JP3555254B2 - トイレ用衛生洗浄装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、局部の洗浄機能を備えたトイレ用衛生洗浄装置に係り、特に洗浄用のノズルを掃除し易くしたトイレ用衛生洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、トイレ用衛生洗浄装置として、局部の洗浄機能を備えたものが知られている。この種のトイレ用衛生洗浄装置では、ノズル装置を備えており、このノズル装置により、ノズルをお尻位置またはビデ用位置まで伸出させて、ノズルヘッドから洗浄水を噴出する。
【0003】
ところで、このノズル装置では、局部洗浄を行なわないときには、ノズルをケーシング内に収めてしまうので、ノズルを掃除する場合には、ノズルを強制的に引き出す必要がある。そこで、特定の操作ボタンが使用者により押されると、ノズルへの洗浄水の供給を停止させた上でノズルを伸出させるトイレ用衛生洗浄装置が提案されている(特開平4−209220号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記トイレ用衛生洗浄装置では、ノズルの掃除中に、ノズルの先端に設けた洗浄水噴出孔に異物が侵入し、そのノズルの清潔性を損ねることがあった。上記異物としては、掃除前に噴出孔の内周面に付着している汚物や、その掃除に使用したトイレットペーパや布などのカス等が相当し、これら異物がノズルの掃除により洗浄水噴出孔に侵入してしまい、ノズルの清潔性を損ねた。
【0005】
この発明のトイレ用衛生洗浄装置は、従来技術における上述の課題を解決するためになされたものであり、ノズルの掃除中に噴出孔に異物が侵入し、ノズルの清潔性を損ねることを防止することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成すべく、前記課題を解決するための手段として、以下に示す構成をとった。
【0007】
即ち、請求項1に記載されたトイレ用衛生洗浄装置は、
便器に備え付けられるトイレ用衛生洗浄装置であって、
洗浄水を吐出する吐水口を備えるノズルと、
該ノズルをその収納位置と、前記洗浄水の吐出方向が便座に着座した使用者に向かう方向となる洗浄位置との間で進退させるノズル駆動手段と、
前記ノズルの吐水口からの洗浄水の吐出量を調整する吐水量調整手段と、
ノズル掃除のための所定を受けたとき、前記吐水量調整手段に対して、前記洗浄水の吐出を停止もしくは吐水量を抑制させた状態で、前記ノズル駆動手段に対して、前記ノズルを前記収納位置から前記洗浄位置へ伸出させる制御手段と
を備え、さらに、
前記制御手段は、
前記操作指令を受けて前記ノズルを前記収納位置から前記洗浄位置へ伸出させる以前に、前記吐水量調整手段に対して、前記洗浄水の吐出を所定時間実行させる前洗浄手段
を備えることを特徴としている。
【0008】
請求項2に記載されたトイレ用衛生洗浄装置は、
便器に備え付けられるトイレ用衛生洗浄装置であって、
洗浄水を吐出する吐水口を備えるノズルと、
該ノズルをその収納位置と、前記洗浄水の吐出方向が便座に着座した使用者に向かう方向となる洗浄位置との間で進退させるノズル駆動手段と、
前記ノズルの吐水口からの洗浄水の吐出量を調整する吐水量調整手段と、
ノズル掃除のための所定の操作指令を受けたとき、前記吐水量調整手段に対して、前記洗浄水の吐出を停止もしくは吐水量を抑制させた状態で、前記ノズル駆動手段に対して、前記ノズルを前記収納位置から前記洗浄位置へ伸出させる制御手段と、
該制御手段の実行後、ノズルを収納させる旨の操作指令を受けたとき、前記ノズル駆動手段に対して、前記ノズルを前記洗浄位置から前記収納位置へ復帰させるとともに、その収納した状態で、前記吐水量調整手段に対して、前記洗浄水の吐出を所定時間実行させる後洗浄手段と
を備えることを特徴としている。
【0009】
請求項1に記載されたトイレ用衛生洗浄装置において、前記制御手段の実行後、ノズルを収納させる旨の操作指令を受けたとき、前記ノズル駆動手段に対して、前記ノズルを前記洗浄位置から前記収納位置へ復帰させるとともに、その収納した状態で、前記吐水量調整手段に対して、前記洗浄水の吐出を所定時間実行させる後洗浄手段を備える構成としてもよい(請求項3記載のもの)。
【0010】
請求項1または3記載のトイレ用衛生洗浄装置において、前記使用者の局部を洗浄する旨の操作指令を受けたとき、前記ノズルを前記収納位置から前記洗浄位置へ伸出させる以前に、前記吐水量調整手段に対して前記洗浄水の吐出を実行させる局部洗浄時前洗浄手段を備えるとともに、前記前洗浄手段による前記洗浄水の吐出の時間は、前記局部洗浄時前洗浄手段による前記洗浄水の吐出の時間よりも長く設定された構成としてもよい(請求項4記載のもの)。
【0011】
請求項2ないし4のいずれか記載のトイレ用衛生洗浄装置において、前記使用者の局部を洗浄する旨の操作指令を受けたとき、局部洗浄の実行後、前記ノズルを収納位置の状態で、前記吐水量調整手段に対して前記洗浄水の吐出を実行させる後洗浄を行なう局部洗浄時後洗浄手段を備えるとともに、前記後洗浄手段による前記洗浄水の吐出の時間は、前記局部洗浄時後洗浄手段による前記洗浄水の吐出の時間よりも長く設定された構成としてもよい(請求項5記載のもの)。
【0012】
請求項6に記載されたトイレ用衛生洗浄装置は、
便器に備え付けられるトイレ用衛生洗浄装置であって、
洗浄水を吐出する吐水口を備えるノズルと、
該ノズルをその収納位置と、前記洗浄水の吐出方向が便座に着座した使用者に向かう方向となる洗浄位置との間で進退させるノズル駆動手段と、
前記ノズルの吐水口からの洗浄水の吐出量を調整する吐水量調整手段と、
ノズル掃除のための所定の操作指令を受けたとき、前記ノズル駆動手段に対して、前記ノズルを前記収納位置から前記洗浄位置へ伸出させるとともに、その伸出した状態で、前記吐水量調整手段に対して、前記洗浄水が便器外に到達しない範囲で少量の吐水を実行させる制御手段と
を備えることを特徴としている。
【0013】
【作用】
請求項1記載のトイレ用衛生洗浄装置によれば、所定の操作指令を受けたとき、制御手段により、洗浄水の吐出を停止もしくは吐水量を抑制させた状態で、ノズルを収納位置から洗浄位置へ伸出させる。このとき、使用者はその洗浄位置に伸出したノズルを掃除するが、そのノズル掃除のためのノズル伸出以前に、前洗浄手段により、吐水量調整手段に対して、洗浄水の吐出を所定時間実行させる。このため、ノズル掃除の前に、ノズルの吐水口に付着している汚物を、予め洗い流し、もしくは吐水口から遠ざけるように作用する。また、吐水口に固着した汚れを浮かせて、汚れを落ち易くするようにも作用する。
【0014】
請求項2記載のトイレ用衛生洗浄装置によれば、所定の操作指令を受けたとき、制御手段により、洗浄水の吐出を停止もしくは吐水量を抑制させた状態で、ノズルを収納位置から洗浄位置へ伸出させる。このとき、使用者はその洗浄位置に伸出したノズルを掃除するが、そのノズル掃除の後に、所定の操作指令を受けたとき、後洗浄手段により、ノズル駆動手段に対して、前記ノズルを前記洗浄位置から前記収納位置へ復帰させるとともに、その収納した状態で、前記吐水量調整手段に対して、前記洗浄水の吐出を所定時間実行させる。このため、ノズル掃除の最中に、その掃除に使用したトイレットペーパや布などのカス等がノズルの吐水口に侵入したとしても、その洗浄水の吐出によりそのカス等を排出するように作用する。
【0015】
請求項3記載のトイレ用衛生洗浄装置によれば、前洗浄手段により、ノズル掃除の前にノズルの吐水口に付着している汚物を、予め洗い流し、もしくは吐水口から遠ざけるように働き、また、後洗浄手段により、ノズル掃除の最中に侵入した、その掃除に使用したトイレットペーパや布などのカス等を排出するように作用する。
【0016】
請求項4記載のトイレ用衛生洗浄装置によれば、前洗浄手段による洗浄水の吐出の時間は、使用者の局部を洗浄する際の前洗浄(局部洗浄時前洗浄手段によるもの)における洗浄水の吐出の時間よりも長く設定されていることから、ノズル掃除の前の汚物の洗い流し等の作用を高めるように働く。しかも、それにも関わらず、使用者の局部を洗浄する際には、前洗浄の時間が長くなった訳ではないことから、その旨の操作指令を出すスイッチ等を使用者が操作してから実際に洗浄が開始されるまでの時間が長くなることで使用者に不満を抱かせるようなこともない。
【0017】
請求項5記載のトイレ用衛生洗浄装置によれば、後洗浄手段による洗浄水の吐出の時間は、使用者の局部を洗浄する際の後洗浄(局部洗浄時後洗浄手段によるもの)における洗浄水の吐出の時間よりも長く設定されていることから、ノズル掃除の後の洗い流しの作用を高めるように作用する。しかも、それにも関わらず、使用者の局部を洗浄する際には、後洗浄の時間が長くなった訳ではないことから、その後の作業、例えば局部に温風を送る作業を即座に行なうことが可能となる。
【0018】
請求項6記載のトイレ用衛生洗浄装置によれば、所定の操作指令を受けたとき、制御手段により、ノズル駆動手段に対して、ノズルを収納位置から洗浄位置へ伸出させて、その伸出した状態で、吐水量調整手段に対して、洗浄水が便器外に到達しない範囲で少量の吐水を実行させる。このとき、使用者はその洗浄位置に伸出したノズルを掃除するが、そのノズルから少量の洗浄水が吐出されていることから、洗浄水の流れができ、使用者によるノズル掃除中に汚れを吐水口から排出する働きをする。また、その洗浄水の流れによりノズルの掃除を容易とするようにも作用する。
【0019】
【実施例】
図1は、トイレ用衛生洗浄装置10を装着した洋式便器の蓋3をした状態の外観図、図2は、その洋式便器の蓋3をしない状態の外観図である。トイレ用衛生洗浄装置(以下、単に衛生洗浄装置と呼ぶ)10は、便器本体5に装着されるものであり、ケーシング11と、ケーシング11の内部に組み込まれたノズル装置12(図2)を備える。ノズル装置12は、ノズル13を備えており、このノズル13を用いて洗浄水(温水)を使用者の局部に噴出する。また、衛生洗浄装置10には、手動操作を行なうための操作パネル14を備えた操作部15が設けられている。
【0020】
図3は、ケーシング11に備えられる温水/ノズル制御装置18を示すブロック図である。温水/ノズル制御装置18は、操作パネル14の操作に応じて温水の吐水の有無やノズル装置12のノズル位置等の制御を実行する。
【0021】
外部水源は、便器本体5のボール面5aに流す洗浄水を貯留する洗浄水タンク(図示省略)に配管接続されるとともに、図3に示すように、途中の分岐金具20から連結管21を介して衛生洗浄装置10にも配管接続され、これに給水している。衛生洗浄装置10は、上流側から、給水アダプタ22、減圧弁23、電磁弁24、安全弁25からなるバルブユニット26と、供給された水を温水用サーミスタ28aにより温度検出しつつ洗浄水用ヒータ29で適温まで加熱する熱交換器30及び熱交換器内の水の有無を検出するフロートスイッチ31とからなる熱交換器ユニット32と、逆止弁33、流調モータ34により駆動される流調弁35を備えた流調ユニット36と、第1開閉弁37aおよび第2開閉弁37bを有する開閉弁ユニット37とを備え、その先端には、ノズル装置12が接続されている。
【0022】
図4は、ノズル装置12の要部を示す左側面図である。ノズル装置12は、衛生洗浄装置10のケーシング11の内部に固定したベース41を備え、このベース41にノズル本体13aがその軸線方向に移動可能に組み込まれている。ベース41は、パイプ状のノズル本体13aの下面を受ける凹曲面状のスライド面を形成したもので、先端には、ノズルヘッド13bを洗うためのクリーニングチャンバ43を備えている。また、ベース41の基端側には駆動モータ45を備え、その出力軸をベルト等の機械的手段によってノズル本体13aに連接し、この出力軸の正逆回転によってノズル本体13aを洗浄位置と収納位置との間で往復動作させる。なお、ここで言う洗浄位置とは、便座6(図1,図2)に着座した使用者の局部に対してノズルヘッド13bの噴出孔が向かうような位置であり、局部に洗浄水を噴出するに最適な位置である。ノズル本体13aを収納位置に戻したときには、先端のノズルヘッド13bはクリーニングチャンバ43の中に納まるような軸線を持つ。
【0023】
ノズル本体13aは、内部に二つの流路を形成して、一方をお尻洗浄用とし、他方をビデ用の流路としている。図3に示すように、これら流路は、流調ユニット36の第1開閉弁37aおよび第2開閉弁37bに続く2本の供給管47,49(図4も参照)に接続されており、ノズルヘッド13bに開けた噴出孔から洗浄水を噴出可能としている。なお、ノズル本体13aの動きに追従させるため、供給管47,49は可撓性のものを用いる。
【0024】
図5は、衛生洗浄装置10に内蔵される電子制御装置100の内部構成とその周辺装置を示すブロック図である。電子制御装置100は、予め設定された制御プログラムに従って洗浄水の温度等を制御するための各種演算処理を実行するCPU102と、CPU102で各種演算処理を実行するのに必要な制御プログラムや制御データ等が予め格納されたROM104と、同じくCPU102で各種演算処理を実行するのに必要な各種データが一時的に読み書きされるRAM106と、非通電状態でもデータを記憶しているバックアップRAM107と、衛生洗浄装置10に付属する各種のセンサやスイッチからの信号を入力してCPU102の処理可能な信号に変換する入力処理回路108と、CPU102での演算結果に応じて電磁弁24や洗浄水用ヒータ29等に信号を出力する出力処理回路109等を備えている。
【0025】
なお、上記バックアップRAM107は、内蔵電池によりバックアップされるもの、フラッシュメモリなど電気的に書込・読み出し可能なデバイスであり、電源遮断時にもそのデータが消去されない各種の装置を適用できる。
【0026】
衛生洗浄装置10に付属する各種のセンサやスイッチとしては次のものがある。便座6には、該便座6への着座を検出する、着座判定手段としての着座センサ6aが設けられている。着座センサ6aとしては、例えば、便座6の表面の便座用ヒータ53について静電容量の変化を測定して着座の有無を検出するセンサや、圧力センサを用いることができる。
【0027】
また、図6に示すように、操作パネル14には、各種の機能に対応した種々の操作ボタンが備えられている。即ち、操作パネル14には、お尻洗浄ボタン141、ビデ洗浄ボタン142、温風を吹き出すための乾燥ボタン143、洗浄や乾燥等の機能を停止させる停止ボタン144が設けられている。また、洗浄水の流量を上げ下げする一組の水量調整ボタン145と、洗浄水の温度を上げ下げする一組の水温調整ボタン147とが設けられている。
【0028】
また、熱交換器ユニット32には、前述したように温水用サーミスタ28aおよびフロートスイッチ31が備えられている。これら各種のセンサやスイッチは、図5に示すように、電子制御装置100の入力処理回路108と電気的に接続され、これらからの信号を入力したCPU102により、温水/ノズル制御装置18に設けられた各種のアクチュエータ(電磁弁24、洗浄水用ヒータ29、流調モータ34、第1開閉弁37a、第2開閉弁37b、駆動モータ45)と便座用ヒータ53等を制御して、ノズル装置12のノズル位置を調整する処理、洗浄を行なう処理等を実行する。
【0029】
電子制御装置100のCPU102で実行される処理に基づく衛生洗浄装置10の大まかな動作は次のようなものである。図1に示す便座6に使用者が座ると、着座センサ6a(図5)からその旨の信号が出力され、その後、使用者が操作パネル14を操作して、例えばお尻洗浄ボタン141が押されると、駆動モータ45を駆動してノズル13を一体的に洗浄位置まで伸出し、開閉弁ユニット37の第1開閉弁37aを開いてノズル13のノズルヘッド13bから洗浄水の噴出を開始する。そして、洗浄終了後、使用者が操作パネル14の停止ボタン144を押すと、第1開閉弁37aを閉じて洗浄水の噴出を終了し、その後、駆動モータ45を逆転してノズル13を収納位置に退避する。なお、ビデ洗浄ボタン142が押されると、ビデ洗浄位置までノズル13が進出して第2開閉弁37bを開いてノズルヘッド13bから洗浄水の噴出を開始し、停止ボタン144を押すことにより洗浄を終了する。
【0030】
また、この実施例では、使用者によりお尻洗浄ボタン141が押されたときに、ノズル13を洗浄位置まで伸出する以前に、ノズル13が収納位置にある状態(ノズルヘッド13bがクリーニングチャンバ43に位置する状態)で、ノズルヘッド13bから洗浄水の噴出を行なうノズルセルフクリーニング処理を行なっている。この処理は、前洗浄(特許請求の範囲で言うところの局部洗浄時前洗浄)と呼ばれるもので、収納位置で噴出された洗浄水がクリーニングチャンバ43の内面に反射されノズルヘッド13bの噴出孔を洗浄することができる。この結果、お尻洗浄に先立ち、ノズル13の清潔性を高めることができる。
【0031】
また、使用者により停止ボタン144が押されて、ノズル13を収納位置に退避した直後にも、ノズル13が収納位置にある状態(ノズルヘッド13bがクリーニングチャンバ43に位置する状態)で、ノズルヘッド13bから洗浄水の噴出を行なうノズルセルフクリーニング処理を行なっている。この処理は、後洗浄(特許請求の範囲で言うところの局部洗浄時後洗浄)と呼ばれるもので、前洗浄と同様に、ノズルヘッド13bの噴出孔を洗浄することができ、お尻洗浄によりノズルヘッド13bに付着した汚物を洗い流すことができる。
【0032】
なお、ビデ洗浄についてもお尻洗浄と同様に、前洗浄、後洗浄と呼ばれるノズルセルフクリーニング処理を行なっている。また、便座6には、便座用ヒータ53(図5)が設けられ、便座面を適温に保持している。
【0033】
さらに、使用者により操作パネル14の停止ボタン144が3秒以上押し続けられると、ノズル13からの吐水を停止した状態で、駆動モータ45を駆動してノズル13を洗浄位置まで伸出し、ノズルを掃除可能な状態とする。その後、使用者により停止ボタン144が押されると、駆動モータ45を逆転してノズル13を収納位置に退避する。このノズルの掃除に関連する処理について、以下、詳しく説明する。
【0034】
図7および図8は、電子制御装置100のCPU102により実行されるノズル掃除ルーチンを示すフローチャートである。このノズル掃除ルーチンは、使用者により停止ボタン144が3秒以上継続して押されたときに、実行開始される。
【0035】
図7に示すように、CPU102は、処理が開始されると、まず、着座センサ6aの検出信号がオン状態であるか否かから、使用者が便座6に着座しているか否かを判定する(ステップS100)。ここで、着座センサ6aがオフ状態であると判定されると、以下の処理を実行し、一方、オン状態であると判定されると、このノズル掃除ルーチンの実行を終了する。
【0036】
着座センサ6aがオフ状態であると判定されると、CPU102は、まず、CPU102の内部にあるタイマをスタートする(ステップS110)。次いで、温水/ノズル制御装置18の流調弁35を最大の開度φmax に調整した上で(ステップS120)、第1開閉弁37aを開いてノズル13のノズルヘッド13bから洗浄水の噴出を開始する(ステップS120)。その後、ステップS110でスタートしたタイマにより求められる経過時間Tが、第1の所定時間t1を越えたか否かを判定する(ステップS130)。ここでは、第1の所定時間t1は2秒間である。ステップS130で、その経過時間Tが第1の所定時間t1を越えていないと判定されると、この判定の処理を繰り返し行なう。
【0037】
ステップS130で、経過時間Tが第1の所定時間t1を越えたと判定されると、ステップS140に処理を進める。ステップS140では、第1開閉弁37aを閉じてノズルヘッド13bからの洗浄水の噴出を終了する。即ち、ステップS115ないしS140では、流調弁35を最大の流量が得られる開度φmax に調整した上で、第1開閉弁37aを所定時間t1だけ開状態とする。この結果、ノズル13のノズルヘッド13bからは、洗浄水が最大流量で所定時間t1だけ噴出されることになる。なお、この洗浄水の噴出時には、ノズルヘッド13bはケーシング11内に収納されていることから、収納位置で(ノズルヘッド13bがクリーニングチャンバ43に位置する状態で)、ノズルヘッド13bから洗浄水が噴出されてノズルセルフクリーニング処理が行なわれることになる。この処理は、前洗浄(前述した局部洗浄時前洗浄と区別するためにノズル掃除時前洗浄と以下呼ぶ)と呼ばれるもので、収納位置で噴出された洗浄水がクリーニングチャンバ43の内面に反射されノズルヘッド13bの噴出孔を洗浄することができる。
【0038】
なお、所定時間t1は、前述したように、2秒間に設定されているが、この2秒間と言う時間は、局部洗浄時の前洗浄における洗浄水の噴射時間(この実施例では、1秒間に設定されている)よりも長い時間となっている。これは、ノズル掃除時における前洗浄の時間を長く取り、その上で、使用者の局部を洗浄する際には、前洗浄の時間が長くならないように図ったものである。
【0039】
ステップS140の処理を終えると、続いて、ステップS145に処理が進められる。ステップS145では、ノズル装置12のノズル位置を伸出させる処理を実行する。この処理では、駆動モータ45を駆動して、ノズル13を収納状態から所定距離だけ伸出させて、洗浄位置に移動する。続いて、温水/ノズル制御装置18の流調弁35を最小の開度φmin に調整した上で(ステップS150)、第1開閉弁37aを開いてノズル13のノズルヘッド13bから洗浄水の噴出を開始する(ステップS155)。なお、上記最小の開度φmin は、洗浄水が便器本体5の外部に到達しないような微小な流量を決めるもので、値0、即ち、完全に閉じた状態ではない。
【0040】
ステップS155の処理後、使用者は、ノズル13のノズル本体13aやその先端のノズルヘッド13bを拭き掃除を行なうことが可能となる。その後、図8に進み、CPU102は、このノズル掃除ルーチンの起動スイッチである停止ボタン144がオフ状態となったか否かを判定する(ステップS160)。ここで、オフ状態でない、即ち、オン状態のままであると判定されると、処理をステップS170に進める。
【0041】
ステップS170では、タイマにより求められる経過時間Tが、第2の所定時間t2を越えたか否かを判定する。ここで、第2の所定時間t2は10秒間である。その経過時間Tが第2の所定時間t2を越えていないと判定されると、処理をステップS160に戻す。一方、経過時間Tが第2の所定時間t2を越えたと判定されると、ノズル装置12のノズル位置を収納位置に後退させる処理を実行する(ステップS180)。この処理では、駆動モータ45を反転して、ノズルヘッド13bをケーシング11内に収納する。その後、前記タイマをリセットして(ステップS185)、この処理を終了する。
【0042】
一方、ステップS160で、停止ボタン144がオフ状態であると判定されると、CPU102は、処理をステップS190に進める。即ち、ステップS160およびS185の処理によれば、停止ボタン144がオン状態である状態が第2の所定時間t2以上継続すると、ノズル13をケーシング11内に収納するようにしている。これは、停止ボタン144がオン状態である状態が第2の所定時間t2以上継続したときには、そのボタンスイッチの短絡であると判断して、ノズル13の収納を行なうものである。
【0043】
ステップS190では、後述する割込みルーチンの受付を開始する処理を行ない、その後、この処理を終了する。
【0044】
CPU102により実行される割込みルーチンについて、図9のフローチャートに沿って詳しく説明する。この割込みルーチンは、ステップS190で受付が開始された以後、所定時間毎に繰り返し実行されるものである。
【0045】
CPU102は、処理が開始されると、まず、停止ボタン144がオン状態であるか否かを判定し(ステップS200)、着座センサ6aがオン状態であるか否かを判定し(ステップS210)、使用者により停止ボタン144以外のボタン操作がなされて、操作パネル14からそれら信号の入力があるか否かを判定し(ステップS220)、前述したノズル掃除ルーチンにより求められた経過時間Tが第3の所定時間t3を越えたか否かを判定する(ステップS230)。ここで、第3の所定時間t3は3分間である。
【0046】
ステップS200ないしS230の内の全てのステップで否定判定されたときには、「リターン」に抜けてこの処理を一旦終了する。一方、ステップS200ないしS230の内のいずれかのステップで肯定判定されたときには、ステップS240に進む。ステップS240では、第1開閉弁37aを閉じてノズルヘッド13bからの洗浄水の噴出を終了する(ステップS240)。その後、ノズル装置12のノズル位置を収納位置に後退させる処理を実行する(ステップS250)。この処理では、駆動モータ45を反転して、ノズルヘッド13bをケーシング11内に収納する。
【0047】
ステップS250の実行後、ステップS110でスタートしたタイマを一旦リセットして再スタートし(ステップS255)、次いで、温水/ノズル制御装置18の流調弁35を最大の開度φmax に調整した上で(ステップS260)、第1開閉弁37aを開いてノズル13のノズルヘッド13bから洗浄水の噴出を開始する(ステップS270)。その後、ステップS255でスタートしたタイマにより求められる経過時間Tが、第4の所定時間t4を越えたか否かを判定する(ステップS280)。ここでは、第4の所定時間t4は3秒間である。ステップS280で、その経過時間Tが第4の所定時間t4を越えていないと判定されると、この判定の処理を繰り返し行なう。
【0048】
ステップS280で、経過時間Tが第4の所定時間t4を越えたと判定されると、ステップS290に処理を進める。ステップS290では、第1開閉弁37aを閉じてノズルヘッド13bからの洗浄水の噴出を終了する。即ち、ステップS260ないしS290では、流調弁35を最大の流量が得られる開度φmax に調整した上で、第1開閉弁37aを所定時間t4だけ開状態とする。この結果、ノズル13のノズルヘッド13bからは、洗浄水が最大流量で所定時間t4だけ噴出されることになる。なお、この洗浄水の噴出時には、ノズルヘッド13bはケーシング11内に収納されていることから、収納位置で(ノズルヘッド13bがクリーニングチャンバ43に位置する状態で)、ノズルヘッド13bから洗浄水が噴出されてノズルセルフクリーニング処理が行なわれることになる。この処理は、後洗浄(前述した局部洗浄時後洗浄と区別するためにノズル掃除時後洗浄と以下呼ぶ)と呼ばれるもので、収納位置で噴出された洗浄水がクリーニングチャンバ43の内面に反射されノズルヘッド13bの噴出孔を洗浄することができる。
【0049】
なお、第4の所定時間t4は、前述したように、3秒間に設定されているが、この3秒間と言う時間は、局部洗浄時の後洗浄における洗浄水の噴射時間(この実施例では、2秒間に設定されている)よりも長い時間となっている。これは、ノズル掃除時における後洗浄の時間を長く取り、その上で、使用者の局部を洗浄する際に、後洗浄の時間が長くならないように図ったものである。
【0050】
ステップS290の処理を終えると、続いて、ステップS300に処理が進められる。ステップS300では、この割込み処理ルーチンが以後、実行されないように、割込み受付を終了するとともに、前記タイマをリセットする。その後、この割込みルーチンを終了する。
【0051】
以上詳述したように、この実施例のトイレ用衛生洗浄装置10によれば、使用者により停止ボタン144が3秒以上押し続けられると、駆動モータ45を駆動してノズル13を洗浄位置まで伸出する(ステップS100,S145)。この結果、使用者は、ノズル13のノズル本体13aおよびノズルヘッド13bを容易に掃除することができる。
【0052】
また、このトイレ用衛生洗浄装置10によれば、ステップS145でノズル13を洗浄位置に伸出させる以前に、ノズル13を収納位置に収納した状態でノズル13から最大流量の洗浄水を所定時間T1だけ噴出する(ステップS115ないしS140)。この結果、ノズル掃除の前に、ノズルヘッド13bの噴出孔に付着している汚物が予め洗い流され、もしくは噴出孔から遠ざけられることから、噴出孔に付着していた汚物がノズル掃除中に噴射孔へ侵入してしまうことを防止することができる。また、噴出孔に固着した汚れは、浮いて落ち易い状態となるため、ノズル掃除の際に容易に落とすことができる。
【0053】
さらに、ステップS250でノズル13を収納位置に収納した状態で、ノズル13から最大流量の洗浄水を所定時間T4だけ噴出する(ステップS260ないしS290)。この結果、ノズル掃除の最中に、ノズル13の噴出孔に、異物(その掃除に使用したトイレットペーパや布などのカス等)が侵入したとしても、その洗浄水の噴出により、その侵入した異物を排出することができる。
【0054】
さらにまた、ステップS145でノズル13を洗浄位置に伸出させた状態で、ノズルヘッド13bから洗浄水が便器本体5の外部に到達しない範囲で、微量の洗浄水の吐水を行なっている(ステップS150,S155)。この結果、ノズル掃除中に水の流れができ、掃除中に汚れが噴出孔に侵入するこを防止することができる。
【0055】
以上のようなノズル掃除時の前洗浄、後洗浄、およびノズル掃除の最中の吐水による作用により、ノズル13の清潔性を向上することができる。
【0056】
また、この実施例のトイレ用衛生洗浄装置10によれば、ノズル掃除時の前洗浄における洗浄水の噴出の時間(2秒)が、局部洗浄時の前洗浄における洗浄水の噴出の時間(1秒)より長くなっていることから、ノズル掃除の前の汚物の洗い流し等の作用を高めることができる。この結果、ノズルの清潔性をより一層向上することができる。しかも、それにも関わらず、使用者の局部を洗浄する際には、前洗浄の時間が長くなった訳ではないことから、その旨の操作指令を出すスイッチ等を使用者が操作してから実際に洗浄が開始されるまでの時間が長くなることで使用者に不満を抱かせるようなこともない。即ち、使用者の局部を洗浄する際の使用者の使い勝手を損ねることもない。
【0057】
さらに、この実施例のトイレ用衛生洗浄装置10によれば、ノズル掃除時の後洗浄における洗浄水の噴出の時間(3秒)が、局部洗浄時の後洗浄における洗浄水の噴出の時間(2秒)より長くなっていることから、ノズル掃除の後の汚物の洗い流し等の作用を高めることができる。この結果、ノズルの清潔性をより一層向上することができる。しかも、それにも関わらず、使用者の局部を洗浄する際には、後洗浄の時間が長くなった訳ではないことから、その後の作業、例えば局部に温風を送る作業を即座に行なうことができる。即ち、使用者の局部を洗浄した後の作業性を損ねることがない。
【0058】
前述した実施例の別態様について以下に説明する。前記実施例のトイレ用衛生洗浄装置10によれば、ノズル掃除時の前洗浄(ステップS115ないしS140)、後洗浄(ステップS260ないしS290)、およびノズル掃除の最中の吐水(ステップS150,S155)といった処理を実行しているが、これら3つのノズル13からの吐水の処理は必ずしも全て行なう必要がなく、いずれか一つを行なう構成としてもよく、また、3つの内の2つを選択して行なう構成としてもよい。
【0059】
また、ノズル掃除ルーチンでは、第1開閉弁37aを開閉制御してノズル13からの洗浄水の噴射を行なっていたが、これに換えて、第2開閉弁37bを開閉制御する構成としてもよい。また、第1開閉弁37aと第2開閉弁37bとの双方を開閉制御する構成としてもよく、この構成によれば、お尻洗浄用の噴射口とビデ洗浄用の噴射口との双方を洗浄することができ、ノズル13の清潔性をより一層向上することができる。
【0060】
なお、前述したノズル掃除ルーチンは、停止ボタン144のオン状態が3秒間以上継続された場合に限り実行開始されるものとしたが、これに換えて、ノズル伸出用の専用スイッチを設け、このスイッチが操作された場合に行なわれるようにしてもよい。
【0061】
また、操作パネル14に設けたスイッチ群をリモコンとしても備える構成としてもよい
【0062】
以上本発明の実施例について説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
【0063】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載されたトイレ用衛生洗浄装置によれば、ノズル掃除の前に、ノズルの吐水口に付着している汚物が、予め洗い流され、もしくは吐水口から遠ざけられることから、吐水口に付着していた汚物がノズル掃除中に吐水口へ侵入してしまうことを防止することができる。また、吐水口に固着した汚れは、浮いて落ち易い状態となるため、ノズル掃除の際に容易に落とすことができる。これらの結果、ノズルの清潔性を向上することができると言った効果を奏する。
【0064】
また、洗浄位置にあるノズルの吐水口から吐水量を抑制した状態で吐水するようにすれば、ノズル掃除中の洗浄水の吐出と前洗浄により、ノズルの清潔性をより一層向上することができる。
【0065】
請求項2に記載されたトイレ用衛生洗浄装置によれば、ノズル掃除の最中に、ノズルの吐水口に異物が侵入したとしても、ノズル掃除後のノズル収納状態で洗浄水を吐出することから、その侵入した異物を排出することができる。これらの結果、ノズルの清潔性を向上することができると言った効果を奏する。
【0066】
また、洗浄位置にあるノズルの吐水口から吐水量を抑制した状態で吐水するようにすれば、ノズル掃除中の洗浄水の吐出と後洗浄により、ノズルの清潔性をより一層向上することができる。
【0067】
請求項3に記載されたトイレ用衛生洗浄装置によれば、後洗浄と前洗浄により、ノズルの清潔性をより一層向上することができる。
【0068】
請求項4に記載されたトイレ用衛生洗浄装置によれば、前洗浄における洗浄水の吐出の時間が長くなっていることから、ノズル掃除の前の汚物の洗い流し等の作用を高めることができ、この結果、ノズルの清潔性をより一層向上することができる。しかも、それにも関わらず、使用者の局部を洗浄する際の使用者の使い勝手を損ねるようなこともない。
【0069】
請求項5に記載されたトイレ用衛生洗浄装置によれば、後洗浄における洗浄水の吐出の時間が長くなっていることから、ノズル掃除の後の汚物の洗い流しの作用を高めることができ、この結果、ノズルの清潔性をより一層向上することができる。しかも、それにも関わらず、使用者の局部を洗浄した後の作業性を損ねるようなこともない。
【0070】
請求項6に記載されたトイレ用衛生洗浄装置によれば、ノズル掃除中に水の流れを作っておくことにより、掃除中に汚れが吐水口に侵入するのを防止することができる。また、その水の流れによりノズルの掃除を容易なものとすることができる。これらの結果、ノズルの清潔性の向上と掃除の作業性の向上とを図ることができると言った効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るトイレ用衛生洗浄装置10を装着した洋式便器の蓋3をした状態の外観図である。
【図2】その洋式便器の蓋3をしない状態の外観図である。
【図3】トイレ用衛生洗浄装置10の温水/ノズル制御装置18を示すブロック図である。
【図4】ノズル装置12の要部を示す左側面図である。
【図5】トイレ用衛生洗浄装置10に内蔵される電子制御装置100の内部構成とその周辺装置を示すブロック図である。
【図6】操作パネル14の平面図である。
【図7】電子制御装置100で実行されるノズル掃除ルーチンの前半部分を示すフローチャートである。
【図8】そのノズル掃除ルーチンの後半部分を示すフローチャートである。
【図9】電子制御装置100で実行される割込みルーチンを示すフローチャートである。
【符号の説明】
3…蓋
5…便器本体
5a…ボール面
6…便座
6a…着座センサ
10…トイレ用衛生洗浄装置
11…ケーシング
12…ノズル装置
13…ノズル
13a…ノズル本体
13b…ノズルヘッド
14…操作パネル
15…操作部
18…温水/ノズル制御装置
20…分岐金具
21…連結管
22…給水アダプタ
23…減圧弁
24…電磁弁
25…安全弁
26…バルブユニット
28a…温水用サーミスタ
29…洗浄水用ヒータ
30…熱交換器
31…フロートスイッチ
32…熱交換器ユニット
33…逆止弁
34…流調モータ
35…流調弁
36…流調ユニット
37…開閉弁ユニット
37a…第1開閉弁
37b…第2開閉弁
41…ベース
43…クリーニングチャンバ
45…駆動モータ
47,49…供給管
53…便座用ヒータ
100…電子制御装置
102…CPU
104…ROM
106…RAM
107…バックアップRAM
108…入力処理回路
109…出力処理回路
141…お尻洗浄ボタン
142…ビデ洗浄ボタン
143…乾燥ボタン
144…停止ボタン
145…水量調整ボタン
147…水温調整ボタン

Claims (6)

  1. 便器に備え付けられるトイレ用衛生洗浄装置であって、
    洗浄水を吐出する吐水口を備えるノズルと、
    該ノズルをその収納位置と、前記洗浄水の吐出方向が便座に着座した使用者に向かう方向となる洗浄位置との間で進退させるノズル駆動手段と、
    前記ノズルの吐水口からの洗浄水の吐出量を調整する吐水量調整手段と、
    ノズル掃除のための所定の操作指令を受けたとき、前記吐水量調整手段に対して、前記洗浄水の吐出を停止もしくは吐水量を抑制させた状態で、前記ノズル駆動手段に対して、前記ノズルを前記収納位置から前記洗浄位置へ伸出させる制御手段と
    を備え、さらに、
    前記制御手段は、
    前記操作指令を受けて前記ノズルを前記収納位置から前記洗浄位置へ伸出させる以前に、前記吐水量調整手段に対して、前記洗浄水の吐出を所定時間実行させる前洗浄手段
    を備えることを特徴とするトイレ用衛生洗浄装置。
  2. 便器に備え付けられるトイレ用衛生洗浄装置であって、
    洗浄水を吐出する吐水口を備えるノズルと、
    該ノズルをその収納位置と、前記洗浄水の吐出方向が便座に着座した使用者に向かう方向となる洗浄位置との間で進退させるノズル駆動手段と、
    前記ノズルの吐水口からの洗浄水の吐出量を調整する吐水量調整手段と、
    ノズル掃除のための所定の操作指令を受けたとき、前記吐水量調整手段に対して、前記洗浄水の吐出を停止もしくは吐水量を抑制させた状態で、前記ノズル駆動手段に対して、前記ノズルを前記収納位置から前記洗浄位置へ伸出させる制御手段と、
    該制御手段の実行後、ノズルを収納させる旨の操作指令を受けたとき、前記ノズル駆動手段に対して、前記ノズルを前記洗浄位置から前記収納位置へ復帰させるとともに、その収納した状態で、前記吐水量調整手段に対して、前記洗浄水の吐出を所定時間実行させる後洗浄手段と
    を備えることを特徴とするトイレ用衛生洗浄装置。
  3. 請求項1記載のトイレ用衛生洗浄装置であって、
    前記制御手段の実行後、ノズルを収納させる旨の操作指令を受けたとき、前記ノズル駆動手段に対して、前記ノズルを前記洗浄位置から前記収納位置へ復帰させるとともに、その収納した状態で、前記吐水量調整手段に対して、前記洗浄水の吐出を所定時間実行させる後洗浄手段
    を備えるトイレ用衛生洗浄装置。
  4. 請求項1または3記載のトイレ用衛生洗浄装置であって、
    前記使用者の局部を洗浄する旨の操作指令を受けたとき、前記ノズルを前記収納位置から前記洗浄位置へ伸出させる以前に、前記吐水量調整手段に対して前記洗浄水の吐出を実行させる局部洗浄時前洗浄手段
    を備えるとともに、
    前記前洗浄手段による前記洗浄水の吐出の時間は、
    前記局部洗浄時前洗浄手段による前記洗浄水の吐出の時間よりも長く設定された
    トイレ用衛生洗浄装置。
  5. 請求項2ないし4のいずれか記載のトイレ用衛生洗浄装置であって、
    前記使用者の局部を洗浄する旨の操作指令を受けたとき、局部洗浄の実行後、前記ノズルを収納位置の状態で、前記吐水量調整手段に対して前記洗浄水の吐出を実行させる後洗浄を行なう局部洗浄時後洗浄手段
    を備えるとともに、
    前記後洗浄手段による前記洗浄水の吐出の時間は、
    前記局部洗浄時後洗浄手段による前記洗浄水の吐出の時間よりも長く設定された
    トイレ用衛生洗浄装置。
  6. 便器に備え付けられるトイレ用衛生洗浄装置であって、
    洗浄水を吐出する吐水口を備えるノズルと、
    該ノズルをその収納位置と、前記洗浄水の吐出方向が便座に着座した使用者に向かう方向となる洗浄位置との間で進退させるノズル駆動手段と、
    前記ノズルの吐水口からの洗浄水の吐出量を調整する吐水量調整手段と、
    ノズル掃除のための所定の操作指令を受けたとき、前記ノズル駆動手段に対して、前記ノズルを前記収納位置から前記洗浄位置へ伸出させるとともに、その伸出した状態で、前記吐水量調整手段に対して、前記洗浄水が便器外に到達しない範囲で少量の吐水を実行させる制御手段と
    を備えることを特徴とするトイレ用衛生洗浄装置。
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