JP3555698B2 - アルミニウム材の抵抗溶接方法及びt字型アルミニウム構造体 - Google Patents

アルミニウム材の抵抗溶接方法及びt字型アルミニウム構造体 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は構造用アルミニウム合金の溶接技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
構造体の軽量化を図るためにアルミニウム材が使用され、車体の縦桁と支柱とを結節部材を介して接合する技術が特開昭60−135375号公報にて公開されている。同技術に類似する工法を次図で詳しく説明する。
【0003】
図12(a),(b)はアルミニウム構造体の接合施工図であり、角パイプ101,102,103を接合する場合に、例えばT字状の継手104を準備し、この継手104に角パイプ101〜103の端部を差込み、TIG、MIG又はレーザ溶接法により接合して、(b)に示す構造体を製造するというものである。上記角パイプ101〜103は中空閉断面構造のアルミニウムフレームであり、押出法によって製造され、また上記継手104は形状が複雑であるためアルミニウム鋳物である。
【0004】
図13(a),(b)はアルミニウムフレームにアルミニウム板を抵抗溶接する改良された従来例図であり、(a)に示す通り、アルミニウムフレーム120に予めフランジ121を一体形成しておき、このフランジ121にアルミニウム板122を載せて、電極113,114にて抵抗溶接するというものである。(b)は溶接後の断面図であり、123はナゲット(溶着金属)である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前記図12に示したアルミニウム構造体の接合法において、溶接法をTIGやMIGにすれば熱歪が大きくなり、歪み取り熱処理が不可欠となり、工費が高騰し且つ工期が長くなるという不都合がある。レーザ溶接法では熱歪は問題ないが高い加工精度が要求されるために作業効率が悪く工費の低減は難しい。また、結節部材を用いるため、部品点数が増しコストが増加する。
【0006】
図13のアルミニウムフレームにアルミニウム板を抵抗溶接する技術では、溶接に係る費用は低く抑えることが可能であるが、フランジを予め形成しなければならず、アルミニウムフレームの材料費、製造費は割高となり、しかもフランジが強度メンバとなるためにアルミニウムフレームをフランジ方向へ曲げることは困難となり、アルミニウムフレームの2次加工が難しくなるなどの問題がある。そこで、本発明の目的は中空閉断面フレーム同士または中空閉断面フレームとアルミニウム板との接合において、継手やフランジが無くても簡単に抵抗溶接できる技術を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】
上記課題を解決するために本発明は、特別のインサート材を介在させることで中空閉断面構造のアルミニウムフレーム同士または前記アルミニウムフレームとアルミニウム板との抵抗溶接接合することを可能にしたものである。即ち、一方のアルミニウムフレームを加工して板状部(差込み部、フランジ、舌状部)を形成し、この板状部又はアルミニウム板を中空閉断面構造のアルミニウムフレームに抵抗溶接するものである。
前記特別のインサート材は、(マグネシウム)粉末もしくは(アルミニウム+マグネシウム)混合粉末に10〜50重量%の熱硬化性樹脂を加えて混練してなるインサート材、又は65重量%以下の金属酸化物(MnO ,Cr ,TiO ,NiO,SiO )とアルミニウム粉末もしくは/およびマグネシウム粉末との混合粉末に10〜50重量%の熱硬化性樹脂を加えて混練してなるインサート材である。
【0008】
【実施例】
本発明の実施例を添付図に基づいて以下に説明する。
図1(a),(b)は本発明に係る抵抗溶接方法の原理図であり、(a)において中空閉断面構造のアルミニウムフレーム1の接合面にインサート材2を塗布又は貼着けて、アルミニウム板3を載せ、電極5,6で200kgf程度の小さな加圧力で押圧しつつ抵抗溶接する。(b)は溶接後の構造体の断面図であり、7はナゲットである。
【0009】
前記インサート材2は、(マグネシウム)粉末又は(アルミニウム+マグネシウム)混合粉末に10〜50重量%の熱硬化性樹脂を加えて混練したものが適当である。または、インサート材2は、65重量%以下の金属酸化物(MnO, Cr,TiO,NiO,SiO)とアルミニウム粉末または/およびマグネシウム粉末との混合粉末に10〜50重量%の熱硬化性樹脂を加えて混練したものが適当である。金属酸化物とアルミニウム粉末または/およびマグネシウム粉末によりテルミット反応を促して溶接部の温度を高め、接合部面積を増大させ、溶接強度を向上させる。
【0010】
また、熱硬化性樹脂により粉末に粘性を与え、取扱性を高め、溶接後加熱することにより更に接合強度を向上させることができる。
ただし、金属酸化物が65重量%を超えると反応相手のアルミニウム粉末またはマグネシウム粉末が少ないために良好な反応が発生せずに金属酸化物が残存してしまう。熱硬化性樹脂の割合が10重量%未満では粘度が不足し、50重量%を超えると通電性が低下してしまう。
【0011】
本発明方法の評価を表1に基づいて説明する。なお、図1においてアルミニウムフレーム1は肉厚3mm、60mm角のJIS−6063−T5(Al−Mg−Si系アルミニウム合金)押出材、アルミニウム板3は板厚1.2mmのJIS−5182(Al−Mg系アルミニウム合金)圧延材、電極5,6は直径16mm×R80mmの無酸素銅電極である。インサート材2の内容及び電極5,6に係る抵抗溶接条件は表1に示した通りである。
【0012】
【表1】
Figure 0003555698
【0013】
比較例1(図2参照)、実施例1〜3及び比較例2(図1参照)において、溶接電流は16kA、溶接時間は15サイクル、加圧力は200kgfである。
比較例1:
インサート材無しの条件で抵抗溶接したところ、溶接後の破断試験において溶接部で破断した(図3参照)ので評価は「×」である。
【0014】
図2(a),(b)は中空閉断面構造のアルミニウムフレームにアルミニウム板を抵抗溶接する図であり、(a)のアルミニウムフレーム110にアルミニウム板111を載せて、上下から電極113,114で挟み、抵抗溶接するというものである。しかし、通常、この種の抵抗溶接では接合強度を満足させるために板厚が1.2mmのときに加圧力を400kgf以上としなければならず、このような大きな加圧力を掛けるとアルミニウムフレーム110が中空構造であるために、(b)のように、アルミニウムフレーム110は鼓(つづみ)型に変形するため、接合できない。
【0015】
実施例1:
インサート材を(30重量%エポキシ樹脂+54重量%マグネシウム+アルミニウム)にしたところ、溶接後の破断試験において母材が破断、即ち溶接部で破断しなかったので評価は「○」である。
実施例2:
インサート材を(40重量%エポキシ樹脂+3重量%MnO+34重量%マグネシウム+アルミニウム)にしたところ、溶接後の破断試験において母材が破断、即ち溶接部で破断しなかった(図4参照)ので評価は「○」である。
実施例3:
インサート材を(50重量%エポキシ樹脂+3重量%MnO+30重量%マ グネシウム+アルミニウム)にしたところ、溶接後の破断試験において母材が破断、即ち溶接部で破断しなかったので評価は「○」である。
【0016】
比較例2:
インサート材を(55重量%エポキシ樹脂+3重量%MnO+30重量%マ グネシウム+アルミニウム)にしたところ、溶接後の破断試験において溶接部で破断したので評価は「×」である。
従って、加圧力を従来の400kgfの半分である200kgfにしても適当なインサート材を使用することにより良好な抵抗溶接をなすことが可能である。適当なインサート材とは、50重量%以下のエポキシ樹脂を含むものであり、50重量%を超えると流動性過剰で所望の厚さの層が形成できずに比較例1に近い状態となるため好ましくなく、また、細かな実験の結果、10重量%未満では粘度不足で取扱性が悪く好ましくなかった。そこで、エポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂の割合を10〜50重量%とする。
【0017】
図3は比較例1における破断形態を示すであり、図1(b)からアルミニウム板3を強制的に引き剥がした後の2矢視図であり、アルミニウムフレーム1のほぼ中央に破断されたナゲット7が認められる。ナゲット7の径が小さいために接着強度が小さく、溶接部から破断したものである。
【0018】
図4(a)は実施例2における破断形態を示す図、(b)は同拡大図であり、図1(b)からアルミニウム板3を強制的に引き剥がした後の2矢視図であり、(b)に示す通りアルミニウムフレーム1に付着したアルミニウム板3の一部、ナゲット7及びインサート材2の跡が認められる。破断部は溶着部(ナゲット7)からではなくアルミニウム板3側がむしり取られたものであり、母材から破断したものである。
【0019】
以下、本発明方法を利用したアルミニウム構造物の具体例を説明する。
図5(a),(b)はインダイレクト溶接法とシリーズ溶接法の説明図であり、(a)はインダイレクト法と称し、電極11と電極12とを互いに離れた位置に配置した方法であり、(b)は電極11と電極13を対向配置し、電極11,13間で複数箇所のナゲット7,7を形成するようにしたものであり、シリーズ溶接法と称する。以下に示す、具体例は上記2溶接法の一方又は組合わせにより溶接を実施するものである。
【0020】
図6(a),(b)は本発明の抵抗溶接法を利用した第1具体例を示し、(a)は分解図,(b)は組立姿を示す(以下同様)。
(a)に示す通り第2アルミニウムフレーム22の先端に第1アルミニウムフレーム21に嵌合する差込み部23,23を形成しておく。第1アルミニウムフレーム21の所定箇所(ナゲット形成部)にインサート材24を塗布し、上から第2アルミニウムフレーム22を差込む。(b)にて電極11と電極12とでインダイレクト溶接する。又は、電極11と電極13とでシリーズ溶接してもよい。何れかの溶接で、第1アルミニウムフレーム21に第2アルミニウムフレーム22を接合する。
【0021】
図7(a),(b)は本発明の抵抗溶接法を利用した第2具体例を示し、(a)に示す通り第2アルミニウムフレーム22の先端に第1アルミニウムフレーム21に当接するフランジ25,25を形成しておく。第1アルミニウムフレーム21の所定箇所(ナゲット形成部)にインサート材24,24を塗布し、上から第2アルミニウムフレーム22を当接する。(b)にて電極11と電極12とでインダイレクト溶接し、第1アルミニウムフレーム21に第2アルミニウムフレーム22を接合する。
【0022】
図8(a),(b)は本発明の抵抗溶接法を利用した第3具体例を示し、(a)に示す通り第2アルミニウムフレーム22の先端に第1アルミニウムフレーム21に嵌合する差込み部23及びフランジ25,25を形成しておく。第1アルミニウムフレーム21の所定箇所(ナゲット形成部)にインサート材24…を塗布し、上から第2アルミニウムフレーム22を差込む。(b)にて電極11と電極12及び電極12と電極13とでインダイレクト溶接する。又は、電極11と電極12とでインダイレクト溶接し、電極11’と電極13とでシリーズ溶接する。これらの方法により、第1アルミニウムフレーム21に第2アルミニウムフレーム22を接合する。
【0023】
図9(a),(b)は本発明の抵抗溶接法を利用した第4具体例を示し、(a)に示す通り第2アルミニウムフレーム22の先端に第1アルミニウムフレーム21に嵌合する差込み部23,23を折り曲げ形成しておく。第1アルミニウムフレーム21の所定箇所(ナゲット形成部)にインサート材24,24を塗布し、上から第2アルミニウムフレーム22を差込む。(b)にて電極11と電極12及び電極11’と電極12とでインダイレクト溶接し、第1アルミニウムフレーム21に第2アルミニウムフレーム22を接合する。
【0024】
図10(a),(b)は本発明の抵抗溶接法を利用した第5具体例を示し、(a)に示す通り第2アルミニウムフレーム22の先端に第1アルミニウムフレーム21に当接するフランジ25,25及び舌状部26を形成し、また第3アルミニウムフレーム28の先端にフランジ29,29及び舌状部31を形成しておく。第1アルミニウムフレーム21の所定箇所(ナゲット形成部)にインサート材24…を塗布し、上から第2アルミニウムフレーム22を差込に、手前から第3アルミニウムフレーム28を当接する。(b)にて電極11と電極12及び電極11’と電極12’で、第1アルミニウムフレーム21と第2アルミニウムフレーム22及び第1アルミニウムフレーム21と第3アルミニウムフレーム28とを接合する。
【0025】
図11(a),(b)は本発明の抵抗溶接法を利用した第6具体例を示し、(a)に示す通りアルミニウム合金製T字形継ぎ板33を準備し、第1・第2アルミニウムフレーム21,22の所定箇所(ナゲット形成部)にインサート材24…を塗布し、第1アルミニウムフレーム21に第2アルミニウムフレーム22を突当て、上から継ぎ板33を当接する。(b)にて電極11と電極12とでインダイレクト溶接する又は電極11と電極11’とでインダイレクト溶接することで、第1アルミニウムフレーム21と継ぎ板33及び継ぎ板33と第2アルミニウムフレーム22とを接合することで第1・2アルミニウムフレーム21,22を接合する。なお、継ぎ板33は上下2枚配置してもよい。また、継ぎ板33は本実施例のT字型に限らず、L字形やI字形のものでもよく、要は第1・2アルミニウムフレーム21,22間に渡す継ぎ部材であればよい。
【0026】
【発明の効果】
以上に述べた通り本発明方法及び構造体は、特別のインサート材を接合面に介在させることで板状部又はアルミニウム板を中空閉断面構造のアルミニウムフレームに直接抵抗溶接することを可能にしたものであり、中空閉断面フレーム同士または中空閉断面フレームとアルミニウム板との接合において、継手やフランジが無くても簡単に抵抗溶接できて例えば車体フレームの小型・軽量化が図れるとともに熱歪を低減できて構造体の寸法精度を高めることができる。
前記特別のインサート材は、(マグネシウム)粉末もしくは(アルミニウム+マグネシウム)混合粉末に10〜50重量%の熱硬化性樹脂を加えて混練してなるインサート材、又は65重量%以下の金属酸化物(MnO ,Cr ,TiO ,NiO,SiO )とアルミニウム粉末もしくは/およびマグネシウム粉末との混合粉末に10〜50重量%の熱硬化性樹脂を加えて混練してなるインサート材である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る抵抗溶接方法の原理図
【図2】中空閉断面構造のアルミニウムフレームにアルミニウム板を抵抗溶接する図
【図3】比較例1における破断形態を示す
【図4】(a)は実施例2における破断形態を示す、(b)は同拡大
【図5】本発明に係るインダイレクト溶接法とシリーズ溶接法の説明図
【図6】本発明の抵抗溶接法を利用した第1具体例
【図7】本発明の抵抗溶接法を利用した第2具体例
【図8】本発明の抵抗溶接法を利用した第3具体例
【図9】本発明の抵抗溶接法を利用した第4具体例
【図10】本発明の抵抗溶接法を利用した第5具体例
【図11】本発明の抵抗溶接法を利用した第6具体例
【図12】従来のアルミニウム構造体の接合施工図
【図13】アルミニウムフレームにアルミニウム板を抵抗溶接する改良された従来例図
【符号の説明】
1,21,22,28…中空閉断面構造のアルミニウムフレーム、2,24…インサート材、3…アルミニウム板、5,6,11,12,13…電極、7…ナゲット、23…差込み部、25,29…フランジ、26,31…舌状部、33…継ぎ板。

Claims (9)

  1. 中空閉断面構造のアルミニウムフレーム(1,21,22,28)同士を接合する、又は前記アルミニウムフレーム(1,21,22,28)にアルミニウム板(3)を接合する際に、接合面にインサート材(2,24)を介在させたアルミニウム材の抵抗溶接方法であって、
    前記インサート材(2,24)は、(マグネシウム)粉末又は(アルミニウム+マグネシウム)混合粉末に10〜50重量%の熱硬化性樹脂を加えて混練したものであることを特徴とするアルミニウム材の抵抗溶接方法。
  2. 中空閉断面構造のアルミニウムフレーム(1,21,22,28)同士を接合する、又は前記アルミニウムフレーム(1,21,22,28)にアルミニウム板(3)を接合する際に、接合面にインサート材(2,24)を介在させたアルミニウム材の抵抗溶接方法であって、
    前記インサート材(2,24)は、65重量%以下の金属酸化物(MnO,Cr,TiO,NiO,SiO)とアルミニウム粉末もしくは/およびマグネシウム粉末との混合粉末に10〜50重量%の熱硬化性樹脂を加えて混練したものであることを特徴とするアルミニウム材の抵抗溶接方法。
  3. 前記アルミニウムフレーム(1,21,22,28)は車両用構造体であり、押出材であることを特徴とした請求項1又は請求項記載のアルミニウム材の抵抗溶接方法。
  4. アルミニウムフレーム(21,22,28)端部を板状に加工してなる板状部(23,25,26,31)又はアルミニウム板(3)を、別のアルミニウムフレーム(21,22,28)の外周面に直接当接し、抵抗溶接することを特徴とした請求項1、請求項2又は請求項3記載のアルミニウム材の抵抗溶接方法。
  5. 中空閉断面構造の第2アルミニウムフレーム(22)の端部に中空閉断面構造の第1アルミニウムフレーム(21)に嵌合する差込み部(23)を形成し、
    (マグネシウム)粉末もしくは(アルミニウム+マグネシウム)混合粉末に10〜50重量%の熱硬化性樹脂を加えて混練してなるインサート材(24)、又は65重量%以下の金属酸化物(MnO ,Cr ,TiO ,NiO,SiO )とアルミニウム粉末もしくは/およびマグネシウム粉末との混合粉末に10〜50重量%の熱硬化性樹脂を加えて混練してなるインサート材(24)を、第1・第2アルミニウムフレーム(21,22)の接合面に介設し、
    第1アルミニウムフレーム(21)に第2アルミニウムフレーム(22)を嵌合し抵抗溶接して製造されたT字型アルミニウム構造体。
  6. 中空閉断面構造の第2アルミニウムフレーム(22)の端部に中空閉断面構造の第1アルミニウムフレーム(21)に当接するフランジ(25)を形成し、
    (マグネシウム)粉末もしくは(アルミニウム+マグネシウム)混合粉末に10〜50重量%の熱硬化性樹脂を加えて混練してなるインサート材(24)、又は65重量%以下の金属酸化物(MnO ,Cr ,TiO ,NiO,SiO )とアルミニウム粉末もしくは/およびマグネシウム粉末との混合粉末に10〜50重量%の熱硬化性樹脂を加えて混練してなるインサート材(24)を、第1・第2アルミニウムフレーム(21,22)の接合面に介設し、
    第1アルミニウムフレーム(21)に第2アルミニウムフレーム(22)のフランジを当接し抵抗溶接して製造されたT字型アルミニウム構造体。
  7. 中空閉断面構造の第2アルミニウムフレーム(22)の端部に中空閉断面構造の第1アルミニウムフレーム(21)に嵌合/当接する差込み部(23)並びにフランジ(25)を形成し、
    (マグネシウム)粉末もしくは(アルミニウム+マグネシウム)混合粉末に10〜50重量%の熱硬化性樹脂を加えて混練してなるインサート材(24)、又は65重量%以下の金属酸化物(MnO ,Cr ,TiO ,NiO,SiO )とアルミニウム粉末もしくは/およびマグネシウム粉末との混合粉末に10〜50重量%の熱硬化性樹脂を 加えて混練してなるインサート材(24)を、第1・第2アルミニウムフレーム(21,22)の接合面に介設し、
    第1アルミニウムフレーム(21)に第2アルミニウムフレーム(22)を嵌合するとともにフランジ(25)を当接し抵抗溶接して製造されたT字型アルミニウム構造体。
  8. 中空閉断面構造の第2アルミニウムフレーム(22)の端部に中空閉断面構造の第1アルミニウムフレーム(21)に当接するフランジ(25,29)及び舌状部(26,31)を形成し、
    (マグネシウム)粉末もしくは(アルミニウム+マグネシウム)混合粉末に10〜50重量%の熱硬化性樹脂を加えて混練してなるインサート材(24)、又は65重量%以下の金属酸化物(MnO ,Cr ,TiO ,NiO,SiO )とアルミニウム粉末もしくは/およびマグネシウム粉末との混合粉末に10〜50重量%の熱硬化性樹脂を加えて混練してなるインサート材(24)を、第1・第2アルミニウムフレーム(21,22)の接合面に介設し、
    第1アルミニウムフレーム(21)に第2アルミニウムフレーム(22)のフランジ(25,29)及び舌状部(26,31)を当接し抵抗溶接して製造されたT字型アルミニウム構造体。
  9. 中空閉断面構造の第2アルミニウムフレーム(22)の端部を中空閉断面構造の第1アルミニウムフレーム(21)に当接し、この当接部分に継ぎ板(33)を掛け渡し、
    (マグネシウム)粉末もしくは(アルミニウム+マグネシウム)混合粉末に10〜50重量%の熱硬化性樹脂を加えて混練してなるインサート材(24)、又は65重量%以下の金属酸化物(MnO ,Cr ,TiO ,NiO,SiO )とアルミニウム粉末もしくは/およびマグネシウム粉末との混合粉末に10〜50重量%の熱硬化性樹脂を加えて混練してなるインサート材(24)を、前記継ぎ板(22)と前記第1・第2アルミニウムフレーム(21,22)との接合面に介設し、
    第1アルミニウムフレーム(21)と継ぎ板(33)及び継ぎ板(33)と第2アルミニウムフレーム(22)とを当接し抵抗溶接して製造されたT字型アルミニウム構造体。
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