JP3561442B2 - 作業車両の操縦装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、バックホー等の作業車両の操縦装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のバックホーの操縦装置としては、特開平10−140614号公報に開示されたものがある。この操縦装置としては、「作業機械の運転席の側方に配置され、作業機械のボデイに固定された固定フレームおよびこの固定フレームに使用位置と跳ね上げ位置との間を回動可能に支持された回動フレームを有するコンソールボックスと、作業機械を起動状態と停止状態とに切り替える切換スイッチとを備えた作業機械において、上記固定フレームと上記回動フレームとの間に、上記回動フレームを使用位置に係脱可能に係止する第1の係止機構と、上記回動フレームを跳ね上げ位置に係脱可能に係止する第2の係止機構とを設け、上記作業機械が上記第1の係止機構の係止状態と解除状態とに対応して起動状態と停止状態とに切り替えられるよう、上記切換スイッチの切換を上記第1の係止機構の係脱に連動させた」スイッチ切換装置を設けている。
【0003】
そして、前記第1の係止機構は、回動レバーを一体固着した回動リンクを回動フレームに枢支し、固定フレームに設けた係合軸を回動リンクのガイド溝に係合させて構成しており、切換スイッチは固定フレームに設けられていて、回動リンクの回動により作動するようになっている。
前記スイッチ切換装置においては、「このパワーショベル等の作業機械が不意に停止または起動するのを防止するために、コンソールボックスが使用位置から跳ね上げ位置へ、あるいは跳ね上げ位置から使用位置へ不用意に回動するのを防止する。」としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来技術では、切換スイッチが固定フレームに設けられ、回動フレームに設けた回動リンクが回動して切換スイッチを作動するように構成しているので、回動リンクの枢支にはそれ自体の公差だけでなく回動フレームの枢支の公差も加わり、撓みやガタが多くなって、切換スイッチがオン・オフの切り替わり付近で微振動を起こして、切換スイッチを後操作したり故障したりし、信頼性や耐久性が低くなっている。
【0005】
そこで、本発明はこのような従来技術の問題点を解消できるようにした作業車両の操縦装置を提供することを目的とする。
本発明は、切換スイッチを回動フレームに取り付け、同じ回動フレームに取り付けた切換操作部材で操作することにより、公差を少なくして適正な操作ができるようにした作業車両の操縦装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明における課題解決のための第1の具体的手段は、操作レバー30を支持する回動フレーム34を、運転席8の側方に配置された固定フレーム40に使用位置と跳ね上げ位置との間で回動可能に支持し、前記回動フレーム34に枢支した切換操作部材57と固定フレーム40との間に、切換操作部材57の回動操作により回動フレーム34を使用位置と跳ね上げ位置とに回動して保持する位置設定機構58を設け、前記回動フレーム34に切換操作部材57の操作によって作業車両1を作業可能状態と作業停止状態とに切り換える切換スイッチ54を設けていることである。
【0007】
これによって、切換スイッチ54と切換操作部材57との間の公差が少なくなり、切換スイッチ54を適正に操作可能になる。
本発明における課題解決のための第2の具体的手段は、第1の具体的手段に加えて、前記回動フレーム34に作業車両1を作業可能状態にした切換操作部材57の回動を規制するストッパ59を設け、このストッパ59に前記切換スイッチ54を設けていることである。
これによって、ストッパ59で切換操作部材57の回動を規制して、切換スイッチ54に対する微振動や無理な力が加わるのを防止し、また、ストッパ59を切換スイッチ54の取り付けブラケットに利用する。
【0008】
本発明における課題解決のための第3の具体的手段は、第2の具体的手段に加えて、前記固定フレーム40に支持筒44を設け、この支持筒44に枢軸45を介して切換操作部材57の回動中心のボス部46を設け、このボス部46に前記ストッパ59と切換スイッチ54とに当接可能な作動部材55を設けていることである。
これによって、作動部材55の強固な取り付けが可能になり、ストッパ59に当接して切換操作部材57の回動及び振動を確実に規制する。
【0009】
本発明における課題解決のための第4の具体的手段は、第1〜3のいずれかの具体的手段に加えて、前記回動フレーム34をカバー体35で覆い、このカバー体35内に前記切換スイッチ54を配置していることである。
これによって、切換スイッチ54が雨水に濡れるのを防止する。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図2、3、8において、1は作業車両として例示するバックホーであり、該バックホー1は上部の旋回体2と下部の走行装置3とから主構成されている。
走行装置3は、油圧モータで駆動されるゴムクローラ形式の走行体4を左右一対備えており、また、前部にはドーザ5を備えている。
旋回体2は、走行装置3上に上下方向の軸心回りに左右旋回自在に支持された旋回台6と、旋回台6の前部に設けられた作業装置(掘削装置)7と、旋回台6上に設けられた運転席8等とを備えて構成されている。
【0011】
旋回台6の後部は、作業装置7等との重量バランスを図るカウンタウエイト9を有し、また、旋回台6の後部側にはエンジン61、ラジエータ62、油圧ポンプ63、エアクリーナ67等が配置され、これらは前上部が枢支されたボンネット11によって覆われている。
また、旋回台6の右側部には、油圧機器の圧油を貯留する作動油タンク64、油圧機器を制御するコントロールバルブ65等が配置され、これらはタンクカバー12によって覆われている。
【0012】
このタンクカバー12は前側下端部がヒンジ66によって左右方向の軸心回りに回動自在に旋回台6に枢着されており、このタンクカバー12をヒンジ66を支点として上側且つ前側に回動させることにより、作動油タンク64等の配置空間が開放状となるように構成されている。
また、旋回台6の前部には、支持ブラケット13が設けられ、この支持ブラケット13には揺動ブラケット14が上下方向の軸心回りに左右揺動自在に支持されている。
【0013】
作業装置7は、基部側が前記揺動ブラケット14に揺動自在に支持されたブーム15と、基部側がブーム15の先端側に揺動自在に支持されたアーム16と、アーム16の先端側にスクイ・ダンプ動作可能に支持されたバケット17とを備えて構成されており、それぞれ油圧シリンダからなるブームシリンダ18、アームシリンダ19、バケットシリンダ20で作動可能とされている。
図2〜4に示すように、運転席8はボンネット11の前方側で且つタンクカバー12の左側方に配置されており、シートサポート23上に着脱脱自在に取り付けられている。
【0014】
このシートサポート23は相互に連結された左右一対の側板24L,24Rを備えており、これら左右側板の24L,24Rの下端側が旋回台6側に設けた取付部材25にボルト等によって着脱自在に取付固定されることで、シートサポート23が旋回台6に対して着脱自在に取り付けられている。
この運転席8の前方には、左右の走行体4を別々に操作すべく左右一対設けられた走行用操縦レバー21L,21Rが配置され、運転席8の左右両側には操縦台22L,22Rが配置されており、これら左右の操縦台(操縦装置)22L,22Rはシートサポート23に着脱自在に取付固定されている。
【0015】
また、左側の操縦台22Lは、後部側の回動支点を中心として左右方向の軸心回りに上側に(上回りに)回動可能とされている。これは、運転席8の左側(運転席8の左斜め前側すなわち左側操縦台22Lの前方側)が乗降口32とされており、乗り降りの邪魔にならないように、左側の操縦台22Lを前記回動支点回りに上側に回動させることにより、乗降口32を広くするように退避可能としたものである。
なお、乗降口32は運転席8の左側に限定されることはなく、タンクカバー12が左側に配置され、運転席8が右寄りに配置される場合は運転席8の右側が乗降口とされ、また、タンクカバー12等の邪魔物が運転席8の側方に無い場合には、運転席8の左右一側または両側を乗降口としてもよい。また、本実施の形態ではタンクカバー12の前方側を通って乗り降り可能である。
【0016】
右側の操縦台22Rには、ブーム15及びバケット17を操作するブーム・バケット用操作レバー26と、ドーザ5を操作するドーザ用操作レバー27と、エンジンの回転を制御するアクセルレバー28と、ロックレバー29とを備えており、このロックレバー29は、操作することによりアンロードバルブを作動し、ブーム・バケット用操作レバー26によるブーム15及びバケット17の操作を不能又は可能とする。
左側の操縦台22Lには、旋回台6を旋回させる旋回モータ及びアーム16を操作する旋回・アーム用操作レバー30と、ロックレバー31とが備えられ、このロックレバー31は、操作することにより、左側の操縦台22Lの上側への回動が解除又は規制されると共に、旋回・アーム用操作レバー30による旋回モータ及びアーム16の操作を不能又は可能とする。
【0017】
図1、4〜7に示すように、左側の操縦台22Lは、シートサポート23に取り付けられて支持された回動フレーム34と、これを覆う上下のカバー体35,36とから構成されていて、中空状に形成されている。
回動フレーム34は、左右一対の支持ブラケット37L,37Rと、左右の支持ブラケット37L,37R間に配置されていてこれらを互いに連結する前後の取付部材38,39とから主構成されており、前後の取付部材38,39に上下のカバー体35,36が着脱自在に取り付けられている。
【0018】
また、前側の取付部材38に旋回台6駆動用油圧モータ及びアームシリンダ19用の制御弁を制御するパイロットバルブ33が取付支持され、このパイロットバルブ33を操作するように、前記旋回・アーム用操作レバー30が支持されている。
前記シートサポート23の左側の側板24Lの上部側左方には、固定フレーム40が対向状に配置されて側板24Lに連結固定されており、これら側板24Lと固定フレーム40とに亘って左右方向の軸心を有する筒体41が固定されている。この筒体41には左右方向の軸心を有する支軸42が左方突出状に挿通されて支持されている
左側操縦台22Lの右側支持ブラケット37Rの後下部には、筒体からなるボス部43が左右方向に貫通されて固定され、このボス部43は支軸42の左側に軸心回りに回動自在に外嵌されており、これによって左側操縦台22Lが支軸42を中心として左右方向の軸心回りに回動自在に支持されており、したがって支軸42が左側操縦台22Lの回動支点、回動フレーム34の回動支点とされている。
【0019】
また、右側支持ブラケット37Rの中途部には、左右方向の軸心を有する支持筒44が該ブラケット37Rを貫通し固定されており、この支持筒44には枢軸45が軸心回りに回動自在に挿通されて支持されている。
枢軸45の左側には、前記ロックレバー31の基部に設けたボス部46が固定され、枢軸45の右側には、カム体47の基部が固定されており、ロックレバー31とカム体47と枢軸45とが支持筒44の軸心回りに一体回動自在に支持されており、これらによって切換操作部材57が構成されている。
【0020】
カム体47には、カム溝48が基部側から先端に亘って形成され、このカム溝48は基部側に形成した第1カム溝48Aと、この第1カム溝48Aから先端側に延びる第2カム溝48Bとから構成されている。
第1カム溝48Aは枢軸45の軸心を中心とする円弧状に形成され、第2カム溝48Bは、ロックレバー31を図5の実線で示す位置から仮想線で示す位置に回動した状態において支軸42の軸心を中心とする円弧状となるように形成されている。
【0021】
ロックレバー31は、左側操縦台22Lの使用位置において、図5に実線で示すように、ボス部46から下方に向かうにしたがって後方に移行する傾斜方向に延出された後、略前方に向かうように屈曲され、下側のカバー体36に形成した開口部50から左側操縦台22Lの外部に突出されている。
その後、ロックレバー31は、前方に向かうにしたがって上方に移行する傾斜方向に向かうように屈曲された後、さらに、前方に向かうにしたがって上方に移行する傾斜方向に向かうように屈曲されている。
【0022】
前記開口部50は、下側のカバー体36の下面側から前面側上部に至るように大きく形成されている。
また、前記固定フレーム40には、左右方向の軸心を有するガイドピン51が固定され、このガイドピン51にはローラ51aが軸心回り回動自在に外嵌され、これらガイドピン51及びローラ51aが、カム溝48に挿通されている。
また、ロックレバー31と後側の取付部材39との間には戻しバネ52が介装され、この戻しバネ52によりロックレバー31が引き下げ方向(図5における反時計方向)に付勢されている。
【0023】
前記切換操作部材57、カム溝48、ガイドピン51、ローラ51a及び戻しバネ52等によって位置設定機構58が構成されている。
また、固定フレーム40と右側の支持ブラケット37Rとの間にはガススプリング53が介装され、回動フレーム34にはストッパ59を介してリミットスイッチ(切換スイッチ)54が設けられ、ロックレバー31のボス部46には前記リミットスイッチ54の接触子に接当する作動部材55が設けられている。
前記切換スイッチ54は電磁切換式アンロードバルブ60に接続されており、作動部材55が当接している状態がアンロードオフの状態であり、離れるとアンロードバルブ60をオンの状態に切り換える。
【0024】
このアンロードバルブ60は、パイロット油圧操作系に接続されており、オンになることによりパイロット油圧操作系をアンロードし、走行装置3、旋回台6の旋回モータ、掘削装置7の油圧シリンダ等への圧油の供給を停止するようになっている。なお、アンロードバルブ60は手動切換式のものを採用して、作動部材55の接離をプッシュプルケーブルで伝動して、オン・オフ切換動作をさせるようにしてもよい。
前記ストッパ59は板材を背面視L字状に屈曲して取付部材38に固着しており、その下端は作動部材55と当接可能であり、作動部材55によってリミットスイッチ54が押されて、アンロードバルブ60がオンからオフに切り換えられた直後に、ストッパ59が作動部材55と当接して、作動部材55がそれ以上リミットスイッチ54を押さないようになっている。
【0025】
このストッパ59はリミットスイッチ54の取り付けと作動部材55を回動規制する役目をしており、平板で形成してもよく、枢軸45に対して遠近方向位置調整自在に取付部材38に取り付けたり、ストッパ59に対してリミットスイッチ54の取り付け位置を調整可能にしたりしてもよい。
前記作動部材55のストッパ59との当接は、ロックレバー31を図1の跳ね上げ状態から図5の使用状態に回動して、そのストロークエンドでさらに反時計方向に力を加えることがあっても、ロックレバー31のその回動を規制し、またロックレバー31の微振動を制限し、リミットスイッチ54がオン・オフを繰り返したり押されて破損するのを防止する。
【0026】
作動部材55は板材で形成されていて、ロックレバー31のボス部46に径外方向に突出するように強固に固着されている。また、リミットスイッチ54は上下カバー体35、36の内部に位置し、雨水がかからないようになっている。
前記構成のものにおいて、左側操縦台22Lは、図5に実線で示す状態がバックホー1での作業をする使用位置とされ、この位置において、固定フレーム40に設けた当たり部材56に支持筒44が接当することにより、回動フレーム34の支軸42回りの下方への回動が規制され、左側操縦台22Lが使用位置に保持される。
【0027】
また、使用位置では、ガイドピン51は第1カム溝48Aの基端に位置しており、ロックレバー31の図5の反時計方向の回動規制がなされていると共に、ガイドピン51によって回動フレーム34(左側操縦台22L)の支軸42回りの回動(特に上側への回動)が規制されている。
この使用位置では、作動部材55がストッパ59に当接した状態でリミットスイッチ54の接触子に適切に接当しており、この状態においてアンロードバルブ60はオフであり、旋回・アーム用操作レバー30を操作することにより、旋回台6とアーム16とが作動可能とされる。
【0028】
この使用位置から、図5に示すように、ロックレバー31を仮想線で示す位置まで引き上げると、カム体47が図5の時計方向に回動し、ガイドピン51が相対的に第1カム溝48Aと第2カム溝48Bとの交差部分に位置する。
この状態において、前述したように第2カム溝48Bが支軸42の軸心を中心とする円弧軌跡上に位置するので、回動フレーム34の支軸42回りの上側への回動が許容される。
また、作動部材55がリミットスイッチ54の接触子から離れ、アンロードバルブ60をオフ状態からオン状態に切り換える。このアンロードバルブ60のオン状態により、旋回・アーム用操作レバー30を操作しても、旋回台6とアーム16とが作動不能とされる。
【0029】
前記状態から、さらにロックレバー31を引き上げると、図1に示すように、ガススプリング53が最大伸長状態となるまで、回動フレーム34が支軸42回りに上側に跳ね上がり回動し、乗降口32を広くするように左側操縦台22Lが退避する。
この退避位置では、ロックレバー31の、前後方向に関して左側操縦台22Lに対応する部分31aが開口部50を介して左側操縦台22L(下側カバー体36)内に収まるようになり、ロックレバー31はガイドピン51によって支持筒44の軸心回りの回動が規制される。
【0030】
なお、退避位置において、ロックレバー31の、前後方向に関して左側操縦台22Lに対応する部分31aが、左側操縦台22Lの外縁から後方に完全には退避していなくてもよく、乗り降りの邪魔にならない程度であれば、左側操縦台22Lの外縁から前方に若干はみ出してもかまわない。
左側操縦台22Lを退避位置から使用位置にするには、ガススプリング53の付勢力に抗して、左側操縦台22Lを前記とは逆の方向に向けて回動させればよい。
【0031】
前記実施の形態では、固定フレーム40に枢支した回動フレーム34に、切換操作部材57を枢支すると共に切換スイッチ54を設けているので、固定フレーム40に切換スイッチ54を設けているものより、切換スイッチ54と切換操作部材57との間の公差が少なくなり、撓みやガタが減少し、切換スイッチ54を適正に操作可能になり、信頼性が向上し、回動フレーム34に固定のストッパ59に切換スイッチ54を設けることにより、切換操作部材57の回動を規制するだけでなく、切換スイッチ54に対する微振動や無理な力が加わるのを防止しでき、また、作動部材55を切換操作部材57のボス部46を設けることにより、作動部材55の強固な取り付けが可能になると共に、切換操作部材57の回動及び振動を確実に規制できる。
【0032】
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、種々変形することができる。例えば、作動部材55をロックレバー31又はカム体47に取り付けたり、切換スイッチ54を支持ブラケット37又は取付部材38に取り付けたりしてもよい。
右側の操作レバー26と左側の操作レバー30とは、ブーム、バケット、旋回、アームのいずれを操作するようにしてもよく、2種類の操作の組み合わせは変更できる。
【0033】
右側の操縦台22Rの操作レバー26によるアンロードバルブの操作構造も、前述した左側の操縦台22Lのそれと同様に構成できる。
図3、8〜11において、作動油タンク64のエアーブレザ構造の1例を示している。
作動油タンク64は旋回台6の右部で油圧ポンプ63の前方に配置され、タンクカバー12で覆われていて、その前方に配置されたコントロールバルブ65へエンジン61からの熱風が流れないように、タンクカバー12との間に門型形状の仕切壁68が配置されている。この仕切壁68は作動油タンク64にブラケットを介して取り付けられ、タンクカバー12の支持もしている。76は吸音材を示す。
【0034】
作動油タンク64の上部には継手台69が固定され、この継手台69に管継手を介して戻り油パイプ70が接続され、また、ブレザパイプ71がブレザ孔72に接続されている。
エアーブレザのブレザ本体73は、ブレザパイプ71の先端に接続されており、継手台69から離れた作動油タンク64の上部の片隅に配置されていて、仕切壁68を取り付けるブラケット74を利用して設けられている。
前記継手台69上には切換バルブ75が設けられており、この切換バルブ75と戻り油パイプ70の管継手とが継手台69の中央付近にあるため、ブレザ孔72を作動油タンク64の中央近傍に形成すると、ブレザ本体73の取り付けが困難になる。
【0035】
そこで、ブレザ本体73を作動油タンク64上部の片隅に配し、ブレザパイプ71で接続するようにしており、これによって、ブレザ孔72を作動油タンク64の中央近傍に形成して、バックホー1が傾斜してもブレザ孔72に油面がかかり難くした上で、ブレザ孔72からあふれ出た油をブレザ本体73及びブレザパイプ71で溜めておくことができ、作動油タンク64の油面を最大限上げて、油量を多くできるようになっている。
【0036】
【発明の効果】
本発明によれば、切換スイッチ54を切換操作部材57を枢支した回動フレーム34に取り付けているので、切換操作部材57までの公差が少なくなり、微振動、ガタによる不適正な操作が減少し、安定操作ができ、切換スイッチ54の耐久性も向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】跳ね上げ位置にした状態における左側操縦台の側面断面図である。
【図2】バックホーの側面図である。
【図3】旋回台の平面図である。
【図4】運転席及び左右操縦台の正面図である。
【図5】使用位置にした状態における左側操縦台の側面断面図である。
【図6】左側操縦台の内部の正面図である。
【図7】左側操縦台の内部の背面断面図である。
【図8】旋回台の右側面図である。
【図9】作動油タンクのエアーブレザ構造を示す平面図である。
【図10】同正面図である。
【図11】同左側面図である。
【符号の説明】
1 バックホー(作業車両)
2 旋回台
8 運転席
22 操縦台
35 カバー体
34 回動フレーム
40 固定フレーム
42 支軸
44 支持筒
45 枢軸
54 リミットスイッチ(切換スイッチ)
55 作動部材
57 切換操作部材
58 位置設定機構
59 ストッパ
60 アンロードバルブ
Claims (2)
- 操作レバーを支持する回動フレームを、運転席の側方に配置された固定フレームに使用位置と跳ね上げ位置との間で回動可能に支持し、前記回動フレームに枢支した切換操作部材と固定フレームとの間に、切換操作部材の回動操作により回動フレームを使用位置と跳ね上げ位置とに回動して保持する位置設定機構を設け、前記回動フレームに切換操作部材の回動操作によって作業車両を作業可能状態と作業停止状態とに切り換える切換スイッチを設け、前記回動フレームに切換操作部材の回動を規制するストッパを設けると共に該ストッパに前記切換スイッチを取り付け、回動フレームに枢軸を介して切換操作部材の回動中心のボス部を回動自在に支持し、このボス部に作動部材を設け、該作動部材が切換スイッチに接当した際にストッパに接当することにより、回動フレームが使用位置とされた状態で作業車両が作業可能状態に切り換わり且つ作業車両を作業可能状態にした状態で切換操作部材の回動を規制するように構成されていることを特徴とする作業車両の操縦装置。
- 前記回動フレームをカバー体で覆い、このカバー体内に前記切換スイッチを配置していることを特徴とする請求項1に記載の作業車両の操縦装置。
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