JP4552321B2 - 妨害波除去手段を備えたオーディオ信号再生回路及びオーディオ機器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、妨害波除去手段を備えたオーディオ信号再生回路及びオーディオ機器に関し、詳しくは信号ライン及び電源ラインを通して、900MHz帯の妨害波がオペアンプに混入するのを防止する妨害波除去手段を講じたオーディオ信号再生回路及びオーディオ機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来技術におけるオーディオ信号再生回路における妨害波除去手段は、(1)筐体にシールドを施すことにより妨害波の侵入を防ぐものや、(2)妨害波を含むオーディオ信号にフィルタ手段を施して妨害波を除去するもの等が存在する。
(1)筐体にシールドを施すことにより妨害波を除去するためには、そのパネルは導電塗料を施したプラスチックパネルを用いたり、金属パネルを用いているものが周知である。
【0003】
一方、GSM(Global System for Mobile communication)方式の携帯電話の妨害波の輻射規制として規定された「EN55020―A12」規格がある。この「EN55020―A12」規格は、CENELEC(欧州電気標準化委員会)が作成した規格(安全、EMC、その他を含む)の内、EMCにかかわる規制であり、その中のイミュニテイと呼ばれるEMS規格(STD)が「EN55020」である。これは、最近規格の修正改正の動きの中、欧州で流行しているGSMの影響を考慮した追加規格であり、具体的には、電子機器、例えばオーディオ機器をシールドルーム内に載置し、放射電磁界を測定サンプル(オーディオ機器)に与え、その影響をみてOK、NGの判定を行うというものである。この測定する具体的手法については後述する。
【0004】
このような、EMC、安全の規格体系は、国際規格、地域規格、各国規格、製品規格に分けることができる。先ず、国際規格は、IEC(国際電気標準委員会)、CISPR(国際無線障害特別委員会)があり、地域規格としては、NAFTA(北米自由貿易圏)、EU(欧州連合)+NFTA(欧州自由貿易連合)がある。このなかで、USA、カナダ、メキシコはNAFTAの規格に準拠し、ドイツ、イギリス、フランス、他12カ国はEUの規格に準拠し、フィンランド、ノルウェー、スウェーデン、他3カ国はNFTAの規格に準拠している。このうち、EU、NFTAの規格に準拠している国は、CENEELECに参加しており、製品はCENELECが作成したEN55020規格に準拠しなければならない。
【0005】
このEN55020規格に準拠し、(20001年に)追加される事項があり、それは、所謂、イミニュティー試験といわれるもので、他の機器等からの妨害に対しその対象製品の耐力(妨害排除能力)を規制するものである。この規制は4項目からなり、そのうち「Radio frequency electromagnetic field carrier」試験がある。この試験は、GSM方式の携帯電話からの妨害耐力を規定する目的で追加されている。
【0006】
この試験においては、妨害波としてGSMの発生電波を模して「900MHz±5MHz」に「200Hz」のパルス変調(デューテイ比50%)をかけてアンテナから放射し、オーディオ機器(例えばVCR:Video Casette Recorder)に印加する。加える妨害波の強さは、製品のアンテナに一番近い面で3V/mが規制値になる、この妨害波の強度は、2ワット出力のGSMから、1.8m離れた地点での電解の強さで表す。製品がOKかNGかの判断は、この妨害波のもとで記録/再生を行って、画像にビートの発生等の妨害がないこと、音声S/N比が40dB以上であることが条件となる。
【0007】
このような種々の条件を満たすための実際の測定手法は、図7に示すように、シールドルーム20を用意し、測定機器として妨害波発生器21、RF信号発生器22、モニタ23、オーディオS/Nメータ24を用意する。妨害波発生器21は、シールドルーム20内のアンテナ125から妨害波が発生させることができるものである。この妨害波は、図8に示すように、900MHz±5MHzの妨害波に200Hzのパルス変調(デューテイ比50%)をかけた変調妨害波である。
【0008】
シールドルーム20には、高さ80cmのテーブルの上にセット(ここではVCR)を載置すると共に、妨害波発生器21に接続されたアンテナ125からの妨害波の電界強度がアンテナ125側のセット(VCR)の端部において3V/mに設定する。具体的には、セット(VCR)のフロント、リア及び両サイドの4面をアンテナ125に正対させて測定する。
【0009】
そして判定条件は、妨害レベル3dB/m下で次の条件を満足する必要がある。▲1▼映像においてはモニタ23上でビート等の画質劣化がないこと。▲2▼音声において、音声S/N比が40dB以上あること、である。
【0010】
ここで、セットであるVCR、即ち、オーディオ機器に搭載されているオーディオ再生回路4Aは、図8に示すように、オーディオ・イレーズヘッド6、フル・イレーズヘッド7、オーディオ・ヘッド9に接続されたオーディオICに内蔵されておいるオペアンプであるオペアンプ回路5とからなる。
【0011】
オペアンプ回路5は、5ボルトのスイッチングレギュレータ11から電源電圧を入力して2.3ボルトの基準電圧を生成する2.3ボルト電源12と、ヘッド6、7、9からの信号を受信して増幅するイコライザアンプ13と、ラインアンプ14とから構成されている。
【0012】
このような構成からなるオーディオ再生回路4Aの接続状態は、オーディオ・イレーズヘッド6、フル・イレーズヘッド7、コンデンサC1を並列に接続し、フル・イレーズヘッド7とコンデンサC1との中間点をバイアストランス8の中間位置に接続し、バイアストランス8の一方側の端子は、並列接続したオーディオ・イレーズヘッド6並びにフル・イレーズヘッド7の一方側に接続し、他方側の端子は抵抗R1、スイッチ10を介して並列接続したオーディオ・イレーズヘッド6並びにフル・イレーズヘッド7の他方の接地側に接続してある。スイッチ10と抵抗R1との中間点をオーディオ・ヘッド9の一方の端子に接続し、オーディオ・ヘッド9の他方の端子はコンデンサC2を介してイコライザアンプ13の一方の入力端子に接続されている。又、イコライザアンプ13の一方の入力端子は、負荷Z1を介して2.3ボルト電源12に接続されている。又、イコライザアンプ13の他方の入力端子は、負荷Z2を介して接地されると共に、その出力端子、負荷Z3を介してフィードバックして接続されている。また、このイコライザアンプ13の出力端子は、負荷Z4を介して接地されていると共に、負荷Z4を介してラインアンプ14の入力端子に接続されている。ラインアンプ14の出力端子は、図示しない外部端子に接続されている。
【0013】
このような構成及び接続状態を有するオペアンプ回路5においては、ヘッド6,7、9からの信号がイコライザアンプ13により増幅され、ラインアンプ14を介して出力することができるのである。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来技術で説明した、(1)筐体にシールドを施すことにより妨害波を除去する構成のものにおいて、(a)導電塗料を施したプラスチックパネルを用いるものは量産での接触状態のバラツキがおおいこと、溶剤等を使用するために環境への配慮が必要であること、単価が高いためコストが高くつくという問題がある。
【0015】
又、(b)金属パネルを使用する場合には、量産での接触状態のバラツキがおおいこと、単価が高いためコストが高くなること、ディスク上の制約があるという問題がある。
【0016】
更に、(2)妨害波を含むオーディオ信号にフィルタ手段を施して妨害波を除去するものは、妨害波分の周波数(200Hzおよびその変調波)がオーディオ信号の帯域に入り込んでしまうため、これらの妨害波成分のみを除去することが不可能であるという問題がある。
【0017】
即ち、図8を参照して説明した上述のオーディオ再生回路4Aにおいて、「EN55020―A12」規格に基づく900±5MHzの周波数をデューテイ50%の200Hzで変調した変調妨害波が印加された場合に、電源ライン及び信号ラインへの影響を考察すると、先ず、電源ラインに影響を及ぼす第1の変調妨害波、オーディオ・ヘッド9の信号ラインに影響を及ぼす第2の変調妨害波、フル・イレーズヘッド7に影響を及ぼす第3の変調妨害波、オーディオ・イレーズヘッド6の信号ラインに影響を及ぼす第4の変調妨害波に分別してみた場合に、これら変調妨害波は次に示すように回路上に影響を与える。
【0018】
第1の変調妨害波は、5ボルト電源電圧であるスイッチングレギュレータ11自体に影響を与え、電源ラインに妨害波信号を含んだ信号が流れ、それは回路内の2.3ボルト基準電源12、負荷Z1を介してイコライザアンプ13に入力する(P1→P2→P3→P4)。
【0019】
第2の変調妨害波は、オーディオ・ヘッド9に影響を与え、接続してある信号ライン上に重畳した妨害波信号を含んだ信号が流れ、それれはコンデンサC2を介してイコライザアンプ13に入力する(P5→P6→P7)。
【0020】
第3の変調妨害波は、フル・イレーズヘッド7に影響を与え、接続してある信号ライン上に重畳した妨害波信号を含んだ信号が流れ、それはバイアストランス8、抵抗R1、オーディオ・ヘッド9、コンデンサC2を介してイコライザアンプ13に入力する(P8→P9→P10→P11→P12→P13)。又、フル・イレーズヘッド7において重畳した妨害波信号を含んだ信号が流れ、それはコンデンサC1、接地側ライン、負荷Z2を介してイコライザアンプ13に入力する(P8→P14→P15→P16)。更に、接地側ラインを流れる信号は負荷Z4を介してラインアンプ14に入力する(P15→P17→P18)。
【0021】
第4の変調妨害波は、オーディオ・イレーズヘッド6に影響を与え、接続してある信号ラインに妨害波を含んだ信号が流れ、それはバイアストランス8、抵抗R1、オーディオ・ヘッド9、コンデンサC2を介してイコライザアンプ13に入力する(P19→P20→P21→P22→P23→P24)。又、オーディオ・イレーズヘッド6に重畳した妨害波信号を含んだ信号は、コンデンサC1、接地側ライン、負荷Z2を介してイコライザアンプ13に入力する(P19→P20→P25→P26→P27)。更に、接地側ラインを流れる妨害波信号を含んだ信号は、負荷Z4を介してラインアンプ14に入力する(P26→P28→P29)。
【0022】
そして、このようにしてイコライザアンプ13及びラインアンプ14に入り込んだ妨害波の信号はイコライザアンプ13においては除去することができないため、そのまま信号として増幅され、負荷Z3を介してフイードバックされると共に、増幅された信号は負荷Z4を介してラインアンプ14に入力される(S1→S2→S3→S4、S1→S6→S7)。ラインアンプ14に入力された信号は、ラインアンプ14においても結局、妨害波信号を取り除くことができず、そのまま妨害波信号が含んだ状態で出力されることになる(O1)。
【0023】
このように、オーディオ再生時に妨害波を加えると、再生ヘッド系のみならず種々の経路から侵入する妨害波がオーディオIC内、即ちオペアンプ回路5のイコライザアンプ13、ラインアンプ14で検波され、図9及び図10に示すように、200Hzの信号成分として現れ、S/N比を劣化させることになる。この200Hzの低周波成分は、オーディオ信号で使用する実信号の帯域に入っているため、フィルタ等での除去はできない。そのため、信号を増幅するイコライザアンプ13に入力されてしまうと妨害波信号を除去することが極めて困難となり、信号の精度を悪化させることになる。図9において、実信号と共に入りこんだ200Hzの妨害波信号は、増幅され、ピーク状の信号として増幅され、再生すると、例えばビート音が出力されることになる。
【0024】
従って、妨害波が、増幅変換される前に除去することにより所望の信号への影響(副作用)をなくすこと、及び基板にマウントするフィルタタイプの構造にして、接触等に頼らないようにして安定度を高めること、コストを安価にできることに解決しなければならない課題を有する。
【0025】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明に係る妨害除去手段を備えたオーディオ信号再生回路及びオーディオ機器は、次に示す構成にすることである。
【0026】
(1)基準電圧を生成する電源、ヘッドで得られた信号を増幅するイコライザアンプ、及び出力アンプとしてのラインアンプを備えたオペアンプに、信号ライン及び電源ラインにより信号及び電源を供給する接続形態を有するオーディオ再生回路において、前記電源ラインが前記電源に接続する入口及び又は入口前の前記電源ラインに、及び前記信号ライン並びに前記電源ラインが前記イコライザアンプ並びに前記ラインアンプに接続する入口及び又は入口前の前記電源ライン並びに前記信号ラインに、900±5MHz帯の周波数帯域を検波減衰させるフィルタ手段を設けた妨害波除去手段を備えたオーディオ信号再生回路。
(2)前記フィルタ手段は、前記イコライザアンプの入力端子に接続する信号ラインの入力にT型フィルタを組み込んだ(1)記載の妨害波除去手段を備えたオーディオ信号再生回路。
(3)前記T型フィルタは、コイルとコンデンサとから構成され、信号ラインとイコライザアンプの入力端子との間に直列接続した2個のコイルを挿入し、該コイルの中間位置にコンデンサの一方側を接続し、該コンデンサの他方側を接地した接続構成である(2)記載の妨害波除去手段を備えたオーディオ信号再生回路。
(4)前記コイルは、47nHのインダクタである(1)記載の妨害波除去手段を備えたオーディオ信号再生回路。
(5)前記フィルタ手段は、前記ヘッドに接続した信号ラインにコイルを挿入したフイルタを含む(2)記載の妨害除去手段を備えたオーディオ信号再生回路。
【0027】
(6)オーディオ信号を記録再生する記録再生手段と、該記録再生手段により再生する際に妨害波信号を除去する妨害波除去手段と、を備えたオーディオ機器であって、前記妨害波除去手段は、基準電圧を生成する電源、ヘッドで得られた信号を増幅するイコライザアンプ、及び出力アンプとしてのラインアンプを備えたオペアンプのうちの前記電源に接続する電源ラインの入口及び又は入口前の前記電源ラインに、及び前記オペアンプのうちの前記イコライザアンプ並びに前記ラインアンプに接続する信号ライン並びに電源ラインの入口及び又は入口前の前記電源ライン並びに前記信号ラインに、900MHz帯の周波数帯域を検波減衰させるためのフィルタ手段を設けたオーディオ機器。
(7)前記フィルタ手段は、前記イコライザアンプの入力端子に接続する信号ラインの入口に、T型フィルタを組み込んだ、(6)記載のオーディオ機器。
(8)前記T型フィルタは、コイルとコンデンサとから構成され、信号ラインとイコライザアンプの入力端子との間に直列接続した2個のコイルを挿入し、該コイルの中間位置にコンデンサの一方側を接続し、該コンデンサの他方側を接地した接続構成である(7)記載のオーディオ機器。
(9)前記コイルは、47nHのインダクタである(6)記載のオーディオ機器。
(10)前記フィルタ手段は、前記ヘッドに接続した信号ラインにコイルを挿入したフイルタを含む(7)記載のオーディオ機器。
【0028】
このように、オーディオ信号再生回路のうちオペアンプ回路に入る手前の電源ライン及び信号ラインにフィルタ手段を設けたことにより、信号を処理する前で900MHz帯の妨害波信号を除去又は減衰することが可能であり、オペアンプ回路で減衰又は除去できない、正規の増幅する信号と同じくする、所謂、900MHz帯の変調された低周波帯域、例えば200Hz帯からなる妨害波信号、の影響を受けないか又は実用上無視できる範囲内で増幅することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る妨害波除去手段を備えたオーディオ信号再生回路及びオーディオ機器の実施形態について、図面を参照して説明する。
【0030】
本発明に係るオーディオ信号再生回路は、電子機器、特に従来技術で説明した「EN55020―A12」規格に基づく規制対象になるAV機器、実施例においてオーディオ機器、例えば、VTR(Video Tape Recorder)、チューナを備えたテープレコーダ(レシーバ等)に搭載可能であり、又、将来的には規制対象となるビデオカメラ(VHS−C)等のアナログ(AM変調)方式の音声記録方式を有する電子機器、実施例においてオーディオ機器に利用可能である。
【0031】
実施例におけるオーディオ機器1は、図1に示すようにオーディオ信号を記録再生することができるオーディオ信号再生回路を備えた記録再生部2と、この記録再生部2にて再生したオーディオ信号に影響する妨害波を除去する妨害波除去手段である妨害波除去部3とから構成され、その他のものは省略してある。
【0032】
オーディオ再生回路4は、図2に示すように、オーディオ・イレーズヘッド6、フル・イレーズヘッド7、オーディオ・ヘッド9に接続されたオーディオICチップに内蔵されているオペアンプであるオペアンプ回路5とからなる。
【0033】
オペアンプ回路5は、5ボルトのスイッチングレギュレータ11から電源電圧を入力して2.3ボルトの基準電圧を生成する2.3ボルト電源12と、妨害波除去手段であるフィルタ手段であるT型フィルタ15並びにコイル、ヘッド6、7、9からの信号を受信して増幅するイコライザアンプ13と、ラインアンプ14とから構成されている。
【0034】
このような構成からなるオーディオ再生回路4の接続状態は、オーディオ・イレーズヘッド6、フル・イレーズヘッド7、コンデンサC1を並列に接続してある。オーディオ・イレーズヘッド6とフル・イレーズヘッド7の間には、妨害波除去用フィルタである第1のコイル16aが挿入されている。又、フル・イレーズヘッド7とコンデンサC1との間には妨害波除去用フィルタである第2のコイル16bが挿入されている。この第2のコイル16bとコンデンサC1との中間点をバイアストランス8の中間位置に接続してある。バイアストランス8の一方の端子は、並列接続したオーディオ・イレーズヘッド6並びにフル・イレーズヘッド7の接地側ラインに接続し、他方の端子は抵抗R1、妨害波除去用フィルタである第3のコイル16c、スイッチ10を介して並列接続したオーディオ・イレーズヘッド6並びにフル・イレーズヘッド7に接続してある。この第3のコイル16cとスイッチ10との中間点をオーディオヘッド9の一方の端子に接続し、オーディオヘッド9の他方の端子はコンデンサC2、妨害波除去用フィルタである第4のコイル16d、妨害波除去用フィルタであるT型フィルタ15を介してイコライザアンプ13の一方の入力端子に接続されている。このT型フィルタ15は、第5及び第6のコイル16e、16fとコンデンサC3とから構成され、これらは信号ラインに設けた第4のコイル16dとイコライザアンプ13の入力端子との間に直列接続した第5及び第6のコイル16e、16fを挿入し、この第5及び第6のコイル16e、16fの中間位置にコンデンサC3の一方側を接続し、このコンデンサC3の他方側を接地した接続構成となっている。又、このT型フィルタ15の第5及び第6のコイル16e、16fの中間点は、負荷Z1を介して2.3ボルト電源12に接続されている。この2.3ボルト電源12と外部の5ボルトのスイッチングレギュレータ11との間の電源ラインには、直列接続した妨害波除去用フィルタである第7及び第8のコイル16g、16hが挿入されている。又、イコライザアンプ13の他方の入力端子は、妨害波除去用フィルタである第9のコイル16i及び負荷Z2を介して接地されていると共に、イコライザアンプ13の出力端子は、負荷Z3を介した第9のコイル16iと負荷Z2との中間点に接続されている。また、このイコライザアンプ13の出力端子は、負荷Z4を介して接地されていると共に、負荷Z4、妨害波除去用フィルタである第10のコイル16jを介してラインアンプ14の入力端子に接続されている。ラインアンプ14の出力端子は、図示しない外部端子に接続されている。
【0035】
このような構成及び接続状態を有するオーディオ信号再生回路4においては、ヘッド6、7、9からの信号がイコライザアンプ13により増幅され、ラインアンプ14を介して出力することができるのであるが、オペアンプ回路5に入力するための信号ライン及び電源を供給する電源ラインに900±5MHz帯域の信号を減衰させるための第1〜第4、第7〜第10のコイル16a〜16j及びT型フィルタ15を設けたことにより、オペアンプ回路5に入力する前に妨害波信号を除去又は減衰させることができる。
【0036】
ここで、除去又は減衰させられる妨害波信号の経路について、図2を参照して説明する。尚、妨害波信号は、上述した従来技術で説明した「EN55020―A12」規格に基づく900±5MHzの周波数をデューテイ50%の200Hzで変調したものであり、先ず、電源ラインに影響を及ぼす第1の変調妨害波、オーディオ・ヘッド9の信号ラインに影響を及ぼす第2の変調妨害波、フル・イレーズヘッド7に影響を及ぼす第3の変調妨害波、オーディオ・イレーズヘッド6の信号ラインに影響を及ぼす第4の変調妨害波に分別してみることができ、これら変調妨害波は次に示すように回路上において減衰される。
【0037】
第1の変調妨害波は、5ボルトのスイッチングレギュレータ11自体に影響を与え、それは、スイッチングレギュレータ11と2.3ボルト基準電圧12との間の電源ラインに設けた第7及び第8のコイル16g、16hにより減衰され、更に回路内の2.3ボルト基準電圧12、負荷Z1、を経由してT型フィルタ15で更に減衰されてイコライザアンプ13に入力する(P101→P102→P103→P104)。
【0038】
第2の変調妨害波は、オーディオ・ヘッド9の信号ライン上に重畳し、その妨害波信号を含んだ信号はコンデンサC2を介して第4のコイル16dにより減衰され、更に、T型フィルタ15により減衰されてイコライザアンプ13に入力する(P105→P106→P107)。
【0039】
第3の変調妨害波は、フル・イレーズヘッド7の信号ライン上に妨害波が重畳するが、第2のコイル16bにより減衰されて、バイアストランス8、抵抗R1を介し、更に第3のコイル16cにより減衰されて通過し、オーディオ・ヘッド9、コンデンサC2、第4のコイル16dで更に減衰され、T型フィルタ15で減衰されてイコライザアンプ13に入力する(P108→P109→P110→P111→P112→P113)。又、フル・イレーズヘッド7に重畳し減衰された信号は、コンデンサC1、接地側で接地される(P108→P114→P115→P116)。
【0040】
第4の変調妨害波は、オーディオ・イレーズヘッド6の信号ライン上に妨害波が重畳すると第1及び第2のコイル16a、16bにより減衰され、更に、バイアストランス8を経由して第3のコイル16cにより減衰され、抵抗R1、オーディオ・ヘッド9、コンデンサC2を経由して第4のコイル16dにより減衰され、さらにT型フィルタ15により減衰されてイコライザアンプ13に入力する(P117→P118→P119→P120→P121→P122→P123)。又、オーディオ・イレーズヘッド6に重畳した妨害波信号は、第1及び第2のコイル16a、16bにより減衰された後に、コンデンサC1、接地側ラインに流れて消去する(P117→P118→P124→P125→P126)。
【0041】
そして、このようにしてコイル及びT型フィルタ15により妨害波が減衰された信号は、イコライザアンプ13及びラインアンプ14に入り込み正規の信号と共に増幅され、負荷Z3を介してフイードバックされると共に、増幅された信号は負荷Z4、第10のコイル16jを介してラインアンプ14に入力される(S101→S102→S103、S101→S104→S105)。上述の如く、負荷Z4がオペアンプ回路5の外部に位置している場合には、妨害波の影響を受けるため、ラインアンプ14に入力する入り口において第10のコイル16jにより減衰されてからラインアンプ14に入力される。ラインアンプ14に入力された信号は、妨害波信号が減衰された状態であるため、その妨害波信号は無視できる状態で出力されることになる(O101)。
【0042】
このようにしてイコライザアンプ13で増幅される信号には、図3に示すように、入力側で妨害波を減衰させた状態で増幅しているために、増幅した信号に入り込んでいる妨害波信号(200Hzノイズ)は、従来技術で説明した図10に示すピーク信号に比べて殆ど無視できる程度に小さな信号にすることができるのであり、その分、正規の信号に与える影響は少なくすることができ、実用上無視できるものとなる。従って、上述の「En55020−A12」規格に適合した、所謂、S/N比40dBの確保が可能になる。
【0043】
このように、オーディオ信号再生時に妨害波が印加されていても、再生ヘッド系のみならず種々の経路から侵入する妨害波を減衰することができる。この減衰するためのコイルは、「EN55020−A12」の規格で規制されている700±5MHzの妨害波に有効的に作用するインダクタ、即ち、47nHのインダクタが好ましい。このインダクタは、図4〜図6に示すように、インダクタ係数Qと周波数との関係において、例えば0.4GHzのときに「40」であり、インピーダンスと周波数との関係において1.4GHzのときに104〜105Ωの値になり、インダクタンスと周波数との関係において0.4GHzを境にして急勾配を描くような特性である部品であればよい。
【0044】
尚、実施例において、妨害波信号を減衰するフィルタ手段として47nHのインダクタを用いたが、これに限定されることなく、900MHz帯の周波数を減衰させる、例えばフェライトビーズ等のデバイスを利用しても良く、又、イコライザアンプの入口に設けたT型フィルタは、ディスクリート部品を組み合わせたものであるが。これに限定されることなく、900MHz帯に対するフィルタリング特性を有する三端子構造の単一フィルタでもよい。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る妨害波除去手段を備えたオーディオ信号再生回路及びオーディオ機器は、オペアンプの入口における信号ライン及び電源ラインに900MHz帯の妨害波信号を減衰させるフィルタ手段を備えたことにより、信号と同じ周波数帯域を有する信号であっても、オペアンプに入力する前に除去又は減衰させることができるため、「EN55020−A12」規格に準拠した回路構成及び機器を得ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るオーディオ信号再生回路を備えたオーディオ機器の構成を示した説明図である。
【図2】同オーディオ信号再生回路の構成及び妨害波による妨害波信号の経路を示した略示的なブロック図である。
【図3】図2における回路構成において、「EN55020−A12」規格に準拠した測定方法により測定した妨害波信号のスペクトラムである。
【図4】同妨害波信号を除去及び減衰させるためのフィルタ手段に採用したコイルのインダクタ係数Qと周波数との特性を示したグラフである。
【図5】同妨害波信号を除去及び減衰させるためのフィルタ手段に採用したコイルのインピーダンス(Ω)と周波数との特性を示したグラフである。
【図6】同妨害波信号を除去及び減衰させるためのフィルタ手段に採用したコイルのインダクタンス(nH)と周波数との特性を示したグラフである。
【図7】「En55020−A12」規格に基づく測定方法を説明した説明図である。
【図8】従来技術における900MHz帯域の妨害波信号を除去又は減衰する手段を施していないオーディオ信号再生回路のブロック図である。
【図9】図8における回路において、「EN55020−A12」規格に基づく信号の出力波形を示した実測値である。
【図10】図8に示すオーディオ信号再生回路の構成及び妨害波による妨害波信号の経路を示した略示的なブロック図である。
【符号の説明】
1;オーディオ機器、2;記録再生部、3;妨害除去部、4;オーディオ信号再生回路、5;オペアンプ回路、6;オーディオ・イレーズヘッド、7;フル・イレーズヘッド、8;バイアストランス、9;オーディオ・ヘッド、10;スイッチ、11;スイッチングレギュレータ、12;2.3ボルト基準電源、13;イコライザアンプ、14;ラインアンプ、15;T型フィルタ、16a〜16j;第1〜第10のコイル

Claims (10)

  1. 基準電圧を生成する電源、ヘッドで得られた信号を増幅するイコライザアンプ、及び出力アンプとしてのラインアンプを備えたオペアンプに、信号ライン及び電源ラインにより信号及び電源を供給する接続形態を有するオーディオ再生回路において、
    前記電源ラインが前記電源に接続する入口及び又は入口前の前記電源ラインに、及び前記信号ライン並びに前記電源ラインが前記イコライザアンプ並びに前記ラインアンプに接続する入口及び又は入口前の前記電源ライン並びに前記信号ラインに、900±5MHz帯の周波数帯域を検波減衰させるフィルタ手段を設けた妨害波除去手段を備えたオーディオ信号再生回路。
  2. 前記フィルタ手段は、前記イコライザアンプの入力端子に接続する信号ラインの入力にT型フィルタを組み込んだ請求項1記載の妨害波除去手段を備えたオーディオ信号再生回路。
  3. 前記T型フィルタは、コイルとコンデンサとから構成され、信号ラインとイコライザアンプの入力端子との間に直列接続した2個のコイルを挿入し、該コイルの中間位置にコンデンサの一方側を接続し、該コンデンサの他方側を接地した接続構成である請求項2記載の妨害波除去手段を備えたオーディオ信号再生回路。
  4. 前記コイルは、47nHのインダクタである請求項1記載の妨害波除去手段を備えたオーディオ信号再生回路。
  5. 前記フィルタ手段は、前記ヘッドに接続した信号ラインにコイルを挿入したフイルタを含む請求項2記載の妨害除去手段を備えたオーディオ信号再生回路。
  6. オーディオ信号を記録再生する記録再生手段と、該記録再生手段により再生する際に妨害波信号を除去する妨害波除去手段と、を備えたオーディオ機器であって、
    前記妨害波除去手段は、基準電圧を生成する電源、ヘッドで得られた信号を増幅するイコライザアンプ、及び出力アンプとしてのラインアンプを備えたオペアンプのうちの前記電源に接続する電源ラインの入口及び又は入口前の前記電源ラインに、及び前記オペアンプのうちの前記イコライザアンプ並びに前記ラインアンプに接続する信号ライン並びに電源ラインの入口及び又は入口前の前記電源ライン並びに前記信号ラインに、900MHz帯の周波数帯域を検波減衰させるためのフィルタ手段を設けたオーディオ機器。
  7. 前記フィルタ手段は、前記イコライザアンプの入力端子に接続する信号ラインの入口に、T型フィルタを組み込んだ請求項6記載のオーディオ機器。
  8. 前記T型フィルタは、コイルとコンデンサとから構成され、信号ラインとイコライザアンプの入力端子との間に直列接続した2個のコイルを挿入し、該コイルの中間位置にコンデンサの一方側を接続し、該コンデンサの他方側を接地した接続構成である請求項7記載のオーディオ機器。
  9. 前記コイルは、47nHのインダクタである請求項6記載のオーディオ機器。
  10. 前記フィルタ手段は、前記ヘッドに接続した信号ラインにコイルを挿入したフイルタを含む請求項7記載のオーディオ機器。
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