JP3556652B2 - Dc−dcコンバータ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電源電圧より所望の直流電圧を供給するDC−DCコンバータ、特に入力電圧の変動に依存せず常に一定の出力電圧を供給可能なDC−DCコンバータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
DC−DCコンバータとして利用されているスイッチングレギュレータには入力電圧より高い電圧を供給する昇圧型、入力電圧より低い電圧を供給する降圧型、さらに入力電圧の変動に依存せず一定の電圧を供給する昇降圧型がある。昇降圧型のスイッチングレギュレータとして、いわゆるHブリッジ型が一般的に知られている。
【0003】
Hブリッジ型スイッチングレギュレータは、磁気エネルギーを蓄積するインダクタンス素子と、電源電圧よりインダクタンス素子への電流供給を制御するスイッチング素子、及びインダクタンス素子から負荷側への電流出力を制御するスイッチング素子などから構成されている。それぞれのスイッチング素子がオン/オフするタイミングを制御することによって、インダクタンス素子に蓄積される磁気エネルギー及び負荷に出力される電気エネルギーの量を適宜制御することができる。このため、負荷に所望の直流電圧を供給することが可能である。
【0004】
【特許文献1】
米国特許第6087816号明細書
【特許文献2】
米国特許第6215286号明細書
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述したHブリッジ型スイッチングレギュレータからなる従来の昇降圧型DC−DCコンバータでは、インダクタンス素子における磁気エネルギーの蓄積と放出のタイミングが完全に分離しているため、インダクタンス素子に大きな電流が流れる。このため、スイッチング素子、インダクタンス素子などの抵抗成分によって発生する電力損失が大きくなり、電圧変換の効率が低くなってしまう。
【0006】
DC−DCコンバータの電圧変換効率を向上させるために、特許文献1及び特許文献2では、昇降圧動作を分割する動作方式が提案されている。即ち、スイッチングレギュレータの動作を電源電圧からインダクタンス素子にエネルギーを蓄積する動作と、インダクタンス素子に蓄積された磁気エネルギーを電流として負荷側に出力する動作とに分割する。このように、昇降圧の動作を昇圧と降圧の2つの動作モードに分割して動作させることによって、入力側または出力側がそれぞれ100%デューティで接続されるために、インダクタンス素子の電流が小さくなり、効率の改善が図れる。
電池によって駆動される携帯型電子機器、例えば、携帯型小型コンピュータ、携帯電話など、電池による稼働時間を長くするために、低消費電力が重要な課題である。これらの電子機器に安定した駆動電圧を供給するDC−DCコンバータに対して、更なる効率の改善が求められている。
【0007】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、電力の供給に伴って電源電圧が変動する入力電圧から、安定した出力電圧を供給することができ、かつ電圧変換効率を高く維持できるDC−DCコンバータを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明のDC−DCコンバータは、一方の端子が第1のスイッチング素子を介して電圧入力端子に接続され、第2のスイッチング素子を介して基準電位に接続され、他方の端子が第3のスイッチング素子を介して電圧出力端子に接続され、第4のスイッチング素子を介して基準電位に接続されているインダクタンス素子と、上記電圧入力端子に印加される入力電圧を監視し、上記入力電圧が所定の基準値よりも高いときには上記第1のスイッチング素子と上記第2のスイッチング素子とを周期的にオン/オフさせ、上記入力電圧が所定の基準値以下のときには上記第1のスイッチング素子をオン状態に保持すると共に上記第2のスイッチング素子をオフ状態に保持するための第1の制御信号を出力するフィードフォワード制御回路と、上記電圧出力端子から出力される電圧に応じて、上記第3のスイッチング素子と上記第4のスイッチング素子を周期的にオン/オフさせ、上記出力電圧が所望の電圧値になるように上記第3のスイッチング素子がオンする期間の比率を制御するための第2の制御信号を出力するフィードバック制御回路とを有する。
【0009】
また、本発明のDC−DCコンバータは、一方の端子が第1のスイッチング素子を介して電圧入力端子に接続され、第2のスイッチング素子を介して基準電位に接続され、他方の端子が第3のスイッチング素子を介して電圧出力端子に接続され、第4のスイッチング素子を介して基準電位に接続されているインダクタンス素子と、上記電圧入力端子に印加される入力電圧を監視し、上記入力電圧が所定の基準値よりも高いときには上記第3のスイッチング素子をオン状態に保持すると共に上記第4のスイッチング素子をオフ状態に保持し、上記入力電圧が所定の基準値以下のときには上記第3のスイッチング素子と上記第4のスイッチング素子とを周期的にオン/オフさせるための第1の制御信号を出力するフィードフォワード制御回路と、上記電圧出力端子から出力される電圧に応じて、上記第1のスイッチング素子と上記第2のスイッチング素子を周期的にオン/オフさせ、上記出力電圧が所望の電圧値になるように上記第1のスイッチング素子がオンする期間の比率を制御するための第2の制御信号を出力するフィードバック制御回路とを有する。
【0010】
また、本発明では、好適には、上記第1と第2のスイッチング素子及び上記第3と第4のスイッチング素子が周期的にオン/オフする期間において、上記第1の制御信号と上記第2の制御信号とが非同相のパルス信号である。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に係るDC−DCコンバータの基本的な構成を示す回路図である。
図示のように、本発明のDC−DCコンバータは、いわゆるHブリッジ型スイッチングレギュレータの構成を有している。Hブリッジ型スイッチングレギュレータは、図示のように、インダクタンス素子L(以下、インダクタLと表記する)、及びインダクタLの両方の端子にそれぞれ接続されている4つのスイッチング素子を含む。スイッチング素子は、例えば、MOSトランジスタによって構成されている。また、MOSトランジスタのほか、バイポーラトランジスタによって構成することもできる。
【0012】
図1に示す構成例では、スイッチング素子M1とM3は、pMOSトランジスタからなり、スイッチング素子M2とM4はnMOSトランジスタからなる。図示のように、スイッチングM1は電源電圧Vinの供給側とインダクタLの一方の端子T との間に接続され、スイッチング素子M2は、インダクタLの端子Tと接地電位との間に接続されている。
【0013】
インダクタLの他方の端子T にスイッチング素子M3とM4が接続されている。図示のように、スイッチング素子M3はインダクタLの端子T と電圧出力端子との間に接続され、スイッチング素子M4はインダクタLの端子T と接地電位との間に接続されている。
スイッチング素子M1〜M4は、図示しない制御回路から供給される制御信号S 及びS により制御される。
【0014】
本発明のDC−DCコンバータに供給される電源電圧Vinは、ある範囲で変動する電源電圧、例えば、充電可能な2次電池の出力電圧である。2次電池は一例として例えば、リチウムイオン電池の場合、満充電時の出力電圧が4.2Vに達し、負荷に電力を供給するにつれて出力電圧が低下し、例えば3.0Vまで低下する。
【0015】
このようにある範囲で変化する電源電圧Vinから、ほぼ一定の電圧Vout 、例えば、3.3Vの電圧を出力するために、昇圧及び降圧両方の機能を備えるDC−DCコンバータを用いることが必要となる。
【0016】
図2は、電池によって供給される電源電圧Vinの変化を示すグラフである。図示のように、満充電の状態から、電池の供給電圧が3.3Vまでの間、出力電圧Vout が供給される電源電圧Vinより低いので、DC−DCコンバータは降圧モードで動作する必要がある。一方、電池の供給電圧が3.3Vより低くなった場合、出力電圧Vout が電源電圧Vinより高くなるので、DC−DCコンバータは昇圧モードで動作する必要がある。
【0017】
次に、図1を参照しつつ、本発明のDC−DCコンバータにおいて、降圧及び昇圧動作時のスイッチング制御について説明する。
まず、降圧動作を行う場合、通常、制御信号S をローレベルに保持することで、トランジスタM3をオン状態に保持し、トランジスタM4をオフ状態に保持する。そして、出力電圧Vout またはそれを分圧した電圧を所望の基準電圧と比較し、当該比較の結果に応じてトランジスタM1とM2をスイッチングするように制御を行う。ここで、トランジスタM1とM2を切り換える周期をT とし、周期T のうちトランジスタM1がオンしている時間をton1 とすると、トランジスタM1がオンする期間の比率D は、D =ton1 /T で計算される。安定状態においては、次式が成り立つ。
【0018】
【数1】
out =Vin・D …(1)
【0019】
が0〜1の範囲に制限されるため、出力電圧Vout は入力電圧Vinを超えることはなく、スイッチングレギュレータは降圧動作を行う。
【0020】
次に、昇圧動作を行う場合、制御信号S をローレベルに保持することで、トランジスタM1をオン状態に保持し、トランジスタM2をオフ状態に保持する。そして、出力電圧Vout または入力電圧Vinに従って、トランジスタM3とM4を制御する。
【0021】
ここで、トランジスタM3とM4を切り換える周期をT とし、周期T のうちトランジスタM3がオンしている時間をton3 とすると、トランジスタM3がオンする期間の比率D は、D =ton3 /T で計算される。安定状態においては、次式が成り立つ。
【0022】
【数2】
in=Vout ・D …(2)
【0023】
が0〜1の範囲に制限されるため、出力電圧Vout はからなず入力電圧Vinを上回る。即ち、スイッチングレギュレータは昇圧動作を行う。
【0024】
また、D とD をともに制御し、昇降圧動作を行うことも可能である。この場合、安定状態では次式が成り立つ。
【0025】
【数3】
in・D =Vout ・D …(3)
【0026】
4つのスイッチング素子M1〜M4を常に制御して昇降圧動作を行う場合、昇圧/降圧を別けて行う場合に較べて、スイッチングロスが増加するなど損失が生じるため、昇圧/降圧を別々で行うように制御を行った方が好適である。
【0027】
図3及び図4は、本発明に係るDC−DCコンバータにおけるフィードバック及びフィードフォワード制御について説明するためのブロック図である。
【0028】
図3に示すDC−DCコンバータは、昇圧と昇降圧動作を切り替えて一定の出力電圧Vout を供給するための回路である。
図3に示すブロック図において、フィードフォワード制御回路10は、入力電圧Vinに応じて、トランジスタM1がオンする期間の比率D を制御する制御信号S を生成する。制御信号S に応じて、トランジスタM1とM2がオンまたはオフ状態に制御される。
【0029】
なお、以下の説明において、トランジスタM1とM2を制御する制御信号S及びトランジスタM3とM4を制御する制御信号S をデューティ制御信号と称する。
【0030】
フィードバック制御回路20は、出力電圧Vout に応じて、トランジスタM3がオンする期間の比率D を制御するデューティ制御信号S を生成する。デューティ制御信号S に応じて、トランジスタM3とM4がオンまたはオフ状態に制御される。
【0031】
図4に示すDC−DCコンバータは、降圧と昇降圧動作を切り替えて一定の出力電圧Vout を供給するための回路である。
図4に示すブロック図においては、図3に示す構成に較べて、フィードバック制御回路20’は、トランジスタM1とM2を制御するデューティ制御信号Sを出力し、フィードフォワード制御回路10’は、トランジスタM3とM4を制御するデューティ制御信号S を出力する点において異なる。
【0032】
図4に示すように、フィードバック制御回路20’は、出力電圧Vout に応じて、トランジスタM1がオンする期間の比率D を制御するデューティ制御信号S を出力し、トランジスタM1とM2を制御する。
一方、フィードフォワード制御回路10’は、入力電圧Vinに応じて、トランジスタM3がオンする期間の比率D を制御するデューティ制御信号S を出力し、トランジスタM3とM4を制御する。
【0033】
上述したように、本発明のDC−DCコンバータは、入力電圧Vin及び出力電圧Vout の両方をモニタし、その結果に従ってスイッチング素子M1〜M4を切り換える。これによって入力電圧Vinの変動にかかわらず、ほぼ安定した電圧Vout を負荷に供給することができる。
【0034】
次に、具体的な回路例を用いて、本発明に係るのDC−DCコンバータの実施形態について説明する。
【0035】
第1実施形態
図5は本発明に係るDC−DCコンバータの第1の実施形態を示す回路図である。
図示のように、本実施形態のDC−DCコンバータは、pMOSトランジスタM1,M3、nMOSトランジスタM2,M4及びインダクタLからなるHブリッジ、入力電圧監視回路12、フィードフォワードパルス幅変調回路14、誤差信号検出回路22、フィードバックパルス幅変調回路24及び出力電圧Vout を平滑化するキャパシタC によって構成されている。
【0036】
入力電圧監視回路12とフィードフォワードパルス幅変調回路14からなる回路は、図3に示すフィードフォワード制御回路10に対応する。誤差信号検出回路22とフィードバックパルス幅変調回路24からなる回路は、図3に示すフィードバック制御回路20に対応する。
フィードフォワード制御回路10は、デューティ制御信号S を生成し、トランジスタM1とM2のゲートに供給し、フィードバック制御回路20は、デューティ制御信号S を生成し、トランジスタM3とM4のゲートに供給する。
【0037】
フィードフォワード制御回路10において、入力電圧監視回路12は、入力電圧Vinを分圧する抵抗素子R3とR4、基準電圧Vref を供給する定電圧源、抵抗素子R5及び演算増幅器(以下、オペアンプと表記する)A2によって構成されている。
【0038】
入力電圧監視回路12によって、入力電圧Vin、抵抗素子R3とR4の抵抗値によって決まった分圧比、及び基準電圧Vref に応じた直流電圧V が出力される。
【0039】
フィードフォワードパルス幅変調回路14は、図5に示すように、三角波発振器30とコンパレータC2とによって構成されている。
コンパレータC2は、入力電圧監視回路12から出力される直流電圧V と三角波発振器30から出力される三角波Vtrとを比較し、デューティ制御信号Sを出力する。
【0040】
コンパレータC2の正の入力端子(+)に、三角波Vtrが入力され、負の入力端子(−)には、直流電圧V が入力される。このため、三角波Vtrが直流電圧V よりレベルが高いとき、コンパレータC2からハイレベルのデューティ制御信号S が出力され、逆に三角波Vtrが直流電圧V よりレベルが低いとき、コンパレータC2からローレベルのデューティ制御信号S が出力される。
即ち、フィードフォワードパルス幅変調回路14によって、入力電圧Vinに応じてパルス幅が変調されたデューティ制御信号S が生成される。
【0041】
デューティ制御信号S がトランジスタM1とM2のゲートに入力されるので、デューティ制御信号S がハイレベルとき、トランジスタM1がオフし、トランジスタM2がオンする。逆にデューティ制御信号S がローレベルのとき、トランジスタM1がオンし、トランジスタM2がオフする。
【0042】
上述したように、フィードフォワード制御回路10によって、入力電圧Vinに応じてパルス幅が変調されたデューティ制御信号S が生成され、当該デューティ制御信号S に応じて、トランジスタM1とM2が制御される。即ち、トランジスタM1のオンする期間の比率D が入力電圧Vinに従って制御される。
【0043】
フィードバック制御回路20において、誤差信号検出回路22は、出力電圧Vout を分圧する抵抗素子R1とR2、基準電圧Vref を供給する定電圧源、電流出力型増幅器A1、及び抵抗素子R 、キャパシタC によって構成されている。
電流出力型増幅器A1は、入力電圧に応じて出力電流値が制御される、いわゆるg アンプである。なお、本実施形態のDC−DCコンバータにおいて、誤差信号検出回路22には、g アンプの代わりに通常の電圧出力型演算増幅器を用いてもよい。
【0044】
アンプA1の出力側に、抵抗素子R とキャパシタC とを直列接続してなるフィルタが設けられている。当該フィルタは、出力電圧Vout に含まれているリプル成分を抑制し、安定した分圧電圧V を出力するとともに、フィードバックループに生じる位相歪みを補正する。
【0045】
誤差信号検出回路22によって、出力電圧Vout 、抵抗素子R1とR2の抵抗値によって決まった分圧比、及び基準電圧Vref に応じた直流電圧V が出力される。
【0046】
フィードバックパルス幅変調回路24は、図5に示すように、三角波発振器30とコンパレータC1とによって構成されている。即ち、フィードバックパルス幅変調回路24とフィードフォワードパルス幅変調回路14は、三角波発振器30を共用する。ただし、コンパレータC1とC2に供給される三角波Vtrは、異なる極性の入力端子に入力される。
【0047】
コンパレータC1の負の入力端子(−)に三角波Vtrが入力され、正の入力端子(+)には直流電圧V が入力される。このため、三角波Vtrが直流電圧Vよりレベルが低いとき、コンパレータC1からハイレベルのデューティ制御信号S が出力され、逆に三角波Vtrが直流電圧V よりレベルが高いとき、コンパレータC1からローレベルのデューティ制御信号S が出力される。
【0048】
このように、コンパレータC1は、誤差信号検出回路22によって出力される直流電圧V と三角波発振器30によって出力される三角波Vtrとを比較し、出力電圧Vout に応じてパルス幅が変調されたデューティ制御信号S を出力する。
【0049】
デューティ制御信号S がトランジスタM3とM4のゲートに入力されるので、デューティ制御信号S がハイレベルとき、トランジスタM3がオフし、トランジスタM4がオンする。逆にデューティ制御信号S がローレベルのとき、トランジスタM3がオンし、トランジスタM4がオフする。
【0050】
上述したように、フィードバック制御回路20によって、出力電圧Vout に応じてパルス幅が変調されたデューティ制御信号S が生成され、当該デューティ制御信号S に応じて、トランジスタM3とM4が制御される。即ち、トランジスタM3のオンする期間の比率D が出力電圧Vout に従って制御される。
【0051】
本実施形態のDC−DCコンバータにおいて、フィードバック制御回路20は、出力電圧Vout をモニタし、当該出力電圧Vout が所望の値となるように、トランジスタM3とM4のゲートに印加するデューティ制御信号S を制御する。一方、フィードフォワード制御回路10は、入力電圧Vinをモニタし、フィードバック制御回路20からのデューティ制御信号S によって制御されるトランジスタM3がオンする期間の比率D が適切な値に収まるように制御を行う。
【0052】
具体的には、入力電圧Vinが所望の出力電圧Vout よりも低く昇圧動作を行う必要がある場合、トランジスタM1を常にオンするようにデューティ制御信号S を制御する。一方、入力電圧Vinと出力電圧Vout との差が小さく、または入力電圧Vinが出力電圧Vout よりも高い場合、トランジスタM3がオンする期間の比率D が0から1までの範囲になるように、即ち0<D <1となるように、デューティ制御信号S を制御し、トランジスタM1がオンする期間の比率D を制御する。
【0053】
また、本実施形態のDC−DCコンバータにおいて、昇降圧動作を行うとき、デューティ制御信号S とデューティ制御信号S が互いに逆相となる。これは、フィードフォワードパルス幅変調回路14において三角波VtrがコンパレータC2の正の入力端子入力され、フィードバックパルス幅変調回路24において三角波VtrがコンパレータC1の負の入力端子に入力されるからである。このようにデューティ制御信号S とS とが逆相となるように制御することによって、例えば、入力電圧Vinと出力電圧Vout がほぼ等しくなるとき、D とD がほぼ等しくなったときでもDC−DCコンバータの過渡特性の低下を避けることができる。
【0054】
なお、本発明では、デューティ制御信号S とS とを逆相とする以外に、位相をずらすことも可能である。デューティ制御信号S とS が同相になると、入力電圧Vinと出力電圧Vout が接近するとき、DC−DCコンバータの応答特性が低下するが、これを回避できるように、デューティ制御信号S とS に適宜位相差を付ければよい。
【0055】
次に、本実施形態のDC−DCコンバータについて、詳細の回路例を用いて説明する。
【0056】
図6は、図5に示す本実施形態のDC−DCコンバータに対して、分圧用抵抗素子、基準電圧Vref などのパラメータを例示したものである。
図示のように、入力電圧Vinは負荷側に電力を供給するにつれて電圧が低下し、その電圧は1〜4Vの範囲内にある。例えば、入力電圧Vinが充電電池で供給される場合、満充電のとき入力電圧Vinがもっとも高く、例えば4Vとなり、電力の供給につれて電池の出力電圧が低下し、例えば1Vまで下がる。
出力電圧Vout は、3Vである。即ち、本例のDC−DCコンバータは、1〜4Vの範囲内で変化する入力電圧Vinから3Vの出力電圧Vout を供給するための回路である。
【0057】
入力電圧監視回路12において、入力電圧Vinを分圧する抵抗素子R3とR4の抵抗値は、それぞれ16Rと1.92Rである。また、オペアンプA2の反転入力端子と出力端子間に接続されている抵抗素子R5の抵抗値は3Rである。なお、ここでRは任意の単位である。
【0058】
誤差信号検出回路22において、出力電圧Vout を分圧する抵抗素子R1とR2の抵抗値は、それぞれ4R’とR’である。ここで、R’も任意の単位である。また、入力電圧監視回路12と誤差信号検出回路22の基準電圧Vref は、ともに0.6Vである。
【0059】
三角波発振器30によって出力される三角波Vtrの振幅は、例えば、0.6V〜1.2Vである。
【0060】
上述した構成を有する本例のDC−DCコンバータにおいて、フィードバック制御回路20は、通常の昇圧回路に用いられるものとほぼ同じ構成を有し、出力電圧Vout を1/5に分圧した電圧と0.6Vの基準電圧Vref とを比較し、当該比較の結果に基づいて、出力電圧Vout が所望の3Vに保たれるようにデューティ制御信号S を出力する。
【0061】
フィードフォワード制御回路10において、入力電圧Vinの分圧電圧と基準電圧Vref から作られた直流電圧V と三角波Vtrとを比較することで、パルス幅変調されたデューティ制御信号S が生成される。
【0062】
この回路では、入力電圧Vinが2.4V以下のとき、オペアンプA2の出力電圧V が1.2Vより高くなる。一方の三角波Vtrの最大振幅は1.2Vとなるので、入力電圧Vinが2.4V以下のときコンパレータC2から出力されるデューティ制御信号S がローレベルに固定される。このため、トランジスタM1がオン状態に固定される。即ち、D =1となる。
【0063】
入力電圧Vinが2.4Vより高いとき、オペアンプA2の出力電圧V が1.2V以下となる。このとき、コンパレータC2から出力されるデューティ制御信号S のパルス幅が入力電圧Vinによって変調され、D は0〜1の間に制御される。このときのD 及びD は、図6に示す回路パラメータ及び式(3)に従って、それぞれ次式によって与えられる。
【0064】
【数4】
=1.75−Vin/3.2 …(4)
【0065】
【数5】
=(1.75−Vin/3.2)Vin/Vout
…(5)
【0066】
図7は、式(4)及び式(5)をに従って、入力電圧Vinに対してD 及びD をそれぞれプロットしたグラフである。
【0067】
図7に示すように、入力電圧Vinが1〜2.4Vの間にあるとき、D が1に固定され、従ってD はVinに対して線型に変化する。入力電圧Vinが2.4〜4Vの間にあるとき、式(4)に示すように、D が入力電圧Vinの一次関数となる。このとき、式(5)に示すように、D が入力電圧Vinの2次関数となる。
【0068】
図8及び図9は、図5または図6に示す本実施形態のDC−DCコンバータにおけるインダクタLの端子電圧V ,V 及び電流I を示す波形図である。以下、図8及び図9を参照しつつ、本実施形態のDC−DCコンバータの動作を説明する。
【0069】
図8及び図9において、入力電圧Vinの最大値は4.0Vであり、所望の出力電圧Vout は、3.0Vである。
図8は入力電圧Vinが1.5V、出力電圧Vout 3.0Vのとき、インダクタLの端子電圧V ,V 及び電流I の波形を示す。そして、図9は入力電圧Vinが4.0V、出力電圧Vout 3.0Vのとき、インダクタLの端子電圧V ,V 及び電流I の波形を示している。
【0070】
図6に示すDC−DCコンバータにおいて、入力電圧Vinが2.4V以下のとき、D が1に固定され、DC−DCコンバータが昇圧動作を行う。入力電圧Vinが2.4Vを上回ったとき、DC−DCコンバータは昇降圧の動作を行う。
【0071】
図8において、入力電圧Vinが1.5Vであるので、DC−DCコンバータが昇圧動作が行う。このとき、トランジスタM1がオン状態に固定され、トランジスタM2がオフ状態に固定される。トランジスタM3とM4は出力電圧Vout に応じてパルス幅変調されるデューティ制御信号S によって制御される。このとき、出力電圧Vout が所望の3Vに保たれるように、トランジスタM3がオンする期間の比率D が制御される。図7のグラフにより、入力電圧Vinが1.5Vのとき、D が1となり、D がほぼ0.5となる。
【0072】
図8(a)に示すように、インダクタLの一端の電圧V は入力電圧Vinに保持されている。同図(b)に示すように、トランジスタM3のオン/オフに従って、インダクタLの他端の電圧V は出力電圧Vout または接地電位に保持される。さらに、同図(c)に示すように、インダクタLの両端の電圧差に応じて電流I が決まる。
【0073】
インダクタLの入力端の電圧V が入力電圧Vinに保持され、インダクタLの出力端の電圧V が出力電圧Vout に保持されている間、インダクタLの入力端の電圧V が出力端の電圧V より低く、インダクタLの電流I が低下していく。一方、インダクタLの出力端の電圧V が接地電位に保持されているとき、インダクタLの両端の電位差が入力電圧Vinに等しくなり、このため入力電圧VinによりインダクタLに磁気エネルギーが蓄積され、電流I が上昇する。
【0074】
このように、図6に示すDC−DCコンバータにおいて、入力電圧Vinが1.5Vのとき、D が1となり、D がほぼ0.5となるようにフィードフォワード制御回路10及びフィードバック制御回路20がそれぞれ制御が行われる。これによって、DC−DCコンバータが昇圧動作を行い、出力電圧Vout が所望の3Vに保たれる。
【0075】
次に、入力電圧Vinが4VのときのDC−DCコンバータの動作を説明する。入力電圧Vinが4Vのとき、DC−DCコンバータは昇降圧の動作を行う。図9は、このときインダクタLの端子電圧V ,V 及び電流I の波形をそれぞれ示している。
【0076】
図7のグラフに示すように、入力電圧Vinが4Vのとき、D が0.5となり、D が約0.66となるように制御される。
図9(a)に示すように、インダクタLの一方の端子の電圧V は、交互に入力電圧Vinと接地電位に保持される。端子電圧V が入力電圧Vinに保持されている期間の比率がほぼ0.5となる。
図9(b)に示すように、インダクタLの他方の端子の電圧V が、交互に出力電圧Vout と接地電圧に保持される。端子電圧V が出力電圧Vout に保持されている期間の比率がほぼ0.66となる。
【0077】
このように、図6に示すDC−DCコンバータにおいて、入力電圧Vinが4Vのとき、D が0.5となり、D がほぼ0.66となるようにフィードフォワード制御回路10及びフィードバック制御回路20がそれぞれ制御を行なう。これによって、DC−DCコンバータは昇降圧動作を行い、出力電圧Vout が所望の3Vに保たれる。
【0078】
以上説明したように、本実施形態のDC−DCコンバータによれば、入力電圧Vinがある一定の範囲で変化する場合、入力電圧Vinに応じてフィードフォワード制御が行われ、インダクタLに入力電圧Vinを印加する期間の比率D が制御され、また、出力電圧Vout に応じてフィードバック制御が行われ、インダクタLから負荷に電流を出力する期間の比率D が制御される。これによって、DC−DCコンバータは入力電圧Vinに従って、昇圧または昇降圧動作を適宜切り替えて、出力電圧Vout を所望の電圧値に保持する。
【0079】
第2実施形態
図10は本発明に係るDC−DCコンバータの第2の実施形態を示す回路図である。
図示のように、本実施形態のDC−DCコンバータは、図5に示す本発明の第1の実施形態とほぼ同じ構成を有する。ただし、本実施形態のDC−DCコンバータにおいて、入力電圧監視回路12aは、上記第1の実施形態の対応する部分と異なる。
【0080】
図示のように、本実施形態において、入力電圧監視回路12aは、入力電圧Vinを分圧する分圧用抵抗素子R3,R4、基準電圧Vref を供給する定電圧源及び基準電圧Vref を分圧電圧に加えるための抵抗素子R5によって構成されている。
【0081】
このように構成されている入力電圧監視回路12aにより、入力電圧Vin及び基準電圧Vref 、並びに分圧用抵抗素子R3とR4の抵抗値に応じた直流電圧V が生成される。
【0082】
入力電圧監視回路12aで生成された直流電圧V がフィードフォワードパルス幅変調回路14aに出力される。フィードフォワードパルス幅変調回路14aにおいて、直流電圧V が三角波発振器30によって発生された三角波Vtrと比較され、比較結果に応じてデューティ制御信号S が出力される。デューティ制御信号S に応じて、トランジスタM1がオンする期間の比率D が制御される。
【0083】
また、本実施形態において、フィードフォワードパルス幅変調回路14a及びフィードバックパルス幅変調回路24aでは、コンパレータC1またはC2に三角波Vtrと比較信号(直流電圧)V またはV の入力端子の極性が図5に示す第1の実施形態と異なる。図10に示すように、フィードフォワードパルス幅変調回路14aにおいて、コンパレータC1の正の入力端子に入力電圧監視回路12aからの比較信号V が入力され、負の入力端子に三角波Vtrが入力される。これは、本実施形態の入力電圧監視回路12aにおいて、入力電圧Vinと同じ方向に変化する比較信号V を出力することからである。
【0084】
入力電圧監視回路12aによって出力される比較信号V は、入力電圧Vinが上昇するとその電圧も上昇し、逆に入力電圧Vinが低下するとその電圧も低下する。即ち、比較信号V が入力電圧Vinと同じ方向に変化する。
このため、入力電圧Vinが所定の電圧よりも低いとき、フィードフォワードパルス幅変調回路14aでは、例えば比較信号V のレベルが三角波Vtrよりも低く、コンパレータC2から出力されるデューティ制御信号S がローレベルに保持される。これによって、トランジスタM1がオン状態に保たれ、DC−DCコンバータは、昇圧動作を行う。
【0085】
入力電圧Vinが上記所定の電圧よりも高くなると、フィードフォワードパルス幅変調回路14aから、入力電圧Vinによってパルス幅が変調されたデューティ制御信号S が出力される。これに応じてトランジスタM1がオンする期間の比率D が制御される。これに応じて、フィードバックパルス幅変調回路24aによって出力電圧Vout が所望の値に保たれるようにデューティ制御信号S が生成される。このとき、DC−DCコンバータが昇降圧動作を行い、所望の出力電圧Vout を負荷に供給する。
【0086】
本実施形態のDC−DCコンバータにおいて、コンパレータC1とC2との三角波Vtrの入力端子の極性が逆になるため、フィードフォワードパルス幅変調回路14a及びフィードバックパルス幅変調回路24aから出力されるパルス幅変調されたデューティ制御信号S とS が互いに逆相となる。このため、入力電圧Vinと出力電圧Vout がほぼ等しくなって、D とD がほぼ一致する場合、DC−DCコンバータの過渡特性の低下を回避することができる。
【0087】
上述したように、本実施形態のDC−DCコンバータによれば、入力電圧Vinを分圧して、比較用直流電圧V を発生する入力電圧監視回路12aは、分圧用抵抗素子R3,R4、基準電圧Vref を供給する定電圧源及び抵抗素子R5によって構成される。このため、第1の実施形態で用いられる入力電圧監視回路12に較べて、オペアンプA2を要せず、回路の構成を簡素化できる。
【0088】
第3実施形態
図11は本発明に係るDC−DCコンバータの第3の実施形態を示す回路図である。
図11に示すように、本実施形態のDC−DCコンバータにおいて、フィードフォワード制御回路10bを構成する入力電圧監視回路12及びフィードフォワードパルス幅変調回路14は、図5に示す本発明の第1の実施形態の対応する回路と同じ構成を有する。また、フィードバック制御回路20bを構成する誤差信号検出回路22及びフィードバックパルス幅変調回路24も、図5に示す本発明の第1の実施形態の対応する回路と同じ構成を有する。
【0089】
ただし、本実施形態のDC−DCコンバータにおいて、フィードフォワード制御回路10bによって、トランジスタM3とM4を制御するデューティ制御信号S を出力し、フィードバック制御回路20bによって、トランジスタM1とM2を制御するデューティ制御信号S を出力する点では、図5に示す第1の実施形態と異なる。
【0090】
即ち、本実施形態のDC−DCコンバータは、図4に示す本発明のDC−DCコンバータを具現化した構成例である。フィードフォワード制御回路10bは、図4におけるフィードフォワード制御回路10’に対応し、フィードバック制御回路20bは、図4におけるフィードバック制御回路20’に対応する。
【0091】
図11のように構成された本実施形態のDC−DCコンバータは、フィードフォワード制御回路10bによって、デューティ制御信号S が生成され、当該デューティ制御信号S がトランジスタM3とM4のゲートに印加される。また、フィードバック制御回路20bによって、デューティ制御信号S が生成され、当該デューティ制御信号S がトランジスタM1とM2のゲートに印加される。
【0092】
上述した構成を有する本実施形態のDC−DCコンバータにおいては、フィードフォワード制御回路10bは、入力電圧Vinをモニタし、それに応じてデューティ制御信号S を生成し、トランジスタM3及びM4を制御する。一方、フィードバック制御回路20bは、出力電圧Vout をモニタし、それに応じてデューティ制御信号S を生成し、トランジスタM1及びM2を制御する。
【0093】
このように構成された本実施形態のDC−DCコンバータは入力電圧Vinに従って、降圧または昇降圧動作を切り替える。入力電圧監視回路12では、オペアンプA2は反転増幅回路として動作する。このため、入力電圧Vinが所定の電圧より高いとき、入力電圧監視回路12から出力される比較電圧V のレベルが三角波Vtrより低く、コンパレータC2から出力されるデューティ制御信号S がローレベルに保持される。このため、トランジスタM3がオン状態に固定される。即ち、D が1に保たれる。このとき、DC−DCコンバータは降圧動作を行う。フィードバック制御回路20bにより、出力電圧Vout に応じてデューティ制御信号S が出力され、出力電圧Vout が所望の電圧となるようにトランジスタM1が制御される。
【0094】
一方、入力電圧Vinが所定の電圧より低くなるとき、入力電圧監視回路12から出力される比較電圧V のレベルが所定値より高く、この場合入力電圧Vinに応じてパルス幅が変調されるデューティ制御信号S が出力される。これによりトランジスタM3のオンする期間の比率が制御され、DC−DCコンバータは昇降圧動作を行う。このとき、出力電圧Vout が所望の電圧となるようにトランジスタM1がフィードバック制御回路20bから出力されるデューティ制御信号S によって制御される。
【0095】
また、本実施形態のDC−DCコンバータにおいて、図11に示すようにフィードフォワードパルス幅変調回路14とフィードバックパルス幅変調回路24のコンパレータC2とC1との三角波Vtrの入力端子の極性が逆になるので、デューティ制御信号S とS が互い逆相となる。このため、入力電圧Vinと出力電圧Vout がほぼ等しく、D とD がほぼ一致するときDC−DCコンバータの過渡特性の低下を回避できる。
【0096】
以上説明したように、本実施形態によれば、フィードバック制御回路20bにより出力電圧Vout をモニタし、それに応じてデューティ制御信号S を出力してトランジスタM1のオンする期間の比率D を制御する。また、フィードフォワード制御回路10bにより入力電圧Vinをモニタし、それに応じてデューティ制御信号S を出力してトランジスタM3のオンする期間の比率D を制御する。入力電圧Vinが所定の値より高いとき、D が1となるようにデューティ制御信号S が制御され、DC−DCコンバータが降圧動作を行い、それ以外のときDC−DCコンバータが昇降圧動作を行う。これによって出力電圧Vout が所望の電圧となるように制御される。
【0097】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のDC−DCコンバータによれば、入力及び出力電圧に応じて、Hブリッジ型スイッチングレギュレータのスイッチング素子が制御され、昇圧、降圧または昇降圧動作を行うことによって、ある範囲で変動する入力電圧に対して、所望の出力電圧を負荷に供給することができる。
また、本発明によれば、入力電圧からインダクタに電流を供給するタイミングとインダクタから負荷に電流を出力するタイミングをずらすことによって、入出力電圧が接近したときの応答性を改善することができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るDC−DCコンバータの基本的な構成を示す図である。
【図2】入力電圧と出力電圧のレベルを示すグラフである。
【図3】本発明に係るDC−DCコンバータの一構成例を示すブロック図である。
【図4】本発明に係るDC−DCコンバータの他の構成例を示すブロック図である。
【図5】本発明に係るDC−DCコンバータの第1の実施形態を示す回路図である。
【図6】本発明の第1の実施形態のDC−DCコンバータの一構成例を示す回路図である。
【図7】DC−DCコンバータのHブリッジを構成するスイッチング素子のオンする期間の比率と入力電圧との関係を示す図である。
【図8】DC−DCコンバータが昇圧動作時の波形を示す図である。
【図9】DC−DCコンバータが昇降圧動作時の波形を示す図である。
【図10】本発明に係るDC−DCコンバータの第2の実施形態を示す回路図である。
【図11】本発明に係るDC−DCコンバータの第3の実施形態を示す回路図である。
【符号の説明】
10,10’,10a…フィードフォワード制御回路、
12,12a…入力電圧監視回路、
14…フィードフォワードパルス幅変調回路、
20,20’,20a…フィードバック制御回路、
22…誤差信号検出回路、24…フィードバックパルス幅変調回路、
in…入力電圧、Vout …出力電圧。

Claims (16)

  1. 一方の端子が第1のスイッチング素子を介して電圧入力端子に接続され、第2のスイッチング素子を介して基準電位に接続され、他方の端子が第3のスイッチング素子を介して電圧出力端子に接続され、第4のスイッチング素子を介して基準電位に接続されているインダクタンス素子と、
    上記電圧入力端子に印加される入力電圧を監視し、上記入力電圧が所定の基準値よりも高いときには上記第1のスイッチング素子と上記第のスイッチング素子とを周期的にオン/オフさせ、上記入力電圧が所定の基準値以下のときには上記第1のスイッチング素子をオン状態に保持すると共に、上記第2のスイッチング素子をオフ状態に保持するための第1の制御信号を出力するフィードフォワード制御回路と、
    上記電圧出力端子から出力される電圧に応じて、上記第3のスイッチング素子と上記第4のスイッチング素子を周期的にオン/オフさせ、上記出力電圧が所望の電圧値になるように上記第3のスイッチング素子がオンする期間の比率を制御するための第2の制御信号を出力するフィードバック制御回路と、
    を有するDC−DCコンバータ。
  2. 上記フィードフォワード制御回路は、上記入力電圧を所定の分圧比で分圧した電圧に所定の基準電圧を加えた直流電圧を発生する第1の電圧発生回路を有する
    請求項1に記載のDC−DCコンバータ。
  3. 上記フィードフォワード制御回路は、上記第1の電圧発生回路によって出力される上記直流電圧と所定の周期を有する三角波とを比較し、当該比較結果に応じて、上記第1のスイッチング素子と上記第2のスイッチング素子とを制御する上記第1の制御信号を出力する第1の比較回路を有する、
    請求項1に記載のDC−DCコンバータ。
  4. 上記フィードバック制御回路は、上記出力電圧を所定の分圧比で分圧した電圧に所定の基準電圧を加えた直流電圧を発生する第1の電圧発生回路を有する、
    請求項1、2、または3に記載のDC−DCコンバータ。
  5. 上記フィードバック制御回路は、上記第2の電圧発生回路によって出力される上記直流電圧と所定の周期有する三角波とを比較し、当該比較結果に応じて、上記第3のスイッチング素子と上記第4のスイッチング素子とを制御する上記第2の制御信号を出力する比較回路を有する、
    請求項4に記載のDC−DCコンバータ。
  6. 上記第1のスイッチング素子と上記第2のスイッチング素子及び上記第3のスイッチング素子と上記第4のスイッチング素子とが周期的にオン/オフする期間において、上記第1の制御信号と上記第2の制御信号とが非同相のパルス信号である
    請求項1、2、3、4または5に記載のDC-DCコンバータ。
  7. 一方の端子が第1のスイッチング素子を介して電圧入力端子に接続され、第2のスイッチング素子を介して基準電位に接続され、他方の端子が第3のスイッチング素子を介して電圧出力端子に接続され、第4のスイッチング素子を介して基準電位に接続されているインダクタンス素子と、
    上記電圧入力端子に印加される入力電圧を監視し、上記入力電圧が所定の基準値よりも高いときには上記第3のスイッチング素子をオン状態に保持すると共に上記第4のスイッチング素子をオフ状態に保持し、上記入力電圧が所定の基準値以下のときには上記第3のスイッチング素子と上記第4のスイッチング素子とを周期的にオン/オフさせるための第 1の制御信号を出力するフィードフォワード制御回路と、
    上記電圧出力端子から出力される電圧に応じて、上記第1のスイッチング素子と上記第2のスイッチング素子を周期的にオン/オフさせ、上記出力電圧が所望の電圧値になるように上記第1のスイッチング素子がオンする期間の比率を制御するための第2の制御信号を出力するフィードバック制御回路と、
    を有する、DC−DCコンバータ。
  8. 上記フィードフォワード制御回路は、上記入力電圧を所定の分圧比で分圧した電圧に所定の基準電圧を加えた直流電圧を発生する第1の電圧発生回路を有する
    請求項7に記載のDC−DCコンバータ。
  9. 上記フィードフォワード制御回路は、上記第1の電圧発生回路によって出力される上記直流電圧と所定の周期を有する三角波とを比較し、当該比較結果に応じて、上記第3のスイッチング素子と上記第4のスイッチング素子とを制御する上記第1の制御信号を出力する第1の比較回路を有する
    請求項8に記載のDC−DCコンバータ。
  10. 上記フィードバック制御回路は、上記出力電圧を所定の分圧比で分圧した電圧に所定の基準電圧を加えた直流電圧を発生する第2の電圧発生回路を有する
    請求項7、8または9に記載のDC−DCコンバータ。
  11. 上記フィードバック制御回路は、上記第2の電圧発生回路によって出力される上記直流電圧と所定の周期有する三角波とを比較し、当該比較結果に応じて、上記第1のスイッチング素子と上記第2のスイッチング素子とを制御する上記第2の制御信号を出力する比較回路を有する
    請求項10に記載のDC−DCコンバータ。
  12. 上記第1のスイッチング素子と上記第2のスイッチング素子及び上記第3のスイッチング素子と上記第4のスイッチング素子とが周期的にオン/オフする期間において、上記第1の制御信号と上記第2の制御信号とが非同相のパルス信号である
    請求項7、8、9、10または11に記載のDC−DCコンバータ。
  13. 電圧入力端子とインダクタンス素子の一方の端子との間に接続された第1のスイッチング素子と、
    基準電位と上記インダクタンス素子の一方の端子との間に接続された第2のスイッチング素子と、
    電圧出力端子と上記インダクタンス素子の他方の端子との間に接続された第3のスイッチング素子と、
    上記基準電位と上記インダクタンス素子の他方の端子との間に接続された第4のスイッチング素子と、
    上記電圧入力端子に印加される電圧に応じて上記第1のスイッチング素子と上記第2のスイッチング素子又は上記第3のスイッチング素子と上記第4のスイッチング素子とを実質的に相補的にオン・オフ制御する第1の制御回路と、
    上記電圧出力端子に現われる電圧に応じて上記第3のスイッチング素子と上記第4のスイッチング素子又は上記第1のスイッチング素子と上記第2のスイッチング素子とを実質的に相補的にオン・オフ制御する第2の制御回路と、
    を有し、
    上記第1の制御回路は、
    上記電圧入力端子に印加される電圧が所定の電圧よりも大きい場合には、上記第1のスイッチング素子と上記第2のスイッチング素子とを相補的にオン・オフ制御し、又は上記 第3のスイッチング素子を常にオン状態に維持すると共に上記第4のスイッチング素子を常にオフ状態に維持し、
    上記電圧入力端子に印加される電圧が所定の電圧よりも小さい場合には、上記第1のスイッチング素子を常にオン状態に維持すると共に上記第2のスイッチング素子を常にオフ状態に維持する、又は上記第3のスイッチング素子と上記第4のスイッチング素子とを相補的にオン・オフ制御する
    DC−DCコンバータ。
  14. 上記第1の制御回路が、
    上記電圧入力端子に印加される電圧に応じた第1の制御電圧を供給する入力電圧監視回路と、
    上記第1の制御電圧と所定の周波数の交流信号とを比較して当該比較結果に応じた第1の制御信号を上記第1及び第2のスイッチング素子又は上記第3及び第4のスイッチング素子に供給する第1のパルス幅変調回路と
    を有し、
    上記第2の制御回路が、
    上記電圧出力端子に現われる電圧に応じた第2の制御電圧を供給する誤差信号検出回路と、
    上記第2の制御電圧と所定の周波数の交流信号とを比較して当該比較結果に応じた第2の制御信号を上記第3及び第4のスイッチング素子又は上記第1及び第2のスイッチング素子に供給する第2のパルス幅変調回路と
    を有する
    請求項13に記載のDC−DCコンバータ。
  15. 上記電圧入力端子に印加される電圧の電圧変動範囲の最大値が上記電圧出力端子に現われる電圧よりも高く
    上記電圧変動範囲の最小値が上記電圧出力端子に現われる電圧よりも低い
    請求項13又は14に記載のDC−DCコンバータ。
  16. 上記第1の制御回路が上記第1及び第2のスイッチング素子を制御し、
    上記第2の制御回路が上記第3及び第4のスイッチング素子を制御する
    請求項13、14又は15に記載のDC−DCコンバータ。
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