺に人が居ないことを検知した際に、この便座3周辺に人が居ないことを検知した時点から所定時間後に静電霧化装置6を強運転からOFFに切り換えるようにしても良いものとする。
次に静電霧化装置6の制御方法の第22例について説明する。本例の静電霧化装置付き温水洗浄便座1は、上記第1例に示した人体検知手段を設けてあり、また上記第10例に示した弱運転と強運転との二種類の運転モードを有している。そして制御部21を、人体検知手段により便座3周辺に人が居ることを検知した際に、同時に静電霧化装置6をOFFから弱運転に切り替え、この後、上記乾燥スイッチが操作されて乾燥モードを開始した際に、同時に静電霧化装置6を弱運転から強運転に切り換え、この後、乾燥スイッチが操作されて乾燥モードを停止した際に、同時に静電霧化装置6を強運転からOFFに切り換えるように設定している。
なお乾燥モードを停止した際に静電霧化装置6を強運転からOFFに切り換えた時点から次回人体検知手段により便座3周辺に人が居ないことを検知するまでの間は、人体検知手段により便座3周辺に人が居ることを検知したとしても、静電霧化装置6のOFFは維持されているものとする。
このように乾燥モードの開始及び停止に基づいて静電霧化装置6の運転を制御することで、乾燥モードでの運転時にのみ静電霧化装置6を強運転にすることができ、これにより静電霧化装置6によってトイレ室内に発生する臭いを効率良く除去できる。また乾燥モードでの運転時には便器内から上方のトイレ空間に向けて風が送られて、この風と共に臭いが便器上方のトイレ空間に運ばれてしまうのだが、本例では上記したように、乾燥モードを開始した際に同時に静電霧化装置6を弱運転から強運転に切り換え、且つ乾燥モードを停止した際に同時に静電霧化装置6を強運転からOFFに切り換えるため、静電霧化装置6によって乾燥モードの運転により便器から上方に運ばれた匂いを効率良く除去できる。
なお本例にあっては、例えば制御部21を、上記第3例に示したトイレ室内の照明がONになった際に、同時に静電霧化装置6をOFFから弱運転に切り換え、この後、上記乾燥スイッチが操作されて乾燥モードを開始した際に、同時に静電霧化装置6を弱運転から強運転に切り換え、この後、乾燥スイッチが操作されて乾燥モードを停止した際に、同時に静電霧化装置6を強運転からOFFに切り換えるように設定してあっても良いものとする。
また、上記第1例に示した人体検知手段を設け、制御部21を、人体検知手段により便座3周辺に人が居ることを検知した際に、同時に静電霧化装置6をOFFから弱運転に切り換え、この後、上記乾燥スイッチが操作されて乾燥モードを開始した際に、同時に静電霧化装置6を弱運転から強運転に切り換え、この後、乾燥スイッチが操作されて乾燥モードを停止した際に、同時に静電霧化装置6を強運転からOFFに切り換えるように設定してあっても良い。
また本例では乾燥スイッチが操作されて乾燥モードを停止した際に静電霧化装置6を強運転からOFFに切り換えるようにしたが、これに替えて人体検知手段により便座3周辺に人が居ないことを検知した際に、この便座3周辺に人が居ないことを検知した時点から所定時間後に静電霧化装置6を強運転からOFFに切り換えるようにしても良いものとする。
次に静電霧化装置6の制御方法の第23例について説明する。本例の静電霧化装置付き温水洗浄便座1は、上記第1例に示した人体検知手段を設けてあり、また上記第10例に示した弱運転と強運転との二種類の運転モードを有している。そして制御部21を、人体検知手段により便座3周辺に人が居ることを検知した際に、同時に静電霧化装置6をOFFから弱運転に切り替え、この後、図11に示すように便器使用後において使用者が水洗スイッチを操作して便器水洗を開始した際に、同時に静電霧化装置6を弱運転から強運転に切り換え、便器水洗が停止した際に、この便器水洗の停止から所定時間後に静電霧化装置6を強運転からOFFに切り換えるように設定している。
なお便器水洗が停止した際に静電霧化装置6を強運転からOFFに切り換えた時点から次回人体検知手段により便座3周辺に人が居ないことを検知するまでの間は、人体検知手段により便座3周辺に人が居ることを検知したとしても、静電霧化装置6のOFFは維持されているものとする。
また便器水洗の停止した時点から所定時間後までの間において、人体検知手段により便座3周辺に人が居ないことを検知し、さらにこの後、人体検知手段により便座3周辺に人が居ることを検知した際には、同時に静電霧化装置6を強運転から弱運転に切り換え、この後、便器水洗を開始した際に、同時に静電霧化装置6を弱運転から強運転に切り換え、以下上記同様の制御を行うようにしても良いものとする。
このように便器水洗の開始及び停止に基づいて静電霧化装置6の強運転/弱運転を切り換えることで、便器内に汚物が無くなった後の所定時間にのみ静電霧化装置6を強運転にすることができ、従って静電霧化装置6によってトイレ室内の臭いを効率良く除去できる。
なお、本例及び上記第21例にあっては、例えば制御部21を、上記第3例に示したトイレ室内の照明がONになった際に、同時に静電霧化装置6をOFFから弱運転に切り換え、この後、使用者が便器水洗を開始した際(又は肛門洗浄スイッチが操作されて肛門洗浄モードを開始した際)に、同時に静電霧化装置6を弱運転から強運転に切り換え、便器水洗が停止した際(又は肛門洗浄スイッチが操作されて肛門洗浄モードを停止した際)に、この便器水洗が停止した時点(又は肛門洗浄スイッチが操作されて肛門洗浄モードが停止された時点)から所定時間後に静電霧化装置6を強運転からOFFに切り換えるように設定してあっても良いものとする。
また、上記第1例に示した人体検知手段を設け、制御部21を、人体検知手段により便座3周辺に人が居ることを検知した際に、同時に静電霧化装置6をOFFから弱運転に切り換え、この後、便器水洗が開始された際(又は肛門洗浄スイッチが操作されて肛門洗浄モードを開始した際)に、同時に静電霧化装置6を弱運転から強運転に切り換え、この後、便器水洗が停止した際(又は肛門洗浄スイッチが操作されて肛門洗浄モードを停止した際)に、この便器水洗が停止した時点(又は肛門洗浄スイッチが操作されて肛門洗浄モードが停止された時点)から所定時間後に静電霧化装置6を強運転からOFFに切り換えるように設定してあっても良い。
また本例では便器水洗が停止した際に静電霧化装置6を強運転からOFFに切り換えるようにしたが、これに替えて人体検知手段により便座3周辺に人が居ないことを検知した際に、この便座3周辺に人が居ないことを検知した時点から所定時間後に静電霧化装置6を強運転からOFFに切り換えるようにしても良い。
以上説明したように本実施形態の静電霧化装置付き温水洗浄便座1にあっては、静電霧化装置6によって、トイレ室内にある臭いや菌、特に便器やトイレ室の室内壁面に付着した臭いや菌を効果的に除去でき、加えて静電霧化装置6によりトイレ室内の匂いを効率良く除去でき、これにより静電霧化装置6の運転に伴う電力や水の無駄な消費を防止でき、またオゾンが大量に生成されて狭いトイレ室内に充満することを防止でき、また搬送部のごみ詰まりのトラブルを防止できる等、静電霧化装置6の長寿命化を実現でき、また使用者が快適にトイレを使用することができる。