JP2016188553A - 作業機 - Google Patents

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Abstract

【課題】アンロードレバーを引き上げている状態で運転者が不用意に操作レバーを押し下げることを防ぐ。
【解決手段】運転席側方の支持ブラケットに第1横軸を介して回動自在に枢支された操縦ボックスと、操縦ボックスに設けられた操作レバーと、操縦ボックスに揺動自在に支持されたアンロードレバーと、操縦ボックスに第2横軸を介して回動自在に枢支され且つカム溝を有するカム体と、アンロードレバーが押し下げ位置にあるときカム溝の一方に、引き上げ位置にあるとき他方に位置する第1ガイドピンと、カム体を第2横軸回りに回動させる付勢力を付与する付勢部材と、付勢部材の付勢方向を、カム体を一方に回動させる第1方向と他方に回動させる第2方向に切り換える切換機構とを備え、切換機構は付勢方向を、第1ガイドピンがカム溝の一方にあるとき第1方向、他方にあるとき第2方向とする。
【選択図】図9

Description

本発明は、建設作業や土木作業に使用されるバックホー、スキッドローダ、トラックローダ等の作業機に関する。
従来技術として、特許文献1の開示技術が知られている。
特許文献1に開示された作業機は、機体と、機体上に設けられた操縦台と、操縦台上に設けられた運転席と、運転席の側方に設けられた操縦装置と、操縦台に固定された支持ブラケットとを備えている。操縦装置は、支持ブラケットに横軸を介して回動自在に枢支された操縦ボックスと、操縦ボックスに設けられた操作レバーと、操縦ボックスに横軸を介して回動自在に枢支されたカム体と、カム体に固定されたアンロードレバーと、リミットスイッチからなる回動検出手段を有している。回動検出手段は、アンロードレバーの引き上げを検出したとき(リミットスイッチがオンになったとき)には操縦装置による操作を不能とし、アンロードレバーの押し下げを検出したとき(リミットスイッチがオフになったとき)には操縦装置による操作を可能とする。
特開2009−235799号公報
しかしながら、特許文献1の開示技術では、アンロードレバーを引き上げている状態で、運転者が不用意に操作レバーを押し下げてしまう可能性があった。操作レバーが押し下げられると、リミットスイッチがオンになって、操縦装置による操作が可能な状態となり、作業機が意図せずに作動してしまうおそれがある。
本発明は、上記したような従来技術の問題点を解決すべくなされたものであって、アンロードレバーを引き上げている状態で、運転者が不用意に操作レバーを押し下げてしまうことを防止できる作業機の提供を目的とするものである。
本発明は、上記課題を解決するために以下の技術的手段を講じた。
請求項1に係る発明の作業機は、油圧アクチュエータを有する作業装置と、運転席と、前記運転席の側方に設けられた支持ブラケットと、前記支持ブラケットに第1横軸を介して回動自在に枢支された操縦ボックスと、前記操縦ボックスに設けられた操作レバーと、前記操縦ボックスに揺動自在に支持され且つ当該揺動によって前記油圧アクチュエータに作動油を供給するか否かを操作可能なアンロードレバーと、前記操縦ボックスに第2横軸を介して回動自在に枢支され且つカム溝を有するカム体と、前記アンロードレバーの揺動に応じて前記カム溝内で位置を変更し、且つ当該アンロードレバーが押し下げ位置にあるときには前記カム溝の一方に位置すると共に引き上げ位置にあるときには前記カム溝の他方に位置する第1ガイドピンと、前記カム体を前記第2横軸回りに回動させる付勢力を付与する付勢部材と、前記付勢部材による付勢力の方向を、前記カム体を一方に回動させる第1方向と、前記カム体を他方に回動させる第2方向とに切り換える切換機構とを備え、前記切換機構は、前記付勢部材による付勢方向を、前記第1ガイドピンが前記カム溝の一方にあるときには前記第1方向とし、前記第1ガイドピンが前記カム溝の他方にあるときは前記第2方向とする。
請求項2に係る発明の作業機は、前記切換機構は、前記支持ブラケットに第3横軸を介して回動自在に枢支されたカムリンクと、前記カム体に突設された第2ガイドピンと、を有しており、前記第2ガイドピンは、前記カム溝の下方に設けられ、前記付勢部材は、前記カムリンクと前記操縦ボックスとを連結し、前記カムリンクは、前記第2ガイドピンに係止される係止部を有し、前記カム体は、前記第2ガイドピンを介して前記カムリンクと連動して回動する。
請求項3に係る発明の作業機は、前記カム体は、前記カムリンクの一方向への回動に連動して下方へ回動し、前記カムリンクの他方向への回動に連動して上方に回動し、前記付勢部材は、前記第1ガイドピンが前記カム溝の他方にあるときは前記カムリンクを前記一方向に回動させる付勢力を付与し、前記第1ガイドピンが前記カム溝の一方にあるときは前記カムリンクを前記他方向に回動させる付勢力を付与する。
請求項4に係る発明の作業機は、前記カム溝の他方には、前記第1ガイドピンの直径に比べて幅が広く形成された拡幅部が形成されている。
本発明に係る作業機によれば、アンロードレバーが引き上げ位置にあるとき、付勢部材の付勢力によって第1ガイドピンがカム溝の他方に係止されてカム体の回動が阻止される。これにより、カム体を枢支している操縦ボックスの回動が阻止されるため、操作レバーの押し下げが阻止された状態(ロック状態)となる。これにより、アンロードレバーが引き上げ位置にあるとき、運転者が不用意に操作レバーを押し下げてしまうことを防止できる。
作業機の操縦部構造を示す正面図である。 作業機の操縦部構造を示す平面図である。 作業機の操縦部構造を示す左側面図である。 左操縦装置の要部右側面図である。 左操縦装置の平面図である。 左操縦装置の正面図である。 左操縦装置の左斜視図である。 左操縦装置の内部構造を示す左側面図である。 左操縦装置の内部構造を示す斜視図である。 左操縦装置を上方回動したときの第1段階を示す左側面図である。 左操縦装置を上方回動したときの第2段階を示す左側面図である。 左操縦装置を上方回動したときの第3段階及びロック解除状態を示す左側面図である。 左操縦装置をロック状態とした左側面図である。 作業機の平面図である。 作業機の側面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図14、図15において、1は作業機(旋回作業機)として例示するバックホーである。
作業機1は、機体(車体)2と、走行装置3と、作業装置4とを備えている。
機体2上には、キャビン20が搭載されている。以下、キャビン20の運転席8に着座した運転者の前側(図15の左側)を前方、運転者の後側(図15の右側)を後方、運転者の左側(図15の手前側)を左方、運転者の右側(図15の奥側)を右方として説明する。また、前後の方向に直交する方向である水平方向7(図14参照)を機体幅方向として説明する。
機体2は、走行装置3のフレーム上に支持された旋回台6を有している。旋回台6は、ベアリングを介して上下方向の軸心回りに左右に旋回自在に支持されている。旋回台6の右前部には作業装置4が装着されている。尚、図14では、作業装置4とキャビン20を省略している。
キャビン20は、旋回台6上の左部に搭載されている。キャビン20の内部には運転席8が設けられている。図1及び図2に示すように、運転席8の左方には左操縦装置22が設けられている。運転席8の右方には右操縦装置23が設けられている。キャビン20の左部であって運転席8の左方には乗降口20aが設けられている。乗降口20aにはドア20Aが設けられている。
旋回台6上の後部には、エンジンルームが設けられている。エンジンルームには、エンジンE、油圧ポンプ、エアクリーナ等が配置されている。エンジンルームの前側は、仕切壁11Aによって運転席8と仕切られている。エンジンルームの後側は、リアボンネット10Aによって覆われている。エンジンルームの左側は、左カバー体10Bによって覆われている。
旋回台6上の右部には、タンクルームが設けられている。タンクルームには、作動油タンクT、コントロールバルブQ、ラジエータ等が配置されている。タンクルームの左側は、仕切壁11Bによって運転席8と仕切られている。タンクルームの上側、前側及び右側は、右カバー体10Cによって覆われている。
旋回台6の前部には、支持ブラケット12及びスイングブラケット13を介して作業装置4が装着されている。支持ブラケット12は、旋回台6の前部に固着されている。スイングブラケット13は、支持ブラケット12により上下方向の軸心回りに左右揺動自在に支持されている。スイングブラケット13は油圧式のスイングシリンダによって左右に揺動される。旋回台6の後部には、作業装置4との重量バランスを図るためにカウンタウエイトWが装着されている。
走行装置3は、クローラ式の走行装置であって、機体2の右側と左側の下方にそれぞれ設けられている。走行装置3は、油圧式の走行モータによって駆動する。走行装置3の前部にはドーザ9が設けられている。ドーザ9は、油圧シリンダからなるドーザシリンダによって上下に揺動される。
作業装置4は、ブーム14とアーム15と作業具16とを有している。また作業装置4は、これらブーム14等の駆動機構(油圧アクチュエータ)として、ブームシリンダ17とアームシリンダ18と作業具シリンダ19とを有している。ブームシリンダ17、アームシリンダ18及び作業具シリンダ19は、複動型の油圧シリンダにより構成されている。
ブーム14は、揺動ブラケット13に上下方向に揺動自在に支持されている。アーム15は、基部側がブーム14の先端側に揺動自在に支持されている。作業具16としてのバケットは、アーム15の先端側にスクイ・ダンプ動作可能に取り付けられている。
旋回台6上には操縦部Sが設けられている。図14に示すように、操縦部Sは、仕切壁11Aによりエンジンルームと仕切られ、仕切壁11Bによりタンクルームと仕切られている。操縦部Sには、運転席8が設けられている。図1及び図3に示すように、運転席8は、座面となるシート8Aと、シート8Aの下方に設けられたクッション具8Bとを有している。図14に示すように、運転席8の前方には、左走行操作レバーSLと右走行操作レバーSRが配置されている。左走行操作レバーSLと右走行操作レバーSRを操作することにより、左側と右側のクローラ走行体4をそれぞれ別々に又は同時に操作することができる。運転席8の左右の足下にはベタル類が配置されている。運転席8の下方には操縦台21が設けられている。
図1、図2等に示すように、操縦台21上には、左操縦装置22及び右操縦装置23が搭載されている。左操縦装置22は、運転席8の左側方に設けられている。右操縦装置23は、運転席8の右側方に設けられている。
図1に示すように、操縦台21は、略平坦な上面部21Aと、左脚部21L及び右脚部21Rとを有している。上面部21Aの下方で且つ左脚部21Lと右脚部21Rの間は、前面が開放された収納空間21Bとなっている。収納空間21Bには、エアコン装置K1、電気ボックスK2等が収納されている。電気ボックスK2には、交換用の電気部品等(ヒューズ、リレー等)が収納されている。
操縦台21の上面には、載置部21a、21b、21cが形成されている。載置部21aには運転席8が搭載されている。載置部21bには左操縦装置22が搭載されている。載置部21cには右操縦装置23が搭載されている。
操縦台21は、例えば金属板で形成されており、第1部材P1と第2部材P2とを有する。第1部材P1は、載置部21a、21bと左脚部21Lとを有している。第2部材P2は、載置部21cと右脚部21Rとを有している。第1部材P1と第2部材P2とは、
ボルト等を介して連結されている。
図1、図2に示すように、右操縦装置23は、操縦ブラケット45を有している。操縦ブラケット45には、操縦バルブ(第1バルブ)46と、作業具操作用のバルブ(第2バルブ)47とが設けられている。操縦ブラケット45は、縦壁45Aと装着部45Bとを有している。縦壁45Aは、操縦台21に立設されている。装着部45Bは、操縦台21の載置部21cの上部にボルトで固定されている。
右側操縦バルブ46は、右操作レバー48によって操作可能となっている。作業具操作バルブ47は、作業操作レバー49によって操作可能になっている。右側操縦バルブ46は、ブーム・バケット用のパイロットバルブであり、右操作レバー48によってブームシリンダ17及びバケットシリンダ19用の制御弁を制御することができる。作業具操作バルブ47は、ドーザ9の駆動用のパイロットバルブであり、作業操作レバー49によってドーザシリンダ用の制御弁を制御することができる。
図3〜図9に示すように、左操縦装置22は、操縦ボックス26と、カム体33と、アンロードレバー31とを有している。
操縦ボックス26は、支持ブラケット25に対して回動自在に枢支されている。
図4に示すように、支持ブラケット25は、水平向きに配置された取付部25Aと、この取付部25Aから立ち上げられた支持部25Bとを有している。取付部25Aは、操縦台21の上面部21Aに固定されている。
操縦ボックス26は、左板材26aと、右板材26bと、取付板26cと、軸受板26dとを有し、箱形状に形成されている。左板材26aは、操縦ボックス26の左側壁を形成している。尚、説明の都合上、図8、図11及び図12では左板材26aを仮想線(二点鎖線)で示し、図9では左板材26aを省略している。右板材26bは、操縦ボックス26の右側壁及び背壁を形成している。左板材26aの後部と右板材26bの背壁とは固着されている。取付板26cは、左板材26aの前部と右板材26bの前部を繋ぐように固着されている。左板材26aと右板材26bの間隔は、取付板26cの幅より狭くなっている。軸受板26dは、右板材26aの背壁の内面(前面)に固着されている。軸受板26dの左面は、左板材26aの内面(右側面)と対向している。
操縦ボックス26の取付板26cには、左側操縦バルブ28の装着部26Aが形成されている。装着部26Aには左側操縦バルブ28が装着される。装着部26Aは、右前部が開放された略半円形の開口26Bを有している。これにより、運転席8側である前右方から装着部26Aの開口26Bに左側操縦バルブ28を装着することができる。左側操縦バルブ28は、旋回・アーム操作用のパイロットバルブであり、左操作レバー30によって操作される。左操作レバー30は、操縦ボックス26の装着部26Aの上部に取り付けられている。
支持ブラケット25の支持部25Bには、横方向(機体幅方向)に延びる第1横軸27が設けられている。操縦ボックス26の後下部には、ボス部26Cが設けられている。ボス部26Cは、左板材26aと軸受板26dとを繋ぐように、横方向(機体幅方向)に延びている。ボス部26Cは、第1横軸27の外周に回動自在に嵌められている。これにより、操縦ボックス26は、第1横軸27を支点として(第1横軸27回りに)、回動自在に支持されている。
支持ブラケット25の支持部25Bには、機体幅方向に延びる軸心を有する第1ガイドピン61が突設されている。第1ガイドピン61は、第1横軸27の前上方であって且つ第2横軸32と第1横軸27との中間高さに位置している。
操縦ボックス26の後部には、横方向(機体幅方向)に延びる第2横軸32が設けられている。第2横軸32は、第1横軸27の後上方に位置している。また、操縦ボックス26の後部には、第2横軸32を介してカム体33の基部(後部)が枢支されている。カム体33は第2横軸32から前下向きに延びている。カム体33の前部には、アンロードレバー31の基部(後部)が固着されている。
アンロードレバー31は、カム体33を介して操縦ボックス26に揺動可能に支持されている。アンロードレバー31は、当該揺動によって、作業装置4の油圧アクチュエータ
に作動油を供給するか否かを操作可能である。
カム体33は、一方側(後部)から他方側(前部)に向けて形成されたカム溝34を有している。カム溝34は、第2横軸32の前方(アンロードレバー31側)に設けられている。第1ガイドピン61は、カムフォロアを介してカム溝34に挿入されている。
カム溝34は、操縦ボックス26を必要角度、例えば50°前後回動できる長さに形成されている。カム溝34は、中間溝部34aと後溝部34bと前溝部34cとを有している。中間溝部34aは、カム体33の一方側(後部)から他方側(前部)に向かうように形成されている。具体的には、中間溝部34aは、第1ガイドピン61が中間溝部34aに位置する状態(図10〜図12参照)において、第1横軸27の軸心を中心とする円弧状となるように形成されている。後溝部34bは、中間溝部34aの後端部から上方に延びるように、第2横軸32の軸心を中心とする円弧状に形成されている。前溝部34cは、中間溝部34aの前端部から下方に延びるように形成されている。カム溝34は、中間溝部34aと後溝部34bと前溝部34cにより、側面視で略Z字状に形成されている。中間溝部34aと後溝部34bの幅は、第1ガイドピン61の直径と略等しく形成されている。前溝部34cは、第1ガイドピン61の直径に比べて幅が広く形成された拡幅部34eを有している。拡幅部34eは、前溝部34cの内縁後部を円弧状に後方に拡張することにより形成されており、この円弧状に拡張された部分は第1ガイドピン61が係止される係止凹部34fを構成している。前溝部34cが拡幅部34eを有することで、図13に示すように、第1ガイドピン61が係止凹部34fに係止された状態にて、第1ガイドピン61の外周と前溝部34cの内縁との間には、隙間Gが形成される。
図8、図10〜図13に示すように、アンロードレバー31が引き上げられると、カム体33は第2横軸32を支点として(第2横軸32回りに)、一方(上方)に回動する。このカム体33の回動に伴って、第1ガイドピン61はカム溝34内で位置を変更する。具体的には、カム溝34内を一方から他方へと(具体的には、後溝部34bから中間溝部34aを経て前溝部34cへと)相対的に移動する。アンロードレバー31が押し下げられると、第1ガイドピン61は、カム溝34内を他方から一方へと(具体的には、前溝部34cから中間溝部34aを経て後溝部34bへと)相対的に移動する。つまり、アンロードレバー31が押し下げ位置(図8参照)にあるときには、第1ガイドピン61はカム溝34の一方(後溝部34b)に位置する。アンロードレバー31が引き上げ位置(図13参照)にあるときには、第1ガイドピン61はカム溝34の他方(前溝部34c)に位置する。アンロードレバー31が押し下げ位置と引き上げ位置の間にあるときには、第1ガイドピン61はカム溝34の一方と他方の間(中間溝部34a)に位置する。
カム体33の後部(基部)の上面には、側面視が略L字状のステー37が固着されている。ステー37の上部は、右板材26aに設けたストッパ54(図9等参照)と当接可能になっている。
カム体33は、第1横軸32の前下方において、横方向(機体幅方向)に延びる第2ガイドピン62を有している。第2ガイドピン62は、カム溝34の前溝部34cの下方に突設されている。
支持ブラケット25の支持部25Bの前下部には、横方向(機体幅方向)に延びる第3横軸63が設けられている。第3横軸63は、第1横軸27の前下方であって、第2ガイドピン62の前方に位置している。また、第3横軸63は、カム溝34の前下方に位置している。
支持ブラケット25の支持部25Bの前下部には、第3横軸63を介してカムリンク64が回動自在に枢支されている。カムリンク64は、第2ガイドピン62に係止される係止部64Aを有している。係止部64Aは、側面視にて略U字状の切り欠きからなる。第2ガイドピン62は、カムリンク64が第3横軸63を支点として(第3横軸63回りに)回動したとき、係止部64Aの切り欠きに対して相対的に移動する。つまり、第2ガイドピン62自体は移動しないが、係止部64Aが移動することで、第2ガイドピン62は係止部64Aの切り欠きの内側を移動する。
カムリンク64は、第2ガイドピン62に係止部64Aが係止されることにより、第2
ガイドピン62を介してカム体33の回動と連動して回動する。具体的には、カムリンク64の第3横軸63回りの一方向への回動に連動して、カム体33が下方に回動する。また、カムリンク64の前記一方向とは反対側の他方向への回動に連動して、カム体33が上方に回動する。前記一方向は、カムリンク64の係止部64Aが下降する方向であって、図8の時計回り方向である。前記他方向は、カムリンク64の係止部64Aが上昇する方向であって、図8の反時計回り方向である。
カムリンク64と操縦ボックス26との間には、ガスシリンダからなる付勢部材39が設けられている。付勢部材39は、カムリンク64に突設されたピン39aと、操縦ボックス26の上部寄り位置に突設されたピン39bとを連結している。付勢部材39は、伸長する方向の付勢力を有し、左操縦装置22(操縦ボックス26)の上方への回動を補助する。
カムリンク64と第2ガイドピン62は、付勢部材39による付勢力の方向を、カム体33を一方(上方)に回動させる方向(以下、第1方向ともいう)と、カム体33を他方(下方)に回動させる方向(以下、第2方向ともいう)に切り換える切換機構を構成している。
切換機構は、付勢部材39による付勢方向を、第1ガイドピン61がカム溝34の一方(後溝部34b)にあるときには前記第1方向とし、第1ガイドピン61がカム溝34の他方(前溝部34c)にあるときには前記第2方向とする。
より具体的には、付勢部材39は、第1ガイドピン61がカム溝34の一方(後溝部34b)にあるときは、カムリンク64を前記一方向(図8の時計回り方向)に回動させる付勢力を付与する。このカムリンク64を一方向に回動させる付勢力は、第2ガイドピン62を介してカム体33に伝達され、カム体33を他方(下方)へと回動させる方向(第2方向)の付勢力となる。
また、付勢部材39は、第1ガイドピン61がカム溝34の他方(前溝部34c)にあるときは、カムリンク64を前記他方向(図8の反時計回り方向)に回動させる付勢力を付与する。このカムリンク64を他方向に回動させる付勢力は、第2ガイドピン62を介してカム体33に伝達され、カム体33を一方(上方)へと回動させる方向(第1方向)の付勢力となる。この付勢力によって、第1ガイドピン61が前溝部34cの係止凹部34fに係止される。
操縦ボックス26の右板材26aに固定された軸受板26dの上部には、リミットスイッチからなる回動検出装置55が設けられている。回動検出装置55の先端のスイッチ片は、ステー37に係合されている。回動検出装置55は、左操縦装置22及び右操縦装置23の電子制御部に接続されている。回動検出装置55は、オンからオフになることにより、各操縦装置22、23の油圧回路に設けられたアンロード弁を作動する。
アンロードレバー31が引き上げられると、カム体33が第2横軸32を支点として上方に回動し、カム体33と共にステー37も移動(回動)する。このステー37の移動に伴って回動検出装置55のスイッチ片が突出する。これにより、アンロードレバー31の引き上げ(アンロード状態)が検出され、左操縦装着22と右操縦装置23による旋回・アーム、ブーム・バケットの操作が不能となる。
図4、図7、図8等に示すように、支持ブラケット25の支持部25Bには、第1当接機構41が設けられている。第1当接機構41は、左操縦装置22を後述する使用位置(図7、図8参照)に保持する。第1当接機構41は、支持部25Bの上部に固着された取付板41Aと、この取付板41Aに取り付けられた第1当接部材41Bとを有している。第1当接部材41Bは、左操縦装置22が使用位置にあるとき、操縦ボックス26の右板材26bに固着された第1当接板70に当接する。
図7〜図9等に示すように、支持ブラケット25の取付部25Aには、第2当接機構42が設けられている。第2当接機構42は、左操縦装置22を後述する上方回動位置(回避位置)(図13参照)に保持する。第2当接機構42は、取付部25Aの後部に固着された取付板42Aと、この取付板42Aに取り付けられた第2当接部材42Bとを有している。第2当接部材42Bは、左操縦装置22が上方回動位置(図13参照)にあるとき
、操縦ボックス26の左板材26aに固着された第2当接板56に当接する。
図4に示すように、支持ブラケット25の運転席8側の面(右側面)には、第1案内部材43Aと第2案内部材43Bが設けられている。第1案内部材43Aと第2案内部材43Bは、左側操縦バルブ28に接続されたホースを案内する。第1案内部材43Aと第2案内部材43Bは、支持ブラケット25の取付部25Aよりも運転席8側へ突出しているが、クッション具8Bの幅(機体幅方向の長さ)がシート8Aの座面より狭く形成されているため(図1参照)、シート8Aに左操縦装置22を近接させる障害にはならない。
上述した第1横軸27、カム体33、アンロードレバー31、回動検出装置55、第1当接機構41及び第2当接機構42等によって、左操縦装置22を回動させる回動機構29が構成されている。この回動機構29により、左操縦装置22を上方に回動させる(退避させる)と、運転席8の左斜め前側(即ち、左操縦装置22の前方側)の乗降口20aが広く確保され、左操縦装置22が運転者の乗降の妨げにならない。
以下、左操縦装置22の回動操作について詳しく説明する。
左操縦装置22は、図7、図8に示す状態が作業機1で作業をする際の使用位置(通常作業位置)とされる。この使用位置においては、第1当接機構41により操縦ボックス26の第1横軸27回りの下方への回動が規制され、左操縦装置22が使用位置に保持されている。具体的には、第1当接部材41Bが第1当接板70に当接することにより、左操縦装置22が使用位置に保持されている。
図8に示す使用位置では、第1ガイドピン61はカム溝34の後溝部34bの基端(後端)に位置している。また、アンロードレバー31は、ストッパ54によって下方(図8の反時計回り方向)への回動が規制されている。
この使用位置では、回動検出装置55はオンとなっており、アンロードレバー31の上方回動を検出していない。つまり、アンロードレバー31はアンロード解除位置にある。この状態においては、旋回・アーム用の左操作レバー30を操作することにより、旋回台6の旋回とアーム15の昇降とが作動可能とされると共に、ブーム・バケット用の右操縦装置23による操作が作動可能とされる。
図8に示す使用位置からアンロードレバー31を上方(図8の時計回り方向)に回動すると、アンロードレバー31に固着されたカム体33も上方に回動する。カム体33の回動に伴って第1ガイドピン61は、カム体33に対して相対的に移動し、カム溝34内を後部から前部に移動する。
図10に示すように、第1ガイドピン61は、先ず後溝部34bの基端(後端)から中間溝部34aの後部に移動して、第1横軸27の軸心を中心とする円弧溝の中間溝部34aに係合する。これにより、操縦ボックス26の第1横軸27回りの上方への回動が許容され、当該回動が開始される。
図10、図11に示すように、操縦ボックス26が上方に回動すると、第1ガイドピン61は中間溝部34aの後部から中途部まで移動する。図10に示す第1ガイドピン61が後溝部34bの基端(後端)にある状態(第1段階)から、図11に示す中間溝部34aの中途部にある状態(第2段階)までの過程においては、カムリンク64は、第3横軸63を支点として前記他方向(図8、図10、図11の反時計回り方向)に回動する。このカムリンク64の他方向への回動に連動して、カム体33は第2横軸32を支点として上方に回動する。
図11、図12に示すように、引き続きアンロードレバー31と共に操縦ボックス26を上方へ回動すると、カム体33は更に上方に回動し、第1ガイドピン61は中間溝部34aの中途部から前部に移動する。この第1ガイドピン61が中間溝部34aの中途部から前部に移動する過程においては、カムリンク64は、第3横軸63を支点として前記一方向(図8、図10、図11の時計回り方向)に回動する。このカムリンク64の一方向への回動に連動して、カム体33は第2横軸32を支点として下方に回動する。
図12の状態(第3段階)から更にアンロードレバー31と共に操縦ボックス26を上方へ回動すると、図13に示すように、第1ガイドピン61は中間溝部34aの前部から前溝部34cへ移動する。この第1ガイドピン61が中間溝部34aの中途部から前部に
移動する過程においては、カムリンク64は、第3横軸63を支点として前記他方向(図8、図10、図11の反時計回り方向)に回動する。このカムリンク64の他方向への回動に連動して、カム体33は第2横軸32を支点として上方に回動する。
回動検出装置55は、操縦ボックス26が図8に示す位置(使用位置)から上方に回動すると、オフになってアンロードレバー31によるアンロード状態を検出する。アンロードレバー31がアンロード状態になった後、さらに操縦ボックス26と共に上方へ回動することにより、左操縦装置22は図10〜図12に示す位置を経た後、図13に示す上方回動位置(回避位置)となる。この上方回動位置では、左操縦装置22は乗降口20を広くするように上方に退避している。
この左操縦装置22が上方回動位置にあるときは、旋回・アーム用の左操作レバー30を操作しても、旋回台6とアーム15とが作動不能とされる。また、ブーム・バケット用の右操縦装置23を操作しても、ブーム14とバケット16とが作動不能とされる。
前記使用位置から上方回動位置(回避位置)へアンロードレバー31を引き上げる操作の際には付勢部材39が伸長する。付勢部材39は、最大伸長状態となるまで、操縦ボックス26を第1横軸27回りに上方に回動させる動作を補助する。
また、付勢部材39は、前記使用位置から上方回動位置(回避位置)へアンロードレバー31を引き上げる操作の過程で、カムリンク64を第3横軸63回りに回動させる付勢力を付与している。詳しくは、付勢部材39は、第1ガイドピン61が前溝部34cにあるときは、カムリンク64を前記一方向に回動させる付勢力を付与している。一方、第1ガイドピン61が後溝部34bにあるときは、カムリンク64を前記他方向に回動させる付勢力を付与している。つまり、付勢部材39は、第1ガイドピン61が中間溝部34aの後部から前部に移動する過程で、カムリンク39に対する付勢力の方向を変化させている。
この付勢部材39の付勢方向の変化によって、カムリンク64の回動方向が変化(逆転)し、カムリンク64の回動方向が変化(逆転)に連動してカム体33の回動方向も変化(逆転)する。この付勢部材39の付勢方向の変化は、付勢部材39の両端のピン39aとピン39bの位置関係の変化により生じる。図8、図10、図11に示すように、ピン39aがピン39bより後方にあるときは、付勢部材39は、カムリンク64を前記他方向(係止部64Aが下降する方向)に付勢する。一方、図12、図13に示すように、ピン39aがピン39bより前方にあるときは、付勢部材39は、カムリンク64を前記一方向(係止部64Aが上昇する方向)に付勢する。このピン39aとピン39bの位置関係の変化は、第1ガイドピン61が中間溝部34aの後部から前部に移動する過程で生じる。
図13に示すように、左操縦装置22(操縦ボックス26)が上方回動位置(回避位置)に達すると、第2当接部材42Bが、左板材26aに固着された第2当接板56に当接することによって、左操縦装置22(操縦ボックス26)は回避位置に保持される。この左操縦装置22が上方回動位置に達した状態では、第1ガイドピン61は前溝部31cにある。この状態では、付勢部材39は、カムリンク64を前記一方向(係止部64Aが上昇する方向)に付勢している。この付勢力は、第2ガイドピン62を介してカム体33に伝達される。これにより、カム体33を上方に回動させようとする力が作用し、第1ガイドピン61は前溝部31cの係止凹部34fに係止される。これにより、第1ガイドピン61の移動が阻止され、操縦ボックス26の下方への回動が阻止された状態(ロック状態)となる。そのため、運転者が不用意に左操作レバー30を押し下げてしまうことが防止できる。
運転者が、ロック状態を解消するためには、左操縦装置22(操縦ボックス26)が上方回動位置にある状態(図13参照)から、アンロードレバー31を付勢部材39の付勢力(伸長しようとする力)に抗して少し押し下げる。これにより、カム体33が第2横軸32を支点として下方に回動する。この回動によって、第1ガイドピン61が前溝部34cの係止凹部34fを脱して中間溝部34aに移動し、ロック状態が解除される(図12参照)。これにより、アンロードレバー31を更に押し下げることが可能となる。
図12に示すロック解除状態から更にアンロードレバー31を押し下げると、図11に示すように、カム体33が第2横軸32を支点として上方に回動する。このカム体33の回動に伴って、第1ガイドピン61は中間溝部34aの前部から後部に移動する。
図11に示す状態から更にアンロードレバー31を押し下げると、図10及び図8に示すように、カム体33が第2横軸32を支点として下方に回動する。このカム体33の回動に伴って、第1ガイドピン61は中間溝部34aの後部から後溝部34bに移動する。
上述した第1ガイドピン61の前溝部34cから後溝部34bへの移動に伴って、操縦ボックス26が下方に回動し、図8に示すように左操縦装置22が使用位置となる。これにより、回動検出装置55がオンになって、アンロード状態が検出されなくなる。即ち、アンロード解除状態となる。この状態において、旋回・アーム用の左操作レバー30を操作することにより、旋回台6の旋回とアーム15の昇降とが作動可能とされると共に、ブーム・バケット用の右操縦装置23による操作が作動可能とされる。
上述したように、本発明によれば、アンロードレバー31を引き上げたときに、付勢部材39の付勢力により、第1ガイドピン61が前溝部31cの係止凹部34fに係止された状態(ロック状態)で保持され、操縦ボックス26の下方への回動が阻止される。これにより、運転者が不用意に左操作レバー30を押し下げてアンロード解除状態としてしまうことを防止できる。
また、アンロードレバー31が引き上げられた状態から、付勢部材39の付勢力に抗してアンロードレバー31を押し下げて、第1ガイドピン61を前溝部31cの係止凹部34fから離脱させることでロック状態が解除される。つまり、運転者は、ロック状態を解除するための動作を行っていない場合、操縦ボックス26の下方への回動が阻止されているため、左操作レバー30を押し下げることができない。そのため、運転者が不用意に左操作レバー30を押し下げてアンロード解除状態としてしまうことを確実に防止できる。また、ロック状態を解除する際に、アンロードレバー31の押し下げ動作以外には特別な操作を必要としないため、操作性に優れている。
また、運転者が付勢部材39の付勢力に抗してアンロードレバー31を押し下げない限り、付勢部材39の付勢力により第1ガイドピン61が前溝部31cに係止された状態が維持されるため、ロック状態が確実に維持される。
また、付勢部材39は、第1ガイドピン61が後溝部31bにあるときはカムリンク64を前記一方向に回動させる付勢力を付与する。この付勢力は、カム体33を下方に回動させる力として作用する。これにより、アンロードレバー31は押し下げ方向(図8における反時計回り方向)に付勢される。
また、カム溝34の前溝部34cが、第1ガイドピン61の直径に比べて幅が広く形成された拡幅部34eを有しているため、付勢部材39の組み付けを容易に行うことができる。即ち、ガスシリンダ等の付勢部材39を組み付ける際には、付勢部材39を付勢力(伸長しようとする力)に抗して短縮させながら、組み付けなければならない。そのため、短縮させる程度が少なくなるように、付勢部材39が最も伸長した状態(図13参照)で組み付けることとなる。この状態においては、第1ガイドピン61は前溝部31cに位置するため、拡幅部34eが組み付ける際の遊びとなる。そのため、付勢部材39の組み付けを容易に行うことが可能となる。
以上本発明について説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
例えば、付勢部材39とは別に、ステー37の上部と操縦ボックス26の取付板26cとの間を連結する別の付勢部材(引っ張りバネ)を設けてもよい。この場合、別の付勢部材により、アンロードレバー31を押し下げ方向(図8における反時計回り方向)に付勢することができ、付勢部材39による付勢力を補助することが可能となる。
1 作業機
2 機体
8 運転席
21 操縦台
22 左操縦装置
23 右操縦装置
25 支持ブラケット
26 操縦ボックス
27 第1横軸
30 操作レバー(左操作レバー)
31 アンロードレバー
32 第2横軸
33 カム体
34 カム溝
34a 中間溝部
34b 後溝部
34c 前溝部
39 付勢部材
61 第1ガイドピン

Claims (4)

  1. 油圧アクチュエータを有する作業装置と、
    運転席と、
    前記運転席の側方に設けられた支持ブラケットと、
    前記支持ブラケットに第1横軸を介して回動自在に枢支された操縦ボックスと、
    前記操縦ボックスに設けられた操作レバーと、
    前記操縦ボックスに揺動自在に支持され且つ当該揺動によって前記油圧アクチュエータに作動油を供給するか否かを操作可能なアンロードレバーと、
    前記操縦ボックスに第2横軸を介して回動自在に枢支され且つカム溝を有するカム体と、
    前記アンロードレバーの揺動に応じて前記カム溝内で位置を変更し、且つ当該アンロードレバーが押し下げ位置にあるときには前記カム溝の一方に位置すると共に引き上げ位置にあるときには前記カム溝の他方に位置する第1ガイドピンと、
    前記カム体を前記第2横軸回りに回動させる付勢力を付与する付勢部材と、
    前記付勢部材による付勢力の方向を、前記カム体を一方に回動させる第1方向と、前記カム体を他方に回動させる第2方向とに切り換える切換機構と、
    を備え、
    前記切換機構は、前記付勢部材による付勢方向を、前記第1ガイドピンが前記カム溝の一方にあるときには前記第1方向とし、前記第1ガイドピンが前記カム溝の他方にあるときは前記第2方向とする、作業機。
  2. 前記切換機構は、前記支持ブラケットに第3横軸を介して回動自在に枢支されたカムリンクと、前記カム体に突設された第2ガイドピンと、を有しており、
    前記第2ガイドピンは、前記カム溝の下方に設けられ、
    前記付勢部材は、前記カムリンクと前記操縦ボックスとを連結し、
    前記カムリンクは、前記第2ガイドピンに係止される係止部を有し、
    前記カム体は、前記第2ガイドピンを介して前記カムリンクと連動して回動する、請求項1に記載の作業機。
  3. 前記カム体は、前記カムリンクの一方向への回動に連動して下方へ回動し、前記カムリンクの他方向への回動に連動して上方に回動し、
    前記付勢部材は、前記第1ガイドピンが前記カム溝の他方にあるときは前記カムリンクを前記一方向に回動させる付勢力を付与し、前記第1ガイドピンが前記カム溝の一方にあるときは前記カムリンクを前記他方向に回動させる付勢力を付与する、請求項2に記載の作業機。
  4. 前記カム溝の他方には、前記第1ガイドピンの直径に比べて幅が広く形成された拡幅部が形成されている、請求項1乃至3のいずれかに記載の作業機。
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