JP3559300B2 - 照明器具用自在継手 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は照明器具における灯具の位置や照射方向を変更するための自在継手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ベースによって支持したアームの先端に灯具を取り付けたスタンド型照明器具などにおいては、ベースとアームとの連結やアーム先端への灯具の連結に自在継手を用いて、灯具の位置を可変としたり照射方向を可変としているが、一方に対して一軸の回りにのみ他方を回動自在としている自在継手として、図7及び図8に示すものがある。
【0003】
この自在継手3は、ベース4とアーム2とを連結しているもので、ベース4にビス止め固定されたU字形のヒンジ金具30と、軸方向に2分割されたものとして形成されてアーム2の一端に固定される円盤状のヒンジ体31と、ヒンジ金具30内にヒンジ体31を配した状態でヒンジ金具30とヒンジ体31とアーム2とを貫通するねじ軸32とから構成され、灯具が先端に取り付けられるアーム2は、ヒンジ金具30及びこのヒンジ金具30が固定されたベース4に対して、ねじ軸32を中心に回動自在となるとともに、ヒンジ金具30内面とヒンジ体31の両面との間に働く摩擦力によって、灯具及びアーム2は任意位置で止まるようになっている。図中59はがたつきを防ぐためにヒンジ体31を押し上げている板ばねである。
【0004】
そして、上記自在継手3では、ヒンジ金具30に対するアーム2の回動範囲の規制が、ヒンジ体31の両面から突設した突起55を、ヒンジ金具30の両側片の周縁部に設けた切欠56に位置させることでなされており、またヒンジ金具30に対するアーム2の所定位置でのクリック位置決めが、コイルばね51によって付勢されて一部がヒンジ体31の表面に突出するボール50と、ヒンジ金具30内面に形成されて上記ボール50が嵌まる凹部(図示せず)とによってなされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
この場合、上記回動範囲の規制手段と、クリック位置決めのための手段が互いに別構成となっているために、この点でコストが高くなっている上に、またコイルばね51で付勢したボール50をヒンジ体31に組み込むことが困難で組立性がよくない。
【0006】
本発明はこのような点に鑑み為されたものであり、その目的とするところは回動範囲の規制及びクリック位置決めを簡便に行うことができて、コストダウン及び組立性の向上を図ることができる照明器具用自在継手を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
しかして本発明は、ベースとアームやアームと灯具との間の連結に用いられて一方の部材に対して他方の部材を回動自在とする自在継手であって、一方の部材に固定されたヒンジ体と、他方の部材に固定されるとともに上記ヒンジ体の両面に摩擦接触するヒンジ金具と、ヒンジ体に対してヒンジ金具を回転自在とする軸とからなり、ヒンジ体には円弧状の長孔が設けられ、ヒンジ金具によって保持されたストッパー軸が長孔に挿通されてヒンジ体に対するヒンジ金具の回転で長孔内をストッパー軸が移動自在となっており、ヒンジ体に取り付けられている板ばねは、その屈曲部を長孔の一端付近のストッパー軸の通過部に位置させて長孔の一端まで移動したストッパー軸をクリック位置決めするものであることに特徴を有している。
【0008】
【作用】
本発明によれば、ストッパー軸が回動範囲の規制のための部材としてだけでなく、板ばねとの間でクリック位置決めのための部材としても機能する。
【0009】
【実施例】
以下本発明を図示の実施例に基づいて詳述すると、図示例における自在継手3は、図2に示すように、ベース4とアーム2と灯具1とからなる照明器具におけるベース4とアーム2一端との連結部及びアーム2他端と灯具1との連結部に夫々用いられているもので、ベース4は重りを内蔵した円盤部40と、円盤部40の上面中央から立ち上がる円筒状の本体部41とから構成され、灯具1は灯具本体10とこの灯具本体10内に配されたソケット11に接続されるランプ12、そしてランプ12を囲む円筒状のセード13で構成されている。そして、ベース4の本体部40の側面にアーム2の基端が自在継手3を介して回動自在に連結されており、アーム2の先端に灯具1が自在継手3を介して回動自在に連結されている。
【0010】
ここにおける上記両自在継手3,3は同じ構造を持つもので、アーム2先端と灯具1とを連結している自在継手3の場合について説明すると、これは図3及び図4に示すように、アーム2の先端に固着されるヒンジ体31と、灯具1側に固定されるコ字形のヒンジ金具30と、灯具1の二つ割りで形成された灯具本体10に一体に形成されているヒンジカバー36,36と、つまみ38に頭部が固着されているとともに、上記各部材の中央を貫通してつまみ39にねじ込まれるねじ軸32とからなるもので、ヒンジ金具30の内側に配されるヒンジ体31は、円弧状の長孔34を周部に有するとともに、板ばね37が一面に取り付けられている。また、ヒンジ金具30を貫通するストッパー軸35が、ヒンジ体31における上記長孔34を通過している。
【0011】
しかして、この自在継手では、アーム2に固定されたヒンジ体31に対して、灯具1側の部材であるヒンジカバー36,36とヒンジ金具30とがねじ軸32を中心に回動自在となっているとともに、ねじ軸32の締め付けでヒンジ金具30内面とヒンジ体31両面との間に働く摩擦力によって、灯具1が任意位置で止められるものであり、またアーム2に対する灯具1の回り過ぎを防ぐための回動範囲の規制が、長孔34とストッパー軸35とによってなされる。さらに、灯具1を回動させてアーム2に添うようにした時には、クリック位置決めがなされるようになっているのであるが、このクリック位置決めは、図1から明らかなように、ストッパー軸35がヒンジ体31の長孔34の一端付近に位置している上記板ばね37の自由端側の屈曲部を乗り越えて長孔34の一端まで移動することによってなされる。またクリック音の発生は、ストッパー軸35によって押されることで撓んだ板ばね37が、ストッパー軸35の通過に伴って復帰する際にストッパー軸35に当たって長孔34の一端に当接させることによって生じる。
【0012】
そして、上述のように、ベース4とアーム2とを連結している自在継手3も同じ構造であり、アーム2側にヒンジ体31を、ベース4側にヒンジ金具30及びヒンジカバー36を設けて構成している。なお、ベース4とアーム2とを連結している自在継手3は、アーム2が上方を向いた時にクリック位置決めがなされるように構成してある。これは、図2(b)に示すように、ベース4の円筒状の本体40に、円筒状をなしている灯具1を一直線状に連続させることができるようにするとともに、運搬に適する形態であり且つ間接照明となる照明を行うことになるこの状態の時に、クリック位置決めがなされるようにしているためである。アーム2を円弧状に湾曲させているのは、アーム2と灯具1との間の隙間を広くして、アーム2を持つ手が灯具1に当たらないようにするためである。ここではアーム2側にヒンジ体31を、灯具1側にヒンジ金具30を設けたものを示したが、アーム側31にヒンジ金具30を、灯具1やベース4側にヒンジ体31を設けてもよいのはもちろんである。
【0013】
灯具1における灯具本体10は、図5に示すように、二つ割りで形成されており、互いに半円筒状であるとともにカバー36,36が夫々一体に形成されている各半体10a,10bは、半体10aから突設した鍵爪14を他方の半体10bに設けた爪受け(図示せず)に係止させることによって、分離しないように組み合わされ、更に半体10a内面にビス止めした取付金具16と、半体10b内面にビス止めした取付金具17とを重ねて、これにソケット11をビス止めすることで、両半体10a,10bの開き止めを行うと同時に、半体10aに対して半体10bが前方にスライドすることを、つまりは爪受けから鍵爪14が抜けることを防いでいる。図5中の19は反射板である。
【0014】
【発明の効果】
以上のように本発明においては、ストッパー軸が長孔とによって回動範囲の規制のための部材として機能するだけでなく、板ばねとの間でクリック位置決めのための部材としても機能するものであり、回動範囲の規制及びクリック位置決めを少ない部品数による簡便な構成で行うことができて、コストダウン及び組立性の向上を図ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の動作を示すもので、(a)(b)(c)はいずれも断面図である。
【図2】同上の全体構成を示すもので、(a)は斜視図、(b)は収納状態の時の斜視図である。
【図3】同上の分解斜視図である。
【図4】同上の横断面図である。
【図5】同上の分解斜視図である。
【図6】同上の灯具の断面図である。
【図7】従来例の分解斜視図である。
【図8】同上の断面図である。
【符号の説明】
3 自在継手
30 ヒンジ金具
31 ヒンジ体
32 ねじ軸
34 長孔
35 ストッパー軸
37 板ばね
Claims (1)
- ベースとアームやアームと灯具との間の連結に用いられて一方の部材に対して他方の部材を回動自在とする自在継手であって、一方の部材に固定されたヒンジ体と、他方の部材に固定されるとともに上記ヒンジ体の両面に摩擦接触するヒンジ金具と、ヒンジ体に対してヒンジ金具を回転自在とする軸とからなり、ヒンジ体には円弧状の長孔が設けられ、ヒンジ金具によって保持されたストッパー軸が長孔に挿通されてヒンジ体に対するヒンジ金具の回転で長孔内をストッパー軸が移動自在となっており、ヒンジ体に取り付けられている板ばねは、その屈曲部を長孔の一端付近のストッパー軸の通過部に位置させて長孔の一端まで移動したストッパー軸をクリック位置決めするものであることを特徴とする照明器具用自在継手。
Priority Applications (1)
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JP27969093A JP3559300B2 (ja) | 1993-11-09 | 1993-11-09 | 照明器具用自在継手 |
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Publications (2)
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JPH07134906A JPH07134906A (ja) | 1995-05-23 |
JP3559300B2 true JP3559300B2 (ja) | 2004-08-25 |
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ID=17614520
Family Applications (1)
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JP27969093A Expired - Fee Related JP3559300B2 (ja) | 1993-11-09 | 1993-11-09 | 照明器具用自在継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3559300B2 (ja) |
-
1993
- 1993-11-09 JP JP27969093A patent/JP3559300B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH07134906A (ja) | 1995-05-23 |
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