JP3550022B2 - D級増幅器を使用したシステム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、D級増幅器を使用したテレビジョン受像機等のシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
D級増幅器を単独で使用する場合の性能を確保する構成については特開平5−160649号公報,特開平6−303049号公報,特開平6−216664号公報に記載されているように、従来から検討がなされているが、テレビジョン受像機等のD級増幅器を使用したシステムにおいて、従来のD級増幅器の回路構成では、D級増幅器から発生するPWM変調(パルス幅変調)時の基本波成分と高調波成分が周辺の別の回路に妨害として影響するため、妨害への配慮が必要であった。特にステレオ放送を再生するためD級増幅器を音声増幅器として2個以上使用する場合、各D級増幅器がPWM信号の発振基本周波数波を妨害波として発生し、その発振基本周波数波同士が干渉を起こし、その干渉波が音声出力自体に妨害波として重畳し、音声から妨害成分が聞こえるという課題があった。
【0003】
また、テレビジョン受像機内でD級増幅器を音声増幅器として使用した場合、音声周波数の最大値が20kHzと高いため、D級増幅器内で使用するPWM変調用の基本周波数は実使用上100kHz以上が必要となり、その高調波成分はテレビの映像周波数帯域にまで及び、そのため、D級増幅器を使用すると映像に妨害が現れるという課題があった。
【0004】
従来、上記D級増幅器から発生する妨害波による問題を解決するための検討は十分ではなく、妨害波による影響をなくするためには、D級増幅器を1個づつ個別にシールドケース等でシールドする方法が一般的であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のD級増幅器を使用したシステムにおける妨害波に対する対策は十分でないという問題が依然として残っていた。
【0006】
本発明は、かかる問題を解決するものであり、D級増幅器を使用したシステムにおいて、D級増幅器から発生する妨害波による影響を除去することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明のD級増幅器を使用したシステムは、2個のD級増幅器が入力信号をPWM変調するために同時に発生させる基本波成分の発振基本周波数波を、その発振基本周波数波同士が干渉を起こして発生する妨害波が、そのD級増幅器の後段に接続された回路,デバイス,LSI等の後段装置で利用不可能な周波数帯域になるように設定したものであり、2個のD級増幅器を同時に使用しても互いの発振基本周波数波の干渉による妨害波が後段装置で利用不可能な周波数帯域にあるため、悪影響が現われないことになるものである。
【0008】
また、本発明のD級増幅器を使用したシステムは、D級増幅器で使用するLCフィルタのインダクタ成分として使用するコイルを磁気シールドしたものであり、コイル内部で発生する磁気を外部に漏らさないようにすることにより、D級増幅器を使用する回路から発生する妨害波による悪影響を除去するものである。
【0009】
また、本発明のD級増幅器を使用したシステムは、D級増幅器を内蔵するLSIそのものを磁気シールド材料でコーティングしたものであり、D級増幅器を内蔵するLSIから発生する妨害波による悪影響を除去するものである。
【0010】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、第1と第2の2つの信号源と、前記第1の信号源からの出力信号を変調周波数f1のクロックでPWM変調する第1のD級増幅器と、前記第2の信号源からの出力信号を変調周波数f2のクロックでPWM変調する第2のD級増幅器と、前記第1と第2のD級増幅器からの出力信号をそれぞれ積分する第1と第2の積分器と、前記第1と第2の積分器からの出力信号をそれぞれ再生するための第1と第2の再生手段とを備え、前記第1と第2の2個のD級増幅器を同時に稼働させた時に、前記2個のD級増幅器がそれぞれの入力信号をPWM変調するために同時に発生させる基本波成分の発振基本周波数波f1と発振基本周波数波f2同士が干渉を起こして発生する妨害波の周波数を前記第1と第2の2個のD級増幅器の後段にそれぞれ接続された前記第1と第2の再生手段を構成する回路,デバイス,LSI等の後段装置で利用不可能な周波数帯域になるように設定したD級増幅器を使用したシステムであり、2個のD級増幅器を同時に使用しても互いの発振基本周波数の干渉による妨害波が後段装置で利用不可能な周波数帯域にあるため、悪影響が現われないという作用を有する。
【0012】
本発明の請求項2に記載の発明は、2個のD級増幅器が発生する基本波成分の発振基本周波数をf1,f2とし、後段装置の利用可能な周波数帯域をB1とした時、f1とf2の差分がB1よりも大きくなるように設定した請求項1に記載のD級増幅器を使用したシステムであり、第一のD級増幅器の変調波周波数f1と第二のD級増幅器の変調波周波数f2との差分を後段装置の利用可能な周波数帯域B1よりも大きくすることにより、第一のD級増幅器の変調波周波数f1と第二のD級増幅器の変調波周波数f2との干渉による妨害周波数がB1よりも高い周波数領域にあるため、2個のD級増幅器を同時に動作させた場合においても後段装置が変調波周波数の干渉による妨害の影響を受けないという作用を有する。
【0013】
本発明の請求項3に記載の発明は、2個のD級増幅器が1個のLSIに内蔵された請求項2に記載のD級増幅器を使用したシステムであり、2個のD級増幅器が1個のLSIという同一パッケージ内に内蔵され、同時に動作させた場合においても後段装置が変調波周波数の干渉による妨害の影響を受けないという作用を有する。
【0015】
本発明の請求項4に記載の発明は、基本波成分の発振基本周波数f1のクロックで入力信号をPWM変調する第1と第2の2個のD級増幅器が1個のLSIに内蔵された第1のシステムと、基本波成分の発振基本周波数f2のクロックで入力信号をPWM変調する第3と第4の2個のD級増幅器が1個のLSIに内蔵された第2のシステムの2個のシステムを使用し、各LSI内の2個のD級増幅器が発生させる基本波成分の発振基本周波数をLSI毎にf1,f2とし、D級増幅器の後段装置の利用可能な周波数帯域をB1とした時、f1とf2の差分がB1よりも大きくなるように設定したD級増幅器を使用したシステムであり、第一のLSIの変調波周波数f1と第二のLSIの変調波周波数f2との干渉による妨害周波数がB1よりも高い周波数領域にあるため、同一システム内に2個のLSIを近接して配置してD級増幅器を同時に動作させた場合においても後段装置が変調波周波数の干渉による妨害の影響を受けないという作用を有する。
【0016】
本発明の請求項5に記載の発明は、基本波成分の発振基本周波数f1のクロックで入力信号をPWM変調する第1と第2の2個のD級増幅器が1個のLSIに内蔵された第1のシステム第3のD級増幅器とを1個づつ組み合わせ、前記第1のシステムにおける第1と第2の2個のD級増幅器が発生する基本波成分の発振基本周波数をf1に対し、組み合わされたもう一方の第3のD級増幅器が発生する基本波成分の発振基本周波数をf2とし、各D級増幅器の後段装置の利用可能な周波数帯域をB1とした時、f1とf2の差分がB1よりも大きくなるように設定したD級増幅器を使用したシステムであり、前記第1のシステムにおけるLSIの変調波周波数f1と組み合わされたもう一方のD級増幅器の変調波周波数f2との干渉による妨害周波数がB1よりも高い周波数領域にあるため、同一システム内にLSIとD級増幅器を近接して配置して同時に動作させた場合においても後段装置が変調波周波数の干渉による妨害の影響を受けないという作用を有する。
【0017】
本発明の請求項6に記載の発明は、積分器を、それぞれ各D級増幅器と再生デバイスの間に直列に挿入されたコイルと、その再生デバイスの接続点と接地との間に挿入されたコンデンサよりなるLCフィルタで構成するとともに、前記積分器のコイルを磁気シールドして発生する磁気成分を外部に漏らさないようにした請求項1記載のD級増幅器を使用したシステムであり、コイルから発生する磁気成分を外部に漏らさない磁気シールドタイプのコイルを使用することにより、D級増幅器を使用するシステムから発生するパルス変調波周波数の高調波成分やクロック信号の高調波成分等の妨害を低減するという作用を有する。
【0018】
本発明の請求項7に記載の発明は、信号出力源とD級増幅器を内蔵したLSIとそのD級増幅器のPWM出力を積分する積分器と再生デバイスとからなり、D級増幅器を内蔵するLSIを覆うパッケージ材質としてLSI内部から発生する磁気成分を外部に漏らさない磁気シールド材料を使用した請求項1記載のD級増幅器を使用したシステムであり、D級増幅器を使用する回路から発生するパルス変調波周波数の高調波成分やクロック信号の高調波成分等の妨害を低減するという作用を有する。
【0019】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1におけるD級増幅器を使用したシステムのシステム構成図であり、1は例えば音声信号のように一定の周波数帯域B0を有する信号を出力する第一の信号出力源、2は前記第一の信号出力源1からの入力信号を、B0と比較して十分に周波数が高い変調波周波数f1のクロックでPWM変調して増幅し、増幅させたPWM波を出力する第一のD級増幅器、3は前記第一のD級増幅器2からの出力信号を積分し、前記第一のD級増幅器2の変調波周波数f1の動作クロック成分と前記変調波周波数f1の高調波成分および再生デバイス4の再生可能周波数帯域B1以上の周波数成分を減衰させる第一の積分器で、前記再生デバイス4は前記第一の積分器3からの出力信号を再生する作用を有する。
【0020】
また、5は例えば音声信号のように一定の周波数帯域B0を有する信号を出力する第二の信号出力源、6は前記第二の信号出力源5からの入力信号を、B0と比較して十分に周波数が高い変調波周波数f2のクロックでPWM変調して増幅し、増幅させたPWM波を出力する第二のD級増幅器、7は前記第二のD級増幅器6からの出力信号を積分し、前記第二のD級増幅器6の変調波周波数f2の動作クロック成分と前記変調波周波数f2の高調波成分および再生デバイス8の再生可能周波数帯域B1以上の周波数成分を減衰させる第二の積分器で、前記再生デバイス8は前記第二の積分器7からの出力信号を再生する作用を有する。
【0021】
ここで、前記第一のD級増幅器2の動作クロックの変調波周波数f1と前記第二のD級増幅器6の動作クロックの変調波周波数f2との差分が、再生デバイス4と再生デバイス8の再生可能周波数帯域B1よりも大きくなるように変調波周波数f1と変調波周波数f2とを選び、変調波周波数f1と変調波周波数f2のビート成分が妨害成分として発生しても、前記再生デバイス4および再生デバイス8から妨害成分が再生されないという作用を有する。
【0022】
上記のシステム構成において具体的には、例えば、第一の信号出力源1および第二の信号出力源5は音声信号コントローラーであり、再生デバイス4および再生デバイス8はスピーカである。この時、一般的にB0=B1となる。
【0023】
また、他の例においては、第一の信号出力源1および第二の信号出力源5は偏向信号発生器であり、再生デバイス4および再生デバイス8は偏向コイルである。この時、一般的にB0=B1とは限らない。
【0024】
(実施の形態2)
図2は本発明の実施の形態2におけるD級増幅器を使用したシステムのシステム構成図であり、9は例えば音声信号のように一定の周波数帯域B0を有する信号を出力する第一の信号出力源、10は例えば音声信号のように一定の周波数帯域B0を有する信号を出力する第二の信号出力源、11は内部に2つの第一のD級増幅器12と第二のD級増幅器13とを内蔵し、前記第一の信号出力源9からの入力信号を第一のD級増幅器12で増幅し、増幅されたPWM信号として出力し、同時に、前記第二の信号出力源10からの入力信号を第二のD級増幅器13で増幅し、増幅されたPWM信号として出力するLSIである。ここで、前記第一のD級増幅器12は、前記第一の信号出力源9からの入力信号を、B0と比較して十分に周波数が高い変調波周波数f1のクロックでPWM変調して増幅し、増幅させたPWM波を出力する作用があり、また、前記第二のD級増幅器13は、前記第二の信号出力源10からの入力信号を、B0と比較して十分に周波数が高い変調波周波数f2のクロックでPWM変調して増幅し、増幅させたPWM波を出力する作用がある。14は前記LSI11が内蔵する第一のD級増幅器12からの出力信号を積分し、前記第一のD級増幅器12の変調波周波数f1の動作クロック成分と前記変調波周波数f1の高調波成分および再生デバイス15の再生可能周波数帯域B1以上の周波数成分を減衰させる第一の積分器、16は前記LSI11が内蔵する第二のD級増幅器13からの出力信号を積分し、前記第二のD級増幅器13の変調波周波数f2の動作クロック成分と前記変調波周波数f2の高調波成分および再生デバイス17の再生可能周波数帯域B1以上の周波数成分を減衰させる第二の積分器、前記再生デバイス15は前記第一の積分器14からの出力信号を再生する作用を有し、前記再生デバイス17は前記第二の積分器16からの出力信号を再生する作用を有する。
【0025】
ここで、前記LSI11は、同一パッケージ内に第一のD級増幅器12と第二のD級増幅器13の2つが内蔵されていても、内蔵される前記第一のD級増幅器12の動作クロックの変調波周波数f1と前記第二のD級増幅器13の動作クロックの変調波周波数f2との差分が、再生デバイス15と再生デバイス17の再生可能周波数帯域B1よりも大きくなるように変調波周波数f1と変調波周波数f2とを選び、変調波周波数f1と変調波周波数f2のビート成分が妨害成分として発生しても、前記再生デバイス15および17から妨害成分が再生されないという作用を有する。
【0026】
上記のシステム構成において具体的には、例えば、第一の信号出力源9および第二の信号出力源10は音声信号コントローラーであり、再生デバイス15および再生デバイス17はスピーカである。この時、一般的にB0=B1となる。
【0027】
また、他の例においては、第一の信号出力源9および第二の信号出力源10は偏向信号発生器であり、再生デバイス15および再生デバイス17は偏向コイルである。この時、一般的にB0=B1とは限らない。
【0030】
(実施の形態
図3は本発明の実施の形態におけるD級増幅器を使用したシステムのシステム構成図であり、2つのシステム、システム18とシステム19からなり、システム18とシステム19内の構成は、前記図2と基本的に同じであり、ただ異なるところはシステム18とシステム19内の第一のD級増幅器12の変調波周波数と第二のD級増幅器13の変調波周波数がそれぞれ同じf1と同じf2になった点であり、システム18内の2つのD級増幅器12,13の値が等しい変調波周波数f1とシステム19内の2つのD級増幅器12,13の値が等しい変調波周波数f2との差分が、再生デバイス15,17の再生可能周波数帯域B1よりも大きく、4つの入力信号源9,10,9,10からの信号を4つのD級増幅器12,13,12,13で増幅した場合において、f1とf2のビート成分が妨害成分として発生しても、前記再生デバイス15,17,15,17から妨害成分が再生されないという作用を有する。
【0031】
また、システム18内の2つのD級増幅器12,13の変調波周波数f1が等しいため変調波周波数f1と変調波周波数f1によるビート成分が妨害成分として発生せず、前記再生デバイス15および17から妨害成分が再生されないという作用を有するまた、システム19内においても同様である。
【0032】
(実施の形態
は本発明の実施の形態におけるD級増幅器を使用したシステムのシステム構成図であり、2つのシステム、システム20とシステム21からなり、システム20は前記実施の形態3におけるD級増幅器を使用したシステムのシステム構成図を示す図3のシステム18と同じであり、システム21は実施の形態1におけるD級増幅器を使用したシステムのシステム構成図である図1の第一の信号出力源1と第一のD級増幅器2と第一の積分器3と再生デバイス4とからなる構成と同じである。
【0033】
ここで、システム20の2つのD級増幅器12,13の変調波周波数f1とシステム21のD級増幅器2の変調波周波数f2との差分が、再生デバイス4,15,17の再生可能周波数帯域B1よりも大きく、3つの入力信号源1,9,10からの信号をD級増幅器2,12,13で増幅した場合において、変調波周波数f1と変調波周波数f2のビート成分が妨害成分として発生しても、前記再生デバイス4,15,17から妨害成分が再生されないという作用を有する。
【0034】
また、当然のことながら、システム20内において、2つのD級増幅器12,13の変調波周波数f1が等しいため、変調波周波数f1と変調波周波数f1によるビート成分が妨害成分として発生せず、前記再生デバイス15および17から妨害成分が再生されないという作用も有する。
【0035】
(実施の形態
は本発明の実施の形態におけるD級増幅器を使用したシステムのシステム構成図であり、実施の形態1におけるD級増幅器を使用したシステムのシステム構成図である図1の第一の信号出力源1と第一のD級増幅器2と第一の積分器3と再生デバイス4とからなる構成と同じであり、第一の積分器3は、第一のD級増幅器2と再生デバイス4の間に直列に挿入されたコイル22と、そのコイル22と再生デバイス4の接続点と接地との間に挿入されたコンデンサ23でLCフィルタを構成している。そのコイル22は、その巻き線と芯が部品外部への漏れ磁束を防止するため、フェライト樹脂あるいは珪素板で磁気シールドした部品であり、電流の大きいPWM波を積分する積分器3で使用することによって、コイル22に電流が流れる時に発生する磁気が部品外部に漏れるのを防ぎ、漏れ磁束による他の電子回路への影響、妨害あるいは干渉を防止するという作用を有する。
【0036】
(実施の形態
は本発明の実施の形態におけるD級増幅器を使用したシステムのシステム構成図であり、実施の形態1におけるD級増幅器を使用したシステムのシステム構成図である図1の第一の信号出力源1と第一のD級増幅器2と第一の積分器3と再生デバイス4とからなる構成と同じであり、電流の大きいPWM波を発生する第一のD級増幅器2はLSIに内蔵されており、D級増幅器2自らが発生する磁気を部品外部へ漏らさないためにLSI全体はフェライト樹脂あるいは珪素板よりなる磁気シールド材よりなるパッケージ材24で磁気シールドされており、D級増幅器2が動作して電流が流れる時に発生する磁気が部品外部に漏れるのを防ぎ、漏れ磁束による他の電子回路への影響、妨害あるいは干渉を防止するという作用を有する。
【0037】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、D級増幅器を使用することにより発生する妨害を低減するD級増幅器を使用するシステムを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるD級増幅器を使用したシステムのシステム構成図
【図2】本発明の実施の形態2におけるD級増幅器を使用したシステムのシステム構成図
【図3】本発明の実施の形態3におけるD級増幅器を使用したシステムのシステム構成図
【図4】本発明の実施の形態4におけるD級増幅器を使用したシステムのシステム構成図
【図5】本発明の実施の形態5におけるD級増幅器を使用したシステムのシステム構成図
【図6】本発明の実施の形態6におけるD級増幅器を使用したシステムのシステム構成図
【符号の説明】
1,9 第一の信号出力源
2,12 第一のD級増幅器
3,14 第一の積分器
4,8,15,17 再生デバイス
5,10 第二の信号出力源
6,13 第二のD級増幅器
7,16 第二の積分器
11 LSI
18,19,20,21 システム
22 コイル
23 コンデンサ
24 パッケージ材

Claims (7)

  1. 第1と第2の2つの信号源と、前記第1の信号源からの出力信号を変調周波数f1のクロックでPWM変調する第1のD級増幅器と、前記第2の信号源からの出力信号を変調周波数f2のクロックでPWM変調する第2のD級増幅器と、前記第1と第2のD級増幅器からの出力信号をそれぞれ積分する第1と第2の積分器と、前記第1と第2の積分器からの出力信号をそれぞれ再生するための第1と第2の再生手段とを備え、前記第1と第2の2個のD級増幅器を同時に稼働させた時に、前記2個のD級増幅器がそれぞれの入力信号をPWM変調するために同時に発生させる基本波成分の発振基本周波数波f1と発振基本周波数波f2同士が干渉を起こして発生する妨害波の周波数を前記第1と第2の2個のD級増幅器の後段にそれぞれ接続された前記第1と第2の再生手段を構成する回路,デバイス,LSI等の後段装置で利用不可能な周波数帯域になるように設定したD級増幅器を使用したシステム。
  2. 2個のD級増幅器が発生する基本波成分の発振基本周波数をf1,f2とし、後段装置の利用可能な周波数帯域をB1とした時、f1とf2の差分がB1よりも大きくなるように設定した請求項1に記載のD級増幅器を使用したシステム。
  3. 2個のD級増幅器が1個のLSIに内蔵された請求項2に記載のD級増幅器を使用したシステム。
  4. 基本波成分の発振基本周波数f1のクロックで入力信号をPWM変調する第1と第2の2個のD級増幅器が1個のLSIに内蔵された第1のシステムと、基本波成分の発振基本周波数f2のクロックで入力信号をPWM変調する第3と第4の2個のD級増幅器が1個のLSIに内蔵された第2のシステムとからなり、前記第1のシステムの前記第1と第2の2個のD級増幅器で第1と第2の2つの信号源からの出力信号をそれぞれ変調周波数f1のクロックでPWM変調し、前記第2のシステムの前記第3と第4の2個のD級増幅器で第3と第4の2つの信号源からの出力信号をそれぞれ変調周波数f2のクロックでPWM変調するように構成するとともに、前記各LSI内の2個のD級増幅器が発生させる基本波成分の発振基本周波数f1,f2に対し、前記各D級増幅器の後段装置の利用可能な周波数帯域をB1とした時、f1とf2の差分がB1よりも大きくなるように設定したD級増幅器を使用したシステム。
  5. 基本波成分の発振基本周波数f1のクロックで入力信号をそれぞれPWM変調する第1と第2の2個のD級増幅器が1個のLSIに内蔵された第1のシステム第3のD級増幅器とを1個づつ組み合わせ、前記第1のシステムにおける第1と第2の2個のD級増幅器が発生する基本波成分の発振基本周波数f1に対し、組み合わされたもう一方の第3のD級増幅器が発生する基本波成分の発振基本周波数をf2とし、各D級増幅器の後段装置の利用可能な周波数帯域をB1とした時、f1とf2の差分がB1よりも大きくなるように設定したD級増幅器を使用したシステム。
  6. 積分器を、それぞれ各D級増幅器と再生デバイスの間に直列に挿入されたコイルと、その再生デバイスの接続点と接地との間に挿入されたコンデンサよりなるLCフィルタで構成するとともに、前記積分器のコイルを磁気シールドして発生する磁気成分を外部に漏らさないようにしたことを特徴とする請求項1記載のD級増幅器を使用したシステム。
  7. 信号出力源とD級増幅器を内蔵したLSIとそのD級増幅器のPWM出力を積分する積分器と再生デバイスとからなり、D級増幅器を内蔵するLSIを覆うパッケージ材質としてLSI内部から発生する磁気成分を外部に漏らさない磁気シールド材料を使用したことを特徴とする請求項1記載のD級増幅器を使用したシステム。
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