JP3555254B2

JP3555254B2 - Sanitary washing device for toilet

Info

Publication number: JP3555254B2
Application number: JP17421595A
Authority: JP
Inventors: 慶信加藤; 康因間
Original assignee: 東陶機器株式会社
Priority date: 1995-06-16
Filing date: 1995-06-16
Publication date: 2004-08-18
Anticipated expiration: 2019-08-18
Also published as: JPH094019A

Description

【０００１】
【産業上の利用分野】
この発明は、局部の洗浄機能を備えたトイレ用衛生洗浄装置に係り、特に洗浄用のノズルを掃除し易くしたトイレ用衛生洗浄装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来より、トイレ用衛生洗浄装置として、局部の洗浄機能を備えたものが知られている。この種のトイレ用衛生洗浄装置では、ノズル装置を備えており、このノズル装置により、ノズルをお尻位置またはビデ用位置まで伸出させて、ノズルヘッドから洗浄水を噴出する。
【０００３】
ところで、このノズル装置では、局部洗浄を行なわないときには、ノズルをケーシング内に収めてしまうので、ノズルを掃除する場合には、ノズルを強制的に引き出す必要がある。そこで、特定の操作ボタンが使用者により押されると、ノズルへの洗浄水の供給を停止させた上でノズルを伸出させるトイレ用衛生洗浄装置が提案されている（特開平４−２０９２２０号公報）。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記トイレ用衛生洗浄装置では、ノズルの掃除中に、ノズルの先端に設けた洗浄水噴出孔に異物が侵入し、そのノズルの清潔性を損ねることがあった。上記異物としては、掃除前に噴出孔の内周面に付着している汚物や、その掃除に使用したトイレットペーパや布などのカス等が相当し、これら異物がノズルの掃除により洗浄水噴出孔に侵入してしまい、ノズルの清潔性を損ねた。
【０００５】
この発明のトイレ用衛生洗浄装置は、従来技術における上述の課題を解決するためになされたものであり、ノズルの掃除中に噴出孔に異物が侵入し、ノズルの清潔性を損ねることを防止することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成すべく、前記課題を解決するための手段として、以下に示す構成をとった。
【０００７】
即ち、請求項１に記載されたトイレ用衛生洗浄装置は、
便器に備え付けられるトイレ用衛生洗浄装置であって、
洗浄水を吐出する吐水口を備えるノズルと、
該ノズルをその収納位置と、前記洗浄水の吐出方向が便座に着座した使用者に向かう方向となる洗浄位置との間で進退させるノズル駆動手段と、
前記ノズルの吐水口からの洗浄水の吐出量を調整する吐水量調整手段と、
ノズル掃除のための所定を受けたとき、前記吐水量調整手段に対して、前記洗浄水の吐出を停止もしくは吐水量を抑制させた状態で、前記ノズル駆動手段に対して、前記ノズルを前記収納位置から前記洗浄位置へ伸出させる制御手段と
を備え、さらに、
前記制御手段は、
前記操作指令を受けて前記ノズルを前記収納位置から前記洗浄位置へ伸出させる以前に、前記吐水量調整手段に対して、前記洗浄水の吐出を所定時間実行させる前洗浄手段
を備えることを特徴としている。
【０００８】
請求項２に記載されたトイレ用衛生洗浄装置は、
便器に備え付けられるトイレ用衛生洗浄装置であって、
洗浄水を吐出する吐水口を備えるノズルと、
該ノズルをその収納位置と、前記洗浄水の吐出方向が便座に着座した使用者に向かう方向となる洗浄位置との間で進退させるノズル駆動手段と、
前記ノズルの吐水口からの洗浄水の吐出量を調整する吐水量調整手段と、
ノズル掃除のための所定の操作指令を受けたとき、前記吐水量調整手段に対して、前記洗浄水の吐出を停止もしくは吐水量を抑制させた状態で、前記ノズル駆動手段に対して、前記ノズルを前記収納位置から前記洗浄位置へ伸出させる制御手段と、
該制御手段の実行後、ノズルを収納させる旨の操作指令を受けたとき、前記ノズル駆動手段に対して、前記ノズルを前記洗浄位置から前記収納位置へ復帰させるとともに、その収納した状態で、前記吐水量調整手段に対して、前記洗浄水の吐出を所定時間実行させる後洗浄手段と
を備えることを特徴としている。
【０００９】
請求項１に記載されたトイレ用衛生洗浄装置において、前記制御手段の実行後、ノズルを収納させる旨の操作指令を受けたとき、前記ノズル駆動手段に対して、前記ノズルを前記洗浄位置から前記収納位置へ復帰させるとともに、その収納した状態で、前記吐水量調整手段に対して、前記洗浄水の吐出を所定時間実行させる後洗浄手段を備える構成としてもよい（請求項３記載のもの）。
【００１０】
請求項１または３記載のトイレ用衛生洗浄装置において、前記使用者の局部を洗浄する旨の操作指令を受けたとき、前記ノズルを前記収納位置から前記洗浄位置へ伸出させる以前に、前記吐水量調整手段に対して前記洗浄水の吐出を実行させる局部洗浄時前洗浄手段を備えるとともに、前記前洗浄手段による前記洗浄水の吐出の時間は、前記局部洗浄時前洗浄手段による前記洗浄水の吐出の時間よりも長く設定された構成としてもよい（請求項４記載のもの）。
【００１１】
請求項２ないし４のいずれか記載のトイレ用衛生洗浄装置において、前記使用者の局部を洗浄する旨の操作指令を受けたとき、局部洗浄の実行後、前記ノズルを収納位置の状態で、前記吐水量調整手段に対して前記洗浄水の吐出を実行させる後洗浄を行なう局部洗浄時後洗浄手段を備えるとともに、前記後洗浄手段による前記洗浄水の吐出の時間は、前記局部洗浄時後洗浄手段による前記洗浄水の吐出の時間よりも長く設定された構成としてもよい（請求項５記載のもの）。
【００１２】
請求項６に記載されたトイレ用衛生洗浄装置は、
便器に備え付けられるトイレ用衛生洗浄装置であって、
洗浄水を吐出する吐水口を備えるノズルと、
該ノズルをその収納位置と、前記洗浄水の吐出方向が便座に着座した使用者に向かう方向となる洗浄位置との間で進退させるノズル駆動手段と、
前記ノズルの吐水口からの洗浄水の吐出量を調整する吐水量調整手段と、
ノズル掃除のための所定の操作指令を受けたとき、前記ノズル駆動手段に対して、前記ノズルを前記収納位置から前記洗浄位置へ伸出させるとともに、その伸出した状態で、前記吐水量調整手段に対して、前記洗浄水が便器外に到達しない範囲で少量の吐水を実行させる制御手段と
を備えることを特徴としている。
【００１３】
【作用】
請求項１記載のトイレ用衛生洗浄装置によれば、所定の操作指令を受けたとき、制御手段により、洗浄水の吐出を停止もしくは吐水量を抑制させた状態で、ノズルを収納位置から洗浄位置へ伸出させる。このとき、使用者はその洗浄位置に伸出したノズルを掃除するが、そのノズル掃除のためのノズル伸出以前に、前洗浄手段により、吐水量調整手段に対して、洗浄水の吐出を所定時間実行させる。このため、ノズル掃除の前に、ノズルの吐水口に付着している汚物を、予め洗い流し、もしくは吐水口から遠ざけるように作用する。また、吐水口に固着した汚れを浮かせて、汚れを落ち易くするようにも作用する。
【００１４】
請求項２記載のトイレ用衛生洗浄装置によれば、所定の操作指令を受けたとき、制御手段により、洗浄水の吐出を停止もしくは吐水量を抑制させた状態で、ノズルを収納位置から洗浄位置へ伸出させる。このとき、使用者はその洗浄位置に伸出したノズルを掃除するが、そのノズル掃除の後に、所定の操作指令を受けたとき、後洗浄手段により、ノズル駆動手段に対して、前記ノズルを前記洗浄位置から前記収納位置へ復帰させるとともに、その収納した状態で、前記吐水量調整手段に対して、前記洗浄水の吐出を所定時間実行させる。このため、ノズル掃除の最中に、その掃除に使用したトイレットペーパや布などのカス等がノズルの吐水口に侵入したとしても、その洗浄水の吐出によりそのカス等を排出するように作用する。
【００１５】
請求項３記載のトイレ用衛生洗浄装置によれば、前洗浄手段により、ノズル掃除の前にノズルの吐水口に付着している汚物を、予め洗い流し、もしくは吐水口から遠ざけるように働き、また、後洗浄手段により、ノズル掃除の最中に侵入した、その掃除に使用したトイレットペーパや布などのカス等を排出するように作用する。
【００１６】
請求項４記載のトイレ用衛生洗浄装置によれば、前洗浄手段による洗浄水の吐出の時間は、使用者の局部を洗浄する際の前洗浄（局部洗浄時前洗浄手段によるもの）における洗浄水の吐出の時間よりも長く設定されていることから、ノズル掃除の前の汚物の洗い流し等の作用を高めるように働く。しかも、それにも関わらず、使用者の局部を洗浄する際には、前洗浄の時間が長くなった訳ではないことから、その旨の操作指令を出すスイッチ等を使用者が操作してから実際に洗浄が開始されるまでの時間が長くなることで使用者に不満を抱かせるようなこともない。
【００１７】
請求項５記載のトイレ用衛生洗浄装置によれば、後洗浄手段による洗浄水の吐出の時間は、使用者の局部を洗浄する際の後洗浄（局部洗浄時後洗浄手段によるもの）における洗浄水の吐出の時間よりも長く設定されていることから、ノズル掃除の後の洗い流しの作用を高めるように作用する。しかも、それにも関わらず、使用者の局部を洗浄する際には、後洗浄の時間が長くなった訳ではないことから、その後の作業、例えば局部に温風を送る作業を即座に行なうことが可能となる。
【００１８】
請求項６記載のトイレ用衛生洗浄装置によれば、所定の操作指令を受けたとき、制御手段により、ノズル駆動手段に対して、ノズルを収納位置から洗浄位置へ伸出させて、その伸出した状態で、吐水量調整手段に対して、洗浄水が便器外に到達しない範囲で少量の吐水を実行させる。このとき、使用者はその洗浄位置に伸出したノズルを掃除するが、そのノズルから少量の洗浄水が吐出されていることから、洗浄水の流れができ、使用者によるノズル掃除中に汚れを吐水口から排出する働きをする。また、その洗浄水の流れによりノズルの掃除を容易とするようにも作用する。
【００１９】
【実施例】
図１は、トイレ用衛生洗浄装置１０を装着した洋式便器の蓋３をした状態の外観図、図２は、その洋式便器の蓋３をしない状態の外観図である。トイレ用衛生洗浄装置（以下、単に衛生洗浄装置と呼ぶ）１０は、便器本体５に装着されるものであり、ケーシング１１と、ケーシング１１の内部に組み込まれたノズル装置１２（図２）を備える。ノズル装置１２は、ノズル１３を備えており、このノズル１３を用いて洗浄水（温水）を使用者の局部に噴出する。また、衛生洗浄装置１０には、手動操作を行なうための操作パネル１４を備えた操作部１５が設けられている。
【００２０】
図３は、ケーシング１１に備えられる温水／ノズル制御装置１８を示すブロック図である。温水／ノズル制御装置１８は、操作パネル１４の操作に応じて温水の吐水の有無やノズル装置１２のノズル位置等の制御を実行する。
【００２１】
外部水源は、便器本体５のボール面５ａに流す洗浄水を貯留する洗浄水タンク（図示省略）に配管接続されるとともに、図３に示すように、途中の分岐金具２０から連結管２１を介して衛生洗浄装置１０にも配管接続され、これに給水している。衛生洗浄装置１０は、上流側から、給水アダプタ２２、減圧弁２３、電磁弁２４、安全弁２５からなるバルブユニット２６と、供給された水を温水用サーミスタ２８ａにより温度検出しつつ洗浄水用ヒータ２９で適温まで加熱する熱交換器３０及び熱交換器内の水の有無を検出するフロートスイッチ３１とからなる熱交換器ユニット３２と、逆止弁３３、流調モータ３４により駆動される流調弁３５を備えた流調ユニット３６と、第１開閉弁３７ａおよび第２開閉弁３７ｂを有する開閉弁ユニット３７とを備え、その先端には、ノズル装置１２が接続されている。
【００２２】
図４は、ノズル装置１２の要部を示す左側面図である。ノズル装置１２は、衛生洗浄装置１０のケーシング１１の内部に固定したベース４１を備え、このベース４１にノズル本体１３ａがその軸線方向に移動可能に組み込まれている。ベース４１は、パイプ状のノズル本体１３ａの下面を受ける凹曲面状のスライド面を形成したもので、先端には、ノズルヘッド１３ｂを洗うためのクリーニングチャンバ４３を備えている。また、ベース４１の基端側には駆動モータ４５を備え、その出力軸をベルト等の機械的手段によってノズル本体１３ａに連接し、この出力軸の正逆回転によってノズル本体１３ａを洗浄位置と収納位置との間で往復動作させる。なお、ここで言う洗浄位置とは、便座６（図１，図２）に着座した使用者の局部に対してノズルヘッド１３ｂの噴出孔が向かうような位置であり、局部に洗浄水を噴出するに最適な位置である。ノズル本体１３ａを収納位置に戻したときには、先端のノズルヘッド１３ｂはクリーニングチャンバ４３の中に納まるような軸線を持つ。
【００２３】
ノズル本体１３ａは、内部に二つの流路を形成して、一方をお尻洗浄用とし、他方をビデ用の流路としている。図３に示すように、これら流路は、流調ユニット３６の第１開閉弁３７ａおよび第２開閉弁３７ｂに続く２本の供給管４７，４９（図４も参照）に接続されており、ノズルヘッド１３ｂに開けた噴出孔から洗浄水を噴出可能としている。なお、ノズル本体１３ａの動きに追従させるため、供給管４７，４９は可撓性のものを用いる。
【００２４】
図５は、衛生洗浄装置１０に内蔵される電子制御装置１００の内部構成とその周辺装置を示すブロック図である。電子制御装置１００は、予め設定された制御プログラムに従って洗浄水の温度等を制御するための各種演算処理を実行するＣＰＵ１０２と、ＣＰＵ１０２で各種演算処理を実行するのに必要な制御プログラムや制御データ等が予め格納されたＲＯＭ１０４と、同じくＣＰＵ１０２で各種演算処理を実行するのに必要な各種データが一時的に読み書きされるＲＡＭ１０６と、非通電状態でもデータを記憶しているバックアップＲＡＭ１０７と、衛生洗浄装置１０に付属する各種のセンサやスイッチからの信号を入力してＣＰＵ１０２の処理可能な信号に変換する入力処理回路１０８と、ＣＰＵ１０２での演算結果に応じて電磁弁２４や洗浄水用ヒータ２９等に信号を出力する出力処理回路１０９等を備えている。
【００２５】
なお、上記バックアップＲＡＭ１０７は、内蔵電池によりバックアップされるもの、フラッシュメモリなど電気的に書込・読み出し可能なデバイスであり、電源遮断時にもそのデータが消去されない各種の装置を適用できる。
【００２６】
衛生洗浄装置１０に付属する各種のセンサやスイッチとしては次のものがある。便座６には、該便座６への着座を検出する、着座判定手段としての着座センサ６ａが設けられている。着座センサ６ａとしては、例えば、便座６の表面の便座用ヒータ５３について静電容量の変化を測定して着座の有無を検出するセンサや、圧力センサを用いることができる。
【００２７】
また、図６に示すように、操作パネル１４には、各種の機能に対応した種々の操作ボタンが備えられている。即ち、操作パネル１４には、お尻洗浄ボタン１４１、ビデ洗浄ボタン１４２、温風を吹き出すための乾燥ボタン１４３、洗浄や乾燥等の機能を停止させる停止ボタン１４４が設けられている。また、洗浄水の流量を上げ下げする一組の水量調整ボタン１４５と、洗浄水の温度を上げ下げする一組の水温調整ボタン１４７とが設けられている。
【００２８】
また、熱交換器ユニット３２には、前述したように温水用サーミスタ２８ａおよびフロートスイッチ３１が備えられている。これら各種のセンサやスイッチは、図５に示すように、電子制御装置１００の入力処理回路１０８と電気的に接続され、これらからの信号を入力したＣＰＵ１０２により、温水／ノズル制御装置１８に設けられた各種のアクチュエータ（電磁弁２４、洗浄水用ヒータ２９、流調モータ３４、第１開閉弁３７ａ、第２開閉弁３７ｂ、駆動モータ４５）と便座用ヒータ５３等を制御して、ノズル装置１２のノズル位置を調整する処理、洗浄を行なう処理等を実行する。
【００２９】
電子制御装置１００のＣＰＵ１０２で実行される処理に基づく衛生洗浄装置１０の大まかな動作は次のようなものである。図１に示す便座６に使用者が座ると、着座センサ６ａ（図５）からその旨の信号が出力され、その後、使用者が操作パネル１４を操作して、例えばお尻洗浄ボタン１４１が押されると、駆動モータ４５を駆動してノズル１３を一体的に洗浄位置まで伸出し、開閉弁ユニット３７の第１開閉弁３７ａを開いてノズル１３のノズルヘッド１３ｂから洗浄水の噴出を開始する。そして、洗浄終了後、使用者が操作パネル１４の停止ボタン１４４を押すと、第１開閉弁３７ａを閉じて洗浄水の噴出を終了し、その後、駆動モータ４５を逆転してノズル１３を収納位置に退避する。なお、ビデ洗浄ボタン１４２が押されると、ビデ洗浄位置までノズル１３が進出して第２開閉弁３７ｂを開いてノズルヘッド１３ｂから洗浄水の噴出を開始し、停止ボタン１４４を押すことにより洗浄を終了する。
【００３０】
また、この実施例では、使用者によりお尻洗浄ボタン１４１が押されたときに、ノズル１３を洗浄位置まで伸出する以前に、ノズル１３が収納位置にある状態（ノズルヘッド１３ｂがクリーニングチャンバ４３に位置する状態）で、ノズルヘッド１３ｂから洗浄水の噴出を行なうノズルセルフクリーニング処理を行なっている。この処理は、前洗浄（特許請求の範囲で言うところの局部洗浄時前洗浄）と呼ばれるもので、収納位置で噴出された洗浄水がクリーニングチャンバ４３の内面に反射されノズルヘッド１３ｂの噴出孔を洗浄することができる。この結果、お尻洗浄に先立ち、ノズル１３の清潔性を高めることができる。
【００３１】
また、使用者により停止ボタン１４４が押されて、ノズル１３を収納位置に退避した直後にも、ノズル１３が収納位置にある状態（ノズルヘッド１３ｂがクリーニングチャンバ４３に位置する状態）で、ノズルヘッド１３ｂから洗浄水の噴出を行なうノズルセルフクリーニング処理を行なっている。この処理は、後洗浄（特許請求の範囲で言うところの局部洗浄時後洗浄）と呼ばれるもので、前洗浄と同様に、ノズルヘッド１３ｂの噴出孔を洗浄することができ、お尻洗浄によりノズルヘッド１３ｂに付着した汚物を洗い流すことができる。
【００３２】
なお、ビデ洗浄についてもお尻洗浄と同様に、前洗浄、後洗浄と呼ばれるノズルセルフクリーニング処理を行なっている。また、便座６には、便座用ヒータ５３（図５）が設けられ、便座面を適温に保持している。
【００３３】
さらに、使用者により操作パネル１４の停止ボタン１４４が３秒以上押し続けられると、ノズル１３からの吐水を停止した状態で、駆動モータ４５を駆動してノズル１３を洗浄位置まで伸出し、ノズルを掃除可能な状態とする。その後、使用者により停止ボタン１４４が押されると、駆動モータ４５を逆転してノズル１３を収納位置に退避する。このノズルの掃除に関連する処理について、以下、詳しく説明する。
【００３４】
図７および図８は、電子制御装置１００のＣＰＵ１０２により実行されるノズル掃除ルーチンを示すフローチャートである。このノズル掃除ルーチンは、使用者により停止ボタン１４４が３秒以上継続して押されたときに、実行開始される。
【００３５】
図７に示すように、ＣＰＵ１０２は、処理が開始されると、まず、着座センサ６ａの検出信号がオン状態であるか否かから、使用者が便座６に着座しているか否かを判定する（ステップＳ１００）。ここで、着座センサ６ａがオフ状態であると判定されると、以下の処理を実行し、一方、オン状態であると判定されると、このノズル掃除ルーチンの実行を終了する。
【００３６】
着座センサ６ａがオフ状態であると判定されると、ＣＰＵ１０２は、まず、ＣＰＵ１０２の内部にあるタイマをスタートする（ステップＳ１１０）。次いで、温水／ノズル制御装置１８の流調弁３５を最大の開度φｍａｘに調整した上で（ステップＳ１２０）、第１開閉弁３７ａを開いてノズル１３のノズルヘッド１３ｂから洗浄水の噴出を開始する（ステップＳ１２０）。その後、ステップＳ１１０でスタートしたタイマにより求められる経過時間Ｔが、第１の所定時間ｔ１を越えたか否かを判定する（ステップＳ１３０）。ここでは、第１の所定時間ｔ１は２秒間である。ステップＳ１３０で、その経過時間Ｔが第１の所定時間ｔ１を越えていないと判定されると、この判定の処理を繰り返し行なう。
【００３７】
ステップＳ１３０で、経過時間Ｔが第１の所定時間ｔ１を越えたと判定されると、ステップＳ１４０に処理を進める。ステップＳ１４０では、第１開閉弁３７ａを閉じてノズルヘッド１３ｂからの洗浄水の噴出を終了する。即ち、ステップＳ１１５ないしＳ１４０では、流調弁３５を最大の流量が得られる開度φｍａｘに調整した上で、第１開閉弁３７ａを所定時間ｔ１だけ開状態とする。この結果、ノズル１３のノズルヘッド１３ｂからは、洗浄水が最大流量で所定時間ｔ１だけ噴出されることになる。なお、この洗浄水の噴出時には、ノズルヘッド１３ｂはケーシング１１内に収納されていることから、収納位置で（ノズルヘッド１３ｂがクリーニングチャンバ４３に位置する状態で）、ノズルヘッド１３ｂから洗浄水が噴出されてノズルセルフクリーニング処理が行なわれることになる。この処理は、前洗浄（前述した局部洗浄時前洗浄と区別するためにノズル掃除時前洗浄と以下呼ぶ）と呼ばれるもので、収納位置で噴出された洗浄水がクリーニングチャンバ４３の内面に反射されノズルヘッド１３ｂの噴出孔を洗浄することができる。
【００３８】
なお、所定時間ｔ１は、前述したように、２秒間に設定されているが、この２秒間と言う時間は、局部洗浄時の前洗浄における洗浄水の噴射時間（この実施例では、１秒間に設定されている）よりも長い時間となっている。これは、ノズル掃除時における前洗浄の時間を長く取り、その上で、使用者の局部を洗浄する際には、前洗浄の時間が長くならないように図ったものである。
【００３９】
ステップＳ１４０の処理を終えると、続いて、ステップＳ１４５に処理が進められる。ステップＳ１４５では、ノズル装置１２のノズル位置を伸出させる処理を実行する。この処理では、駆動モータ４５を駆動して、ノズル１３を収納状態から所定距離だけ伸出させて、洗浄位置に移動する。続いて、温水／ノズル制御装置１８の流調弁３５を最小の開度φｍｉｎに調整した上で（ステップＳ１５０）、第１開閉弁３７ａを開いてノズル１３のノズルヘッド１３ｂから洗浄水の噴出を開始する（ステップＳ１５５）。なお、上記最小の開度φｍｉｎは、洗浄水が便器本体５の外部に到達しないような微小な流量を決めるもので、値０、即ち、完全に閉じた状態ではない。
【００４０】
ステップＳ１５５の処理後、使用者は、ノズル１３のノズル本体１３ａやその先端のノズルヘッド１３ｂを拭き掃除を行なうことが可能となる。その後、図８に進み、ＣＰＵ１０２は、このノズル掃除ルーチンの起動スイッチである停止ボタン１４４がオフ状態となったか否かを判定する（ステップＳ１６０）。ここで、オフ状態でない、即ち、オン状態のままであると判定されると、処理をステップＳ１７０に進める。
【００４１】
ステップＳ１７０では、タイマにより求められる経過時間Ｔが、第２の所定時間ｔ２を越えたか否かを判定する。ここで、第２の所定時間ｔ２は１０秒間である。その経過時間Ｔが第２の所定時間ｔ２を越えていないと判定されると、処理をステップＳ１６０に戻す。一方、経過時間Ｔが第２の所定時間ｔ２を越えたと判定されると、ノズル装置１２のノズル位置を収納位置に後退させる処理を実行する（ステップＳ１８０）。この処理では、駆動モータ４５を反転して、ノズルヘッド１３ｂをケーシング１１内に収納する。その後、前記タイマをリセットして（ステップＳ１８５）、この処理を終了する。
【００４２】
一方、ステップＳ１６０で、停止ボタン１４４がオフ状態であると判定されると、ＣＰＵ１０２は、処理をステップＳ１９０に進める。即ち、ステップＳ１６０およびＳ１８５の処理によれば、停止ボタン１４４がオン状態である状態が第２の所定時間ｔ２以上継続すると、ノズル１３をケーシング１１内に収納するようにしている。これは、停止ボタン１４４がオン状態である状態が第２の所定時間ｔ２以上継続したときには、そのボタンスイッチの短絡であると判断して、ノズル１３の収納を行なうものである。
【００４３】
ステップＳ１９０では、後述する割込みルーチンの受付を開始する処理を行ない、その後、この処理を終了する。
【００４４】
ＣＰＵ１０２により実行される割込みルーチンについて、図９のフローチャートに沿って詳しく説明する。この割込みルーチンは、ステップＳ１９０で受付が開始された以後、所定時間毎に繰り返し実行されるものである。
【００４５】
ＣＰＵ１０２は、処理が開始されると、まず、停止ボタン１４４がオン状態であるか否かを判定し（ステップＳ２００）、着座センサ６ａがオン状態であるか否かを判定し（ステップＳ２１０）、使用者により停止ボタン１４４以外のボタン操作がなされて、操作パネル１４からそれら信号の入力があるか否かを判定し（ステップＳ２２０）、前述したノズル掃除ルーチンにより求められた経過時間Ｔが第３の所定時間ｔ３を越えたか否かを判定する（ステップＳ２３０）。ここで、第３の所定時間ｔ３は３分間である。
【００４６】
ステップＳ２００ないしＳ２３０の内の全てのステップで否定判定されたときには、「リターン」に抜けてこの処理を一旦終了する。一方、ステップＳ２００ないしＳ２３０の内のいずれかのステップで肯定判定されたときには、ステップＳ２４０に進む。ステップＳ２４０では、第１開閉弁３７ａを閉じてノズルヘッド１３ｂからの洗浄水の噴出を終了する（ステップＳ２４０）。その後、ノズル装置１２のノズル位置を収納位置に後退させる処理を実行する（ステップＳ２５０）。この処理では、駆動モータ４５を反転して、ノズルヘッド１３ｂをケーシング１１内に収納する。
【００４７】
ステップＳ２５０の実行後、ステップＳ１１０でスタートしたタイマを一旦リセットして再スタートし（ステップＳ２５５）、次いで、温水／ノズル制御装置１８の流調弁３５を最大の開度φｍａｘに調整した上で（ステップＳ２６０）、第１開閉弁３７ａを開いてノズル１３のノズルヘッド１３ｂから洗浄水の噴出を開始する（ステップＳ２７０）。その後、ステップＳ２５５でスタートしたタイマにより求められる経過時間Ｔが、第４の所定時間ｔ４を越えたか否かを判定する（ステップＳ２８０）。ここでは、第４の所定時間ｔ４は３秒間である。ステップＳ２８０で、その経過時間Ｔが第４の所定時間ｔ４を越えていないと判定されると、この判定の処理を繰り返し行なう。
【００４８】
ステップＳ２８０で、経過時間Ｔが第４の所定時間ｔ４を越えたと判定されると、ステップＳ２９０に処理を進める。ステップＳ２９０では、第１開閉弁３７ａを閉じてノズルヘッド１３ｂからの洗浄水の噴出を終了する。即ち、ステップＳ２６０ないしＳ２９０では、流調弁３５を最大の流量が得られる開度φｍａｘに調整した上で、第１開閉弁３７ａを所定時間ｔ４だけ開状態とする。この結果、ノズル１３のノズルヘッド１３ｂからは、洗浄水が最大流量で所定時間ｔ４だけ噴出されることになる。なお、この洗浄水の噴出時には、ノズルヘッド１３ｂはケーシング１１内に収納されていることから、収納位置で（ノズルヘッド１３ｂがクリーニングチャンバ４３に位置する状態で）、ノズルヘッド１３ｂから洗浄水が噴出されてノズルセルフクリーニング処理が行なわれることになる。この処理は、後洗浄（前述した局部洗浄時後洗浄と区別するためにノズル掃除時後洗浄と以下呼ぶ）と呼ばれるもので、収納位置で噴出された洗浄水がクリーニングチャンバ４３の内面に反射されノズルヘッド１３ｂの噴出孔を洗浄することができる。
【００４９】
なお、第４の所定時間ｔ４は、前述したように、３秒間に設定されているが、この３秒間と言う時間は、局部洗浄時の後洗浄における洗浄水の噴射時間（この実施例では、２秒間に設定されている）よりも長い時間となっている。これは、ノズル掃除時における後洗浄の時間を長く取り、その上で、使用者の局部を洗浄する際に、後洗浄の時間が長くならないように図ったものである。
【００５０】
ステップＳ２９０の処理を終えると、続いて、ステップＳ３００に処理が進められる。ステップＳ３００では、この割込み処理ルーチンが以後、実行されないように、割込み受付を終了するとともに、前記タイマをリセットする。その後、この割込みルーチンを終了する。
【００５１】
以上詳述したように、この実施例のトイレ用衛生洗浄装置１０によれば、使用者により停止ボタン１４４が３秒以上押し続けられると、駆動モータ４５を駆動してノズル１３を洗浄位置まで伸出する（ステップＳ１００，Ｓ１４５）。この結果、使用者は、ノズル１３のノズル本体１３ａおよびノズルヘッド１３ｂを容易に掃除することができる。
【００５２】
また、このトイレ用衛生洗浄装置１０によれば、ステップＳ１４５でノズル１３を洗浄位置に伸出させる以前に、ノズル１３を収納位置に収納した状態でノズル１３から最大流量の洗浄水を所定時間Ｔ１だけ噴出する（ステップＳ１１５ないしＳ１４０）。この結果、ノズル掃除の前に、ノズルヘッド１３ｂの噴出孔に付着している汚物が予め洗い流され、もしくは噴出孔から遠ざけられることから、噴出孔に付着していた汚物がノズル掃除中に噴射孔へ侵入してしまうことを防止することができる。また、噴出孔に固着した汚れは、浮いて落ち易い状態となるため、ノズル掃除の際に容易に落とすことができる。
【００５３】
さらに、ステップＳ２５０でノズル１３を収納位置に収納した状態で、ノズル１３から最大流量の洗浄水を所定時間Ｔ４だけ噴出する（ステップＳ２６０ないしＳ２９０）。この結果、ノズル掃除の最中に、ノズル１３の噴出孔に、異物（その掃除に使用したトイレットペーパや布などのカス等）が侵入したとしても、その洗浄水の噴出により、その侵入した異物を排出することができる。
【００５４】
さらにまた、ステップＳ１４５でノズル１３を洗浄位置に伸出させた状態で、ノズルヘッド１３ｂから洗浄水が便器本体５の外部に到達しない範囲で、微量の洗浄水の吐水を行なっている（ステップＳ１５０，Ｓ１５５）。この結果、ノズル掃除中に水の流れができ、掃除中に汚れが噴出孔に侵入するこを防止することができる。
【００５５】
以上のようなノズル掃除時の前洗浄、後洗浄、およびノズル掃除の最中の吐水による作用により、ノズル１３の清潔性を向上することができる。
【００５６】
また、この実施例のトイレ用衛生洗浄装置１０によれば、ノズル掃除時の前洗浄における洗浄水の噴出の時間（２秒）が、局部洗浄時の前洗浄における洗浄水の噴出の時間（１秒）より長くなっていることから、ノズル掃除の前の汚物の洗い流し等の作用を高めることができる。この結果、ノズルの清潔性をより一層向上することができる。しかも、それにも関わらず、使用者の局部を洗浄する際には、前洗浄の時間が長くなった訳ではないことから、その旨の操作指令を出すスイッチ等を使用者が操作してから実際に洗浄が開始されるまでの時間が長くなることで使用者に不満を抱かせるようなこともない。即ち、使用者の局部を洗浄する際の使用者の使い勝手を損ねることもない。
【００５７】
さらに、この実施例のトイレ用衛生洗浄装置１０によれば、ノズル掃除時の後洗浄における洗浄水の噴出の時間（３秒）が、局部洗浄時の後洗浄における洗浄水の噴出の時間（２秒）より長くなっていることから、ノズル掃除の後の汚物の洗い流し等の作用を高めることができる。この結果、ノズルの清潔性をより一層向上することができる。しかも、それにも関わらず、使用者の局部を洗浄する際には、後洗浄の時間が長くなった訳ではないことから、その後の作業、例えば局部に温風を送る作業を即座に行なうことができる。即ち、使用者の局部を洗浄した後の作業性を損ねることがない。
【００５８】
前述した実施例の別態様について以下に説明する。前記実施例のトイレ用衛生洗浄装置１０によれば、ノズル掃除時の前洗浄（ステップＳ１１５ないしＳ１４０）、後洗浄（ステップＳ２６０ないしＳ２９０）、およびノズル掃除の最中の吐水（ステップＳ１５０，Ｓ１５５）といった処理を実行しているが、これら３つのノズル１３からの吐水の処理は必ずしも全て行なう必要がなく、いずれか一つを行なう構成としてもよく、また、３つの内の２つを選択して行なう構成としてもよい。
【００５９】
また、ノズル掃除ルーチンでは、第１開閉弁３７ａを開閉制御してノズル１３からの洗浄水の噴射を行なっていたが、これに換えて、第２開閉弁３７ｂを開閉制御する構成としてもよい。また、第１開閉弁３７ａと第２開閉弁３７ｂとの双方を開閉制御する構成としてもよく、この構成によれば、お尻洗浄用の噴射口とビデ洗浄用の噴射口との双方を洗浄することができ、ノズル１３の清潔性をより一層向上することができる。
【００６０】
なお、前述したノズル掃除ルーチンは、停止ボタン１４４のオン状態が３秒間以上継続された場合に限り実行開始されるものとしたが、これに換えて、ノズル伸出用の専用スイッチを設け、このスイッチが操作された場合に行なわれるようにしてもよい。
【００６１】
また、操作パネル１４に設けたスイッチ群をリモコンとしても備える構成としてもよい
【００６２】
以上本発明の実施例について説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
【００６３】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項１に記載されたトイレ用衛生洗浄装置によれば、ノズル掃除の前に、ノズルの吐水口に付着している汚物が、予め洗い流され、もしくは吐水口から遠ざけられることから、吐水口に付着していた汚物がノズル掃除中に吐水口へ侵入してしまうことを防止することができる。また、吐水口に固着した汚れは、浮いて落ち易い状態となるため、ノズル掃除の際に容易に落とすことができる。これらの結果、ノズルの清潔性を向上することができると言った効果を奏する。
【００６４】
また、洗浄位置にあるノズルの吐水口から吐水量を抑制した状態で吐水するようにすれば、ノズル掃除中の洗浄水の吐出と前洗浄により、ノズルの清潔性をより一層向上することができる。
【００６５】
請求項２に記載されたトイレ用衛生洗浄装置によれば、ノズル掃除の最中に、ノズルの吐水口に異物が侵入したとしても、ノズル掃除後のノズル収納状態で洗浄水を吐出することから、その侵入した異物を排出することができる。これらの結果、ノズルの清潔性を向上することができると言った効果を奏する。
【００６６】
また、洗浄位置にあるノズルの吐水口から吐水量を抑制した状態で吐水するようにすれば、ノズル掃除中の洗浄水の吐出と後洗浄により、ノズルの清潔性をより一層向上することができる。
【００６７】
請求項３に記載されたトイレ用衛生洗浄装置によれば、後洗浄と前洗浄により、ノズルの清潔性をより一層向上することができる。
【００６８】
請求項４に記載されたトイレ用衛生洗浄装置によれば、前洗浄における洗浄水の吐出の時間が長くなっていることから、ノズル掃除の前の汚物の洗い流し等の作用を高めることができ、この結果、ノズルの清潔性をより一層向上することができる。しかも、それにも関わらず、使用者の局部を洗浄する際の使用者の使い勝手を損ねるようなこともない。
【００６９】
請求項５に記載されたトイレ用衛生洗浄装置によれば、後洗浄における洗浄水の吐出の時間が長くなっていることから、ノズル掃除の後の汚物の洗い流しの作用を高めることができ、この結果、ノズルの清潔性をより一層向上することができる。しかも、それにも関わらず、使用者の局部を洗浄した後の作業性を損ねるようなこともない。
【００７０】
請求項６に記載されたトイレ用衛生洗浄装置によれば、ノズル掃除中に水の流れを作っておくことにより、掃除中に汚れが吐水口に侵入するのを防止することができる。また、その水の流れによりノズルの掃除を容易なものとすることができる。これらの結果、ノズルの清潔性の向上と掃除の作業性の向上とを図ることができると言った効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例に係るトイレ用衛生洗浄装置１０を装着した洋式便器の蓋３をした状態の外観図である。
【図２】その洋式便器の蓋３をしない状態の外観図である。
【図３】トイレ用衛生洗浄装置１０の温水／ノズル制御装置１８を示すブロック図である。
【図４】ノズル装置１２の要部を示す左側面図である。
【図５】トイレ用衛生洗浄装置１０に内蔵される電子制御装置１００の内部構成とその周辺装置を示すブロック図である。
【図６】操作パネル１４の平面図である。
【図７】電子制御装置１００で実行されるノズル掃除ルーチンの前半部分を示すフローチャートである。
【図８】そのノズル掃除ルーチンの後半部分を示すフローチャートである。
【図９】電子制御装置１００で実行される割込みルーチンを示すフローチャートである。
【符号の説明】
３…蓋
５…便器本体
５ａ…ボール面
６…便座
６ａ…着座センサ
１０…トイレ用衛生洗浄装置
１１…ケーシング
１２…ノズル装置
１３…ノズル
１３ａ…ノズル本体
１３ｂ…ノズルヘッド
１４…操作パネル
１５…操作部
１８…温水／ノズル制御装置
２０…分岐金具
２１…連結管
２２…給水アダプタ
２３…減圧弁
２４…電磁弁
２５…安全弁
２６…バルブユニット
２８ａ…温水用サーミスタ
２９…洗浄水用ヒータ
３０…熱交換器
３１…フロートスイッチ
３２…熱交換器ユニット
３３…逆止弁
３４…流調モータ
３５…流調弁
３６…流調ユニット
３７…開閉弁ユニット
３７ａ…第１開閉弁
３７ｂ…第２開閉弁
４１…ベース
４３…クリーニングチャンバ
４５…駆動モータ
４７，４９…供給管
５３…便座用ヒータ
１００…電子制御装置
１０２…ＣＰＵ
１０４…ＲＯＭ
１０６…ＲＡＭ
１０７…バックアップＲＡＭ
１０８…入力処理回路
１０９…出力処理回路
１４１…お尻洗浄ボタン
１４２…ビデ洗浄ボタン
１４３…乾燥ボタン
１４４…停止ボタン
１４５…水量調整ボタン
１４７…水温調整ボタン[0001]
[Industrial applications]
The present invention relates to a toilet sanitary washing device having a local washing function, and more particularly to a toilet sanitary washing device that facilitates cleaning of a washing nozzle.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, there has been known a toilet sanitary washing device having a local washing function. This type of toilet sanitary washing device is provided with a nozzle device, and the nozzle device extends a nozzle to a buttocks position or a bidet position, and ejects washing water from a nozzle head.
[0003]
By the way, in this nozzle device, when local cleaning is not performed, the nozzle is housed in the casing. Therefore, when cleaning the nozzle, it is necessary to forcibly pull out the nozzle. Therefore, there has been proposed a toilet sanitary washing device in which when a specific operation button is pressed by a user, the supply of washing water to the nozzle is stopped and then the nozzle is extended (Japanese Patent Laid-Open No. 4-209220). ).
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the toilet sanitary washing device, during cleaning of the nozzle, foreign matter may enter the washing water ejection hole provided at the tip of the nozzle, thereby impairing the cleanliness of the nozzle. Examples of the foreign matter include dirt adhered to the inner peripheral surface of the ejection hole before cleaning and debris such as toilet paper and cloth used for cleaning the foreign matter. Into the nozzle, impairing the cleanliness of the nozzle.
[0005]
The toilet sanitary washing device of the present invention has been made in order to solve the above-described problems in the related art, and prevents foreign matters from entering the ejection holes during cleaning of the nozzle and impairing the cleanliness of the nozzle. The purpose is to:
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve such an object, the following configuration is adopted as means for solving the above-mentioned problems.
[0007]
That is, the toilet sanitary washing device described in claim 1 is
A sanitary washing device for a toilet attached to a toilet,
A nozzle having a spout for discharging washing water,
Nozzle driving means for moving the nozzle between its storage position and a cleaning position in which the direction of discharge of the cleaning water is directed to a user seated on a toilet seat,
Water discharge amount adjusting means for adjusting the discharge amount of the wash water from the water discharge port of the nozzle,
Prescribed for nozzle cleaning When receiving the water, the nozzle is moved from the storage position to the cleaning position with respect to the nozzle driving unit in a state where the discharge of the cleaning water is stopped or the water discharge amount is suppressed with respect to the water discharge amount adjustment unit. Control means to extend
And,
The control means,
Upon receiving the operation command A pre-cleaning means for causing the water discharge amount adjusting means to discharge the cleaning water for a predetermined time before extending the nozzle from the storage position to the cleaning position;
It is characterized by having.
[0008]
The toilet sanitary washing device described in claim 2 is
A sanitary washing device for a toilet attached to a toilet,
A nozzle having a spout for discharging washing water,
Nozzle driving means for moving the nozzle between its storage position and a cleaning position in which the direction of discharge of the cleaning water is directed to a user seated on a toilet seat,
Water discharge amount adjusting means for adjusting the discharge amount of the wash water from the water discharge port of the nozzle,
Prescribed for nozzle cleaning When the operation command is received, the nozzle is moved from the storage position to the nozzle driving unit in a state where the discharge of the cleaning water is stopped or the amount of discharged water is suppressed for the water discharge amount adjusting unit. Control means for extending to the washing position;
After execution of the control means, To store the nozzle When the operation command is received, the nozzle driving means is caused to return the nozzle from the washing position to the storage position, and in the stored state, the cleaning water is supplied to the water discharge amount adjusting means. A post-cleaning means for performing discharge for a predetermined time;
It is characterized by having.
[0009]
In the toilet sanitary washing device according to claim 1, after execution of the control means, To store the nozzle When the operation command is received, the nozzle driving means is caused to return the nozzle from the washing position to the storage position, and in the stored state, the cleaning water is supplied to the water discharge amount adjusting means. A configuration may be adopted in which a post-cleaning means is provided for performing the discharge for a predetermined time (claim 3).
[0010]
4. The toilet sanitary washing device according to claim 1, wherein when receiving an operation instruction to wash the local part of the user, the nozzle is ejected before extending the nozzle from the storage position to the washing position. 5. A local cleaning pre-cleaning means for causing the water amount adjusting means to perform the discharge of the cleaning water is provided, and a discharge time of the cleaning water by the pre-cleaning means is controlled by the local cleaning pre-cleaning means. A configuration in which the discharge time is set longer than the discharge time may be adopted.
[0011]
The toilet sanitary washing device according to any one of claims 2 to 4, wherein, when receiving an operation instruction to wash the local part of the user, after performing the local washing, the nozzle is in the storage position, and A local cleaning post-washing means for performing post-washing to cause the water discharge amount adjusting means to execute the cleaning water is provided, and a discharge time of the cleaning water by the post-washing means is the local cleaning post-washing means. It may be configured so as to be set longer than the discharge time of the washing water according to (5).
[0012]
The toilet sanitary washing device according to claim 6,
A sanitary washing device for a toilet attached to a toilet,
A nozzle having a spout for discharging washing water,
Nozzle driving means for moving the nozzle between its storage position and a cleaning position in which the direction of discharge of the cleaning water is directed to a user seated on a toilet seat,
Water discharge amount adjusting means for adjusting the discharge amount of the wash water from the water discharge port of the nozzle,
Prescribed for nozzle cleaning When the operation command is received, the nozzle is extended from the storage position to the cleaning position by the nozzle driving means, and in the extended state, the cleaning is performed by the water discharge amount adjusting means. Control means for executing a small amount of water discharge within a range where water does not reach the outside of the toilet
It is characterized by having.
[0013]
[Action]
According to the toilet sanitary washing device of the first aspect, when a predetermined operation command is received, the nozzle is moved from the storage position to the cleaning position by the control means in a state where the discharge of the cleaning water is stopped or the amount of the discharged water is suppressed. To extend. At this time, the user cleans the nozzle extended to the cleaning position, but before extending the nozzle for cleaning the nozzle, the pre-cleaning means causes the water discharge amount adjusting means to discharge the cleaning water to the predetermined amount. Let it run for hours. Therefore, before cleaning the nozzle, the dirt adhering to the water outlet of the nozzle is washed out in advance or acts to keep away from the water outlet. In addition, it also acts to float dirt stuck to the spout to make it easier to remove dirt.
[0014]
According to the toilet sanitary washing device of the second aspect, when a predetermined operation command is received, the nozzle is moved from the storage position to the cleaning position by the control means in a state where the discharge of the wash water is stopped or the amount of discharged water is suppressed. To extend. At this time, the user cleans the nozzle extended to the cleaning position, but after receiving the predetermined operation command after cleaning the nozzle, the post-cleaning means causes the nozzle to be driven to the nozzle driving means. The cleaning water is returned from the cleaning position to the storage position, and in the stored state, the water discharge amount adjusting means is caused to discharge the cleaning water for a predetermined time. For this reason, even if scum or the like of toilet paper or cloth used for the cleaning enters the water discharge port of the nozzle during the nozzle cleaning, the cleaning water is discharged to discharge the scum or the like. .
[0015]
According to the toilet sanitary washing device according to claim 3, the pre-cleaning means works to wash away dirt adhering to the water outlet of the nozzle before cleaning the nozzle, or to keep away from the water outlet, The post-cleaning means acts to discharge any waste such as toilet paper or cloth used during the nozzle cleaning that has entered during the nozzle cleaning.
[0016]
According to the toilet sanitary washing device of the fourth aspect, the discharge time of the cleaning water by the pre-cleaning means is the cleaning water in the pre-cleaning when cleaning the local part of the user (by the pre-cleaning means at the time of local cleaning). Since it is set longer than the discharge time of the nozzles, it works to enhance the effect of washing away dirt before nozzle cleaning. In spite of that, when cleaning the local area of the user, the time for the pre-cleaning does not necessarily become longer, so after the user operates a switch or the like that issues an operation instruction to that effect, There is no possibility that the user is dissatisfied because the time until the cleaning is started becomes longer.
[0017]
According to the toilet sanitary washing device of the fifth aspect, the discharge time of the washing water by the post-washing means is the time of the washing water in the post-washing when cleaning the local part of the user (by the post-washing means at the time of local washing). Is set to be longer than the discharge time of the nozzles, so that the function of flushing after the nozzle cleaning is enhanced. In spite of that, when cleaning the local area of the user, since the post-cleaning time has not been long, it is necessary to immediately perform the subsequent work, for example, the work of sending warm air to the local area. It becomes possible.
[0018]
According to the sanitary washing device for toilet according to the sixth aspect, when a predetermined operation command is received, the control means causes the nozzle driving means to extend the nozzle from the storage position to the cleaning position, and extends the nozzle. In this state, the water discharge amount adjusting means is caused to discharge a small amount of water within a range in which the wash water does not reach the outside of the toilet. At this time, the user cleans the nozzle extended to the cleaning position, but since a small amount of the cleaning water is discharged from the nozzle, the cleaning water flows, and the dirt is removed during the nozzle cleaning by the user. Works to discharge from the spout. Further, the flow of the washing water acts to facilitate the cleaning of the nozzle.
[0019]
【Example】
FIG. 1 is an external view of the toilet bowl with the lid 3 attached thereto, and FIG. 2 is an external view of the toilet bowl without the lid 3. A toilet sanitary washing device (hereinafter simply referred to as a sanitary washing device) 10 is mounted on the toilet body 5 and includes a casing 11 and a nozzle device 12 (FIG. 2) incorporated in the casing 11. . The nozzle device 12 includes a nozzle 13, and uses the nozzle 13 to jet cleaning water (hot water) to a local area of the user. The sanitary washing device 10 is provided with an operation unit 15 including an operation panel 14 for performing a manual operation.
[0020]
FIG. 3 is a block diagram showing the hot water / nozzle control device 18 provided in the casing 11. The hot water / nozzle control device 18 controls the presence / absence of hot water discharge, the nozzle position of the nozzle device 12, and the like in accordance with the operation of the operation panel 14.
[0021]
The external water source is connected to a washing water tank (not shown) for storing washing water flowing on the ball surface 5a of the toilet main body 5 and, as shown in FIG. It is also connected to the sanitary washing device 10 by piping and supplies water thereto. The sanitary washing device 10 includes, from the upstream side, a valve unit 26 including a water supply adapter 22, a pressure reducing valve 23, a solenoid valve 24, and a safety valve 25, and a washing water heater 29 while detecting the temperature of supplied water by a hot water thermistor 28a. A heat exchanger unit 32 comprising a heat exchanger 30 for heating to an appropriate temperature and a float switch 31 for detecting the presence or absence of water in the heat exchanger, a check valve 33, and a flow regulating valve driven by a flow regulating motor 34. A flow control unit 36 having a first opening / closing valve 37a and a second opening / closing valve unit 37 having a second opening / closing valve 37b are provided. The nozzle device 12 is connected to the tip of the unit.
[0022]
FIG. 4 is a left side view illustrating a main part of the nozzle device 12. The nozzle device 12 includes a base 41 fixed inside the casing 11 of the sanitary washing device 10, and the nozzle body 13a is incorporated in the base 41 so as to be movable in the axial direction. The base 41 has a concave curved slide surface for receiving the lower surface of the pipe-shaped nozzle body 13a, and has a cleaning chamber 43 at the tip thereof for washing the nozzle head 13b. A drive motor 45 is provided on the base end side of the base 41, and its output shaft is connected to the nozzle body 13a by mechanical means such as a belt, and the nozzle body 13a is stored in the cleaning position by forward / reverse rotation of the output shaft. Reciprocate to and from position. Note that the washing position here is a position where the ejection hole of the nozzle head 13b is directed toward a local portion of the user sitting on the toilet seat 6 (FIGS. 1 and 2), and ejects washing water to the local portion. It is the best position for When the nozzle body 13a is returned to the storage position, the nozzle head 13b at the tip has an axis that fits inside the cleaning chamber 43.
[0023]
The nozzle body 13a has two flow paths formed therein, one of which is used for washing the buttocks and the other is used for the bidet. As shown in FIG. 3, these flow paths are connected to two supply pipes 47, 49 (see also FIG. 4) following the first opening / closing valve 37a and the second opening / closing valve 37b of the flow control unit 36. Wash water can be spouted from a spout hole opened in the nozzle head 13b. In order to follow the movement of the nozzle body 13a, flexible supply pipes 47 and 49 are used.
[0024]
FIG. 5 is a block diagram showing the internal configuration of the electronic control device 100 built in the sanitary washing device 10 and its peripheral devices. The electronic control device 100 includes a CPU 102 that executes various arithmetic processes for controlling the temperature of the washing water and the like according to a preset control program, and a control program and control data that are necessary for the CPU 102 to execute various arithmetic processes. Is stored in advance, a RAM 106 for temporarily reading and writing various data necessary for executing various arithmetic processing by the CPU 102, a backup RAM 107 for storing data even in a non-energized state, and a sanitary washing device. An input processing circuit 108 that inputs signals from various sensors and switches attached to the CPU 10 and converts the signals into signals that can be processed by the CPU 102, and a solenoid valve 24, a heater 29 for washing water, and the like according to a calculation result of the CPU 102. An output processing circuit 109 for outputting a signal is provided.
[0025]
The backup RAM 107 is a device that is backed up by a built-in battery, a device that can be electrically written and read, such as a flash memory, and various devices that do not erase data even when the power is turned off can be applied.
[0026]
Various sensors and switches attached to the sanitary washing device 10 include the following. The toilet seat 6 is provided with a seat sensor 6a as seat determination means for detecting seating on the toilet seat 6. As the seating sensor 6a, for example, a sensor that measures a change in electrostatic capacity of the toilet seat heater 53 on the surface of the toilet seat 6 to detect the presence or absence of seating, or a pressure sensor can be used.
[0027]
Further, as shown in FIG. 6, the operation panel 14 is provided with various operation buttons corresponding to various functions. That is, the operation panel 14 is provided with a bottom cleaning button 141, a bidet cleaning button 142, a drying button 143 for blowing out warm air, and a stop button 144 for stopping functions such as cleaning and drying. Further, a set of water amount adjustment buttons 145 for raising and lowering the flow rate of the cleaning water and a set of water temperature adjustment buttons 147 for raising and lowering the temperature of the cleaning water are provided.
[0028]
Further, the heat exchanger unit 32 includes the hot water thermistor 28a and the float switch 31 as described above. As shown in FIG. 5, these various sensors and switches are electrically connected to the input processing circuit 108 of the electronic control unit 100, and are provided in the hot water / nozzle control unit 18 by the CPU 102 which has input signals from these. The nozzle device 12 is controlled by controlling various actuators (the electromagnetic valve 24, the heater 29 for washing water, the flow regulating motor 34, the first opening / closing valve 37a, the second opening / closing valve 37b, the driving motor 45) and the heater 53 for the toilet seat. The processing for adjusting the nozzle position, the processing for cleaning, and the like are executed.
[0029]
The rough operation of the sanitary washing device 10 based on the processing executed by the CPU 102 of the electronic control device 100 is as follows. When the user sits on the toilet seat 6 shown in FIG. 1, a signal to that effect is output from the seating sensor 6a (FIG. 5). Thereafter, the user operates the operation panel 14 so that, for example, the ass washing button 141 is pressed. Then, the drive motor 45 is driven to extend the nozzle 13 integrally to the cleaning position, and the first opening / closing valve 37a of the opening / closing valve unit 37 is opened to start jetting of washing water from the nozzle head 13b of the nozzle 13. Then, when the user presses the stop button 144 on the operation panel 14 after the washing is completed, the first on-off valve 37a is closed to terminate the ejection of the washing water, and thereafter, the drive motor 45 is reversed to move the nozzle 13 to the storage position. Evacuate to When the bidet cleaning button 142 is pressed, the nozzle 13 advances to the bidet cleaning position, opens the second on-off valve 37b, starts jetting of cleaning water from the nozzle head 13b, and presses the stop button 144 to perform cleaning. finish.
[0030]
Further, in this embodiment, when the user presses the buttocks cleaning button 141, the nozzle 13 is in the storage position before the nozzle 13 is extended to the cleaning position (the nozzle head 13b is in the cleaning chamber 43). ), The nozzle self-cleaning process for ejecting the cleaning water from the nozzle head 13b is performed. This process is called pre-cleaning (pre-cleaning at the time of local cleaning in the claims), in which the cleaning water jetted at the storage position is reflected on the inner surface of the cleaning chamber 43 and the jet holes of the nozzle head 13b are removed. Can be washed. As a result, the cleanliness of the nozzle 13 can be improved prior to the hip cleaning.
[0031]
Immediately after the user presses the stop button 144 and retracts the nozzle 13 to the storage position, the nozzle head remains in the storage position (the nozzle head 13b is positioned in the cleaning chamber 43). A nozzle self-cleaning process for ejecting cleaning water from 13b is performed. This process is called post-cleaning (post-cleaning at the time of local cleaning in the claims), and, like the pre-cleaning, can clean the ejection holes of the nozzle head 13b. Dirt adhering to the head 13b can be washed away.
[0032]
As for the bidet cleaning, nozzle self-cleaning processing called pre-cleaning and post-cleaning is performed in the same manner as the tail cleaning. Further, the toilet seat 6 is provided with a toilet seat heater 53 (FIG. 5) to maintain the toilet seat surface at an appropriate temperature.
[0033]
Further, when the user presses the stop button 144 of the operation panel 14 for 3 seconds or longer, the driving motor 45 is driven to extend the nozzle 13 to the cleaning position while the water discharge from the nozzle 13 is stopped, and the nozzle is moved. Make it ready for cleaning. Thereafter, when the stop button 144 is pressed by the user, the drive motor 45 is reversed and the nozzle 13 is retracted to the storage position. The processing related to the nozzle cleaning will be described in detail below.
[0034]
7 and 8 are flowcharts showing a nozzle cleaning routine executed by the CPU 102 of the electronic control device 100. The nozzle cleaning routine is started when the user presses the stop button 144 continuously for 3 seconds or more.
[0035]
As shown in FIG. 7, when the process is started, first, the CPU 102 determines whether or not the user is sitting on the toilet seat 6 based on whether or not the detection signal of the seating sensor 6a is in an ON state. (Step S100). Here, when it is determined that the seating sensor 6a is in the off state, the following processing is executed. On the other hand, when it is determined that the seating sensor 6a is in the on state, the execution of the nozzle cleaning routine is terminated.
[0036]
When it is determined that the seating sensor 6a is in the off state, the CPU 102 first starts a timer inside the CPU 102 (step S110). Next, after adjusting the flow control valve 35 of the hot water / nozzle control device 18 to the maximum opening φmax (step S120), the first opening / closing valve 37a is opened to start jetting of the washing water from the nozzle head 13b of the nozzle 13. (Step S120). Thereafter, it is determined whether or not the elapsed time T obtained by the timer started in step S110 has exceeded a first predetermined time t1 (step S130). Here, the first predetermined time t1 is 2 seconds. If it is determined in step S130 that the elapsed time T has not exceeded the first predetermined time t1, this determination process is repeated.
[0037]
If it is determined in step S130 that the elapsed time T has exceeded the first predetermined time t1, the process proceeds to step S140. In step S140, the first on-off valve 37a is closed, and the ejection of the cleaning water from the nozzle head 13b is terminated. That is, in steps S115 to S140, the flow control valve 35 is adjusted to the opening degree φmax at which the maximum flow rate can be obtained, and then the first on-off valve 37a is opened for the predetermined time t1. As a result, the cleaning water is ejected from the nozzle head 13b of the nozzle 13 at the maximum flow rate for the predetermined time t1. When the cleaning water is jetted, since the nozzle head 13b is housed in the casing 11, the washing water is jetted from the nozzle head 13b at the storage position (when the nozzle head 13b is located in the cleaning chamber 43). Then, the nozzle self-cleaning process is performed. This process is called pre-cleaning (hereinafter referred to as pre-cleaning at nozzle cleaning to distinguish from the pre-cleaning at the time of local cleaning described above). The jet holes of the nozzle head 13b can be cleaned.
[0038]
Note that the predetermined time t1 is set to 2 seconds as described above, and the time of 2 seconds is the injection time of the cleaning water in the pre-cleaning at the time of the local cleaning (in this embodiment, 1 second. It is longer than set). This is to make the pre-cleaning time longer when cleaning the nozzles, and then to prevent the pre-cleaning time from being lengthened when cleaning the local part of the user.
[0039]
After finishing the process in step S140, the process proceeds to step S145. In step S145, a process of extending the nozzle position of the nozzle device 12 is performed. In this process, the drive motor 45 is driven to extend the nozzle 13 from the housed state by a predetermined distance and move to the cleaning position. Subsequently, after adjusting the flow control valve 35 of the hot water / nozzle control device 18 to the minimum opening degree φmin (step S150), the first opening / closing valve 37a is opened, and the ejection of the washing water from the nozzle head 13b of the nozzle 13 is started. The process starts (step S155). Note that the minimum opening degree φmin determines a minute flow rate so that the washing water does not reach the outside of the toilet main body 5, and is not a value of 0, that is, a completely closed state.
[0040]
After the process in step S155, the user can wipe and clean the nozzle body 13a of the nozzle 13 and the nozzle head 13b at the tip thereof. Thereafter, the process proceeds to FIG. 8, and the CPU 102 determines whether or not the stop button 144, which is a start switch of the nozzle cleaning routine, has been turned off (step S160). Here, if it is determined that it is not in the off state, that is, it is still in the on state, the process proceeds to step S170.
[0041]
In step S170, it is determined whether or not the elapsed time T obtained by the timer has exceeded the second predetermined time t2. Here, the second predetermined time t2 is 10 seconds. If it is determined that the elapsed time T has not exceeded the second predetermined time t2, the process returns to step S160. On the other hand, if it is determined that the elapsed time T has exceeded the second predetermined time t2, a process of retracting the nozzle position of the nozzle device 12 to the storage position is executed (step S180). In this process, the drive motor 45 is reversed and the nozzle head 13b is housed in the casing 11. Thereafter, the timer is reset (step S185), and this process ends.
[0042]
On the other hand, when it is determined in step S160 that stop button 144 is in the off state, CPU 102 proceeds with the process to step S190. That is, according to the processing in steps S160 and S185, when the state in which the stop button 144 is in the ON state continues for the second predetermined time t2 or more, the nozzle 13 is housed in the casing 11. In other words, when the stop button 144 is in the ON state for more than the second predetermined time t2, it is determined that the button switch is short-circuited, and the nozzle 13 is stored.
[0043]
In step S190, processing for starting reception of an interrupt routine described later is performed, and then this processing is ended.
[0044]
The interrupt routine executed by the CPU 102 will be described in detail with reference to the flowchart of FIG. This interrupt routine is repeatedly executed at predetermined time intervals after the reception is started in step S190.
[0045]
When the process is started, the CPU 102 first determines whether or not the stop button 144 is on (step S200), and determines whether or not the seating sensor 6a is on (step S210). It is determined whether or not a button operation other than the stop button 144 has been performed by the user to input these signals from the operation panel 14 (step S220), and the elapsed time T obtained by the above-described nozzle cleaning routine is the third elapsed time. It is determined whether or not the predetermined time t3 has been exceeded (step S230). Here, the third predetermined time t3 is 3 minutes.
[0046]
When a negative determination is made in all of the steps S200 to S230, the process returns to "return" and the process is temporarily terminated. On the other hand, when an affirmative determination is made in any of steps S200 to S230, the process proceeds to step S240. In step S240, the first on-off valve 37a is closed, and the ejection of the washing water from the nozzle head 13b is terminated (step S240). Thereafter, a process of retracting the nozzle position of the nozzle device 12 to the storage position is executed (Step S250). In this process, the drive motor 45 is reversed and the nozzle head 13b is housed in the casing 11.
[0047]
After execution of step S250, the timer started in step S110 is once reset and restarted (step S255), and then the flow control valve 35 of the hot water / nozzle control device 18 is adjusted to the maximum opening φmax ( (Step S260), the first opening / closing valve 37a is opened to start jetting of the washing water from the nozzle head 13b of the nozzle 13 (Step S270). Thereafter, it is determined whether or not the elapsed time T obtained by the timer started in step S255 has exceeded a fourth predetermined time t4 (step S280). Here, the fourth predetermined time t4 is 3 seconds. If it is determined in step S280 that the elapsed time T has not exceeded the fourth predetermined time t4, the processing of this determination is repeated.
[0048]
If it is determined in step S280 that the elapsed time T has exceeded the fourth predetermined time t4, the process proceeds to step S290. In step S290, the first on-off valve 37a is closed, and the ejection of the washing water from the nozzle head 13b is terminated. That is, in steps S260 to S290, the flow control valve 35 is adjusted to the opening degree φmax at which the maximum flow rate can be obtained, and then the first on-off valve 37a is opened for the predetermined time t4. As a result, the cleaning water is ejected from the nozzle head 13b of the nozzle 13 at the maximum flow rate for the predetermined time t4. When the cleaning water is jetted, since the nozzle head 13b is housed in the casing 11, the washing water is jetted from the nozzle head 13b at the storage position (when the nozzle head 13b is located in the cleaning chamber 43). Then, the nozzle self-cleaning process is performed. This process is called post-washing (hereinafter referred to as post-nozzle post-washing in order to distinguish it from the above-described local cleaning post-washing). The cleaning water jetted at the storage position is reflected on the inner surface of the cleaning chamber 43. The jet holes of the nozzle head 13b can be cleaned.
[0049]
Note that the fourth predetermined time t4 is set to 3 seconds as described above, and the time referred to as 3 seconds is the injection time of the cleaning water in the post-cleaning at the time of the local cleaning (in this embodiment, (Set to 2 seconds). This is intended to increase the time for post-cleaning when cleaning the nozzles, and to prevent the time for post-cleaning when cleaning the local area of the user.
[0050]
After finishing the process in step S290, the process proceeds to step S300. In step S300, interrupt acceptance is terminated and the timer is reset so that this interrupt processing routine is not executed thereafter. Thereafter, this interrupt routine is terminated.
[0051]
As described above in detail, according to the toilet sanitary washing device 10 of this embodiment, when the stop button 144 is continuously pressed by the user for three seconds or more, the drive motor 45 is driven to extend the nozzle 13 to the washing position. Is issued (steps S100, S145). As a result, the user can easily clean the nozzle body 13a of the nozzle 13 and the nozzle head 13b.
[0052]
Further, according to the toilet sanitary washing device 10, before the nozzle 13 is extended to the washing position in step S145, the maximum flow rate of washing water is supplied from the nozzle 13 for a predetermined time T1 while the nozzle 13 is accommodated in the accommodation position. (Steps S115 to S140). As a result, before the nozzle cleaning, the dirt adhering to the ejection holes of the nozzle head 13b is washed away in advance or kept away from the ejection holes, so that the dirt adhering to the ejection holes is ejected during the nozzle cleaning. Can be prevented from invading. In addition, since the dirt fixed to the ejection holes floats and easily falls, it can be easily removed at the time of nozzle cleaning.
[0053]
Further, in a state where the nozzle 13 is stored in the storage position in Step S250, the cleaning water at the maximum flow rate is jetted from the nozzle 13 for a predetermined time T4 (Steps S260 to S290). As a result, even if foreign matter (waste such as toilet paper or cloth used for cleaning) invades into the ejection hole of the nozzle 13 during nozzle cleaning, the foreign matter invaded by the ejection of the washing water. Can be discharged.
[0054]
Further, in a state where the nozzle 13 is extended to the washing position in step S145, a small amount of washing water is discharged within a range where the washing water does not reach the outside of the toilet body 5 from the nozzle head 13b (step S150). , S155). As a result, water flows during nozzle cleaning and dirt can be prevented from entering the ejection holes during cleaning.
[0055]
The cleanliness of the nozzle 13 can be improved by the above-described effects of the pre-cleaning, post-cleaning, and water discharge during nozzle cleaning.
[0056]
Further, according to the toilet sanitary washing device 10 of this embodiment, the time (2 seconds) of jetting of the washing water in the pre-cleaning at the time of nozzle cleaning is equal to the time (1 sec) of jetting of the washing water in the pre-washing at the time of local washing. S), it is possible to enhance the action of washing away dirt before nozzle cleaning. As a result, the cleanliness of the nozzle can be further improved. In spite of that, when cleaning the local area of the user, the time for the pre-cleaning does not necessarily become longer, so after the user operates a switch or the like that issues an operation instruction to that effect, There is no possibility that the user is dissatisfied because the time until the cleaning is started becomes longer. That is, the convenience of the user when cleaning the local area of the user is not impaired.
[0057]
Further, according to the toilet sanitary washing device 10 of this embodiment, the time (3 seconds) of jetting of the washing water in the post-washing at the time of nozzle cleaning is equal to the time (2 seconds) of jetting of the washing water in the post-washing at the time of local washing. S), it is possible to enhance the action of washing away dirt after nozzle cleaning. As a result, the cleanliness of the nozzle can be further improved. In spite of that, when cleaning the local area of the user, since the post-cleaning time has not been long, it is necessary to immediately perform the subsequent work, for example, the work of sending warm air to the local area. it can. That is, the workability after cleaning the user's local area is not impaired.
[0058]
Another embodiment of the above-described embodiment will be described below. According to the toilet sanitary washing device 10 of the above embodiment, pre-washing during nozzle cleaning (steps S115 to S140), post-washing (steps S260 to S290), and water discharge during nozzle cleaning (steps S150 and S155). However, it is not always necessary to perform all the processes of discharging water from the three nozzles 13, and a configuration may be adopted in which any one of the processes is performed. Alternatively, two out of the three are selected. A configuration may be adopted.
[0059]
Further, in the nozzle cleaning routine, the first on-off valve 37a is controlled to open and close to inject the washing water from the nozzle 13, but instead, the second on-off valve 37b may be controlled to be opened and closed. Further, both the first on-off valve 37a and the second on-off valve 37b may be configured to be opened and closed, and according to this configuration, both the buttocks washing outlet and the bidet washing outlet are washed. And the cleanliness of the nozzle 13 can be further improved.
[0060]
The nozzle cleaning routine described above is executed only when the on state of the stop button 144 is continued for 3 seconds or more. Instead, a dedicated switch for extending the nozzle is provided. This may be performed when a switch is operated.
[0061]
Further, the switch group provided on the operation panel 14 may be provided as a remote controller.
[0062]
Although the embodiments of the present invention have been described above, the present invention is not limited to these embodiments, and it goes without saying that the present invention can be implemented in various modes without departing from the gist of the present invention.
[0063]
【The invention's effect】
As described above, according to the toilet sanitary washing device described in claim 1, before the nozzle is cleaned, the dirt adhering to the water outlet of the nozzle is washed away in advance or kept away from the water outlet. Therefore, it is possible to prevent the dirt adhering to the water outlet from entering the water outlet during nozzle cleaning. Further, the dirt fixed to the water discharge port is in a state of floating and easily falling off, and thus can be easily removed at the time of nozzle cleaning. As a result, there is an effect that the cleanliness of the nozzle can be improved.
[0064]
Further, if water is discharged from the water discharge port of the nozzle at the cleaning position in a state where the water discharge amount is suppressed, the cleanliness of the nozzle can be further improved by discharging the cleaning water during nozzle cleaning and pre-cleaning. .
[0065]
According to the toilet sanitary washing device described in claim 2, even when foreign matter enters the water outlet of the nozzle during nozzle cleaning, the cleaning water is discharged in the nozzle storage state after the nozzle cleaning. Then, the invading foreign matter can be discharged. As a result, there is an effect that the cleanliness of the nozzle can be improved.
[0066]
Further, if water is discharged from the water discharge port of the nozzle at the cleaning position in a state where the water discharge amount is suppressed, the cleanliness of the nozzle can be further improved by discharging the cleaning water during nozzle cleaning and post-cleaning. .
[0067]
According to the sanitary washing device for a toilet described in claim 3, the cleanliness of the nozzle can be further improved by the post-washing and the pre-washing.
[0068]
According to the toilet sanitary washing device described in claim 4, since the discharge time of the wash water in the pre-cleaning is long, it is possible to enhance the effect of washing off the waste before nozzle cleaning, and the like. As a result, the cleanliness of the nozzle can be further improved. Moreover, in spite of that, the user's usability when cleaning the local part of the user is not impaired.
[0069]
According to the toilet sanitary washing device described in claim 5, since the discharge time of the washing water in the post-washing is long, it is possible to enhance the action of flushing the filth after the nozzle cleaning. As a result, the cleanliness of the nozzle can be further improved. Moreover, nevertheless, the workability after cleaning the user's local area is not impaired.
[0070]
According to the toilet sanitary washing device of the sixth aspect, by creating a flow of water during nozzle cleaning, it is possible to prevent dirt from entering the water discharge port during cleaning. Further, the nozzle can be easily cleaned by the flow of the water. As a result, it is possible to improve the cleanliness of the nozzle and the cleaning workability.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an external view of a Western-style toilet with a lid 3 fitted with a toilet sanitary washing device 10 according to one embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an external view of the Western style toilet without a lid 3;
FIG. 3 is a block diagram showing a hot water / nozzle control device 18 of the toilet sanitary washing device 10;
FIG. 4 is a left side view showing a main part of the nozzle device 12;
FIG. 5 is a block diagram showing an internal configuration of an electronic control device 100 incorporated in the toilet sanitary washing device 10 and peripheral devices thereof.
6 is a plan view of the operation panel 14. FIG.
FIG. 7 is a flowchart illustrating a first half of a nozzle cleaning routine executed by the electronic control device 100;
FIG. 8 is a flowchart showing a latter half of the nozzle cleaning routine.
FIG. 9 is a flowchart showing an interrupt routine executed by the electronic control unit 100.
[Explanation of symbols]
3 ... Lid
5 ... toilet body
5a: Ball surface
6 ... toilet seat
6a ... Seating sensor
10. Toilet washing device for toilet
11 ... casing
12 ... Nozzle device
13 ... Nozzle
13a: Nozzle body
13b ... Nozzle head
14. Operation panel
15 Operation unit
18. Hot water / nozzle control device
20 ... Branch fitting
21 ... Connecting pipe
22 ... Water supply adapter
23 ... Reducing valve
24 ... Solenoid valve
25 ... Safety valve
26 ... Valve unit
28a ... Thermistor for hot water
29… Washer heater
30 ... heat exchanger
31 ... Float switch
32 ... heat exchanger unit
33 ... check valve
34… Flow control motor
35… Flow regulating valve
36 ... Flow control unit
37 ... On-off valve unit
37a: First on-off valve
37b ... second on-off valve
41 ... Base
43 ... Cleaning chamber
45 Drive motor
47, 49 ... supply pipe
53 ... Heater for toilet seat
100 ... electronic control unit
102 ... CPU
104 ... ROM
106 ... RAM
107: Backup RAM
108 input processing circuit
109 ... Output processing circuit
141 ... Butt washing button
142 ... bidet cleaning button
143 ... Dry button
144: Stop button
145… Water amount adjustment button
147: Water temperature adjustment button

Claims

便器に備え付けられるトイレ用衛生洗浄装置であって、
洗浄水を吐出する吐水口を備えるノズルと、
該ノズルをその収納位置と、前記洗浄水の吐出方向が便座に着座した使用者に向かう方向となる洗浄位置との間で進退させるノズル駆動手段と、
前記ノズルの吐水口からの洗浄水の吐出量を調整する吐水量調整手段と、
ノズル掃除のための所定の操作指令を受けたとき、前記吐水量調整手段に対して、前記洗浄水の吐出を停止もしくは吐水量を抑制させた状態で、前記ノズル駆動手段に対して、前記ノズルを前記収納位置から前記洗浄位置へ伸出させる制御手段と
を備え、さらに、
前記制御手段は、
前記操作指令を受けて前記ノズルを前記収納位置から前記洗浄位置へ伸出させる以前に、前記吐水量調整手段に対して、前記洗浄水の吐出を所定時間実行させる前洗浄手段
を備えることを特徴とするトイレ用衛生洗浄装置。A sanitary washing device for a toilet attached to a toilet,
A nozzle having a spout for discharging washing water,
Nozzle driving means for moving the nozzle between its storage position and a cleaning position in which the direction of discharge of the cleaning water is directed to a user seated on a toilet seat,
Water discharge amount adjusting means for adjusting the discharge amount of the wash water from the water discharge port of the nozzle,
When a predetermined operation command for nozzle cleaning is received, the discharge of the washing water is stopped or the amount of discharged water is suppressed with respect to the water discharge amount adjusting means, and the nozzle driving means is controlled with respect to the nozzle driving means. Control means for extending the storage position from the storage position to the washing position,
The control means,
Before the nozzle is extended from the storage position to the cleaning position in response to the operation command, a pre-cleaning unit is provided for causing the water discharge amount adjusting unit to discharge the cleaning water for a predetermined time. And sanitary cleaning equipment for toilets.

便器に備え付けられるトイレ用衛生洗浄装置であって、
洗浄水を吐出する吐水口を備えるノズルと、
該ノズルをその収納位置と、前記洗浄水の吐出方向が便座に着座した使用者に向かう方向となる洗浄位置との間で進退させるノズル駆動手段と、
前記ノズルの吐水口からの洗浄水の吐出量を調整する吐水量調整手段と、
ノズル掃除のための所定の操作指令を受けたとき、前記吐水量調整手段に対して、前記洗浄水の吐出を停止もしくは吐水量を抑制させた状態で、前記ノズル駆動手段に対して、前記ノズルを前記収納位置から前記洗浄位置へ伸出させる制御手段と、
該制御手段の実行後、ノズルを収納させる旨の操作指令を受けたとき、前記ノズル駆動手段に対して、前記ノズルを前記洗浄位置から前記収納位置へ復帰させるとともに、その収納した状態で、前記吐水量調整手段に対して、前記洗浄水の吐出を所定時間実行させる後洗浄手段と
を備えることを特徴とするトイレ用衛生洗浄装置。A sanitary washing device for a toilet attached to a toilet,
A nozzle having a spout for discharging washing water,
Nozzle driving means for moving the nozzle between its storage position and a cleaning position in which the direction of discharge of the cleaning water is directed to a user seated on a toilet seat,
Water discharge amount adjusting means for adjusting the discharge amount of the wash water from the water discharge port of the nozzle,
When a predetermined operation command for nozzle cleaning is received, the discharge of the washing water is stopped or the amount of discharged water is suppressed with respect to the water discharge amount adjusting means, and the nozzle driving means is controlled with respect to the nozzle driving means. Control means for extending from the storage position to the washing position,
After the execution of the control unit, when receiving an operation instruction to store the nozzle , the nozzle driving unit is caused to return the nozzle from the washing position to the storage position while the nozzle is stored, and in the stored state, A sanitary washing device for a toilet, comprising: a post-washing means for causing the water discharge amount adjusting means to discharge the washing water for a predetermined time.

請求項１記載のトイレ用衛生洗浄装置であって、
前記制御手段の実行後、ノズルを収納させる旨の操作指令を受けたとき、前記ノズル駆動手段に対して、前記ノズルを前記洗浄位置から前記収納位置へ復帰させるとともに、その収納した状態で、前記吐水量調整手段に対して、前記洗浄水の吐出を所定時間実行させる後洗浄手段
を備えるトイレ用衛生洗浄装置。It is a sanitary washing device for toilets according to claim 1,
After the execution of the control unit, when receiving an operation command to store the nozzle , the nozzle driving unit returns the nozzle from the washing position to the storage position, and in the stored state, A sanitary washing device for a toilet, comprising a post-washing means for causing the water discharge amount adjusting means to discharge the washing water for a predetermined time.

請求項１または３記載のトイレ用衛生洗浄装置であって、
前記使用者の局部を洗浄する旨の操作指令を受けたとき、前記ノズルを前記収納位置から前記洗浄位置へ伸出させる以前に、前記吐水量調整手段に対して前記洗浄水の吐出を実行させる局部洗浄時前洗浄手段
を備えるとともに、
前記前洗浄手段による前記洗浄水の吐出の時間は、
前記局部洗浄時前洗浄手段による前記洗浄水の吐出の時間よりも長く設定された
トイレ用衛生洗浄装置。The toilet sanitary washing device according to claim 1 or 3,
When receiving an operation command to wash the local area of the user, the control unit causes the water discharge amount adjustment unit to execute the discharge of the wash water before extending the nozzle from the storage position to the wash position. With pre-cleaning means at the time of local cleaning,
Discharge time of the cleaning water by the pre-cleaning means,
A sanitary washing device for a toilet set longer than a discharge time of the washing water by the pre-washing unit at the time of the local washing.

請求項２ないし４のいずれか記載のトイレ用衛生洗浄装置であって、
前記使用者の局部を洗浄する旨の操作指令を受けたとき、局部洗浄の実行後、前記ノズルを収納位置の状態で、前記吐水量調整手段に対して前記洗浄水の吐出を実行させる後洗浄を行なう局部洗浄時後洗浄手段
を備えるとともに、
前記後洗浄手段による前記洗浄水の吐出の時間は、
前記局部洗浄時後洗浄手段による前記洗浄水の吐出の時間よりも長く設定された
トイレ用衛生洗浄装置。The toilet sanitary washing device according to any one of claims 2 to 4,
When receiving an operation command to wash the local part of the user, after the local washing is performed, the post-washing is performed by causing the water discharge amount adjusting means to execute the discharge of the wash water in the state where the nozzle is in the storage position. After washing at the time of local washing to perform
Discharge time of the cleaning water by the post-cleaning means,
A sanitary washing device for a toilet set longer than a discharge time of the washing water by the post-washing means at the time of the local washing.

便器に備え付けられるトイレ用衛生洗浄装置であって、
洗浄水を吐出する吐水口を備えるノズルと、
該ノズルをその収納位置と、前記洗浄水の吐出方向が便座に着座した使用者に向かう方向となる洗浄位置との間で進退させるノズル駆動手段と、
前記ノズルの吐水口からの洗浄水の吐出量を調整する吐水量調整手段と、
ノズル掃除のための所定の操作指令を受けたとき、前記ノズル駆動手段に対して、前記ノズルを前記収納位置から前記洗浄位置へ伸出させるとともに、その伸出した状態で、前記吐水量調整手段に対して、前記洗浄水が便器外に到達しない範囲で少量の吐水を実行させる制御手段と
を備えることを特徴とするトイレ用衛生洗浄装置。A sanitary washing device for a toilet attached to a toilet,
A nozzle having a spout for discharging washing water,
Nozzle driving means for moving the nozzle between its storage position and a cleaning position in which the direction of discharge of the cleaning water is directed to a user seated on a toilet seat,
Water discharge amount adjusting means for adjusting the discharge amount of the wash water from the water discharge port of the nozzle,
When receiving a predetermined operation command for nozzle cleaning, the nozzle driving means causes the nozzle to extend from the storage position to the cleaning position, and in the extended state, the water discharge amount adjusting means. Control means for executing a small amount of water discharge within a range in which the wash water does not reach the outside of the toilet.