JP3559350B2 - 浴水循環装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、浴水装置に係り、特に浴水の清浄化装置における浴水の殺菌装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
浴槽内の浴水を浄化、殺菌し循環ポンプで循環させ、再び清浄化された浴水を浴槽内へ送る装置が開発されている。
これら装置による浄化、殺菌は、活性炭、麦飯石等によるろ過槽で処理した後、紫外線ランプの内蔵された殺菌槽へ浴水を通過させて殺菌させる紫外線殺菌や高圧放電型のオゾン発生装置を用いてオゾンを発生させ、そのオゾンを浴水へ混入させて殺菌するオゾン殺菌を行っていた。
【0003】
従来の浴水装置は、上記の様に単に浴水の汚れを取り除くだけではなく、殺菌や加熱保温も同時に行い、24時間快適に入浴できる浴水装置を提供している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
塩素による殺菌は、他の殺菌に比べて効率がよく、短時間で効果が現われるため、急速殺菌や大量の水を殺菌するには適しており、水道水等の殺菌に多く用いられるものである。
しかしながら、塩素は、浴水の雑菌の除去に効果があるものの、塩素成分により、トリハロメタンに代表される有害な有機塩素化合物が生成される。
このためこれら有機塩素化合物が発生した浴水を、子供が誤って飲んだ場合には危険であった。
塩素成分は揮発しやすいため、装置による循環が繰り返されると、ある程度安全になるものの、浴槽に湯を再び給湯した場合や浴水浄化のための塩素系清浄剤を投入した場合には、再びトリハロメタン等が発生する問題が生じた。
従来の不織布によるフィルターでは、浴水の微細なゴミを除去することは可能であったが、有機塩素化合物の除去はできなかった。
また、浴水の浄化には、物理的浄化(フィルター)の他に、装置内部に微生物の瀘床を生成することにより、浴水中の雑菌の繁殖源となる有機物を分解し、雑菌の増殖を防止する浄化も行われていた。
しかしながら、前記した浴水中の塩素成分が装置内部に流入すると、生成された微生物瀘床が破壊され、浄化機能が低下するという問題が生じていた。
本発明は、前記したような従来技術の欠点を改良し、入浴者に快適な環境の入浴を行うための装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、浴槽の浴水を循環ポンプで汲み上げて循環路を通して循環させて清浄処理、保温処理して浴槽へ戻す浴水循環装置において、前記循環路に接続されて流路変更される循環流路を設け、該循環流路には塩素の添加により殺菌した清浄処理後の浴水に含まれる塩素やトリハロメタン等を吸着するための脱塩素のフィルターを配置すると共に、前記循環路と循環流路を切り換えるための循環流路制御手段を設け、吸着時には循環路を脱塩素のフィルターを配置した循環流路に切り換えて清浄化した浴水を浴槽に噴出するようにしたことを特徴とする浴水循環装置により課題を解決することができた。
さらに本発明は、浴槽の浴水を循環ポンプで汲み上げて循環路を通して循環させて、処理して浴槽へ戻す浴水循環装置において、前記循環路に接続される複数の循環流路を設け、一方の循環流路には塩素の添加により殺菌した清浄処理後の浴水に含まれる塩素やトリハロメタン等を吸着するための脱塩素のフィルターを配置すると共に、前記複数の循環流路をいずれか一方に切り換えるための循環流路制御手段を設け、吸着時には循環路を脱塩素のフィルターを配置した循環流路に切り換えて清浄化した浴水を浴槽に噴出するようにしたことにより課題を解決することができた。
さらに本発明は、浴槽の浴水を循環ポンプで汲み上げて循環路を通して循環させて、処理して浴槽へ戻す浴水循環装置において、前記循環路に接続される複数の循環流路を設け、一方の循環流路には塩素の添加により殺菌した清浄処理後の浴水に含まれる塩素やトリハロメタン等を吸着するための脱塩素のフィルターを配置すると共に、前記複数の循環流路に切り換えるための循環流路制御手段を設け、吸着時には循環路を脱塩素のフィルターを配置した循環流路に切り換えて清浄化した浴水を浴槽に噴出するようにしたことにより課題を解決することができた。
さらに本発明は、前記塩素の添加は、食塩等の塩分を供給する塩分添加部により供給されて電解分解により塩素を発生するようにしたことにより課題を解決することができた。
【0006】
【実施例】
本発明における請求項1および2の基本構成の説明を図1および図2に基づいて説明する。図1は、本発明の外観および内部機構を示すものであり、浴水の流れを現わす図である。図2は本発明の一実施例を示す機能ブロック図である。
【0007】
図1および図2において、装置本体Aは、浴槽内の浴水を吸い込むとともに髪等を除去するためのプレフィルター2と、浴水を清浄化するための浄化部3と、浴水を循環させるための循環ポンプ4と、浴水を加熱する加熱ヒーター7と、浴水を殺菌するための殺菌装置10と、浄化殺菌された浴水を再び浴槽へ戻すための吐出口であるジェットノズル12により構成されている。
【0008】
浄化部3は、脱塩素フィルター部3aと浄化フィルター部3bにより構成されている。
浄化フィルター3bは、不織布や不織紙等でプリーツ状や筒状に構成されたフィルターであって、浴水中の微細なゴミ等を除去する目的のものである。
【0009】
脱塩素フィルター3aは、亜硫酸カルシウムや過酸化ニッケル等の脱塩素材料で形成されており浴水中の有機塩素化合物を吸着するものである。
脱塩素材料の形状は、粒状または石状(ペレット状)の形態であることから、そのままメッシュ状の袋やケースに収納して使用したり、繊維フィルター等に編み込ませて使用する。
【0010】
浴水中の有機塩素化合物とは、トリハロメタンに代表される有害物質であり、人体に影響のある発ガン性物質である。
これらは、通常、水道水に含まれる塩素によって発生する。また、水道水にも含まれるため、飲用する場合には煮沸して飲用する等の注意が必要と言われている。
【0011】
また、前日の湯を再び沸かして使用するために、浴水清浄剤として、ジクロロイソシアヌル酸塩の錠剤が市販されている。これは錠剤の主成分である塩素により浴水に発生した汚れを漂白し、雑菌を殺菌するものである。
【0012】
しかしながら、前記したように塩素成分により前記した有機塩素化合物であるトリハロメタン等の有害物質が生成される。
トリハロメタン等が浴水に発生した場合に、これらは肌から直接吸収されないため安全ではあるものの、幼児が誤って飲む危険性もあり、本体装置に前記した脱塩素フィルター3aを装着することにより浴水の安全性にも対応できる。
【0013】
8の殺菌装置には、オゾンによる殺菌作用を利用したオゾン殺菌装置および紫外線ランプによる殺菌作用を利用した紫外線殺菌装置ならびに水の電気分解を利用した電解殺菌装置等が使用される。
【0014】
本発明の請求項1の実施例の本体装置Aの基本的な説明を図3のフローチャート図および図4の制御ブロック図に基づき説明する。
【0015】
本体装置Aは、S1でまず浴水循環装置本体Aの電源スイッチ13により電源を投入すると、運転が開始される。S2で、電源が投入されたことにより循環ポンプ制御部5より循環ポンプ4の駆動が指示され、これにより浴水装置の浴水が循環される。
【0016】
S3では、ゴミや汚れ等により浄化部3や浴水循環のための配管が目詰まりしていないかを確認するための流量センサー6が設置され、その流量を検出する。流量センサー6で検出された流量が適正であるかをT1で確認し、正常である場合は、YESへ、流量が不足する場合は、NOでS11へ行く。
【0017】
S11では、異常が発生したことを確認して、循環ポンプへの通電を停止し、S12で浴水循環装置に設置された液晶パネルで構成された表示装置14に表示したり、警告ブザー等で流量に異常が発生したことを使用者に警告する。
【0018】
適正な流量であった場合には、浴水は浄化部3へ通水される。浄化部3はその上部に脱塩素フィルター3a、下部に浄化フィルター3bを収納したケースまたはタンクにより構成されている。
【0019】
また、図5では、フィルターの外側を脱塩素フィルター3a、内側を浄化フィルター3bで構成したものである。
これらは、浴水の浄化にあたって、最初に塩素成分の除去を行うことを目的として収納されている。
【0020】
S4では、浴水は浴水浄化部3に内蔵された脱塩素フィルター部3aに通水され、その浴水中に含まれる塩素成分が除去吸着される。
塩素成分が除去された浴水は、S5で浄化フィルター部3bにより塩素成分以外の微細なゴミや物質等の除去が行われる。
【0021】
次にS6では、前記浄化フィルター部3bのフィルターで、浴水中のタンパク質等雑菌の繁殖源になる有機成分を、微生物瀘床における微生物の作用により分解除去する。
【0022】
S7では、加熱ヒーター7による浴水の加熱が行なわれる。S8では、その浴水温度を配管に設けられた温度センサー9によって検知し、T2で温度設定キーにより設定された温度より低い場合は、加熱制御用リレースイッチ8により信号を送り、加熱ヒーター7のスイッチがONされ浴水が加熱される。
【0023】
浴水の温度が高い場合は、加熱ヒーター7のスイッチをOFFし、温度調節を行う。
また、浴水の温度が設定範囲を越えた場合には、加熱ヒーター7の異常加熱等のためS11で異常が発生したことを確認し、流量の異常発生の場合と同様にS11で通電を停止し、S12で表示装置14により異常の警告を行う。
【0024】
次にS9では、殺菌装置10による殺菌処理開始にあたって、電流値の検出が行われる。紫外線殺菌の場合には、紫外線ランプの損傷事故等の発生が考えられ漏電事故につながる。そのため安全対策として適正な電流値であるかの確認が必要となる。
【0025】
T3では、適正値であるかの判断が行われ、正常である場合には、S10へ行き、殺菌装置10による殺菌が開始される。
殺菌装置10により、浴水は、24時間殺菌され浴水に発生した雑菌の殺菌処理が行なわれる。
【0026】
T3で異常が発生した場合には、S11では、異常が発生したことを確認して、殺菌装置8への通電を停止し、S12で浴水循環装置に設置された液晶パネルで構成された表示装置14に表示したり、警告ブザー等で流量に異常が発生したことを使用者に警告する。
【0027】
T5では、その異常が解除されたかを確認し、解除された場合には、プログラムは、S2へ戻る。
異常が解除されない場合には、S12で異常警告が引続き行われる。
浴水循環装置Aは、T4で装置の運転停止が選択されるまで、連続的に運転される。
【0028】
次に、請求項2の実施例の形態を示す。図6は本発明の実施例の概要図であり、図7はその機能ブロック図である。
本発明の実施例の説明を図8のフローチャートにより説明する。
【0029】
本体装置Aは、S13でまず浴水循環装置本体Aの電源スイッチ13により電源が投入されると、運転が開始される。S14で、電源が投入されたことにより循環ポンプ制御部5より循環ポンプ4の駆動が指示され、これにより浴水装置の浴水が循環される。
【0030】
S15では、ゴミや汚れ等により浄化部3や浴水循環のための配管が目詰まりしていないかを確認するための流量センサー6が設置され、その流量を検出する。流量センサー6で検出された流量が適正であるかをT6で確認し、正常である場合は、YESへ、流量が不足する場合は、NOでS22へ行く。
【0031】
S22では、異常が発生したことを確認して、循環ポンプ4への通電を停止し、S23で浴水循環装置に設置された液晶パネルで構成された表示装置14に表示したり、警告ブザー等で流量に異常が発生したことを使用者に警告する。
【0032】
適正な流量であった場合には、T7で浴水の塩素成分を除去するかを選択する。脱塩素処理を行う場合(YES)には、T7での脱塩素処理開始キー20の操作により、S24でタイマー22が作動する。タイマー22は、脱塩素処理を行うため所定の時間が経過後、タイマーのOFF信号により、浴水の流れ方向を元にもどすためのものである。
【0033】
S25では、時間の計測を行う。
S26では、タイマー22作動にともない流量調節弁Cを開放し、S27で流量調節弁Dを閉鎖する。
これにより浴水は、浄化フィルター3bの方向から脱塩素フィルター3aの方向へ流れが変更される。
【0034】
浴水は、S28で脱塩素フィルター3aへ通水され、浴水中の塩素成分がフィルターにより吸着除去される。
【0035】
T12では、S25で計測された時間がタイマー終了時間になったかを確認し、終了時間になった場合(YES)には、OFF信号を受けてS29では、流量調節弁Cを閉鎖し、S30で流量調節弁Dを開放する。
これにより浴水の流れ方向は、浄化フィルター3bへ変更される。
【0036】
S28で塩素成分が吸着除去された浴水はS16で浄化フィルター3bに通水され、浴水中の微細なゴミや汚れ等の雑成分が除去される。
S17では、浄化フィルター3bならびに配管内部に生成された微生物瀘床により前記フィルターで除去できなかった雑菌の繁殖源となる有機成分が分解され、浴水が浄化される。
【0037】
また、T7において、浴水が十分に循環攪拌され、塩素成分が揮発し、残留塩素がない場合や脱塩素処理を行う必要がない場合には、浴水の流れ方向を変更しない(NO)場合には、流量調節弁Cは閉鎖され、流量調節弁Dは開放されている。これにより浴水は、脱塩素フィルター3aには通水されず、S16で浄化フィルター3bのみに通水され、雑成分が除去される。
【0038】
S18では、加熱ヒーター7による浴水の加熱が行なわれる。S19では、その浴水温度を配管に設けられた温度センサー9によって検知し、T8で温度設定キーにより設定された温度より低い場合は、加熱制御用リレースイッチ8により信号を送り、加熱ヒーター7のスイッチがONされ浴水が加熱される。
【0039】
浴水の温度が高い場合は、加熱ヒーター7のスイッチをOFFし、温度調節を行う。
また、浴水の温度が設定範囲を越えた場合には、加熱ヒーター7の異常加熱等のため、流量の異常発生の場合と同様にS22で通電を停止し、T11で異常が解除されるまで、S23で表示装置14により異常の警告を行う。
【0040】
次にS20は、殺菌装置10による殺菌処理開始にあたって、電流値の検出が行われる。
T9では、適正値であるかの判断が行われ、正常である場合には、S21へ行き、殺菌装置10による殺菌が開始される。
殺菌装置10により、浴水は、24時間殺菌され浴水に発生した雑菌の殺菌処理が行なわれる。
【0041】
T9で異常が発生した場合には、S22では、異常が発生したことを確認して、殺菌装置10への通電を停止し、S23で浴水循環装置に設置された液晶パネルで構成された表示装置14に表示したり、警告ブザー等で流量に異常が発生したことを使用者に警告する。
【0042】
T11では、その異常が解除されたかを確認し、解除された場合には、プログラムは、S14へ戻る。
異常が解除されない場合には、S23で異常警告が引続き行われる。
浴水循環装置Aは、T10で装置の運転停止が選択されるまで、連続的に運転される。
【0043】
本発明における請求項4、5および6の基本構成については、その概要を図9に、機能ブロック図を図10に、制御ブロック図を図4に示す如くである。
本発明の実施例の説明を図11のフローチャート図に基づいて説明する。
【0044】
本体装置Aは、S31でまず浴水循環装置本体Aの電源スイッチ13により電源が投入されると、運転が開始される。S32で、電源が投入されたことにより循環ポンプ制御部5より循環ポンプ4の駆動が指示され、これにより浴水装置の浴水が循環される。
【0045】
S33では、流量センサー6により浴水の流量を検出する。
流量センサー6で検出された流量が適正であるかをT13で確認し、正常である場合は、YESへ、流量が不足する場合は、NOでS39へ行く。
【0046】
S39では、異常が発生したことを確認して、循環ポンプへの通電を停止し、S40で浴水循環装置に設置された液晶パネルで構成された表示装置14に表示したり、警告ブザー等で流量に異常が発生したことを使用者に警告する。
【0047】
適正な流量であった場合には、S34で浄化フィルター3bにより浴水の雑成分を除去する。
次にS35で浴水中の微生物瀘床により有機成分が除去され、S36の電解殺菌ルーチンへ移行する。
【0048】
電解殺菌ルーチンについては、図12のフローチャート図に基づいて説明する。T18で電解殺菌を行うかの判断がされる。これは、電解殺菌開始指令スイッチ20の操作により行われる。スイッチ20が操作(YES)されるとS35へ行き、電解殺菌のための作動タイマー22が作動する。
【0049】
T18で電解殺菌装置18の電解殺菌開始指令スイッチ20が操作されないと、プログラムは図11のルーチンへ戻る。
S35でタイマーが作動すると、次にS36では、タイマー22による時間の計測が開始される。
ここに使用するタイマーは、前記脱塩素フィルター3aへの流れ方向変更のために使用したものを用いて示す。
【0050】
S37では、電解殺菌装置18へ浴水の電気分解のための通電が開始される。通電開始にあたって、電解殺菌装置18よる塩素発生効率をあげるために、電解殺菌装置18に食塩等の塩分を供給する塩分添加部を設け、適量の塩分を供給する。
塩分の供給は、電解殺菌開始指令スイッチ20の操作に伴い、塩分添加部の電磁弁を一定時間開放し、塩分を添加する。
【0051】
ここで安全のための電流センサー21により電流値の検出がS38で行われ、漏電が発生したか確認される。
T17で、電流値が正常であった場合(YES)には、電解殺菌装置18の極板に通電され、浴水の電気分解による電解殺菌が開始される。
【0052】
S39では、前記電解殺菌装置18への開始指令スイッチ20の操作に応答して、浴水の流れ方向を変更するために流量調節弁Eが開放され、S40で流量調節弁Fが閉鎖される。
これにより浴水の流れ方向が脱塩素フィルター3aへ変更され、S41で脱塩素フィルター3aによる塩素成分除去が行われる。
【0053】
T18で前記したタイマー作動に伴う時間が経過したかを判断する。
T18でタイマー終了時間にならない場合(NO)には、そのままS36へ戻り、所定の時間になるまで作業は繰り返される。
【0054】
T17で異常が発生した場合(NO)には、S45へ行き、異常発生を確認しS46で電解殺菌装置18への通電が停止される。
S47では、異常発生に対し、表示装置14で異常警告を行う。T21で異常が解除されない場合(NO)には、そのままS47で異常警告が続けられる。
【0055】
T18でタイマーが所定時間に達した場合(YES)には、S42で電解殺菌装置18への通電が停止され電解殺菌は終了する。
電解殺菌の終了に伴い、S42では流量調節弁Eが閉鎖され、S44では流量調節弁Fが開放される。
これにより、浴水は、脱塩素フィルター3aへの通水を終了する。
【0056】
電解殺菌が終了するとプログラムは、図11に示すルーチンへ戻る。
電解殺菌のルーチンが終了すると、S37で浴水の加熱が行われる。S38では、装置本体Aの配管に内蔵された温度センサー6により、浴水の温度が検出される。
【0057】
T14で加熱異常等の異常が発生した場合(NO)には、S39へ、正常である場合には、T15へ行く。
浴水循環装置Aは、T15で装置の運転停止が選択されるまで、連続的に運転される。
【0058】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1では、本発明を用いた装置を使用することにより、浴水中に発生する有機塩素化合物(トリハロメタン)の除去が簡単に、効率よく行えるという効果が発揮される。
また、脱塩素フィルターの後に浄化フィルターを設けることにより、フィルター内部や配管に微生物瀘床を形成させ、通常のフィルター等では除去が難しい有機成分を分解させることができ、常に清浄な浴水を提供できる。
また、請求項2の発明では、浴水の補給や塩素系清浄剤を用いた時に、脱塩素処理を行うため、脱塩素フィルターの寿命が長くなる。
また、電解殺菌装置を用いた場合にも、殺菌装置により発生する塩素を吸着除去するために、人体に安全な浴水を供給することができた。
請求項4の発明では、浴水を電解殺菌装置によるものとしたために、紫外線殺菌やオゾン殺菌に比べ、殺菌処理時間が短くてもその効果は高く、効率がよいため急速な菌が要求される場合や人が入浴しない時間に限定した殺菌が行える。
請求項5の発明では、電解殺菌の作動時間をタイマーにより管理することにより、殺菌中装置の側に居る必要がなくなり、極めて作業性がよくなった。
請求項6の発明では、電解殺菌装置より生成される塩素成分を過剰に蓄積することがないように脱塩素フィルターへの通水の制御を行い、安全性を高めることができた。
また、電解殺菌開始指令スイッチの操作とタイマー組合せることにより操作性を向上させ、
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す機構概要図
【図2】本発明の一実施例の示す機能ブロック図
【図3】本発明の一実施例を示すフローチャート図
【図4】本発明の一実施例を示す制御ブロック図
【図5】本発明の一実施例を示す機構概要図
【図6】本発明の一実施例を示す機構概要図
【図7】本発明の一実施例を示す機能ブロック図
【図8】本発明の一実施例を示すフローチャート図
【図9】本発明の一実施例を示す機構概要図
【図10】本発明の一実施例を示す機能ブロック図
【図11】本発明の一実施例を示すフローチャート図
【図12】本発明の一実施例の電解殺菌処理を示すフローチャート図
【符号の説明】
A:浴水循環装置、B:制御部(CPU)、
1:浴槽、2:プレフィルター、3:浄化部、3a:脱塩素フィルター部、3b:通常フィルター部、4:循環ポンプ、5:循環ポンプ制御手段、6:流量センサー、7:加熱ヒーター、8:加熱ヒーター制御手段、9:温度センサー、10:浴水殺菌装置、11:殺菌装置制御手段、12:吐水口(ジェットノズル)、13:浴水循環装置電源スイッチ、14:表示装置、15:浴水方向変更制御手段、16:流量調節弁CまたはE、17:流量調節弁DまたはF、18:電解殺菌装置、19:電解殺菌制御手段、20:電解殺菌開始指令手段(スイッチ)または脱塩素処理開始キー、21:電流センサー、22:タイマー、23:塩分添加部

Claims (4)

  1. 浴槽の浴水を循環ポンプで汲み上げて循環路を通して循環させて清浄処理、保温処理して浴槽へ戻す浴水循環装置において、前記循環路に接続されて流路変更される循環流路を設け、該循環流路には塩素の添加により殺菌した清浄処理後の浴水に含まれる塩素やトリハロメタン等を吸着するための脱塩素のフィルターを配置すると共に、前記循環路と循環流路を切り換えるための循環流路制御手段を設け、吸着時には循環路を脱塩素のフィルターを配置した循環流路に切り換えて清浄化した浴水を浴槽に噴出するようにしたことを特徴とする浴水循環装置。
  2. 浴槽の浴水を循環ポンプで汲み上げて循環路を通して循環させて、処理して浴槽へ戻す浴水循環装置において、前記循環路に接続される複数の循環流路を設け、一方の循環流路には塩素の添加により殺菌した清浄処理後の浴水に含まれる塩素やトリハロメタン等を吸着するための脱塩素のフィルターを配置すると共に、前記複数の循環流路をいずれか一方に切り換えるための循環流路制御手段を設け、吸着時には循環路を脱塩素のフィルターを配置した循環流路に切り換えて清浄化した浴水を浴槽に噴出するようにしたことを特徴とする浴水循環装置。
  3. 浴槽の浴水を循環ポンプで汲み上げて循環路を通して循環させて、処理して浴槽へ戻す浴水循環装置において、前記循環路に接続される複数の循環流路を設け、一方の循環流路には塩素の添加により殺菌した清浄処理後の浴水に含まれる塩素やトリハロメタン等を吸着するための脱塩素のフィルターを配置すると共に、前記複数の循環流路に切り換えるための循環流路制御手段を設け、吸着時には循環路を脱塩素のフィルターを配置した循環流路に切り換えて清浄化した浴水を浴槽に噴出するようにしたことを特徴とする浴水循環装置。
  4. 前記塩素の添加は、食塩等の塩分を供給する塩分添加部により供給されて電解分解により塩素を発生するようにしたことを特徴とする請求項1又は2又は3に記載の浴水循環装置。
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