JP3548087B2 - 食器洗い機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、食器を自動洗浄する食器洗い機に関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば、家庭用の食器洗い機は、外形を形成するキャビネットを有しており、このキャビネットの内部に、皿などの食器を洗浄するための洗浄室が区画形成されている。洗浄室の底部には、洗浄室内にセットされた食器に向けて洗浄水を噴射するためのノズルが配置されていて、このノズルからの噴水流により、食器に付着している汚れが落とされるようになっている。
【0003】
このような構成の食器洗い機では、ノズルから噴射された洗浄水やノズルから噴射されて食器で跳ね返された洗浄水が洗浄室の内壁面に付着するため、洗浄室の内壁面に水垢などが発生しやすい。そこで、従来から、家庭用の食器洗い機の中には、洗浄室をオールステンレスのタンクで区画形成したものが提供されている。洗浄室がオールステンレスのタンクで区画形成されていれば、洗浄室(タンク)の内壁面に水垢などが発生することを抑制できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、ステンレスは比較的高価な材料であるから、オールステンレスのタンクは、樹脂材料で形成したタンクと比較してコストが高くついてしまう。また、樹脂材料で形成したタンクを用いた場合と比較して、ノズルから噴射された洗浄水が洗浄室の内壁面で跳ね返される音(水跳ね音)が大きくなるという問題もある。
【0005】
そこで、この発明の目的は、衛生的に優れ、しかも、比較的安価に構成できる食器洗い機を提供することである。
また、この発明の他の目的は、さらに水跳ね音の発生を抑えることができる構造の食器洗い機を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
前記の目的を達成するための請求項1記載の発明は、洗浄水を吹き付けて食器を洗浄する食器洗い機であって、外形を形成するキャビネットと、キャビネット内に収容され、合成樹脂材料を用いて一体的に形成された樹脂タンクと、この樹脂タンクのタンク上部の内面に取り付けられたステンレスパネルとを含み、前記樹脂タンクおよびステンレスパネルで囲まれる空間が、洗浄すべき食器を収容するための洗浄室とされていることを特徴とする食器洗い機である。
【0007】
この発明によれば、洗浄室の一部をステンレスパネルで区画形成することにより、この部分に水垢が発生することを抑制でき、衛生的に優れた食器洗い機を提供することができる。しかも、洗浄室の一部だけがステンレスパネルで区画形成された構成であるから、洗浄室をオールステンレスのタンクで区画形成した場合と比較して、食器洗い機を安価に構成することができる。
請求項2記載の発明は、前記ステンレスパネルは、ステンレス板を用いて、前記樹脂タンクのタンク上部の内面に対応した形状に形成したものであり、前記ステンレスパネルの側面および後面には、内側から押して変形させることにより、その周囲の部分よりも一段外側に窪んで座押し部が形成されていることを特徴とする請求項1記載の食器洗い機である。
【0008】
この発明によれば、座押し部が樹脂タンクの内面に面接触することにより、洗浄水がステンレスパネルに当たって跳ね返される時に生じる水跳ね音を小さく抑えることができる。また、ステンレスパネルの強度を増すことができる。そのうえ、座押し部は簡単に形成することができるから、この座押し部を形成したことによって、食器洗い機のコストが高くなるというおそれはない。
【0009】
請求項3記載の発明は、前記ステンレスパネルは、ステンレス板で形成された側面、天面および後面を有しており、前記ステンレスパネルの側面および天面を形成するステンレス板と後面を形成するステンレス板とは、互いの端縁付近とを重ね合わせて、この重ね合わせ部分を一方のステンレス板を内側に巻き込むように折り返し、この折り返し部分をかしめることにより結合されていることを特徴とする請求項1または2記載の食器洗い機である。
【0010】
この発明によれば、ステンレス板の結合部分における水密性を確保でき、この結合部分から洗浄水が漏れ出すことを防止できる。
請求項4記載の発明は、前記折り返し部分は、前記ステンレスパネルの外側に設けられていることを特徴とする請求項3記載の食器洗い機である。
この発明によれば、折り返し部分がステンレスパネルの外側に設けられているので、請求項3に記載の結合手法を採用したことでステンレスパネル内の容量が少なくなることがない。
【0011】
請求項5記載の発明は、前記樹脂タンクの内面には、前記折り返し部分に対向する部分に、当該折り返し部分を収容可能な溝が形成されていることを特徴とする請求項4記載の食器洗い機である。
たとえば、ステンレスパネルに座押し部が形成されている場合に、加工上の誤差などにより折り返し部分がステンレスパネルの外表面から大きく突出した状態に形成されると、座押し部の外表面が樹脂タンクの内面に上手く面接触しないおそれがある。
【0012】
これに対し、請求項5の発明によれば、たとえ加工上の誤差などにより折り返し部分がステンレスパネルの外表面から大きく突出した状態に形成されても、その突出した折り返し部分は、樹脂タンクの内面に形成されている溝に嵌まり込むから、座押し部の外表面を樹脂タンクの内面に確実に面接触させることができる。
請求項6記載の発明は、前記ステンレスパネルは、ステンレス板で形成された側面、天面および後面を有しており、前記ステンレスパネルの天面には、前記ステンレスパネルを前記樹脂タンク内に挿入する際に、当該ステンレスパネルを所定の取付位置に案内するための案内面が形成されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の食器洗い機である。
【0013】
この発明によれば、ステンレスパネルを樹脂タンク内に取り付ける際に、ステンレスパネルを所定の取付位置に上手く導くことができる。
請求項7記載の発明は、前記ステンレスパネルは、ステンレス板を用いて、前記樹脂タンクのタンク上部の内面に対応した形状に形成したものであり、前記ステンレスパネルの側面および後面の下端縁は、外側に折り返されて密着曲げされていることを特徴とする請求項1に記載の食器洗い機である。
【0014】
この発明によれば、たとえステンレスパネルの下端縁にバリなどが生じていても、洗浄室内の掃除などを行う際に手などを怪我するおそれがない。
請求項8記載の発明は、前記樹脂タンクには、前記洗浄室内に食器を出し入れするための開口部が形成され、この開口部の上端縁および両側端縁に沿ってパッキンが取り付けられており、前記ステンレスパネルは、ステンレス板を用いて、前記樹脂タンクのタンク上部の内面に対応した形状に形成したものであり、ステンレスパネルの前端縁が前記パッキンに密着した状態に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の食器洗い機である。
【0015】
この発明によれば、樹脂タンクとステンレスパネルとの間がパッキンで水封されるから、この樹脂タンクとステンレスパネルとの間に洗浄水などが入り込むことを防止できる。ゆえに、樹脂タンクとステンレスパネルとの間の隙間に水垢などが発生することを防止できる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下では、この発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る食器洗い機の構成を示す断面図である。この食器洗い機は、正面から見たときの前後方向(図1における左右方向)の幅が左右方向(図1の紙面に垂直方向)の幅よりも短い薄型の食器洗い機であって、その薄型の外形を形成するキャビネット1と、キャビネット1内に収容された樹脂タンク2と、この樹脂タンク2の上部内壁面を覆うように取り付けられたステンレスパネル3とを備えている。
【0017】
キャビネット1には、その前面上部に開口11が形成されている。この開口11に関連して、上扉4および下扉5が設けられており、この上扉4および下扉5によって開口11を開閉することができるようになっている。すなわち、上扉4および下扉5は、それぞれ開口11の上端縁および下端縁の手前側に設けられた回動軸41,51に回動自在に取り付けられていて、キャビネット1の前面とほぼ平行な平面内で隣接した状態で開口11を閉塞できる。そして、その状態から、上扉4を上方に跳ね上げるとともに下扉5を引き倒すことにより、開口11を開放することができる。
【0018】
樹脂タンク2の下部および樹脂タンク2内のステンレスパネル3で区画される空間6が、皿や茶碗などの食器を洗浄するための洗浄室となっている。この洗浄室6には、図外の給水設備から洗浄水が供給されるようになっており、そのための管や弁など(図示せず)が樹脂タンク2の下方に設けられている。洗浄室6に供給された洗浄水は、樹脂タンク2の底面に一段低く形成された集水部2aに集められるようになっていて、この集水部2aに集められた洗浄水は、樹脂タンク2の下方に配置された洗浄ポンプ7により採水管8を介して汲み出されるようになっている。洗浄ポンプ7で汲み出された洗浄水は、送水管9を介して、樹脂タンク2の底面に配置されたアーム型のノズル10に圧送される。ノズル10の上面には、複数の噴射口(図示せず)が形成されており、ノズル10に洗浄水が圧送されてくると、その圧送されてきた洗浄水が噴射口から噴射される。このとき、噴射口から噴射される洗浄水の反力によってノズル10が回転し、噴水流が洗浄室6内に収容された食器にまんべんなく吹きつけられる。これにより、食器に付着している汚れが落とされて、食器がむらなくきれいに洗われる。
【0019】
なお、被洗浄物である食器は、たとえば、複数本のステンレス製の線材を曲成したり溶接したりすることにより形成された専用の食器かご(図示せず)内に配列されて、この食器かごごと洗浄室6内に収容されるようになっている。
図2は、樹脂タンク2およびステンレスパネル3の正面図である。この図2および上述の図1を参照して、樹脂タンク2は、たとえば、ポリプロピレンなどの合成樹脂材料を用いて形成されたタンク下部21およびタンク上部22を含む。タンク下部21は、食器の洗浄に使用する水(洗浄水)を溜めることができるように下方に窪んで形成されており、その前面の上端縁211がキャビネット1の開口11の下端縁の近傍に位置するように配置されている。タンク上部22は、タンク下部21の左右両側面の上端縁にそれぞれ連結された左右両側面221,222と、タンク下部21の後面の上端縁に連結された後面223と、これらの左右両側面および後面の上端縁を連結するように設けられた天面224とを有している。タンク上部22の前端縁225(左右両側面221,222の前端縁および天面224の前端縁)は、キャビネット1の開口11の近傍に位置していて、これにより、樹脂タンク2の内部空間は、タンク下部21の前面の上端縁211とタンク上部22の前端縁225とで囲まれる開口部分を介してキャビネット1の開口11と連通している。
【0020】
また、タンク上部22の前端縁225には、この前端縁225に沿ってパッキン25が取り付けられており、上扉4および下扉5を閉めたときに、上扉4および下扉5の内面がパッキン25に密着して、樹脂タンク2(ステンレスパネル3)と上扉4および下扉5との隙間から洗浄水などが漏れ出さないようになっている。
ステンレスパネル3は、ステンレスの薄板を用いて、樹脂タンク2のタンク上部22の内面に対応した形状に形成したものであり、タンク上部22の内面のほぼ全域を覆うように取り付けられている。より具体的には、ステンレスパネル3は、タンク上部22の左右両側面221,222、後面223および天面224にそれぞれ対向した左右両側面31,32、後面33および天面34を有している。左右両側面31,32および天面34は、一方向に長く形成された1枚のステンレス板35を断面略コ字状に折り曲げることにより形成されている。また、この断面略コ字状に折り曲げたステンレス板35に、左右両側面31,32および天面34の後端縁を連結するように長方形状のステンレス板36を結合することにより後面33が形成されている。
【0021】
断面略コ字状のステンレス板35と後面33をなすステンレス板36との結合は、図3に断面で示すように、ステンレス板35の端縁付近の内面とステンレス板36の端縁付近の内面とを互いに重ね合わせて、この重ね合わせ部分37を一方のステンレス板35,36を内側に巻き込むように折り返し、この折り返し部分をかしめることにより達成されている。これにより、ステンレス板35とステンレス板36との結合部分の水密性を確保でき、この結合部分から洗浄水が漏れ出すことを防止できる。また、重ね合わせ部分37はステンレスパネル3の外側に形成されているので、上述の結合手法を採用したことでステンレスパネル3内の容量が少なくなることはない。
【0022】
左右両側面31,32には、それぞれの周縁部以外の比較的大きな領域に座押し部311,321が形成されている。これらの座押し部311,321は、たとえば、それぞれ対応する形状の座押し用の型で左右両側面31,32を内側から押して変形させることにより、その周囲の部分よりも一段外側に窪んで形成されていて、ステンレスパネル3を樹脂タンク2内に取り付けた状態で、それぞれの外表面がタンク上部22の左右両側面221,222に面接触するようになっている。これにより、ノズル10(図1参照)から噴射された洗浄水がステンレスパネル3の左右両側面31,32に当たって跳ね返される時の振動を抑えることができ、このときに生じる水跳ね音を小さく抑えることができる。
【0023】
ここで、タンク上部22の左右両側面221,222と後面223とが直交し、かつ、各面221,222,223が平面であれば、上述のような座押し部311,321を形成する必要はない。しかしながら、樹脂成型時にタンク上部22から型を上手く抜くことができるように、タンク上部22の左右両側面221,222は、手前側から奥側にいくにつれて徐々に窄めて形成されている。したがって、ステンレスパネル3の左右両側面31,32が、それぞれタンク上部22の左右両側面221,222に面接触するようにするためには、ステンレスパネル3の左右両側面31,32も手前側から奥側にいくにつれて窄まるように形成する必要があり、このような加工は複雑でコストが高くつく。これに対し、この実施形態の構成によれば、座押し部311,321は比較的簡単に形成できるので、ステンレスパネル3の製造コストが大幅に上昇することはない。
【0024】
また、かしめられた重ね合わせ部分37は、後面33よりも後側(奥側)に張り出しているため、ステンレスパネル3の後面33が平面に形成されていると、ステンレスパネル3の後面33は樹脂タンク2の後面223に接触しない。そこで、この実施形態では、ステンレスパネル3の後面33に、後側に突出した座押し部331が形成されている。また、タンク上部22の後面223には、重ね合わせ部分37に対応する位置に溝226が形成されている。この構成により、ステンレスパネル3を樹脂タンク2内に取り付けた状態で、その座押し部331の外表面がタンク上部22の後面223に確実に面接触し、その結果、ステンレスパネル3の後面33の振動を抑えることができるので、洗浄水がステンレスパネル3の後面33に当たって跳ね返される時に生じる水跳ね音を小さく抑えることができる。また、たとえ加工上の誤差などにより重ね合わせ部分37が後側に大きく突出した状態に形成されても、この突出した重ね合わせ部分37が溝226に嵌り込むことにより、座押し部331の外表面をタンク上部22の後面223に面接触させることができる。
【0025】
ステンレスパネル3の左右両側面31,32および後面33の下端縁は、図4に示すように、それぞれ外側に折り曲げられて外表面に密着している。これにより、たとえステンレスパネル3の左右両側面31,32および後面33の下端縁にバリなどが生じていても、この食器洗い機の使用者が洗浄室6内の掃除などを行う際に怪我するおそれはない。また、図4に示すように、樹脂タンク2には、タンク上部22の左右両側面221,222に沿ってリブ23が形成されていて、このリブ23と左右両側面221,222との間の隙間に、ステンレスパネル3の左右両側面31,32の下端縁を嵌めるようになっている。これにより、ステンレスパネル3の左右両側面31,32の下端縁とタンク上部22の左右両側面221,222との間から、その隙間の中に洗浄水が入り込むことを防止でき、この隙間に水垢などが発生することを防止できる。
【0026】
さらに、図1に示すように、ステンレスパネル3の天面34には、周縁部以外の比較的大きな領域に下方に窪んだ凹部341が形成されている。この凹部341の底面は、天面34の周縁部(天面34の凹部341外の部分)と傾斜面で連結されており、とくに凹部341の底面と天面34の前端縁部とを連結する傾斜面342は、ステンレスパネル3を樹脂タンク2に取り付ける際に、ステンレスパネル3を樹脂タンク2内の所定の取付位置に案内するための案内面となっている。
【0027】
また、凹部341内には、案内面342を覆いつくさない程度の厚みを有する防震板(図示せず)が配置されている。これにより、ノズル10(図1参照)から噴射された洗浄水がステンレスパネル3の天面34に当たって跳ね返される時の振動を抑えることができ、このときに生じる水跳ね音を小さく抑えることができる。なお、防震板は、たとえば、ゴム材などで構成することができる。
図5および図6は、ステンレスパネル3の樹脂タンク2(タンク上部22の内面)への取付けについて説明するための断面図である。ステンレスパネル3を樹脂タンク2に取り付ける際には、まず、図5に示すように、ステンレスパネル3の天面34の上面をタンク上部22の天面224に沿わせた状態で、ステンレスパネル3を樹脂タンク2内に挿入していく。すると、ステンレスパネル3の天面34に形成された傾斜面342にタンク上部22の天面224の前端縁225が当接し、その後、ステンレスパネル3をさらに挿入すると、傾斜面342上におけるタンク上部22の前端縁225の相対的な移動により、ステンレスパネル3が徐々に下方へと案内される。
【0028】
そして、図6に示すように、ステンレスパネル3が樹脂タンク2内に完全に挿入されると、ステンレスパネル3の左右両側面31,32の下端縁が、樹脂タンク2のリブ23と左右両側面221,222との間の隙間(図4参照)に嵌まり込み、これにより、ステンレスパネル3が樹脂タンク2内の所定の取付位置に位置することになる。この状態で、ステンレスパネル3の前端縁が樹脂タンク2のタンク上部22の前端縁225に沿って配設されたパッキン25に密着し、これにより、樹脂タンク2とステンレスパネル3との間に洗浄水などが入り込まないようになっている。その後、たとえば、ステンレスパネル3をビスでタンク上部22に固定することにより、ステンレスパネル3の樹脂タンク2への取り付けが完了する。
【0029】
以上のようにこの実施形態によれば、食器を洗浄するための洗浄室6が、樹脂タンク2のタンク上部22の内面に取り付けられたステンレスパネル3および樹脂タンク2の下部によって区画形成されている。したがって、ノズル10から噴射された洗浄水や食器で跳ね返された洗浄水が多く付着する洗浄室6の上部の内壁面に、水垢などが発生することを防止でき、衛生的に優れた食器洗い機を提供することができる。しかも、洗浄室6の一部だけがステンレスパネル3で区画形成された構成であるから、洗浄室6をオールステンレスのタンクで区画形成した場合と比較して、食器洗い機を安価に構成することができる。
【0030】
また、ステンレスパネル3の左右両側面31,32および後面33には、それぞれ座押し部311,321,331が形成されており、これらの座押し部311,321,331の外表面がタンク上部22の左右両側面221,222および後面223に面接触するようになっている。これにより、洗浄水がステンレスパネル3に当たって跳ね返される時に生じる水跳ね音を小さく抑えることができる。また、ステンレスパネル3の左右両側面31,32および後面33の強度を増すことができる。そのうえ、座押し部311,321,331は簡単に形成することができるから、このような座押し部311,321,331を形成したことによって、食器洗い機のコストが高くなるというおそれはない。
【0031】
さらに、この実施形態では、ステンレスパネル3の天面34に形成された凹部341内に防震板が配置されているので、ステンレスパネル3の天面34で生じる水跳ね音を小さく抑えることができる。
この発明の一実施形態の説明は以上のとおりであるが、この発明は、他の形態で実施することもできる。たとえば、上述の実施形態では、薄型の食器洗い機を例にとって説明したが、平面視においてほぼ正方形状の外形を有する食器洗い機に本発明が適用されてもよい。
【0032】
また、上述の実施形態では、キャビネット1の開口11を開閉するための扉が、2枚の上扉4および下扉5で構成されているとしたが、たとえば、開口11の端縁に沿って設けられた回動軸を中心に回動することにより開口11を開閉する1枚の扉で構成されていてもよい。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る食器洗い機の構成を示す断面図である。
【図2】樹脂タンクおよびステンレスパネルの正面図である。
【図3】ステンレスパネルの天面と後面との結合部分の構成を示す断面図である。
【図4】ステンレスパネルの下端縁の構成を示す断面図である。
【図5】ステンレスパネルを樹脂タンクに取り付ける途中の状態を示す断面図である。
【図6】ステンレスパネルを樹脂タンクに取り付けた状態を示す断面図である。
【符号の説明】
2 樹脂タンク
21 タンク下部
22 タンク上部(樹脂タンクの洗浄水が当たる部分)
226 溝
3 ステンレスパネル
31,32 側面
33 後面
34 天面
311,321,331 座押し部
342 傾斜面
35,36 ステンレス板
6 洗浄室

Claims (8)

  1. 洗浄水を吹き付けて食器を洗浄する食器洗い機であって、
    外形を形成するキャビネットと、
    キャビネット内に収容され、合成樹脂材料を用いて一体的に形成された樹脂タンクと、
    この樹脂タンクのタンク上部の内面に取り付けられたステンレスパネルとを含み、
    前記樹脂タンクおよびステンレスパネルで囲まれる空間が、洗浄すべき食器を収容するための洗浄室とされていることを特徴とする食器洗い機。
  2. 前記ステンレスパネルは、ステンレス板を用いて、前記樹脂タンクのタンク上部の内面に対応した形状に形成したものであり、
    前記ステンレスパネルの側面および後面には、内側から押して変形させることにより、その周囲の部分よりも一段外側に窪んで座押し部が形成されていることを特徴とする請求項1記載の食器洗い機。
  3. 前記ステンレスパネルは、ステンレス板で形成された側面、天面および後面を有しており、
    前記ステンレスパネルの側面および天面を形成するステンレス板と後面を形成するステンレス板とは、互いの端縁付近とを重ね合わせて、この重ね合わせ部分を一方のステンレス板を内側に巻き込むように折り返し、この折り返し部分をかしめることにより結合されていることを特徴とする請求項1または2記載の食器洗い機。
  4. 前記折り返し部分は、前記ステンレスパネルの外側に設けられていることを特徴とする請求項3記載の食器洗い機。
  5. 前記樹脂タンクの内面には、前記折り返し部分に対向する部分に、当該折り返し部分を収容可能な溝が形成されていることを特徴とする請求項4記載の食器洗い機。
  6. 前記ステンレスパネルは、ステンレス板で形成された側面、天面および後面を有しており、
    前記ステンレスパネルの天面には、前記ステンレスパネルを前記樹脂タンク内に挿入する際に、当該ステンレスパネルを所定の取付位置に案内するための案内面が形成されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の食器洗い機。
  7. 前記ステンレスパネルは、ステンレス板を用いて、前記樹脂タンクのタンク上部の内面に対応した形状に形成したものであり、
    前記ステンレスパネルの側面および後面の下端縁は、外側に折り返されて密着曲げされていることを特徴とする請求項1に記載の食器洗い機。
  8. 前記樹脂タンクには、前記洗浄室内に食器を出し入れするための開口部が形成され、この開口部の上端縁および両側端縁に沿ってパッキンが取り付けられており、
    前記ステンレスパネルは、ステンレス板を用いて、前記樹脂タンクのタンク上部の内面に対応した形状に形成したものであり、ステンレスパネルの前端縁が前記パッキンに密着した状態に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の食器洗い機。
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