JP3552891B2 - 光学装置の組立方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば双方向光通信装置において送受光を効率よく光ファイバと結合させるために使用される光学装置(コネクタ)の組立方法に関する。さらに詳細には、本発明は、発光素子及び受光素子を含む第1のユニットと、レンズを含む第2のユニットと、好ましくはミラー及びプリズムを含み、光ファイバーに接続された第3のユニットとを含む光学装置の組立方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
光ファイバを使用した双方向光通信装置の光学装置(光コネクタ)は、発光素子及び受光素子を含む第1のユニットと、レンズを含む第2のユニットと、ミラー及びプリズムを含み、光ファイバーに接続された第3のユニットとからなる。発光素子から放射された光はレンズ及びプリズムを通って光ファイバに供給され、また、光ファイバを通って送られてきた光はプリズム及びレンズを通って受光素子で受けられる。このような光学装置においては、送受光を効率よく光ファイバと結合させるために、発光素子及び受光素子に対してレンズ及びプリズムを適切な位置に位置決めし、その後で固定する必要がある。
【0003】
第1のユニットはLDパッケージと呼ばれ、第2のユニットはレンズパッケージと呼ばれ、第3のユニットはプリズムパッケージと呼ばれる。
従来の組立工程においては、発光素子を実際に発光させまた受光素子に光を供給しながら、手作業で光の光路が適切となるようにレンズパッケージ及びプリズムパッケージをLDパッケージに対して位置決めしていた。しかし、この方法では、実際に発光させ、しかもレンズパッケージ及びプリズムパッケージを同時に動かしながら調整を行うので、面倒であり、且つ時間がかかるという問題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
光通信用のデバイスや部品は今後の光ケーブル通信網の整備、拡大とともに需要の拡大が見込めるため、生産工程の自動化による大量生産への対応が要求されている。そのためには、組立時間の短縮が必要であり、従来手作業で行われていたレンズの調整工程の自動化が課題となっている。また、自動調整アルゴリズム自体もより短時間で調整が完了するのが望ましい。
【0005】
そこで、発光素子を実際に発光させることなく光学装置を組み立てる方法が考案された。この例において、まずプリズムパッケージがない状態でレンズパッケージのみをLDパッケージに対して位置決めし、レンズパッケージを固定し、その後でプリズムパッケージを位置決めして固定する。このためには、各部材の位置をCCDカメラ等で撮像し、画像処理しながら、レンズパッケージをLDパッケージに対して位置決めする。この方法では、発光素子の位置、受光素子の位置、レンズの位置、及びレンズを通った発光素子の像、及びレンズを通った受光素子の像を測定する必要がある。つまり、従来はレンズパッケージをLDパッケージに対して位置決めするために5つのステージで測定を行う必要があった。
【0006】
しかし、このような測定はある回数のフィードバック制御が必要なために、調整処理全体に占める処理時間の割合が比較的に長くなり、調整時間の短縮を図る上での問題点となっていた。また、5つの測定のうちでも、受光素子の位置の測定はS/N比の低い画像しか得られないので焦点位置の探索失敗や誤認識が生じやすく、問題であった。
【0007】
本発明の目的は、自動化で組立を行うことができ、且つ短時間で調整を行うことができる光学装置の組立方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明による光学装置の組立方法は、発光素子及び受光素子を含む第1のユニットと、レンズを含む第2のユニットとを含む光学装置の組立工程におけるレンズの調整方法において、発光素子、受光素子、レンズ、および像の位置は第1のユニットと第2のユニットを通る平面内における発光素子、受光素子、レンズ、および像の中心の位置であるとしたとき、発光素子の位置、受光素子の位置、レンズの位置、及びレンズを通った発光素子の像とレンズを通った受光素子の像との一方の像の位置を測定し、該測定結果に基づいてレンズの光軸方向の位置を計算し、該測定結果及び該計算結果に基づいて該第2のユニットの位置を調整することを特徴とするものである。
【0009】
また、本発明による光学装置の組立方法は、発光素子及び受光素子を含む第1のユニットと、レンズを含む第2のユニットと、ミラー及びプリズムを含み、光ファイバーに接続された第3のユニットとを含む光学装置の組立方法において、発光素子、受光素子、レンズ、および像の位置は第1のユニットと第2のユニットを通る平面内における発光素子、受光素子、レンズ、および像の中心の位置であるとしたとき、発光素子の位置、受光素子の位置、レンズの位置、及びレンズを通った発光素子の像とレンズを通った受光素子の像との一方の像の位置を測定し、該測定結果に基づいてレンズの光軸方向の位置並びにレンズを通った発光素子の像とレンズを通った受光素子の像との他方の像の位置を計算し、該測定結果及び該計算結果に基づいて該第2のユニットの位置及び第3のユニットの位置を調整することを特徴とするものである。
【0010】
これらの組立方法においては、発光素子の位置、受光素子の位置、レンズの中心位置、及びレンズを通った発光素子の像及びレンズを通った受光素子の像の一方の像の位置を測定する。すなわち、従来は5つの測定を行う必要があったのを、4つの測定を行うようにした。そして、これらの測定に基づいて計算を行うことにより、従来の5つ目の測定に相当する、発光素子の像及び受光素子の像の他方の像の位置を得ることができ、それによってレンズの光軸方向の位置を計算でき、該測定結果及び該計算結果に基づいて該第2のユニットの位置を調整する。これによって、光学装置の組立を自動化で短時間で行うことができる。
【0011】
上記方法とともに、次の特徴を採用することができる。
記測定結果及び計算結果に基づいて該第2のユニットの位置を調整し、それから該第3のユニットの位置を調整する。
該第1、第2及び第3のユニットは双方向光通信モジュールを構成する。
該レンズの焦点距離の値からレンズを通った発光素子の像及びレンズを通った受光素子の像の他方の像の位置を計算する。
【0012】
該レンズは球面レンズであり、該レンズの予め定められた焦点距離を用いて上記計算を行う。
該レンズは非球面レンズであり、該レンズの焦点距離は計算により求め、該計算で求められた焦点距離を用いて上記計算を行う。
レンズの位置を変化させて前記一方の像の位置を2回測定し、測定された2つの像の位置からレンズの焦点距離を計算する。
【0013】
調整前に平行光を入射した際のレンズの焦点位置を測定し、その測定値からレンズの焦点位置を計算する。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1は光ファイバを使用した双方向光通信装置の光学装置(光コネクタ)10を示す図である。光学装置10は、LDパッケージ12と、レンズパッケージ14と、プリズムパッケージ16とからなる。LDパッケージ12はフレーム18に取り付けられた発光素子(LD)20と受光素子(PD)22とを含む。レンズパッケージ14はフレーム(図示せず)に取り付けられたレンズ24を含み、プリズムパッケージ16はプリズム26を含む。プリズム26には、全反射ミラー28と、ハーフミラー30とが配置されている。光ファイバ32がプリズムパッケージ16に接合されている。
【0015】
光学装置10の作用においては、図示しない電気信号に従って発光素子20から放射された光34はレンズ24及びプリズム26を通り、全反射ミラー28及びハーフミラー30で反射されつつ光ファイバ32に供給され、光信号が光ファイバ32によって搬送される。また、光ファイバ32を通って送られてきた光36はプリズム26、ハーフミラー30及びレンズ24を通って受光素子22に受光される。このようにして、双方向光通信を行うことができる。レンズ24、プリズム26、及びミラー28、30は公知のように光ファイバー32との光結合効率を高めるために設けられるものである。
【0016】
図2は図1の光学装置10の組立工程を示す図である。光学装置10の組立工程においては、レンズパッケージ14及びプリズムパッケージ16をLDパッケージ12に対して位置決めし、固定することが必要である。図2においては、そのようなパッケージは省略され、その内部の部品、すなわち、発光素子20、受光素子22、レンズ24、及びプリズム26のみが示されている。本発明では、まずプリズムパッケージ16がない状態で、レンズパッケージ14をLDパッケージ12に対して位置決めし、固定する。従って、図2では、プリズム26は仮想線で示されている。
【0017】
図2においては、PLDは発光素子20の位置を示し、PPDは受光素子22の位置を示し、OLZはレンズ24の中心の位置を示し、ILDはレンズ24を通った発光素子20の像(レンズ越しLD像)の位置を示し、IPDはレンズ24を通った受光素子22の像(レンズ越しPD像)の位置を示す。位置はそれぞれの項目の中心の位置である。従来は、これらの5つの位置をCCDカメラ40で撮像し、画像処理してそれらの位置を測定していた。本発明においても、同様のことを実施するが、ただし、測定するのは4つの位置であり、残りの1つの位置は前記測定位置に基づいて計算する。
【0018】
図3は光学装置10の組立装置を示す図である。LDパッケージ12を支持するLD把持ステージ42と、レンズパッケージ14を支持するレンズ把持ステージ44とがある。これらのステージ42、44はそれぞれコントローラ42a、44aを介してコンピュータ48によって制御されるようになっている。レンズパッケージ14の上方にはカメラ把持ステージ46に支持されたCCDカメラ40があり、カメラ把持ステージ46はコントローラ46aを介してコンピュータ48によって制御される。
【0019】
CCDカメラ40は画像処理装置50に接続され、画像処理装置50はコンピュータ48に接続される。画像処理装置50はコンピュータ48の一部として構成されることもできる。従って、CCDカメラ40は上記したPLD、PPD、OLZ、ILD、IPDを撮像し、画像処理装置50でこれらの位置を測定する。ただし、実施例においては、4つの部材の位置の測定し、レンズ24の光軸方向の位置残りの1つの部材の位置(IPD)は計算により求める。
【0020】
図4は光軸52、発光素子20及び受光素子22を含む平面を示す。レンズ24の中心OLZが光軸52上にあるときに、PLDは光軸52からyの距離にあり、PPDは光軸52からyの距離にあるとする。PLDとPPDとの光軸52方向の距離はlでり、PLDとOLZとの光軸52方向の距離はaである。レンズ24の焦点の位置はFであり、焦点距離はfである。
【0021】
そして、ILDは光軸52からy′の距離にあり、IPDは光軸52からy′の距離にある。ILDとOLZとの光軸52方向の距離はbであり、IPDとOLZとの光軸52方向の距離はbである。
レンズに関する物体と像との関係から下記の式(1)〜(4)が成立する。式(5)は下記する通りである。
【0022】
【数1】
Figure 0003552891
【0023】
ここで、4つの位置PLD、PPD、OLZ、ILDを測定すれば、y、y、l、y′、Z′が得られる。Z′はPLDからILDまでの距離であり、Z′=(a+b)の関係((5)式)がある。つまり、y、y、l、y′、Z′は既知数となる。これに対して、a、b、b、f、y′は未知数である。なお、レンズ24の焦点距離fは通常は既知であるが、製造のバラツキをみこんでここでは未知数とする。
【0024】
従って、式(1)から式(5)の5つの方程式を解けば、5つの未知数の解を得ることができる。
こうして得たaの値に従ってレンズ24の位置を調整し、レンズパッケージ14をLDパッケージ12に固定することができる。それから、b、b、y′、y′の値に従ってプリズム26及びミラー28、30の位置を調整し、プリズムパッケージ16をLDパッケージ12及びレンズパッケージ14に対して固定することができる。
【0025】
このように、本発明では、LDパッケージ面とレンズパッケージ面とを接触させ、接触面において2自由度をもつ位置調整を行う。それから、発光素子20及び受光素子22の発信/受信光の検出を行うことなく、発光素子20及び受光素子22の一つの外形のレンズ越し像の結像点を探索してレンズ調整を行うパッシブ調整法を採用する。即ち、発光素子20及び受光素子22の結像点が光ファイバー端の位置と一致するように調整を行う。結像点探索を行う際には光ファイバー付きプリズム26は外しているので、実際にはプリズム26による虚像位置を計算で求めてその位置に対する調整を行う。
【0026】
発光素子20及び受光素子22の位置、及びレンズ越し像位置の測定には、パターンマッチング法による画像認識を用いた自動焦点合わせが行われる。レンズ中心位置の検出はレンズ枠画像を用いた画像計測処理が行われる。このようなプロセスはある回数のフィードバック制御が必要なため、調整処理全体に占める処理時間の割合が高くなり、調整時間がかかる。従来はそのような処理を5回行う必要があったが、本発明ではそのような処理を4回行えばよいので、かなりの時間短縮を達成することができる。なお、その分だけコンピュータによる計算処理が増えるが、コンピュータによる計算処理に必要な時間は画像認識に比べるとほとんど無視してもよいほどである。また受光素子22の像の画像処理に関してはS/N比の低い画像になっていて、焦点距離の探索失敗や誤認識が生じやすい、という問題があったが、受光素子22の像の画像処理を行わなくてよいようになれば、組立作業はより簡単且つ確実に行うことができるようになる。図4の実施例では、レンズ24として球面レンズを使用した。
【0027】
図5はレンズ24として非球面レンズを使用する場合を示す図である。非球面レンズ24を使用する場合には、片面側の中心Oと反対面側の中心Oとの差に相当するレンズ中心のずれΔOがあるために、ΔOが未知数となり、未知数がが増えて、上記式(5)は下記式(6)になる。未知数が6の場合に、上記式(1)から式(4)及び式(6)を用いて解を出すことができない。
【0028】
【数2】
Figure 0003552891
【0029】
そこで、本実施例では、未知数を1つ減らし、連立方程式が解をもつようにする。本実施例では、図4で未知数となっていたレンズの焦点距離fに着目した。この値は今回のような大量生産技術に応用する場合には製品間のバラツキを考慮して未知数とするのが妥当であるが、使用によってはバラツキは予想される範囲内に収まっているはずなので、既知数とみなして計算を行ってよい。すなわち、レンズ24の焦点距離fに仕様値を用いることにすれば、既知量が5個となり、未知数が1つ減る。従って、上記式(1)から式(4)及び式(6)を用いて解を出すことができる。
【0030】
上記式(1)から式(4)を変形してa、bを消去すると、受光素子22の像IPDの位置(b、y′)をあらわす式(7)、式(8)が得られる。また、m=y′/yとすると(mは発光素子20の像ILDにおけるレンズ24の倍率)、これらの式は式(9)及び式(10)に示されるようにさらに簡単になり、計算しやすくなる。
【0031】
図6は本発明を使用した光学装置の組立におけるレンズ及び受光素子22の像IPDの位置の調整のアルゴリズムを示す図である。ステップS1では、発光素子20及び受光素子22(LD、PD)の位置並びにレンズ24の中心の位置を画像認識と焦点合わせアルゴリズムによって取得している。ステップS2は同様にレンズ越しLD像の位置を計測し、その計測結果はステップS3のレンズ枠移動を行う際の移動距離を得るのに用いられている。
【0032】
そして、ステップS4では移動後のレンズ越しLD像の位置を認識して目標位置に移動されたかどうかを判定して、必要ならば再度レンズ移動を行う。ステップS5では計算式に従ってレンズ越しPD像の位置計算が行われ、その計算値に基づいてステップS6でレンズ枠移動とステップS7での位置計算と判定が行われる。像位置が目標点に達した、と判定されれば調整処理が終了する。
【0033】
ちなみに、従来手法ではステップS5においてもステップS1、2と同様な焦点合わせアルゴリズムが用いられていた。
このように、本発明を光学装置の組立における調整に採用することにより、従来手法で行われてきたレンズ越しPD像の画像認識と焦点合わせアルゴリズムによる位置計測を省略することができる。よって5回行う焦点合わせが4回で済むようになり、調整処理の時間短縮が図れる。また、レンズ越しPD像は画像認識が困難であったので、調整不能や誤認識が生じていたLDパッケージに対しても調整が可能になり、大量生産時における歩留りが向上する。
【0034】
上記説明では非球面レンズ24を用いた光学装置について説明したが、球面レンズを用いた場合でも焦点距離fを既知とすれば未知数が減って計測回数が減り、調整時間の短縮につながる、ことは明らかであろう。
また、図5の例では焦点距離fの値は仕様書の値を用いるので既知量である、として計算を行ったが、別の手法によってfの値をレンズ毎に測定、計算するような手法を組み込んでもよい。
【0035】
図7及び図8はレンズ24の焦点距離fの値を計算によって求める例を示す図である。図7はレンズ24をZ方向(図7で水平方向)にΔa移動させてLD像の結像位置の変化を計測し、その値から焦点距離fを計算する手法である。焦点距離fは上記した式(1)〜(4)に基づいて計算することができる。例えば、f=Δa/y(1/y″−1/y′)になる。
【0036】
図8は調整前に平行光に対する焦点位置を測定するプロセスを装置に追加し、その測定結果から焦点距離fを計算する手法である。このため、点光源70及びコリメータレンズ72によってレンズ24に平行光を入射させ、出射光から焦点の位置を求める。それからレンズ越しLD像を測定すると、焦点距離fはbとΔbとの差として求められる。上記した式(1)〜(2)に基づいてbを消去すると、f=(y/y′)Δbとなる。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、光学装置のレンズの位置調整が従来よりも短い処理時間で行われるうよになり、双方向光通信モジュールの量産化に寄与するところが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】光ファイバを使用した双方向光通信装置でコネクタとして使用される光学装置を示す図である。
【図2】図1のコネクタの組立工程を示す図である。
【図3】光学装置の組立装置を示す図である。
【図4】本発明の計算の1実施例を示す図である。
【図5】レンズとして非球面レンズを使用する例において計算の1実施例を示す図である。
【図6】本発明を使用した光学装置の組立のレンズ及び受光素子の位置の調整のアルゴリズムを示す図である。
【図7】レンズの焦点距離の値を計算によって求める例を示す図である。
【図8】レンズの焦点距離の値を計算によって求める他の例を示す図である。
【符号の説明】
10…光学装置
12…LDパッケージ
14…レンズパッケージ
16…プリズムパッケージ
20…発光素子
22…受光素子
24…レンズ
26…プリズム
28…全反射ミラー
30…ハーフミラー
32…光ファイバ

Claims (9)

  1. 発光素子及び受光素子を含む第1のユニットと、レンズを含む第2のユニットとを含む光学装置の組立工程におけるレンズの調整方法において、発光素子、受光素子、レンズ、および像の位置は第1のユニットと第2のユニットを通る平面内における発光素子、受光素子、レンズ、および像の中心の位置であるとしたとき、発光素子の位置、受光素子の位置、レンズの位置、及びレンズを通った発光素子の像とレンズを通った受光素子の像との一方の像の位置を測定し、該測定結果に基づいてレンズの光軸方向の位置を計算し、該測定結果及び該計算結果に基づいて該第2のユニットの位置を調整することを特徴とする光学装置の組立方法。
  2. 発光素子及び受光素子を含む第1のユニットと、レンズを含む第2のユニットと、ミラー及びプリズムを含み、光ファイバーに接続された第3のユニットとを含む光学装置の組立方法において、発光素子、受光素子、レンズ、および像の位置は第1のユニットと第2のユニットを通る平面内における発光素子、受光素子、レンズ、および像の中心の位置であるとしたとき、発光素子の位置、受光素子の位置、レンズの位置、及びレンズを通った発光素子の像とレンズを通った受光素子の像との一方の像の位置を測定し、該測定結果に基づいてレンズの光軸方向の位置並びにレンズを通った発光素子の像とレンズを通った受光素子の像との他方の像の位置を計算し、該測定結果及び該計算結果に基づいて該第2のユニットの位置及び第3のユニットの位置を調整することを特徴とする光学装置の組立方法。
  3. 記測定結果及び計算結果に基づいて該第2のユニットの位置を調整し、それから該第3のユニットの位置を調整することを特徴とする請求項2に記載の光学装置の組立方法。
  4. 該第1、第2及び第3のユニットは双方向光通信モジュールを構成することを特徴とする請求項2に記載の光学装置の組立方法。
  5. 該レンズの焦点距離の値からレンズを通った発光素子の像とレンズを通った受光素子の像との他方の像の位置を計算することを特徴とする請求項1又は2に記載の光学装置の組立方法。
  6. 該レンズは球面レンズであり、該レンズの予め定められた焦点距離を用いて上記計算を行うことを特徴とする請求項5に記載の光学装置の組立方法。
  7. 該レンズは非球面レンズであり、該レンズの焦点距離は計算により求め、該計算で求められた焦点距離を用いて上記計算を行うことをを特徴とする請求項5に記載の光学装置の組立方法。
  8. レンズの位置を変化させて前記一方の像の位置を2回測定し、測定された2つの像の位置からレンズの焦点距離を計算することをを特徴とする請求項7に記載の光学装置の組立方法。
  9. 調整前に平行光を入射した際のレンズの焦点位置を測定し、その測定値からレンズの焦点位置を計算することを特徴とする請求項7に記載の光学装置の組立方法。
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