JP3550047B2 - 粘着層の被覆構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、粘着層と離型フィルムとからなり、粘着層が離型フィルムによって被覆されている、粘着層の被覆構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
土木、建築、自動車等の分野においては、接着部分に、ゴム系、アスファルト系等の各種粘着剤からなる粘着層が使用される場合がある。
【0003】
かかる粘着層は、その表面粘着性のため、粘着層単独で取り扱うことはほとんど不可能であり、通常、離型紙、離型フィルムにより、使用前工程まで保護されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者の研究によれば、かかる離型フィルムは、使用直前まで屋内に保管されるものは良いが、長期間屋外に放置される粘着層付き製品では、耐候性、耐水性等が劣ってくることが見出された。
【0005】
本発明は、接着層を覆った状態で、屋外の雨水、紫外線等に長期間耐えることができ、耐水性、耐候性を保持する離型フィルムによって被覆された、粘着層の被覆構造を得ることを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、粘着層と離型フィルムとからなり、前記粘着層が前記離型フィルムによって被覆されている、粘着層の被覆構造であって、前記離型フィルムが、少なくとも外側層と内側層とを含んでおり、前記離型フィルムが、前記外側層と前記内側層のラミネートによって形成されており、前記内側層が前記粘着層と接しており、前記外側層が前記粘着層の被覆構造の表面に露出しており、前記外側層が、ポリエチレン及びポリエチレンビニルアセテートからなる群より選ばれた少なくとも1種の樹脂を50〜100重量%含有しており、前記内側層が、ポリプロピレン及び塩素化ポリエチレンからなる群より選ばれた少なくとも1種の樹脂を60〜100重量%含有しており、前記離型フィルムが4〜40MPaのヤング率を有している、粘着層の被覆構造に係るものである。
【0007】
本発明者は、耐水性、耐候性に優れた離型フィルムを得るため、種々の離型フィルムを試作し研究した。
【0008】
その結果、本発明者は、離型フィルムとして用いられる、低密度(ローデンシティ)ポリエチレン、高密度(ハイデンシティ)ポリエチレン、ポリエチレンビニルアセテート(EVA)等の薄膜フィルムや、離型紙が、ゴム、アスファルト等の粘着層によって汚染され、劣化することを見出した。
【0009】
本来ならば、ポリエチレン、EVA等の薄膜フィルムは、他のポリマーに比べて、屋外での耐候性に優れるため、長期間の屋外暴露に対し、安定性が良いはずである。
【0010】
本発明者の検討のよれば、かかる離型フィルムは、意匠的な観点から、安定性の悪い明色で用いられ、また、かかる離型フィルムには、フィルム単価を下げるため、各種充填剤が多量に配合されていることが分かった。
【0011】
また、本発明者が更に詳細に検討したところ、かかる色調や充填剤は、離型フィルムの耐水性、強度に悪影響を及ぼすことが分かった。
【0012】
結果として、本発明者は、かかる離型フィルムで粘着層を被覆した際、かかる離型フィルムが粘着層からの成分によって汚染され、耐水性、耐候性を著しく低下させることを解明した。
【0013】
なお、紙製の離型紙は、種々の材質、組成等のものを検討したが、屋外での使用に関し、耐水性、強度の点で劣ってしまい、実用に耐えるものが得られなかった。
【0014】
かかる知見の下、粘着層からの汚染が起こらず、耐水性、耐候性に優れた離型フィルムを得るため、本発明者は、種々のフィルム材料を鋭意研究した。その結果、本発明者は、以下のことを知見した。
【0015】
離型フィルムとしては、ポリエチレンの物理特性、耐候性を更に改良した直鎖状低密度ポリエチレンからなるフィルム、紫外線吸収剤入りフィルム等が用いられる。しかし、これらのフィルムは、いずれも、粘着層からの物質によって、耐水性、耐候性が弱められ、離型フィルムの長期安定性を補うのに充分ではなかった。
【0016】
一方、ポリプロピレンや塩素化ポリエチレンから得られるフィルムは、接触する粘着剤からの汚染劣化が非常に少なかった。つまり、フィルム単体の劣化と、粘着層に接触させた状態での劣化に大きな差が見られなかった。
【0017】
しかし、その反面、ポリプロピレン等は、一般的にヤング率が高く、離型フィルムのように、軟質のフィルムを作成する場合、かなり薄い膜厚を選定しなければならない。そのため、かかる樹脂からなる離型フィルムには、十分な物理強度を発生させることはできなかった。
【0018】
結果として、ポリエチレン、ポリエチレンビニルアセテート等の樹脂は、ヤング率が低く、柔軟な離型フィルムを得易いが、かかる離型フィルムは、粘着層からの汚染物質によって劣化し易く、実際の製品での耐候性は極めて悪かった。一方、ポリプロピレン等の樹脂は、粘着層からの汚染物質によって劣化し難いが、ヤング率が高く、柔軟なフィルムは得られなかった。つまり、柔軟性と物理強度を保持できるものは得られなかった。
【0019】
かかる知見の下、更に詳細に検討したところ、本発明者は、柔軟性のある外側層と、耐汚染性を有し、離型フィルムの劣化を防止することができる内側層との少なくとも2層から形成されている積層型の離型フィルムが、十分な柔軟性を示すとともに、粘着層を被覆した状態で、耐水性や耐候性を長期間保持できることを見出し、本発明に至った。
【0020】
本発明では、離型フィルムとして、粘着層に接する内側層に、ポリプロピレン及び塩素化ポリエチレンからなる群より選ばれた少なくとも1種の樹脂を60〜100重量%含有させる。
【0021】
かかる内側層は、粘着層と直接接するが、耐汚染性を有するポリプロピレンや塩素化ポリエチレンを含有するため、粘着層からの汚染物質によって劣化することがない。
【0022】
本発明にかかる内側層には、硬質のフィルムを形成するポリプロピレンや塩素化ポリエチレンが含有されているので、内側層の膜厚は、離型フィルムとしての高い柔軟性が要求される場合には、薄く設定する必要がある。
【0023】
ただし、本発明では、離型フィルムは、かかる内側層と柔軟性のある外側層とで一体になるラミネートによって形成されるので、内側層の物理化学的強度が低下したとしても、この強度低下を外側層によって補うことができる。
【0024】
また、本発明では、内側層を薄く設定しても、粘着層の汚染物質による離型フィルムの劣化を防止することができ、外側層と内側層とで、離型フィルムに十分な物理化学的強度を発生させることができる限り、離型フィルムとしての機能を長期間保持することができる。
【0025】
一方、本発明では、離型フィルムの外側層に、ポリエチレン及びポリエチレンビニルアセテートからなる群より選ばれた少なくとも1種の樹脂を50〜100重量%含有させる。
【0026】
かかる外側層は、少なくとも内側層が介在して、粘着層と離間しているので、粘着層と直接接触することなく、粘着層の汚染物質による汚染や劣化が防止される。
【0027】
また、かかる外側層は、離型フィルムが粘着層を被覆している状態で、外部環境に曝されるが、ポリエチレンやポリエチレンビニルアセテートを主成分とするため、十分な耐水性や耐候性を発揮する。
【0028】
さらに、かかる外側層は、粘着層の汚染物質による劣化がないので、耐水性や耐候性を長期間わたって保持し、離型フィルムとしての機能を十分発揮する。
【0029】
また、かかる外側層は、内側層の物理化学的強度を補う働きをする。さらに、かかる外側層は、ポリエチレンやポリエチレンビニルアセテートを主成分とするため、離型フィルムに、十分な柔軟性を付与する。
【0030】
本発明の粘着層の被覆構造によれば、離型フィルムとして、粘着層に接する内側層に、ポリプロピレン及び塩素化ポリエチレンからなる群より選ばれた少なくとも1種の樹脂が60〜100重量%含有されているので、離型フィルムが、粘着層からの汚染物質によっても劣化せず、長期にわたり、耐水性及び耐候性を維持することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を更に詳細に説明する。
本発明にかかる離型フィルムは、内側層と外側層の少なくとも2層からなる、積層型のフィルムである。
【0032】
本発明では、離型フィルムの汚染劣化が防止され、必要な柔軟性及び物理化学的強度が維持されるならば、内側層と外側層との間に、種々の性能のフィルムを介在させることができる。
【0033】
単層の離型フィルムでは、離型フィルムを粘着層に載置した場合、粘着層と接する部分で、粘着層からの色汚染、汚染劣化が起こるのを防止することができなかったり、柔軟性、耐候性、物理化学的強度を維持することができなかったりするため、汚染劣化の防止と柔軟性及び物理化学的強度とを同時に満足することができない。
【0034】
本発明にかかる積層型の離型フィルムの、粘着層に接する内側層は、ポリプロピレン及び塩素化ポリエチレンからなる群より選ばれた少なくとも1種の樹脂を60%以上含有していなければ、粘着層からの汚染を防ぐことができない。
【0035】
本発明では、かかる離型フィルムの内側層の外側に、外側層を設ける。かかる内側層と外側層とは、種々のラミネート法によって、積層することができる。
【0036】
一般的には 押し出し法、もしくはインフレーション法によって作成された内側層又は外側層を、ドライラミネーション法等により、接着処理し作成される。
【0037】
本発明にかかる離型フィルムは、4〜40MPaのヤング率を有している。4MPa未満では、物理強度に乏しく、実際の作業において、粘着層から離型フィルムを剥離する際に、フィルムが破断する等の問題が発生し、好ましくない。また、40MPaを超えるヤング率では、離型フィルムが硬くなり、離型フィルムを如何に薄膜に成型しようとも、滑らかさがなくなり、粘着層への追従性がなくなる。かかる離型フィルムは、種々の形状に追従して設けられる粘着層を十分に被覆することができない。
【0038】
本発明にかかる離型フィルムは、20μm以上1mm以下の厚さを有しているのが好ましい。ヤング率と同様、フィルム総膜厚が、20μm未満の厚さでは、物理強度が弱くなり、実際の作業に耐えられず、また、1mmを超える厚さでは、離型フィルムが硬くなり、作業性が悪くなるばかりでなく、いたずらにフィルムコストを上げることになるため、有益でない。
【0039】
本発明にかかる内側層、外側層、内側層と外側層との間に任意に介在させることができる層等の、それぞれの厚さは、得られる離型フィルムの劣化が問題とならない限り、種々の範囲に設定することができる。
【0040】
本発明では、粘着層側のフィルムは、ポリプロピレンをベースとし、20μ以上の膜厚が好ましく、外側のフィルムは、LL−PE(直鎖状低密度ポリエチレン)に耐候性付与剤を添加した物が好ましい。
【0041】
本発明にかかるポリプロピレンは、特定のものに限定されることなく、種々のものを用いることができる。
【0042】
原料のポリプロピレンは、エチレンと同じくナフサの分解によって得られる。このプロピレンを、低圧法ポリエチレンの場合と類似の方法で溶剤中で重合を行うと、立体規則性の高いポリプロピレンが得られる。
【0043】
この重合完了後のポリマー中には、立体規則性を有しない低軟化点のアタクチックポリプロピレンも少量含まれているので、これを抽出分離し、高立体規則性にした物を用いることができる。かかるポリプロピレンは、成型材料として、市販品を用いることもできる。
【0044】
本発明にかかる塩素化ポリエチレンは、特定のものに限定されず、種々のものを用いることができる。
【0045】
本発明では、ポリエチレンを塩素化することにより得られる塩素化ポリエチレンを用いることができる。かかる塩素化ポリエチレンは、原料ポリエチレンの種類、塩素化条件、塩素含有量等を調節することにより、種々の性状、物性等のものを得ることができる。
【0046】
本発明にかかるポリエチレンは、特定のものに限定されることなく、種々のものを用いることができる。
【0047】
かかるポリエチレンは、製造方法や性能から、高圧法ポリエチレン(低密度ポリエチレン)と中低圧法ポリエチレン(高密度ポリエチレン)に大別されるが、最近、その概念は明確ではなくなりつつある。
【0048】
本発明では、かかるポリエチレンにあっては、直鎖状低密度ポリエチレンを用いることができる。直鎖状低密度ポリエチレンは、近年登場し、従来の高圧法による低密度ポリエチレンと同じ密度レベルを有しながら、その特徴ある性質により注目をされている。
【0049】
かかる直鎖状低密度ポリエチレンは、主に、ホットタック性、耐衝撃性、耐熱性、物理強度等に優れている。
【0050】
本発明にかかるEVAは、特定のものに限定されることなく、種々のものを用いることができる。EVAは、エチレンと酢酸ビニルの共重合体である。
【0051】
本発明では、ビニル含量と分子量によって、種々の性質に設定されたEVAを用いることができる。
【0052】
本発明で用いられる樹脂、プラスチック等の定義付けは、最近曖昧になりつつあるが、構造自体に従来との大きな変化はない。
【0053】
本発明にかかる離型フィルムは、その外側層の表面にシリコーンの非粘着加工を施すことができる。
【0054】
かかる非粘着加工には、離型シリコーン層を用いることができる。かかる離型シリコーン層には、紫外線硬化型離型剤を用いることができる。
【0055】
かかるシリコーン層を使用する場合、シリコーンを塗布する外側層に、耐候性を改良するための紫外線吸収剤を添加すると、この添加剤がラジカルキャッチャーとなり、シリコーンが紫外線によって硬化するのを著しく阻害することができる。
【0056】
このようなケースでは、シリコーンを塗布する前に、外側層の表面に、紫外線吸収剤を含まないポリプロピレンや塩素化ポリエチレン等を含むコンパウンドを塗布し、次に、紫外線吸収剤を多量に含む層を積層し、更に紫外線吸収剤を含まないコンパウンドを積層し、その後、シリコーン層を積層すると良い。
【0057】
かかる場合、シリコーン層を塗布する前の最も外側の層に、更に紫外線吸収剤を含まない層を積層させる意味は、離型フィルムを生産する際、シリコーン層を塗布する前に、巻き取り作業を行うが、この時、シリコーンを塗布する面から内側層への紫外線吸収剤の移行が生じないようにするためである。
【0058】
つまり、かかる巻き取り作業時に、離型フィルムのシリコーンを塗布する面及び内側層が接触すると、シリコーンを塗布する面から内側層への紫外線吸収剤の移行が生じ、シリコーン塗布後のシリコーン層に光硬化が起こり易いからである。
【0059】
以上のように、本発明にかかる離型フィルムは、旧タイプのシリコーン層は言うに及ばず、新タイプのシリコーン層にも対応でき、作業性、生産性の改善に大きく貢献するものである。
【0060】
【実施例】
以下、実施例、比較例を挙げて、本発明をより一層詳細に説明する。
(実施例1〜4)
表1に示す組成の離型フィルムを製造し、5mmの厚さのストレートアスファルトからなる粘着層に貼り付けた。なお、表1中、LDPEは、低密度ポリエチレン、PPは、ポリプロピレン、EVAは、ポリエチレンビニルアセテートを示す。
【0061】
得られた粘着層の被覆構造について、屋外暴露試験を行い、離型フィルムの耐汚染性、屋外暴露耐性、引張り強度、ヤング率及び伸びを評価した。結果を表1に示した。
【0062】
また、表1に示す組成の離型フィルムを、5mmの厚さ、100mmの幅のゴム系粘着層に載置し、その作業性を評価した。結果を表1に示した。
【0063】
(比較例1〜4)
表1に示す組成のフィルムを作成し、実施例と同様にして、試験した。その結果を表1に示す。
【0064】
【表1】
Figure 0003550047
*1;汚染性: 屋外暴露1年間後のフィルム状態を目視で確認、粘着層はストレートアスファルト5mm厚を使用した。◎は、変色無しを示し、〇は、若干の変色が認められたことを示し、×は、著しい変色が認められたことを示す。
*2;屋外暴露耐性: 屋外暴露1年間後のフィルム強度が60%以上のものを〇、40%以上のものを△、それ未満を×とした。
*3;引張り強度:JISK6301により、破断時の引張り強度を測定した。
*4;伸び:JISK6301により、破断時の伸びを測定した。
*5;ヤング率:JISK6301により、降伏点の物性値を測定した。
*6;フィルム作業性:離型フィルムを、厚さ5mm、幅100mmのゴム系粘着層の直線部、コーナー部に貼りつけた。作業性は、貼り付け作業及び剥離作業について評価した。テスト人員50人により5段階の採点を行った。合計200点以上を◎、150点以上を○、100点以上を△、100点未満を×とした。
【0065】
表1に示すように、実施例の積層型の離型フィルムは、いずれも、比較例のフィルムに比べ、各種諸物性、作業性を十分に満足することができ、産業上の利用価値が大きいことがわかった。
【0066】
【発明の効果】
本発明の粘着層の被覆構造によれば、離型フィルムとして、粘着層に接する内側層に、ポリプロピレン及び塩素化ポリエチレンからなる群より選ばれた少なくとも1種の樹脂が60〜100重量%含有されているので、離型フィルムが、粘着層からの汚染物質によっても劣化せず、長期にわたり、耐水性及び耐候性を維持することができる。

Claims (1)

  1. 粘着層と離型フィルムとからなり、前記粘着層が前記離型フィルムによって被覆されている、粘着層の被覆構造であって、
    前記離型フィルムが、少なくとも外側層と内側層とを含んでおり、前記離型フィルムが、前記外側層と前記内側層のラミネートによって形成されており、前記内側層が前記粘着層と接しており、前記外側層が前記粘着層の被覆構造の表面に露出しており、前記外側層が、ポリエチレン及びポリエチレンビニルアセテートからなる群より選ばれた少なくとも1種の樹脂を50〜100重量%含有しており、前記内側層が、ポリプロピレン及び塩素化ポリエチレンからなる群より選ばれた少なくとも1種の樹脂を60〜100重量%含有しており、前記離型フィルムが4〜40MPaのヤング率を有していることを特徴とする、粘着層の被覆構造。
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