JP3555880B2 - 編布粘着テープ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、梱包用資材、養生用資材として好適に使用される粘着テープに関するものであり、特に、タテ、ヨコ方向への手切れ性が良くて引き裂き方向が斜行しにくく、かつ破断面の毛羽立ちが少ない樹脂ラミネート編布基材を有する粘着テープに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
農業、土木、建築、運搬などの広い分野における資材の固定用、結束用、或いは塗装マスキング用として、高粘着力タイプの粘着テープが広く使われてきており、そのような粘着テープには、その作業上の利便性から適度な基材強度や手切れ性を備えることが求められている。
【0003】
従来、このような目的に用いられる粘着テープ用基材には、その手切れ性の良さと基材強度から、経緯糸にスフ糸、綿糸、スフ・ポリエステル交撚糸などを使用した平織布の表面にポリエチレンをラミネート加工し、更に粘着加工した粘着テープが使用されていた。
【0004】
又、最近は、その経済性、作業性、外観及び粘着テープ特性より、特公平1−41189号公報、実公平6−46996号公報、特開平7−331200号公報に示されるような、経緯糸ともに熱可塑性樹脂を主材としたフラットヤーンを用いた平織布も基材として広く用いられるようになってきている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
最近、養生用途に粘着テープが広く使われているが、養生シートなどの仮止めをする際は、テープをタテ方向に引き裂いて細長い形状として使用する場合がある。
しかしながら、前記のフラットヤーンを用いた平織布基材を有する粘着テープは、ヨコ方向への手切れ性には優れるが、タテ方向に切ることが出来ないという欠点を有していた。
【0006】
又、このフラットヤーンからなる基材を使用した粘着テープは、ヨコ方向に手で切った時の直線性には優れるが、切り口のタテ糸が毛羽として出やすく、貼着時の美観が損なわれ、塗装時の見切り性に支障が出る欠点も有していた。
【0007】
更には、斜めの応力を受けたときにこれらの平織布は容易に斜行して、その結果正確な手切れ時の直線性が保てない場合があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明者らは、先に、たて編地で形成された基布を提案しているが(特開2000−314062号公報)、この編布の特徴を更に活かす方法について鋭意研究を行った結果、該編布の片面もしくは表裏に物理的、化学的アンカー処理(AC処理)を施した後に、熱可塑性樹脂を一定範囲の樹脂温度と樹脂量でラミネート加工し、更に、その少なくとも一面に粘着加工して形成した粘着テープが、タテ、ヨコ方向への手切れ性が良く、破断面の毛羽立ちが少なく、しかも斜行しにくくなる結果、農業、土木、建築、運搬などの広い分野における資材の固定用、結束用或いは塗装マスキング用として有用であることを見出し、本発明を完成した。本発明は、以下の各発明を包含する。
【0009】
(1)マルチフィラメントを独立編みしたタテ糸に、融点が65〜250℃の熱可塑性樹脂を主材とするフラットヤーンをヨコ糸として挿入して形成した編布の片面又は表裏面に化学的又は物理的なアンカー処理層が形成され、該アンカー処理層上に融点が65〜350℃の熱可塑性樹脂が溶融状態で片面もしくは両面に、片面当たりの付着量が5〜250g/m の層としてラミネートされている編布基材の片面又は両面に感圧性粘着剤が塗布されている粘着テープであり、タテ・ヨコ方向引張り強度が各々5〜2000N/25mm幅、好ましくは10〜500N/25mm幅で、タテ・ヨコ方向の引き裂き強度が各々0.1〜25N、好ましくは0.1〜10Nで、タテ方向の伸びが5〜75%、好ましくは10〜30%の範囲であり、タテ・ヨコ方向に直線的な手切れ性を有していて斜め方向の応力を受けても基材の引き裂き方向が斜行することがなく、又、切口が毛羽立ちすることのない編布粘着テープ。
【0010】
(2)前記タテ糸が、スフ糸、綿糸、スフ・ポリエステル交撚糸及び綿・ポリエステル交撚糸からなる番手が10〜1000デニール、好ましくは20〜500デニールの範囲の糸、ポリエステルフィラメント、ポリアクリルフィラメント、ナイロンフィラメント及びポリプロピレンフィラメントからなる番手が10〜1000デニール、好ましくは20〜500デニールの範囲のマルチフィラメント、及び熱可塑性樹脂を主材とする50〜1000デニール、好ましくは50〜300デニールの範囲のフラットヤーンからなる群から選ばれる1種もしくは複数種であることを特徴とする(1)項記載の編布粘着テープ。
【0011】
(3)前記ヨコ糸が、50〜1000デニール、好ましくは100〜500デニールの太さの範囲で、その融点が65〜250℃の範囲である熱可塑性樹脂からなるフラットヤーンであることを特徴とする(1)又は(2)項に記載の編布粘着テープ。
【0012】
(4)前記アンカー処理層が、コロナ処理、UV処理及びスパッタリング処理から選ばれる物理的処理層であるか、又は有機チタン系樹脂、イソシアネート系樹脂、ポリエチレンイミン系樹脂及びポリブタジエン系樹脂から選ばれる樹脂を塗布することによる化学的処理層であることを特徴とする(1)項〜(3)項のいずれか1項に記載の編布粘着テープ。
【0013】
(5)前記ラミネート樹脂層は、融点65〜350℃の樹脂からなり、その付着量が少なくとも片面に5〜250g/m、好ましくは10〜100g/mの範囲の層であることを特徴とする(1)項〜(4)項のいずれか1項に記載の編布粘着テープ。
【0014】
(6)前記感圧性粘着剤は、ゴム系、アクリル系、シリコン系、ポリウレタン系及びエポキシ系から選ばれるガラス転移点が10℃以下の粘着剤よりなり、前記基材の片面又は両面のそれぞれに厚さ5〜200μm、好ましくは10〜100μmの範囲で塗布されていることを特徴とする(1)項〜(5)項のいずれか1項に記載の編布粘着テープ。
【0015】
【作用】
本発明の粘着テープは、基材が編布のためタテ糸が強固に固定されており、結果としてヨコ糸の固定も強固となっていることから引き裂き方向が斜行しにくく、経緯糸の繊度及び加工条件をコントロールしているのに加え、アンカー処理によりラミネート樹脂の密着性が向上しているために、タテ・ヨコ方向ともに適度な手切れ性が付与されており、更に、従来品と比べて、手で切った際の破断面の外観が極めて良好である。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基いて説明する。
図1は、本発明の粘着テープにおける基材の編布の平面図で、単独編みした経糸1に緯糸2をヨコ入れ挿入した編布3の構成を示している。
【0017】
図2は、本発明の粘着テープで片面に感圧性粘着剤6を塗布したテープの断面図で、編布3の上下にアンカー処理層(AC処理層)4が、その上に熱溶融性樹脂のラミネート層5及び感圧性粘着剤層6が設けられている。
【0018】
図3は、本発明の粘着テープで両面に感圧性粘着剤6−1、6−2を塗布した両面テープの断面図で、編布3の上下にAC層4が形成され、その上にラミネート層5が形成されている。感圧性粘着剤層6−1、6−2は同種又は異種の粘着剤であってもよい。
【0019】
本発明の粘着テープは、タテ・ヨコ方向引張り強度が各々5〜2000N/25mm幅、好ましくは10〜500N/25mm幅で、タテ・ヨコ方向の引き裂き強度が各々0.1〜25N、好ましくは0.1〜10Nで、タテ方向の伸びが5〜75%、好ましくは10〜30%の範囲であり、タテ・ヨコ方向に直線的な手切れ性を有していて斜め方向の応力を受けても基材の引き裂き方向が斜行することがなく、又、切口が毛羽立ちすることのない編布粘着テープである。
タテ・ヨコ方向の引張強度が5N/25mm未満のときは結束強度が乏しいため実用的でなく、逆に500N/25mmを超えると強度が強すぎるため好適な手切れ性が発現しない。
タテ・ヨコ方向の引き裂き強さが0.1N未満のときは衝撃により簡単に切れてしまうため実用的でなく、逆に25Nを超えると好適な手切れ性が発現しない。
タテ方向の伸びが5%未満のときは被着体への追従性が悪いため曲面に貼り付けにくく、また耐衝撃性も低い。逆に75%を超えると伸びが大きすぎるため好適な手切れ性が得られない。
【0020】
本発明の粘着テープにおける基材に使用される編布は、経糸にスフ糸、綿糸、スフ・ポリエステル交撚糸、綿・ポリエステル交撚糸、又はポリエステルフィラメント、ポリアクリルフィラメント、ナイロンフィラメント、ポリプロピレンフィラメントなどによるマルチフィラメントなどが使用されるが、それら繊度は10〜1000デニール、好ましくは20〜500デニールのものが基材強度、手切れ性、伸びのバランスが良好である。
【0021】
経糸の繊度が10デニール未満の時は、梱包用、養生用粘着テープとして必要な基材強度が得られず、逆に1000デニールを超えると強度、伸びが大きくなりすぎるため適度な手切れ性を得られなくなる。
経糸の打込み本数は、適度な基材強度と手切れ性を得るため、10〜40本/インチの範囲とすることが好ましい。
経糸の打ち込み本数が10本/インチ未満のときは、基材強度が低く実用的ではない。また経糸の間隔が広すぎるため、手切れ時に切断面の直線性がでなくなってしまう。逆に40本/インチを超えると経緯方向の強度バランスが崩れてしまい鈎裂けしやすく、コスト面においても不利である。
【0022】
緯糸のフラットヤーンはポリプロピレン、ポリエチレン等の熱可塑性樹脂をT型ダイスや円形ダイスから溶融押出ししたフィルムを細幅に加工したもので、そのフィルムへのフィラーなどの改質剤添加については特に制限されるものではない。又、その繊度はタテ方向への手切れ性、及びラミネート時の熱劣化とのバランスから50〜1000デニールのものが好ましく、より好ましくは100〜500デニールである。緯糸の繊度が50デニール未満のときは、ラミネート加工時の熱劣化の影響を受けて、手で切ったときに鉤裂けしやすくなってしまう不利があり、1000デニールを超えるとタテ方向に手で切ることが出来なくなってしまう不利がある。
【0023】
本発明の粘着テープにおける基材として使用される上記のような緯糸を有する編布には、物理的又は化学的なアンカー処理(AC処理)が施される。物理的処理としては、コロナ処理、UV処理、スパッタリング処理などが挙げられ、化学的処理としては有機チタン系、イソシアネート系、ポリエチレンイミン系、ポリブタジエン系などから選んだ樹脂を塗布する処理が挙げられる。これらのAC処理が無い場合は、編布面とラミネート層との密着性が不十分となり、形成された粘着テープを手で切った時に直線性が不足するとともに、破断面にタテ糸が毛羽として出やすくなり、外観が損なわれる不利が出る。
【0024】
前記AC処理が施された編布の両面にラミネートする熱可塑性樹脂は、融点が65〜350℃の範囲の樹脂であり、200〜500℃のラミネート温度で5〜250g/m、好ましくは10〜100g/mの付着量の範囲でラミネートされる。これらの熱可塑性樹脂は、ナイロン、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン、直鎖状ポリエチレン、分岐状ポリエチレンなどから選ばれる。
付着量が5g/m未満のときは編布との密着性が十分でないため、ラミネート層の剥がれ、糸ほつれが発生してしまい好適な手切れ性が得られない。逆に250g/mを超えると緯糸が溶融してしまい、手切れ時のヨコ方向への直線性が得られなくなってしまう。
【0025】
上記ラミネート基材の少なくとも片面に粘着加工するために使用される感圧性粘着剤は、ゴム系、アクリル系、シリコン系、ウレタン系及びポリウレタン系の感圧性粘着剤から用途に応じて選ばれ、5〜200μm、好ましくは10〜100μm、の範囲の厚さでラミネート基材面に塗布される。
感圧性粘着剤層の厚さが5μm未満のときには、初期粘着性が十分でなく、粗面への接着や冬場の接着に支障が出るし、200μmを超えると、巻き戻しが異常に重くなるとともに、巻物の側面から粘着剤がはみ出し、異物が付着するなどの欠点が発生する。
【0026】
【実施例】
以下、本発明を実施例で更に具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例によってなんら限定されるものではない。尚、実施例中において表現する「部」は重量部を示すものである。
【0027】
実施例1
30デニールのポリエステルマルチフィラメント(強度1.3N 伸度28.5%)を24本/インチの打込み本数で独立編みした経糸に、300デニールの高密度ポリエチレンフラットヤーン(強度14.3N 伸度28.4%)の緯糸を17本/インチの打込み本数でヨコ入れ挿入した編布を基布とした。上記基布の表裏に0.2g/mの付着量となるよう有機チタネート(商品名「TBT」三菱瓦斯化学社製)で化学的AC処理を施した後、ポリエチレン樹脂(MFR=5.0)を300℃で押出し、第一面に35g/m、第二面に35g/mとなるようラミネート加工を施し、第一面にはシリコーン離型剤(商品名「SRX211」東レ・ダウコーニングシリコーン社製)による離型処理を施し、第二面にはコロナ放電処理(15kw/m)を施した後、その第二面に45μmとなるようにブチルアクリレートを主成分とするアクリル系感圧性粘着剤を塗布して編布粘着テープを作成した。
この編布粘着テープは、手切れ性はタテ・ヨコ方向とも直線的に容易に切れるとともに、切り口は毛羽立ちすることなくきれいで且つ斜め方向に引っ張っても編布目が斜行することがなかった。
【0028】
実施例2
実施例1の経糸に、50デニールのポリエステルマルチフィラメント(強度2.2N 伸度33.0%)を使用した以外は実施例1と同様にして編布粘着テープを作成した。
この編布粘着テープは、手切れ性はタテ・ヨコ方向とも直線的に容易に切れるとともに、切り口は毛羽立ちすることなくきれいで且つ斜め方向に引っ張っても編布目が斜行することはなく、このテープの諸特性は表1に示す通りであった。
【0029】
実施例3
実施例1の基材の第一面に第二面と同様のコロナ放電処理(15kw/m)を施した後、その第一面及び第二面に各々45μmとなるように実施例1と同じアクリル系感圧性粘着剤を塗布し、第一面側にセパレータを配置して編布粘着テープを作成した。
この編布粘着テープは、手切れ性はタテ・ヨコ方向とも直線的に容易に切れるとともに、切り口は毛羽立ちすることなくきれいで且つ斜め方向に引っ張っても編布目が斜行することはなく、このテープの諸特性は表1に示す通りであった。
【0030】
比較例1
実施例1の編布基材を平織織布とした以外は実施例1と同様にして布粘着テープを作成した。
この織布粘着テープは、タテ・ヨコ方向とも容易に切れるが、切り口は不規則で、毛羽立ちが目立ち、商品価値の乏しいものであった。
【0031】
比較例2
実施例1において、基材の表裏面に化学的AC処理を行わない以外は、実施例1と同様にしてラミネート加工を行い、編布粘着シートを作成した。
これらのAC処理が無い基材を用いて作成した編布粘着シートは、編布面とラミネート層との密着性が不十分となり、形成された粘着テープを手で切った時に直線性が不足するとともに、破断面にタテ糸が毛羽として出やすくなり、外観が損なわれるものであった。
【0032】
表1に、以上の実施例1〜3及び比較例1〜2の結果をまとめて示す。尚、物性評価はJIS Z 0137及びJIS P 8166に準じて行った。
【0033】
【表1】
Figure 0003555880
【0034】
【発明の効果】
以上のように本発明の編布粘着テープは、梱包用途や養生用途における要求特性を十分に満たす優れた性能を備えるものである。また、幅広、高速での生産が可能な編布を基材とすることから、安価な粘着テープを提供することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で使用する編布の平面図である。
【図2】本発明で使用する片面粘着テープの断面図である。
【図3】本発明両面粘着テープの断面図である。
【符号の説明】
1:経糸
2:緯糸
3:編布
4:AC処理層
5:ラミネート層
6:感圧性粘着剤層

Claims (5)

  1. マルチフィラメントを独立編みしたタテ糸に、融点が65〜250℃の熱可塑性樹脂を主材とするフラットヤーンをヨコ糸として挿入して形成した編布の片面又は表裏面に化学的又は物理的なアンカー処理層が形成されており、該アンカー処理層上に融点が65〜350℃の熱可塑性樹脂が溶融状態で両面もしくは片面に、片面当たりの付着量が5〜250g/m の層としてラミネートされている編布基材の片面又は両面に感圧性粘着剤が塗布されている粘着テープであり、タテ・ヨコ方向引張り強度が各々5〜2000N/25mm幅、タテ・ヨコ引き裂き強度が各々0.1〜25Nで、タテ方向の伸びが5〜75%の範囲であり、タテ・ヨコ方向に直線的な手切れ性を有していて斜め方向の応力を受けても基材の引き裂き方向が斜行することがなく、又、切口が毛羽立ちすることのない編布粘着テープ。
  2. 前記タテ糸が、スフ糸、綿糸、スフ・ポリエステル交撚糸及び綿・ポリエステル交撚糸からなる番手が10〜1000デニールの範囲の糸、ポリエステルフィラメント、ポリアクリルフィラメント、ナイロンフィラメント及びポリプロピレンフィラメントからなる番手が10〜1000デニールの範囲のマルチフィラメント、及び熱可塑性樹脂を主材とする50〜1000デニールの範囲のフラットヤーンからなる群から選ばれる1種もしくは複数種であることを特徴とする請求項1記載の編布粘着テープ。
  3. 前記ヨコ糸が、50〜1000デニールの太さの範囲で、その融点が65〜250℃の範囲である熱可塑性樹脂からなるフラットヤーンであることを特徴とする請求項1又は2に記載の編布粘着テープ。
  4. 前記アンカー処理層が、コロナ処理、UV処理及びスパッタリング処理から選ばれる物理的処理層であるか、又は有機チタン系樹脂、イソシアネート系樹脂、ポリエチレンイミン系樹脂及びポリブタジエン系樹脂から選ばれる樹脂を塗布することによる化学的処理層であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の編布粘着テープ。
  5. 前記感圧性粘着剤は、ゴム系、アクリル系、シリコン系、ポリウレタン系及びエポキシ系から選ばれるガラス転移点が10℃以下の粘着剤よりなり、前記基材の片面又は両面のそれぞれに厚さ5〜200μmの範囲で塗布されていることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の編布粘着テープ。
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