JP3561058B2 - 時間情報を無音振動によって知らせる時計 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、無音で触覚的に時間情報を与える時計に関するものである。特に、本発明は、視覚障害者が装着して、第3者の注意を引くことなく、また助力を求める必要もなく、現在時間を知り、アラーム時間の設定等の時計の他の一般的な機能を利用できるようにする、一般的な外観の時計に関するものである。
【0002】
従って、本発明は、視覚障害者にとって有益ではあるが、使用者の障害を明らかにしてしまうという欠点がある合成音形時計等の聴覚的な装置に関するものではない。
【0003】
【従来技術の説明】
視覚障害者用に最も広範に使用されている時計は、時間を読む際には蓋を構成している時計ガラスを跳ね上げて、文字盤の周囲に浮き彫り状に配置されている目盛りに対する針の位置探索等、能動的な触覚を利用している。上記形式の時計は、例えばドイツ実用新案第7,435,930号及び第8,700,364号に記載されている装置に対応する。後者の場合、時計には24時間形ムーブメントと、アラビア数字及び点字の2種類表記とを備えており、アラーム時間をセットできるようになっている。日本特許出願第86−28,957号では、針の代わりに、12の時間位置に2組の押しボタンが設けられて、通常は時針及び分針が占める位置に抵抗を生じる各列の押しボタンを触覚によって位置探索することが可能である。
【0004】
この形式の時計は、それらの全体的な美観上の外見及びそれらが必要とする操作のため、使用者が視覚障害者であることを明らかにする。さらに、これがほとんどの日常的な必要には十分あるとしても、この形式の時計は、5分刻みの時間を知らせることができるだけである。
【0005】
バイブレータを備えた時計、特に、例えばスイス特許第323,056号に記載されている装置のような無音アラーム時計と呼ばれる時計の公知の原理に基づいて、設計者は、視覚障害者が自分の受動的な触覚を利用して、すなわち位置探索を行うことを必要としないで、時間を知ることができるようにするために、振動のコード化を考えてきた。スイス特許第618,827号に提案されている装置は、4つのバイブレータを手首の周りの3時、6時、9時及び12時の位置に分散させて、パルスの減少数を計数することによって、5分刻みの時間を知らせることができる。この形式の時計は、視覚健常者が通常に装着している時計とは明らかに異なった外観を備えている。米国特許第3,938,317号は、1つのバイブレータを短点/長点コードと組み合わせて使用して、最大3つの短点/長点振動を有する振動列を使用して1〜12及び0の数字をコード化できるようにしている。開示されているように、この装置には、1分刻みの時間を知らせることができるという利点がある一方、複雑なコードを学習しなければならないという問題点もある。さらに、明細書は非常に詳細に記載されているが、それはアラーム時間を設定できるかに関する説明をまったく含んでいない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、外観からは一般的な時計と見分けることが難しいか、不可能であるが、視覚障害者が現在時間を知るだけでなく、第3者に頼まないで内部時間の修正やアラーム時間の設定等の他の通常の機能を利用できるようにした時計の提供によって、これらの問題点を解決することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このため、本発明の時計は、アナログまたはデジタル式の従来形時間表示部を備えた文字盤を保護するガラスで蓋をしたハウジングを備えている。ハウジングには、エネルギ源を備え、特徴として発振器と、分割チェーンと、カウンタとを有している従来形測時回路が収容されている。測時回路は、従来形表示部を制御し、また時間信号を電子手段へ送って、そこでその信号をパルスまたはパルス列の形でコード化できるようにし、電子手段は、他の非時間信号も受け取ってコード化することができる。時計は、無音振動を発生する装置、例えばハウジングの裏蓋に一体化した電磁マイクロモータも有している。最後になるが、それは、ハウジングの外部に制御素子を備えており、それらが電子コーディング手段と協働して、パルス列によって振動または振動列を発生する装置を駆動することによって、現在時間やアラーム時間等の1つの時間情報を送るか、時間値の位置探索、制御素子を用いて導入された時間コマンドまたは非時間コマンドの正確さを確認することができる。
【0008】
以下の説明からわかるように、本発明の本質的な特徴の1つは、制御素子で実行した操作の正確さを視覚障害者が確認でき、またそれがほとんど、または全く見えないということである。このため、各操作をコード化する振動列及び現在時間をコード化する振動列が理解しやすいことが重要である。多くのコーディング原理を用いることができるが、以下に詳細に説明する例は、異なった持続時間を有する信号を備えて、その信号連結が、学習及び記憶を簡単にする論理に従って設計されているコードを提供する。
【0009】
学習を簡単にするため、本発明の別の目的は、振動列の発生速度を変化させることができる手段を電子コーディング手段に組み込むことによって、製品を各個人の記憶力に合わせることができるようにすることである。
【0010】
同様に、現在時間の表示に望まれる正確度に関する各個人の必要性に製品を合わせるため、本発明の別の特徴によれば、時間を知るために操作しなければならない制御素子を2通りのモードで作動させて、5分刻みの時間を知らせるか、1分刻みの時間を知らせることができる。例えば、その制御素子に加える圧力の持続時間と、それに加える圧力の回数の両方またはいずれか一方を変化させることができる。
【0011】
振動発生装置は、無音アラームに使用される公知の装置にすることができ、例えばヨーロッパ特許第0,349,230号に記載されている形式の振動圧電素子、または米国特許第5,365,497号(スイス国優先権第01,512/93−5号が組み込まれている)に記載されている形式の電磁モータがある。
【0012】
時間または非時間情報を導入できるようにする制御素子は、ベーゼル、ガラス及びケースバンドまたはそのいずれかに配置された起動力のある触覚マークにすることができる。
【0013】
第1実施形態によれば、起動マークは、固定ベーゼル上に配置されており、ベーゼルには各マークに向き合わせて電気センサ、例えば容量性、抵抗形または圧電センサか、単に電気接触器が配置されて、そのセンサが指の位置または圧力を感知するようになっている。同様に、これらのセンサは、ベーゼルに近いガラスの中高部に配置することもできる。
【0014】
第2実施態様によれば、マークが回転式ベーゼル上に配置されており、それらのマークを固定マークに向き合う位置へ回転させることによって起動させることができる。この場合、マイクロ加工リードリレーを用いるのが好都合であろう。
【0015】
この第1及び第2実施態様で、マークの選択が、その選択を所定時間継続するか、ケースバンド上に配置された押しボタン等の別の制御素子を押圧することによって、そのマークをコード化した振動列を発生させることによって、確認される。
【0016】
固定または回転式ベーゼル上に配置されたマークは、それぞれ数字マークと作動モードマークの2つの領域に分けることができる。時計の時間値を変更できるようにするため、振動列に使用するコードに応じて、数字マークに1〜9及び0の数字を表すか、1〜12の数字を表す10または12の位置を設けることができる。作動モード用のマークの領域は、例えば、振動の伝達速度の変化、アラーム機能の作動または解除、またはカレンダー機能等の1つの時間以外の時間情報の呼び出しを可能にすることができる。
【0017】
第3実施態様によれば、制御素子は、龍頭と、ケースバンド上に配置された押しボタンだけで構成されている。これらの押しボタンの1つは、加えた圧力の回数か、その押しボタンを押し続けることによって所望数になる単純な非コード化振動の数を数えるだけで数値データを入力するために確保されている。
本発明の他の特徴及び利点は、添付の図面を参照した以下の詳細の説明を読めば明らかになるであろう。
【0018】
【発明の実施の形態】
特に図1及び2を参照しながら説明する。時計1には無音振動発生装置(以下モジュールということがある)2を備えたモジュールが設けられている。時計は、ケースバンド5と、従来のやり方でケースバンドに固定された裏板6とで構成されたハウジング4を設けている。ケースバンドは、数字に対応したマークNiを付けた第1セクターNと、作動モードに対応したマークMiを付けた第2セクターMとを備えた固定ベーゼルLを設けている。
【0019】
図2に示されているように、各マークNiまたはMiは窪み状に形成されて、視覚障害者が触覚で位置を探せるようになっている。窪みの代わりに、突起や、例えば窪みと突起の組み合わせ等の他の手段によって位置を探しやすくできることも容易に想像されるであろう。図示の例は、窪みNi及びMiと、位置探索をさらに容易にするために、セクターMとセクターNとを分ける突起3及びマークNiを2つずつのグループに細分割する突起3とを設けている。
【0020】
マークNiは、数字の1〜9と0に対応しており、数字の1は12時の位置にある。マークMiは、作動モード「オン」、「オフ」、及び以下に詳細に説明する「S」に対応している。各マークNi及びMiに向き合わせてセンサ8が設けられて、導体9を介してモジュール2に接続している。使用するセンサは、当業者には公知の容量性のものであり、ここではこれ以上詳細に説明する必要がないであろう。時計1は、ケースバンド5内に取り付けられたムーブメント10を備えており、これは従来通りに時針11及び分針12を駆動する。同様に、以下に説明する他の実施形態に示されているように、ムーブメント10はデジタル表示部に対応したものにすることもできる。
【0021】
ハウジング4は、シールリング14を介在させてケースバンド5にはめ込まれたガラス13によって、裏蓋6の反対側が閉じられている。図示のように、ガラスは、文字盤に触れるために傾動させることがまったくないため、それの密封性を保証できる。
【0022】
ケースバンドはまた、例えばヨーロッパ特許第0,175,961号に記載されているように、幾つかの異なったコマンドに対応して、低速または高速モードに従って軸を並進または回転駆動することができる龍頭Cを備えている。ケースバンドにはさらに、2つの押しボタンB1及びB2が設けられており、その各々も、押し続ける時間長さに応じて、または押圧の回数に従って、幾つかの異なったコマンドに対応することができる。
【0023】
モジュール2は、エネルギ源21と、電子コーディング手段22と、振動装置23とを有している。エネルギ源21は、ムーブメント用にも必要とされるものにすることができる。上記例では、振動装置23は、弾性連結部材25を介しておもり24に振動運動を伝達することができる電磁形のモータを有しており、その振動運動が裏蓋6に伝達されることによって、使用者の手首で振動として感知される。電磁モータと時計の外部を構成している素材との特徴によって、これらの振動は、時計のいずれの点を、例えばガラスまたはベーゼル上の点、あるいはボタンB1またはB2を指で触っても、これらの振動を感知することができる。
【0024】
図3は、本発明による時計の1つの実施形態の回路図である。それは、従来形の測時部分30と、無音コード化振動を発生する部分40とを備えている。
【0025】
測時回路30は主に、基本周波数が32786Hzの水晶発振器及びそれの維持回路31と、出力部から1Hz周波数の信号を発信する分周器チェーン32と、秒カウンタ33と、分カウンタ34と、時カウンタ35とを備えている。時計にカレンダー機能を付与したい場合、他のカウンタを追加できることは明らかである。カウンタ33、34及び35は60度カウンタであり、その作動モードが図4に概略的に示されている。
【0026】
図4に示されているように、信号Sの連続パルスが、少なくとも6ビットの2レジスタ38によってカウントされて、それを段階的に増加させる。このレジスタの状態は、いつでも読み出すことができる(信号Si)。各増分毎に、レジスタ38は、60分周器からなる回路39内で検査される。それに入っている数が60になった時、信号Siが発生して、一方ではレジスタ38をゼロに合わせ(リセットする)、また他方では別のカウンタからの入力信号になる。
【0027】
再び図3を参照すると、各カウンタから発生した信号Siは、従来通りに時間を表示するための管理回路36で使用される。
【0028】
信号Siに関して説明すると、それらは部分40内で電子コーディング手段22によって受け取られて使用され、電子コーディング手段22は信号S’、S”及びS”’も受け取る。信号S’は、カウンタ33の出力部の分信号に応答して12分周器42から発生する。以下に説明するように、この信号は、1分刻みの時間を知らせることができるコーディングモードで特に有益である。
【0029】
信号S”は、分周器チェーン32から引き出された、1Hzより高い周波数に選択された信号に応答して、2分周器チェーンから発生する。この信号S”は、振動列の発生速度を変化させることができるクロック信号を構成している。それの有効周波数は、外部制御素子B1、B2、CまたはLに加えられた操作を解釈する回路41から受け取られた信号によって調整でき、この解釈回路41は、振動発生速度以外に選択された機能を表す他の信号も電子コーディング手段22へ送る。解釈回路41は管理回路36を制御することもできる。
【0030】
理解しやすくするため、12分周器42及び2分周器チェーン43が、図3の回路図では電子コーディング手段22から分離して示されているが、これらの素子を単一のプログラムマイクロプロセッサに統合できることは、当業者には明らかであろう。同じことが、時間の通常表示を行う管理回路36にも当てはまるであろう。電子コーディング手段22から発生した信号は、最終的に振動装置23による無音振動列の発生を制御する。これらの無音振動の周波数は、分割チェーン32から引き出された信号S”’によって決定される。共振器に対して32768Hzの基本周波数を与えれば、信号S”’の周波数は例えば128Hzになる。
【0031】
以上の説明では、与えられる時間情報は、現在時間か、設定したアラーム時間であると考えられているが、他のカウンタをカウンタ33、34、35に直列に加えることによって、曜日及び月を時のようにコード化したパルス列で知らせることができ、1分刻みのコーディングを使用した時は、日にちを分のようにコード化したパルス列で知らせることが可能になる。
【0032】
電子コーディング手段22は、プログラムマイクロプロセッサで適切に実現することができる。以上の情報及び以下の例から、当業者であれば、適当なコード化を実施できるようにマイクロプロセッサをプログラムすることができるであろう。
【0033】
次に、図1及び5〜9を参照しながら、本発明の様々な実施形態を説明する5つの実施例について記載する。
【0034】
例 1
ここで、図1及び5を参照しながら、外部制御素子が、1〜9及び0の数字マークと「オン」、「オフ」及び「S」の3つの機能マークとを備えた固定ベーゼルと、ケースバンド上に配置されて押しボタンとして機能する龍頭C及び2つのボタンB1及びB2とによって形成されているアナログ式表示時計について簡単に説明する。
【0035】
現在時間を「読む」ため、龍頭Cを押圧して、時間をコード化した振動列を発生させる。解釈回路41の構造及びマイクロプロセッサ22のプログラミングに応じて、例えば1回の押圧によって時間を12時間式に「読むこと」が、また例えば2回目の押圧によって時間を24時間式に読むことが可能である。
【0036】
短時間か長時間かの、押し続ける時間長さに応じて、5分刻みまたは1分刻みの時間を知ることができる。
龍頭Cを適当に操作した後、覚えやすいように、従って時計の構造を簡単にできるように提案されたコード化に従った振動列の形で時間が知らされる。
【0037】
次に図5を参照しながら説明すると、数字の1〜12は、文字盤の周囲のそれらの位置論理と相関させてコード化されており、その論理は、触覚によって位置探索を行う必要がある開きガラス形の時計から視覚障害者がすでに慣れているものである。このコードは、短点/長点式であり、各パルス列は3つまでの信号を含むだけである。第1及び第2象限の数字の場合、短パルスが優先するため、1〜6の数字はすべて短パルスで始まっており、上の数字へ進む際に他の選択ができない場合だけに長パルスが用いられている。反対に、第3及び第4象限では、長パルスが優先するため、7〜12の数字はすべて長パルスで始まっており、上の数字へ進む際に他の選択ができない場合だけに短パルスが用いられている。このようにコード化された1から12までの数字によって、時を表す第1パルス列と、5分刻みで、すなわち5の倍数の値で分を表す第2パルス列とを発生することができる。
【0038】
このコード化の結果、各象限に含まれる3つの数字からなる各グループは、同一の冒頭信号を持っており、これらの信号を用いることによって、1分刻みの正確度を得るために5の倍数の値に加える必要がある1から4までの値をコード化することができる。12時、24時及び60分をコード化したパルス列は、ゼロのコードでもある。
【0039】
直径方向に向き合っている数字の短点/長点コードが相補式になっていることでも、覚えやすいことにも注意されたい。2つの相補コードは、午前及び午後をコード化することによって、時間を24時間制で知らせることも自在である。従って、図5は、次の表でも表すことができる。
【0040】
時/分 時/分
1/5 ・ 7/35 −
2/10 ・・ 8/40 −−
3/15 ・・・ 9/45 −−−
4/20 ・− 10/50 −・
5/25 ・−・ 11/55 −・−
6/30 ・−− 12/0 −・・
【0041】
第1象限のコードの冒頭、すなわち+1: ・
第2象限のコードの冒頭、すなわち+2: ・−
第3象限のコードの冒頭、すなわち+3: −
第4象限のコードの冒頭、すなわち+4: −・
午前: ・・− 午後: −−・
【0042】
図5は、1分刻みに12時間制でコード化した例を示している。また、午前または午後のコードを冒頭に配置した24時間制での4つの異なった時刻のコードを以下に示す。
0時42分: ・・−/−・・/−−/・−
21時03分: −−・/−−−/−・・/− (21時+00分+3分)
21時35分: −−・/−−−/−
9時01分: ・・−/−−−/−・・/・
【0043】
1つの短振動、2つの振動間の1つのスペース、1つの長振動、及び2つの振動列間のスペースのそれぞれの持続時間は、信号S”の2つのパルスを離している長さの倍数であることが好都合である。常に共振器の周波数が32768Hzであるとすると、上記持続時間は、例えば125mm秒、250mm秒、500mm秒及び1250mm秒になる。分周器32を介して信号S”の周波数に作用することによって、これらの持続時間を比例的に変化させて、パルス列の発生速度を個々の使用者の感知能力に合わせることができる。
【0044】
内部時間を修正するためには、最初にB1を長く、例えば2秒間以上押圧してから、ケースバンドの数字マークを順次押圧することによって、所望時間を時/分の形で入れることができ、各押圧で確認振動が発生する。実施された修正の正確さは、修正の直後に龍頭Cを押圧することによって調べることができる。アナログ式表示の場合、内部時間の修正では、一般的に針11、12の位置が変更されないため、その修正は軸を回転させて行う必要がある。これは、視覚障害者ではない第3者の介助を必要とする唯一の作業である。
【0045】
B2を長く押圧した後、同様な処理によってアラーム時間をプログラムすることができる。一旦アラーム時間をプログラムしておけば、オンキーを押圧することによって起動する。B2を短く押圧すれば、確認用にアラームセット時間をコード化した振動列が発生する。この操作は、アラームが起動しているか否かを調べるためにいつでも行うことができる。反対に、オフキーを押圧することによってアラームが解除され、これはB2を短く押圧することによって制御でき、その場合は振動が発生しない。
【0046】
図1において、「S」は振動の発生速度を選択するための別の機能キーを示している。「S」を押圧した後、1から9までの間から選択された数字を押圧する。選択した速度が適当であるかを調べるため、龍頭Cを押圧して現在時間を読むか、あるいはB1を短く押圧すと、選択された速度に従って、全体コードを思い出させる何らかの方法を構築することによって製造時にプログラムされている振動列、例えば各象限をコード化する振動列が送られるようにすることができる。
【0047】
冒頭で説明したように、ベーゼルの様々な活動領域を触覚で探索することは窪み状の構造によって容易になる。この位置探索は、窪みの形状をそれらの割り当て、数字または機能に従って変えるか、あるいは2つの各領域を突起3で分離して、数字マークの間に、例えば2つの数字毎に突起3を付け加えることによって、またはそのいずれかによって、さらに簡単にすることができる。
【0048】
例 2
例1の実施例の第1変更例として、図6が概略的に示している時計は、固定ベーゼル上に12の時間位置に対応する12のマークNiを備えており、それらのマークは、ガラス上に位置している容量性センサ8aと向き合っている。3、6、9及び12時の位置には、位置探索を容易にするための突起も設けられている。この変更例によれば、時間の「読み」は、触覚による時間位置の位置探索と、以下に説明するような簡単なコード化に従った振動列の発生との両方によって行われる。
【0049】
時間を読むため、まず龍頭Cを押圧してこれの機能を開始させるが、これは振動の発生を開始させない。次に、1本または2本の針の位置を表す1つまたは幾つかの振動が感知されるまで、ガラスの周囲のセンサ8aに軽く触れてから、その時間位置を対応のマークNiで識別して、発生した振動を解読する。マイクロプロセッサ22はまた、間違えようのない持続時間を有する3種類の振動、すなわち
例えば2秒間継続する、時に対応した長い振動、
例えば0.5秒間継続する、分に対応した短い振動、
ゼロ値または00分に対応した極短振動列、例えばそれぞれが0.1秒間継続する5回の振動
によってコード化を実施できるようにプログラムされている。
【0050】
現在時間、例えば11時48分の場合、2つの位置を探索する必要がある。使用者が指でガラスの周囲をなぞる。まず指が11時の位置にくると、長い振動を感知して11時を識別する。分を知るためにもう一度ガラスの周囲をなぞる。9時の位置、すなわち45分の位置で分に対応した短い振動を知って45分にさらに加える分の数を表す、1の数と同数の短い振動からなる振動列、すなわち本例では3つの短い振動からなる振動列を感知する。ちょうど5の倍数、例えば11時45分である場合、短い振動の代わりに、ゼロ値をコード化したさらに短い極短振動が発生する。
【0051】
2の表示だけでわかる時刻状況では、1回の位置探索を用いて時間を知ることができる。
00分の時刻、例えば18時00分の場合、探索位置で発生する振動は、極短振動の連続で構成されている。
2本の針が同じ時間位置に重なっている時刻、例えば6時32分では、探索位置で発生する振動は、1つの長い振動と、1分刻みの時間を知るために既に識別されている5の倍数の値に加える必要がある1の数と同数の短い振動からなる振動列との連続、すなわち本例では1つの長い振動と2つの短い振動とで構成された振動列で構成されている。前述のように、分の数値がちょうど5の倍数である場合、短い振動の代わりに、ゼロ値をコード化した極短振動が発生する。
【0052】
従って、訓練して覚えることは、12の時間位置を触覚によって認識することと、3種類の持続時間の振動を区別し、4までを数えられるようにすることだけである。
【0053】
内部時間を修正するためには、B1を長く押圧してから、ベーゼル上を探って所望時間に触れて、指を対応のセンサ8aへ移動させる。この動作を繰り返すことによって、5分刻みの分を設定してから、中央に配置されたセンサ8bを内部時間を1分刻みに修正するために必要な回数だけ作動させる。この選択を有効化するため、午前であればB1を短く押圧し、午後であれば、短く2回押圧する。
【0054】
アラーム時間は、最初にB2を長く押圧した後同様にしてプログラムされる。アラームの起動は、B2を短く押圧することによって行われ、解除はもう一度短く押圧することによって行われる。振動の発生速度を調整する場合、龍頭Cを用いて軸を引いた時に、解釈回路41でこの機能を開始させることができ、それからベーゼルの1〜12のマークを用いて速度が選択され、この選択は、やはりB1を短く押圧することによって有効化される。それぞれの使用者が、この設定を一度発効させれば、もはや変更する必要がないという事実を考えれば、この構造は特に不正確な操作を避けるのに特に有効である。
【0055】
例 3
例1の実施例の第2変更例として、図7に概略的に示されている時計は、固定ベーゼルに数字の1〜9及び0の点字に相当する突起を優先した10の数字マークが付けられている。本発明の目的の1つを達成するため、すなわち使用者が視覚障害者であることを隠すため、正方形のコーナ部分に書かれている各数字の点字が、ベーゼルの表面全体に付けた砂目模様によって遮蔽されている。図7に見える差異は、理解しやすくするために意図的に誇張されている。時間の「読み」は、例1に説明されているように、龍頭Cを押圧した後に発生するコード化振動列によって行われる。
【0056】
図示の時計では、従来形表示部がデジタル式であるため、視覚障害者は、B1を長く押圧した後、前述のように内部時間を修正することによって、その表示時間を自分で修正することができる。同様に、アラームをセットするためには、B2を長く押してから、点字を触って各マーク領域を連続的に押圧することによって、所望の時間がプログラムされる。一旦アラーム時間をセットすれば、B2を短く押圧することによってアラームが起動し、二度目の短い押圧によって解除される。
【0057】
前述したように、各操作は、振動列の発生によって、または反対にそれが発生しないことによって確認される。振動列の発生速度を設定するためには、押しボタンB1を短く連続的に押圧することによって、決定速度を電子コーディング手段にプログラムした時のループにアクセスすることができる。
【0058】
例 4
図8に概略的に示されている第2実施例によれば、本発明の時計は、12の時間位置に対応した12のマークを設けた回転式ベーゼルを備えている。時間の読みは、龍頭Cを押圧した後、例1に示されているように行われる。この回転式ベーゼルでは、ベーゼルを回転させることによってマークNiの1つをケースバンドの固定マーク、例えばボタンB1に向き合わせた時、ベーゼルに向き合ったケースバンドのリング上に配置された12の接点が選択的に起動される。その選択は、午前の場合にはB1を短く押圧することによって、午後の場合には2度短く押圧することによって有効化される。
【0059】
選択できるようにする接触器は、マイクロ加工リードリレーで構成することが好都合であり、それらを起動させる磁石が、ベーゼルを構成している素材内に埋め込まれている。前述したように、これらの12の位置の探索は、それらを窪みまたは突起状に形成することによって行うことができ、さらに、各選択後に図8に示されているニュートラル位置へ自動的に戻るようにする。
【0060】
変更例として、マークが1段階回転変位する毎に、使用者が計数できる振動を発生させて、B1を短く押圧することによってそれが有効化されるようにし、またその押圧と同時にカウントがゼロになる構造にすることもできる。
【0061】
この第2実施例では、内部時間の修正はB1を長く押圧し、次にベーゼルを回転させて選択してから、B1を1回または2回短く押圧することによって有効化して行われ、1〜12のうちの2つの数字によって5分刻みの正確度を得ることができる。最初にB2を長く押圧することによって、これを繰り返してアラーム時間をプログラムすることができる。アラームの起動及び解除は、B2を短く押圧することによって前述のように行うことができる。
振動の発生速度の調整は、例2に示されているようにして行うことができる。
【0062】
例 5
図9に概略的に示されている第3実施例によれば、制御素子は、押しボタン機能を備えている龍頭CとボタンB1及びB2だけで構成されている。
龍頭Cを押圧することによって、例1で説明したようにして時間を読むことができる。
内部時間を修正するためには、まずB1を短く押圧してから、次に2回目を押してそれを維持し、時間/分の形で1分刻みの時間を得るための所望値まで、発生する振動の数を4回数える。
【0063】
同様に、アラーム時間を調整するためには、まずB2を長く押してから、ボタンB1を用いて上記のように計数する。起動及び解除は、ボタンB1を用いて上記のように行うことができる。起動及び解除は、上記例2〜4で説明したように、B2を短く連続して押圧することによって行うことができる。
【0064】
振動列の伝達速度を調節する場合、龍頭を用いて軸を引いた時に、解釈回路41でこの機能を開始させることができ、それからB2を長く押圧して、所定速度を含むループにアクセスすることによって、速度が選択される。
【0065】
本発明の包括的原理によれば、振動または振動列が、実施すべき操作の正確さを調べる手段として機能する。この第3実施例では、振動素子23をボタンB1にも連結することによって、振動をハウジングを介して手首に伝達するだけでなく、押圧している指にも伝達することができる。
【0066】
以上の例では、ただ理解しやすくするためだけに、同じ素子B1、B2及びCがほぼ同じ機能を行っているが、当業者であれば、解釈回路を適当な構造にすることによって、それらで上記以外の機能を実施することができるであろう。
同様に、本実施形態の説明はすべて、実質的に視覚障害者に関するものであるが、この時計は、視覚健常者でも、視覚的に時計を見ることができない一定の状況では非常に有益であることもわかるであろう。
【図面の説明】
【図1】マークを固定ベーゼルに配置している、本発明による時計の第1実施形態の、上から見た図である。
【図2】図1のII−II線に沿った断面図である。
【図3】本発明による時計の実施形態の回路図である。
【図4】図3の回路に組み込まれているようなカウンタの作動図である。
【図5】12の時間位置の短点/長点コードを示している。
【図6】図1に示されている第1実施例の第1変更例の概略図である。
【図7】図1に示されている第1実施例の第2変更例の概略図である。
【図8】マークを可動ベーゼルに配置している、本発明による時計の第2実施例の概略図である。
【図9】マークをベーゼルに全く設けていない第3実施形態の概略図である。
【符号の説明】
4 ハウジング
8、8a センサ
13 ガラス
22 電子コーディング手段
23 振動発生装置
30 測時回路
31 発振器及びその維持回路
32 分割チェーン
33、34、35 カウンタ
41 解釈回路
B1、B2 ボタン
C 龍頭
L ベーゼル
Mi 機能マーク
Ni 数字マーク

Claims (1)

  1. 無音で触覚的に時間情報を与える電子時計において、
    ガラス(13)で蓋をしたハウジング(4)と、
    アナログまたはデジタル式表示部と連動しており、発振器及びそれの維持回路(31)と、分周器チェーン(32)と、カウンタ(33、34、35)とを備えている測時回路(30)と、
    前記ハウジングの外側に設けられて、触覚数字マーク(Ni)または機能マーク(Mi)をセンサ(8,8a)に向き合わせて設けているベーゼル(L)と、押しボタン機能を備えた龍頭及びボタン(C、B1、B2)とで選択される制御素子と、
    前記制御素子(L、C、B1、B2)の変位の解釈回路(41)と、
    前記測時回路(30)から受け取った時間信号と、前記解釈回路(40)から受け取った非時間信号とをパルス列の形でコード化する電子コーディング手段(22)と、
    無音振動を発生する装置(23)とを有しており、
    前記制御素子(L、C、B1、B2)は、前記解釈回路(41)を介して前記電子コーディング手段(22)と協働して、パルス列によって振動発生装置(23)を駆動することによって、時間情報、または前記制御素子によって導入された時間命令または非時間命令の正確さを表す振動パルスを発生することを特徴とする時計。
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